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| − | {{基礎情報 会社
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| − | | 社名 = ファナック株式会社
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| − | | 英文社名 = FANUC Corporation
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| − | | ロゴ = [[ファイル:Fanuc logo.svg]]
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| − | | 画像 = [[File:FANUC_LTD._Tsukuba_branch.jpg|250px]]
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| − | | 画像説明 = 筑波支店（茨城県つくば市）{{Efn|壁も建物も車も会社カラーの黄色。}}
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| − | | 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
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| − | | 市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 6954 | 1976年11月4日}}
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| − | | 略称 =
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| − | | 国籍 = {{JPN}}
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| − | | 本社郵便番号 = 401-0597
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| − | | 本社所在地 = [[山梨県]][[南都留郡]][[忍野村]]<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/outline.html |title=会社概要 - ファナック |date= |accessdate=2016-6-26}}</ref>忍草字古馬場3580<br />
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| − | <small>{{ウィキ座標度分秒|35|26|43.8|N|138|50|34.1|E|region:JP-19_type:landmark|display=inline,title}}</small>
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| − | | 設立 = [[1972年]]<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/outline.html |title=会社概要 - ファナック |date= |accessdate=2016-6-26}}</ref>[[5月12日]]<br />（富士通ファナック株式会社）
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| − | | 業種 = 3650
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| − | | 統一金融機関コード =
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| − | | SWIFTコード =
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| − | | 事業内容 = 工作機械用NC装置、多関節ロボット
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| − | | 代表者 = [[稲葉善治]]（[[代表取締役]][[会長]]兼[[最高経営責任者|CEO]]）<br />[[山口賢治]]（代表取締役[[社長]]兼[[最高執行責任者|COO]]）<br />[[内田裕之]]（代表取締役副社長兼[[最高技術責任者|CTO]]）<br />[[権田与志広]]（代表取締役副社長兼[[最高財務責任者|CFO]]）
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| − | | 資本金 = 690億円<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/outline.html |title=会社概要 - ファナック |date= |accessdate=2016-6-26}}</ref>
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| − | | 発行済株式総数 = 2億407万2715株
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| − | | 売上高 = 連結：6234億1800万円<br />単独：4574億7900万円<br />（2016年3月期）
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| − | | 経常利益 = 連結：2293億6100万円<br />単独：1902億4200万円<br />（2016年3月期）
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| − | | 純利益 = 連結：1597億円<br />単独：1400億8400万円<br />（2016年3月期）
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| − | | 純資産 = 連結：1兆3349億1000万円<br />単独：1兆1288億700万円<br />（2016年3月期）
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| − | | 総資産 = 連結：1兆5128億9500万円<br />単独：1兆2310億5400万円<br />（2016年3月期）
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| − | | 従業員数 = 連結：6327人<br />単独：3042人<br />（2016年3月期）
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| − | | 決算期 = 3月31日
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| − | | 主要株主 = ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー 7.67 %<br />[[日本マスタートラスト信託銀行]] 6.89 %<br />[[日本トラスティ・サービス信託銀行]] 4.55 %<br />[[バンク・オブ・ニューヨーク・メロン|ザ・バンク・オブ・ニューヨーク・メロン]] SANV 2.15 %<br />CBNYガバメント・オブ・ノルウェー 1.84 %<br />[[BNPパリバ証券]] 1.52 %<br />シティバンク, N. A.NYアズディポジタリーバンクフォーディポジタリーシェアホルダーズ 1.46 %<br />ステート・ストリート・バンク・ウエスト・クライアント・トリーティー 1.03 %<br />（2015年3月31日現在）<ref>[http://www.ullet.com/ファナック/大株主 ファナック[6954] - 大株主 | Ullet（ユーレット）]</ref>
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| − | | 主要子会社 = FANUC America Corporation<br />FANUC Europe Corporation<br />ファナックサーボ株式会社<br />ファナックパートロニクス株式会社<br />ファナック機電株式会社 ほか
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| − | | 関係する人物 = [[稲葉清右衛門]]（創業者）
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| − | | 外部リンク = {{URL|http://www.fanuc.co.jp}}
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| − | }}
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| − | '''ファナック株式会社'''（英：FANUC Corporation）は、日本の[[日本の企業一覧 (電気機器)|電気機器]]メーカー。社名のFANUCは「'''F'''uji '''A'''utomatic '''NU'''merical '''C'''ontrol」の[[頭字語]]<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/news/pdf/fanucnews2015iii.pdf |title=FANUC News 2015 |date= |accessdate=2016-6-24}}</ref>。[[ファクトリー・オートメーション|工場の自動化]]設備に特化したメーカーで、[[工作機械]]用[[CNC]]装置で世界首位(国内シェア7割、世界シェア5割)、[[産業用ロボット]]でも世界首位(世界シェア2割)。日本ロボット工業会は2018年度に売り上げ総額が1兆円を超える成長産業であるが、[[安川電機]]、[[ABBグループ]]、[[クーカ]]、[[川崎重工業|川崎重工]]と並ぶ世界5大産業用ロボットメーカーによりその売り上げを支えている。ファナックはそののひとつ<ref>{{Cite web|url=http://asahi.gakujo.ne.jp/common_sense/morning_paper/detail/id=302 |title=産業用ロボット世界一は日本の地方企業|publisher=朝日学情ナビ|date=2013-07-18 |accessdate=2017-03-25}}</ref>であり、[[2011年]]には[[TOPIX Core30]]銘柄に加えられた。日本の[[大企業]]として珍しく村に本社を構えており（[[山梨県]][[南都留郡]][[忍野村]]<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/outline.html |title=会社概要 - ファナック |date= |accessdate=2016-6-26}}</ref>）、[[富士山]]麓の広大な敷地には本社機能のほか、研究所、工場、厚生施設などが集約されている<ref>{{Cite web|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/outline.html|title=会社概要 - ファナック|accessdate=2016-6-26|date=}}</ref>。かつて[[古河グループ]]に属していたが、最近では独立性が高まっている。 | + | '''ファナック株式会社'''（英：FANUC Corporation） |
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| − | == 沿革 ==
| + | コンピュータ数値制御 CNC装置メーカー。世界シェア5割，国内では7割を握る。 1972年富士通の全額出資で富士通ファナックとして設立。 82年現社名に変更。 84年には基礎研究所を設立した。当初は電気・油圧パルスモータ，その後は直流サーボモータを軸に CNC装置を開発。 CNC放電加工機，産業用ロボット，プラスチック射出成形機も手がける。産業用ロボットでは，アメリカのゼネラル・モーターズと提携。売上構成比は，FA部門 63%，ロボット部門 31%，サービス6%。年間売上高 2260億 7000万円 (連結。うち輸出 45%) ，資本金 690億 1400万円，従業員数 2112名 (1999) 。 |
| − | * [[1956年]] - 日本で民間初のNCとサーボの開発に成功した。
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| − | * [[1972年]] - 5月、[[富士通]]の計算制御部から、富士通の[[子会社]]として独立した。当時の社名は「富士通ファナック株 式会社」であった。
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| − | * [[1976年]] - 11月、[[東京証券取引所]]2部に上場した。
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| − | * [[1977年]] - 米国に現地法人FANUC AMERICA CORPORATIONを設立した。
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| − | * [[1982年]] - 7月、社名を「ファナック株式会社」に変更した。
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| − | * [[1983年]] - 9月、東京証券取引所1部に上場した。
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| − | * [[1984年]] - 7月、[[明仁親王]](当時)が会社を視察した。
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| − | * [[1985年]] - FANUC Series 0が完成した。
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| − | * [[1986年]] - [[10月13日]]、[[昭和天皇]]が本社に[[行幸]]した。
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| − | * [[1986年]] - 米国[[ゼネラルエレクトリック]]社との共同出資により、GE Fanuc Automation Corporation を設立した。
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| − | * [[1987年]] - 炭酸ガスレーザを開発した。
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| − | * [[1991年]] - ドイツに現地法人FANUC EUROPE GmbH を設立した。
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| − | * [[1992年]] - 合弁会社FANUC INDIA PRIVATE LIMITED、合弁会社北京ファナック有限公司を設立した。
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| − | * [[2000年]] - ファナック厚生年金基金を設立した。
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| − | * [[2003年]] - FANUC VIETNAM LIMITEDを設立した。
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| − | * [[2012年]] - ファナック健康保険組合を設立した。
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| − | * [[2015年]] - 協働ロボットCR-35iAが完成した。ファイバレーザが開発された。
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| − | * [[2016年]] - [[6月1日]]、[[栃木県]][[壬生町]]工場が竣工<ref>{{Cite web|url=https://www.facebook.com/mibutown.smile/posts/819643734835453|title=壬生町長のすまいるとーく|publisher=[[facebook]]|format=|date=|accessdate=2016-08-28}}</ref>。
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| − | * [[2016年]] - [[6月29日]]、稲葉善治社長が会長兼CEOに退き、山口賢治副社長が社長兼COOに昇格<ref>{{cite news |title=ファナック社長に47歳山口氏 稲葉氏は会長兼CEO|author= |agency=|publisher=日本経済新聞 |date=2016-4-27 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ27HFA_X20C16A4000000/|accessdate=2016-7-7}}</ref>。
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| − | * [[2018年]] - 1月、[[日立製作所]]および[[Preferred Networks]]と、合弁会社Intelligent Edge Systemの設立に合意し た。
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| − | * [[2018年]] - 3月、[[ライフロボティクス]]の全株式を買収し、完全子会社化した<ref>"[https://liferobotics.com/20180209/ 当社の株式譲渡に関するお知らせ - ライフロボティクス]", 2018年3月4日閲覧</ref>。
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| − | * 2018年 - 6月までに法人としてのライフロボティクスを[[解散]]、同社製であったCOROの販売を中止し、以後既販売分を回収して自社製品へ無償交換する<ref name="回収">{{Cite news|title=［特報］《日経Robo》ファナックが買収先の協働ロボを回収し自社製に交換、稲葉会長に真相を聞いた|newspaper=日経 xTECH/日経Robotics【有料記事】|date=2018-06-26|url=http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/rob/18/00003/062500008/|accessdate=2018-07-11}}</ref>。
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| − | == 技術・製品 ==
| + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| − | 主力商品は、工作機械用[[CNC]]装置や[[産業用ロボット]]である。研究開発に力を入れており、全従業員の約3分の1を研究員が占めている{{R|:0}}。特許競争力も高い{{R|patent_nc}}<ref name="patent_plr">[http://www.patentresult.co.jp/news/2012/02/robo3.html パラレルリンク型産業用ロボット 特許総合力トップ3はジェイテクト、ファナック、村田機械（2012年2月20日）]、2014年2月12日閲覧。</ref><ref name="patent_6axis">[http://www.patentresult.co.jp/news/2012/02/robo.html 垂直多関節型産業用ロボット 特許総合力トップ3はファナック、安川電機、パナソニック（2012年2月14日）]、2014年2月12日閲覧。</ref>。
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| − | 「壊れない、壊れる前に知らせる、壊れてもすぐ直せる」というスローガン<ref>"[http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/advertise/2014/20141222kowarenai.html 壊れない 壊れる前に知らせる 壊れてもすぐ直せる - ファナック]", 2018年3月4日</ref>にあるように、製品の信頼性の高さを売りにしており、2016年には面積2万2000平方メートルという大規模な信頼性評価施設を新設した<ref>"[https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00393762 ファナック、信頼性評価施設を集約・拡充−来月から大型施設で知見共有 - ファナック]", 2018年3月4日閲覧</ref>。機械が故障する前に保守を行えるようにするために、故障予知技術の開発にも取り組んでいる<ref>"[http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/12/news048.html 止めない工場への第一歩、ファナックがFIELD systemで描く世界 - MONOist]", 2018年3月4日閲覧</ref>。また、全ての製品の「生涯保守」を宣言しており<ref>"[http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/news/pdf/fanucnews2015i.pdf ファナックニュース2015-I]", p3, 2018年3月4日</ref>、たとえ30年以上前に作られた製品であっても、ユーザが使い続ける限り修理できる体制を整えている。
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| − | === CNC、モータ ===
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| − | 工作機械用[[コンピュータ数値制御|CNC]]装置では世界シェアの半数を占めており、特許総合力でも2位に評価されている<ref name="patent_nc" />。競合している企業は[[ドイツ]]の[[シーメンス]]や[[三菱電機]]（メルダス）、[[安川電機]]（ヤスナック）である。工作機械の制御の中核を成す[[サーボモータ|サーボモーター]]とCNCを一社で販売し、NCプログラミングにおいて日本国内のGコード{{Efn|NC工作機械の制御コードの事であり、ビデオ予約のGコードとは別物。}}の[[デファクトスタンダード]]を押さえたことが強みとなっている。
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| − | 主に工作機械の送り軸に使われる[[同期電動機|同期モータ]]、主軸に使われる[[誘導電動機|誘導モータ]]も開発・販売しており、黒いボディと赤い[[ロータリエンコーダ|エンコーダ]]カバーが同社製の目印となっている<ref>{{Cite web|url=https://www.fanuc.co.jp/ja/product/servo/f_acsm_ai.html|title=高速・高精度・高効率のナノ制御サーボ|accessdate=2018年3月23日|publisher=ファナック}}</ref>。DCモーターに限ってはエンコーダカバーが黄色である。また、ビルトインモータ、[[リニアモーター|リニアモータ]]もラインナップしている<ref>{{Cite web|url=https://www.fanuc.co.jp/ja/product/fa/index.html#product-list-item02|title=FA - 商品紹介|accessdate=2018年3月23日|publisher=ファナック}}</ref>。
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| − | === レーザ ===
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| − | 金属加工用の[[炭酸ガスレーザー|炭酸ガスレーザ]]では世界トップクラスの高いシェアを占めている。近年[[ファイバーレーザー|ファイバレーザ]]にも参入し、同社の[[コンピュータ数値制御|CNC]]装置や[[産業用ロボット]]との連携機能を強化することで、シェアの拡大を図っている。2015年には[[古河電気工業]]との合弁会社FFレーザを設立した<ref>“[https://newswitch.jp/p/4258 ファナック、ファイバーレーザーの新工場に100億円投資 - 日刊工業新聞]”, 2018年3月4日閲覧</ref>。
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| − | また、2017年には金属[[3Dプリンター]]向けの中核ユニットへの参入が報道された<ref>“[https://newswitch.jp/p/11464 ファナックが金属3Dプリンター参入 - 日刊工業新聞]”, 2018年3月4日</ref>。[[コンピュータ数値制御|CNC]]、ファイバレーザ発振器、（レーザを導く）スキャナを[[ワン・ストップ・サービス|ワンストップ]]で提供することで、高い造形精度や生産性を実現できるとしている。
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| − | === ロボット ===
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| − | [[産業用ロボット]]においても高い技術力を持ち{{Sfn|小島利夫|1998}}、[[アーク溶接]]や[[スポット溶接]]、パレタイジングに用いられる[[垂直多関節ロボット]]に強く、大型の機種も揃える。基幹部品である制御装置と[[サーボモータ]]は内製化されている。特許競争力も垂直多関節ロボットではトップの実力を持つ{{R|patent_6axis}}。[[2005年]]には視覚や力覚を持つ知能ロボットを投入し<ref>榊原伸介「[https://doi.org/10.1299/jsmemag.109.1051_468 産業用知能ロボット]」、『日本機械学会誌』第109巻第1051号、2006年6月、468-469頁。</ref>、セル生産システム<ref>{{Cite journal|和書|title=人間・ロボット協調型セル生産組立システムの開発|author=森岡昌宏|journal=日本ロボット学会誌|volume=27|number=10|year=2009|pages=1088-1091|url=https://doi.org/10.7210/jrsj.27.1088}}</ref><ref>{{Cite journal|和書|title=（事例紹介）複数台のM-430iAのビジュアルトラッキングによる高速ハンドリング|author=稲葉善治、二瓶亮、田村敏功、榑林秀倫、田中康好|journal=日本ロボット学会誌|volume=27|number=1|year=2009|pages=37-38|url=https://doi.org/10.7210/jrsj.27.37}}</ref>等も実現している。
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| − | 近年は[[パラレルリンクロボット]]である「ゲンコツロボット」<ref>{{Cite journal|和書|title=ゲンコツ・ロボットとその適用事例|author=榊原伸介|journal=日本ロボット学会誌|volume=30|number=2|year=2012|pages=154-156|url=https://doi.org/10.7210/jrsj.30.154}}</ref>を投入しており、[[パラレルリンクロボット]]の特許競争力も総合2位に評価されている{{R|patent_plr}}。2015年に発売したM-2000iAは、2.3 tという世界最大の可搬重量を誇る6軸垂直多関節ロボットであり<ref>{{Cite web|url=https://www.fanuc.co.jp/ja/product/catalog/pdf/robot/RM-2000iA(J)-06.pdf|title=RM-2000iA(J)-06.pdf|accessdate=2018年3月23日|publisher=ファナック}}</ref>、世界で唯一完成車を持ち上げることが可能である。2017年に発表された[[水平多関節ロボット|スカラロボット]]は後発となるが、業界最高の搬送速度を誇る<ref>"[https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00452638 ファナック、スカラ型ロボット来月投入 生産ラインの選択肢増やす - 日刊工業新聞]", 2018年3月4日閲覧</ref>。
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| − | 2015年には、協働ロボットのCR-35iAを発表した<ref>"[http://www.fanuc.co.jp/ja/product/new_product/2015/201503_kyoudourobot.html 協働ロボット CR-35''i''A - ファナック]", 2018年3月4日閲覧</ref>。産業用ロボットは法律上、安全柵で囲って使用しなければならないが、人に接触すると停止する機能を備えた協働ロボットは、安全柵で囲む必要がない。そのため、人とロボットが共存する柔軟な製造ラインを組める。CR-35iAは、協働ロボットの中では業界最高の35kg可搬を実現している。同社のロボットの多くは、コーポレートカラーである黄色に塗装されているが、協働ロボットは見た目ですぐに安全だと分かるように、緑色に塗装されているのが特徴。
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| − | また、ファナックのほぼ全ての商品は国内で開発・製造されているが、防爆仕様の塗装用ロボットだけは例外的に米国子会社のFANUC Americaで開発・製造されている<ref>"[https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00400283?isReadConfirmed=true ファナック、塗装ロボット 日本で再参入 - 日刊工業新聞]", 2018年3月4日</ref>。
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| − | === ロボマシン ===
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| − | [[ロボドリル]]（小型切削加工機）、[[ロボショット]]（電動射出成形機）、[[ロボカット]]（ワイヤカット放電加工機）、[[ロボナノ]]（超精密ナノ加工機）は総称してロボマシンと呼ばれている。ロボマシンの制御には同社製の[[CNC]]と[[サーボモータ]]が用いられている。ロボドリルは[[iPhone]]の[[筐体]]加工に用いられたため、[[iPhone]]の人気により需要が急増し、2010年代前半のファナックの業績を大きく押し上げた<ref>{{Cite web|title=iPhone”特需”の波に乗るファナック|url=http://toyokeizai.net/articles/-/36425|author=東洋経済ONLINE|accessdate=2016-10-09}}</ref>。
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| − | === FIELD system ===
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| − | 2016年4月には製造業向け[[IoT]]プラットフォームである「[[FIELD system|FANUC Intelligent Edge Link and Drive (FIELD) system]]」の開発を発表した<ref>{{Cite news|title=製造業のリーダー企業によるコラボレーション|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/whatsnew/notice/osirase20160418.html|publisher=ファナック|accessdate=2016-10-09}}</ref>。FIELD systemを導入することで、複数台のロボットの学習情報を共有して学習時間を短縮したり、機械に取り付けられたセンサの情報をディープラーニングで解析することで故障予知が可能になるとしている。FIELD systemの発表当初から米[[シスコシステムズ]]、米[[Rockwell Automation]]、東大発ベンチャー企業の[[Preferred Networks]]が開発に加わっており、さらに同年7月には[[NTT]]が<ref>{{Cite news|title=IoTにより製造・生産の最適化を実現する FIELD system の早期確立とサービス運用開始にむけた協業に合意|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/whatsnew/notice/osirase20160728.html|publisher=ファナック|accessdate=2016-10-09}}</ref>、同年10月には[[NVIDIA]]が加わった<ref>{{Cite news|title=ファナック、NVIDIAのAIプラットフォームで未来の工場づくりへ|url=http://www.fanuc.co.jp/ja/whatsnew/notice/osirase20161005.html|publisher=ファナック|accessdate=2016-10-09}}</ref>。2016年8月には、FIELD systemに参画するパートナー企業向けイベント「FIELD system Partner Conference」が開催され、[[トヨタ自動車]]や[[日立製作所]]、[[本田技研工業]]など約200社が参加した<ref>{{Cite news|title=ファナックが工場向けIoTプラットフォームのイベント、トヨタや日立など約200社が参加|url=http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/082902499/|publisher=IT pro|accessdate=2016-10-09}}</ref>。
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| − | 2018年1月31日には、[[日立製作所]]および[[Preferred Networks]]と、合弁会社Intelligent Edge Systemの設立に合意した<ref>"[http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/01/0131f.html インテリジェント・エッジ・システムの開発に向けた合弁会社の設立に合意 - 日立製作所]", 2018年3月4日閲覧</ref>。日立製作所のOT、IT技術を取り込むものと見られる。
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| − | <gallery>
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| − | ファイル:Arc-welding.jpg|アーク溶接ロボット
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| − | ファイル:Mirror Button Application.JPG|パレタイジング適用事例
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| − | ファイル:Pallet cheker.gif|大型ロボット活用事例
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| − | |パラレルロボット
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| − | </gallery>
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| − | == 特徴 ==
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| − | === 高シェア・高利益率企業 ===
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| − | ファナックは、[[工作機械]]用[[コンピュータ数値制御|CNC]]（コンピューター数値制御）装置や産業用ロボットなどのシェアで群を抜く企業である。CNC装置においては世界シェアの約50%を有すると言われ、国内シェアは実に70%に達する。産業用ロボットにおいても世界シェアの18.5%を握り、こちらも世界首位である<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01IC0_T00C16A7MM8000/?n_cid=SPTMG002 |title=日本勢11品目でシェア首位 15年調査、先端部品・素材強み|author= |agency= |publisher=日本経済新聞 電子版 |date= |accessdate=2016-10-8}}</ref>。[[サーボモータ]]やビジョンセンサなどの内製化や、自社工場内での自社製産業用ロボットの効率的な活用により、競合他社に対して圧倒的競争優位を示している。2017年度の業績予想は、売上高7160億円、営業利益2249億円としており、営業利益率は31.4%という製造業屈指の高水準である<ref>[http://www.fanuc.co.jp/ja/ir/announce/pdf/reference201712.pdf 2017年度 決算説明会資料]p9</ref>。
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| − | 技術流出防止などの目的で国内生産にこだわっており、半製品から組立を行ってる中国拠点を除き<ref>1995年8月17日[[日経産業新聞]]7頁「岐路のガリバー・忍野村からアジアへ」</ref><ref>{{Cite journal|title=国内工場新設に500億円､ファナックの成算|author=中川雅博|journal=東洋経済新聞|url=http://toyokeizai.net/articles/-/47080}}</ref>、[[山梨県]]の本社工場でほぼ全量を生産している。海外への販売比率は8割であり、中国や韓国への輸出が多いが、円建て決済を取り入れているため、為替の円高の影響を受けにくい。
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| − | また、創業以来「技術を磨くことに集中して財テクには手を出さない」という方針を守り続けている<ref>"[https://japan.zdnet.com/article/35060356/ ファナック株急騰が意味すること--自社株買い実施企業に注目 - ZD Net Japan]", 2018年3月4日閲覧</ref>。その方針と高利益を上げ続けたことが相まって、2015年には、ネットキャッシュ{{Efn|財務健全性を示す指標の一つ。現預金と短期保有の有価証券の合計額から、有利子負債を差し引いた額である。}}が日本企業で当時最高の9,356億円に上った<ref>"[http://toyokeizai.net/articles/-/96373 ｢金持ち企業｣トップ500社【2015年版】 - 東洋経済]", 2018年3月4日</ref>。しかし、2016年はネットキャッシュが8,316億円で日本企業で4位<ref>"[https://toyokeizai.net/articles/-/149310?page=2 ｢金持ち企業｣トップ500社【2016年版】- 東洋経済]", 2018年5月27日</ref>、2017年は7,743億円で日本企業で5位と減少傾向にある<ref>"[https://toyokeizai.net/articles/-/199095?page=2 最新！これが｢金持ち企業｣トップ500社だ - 東洋経済]", 2018年5月27日</ref>。
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| − | === ファナックアカデミ（旧・ファナック学校→ファナックトレーニングセンタ） ===
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| − | ファナックアカデミは、NC工作機械やロボットを扱うユーザー向けの研修施設である。以下の3つの課がある<ref name="fanuc_school">[http://www.fanuc.co.jp/ja/training/index.htm 研修のご案内 - ファナック], 2018年3月4日閲覧</ref>。
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| − | * FA課
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| − | * ロボット課
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| − | * ロボマシン課
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| − | 2～5日間で学べる多くのコースが用意されており、宿泊施設も備える。現在は本社地区のほか、名古屋分校がある{{R|fanuc_school}}。また、以前はファナック・ロボット学校が[[大分県]]に設置されていた<ref>{{Cite journal|和書|author=稲葉肇、小島利夫|title=ファナック・ロボット学校|journal=日本ロボット学会誌|volume=16|number=4|year=1998|pages=444-446|url=https://doi.org/10.7210/jrsj.16.444}}</ref>。
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| − | === 曙館 ===
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| − | [[1986年]]10月13日に[[昭和天皇]]が行幸した際の記念碑<ref>[http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/history/index.html ファナックの歴史]、2014年1月6日閲覧。</ref>、及び近代化の歴史資料等が収められている<ref>[http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/culture/akebonokan.html ファナック曙館]、2014年1月6日閲覧。</ref>。
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| − | === 株主 ===
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| − | 親会社であった[[富士通]]が徐々に持株比率を低下させたことにより、同社の関連会社ではなくなっていた。[[2009年]]8月にファナックによる自己株式取得に応じて富士通保有の全株式 (5%) が譲渡され、完全に独立することとなった。
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| − | | |
| − | 富士通に次いで4.43%を有していた同じく古河グループの[[富士電機]]も[[2010年]]5月に大多数を売却し、古河グループとの関係性が薄くなった。
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| − | 2016年7月29日、日本の公的年金を運用する[[年金積立金管理運用独立行政法人]]（GPIF）が2015年3月末時点で保有していた株式や債券の銘柄を公表した。その中にはファナックの株式が、当時の時価総額で3,679 億円分含まれていた<ref>"[http://www.gpif.go.jp/topics/2016/pdf/0729_kaiken_siryou.pdf 2015（平成27）年度 業務概況書 会見 - 年金積立金管理運用独立行政法人]", p15, 2018年3月4日閲覧</ref>。
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| − | === コーポレートカラー ===
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| − | ファナックの[[コーポレートカラー]]は[[黄色]]である。商品、建物、従業員の制服、社宅、独身寮、ホームページの背景、営業車から[[原付]]、社有のバス、トラック、更にはテーブルクロス、箸袋までが黄色になっている。黄色がコーポレートカラーになった由来は、ファナックが富士通の一事業部だった時代に、富士通が事業部ごとの報告書等を区別しやすいように色分けしており、富士通ファナック（当時）に黄色が割り当てられたこととされる。実質創業者の[[稲葉清右衛門]]は、黄色を使う会社がとても少なく、目立つ色であり、「皇帝の色」（中国の故事からと、NC装置シェアで世界一であることから）、「気違いの色」（周囲からそう言われるほど、NCの開発に夢中になっていたことから）、「要注意の色」（需要動向などに非常に注意深いことから）という意味を持つことから黄色を気に入り、徹底的に使うようになった{{Sfn|貫井健|1982|pp=157-160}}。
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| − | 本社の建物は[[国立公園]]内にあるため、景観の保護等の制約で一部建物は黄色でないものもある{{Sfn|貫井健|1982|pp=157-160}}。
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| − | === ファナックの森 ===
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| − | ファナックの本社は、富士山の麓、海抜1000メートルの森の中に位置している{{R|:0}}。ここには各種工場、研究所、社員用施設などがあり、会社の機能のほぼ全てが集約されている。周辺52万坪に広がる森は「ファナックの森」と呼ばれており{{R|:0}}、会社のすぐ近くに[[リス]]、[[ウサギ]]、[[シカ]]、[[タヌキ]]、[[キツネ]]といった野生動物が生息している。森には「ファナック通り」という通り<ref>{{Cite web|url=http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150604/283890/?P=3|title=黄色い最強製造業、ファナックの謎|accessdate=2018年3月23日|publisher=日経ビジネスONLINE}}</ref>や「ファナック前」というバス停もある。
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| − | 日野からの本社移転の際には自然保護のため、森の木は一本も切らずに全て移植された。工場の向きがまちまちなのは、なるべく移植する木を減らすためである。とりわけロボットシステム工場の建設時には2000坪に広がる木とその下の腐葉土を、膨大な費用を費やして300メートル移動させるという、大規模な工事がなされた{{Sfn|稲葉清右衛門|2002|pages=62-67}}。
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| − | 施設を覆う柵は、英国[[スコットランド]]、エディンバラの[[ホリールード宮殿]]にあるメアリー女王の浴室脇のフェンスを参考にしてデザインされており、「最新鋭の技術と森の自然を守る」という意味が込められている<ref>{{Cite article |title=黄色い最強製造業、ファナックの謎 知られざる注目企業で記者が見た驚きの光景 |author= |agency= |publisher=日経ビジネス |url=http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150604/283890/?P=3 |date=2015-06-08 |accessdate=2016-10-27}}</ref>。
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| − | === ウェブサイト閉鎖・IRへの特異的姿勢 ===
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| − | [[2011年]]1月から7月まで、日本語版（日本法人）のウェブサイトを閉鎖し、東証1部上場で2011年3月期に連結4,462億円を売り上げた大企業としては異例ともいえる状況となっていた<ref name="website">会社四季報2011年3集（[[東洋経済新報社]]、2011年6月）1173頁、[http://diamond.jp/articles/-/12576 ホームページを閉鎖したファナックの超強気経営] ダイヤモンド・オンライン2011年6月7日付。</ref>。現在はウェブサイトを見ることができる。また、証券アナリストや記者を対象とした2011年3月期決算説明会を中止にした<ref name="website" />。2013年新春号の四季報では、「IR不全」との見出しが付けられ「対面及び電話の個別取材不可、書面問い合わせにも沈黙貫く」と記載された<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASH3T551TH3TULFA01Z.html ファナック株急騰 「IR不全」から対話へ転換]</ref>。
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| − | === 役員の変動と創業者の解任 ===
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| − | [[2013年]]、[[社外取締役]]が導入された他、35歳の[[稲葉清典]]が[[取締役]]に就任した<ref name="nikkei2013">{{Cite news |title=ファナック、35歳取締役を起用 名誉会長の孫 |author= |agency= |publisher=日本経済新聞 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD07089_X00C13A6TJ1000/ |date=2013-06-07 |accessdate=2013-12-14}}</ref>。[[稲葉清右衛門]][[相談役]]・[[名誉会長]]が経営本部長、研究本部長、及び関連会社の代表から“解任”されるというニュースが世間を騒がせた<ref name="toyo2013">{{Cite news |title=ファナック“大異変”カリスマついに引退 ベールに包まれた超優良企業で、創業以来の変化 |author= |agency= |publisher=東洋経済オンライン |url=http://toyokeizai.net/articles/-/26736 |date=2013-12-22 |accessdate=2013-12-23}}</ref>。
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| − | === 富士山と事業リスク ===
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| − | [[富士山]]直下に本社、研究所、工場、厚生施設などが立地しているため、[[2011年]]の[[東日本大震災]]以降、危機的状況にあるという指摘もある[[富士山の噴火史|富士山噴火]]や[[南海トラフ巨大地震]]（南海トラフ巨大地震に際して富士山が[[山体崩壊]]した場合<ref>{{Cite news|url=http://www.4billybobteeth.com/富士山噴火の可能性と被害予測の修正発表/|title=富士山噴火の可能性と被害予測の死者数最大40万人に|newspaper=|publisher=防災対策Navi|date=|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170315152126/http://www.4billybobteeth.com/富士山噴火の可能性と被害予測の修正発表/|archivedate=2017-03-15|deadurldate=}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://news.yahoo.co.jp/byline/tatsumiyoshiyuki/20170710-00073028/|title=「山体崩壊」、大噴火だけではない富士山の脅威|author=[[巽好幸]]|newspaper=|publisher=[[Yahoo!ニュース]]|date=2017-07-10|archiveurl=https://archive.is/ONxQh|archivedate=2018-05-17|deadurldate=}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.news-postseven.com/archives/20120204_85040.html|title=富士山噴火で首都圏の携帯電話通話不可、飢饉に陥る恐れも|author=|newspaper=[[女性セブン]]|publisher=[[小学館]]|date=2012-02-04|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150519032536/http://www.news-postseven.com/archives/20120204_85040.html|archivedate=2015-05-19|deadurldate=}}</ref>）が発生した場合に被害を予想する意見がある<ref>{{Cite news|url=https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2010-11-24/LCDBPS0D9L3501|title=富士のふもとの「マイクロソフト」－高利益率と秘密厳守のファナック|author=|newspaper=|publisher=[[ブルームバーグ (企業)|ブルームバーグ]]|date=2010-11-24|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180517192642/https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2010-11-24/LCDBPS0D9L3501|archivedate=2018-05-17|deadurldate=}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://shikiho.jp/tk/news/print/0/123877|title=大地震の｢テールリスク｣に､投資家はどう備えるべきか?|author=[[菊池誠一]]|newspaper=[[四季報オンライン]]|publisher=[[東洋経済新報社]]|date=2016-06-22|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170412222319/https://shikiho.jp/tk/news/print/0/123877|archivedate=2017-04-12|deadurldate=}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://biz-journal.jp/2016/01/post_13300_4.html|title=平均年収1300万、異常な高収益、超秘密主義のあの企業が窮地！中国＆富士山リスク?|author=|newspaper=[[Business Journal]]|publisher=|date=2016-01-15|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170417195715/http://biz-journal.jp/2016/01/post_13300_4.html|archivedate=2017-04-17|deadurldate=}}</ref>。
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| − | == 組織 ==
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| − | === 事業部等 ===
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| − | * 経営統括本部
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| − | * 研究統括本部
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| − | * FA事業本部
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| − | ** ハードウェア研究所
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| − | ** ソフトウェア研究所
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| − | ** サーボ研究所
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| − | ** レーザ研究所
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| − | * ロボット事業本部
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| − | ** ロボット研究所
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| − | * ロボマシン事業本部
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| − | ** ロボドリル研究所
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| − | ** ロボショット研究所
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| − | ** ロボカット研究所
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| − | ** ロボナノ研究所
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| − | * 製造統括本部
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| − | * サービス統括本部
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| − | | |
| − | === SR部 ===
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| − | [[2015年]]3月、SR (Shareholder Relations) 部を設立した<ref>[http://www.fanuc.co.jp/ja/ir/announce/pdf/notice20150324.pdf SR（Shareholder Relations）部の新設について]</ref>。
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| − | | |
| − | == 事業所 ==
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| − | *本社・支社
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| − | :本社（[[山梨県]][[南都留郡]][[忍野村]]）、日野支社（[[東京都]][[日野市]]）
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| − | *工場
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| − | :本社工場（忍野村）、筑波工場（[[茨城県]][[筑西市]]）、隼人工場（[[鹿児島県]][[霧島市]]）、壬生工場([[栃木県]][[下都賀郡]][[壬生町]])<ref>[http://www.fanuc.co.jp/ja/profile/advertise/2016/20160606mibu.html ファナック 壬生工場 竣工]</ref>
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| − | *テクニカルセンター
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| − | :中央テクニカルセンター（忍野村）
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| − | *支店
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| − | :北海道支店（[[北海道]][[江別市]]）、東北支店（[[宮城県]][[仙台市]]）、筑波支店（[[茨城県]][[つくば市]]）、前橋支店（[[群馬県]][[前橋市]]）、越後支店（[[新潟県]][[見附市]]）、白山支店（[[石川県]][[白山市]]）、大阪支店（[[大阪府]][[大阪市]]）、中国支店（[[岡山県]][[岡山市]]）、広島支店（[[広島県]][[広島市]]）、九州支店（[[熊本県]][[菊池郡]][[菊陽町]]）
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| − | *サービスセンタ
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| − | :浦和サービスセンタ（[[埼玉県]][[さいたま市]]）、横浜サービスセンタ（[[神奈川県]][[座間市]]）、長野サービスセンタ（[[長野県]][[茅野市]]）、浜松サービスセンタ（[[静岡県]][[浜松市]]）、名古屋サービスセンタ（[[愛知県]][[小牧市]]）、安城サービスセンタ（愛知県[[安城市]]）、富山サービスセンタ（[[富山県]][[射水市]]）、枚方サービスセンタ（大阪府[[枚方市]]）、小倉サービスセンタ（[[福岡県]][[北九州市]]）
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| − | == 主要人物 ==
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| − | *[[稲葉清右衛門]] - 社長、会長を歴任し、名誉会長。工学博士<ref>{{Cite book|和書|title=代数演算式、補間装置と電気油圧パルスモータを主体とする工作機械の連続切削数値制御系の研究|author=稲葉清右衛門|series=博士論文（乙第96号）|publisher=東京工業大学|year=1965|month=7|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009261259-00}}<!--授与年月日：昭和40年7月14日、工学博士--></ref>。富士通制御部からの事実上の創業者{{Sfn|貫井健|1982}}。
| |
| − | *[[稲葉善治]] - 稲葉清右衛門の息子で、現会長兼CEO、博士（工学）<ref>{{Cite book|和書|title=電動サーボ式噴出成形機に関する研究|author=稲葉善治|year=1999|month=1|series=博士論文（乙第14133号）|publisher=東京大学|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000348694-00}}<!--授与年月日：平成11年1月28日、博士 (工学)--></ref>。[[いすゞ自動車]]出身<ref name="biz_journal2013">{{Cite news |title=事業リスクは露骨な世襲人事？ あの世界のリーディングカンパニーに潜む懸念 |author= |agency= |publisher=ビジネスジャーナル |url=http://biz-journal.jp/2013/07/post_2478.html |date=2013-07-10 |accessdate=2013-12-22}}</ref>。
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| − | *[[稲葉清典]] - 稲葉清右衛門の孫で、稲葉善治の息子。現取締役専務執行役員{{R|biz_journal2013}}。[[2013年]]6月に35歳と最年少で同社取締役に就任した{{R|nikkei2013}}。
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| − | *[[榊原伸介]] - 同社ロボット研究所名誉所長、博士（工学）<ref>{{Cite book|和書|title=ロボットアームの自動キャリブレーション法の研究|author=榊原伸介|year=1995|month=2|series=博士論文（乙第12099号）|publisher=東京大学|url=http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000301171-00}}<!--授与年月日：平成7年2月9日、博士 (工学)--></ref>。[[日本機械学会]]フェロー、[[日本ロボット学会]]フェロー。
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| − | == 脚注 ==
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| − | {{脚注ヘルプ}}
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| − | === 注釈 ===
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| − | {{Notelist}}
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| − | | |
| − | === 出典 ===
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| − | {{Reflist|2|refs=
| |
| − | <ref name="patent_nc">[http://www.patentresult.co.jp/news/2012/02/nc.html 数値制御技術 特許総合力トップ3は三菱電機、ファナック、オークマ（2012年2月24日）]、2014年2月12日閲覧。</ref>
| |
| − | <ref name=":0">{{Cite web|url=http://www.pref.yamanashi.jp/shinjigyo/techno-jewel-box/kiraboshi/201010_21.html|title=やまなし技術の宝石箱／ファナック株式会社|accessdate=2018年3月23日|publisher=山梨県庁}}</ref>
| |
| − | }}
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| − | | |
| − | == 参考文献 ==
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=稲葉清右衛門|title=（研究開発をどう考えるか I）研究開発の狭い道|journal=精密機械|volume=46|number=1|year=1980|month=2|pages=60-62|url=https://doi.org/10.2493/jjspe1933.46.60 |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=貫井健|title=黄色いロボット ―富士通ファナックの軌跡―|publisher=[[読売新聞社]]|year=1982|month=3|isbn= |ref=harv }}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=稲葉清右衛門|title=ロボット時代を拓く ―「黄色い城」からの挑戦―|publisher=[[PHP研究所]]|year=1982|month=7 |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=稲葉清右衛門|title=（トップの視点）国際的競争力ファクトリーオートメーション|journal=オペレーションズ・リサーチ：経営の科学|volume=33|number=10|year=1988|pages=492-493|url=http://ci.nii.ac.jp/naid/110001185751 |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=稲葉清右衛門|title=黄色いロボット|series=大手町ブックス|publisher=[[日本工業新聞社]]|year=1991|month=5|isbn=978-4819106108|ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=稲葉清右衛門|title=黄色いロボット|year=2002|ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=小島利夫|title=ロボット制御|series=産業制御シリーズ 2|publisher=[[コロナ社 (出版社)|コロナ社]]|year=1998|month=10|isbn=978-4-339-04422-5|url=http://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339044225/ |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=稲葉清右衛門|title=私が歩んできた道 第1回 『第1回 社会人として』|journal=精密工学会誌|volume=70|number=3|year=2004|page=303|url=https://doi.org/10.2493/jjspe.70.303 |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=稲葉清右衛門|title=私が歩んできた道 第2回 『NCの開発』|journal=精密工学会誌|volume=70|number=4|year=2004|page=483|url=https://doi.org/10.2493/jjspe.70.483 |ref=harv}}
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=稲葉清右衛門|title=私が歩んできた道 第3回 『ファナックの創立』|journal=精密工学会誌|volume=70|number=5|year=2004|page=618|url=https://doi.org/10.2493/jjspe.70.618 |ref=harv}}
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| − | | |
| − | == 関連項目 ==
| |
| − | {{Commons category|FANUC|ファナック}}
| |
| − | *[[稲葉清右衛門]]
| |
| − | *[[数値制御]]、[[NC工作機械]]、[[CNC]]
| |
| − | *[[産業用ロボット]]、[[溶接ロボット]]、[[ティーチング]]
| |
| − | *[[国際科学技術博覧会]] - 2本の腕でバーベルを持ち上げる人型巨大ロボット「ファナックマン」を展示。
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| − | | |
| − | == 外部リンク ==
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| − | * [http://www.fanuc.co.jp/ ファナック株式会社]
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| − | * [http://www.fanucamerica.com/ FANUC America Corporation]
| |
| − | * [http://www.fanuc.eu/ FANUC Europe Corporation]
| |
| − | * [http://www.bj-fanuc.com.cn// BEIJING-FANUC Mechatronics]
| |
| − | * [http://www.hoovers.com/fanuc/--ID__55820--/free-co-factsheet.xhtml Hoover's Profile: FANUC CORPORATION]
| |
| − | * [http://www.fanuc.co.jp/en/profile/history/index.html FANUC's thumbnail overview of the history of FANUC CNC]
| |
| − | * [http://www.fanuc.co.jp/ja/training/index.htm ファナックトレーニングセンタ]
| |
| − | | |
| − | {{TOPIX 100}}
| |
| − | {{Normdaten}}
| |
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| | [[Category:古河グループ]] | | [[Category:古河グループ]] |