ドン・パティンキン

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Patinkin, Don
[生] 1922.1.8.
[没] 1995.8.7. エルサレム

アメリカ生れのイスラエルの経済学者。

シカゴ大学で学び,1947年母校の助教授,1948年イリノイ大学準教授を経て,イスラエル建国後,1949年以降ヘブライ大学教授となる。その間イスラエル政府の経済委員会委員,アメリカ諸大学の客員教授などを歴任。

古典派における価格決定機構の二分法問題をめぐる,いわゆるパティンキン論争を経て,ケインズでは無視されていた実質残高効果を積極的に導入し,ミクロ一般均衡理論の平面で,形式的にはケインズ理論をも一部として含む方法で貨幣理論と価値 (価格) 理論を統合した理論を提示した。新古典派的ケインズ解釈を体系的に展開した主著『貨幣・利子および価格』 Money,Interest and Prices (1956) で著名。