タッチでGo!新幹線

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タッチでGo!新幹線(タッチでゴーしんかんせん)は、Suicaほか交通系ICカード全国相互利用サービス対応のIC乗車カードを使用して、東日本旅客鉄道(JR東日本)管内の新幹線路線の一部区間の自由席に乗車できるサービスである。2018年4月1日サービス開始。

概要

交通系ICカード全国相互利用サービス対応のIC乗車カードKitacaSuicaTOICAICOCASUGOCAPASMOmanacaPiTaPaはやかけんnimoca)またはモバイルSuicaを利用し、下記のJR東日本管内の新幹線路線の区間を自由席に限り[1]、そのまま利用できる。本サービス専用料金(おおむね所定運賃+通常期自由席特急料金の合計から10 - 12%程度割引)が適用され、対象カード等のSF残額から引き去られる。ただし、JR東日本の券売機で対象カード等のサービス初回登録が必要である。

利用期間の制限は特になく通年利用可能。登録料、年会費などは無料。

対象カードのサービス初回登録に対応する券売機は、JR東日本の自動券売機・チャージ専用機・多機能券売機である。(モバイルSuicaApple Pay適用Suicaの場合は、チャージ専用機のみ可能)

小児用Suicaにも適用可能(本サービスのこども用専用料金が適用される)[1]

対象区間・路線

ただし、高崎駅、大宮駅から東北・上越・北陸各新幹線相互間を乗り継いで本サービスを利用することはできない。この場合、乗換駅の新幹線改札で一旦出場し再入場が必要となり、料金も区間分割される。(例:本サービスを利用して安中榛名駅 - 高崎 - 上毛高原や、小山 - 大宮 - 熊谷へと直接乗継はできない)

注意事項

前述のとおり、前記の3路線のいずれかの区間内において利用可能。経路上、上り方向へと乗車した後に高崎駅や大宮駅で他の路線の下り方向に乗り換えての利用はできない。なお、この条件を満たした上で、区間内で自由席のある列車であれば、別列車への乗換に特に制限はない(ただし上下方向を折り返すと重複となり、規約上は別料金が発生する)。

対象区間内の駅において、新在乗換改札口で新幹線区間に、本サービス登録済みカードとは別に新幹線区間の切符を適用する場合には、切符を先に投入する必要がある。先に本サービス登録済みカードをタッチすると、本サービスを利用するものとして取り扱われるため、当該切符を利用した乗車ができなくなる[1]

前述の各路線対象区間外との間で乗り越しての利用はできない(別途、本来の乗車券+特急券などが必要)。

乗車券(運賃部分)を本サービス登録カードから引き去り、他の新幹線特急券切符と組合わせて利用する事はできない。(在来線の場合と同様)

全車指定席の列車(はやぶさかがやきこまちの一部)には乗車できない。また本サービスを利用したうえで指定席を利用することはできない(別途、本来の乗車券+指定席特急券などが必要)。

在来線管内の場合と異なり、JR東日本管内であっても、新幹線入出場時にはSuicaオートチャージ機能は働かない。

本サービスを利用して在来線と新幹線区間を乗継した場合、運賃部分が在来線区間と新幹線区間の間で通算されず、新幹線区間料金は、本サービス専用料金が適用され、また運賃部分の東京駅から100km以遠で適用される山手線内発着も適用されないため、在来線区間の経路によっては、通常の乗車券+自由席特急券を購入した方が安くなる場合もある。

Suica定期券搭載のSuicaを利用して本サービスを利用して在来線と新幹線区間を乗継した場合、さらに条件が複雑になる(基本的にSuica定期券の区間と重複する部分の新幹線区間については、本サービス専用料金は適用されず、当該区間のSuica定期券用特急料金が適用され、SF残額から引き去られる)。

Suica FREX定期券(FREXパル定期券含む)搭載のSuicaを利用して本サービスを利用した場合、新幹線区間については、FREX区間とそれ以外の区間に分割し、それ以外の区間に個別に本サービス専用料金を適用した場合の合計額と、全区間通しで本サービス専用料金を適用した場合の金額とのうち、安い方の金額で計算される。

JR東日本のサービスであるため、東京駅において東海旅客鉄道(JR東海)の施設(券売機や自動改札機、有人窓口など)を経由する場合は、本サービスは適用できない。

交通系ICカード全国相互利用サービス対象の10カード以外のIC乗車カードは利用できない(初回登録ができない)。

その他

2時間以上の遅延があった場合、本サービス専用料金の運賃相当額(別途規定)だけをSF残額から引き去る扱いとなり、特急料金相当額は引き去られない扱いとなる。


料金

脚注

関連項目

外部リンク