「ヒッポダメイア」の版間の差分

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ファイル:Peter Paul Rubens 100.jpg
ペイリトオスの妻のヒッポダメイア。ピーテル・パウル・ルーベンス作『ヒッポダメイアの誘拐』(1637年-1638年頃)。 ベルギー王立美術館所蔵。

ヒッポダメイア古希: Ἱπποδάμεια, Hippodameia, 英語: Hippodamia)は、ギリシア神話に登場する女性名である。ヒッポダメイアとは「馬を飼いならす者」を意味する。ヒッポダミアの表記もある。同名の女性が複数知られている。

  1. ペロプスの妻。
  2. ペイリトオスの妻。
  3. アンキーセースの娘。

このほかダナオスの娘の中にもヒッポダメイアがいる。

ペロプスの妻

詳細はペロプスを参照。

ピーサの王オイノマオスの娘で、ペロプスの妻。オイノマオスは娘であるヒッポダメイアの求婚者たちに自身との戦車競走を課して勝利し、負けた相手を殺していた。ペロプスは一計を案じてこれに勝利し、ヒッポダメイアを妻とする。ヒッポダメイアはペロプスとの間に多くの子を産んだが、夫が継子のクリューシッポスを寵愛することに嫉妬し、実子のアトレウステュエステースに命じてクリューシッポスを殺させた。その後はミュケーナイへ逃れ、自殺したとされる。[注釈 1]

小惑星ヒッポダミアはこのピーサのヒッポダメイアに由来する。

系図

テンプレート:アガメムノーンの系図

ペイリトオスの妻

詳細はペイリトオスを参照。

ブーテースの娘。ラピテース族の王ペイリトオスの妻。結婚式は酒に酔ったケンタウロスたちに荒され、ヒッポダメイアも誘拐されそうになったが、夫やその友人のテーセウスらの活躍で助けられた。[注釈 2] ペイリトオスとの間に、トロイア戦争で戦った息子ポリュポイテースがいる。

アンキーセースの娘

トロイアの王族アンキーセースの娘で、アイネイアースの異母姉。トロイア人アルカトオスの妻。幼いアイネイアースはこの姉の夫婦のもとで養育されたとされる。後に夫をトロイア戦争で失う。[1]

脚注

注釈

  1. クリューシッポスの死には異説もある。
  2. この戦いでカイネウスが命を落とした。

脚注

  1. イーリアス』第13巻。

参考文献