ディルケー

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古代ローマ時代のポンペイの壁画 Dirce's punishment(アンティオペーの二人の息子により牡牛の角に縛り付けられて殺されるディルケー)

ディルケー古代ギリシア語: Δίρκη発音 [dírkɛː], 英語: Dirce)はギリシア神話に登場する女性で、テーバイリュコスの後妻[1][2]。牡牛の角に縛り付けられて死んだ[2]

リュコスの前妻アンティオペーエポーペウスに穢され、リュコスに追い出された後にゼウスに愛された。しかしリュコスの後妻ディルケーはアンティオペーとリュコスの関係を疑い、アンティオペーを捕らえた[3]。捕らわれたアンティオペーはリュコスとディルケーに虐待されたが、あるとき牢から逃げ出し、子供たちのところに来て助けを求めた。子どもたち2人(ゼートスアムピーオーン)はリュコスとディルケーを殺し王位を奪い返した[1]。このとき、ディルケーは牡牛の角に縛り付けられて殺されたとされる[4]

テンプレート:アンティオペーの系図

参考文献

  1. 1.0 1.1 アポロドーロス、3巻5・5
  2. 2.0 2.1 神田外語大学 図書館便り 第40号 http://www.kuis.ac.jp/toshokan/newsletter/40.html
  3. ヒュギーヌス、7
  4. ヒュギーヌス、8