スマートフォン

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さまざまなメーカーのスマートフォン

スマートフォン: smartphone)は、先進的な携帯機器用OSを備えた携帯電話の一種。略称は「スマホ」。

概要

一般的には、2000年代後半までに普及していた従来型の高機能携帯電話(フィーチャー・フォン)と比べて、よりスマートで、よりPCに近いものをスマートフォンと言う。従来型の高機能携帯電話に、ハンドヘルドコンピュータ(スマートフォンが登場する前の世界で一般的に使われていた、携帯型パソコンの形態の一つ)の機能を取り込んでいる。

「『スマートフォン』という用語に対する明確な定義は無い」とする説もある[1][2]

通話しかできなかった1980年代から1990年代の携帯電話に対して、1990年代年代後半から2000年代にかけて普及していたフィーチャーフォンはSMS機能やインターネット閲覧機能を備えるなど十分に高機能だったが、メールやカレンダーなどの基本アプリ以外には使えるアプリが少なく、インターネットも限定的にしか見られなかった。フィーチャーフォン時代はOSがハードウェアと一体化されており、また基本アプリもOSと一体化されており、スマホのようにアプリを自由にダウンロードしたり消したりバージョンアップしたりできなかったのである。一方、2010年代に普及しているスマートフォンは、インターネットを自由に使え、またアプリも自由にダウンロードしたり消したりバージョンアップすることができ、OSをバージョンアップすることもできる。またwi-fi機能も使えるものが一般的である。2010年代中盤以降のスマホでは、高速通信(LTE)機能や、AIを使った音声認識によるバーチャルアシスタント機能を備えるものも多い。

OSは、Apple社iPhoneで使われているiOSと、その他のほとんどの製品で使われているGoogle社のAndroidが一般的だが、他にもあり、また各携帯電話会社でAndroidを独自にカスタマイズしたOSもある。

スマホの画面が大きいものはタブレットと言う(スマートフォンとタブレットの中間くらいの大きさのものはファブレットという)。スマホ、タブレット、スマートウォッチなど、2010年代以降に一般的に使われるようになった、ネット接続機能や電子決済機能などを持つスマートなデバイスのことを「スマートデバイス」という[3]

世界でのスマートフォンの普及率は、2013年にフィーチャーフォンの普及率を上回った[4]。日本でも2013年にスマホがフィーチャーフォンの普及率を上回り、2016年のスマホの普及率は全年代で71.3%、特に20代では96.8%に達するなど[5]、スマホは2010年代において最も一般的な携帯電話の形態である。

定義や分類

概要の通り明確な分類方法が無い状態で分類されている。

  • 内閣サイバーセキュリティセンター - iOSとAndroidその他スマートフォンOSがインストールされた端末をスマートフォンとする(スマートフォンOSがインストールされた物)[6]
  • NTTドコモ - Androidがインストールされた端末を「ドコモスマートフォン」としている。それ以外は「ドコモケータイ」や「iPhone」と分類されている。
  • Au_(通信) - Androidがインストールされた端末を「スマートフォン」としている。それ以外は「ケータイ」や「iPhone」と分類されている。
  • ソフトバンク - AUと同様の分類である。
  • 厚生労働省 - 「厚生労働省ホームページがスマートフォン対応になりました。」の案内で「iOS4/5、iPhone3GS 以降」、「Android2.1以降」を「対応、推奨している」としている[7]

オペレーティングシステム

ファイル:World Wide Smartphone Sales.png
スマートフォンOS別販売台数推移[8]
ファイル:World Wide Smartphone Sales Share.png
スマートフォンOS別販売シェア推移[8]

シェアは、世界的に見るとAndroidが圧倒的に大きい。[9]

なお、世界ではAndroidが圧倒的となっているが、日本では2014年時点iOSが過半数で、iOSAndroidの2強状態である[10]

  • Android - Android社を買収したGoogleが開発しているOS。LinuxカーネルWebKitARTと呼ぶ独自の実行環境などで構成される。
    • LineageOS - Android派生OSであったCyanogenModの派生OS。Androidのオープンソース部分を基にしているため、非オープンソースなアプリは搭載されていない。
    • Maru OS - Android及びDebian派生OS。
  • iOS(当初は OS X iPhone、その後 iPhone OS、現在 iOS) - アップルが開発した自社ハードウェア専用のOS。XNUカーネルやCocoa Touch、WebKitなどmacOSと共通するコンポーネントから構成されるが、UIは大きく異なり、バイナリ互換性はない。
  • Windows 10 Mobile - Windows Phone 8の後継OS。デスクトップ版Windows 10プラットフォームを完全に統一した。2015年末の正式リリースより、国内で対応端末が複数発売されている。
  • 以下のオープンソースプラットフォームは、Androidの寡占への懸念や新興国向けのコストダウンの需要などから主力キャリアやメーカーの注目を集めた。

過去のスマートフォン向けOS

  • bada - 韓サムスン電子の独自モバイルプラットフォーム。韓国語で「海」を意味する言葉からこの名前がつけられた。開発終了[13]
  • BlackBerry OS - 企業利用を念頭に、遠隔管理とアクセス、メッセージングに重点をおいたOS。初期のバージョンでは電話をかけることができなかった。
  • BlackBerry Tablet OS - タブレット端末「BlackBerry PlayBook」専用OS。QNXをベースにしており、BlackBerry用アプリケーションの他、Android用アプリケーションも動作させることも可能。
  • BlackBerry 10 - BlackBerry社の開発した新たなOS。BlackBerry Tablet OSと同じく、QNXをベースにしていた。現在も更新が続いているものの、BlackBerry社の新端末はAndroid OSとなっている。
  • Firefox OS - Mozilla Foundationが開発。日本ではKDDIが参入している。スマートフォン向けは開発停止中[14]
  • Garnet OS(旧Palm OS)- パームのPDAに使われていたOSであり、現在は日本のACCESS知的財産権を保有している。PDAやスマートフォン登場初期に使われた。内蔵W-CDMAに対応していない。後継はAccess Linux Platform。
  • Access Linux Platform - ACCESS社のスマートフォン向けOSであり、Palm OSの後継。2011年、事業撤退により開発終了[15]
  • Symbian OS - S60MOAP-SなどのUIレイヤと組み合わせて使用される。日本ではNTTドコモ向けの携帯電話(フィーチャーフォン)で多数採用されていた。ノキアの方針に伴いスマートフォン向けの採用は2011年に事実上停止された。
  • Windows Mobile - UIはデスクトップ版のWindowsと似ているが、バイナリ互換性はない。初期のスマートフォンでよく採用されたが、iPhoneやAndroidに押されシェアは低下している。日本ではW-ZERO3シリーズの発売で広まった。
  • Windows Phone - Windows Mobileを置き換えるMicrosoftの新しい携帯電話用OS。UIなどが刷新された。8で、NTカーネル化、マルチコアCPU・SDカード・DirectXなどのサポートが強化された。10で、Windows 10との互換性が強化され、Windows 10 Mobileとなった。
  • webOS - HP(旧パーム。現在はHPの一部門)のモバイル用OSであったが、LGに買収され現在スマートTV向けとなっている。GNU/LinuxとWebKitを中心に構成されている。
  • MeeGo - インテルのMoblin及びノキアのMaemoの後継OS。開発は終了したが、オープンソースの成果物はMerEnglish版に引き継がれた。
  • Brew MP - クアルコムが開発した途上国および新興国向け低スペック系スマートフォン用のOS。先進国には投入されない見込み。BREW MP SDKの最終更新は2012年。
  • Fire OS - Amazonの開発したAndroid派生OS。元々タブレット向けであったが、スマートTVやスマートフォン (Fire Phone) にも搭載されていた。
  • Cyanogen OS - Android派生OS。一部のスマートフォンに搭載されていた。

機能

  • 緊急速報の受信(緊急地震速報アンバーアラートなど)
  • コミュニケーション(電話メール
  • コンテンツ閲覧
    • ウェブの閲覧(フルブラウザ
    • ニュースの閲覧(Androidの「Googleニュースと天気」や「Google Play ニューススタンド」など)
    • ドキュメントファイル(PDFWordExcelなど)の閲覧/編集(AndroidのQuickoffice、シャープ製スマートフォンなどにプリインストールされているDocuments To Goなど)
    • スライドショーの閲覧/編集(AndroidのQuickoffice、シャープ製スマートフォンなどにプリインストールされているDocuments To Goなど)
    • 電子書籍(iOSのiBooks、AndroidのGoogle Booksアプリなど)
    • 音楽再生
      • イコライザー(AndroidのGoogle Play Music、Cyanogen OSのAudioFXなど)
      • ハイレゾ音源の再生(Xperiaなど)
      • 外部スピーカー接続
      • オーディオアンプ (USB-DAC) の接続(Android 5.0以降[18]など)
      • 音楽配信サービスの利用(iOSのApple Music、AndroidのGoogle Play Musicなど)
    • 静止画、動画の閲覧
      • 外部モニターの接続
      • AVアンプの接続
      • 動画配信サービスの利用(AndroidのGoogle Play ムービー&TVなど)
      • 動画共有サイトの利用(AndroidのYoutubeアプリなど)
        • ゲーム実況の閲覧(AndroidのYouTube Gamingアプリなど)
      • フォトストレージおよび共有サービスの利用(iOSのiCloud Photo Library、AndroidのGoogle Photosなど)
      • テレビ(ワンセグ及びフルセグ)の視聴(日本や韓国、ブラジル向けのAndroidスマートフォンなど)
      • FMラジオの聴取
  • 情報の作成・記録
    • メモ(AndroidのGoogle Keepアプリなど)
      • メモ共有(iOS 10以降のNotes collaborationなど)
    • 文章作成
    • ペイント
    • デジタルカメラ
      • 高速度撮影[19]
      • タイムラプス撮影(iOS 8以降など)
      • RAW撮影(Android 5.0以降、iOS 10以降[20]など)
      • オートブラケット撮影(京セラのDIGNO R[21]など)
      • スマートウォッチからのリモート撮影(AndroidのGoogleカメラ 2.3.017以降など)
      • RAW現像(AndroidのSnapseed[22]、iOS 10以降[20]など)
      • 写真加工
      • 美顔カメラ(サムスンのカメラアプリのBeauty Faceモード[23]など)
      • 顔認識・物体認識による写真のグループ化(iOS 10以降のPhotosアプリのMemories機能[24]、Google Photosなど)
    • ムービーカメラ
      • 動画編集(iOSのiMovie、AndroidのMovie Studioなど)
    • サウンドレコーダー
      • 360度録音(Lenovo Phab 2搭載のDolby Audio Capture 5.1など)
    • 音楽演奏/作成
      • 低レイテンシなオーディオI/O(iOSのAudio Unit[25]、AndroidのOpenSL ES(毎回改善されているものの未だiOSに劣る[26])、Samsung Professional Audio SDK(バックエンドにJACKを使用)など)
      • USB経由でのMIDIデバイスの接続(Android 6.0以降[27]など)
      • Bluetooth LE経由でのMIDIデバイスの接続(iOS8以降[28]、Android 6.0以降[27]など)
      • メトロノ-ム (Google検索[29]など)
      • ミュージカルキーボード(Samsung SoundcampのKeyboard[30]など)
      • 仮想ドラムセット(Samsung SoundcampのDrum[30]など)
      • 仮想ギター/仮想バスギター(Samsung Soundcamp v6.3.1以降のGuitars及びBass guitarsなど)
      • ミュージックシーケンサー(Samsung SoundcampのLooper[30]やMidi Editorなど)
      • XY Pad(Samsung SoundcampのLooper[30]など)
      • サンプラー(Samsung SoundcampのSampler[30]など)
      • ミキサー(Samsung SoundcampのMixerビュー[30]など)
  • 個人情報管理機能
    • スケジュール(予定)管理/カレンダー(AndroidのGoogleカレンダーアプリなど)
    • ToDo(予約)管理
    • 住所録
    • 名刺管理(サムスンのScanBizCardsなど)
  • 懐中電灯(iOS7以降[31]、Android 5.0以降[32]など)
  • 時計
  • 電卓
    • 関数電卓
  • ヘルスケア
    • 健康情報の一元管理(iOSのヘルスケアアプリ、AndroidのGoogle Fitなど)
    • 万歩計(iOS8以降[33]Google Fitなど)
    • 心拍数モニタ(Samsung Galaxy S5[34]など)
    • 緊急情報の登録(Android Nougat以降など)
    • 睡眠支援 (iOS 10以降の時計アプリのベッドタイム機能[35]など)
  • 地図・交通
  • 調べる
    • 電子辞書
    • Web検索
      • ニュース検索
      • 画像検索
      • 動画検索
    • 歌詞検索[38]
    • 地図検索
    • 電子書籍の全文検索
    • リアルタイム翻訳、音声入力、画像テキスト抽出、撮影映像への拡張現実的表示[39]など(Fire OSのFIREFLY機能、AndroidのGoogle翻訳アプリ(日本語対応[40])など)
    • 音楽/鼻歌からの曲名検索(iOS 8以降のSiri[41]、AndroidのSound Search for Google Playなど)
  • タグ読み取り
    • 二次元コード読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
    • ICタグ読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
    • 非接触ICカード読み取り(一部の日本のスマートフォンにプリインストールされている「楽天Edy」アプリのEdyカード残高確認機能など)
    • バーコード検索(Fire OSのFIREFLY機能など)
  • 機械翻訳
  • 学習(iOS 9.3以降の「Education」、NTTドコモのドコモゼミなど)
  • ゲーム
    • ARゲーム(GoogleのProject Tangoなど)
  • インテリジェントパーソナルアシスタント(iOSのSiri、AndroidのGoogle Now/Google Assistant、Windows PhoneのCortana、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」など)
  • アクセシビリティ
    • スクリーンキーボード(Androidの「Googleキーボード」アプリなど)
    • 手書き入力(Androidの「Google手書き入力」アプリなど)
    • 物理キーボード(標準搭載するものもあれば、Bluetooth接続で使えるものもある)
    • テキスト読み上げ(Androidの「Googleテキスト読み上げ」アプリ、Google TalkBackなど)
    • 音声入力(Androidの「音声検索」アプリなど)
    • ブルーライト削減(iOS 9.3以降の「Night Shift」、Google Play ブックスの「Night Light」など)
  • 金融
    • 電子マネー決済(アップルの「Apple Pay」や「Wallet」、Googleの「Android Pay」や「Google Wallet」、サムスン電子の「Samsung Pay」、LG電子の「LG Pay」、NTTドコモによって開発された「おサイフケータイ」や「iDアプリ」など)
    • オンラインバンク(auのAndroidスマートフォンに搭載のじぶん銀行アプリなど)
    • 個人間送金(iOS 10以降のiMessageなど)
    • 単位換算/通貨換算(Google検索、iOSのSiriやSpotlight検索[42]など)
    • 株価表示(AndroidのGoogle Financeアプリなど)
  • 測定/計測
  • 他デバイスとの連携
    • モバイルWi-Fiルーターとしての利用(テザリング
    • PCとの連携(iOSとMacの連携機能[46][47]、サムスンのSideSyncなど)
    • 家電の操作
      • 赤外線リモコンとしての使用(Android 4.4以降など)
      • ホームオートメーションのコントローラ(iOS 8.1以降のHomeKitなど)
    • 車のダッシュボードとの連携(iOS 7以降のCarPlay、AndroidのAndroid Autoアプリ、auのカーナビデータ通信設定など)
    • クラウド印刷(Androidの「Google クラウド プリント」など)
    • 外部ディスプレイへの投影
      • 外部ディスプレイへの有線接続
      • 外部ディスプレイへの無線接続(Android 4.2以降、Windows Phone 8.1以降などがMiracastに、Androidの複数のGoogle製アプリなどがChromecastに対応している。)
      • PCとしての使用(Windows 10 MobileのContinuum、Ubuntu Touchのデスクトップモード、Maru OSなど)
  • 通信
    • 複数SIMの使用(Android 5.1以降など)
    • 通信量の節約(Android Nougat以降のデータセーバーなど)
  • 省電力モード(Android 6.0以降のDozeモードなど)
  • セキュリティ管理
    • 盗難対策システムEnglish版(アップルのFind My iPhoneサービス、GoogleのAndroidデバイスマネージャー、Android 5.1以降の「Device Protection」など)
    • エンタープライズモビリティ管理 (EMM) への対応(iOS 7以降のManaged App Config、AndroidのAndroid for Workなど)
    • データ保護
      • パスコード
      • 生体認証
        • 顔認証(iOSのFace ID、Androidのフェイスアンロック、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 指紋認証(iOSのTouch ID、Android 6.0以降、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 虹彩認証(Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 声紋認証[注釈 2][48]
  • データ管理
    • オンラインストレージの利用[注釈 3](iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)
    • クラウドへのバックアップ[注釈 4][49][50]
    • 他OSからの移行(Android用のアップル製「Move to iOS」アプリなど)
  • テーマの変更[注釈 5]
  • サードパーティーによって開発されたソフトウェアの追加

沿革

1998年まで

1993年にアップルが米国内でNewtonを発売した際、このデバイスはPDA(携帯情報端末)と称された。この言葉・概念が一般化したのは1996年にPalmが発売したPalmPilotのヒット以降である。この時点では端末に通信機能は付与されていなかった。

1994年にIBMが開発したIBM Simonは、携帯電話PDAを統合した端末で、操作は主にタッチスクリーンで行い、内部メモリにサードパーティ製のアプリケーションをダウンロードし動作させることも可能という現代のスマートフォンに近い端末であった。

1996年にノキアが発表したNokia 9000は、閉じた状態では縦長ストレート型携帯電話だが、クラムシェル(折りたたみ型筐体)を開けば640×200ピクセル画面及びQWERTYキーボードが現れる構成であった。

これらの携帯電話とPDAを統合したビジネス向け情報端末がスマートフォンの嚆矢であるとされる。しかし当時は『Smartphone』という言葉はまだ存在せず『電話ができるPDA』や『電話回線を利用して通信できるPDA』などと呼ばれていた。なおIBMやノキアではPDAではなく『Communicator』と称していた。

1999年

スマートフォンの創成期における重要な年が1999年である。この年、日本ではNTTドコモによりiモードがサービスインしている。

そして同年カナダでは、リサーチ・イン・モーション (RIM) が「BlackBerry(ブラックベリー)」を発売した。これは、発売当初は電子メールの使えるキーボード付きポケットベルとでもいうべきもので、現在ではPIM機能のグループウェアとのセキュアなリモート連携・プッシュ型電子メール・音声通話機能や、インターネット上のウェブサイトの閲覧、さらに機種によってはマイクロソフトのOfficeアプリケーションファイルやPDFの閲覧・編集機能も備えたスマートフォンに変貌を遂げている。ブラックベリーは主に法人向けであり、2004年ごろから、米国のビジネスマンを中心に普及し、スマートフォンの米国でのトップシェアを誇っている。2006年にはNTTドコモが専用サーバ (BlackBerry Enterprise Server) とのセットでBlackBerry8707hを法人向けに国内販売を開始した。2008年にはPOPIMAPメールやGmailWebメールのプッシュ型電子メールに対応した、個人向けサービスBlackBerry Internet Serviceを開始し、2010年にはiモードメールのメールアドレスにも対応させるべくBlackBerry用のspモードが提供されている。

ファイル:SeP900.png
Sony Ericsson P900 (2003年発売・P800の後継)

海外において、2000年、Ericssonはタッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンであるEricsson R380English版を発売し[51]Nokiaはタッチスクリーン採用のシリーズ80English版のSymbianスマートフォンを発売した[51]。2002年、Sony EricssonはR380の後継として、ソフトウェアプラットフォームにタッチパネルベースのUIQを採用するSony Ericsson P800English版を発売した[51]。UIQ向けのソフトウェア開発に必要なUIQ SDKはWeb経由で無料に提供された[52]ため、非公認アプリの開発が盛んとなった。

2015年

2011年に、Googleモトローラ・モビリティを買収し、モジュラー携帯電話に関連する特許を取得した。これによってモジュール組み立て式スマートフォン(コードネーム:Project Ara)の開発が始まった。Project Araはディスプレイと金属フレームのベースパーツに、ユーザー好みのモジュールを組み合わせて、スマートフォンを自作できるプラットフォームである。これによってセルラー通信モジュールを無くした最小構成の場合は、50ドルからと安価な値段を実現している。これらは2015年に市場への投入を予定している[53]

2017年

2017年世界のスマートフォンの出荷台数が初めて減少した[54]

影響し合うサブジャンル

現在スマートフォンと呼べるもの、または自称しているものは、商品展開において影響をお互いに与えていることが少なくない。

それまで独自の手描き入力「グラフィティ」をキーワードにしてきたHandspringは2002年1月に通話機能標準装備のPDAとして、初めてTreoシリーズを発売したが、初代となるTreo180(無印)には小型QWERTYキーボードを搭載した。これは前述のBlackBerryの影響である。ちなみにグラフィティ仕様のTreo180gも発売したが、後に終息した。

そのBlackBerryは、同年末以降に音声通話に対応した。これは、Treoシリーズあるいはその前身であるVisorシリーズの通話オプションアタッチメントハード「VisorPhone」や、2001年12月に「HipTop」という名前で発表され2002年10月に「SideKick」として発売された通話可能製品の影響がある。

Sidekick (HipTop)」は2002年1月の見本市・International CESでは「音声通信ができるBlackBerry」という捉えられ方で歓迎された。しかし、US200ドルを下回る低価格製品であり、カメラ機能はDDIポケットが自社PHS用に発売していた「トレバ」というオプションハードとそっくりの外付けオプションだった。日本国内においては既に1999年9月に携帯電話 (PHS) VP-210が内蔵カメラを搭載しており、その後各社・各キャリアが追随していったため、その目で見ると「スマートフォンなるもの」としては見劣りする。

イメージング機能

イメージング機能をスマートフォンの要素と考えるなら、2002年に欧州のボーダフォンへ対してノキアが「Nokia 7650イメージング・フォン」を出荷した時期が、現代的なスマートフォンのスタートだと捉えることも可能だろう。

同じ2002年の12月には、「Sanyo SCP-5300」が米国内では初めてとなるカメラ内蔵型携帯電話として発売されている。

そしてこれらの状況を受けて、米国で好調だったTreoシリーズが2003年、Treo 600でカメラ機能を初めて内蔵し、VGA撮影可能なカメラと通話およびメッセージングが可能な携帯電話、そしてQWERTYキーボード搭載のPDA機能を集約したデバイスとして登場している。

Windows Mobile

]

その2002年、SideKickの発売元であるT-Mobile USA (VoiceStream Wireless) は、OSとしてPocket PC Phone Editionを搭載した携帯電話をUS549.99ドルで発売している。2002年時点では米国市場の受け取りかたはまだ、「PDAであるPocketPCに通話機能が付いた」というものだった(現代でもスマートフォンとはいえないという見方もあり定義もない)。しかし、その流れを汲むWindows MobileベースのW-ZERO3などは、ユーザーインターフェースとファイルシステムにおいて、PCとの親和性から2007年から現在まで、一つの大きな製品群となっている。Palmデバイスを先祖に持つTreoも、今ではWindows Mobileのデバイスである。またPalmデバイスの製造を請け負っていた台湾のメーカーHTCも、スマートフォン、Pocket PCのメーカーとして躍進著しい。

2009年、Windows Mobile 6.5を発表、端末がリリースされた。これまであまり変化のなかった、待ち受け画面であるToday画面が刷新され、Titaniumという慣性スクロール、大型アイコン、透明コントロールを用いた斬新なものになった。これはランチャーとしての機能と、ガジェットの機能を組み合わせたもので他のプラットフォームには見られない特徴があったが、一般的にはこの変化は付け焼刃的な改良という受け取り方をされていた。その他、ハニカム構造のスタートメニュー、大型化された標準メニューコントロールなど、フィンガーフレンドリーにしようという意図が見られ、静電容量タイプのタッチパネルにも対応し、端末も発売された。

iPhone

2007年、アップルが米国で「iPhone(アイフォーン)」を発売した。Mac OS Xから派生したiPhone OS(現iOS)を搭載し、マルチタスク非対応(OS4.x以降は制限付きで対応)、アプリケーションのインストールは公式サイトのApp Store経由のみなどの制限が課され、従来のスマートフォンとは一線を画した、日本の高機能携帯電話に近い仕様が特徴である。

2008年7月11日になって第三世代携帯電話に対応の「iPhone 3G」が日本でもソフトバンクモバイルから発売された。発売3日間で、全世界でiPhone 3G本体100万台の売り上げ、800本以上のソフトのリリース、1000万本のiPhone用ソフトのダウンロードを達成など[55]、発売当初から注目を集め、日本のスマートフォン市場を拡大させた。2011年10月14日発売開始のiPhone 4sからはKDDI / 沖縄セルラー電話連合各auブランド)、2013年9月20日発売開始のiPhone 5siPhone 5cからはNTTドコモも参入した[56]

Android

AndroidはGoogleのAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)を中心として開発されたプラットフォームである。サードパーティでは、Open Handset Alliance(オープン・ハンドセット・アライアンス) (OHA) を中心として開発が進められている。OHAにはKDDIや NTTドコモ、クアルコム、インテル、モトローラ、HTCといった携帯電話関連の企業が名をつらねている。

Googleが中心となっているため、Googleのアプリケーションが中心のスマートフォンOSでGmail、GoogleカレンダーYouTube等のGoogleのサービスが利用可能である。またAndroid Studioを使ってWindowsでもMacでも簡単にアプリケーションの開発ができ、APK(アプリケーションファイル)を読み込んでAndroidスマートフォンへのアプリケーションのインストールが可能である。またGoogle Play(旧称 Android Market)といわれる、アプリケーションのポータルも立ち上がっている。

Androidを搭載した端末は、Google Nexusをはじめとして、さまざまなメーカーから発売している。 2008年には米国でAndroid OSを搭載したT-Mobile G1が発売され、2009年7月10日には日本でもNTTドコモからHT-03AというAndroid搭載スマートフォンが発売され、注目を集めた。 2010年4月にNTTドコモからSO-01Bが発売され、その後ドコモからはSH-10B、ソフトバンクモバイルからはSoftBank X06HT、auからはIS01などが順次リリースされた。

2010年代前半にシェアを伸ばし、スマートフォン市場の過半数を占めるまでに成長。市場はAndroidとiOSの2強による寡占状態となった。

AndroidベースのOS

AndroidをベースとしたカスタムROMは、あらゆるサードパーティから多数でている。中にはそのカスタムROMを標準OSとして搭載し、出荷される端末もある。 主なカスタムROMは以下となる。

Windows Phone

2010年に入り、米マイクロソフトからWindows Phone 7が発表され、同年9月にリリースされた。これまでのWindows Mobileとは異なり、アプリケーションのインストールはMarketplaceからに限られる。

Windows Phoneを搭載した主力シリーズは、Microsoft Lumia(旧:Nokia Lumia)である。

また、Windows Phone 7は、マイクロソフトの3スクリーン(PC、TV、モバイル)戦略の一環で重要な位置を占めており、新しい開発環境では、PC、Xbox、Windows Phoneで共通のプログラムが動く。これも他陣営には見られない特徴である。

2012年に発表されたWindows Phone 8は、同年の年末商戦で北米などの主要市場(日本を除く)で本格的に売り出され、ノキアのLumia 920などは一定の成功を収めた。しかしプラットフォームのシェアではAndroidやiOSに大きく差をつけられ[57]、Windows Mobile時代よりも減少している。

Firefox OS

開発環境は、ウェブHTML)ベースとなっている。


グローバル市場の状況

メーカー別 世界のスマートフォンシェア
2017年4月〜6月 資料:Strategy Analytics.[58][59]
順位 国籍 企業名 シェア
1位 大韓民国の旗 大韓民国 サムスン 22.1%
2位 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アップル 11.4%
3位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 ファーウェイ 10.7%
4位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 オッポ 8.2%
5位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 シャオミ 6.4%

グローバル市場では、HTCやRIM、パームやノキア、かつてはサムスン電子などが多数機種が一定の市場を形成していた。Symbian OSやWindows Mobile for SmartPhoneなど専用のOSも作られていたこともあり、他にもPalm OSやWindows Mobile for Pocket PCなどPDA用OSを一部改良し搭載された機種も存在した。さらにスマートフォン向けに作られたアプリケーションソフトも多数提供されていた。PDA用OSを搭載した場合、それまでに作られたアプリケーションソフトが利用できるという利点があったためでもある。

2013年11月現在、米調査会社Strategy Analyticsによる2013年第3四半期の世界のスマートフォンの企業別シェアはサムスン35.2% (32.9%)、アップル13.4% (15.6%)、ファーウェイ5.1% (4.4%)、LGエレクトロニクス4.8% (4.1%)、レノボ4.3% (3.7%)であり、OS別出荷シェアはAndroid81.3% (75.0%)、iOS13.4%(15.6)、マイクロソフト4.1% (2.1%),Blackberry0.2% (4.3%)(()内の数値は前年第3四半期の数値)、となっておりOS別では81.3%とAndroidの寡占状態となっており、また端末別シェアではサムスンの独走状態になっている。

BlackBerry、Symbian OS、Windows Phone などAndroidとiOS以外のプラットフォームは、2011年第4四半期にはスマートフォン市場の25.1%を占めていたが、2012年Q4にはたったの7.9%にまで落ち込み、AndroidとiOS(iPhone)による複占状態になったものの、2013年第2四半期にシェア3位浮上したWindows Phoneが前年比175%増と数字を伸ばしつつある。 その反面、iOSやBrackberryなどはシェアを減少させ続けるなど、現在でもiPhoneが好調な国内とは大きく異なってる。

IDCによる2013年第3四半期のAndroid端末の出荷台数に占めるサムスン製端末の割合は39.9%でほかのメーカーのシェアはいずれも1桁台であったりと、シェア及び台数ではサムスンが独走してるが、 米市場調査会社SAがまとめた2013年第3四半期の携帯電話市場に営業利益を、アップルが四半期ぶりに1位になるなど、アップルがサムスンの独走に「待った」をかけている場面もある。 同社の出した内訳は1位:アップル50.7%(60億4200万ドル)、2位:サムスン47.2%(56億2700万ドル)、3位:ソニーモバイル0.3%(3800万ドル)、4位:TCL0.2%(2900万ドル)、5位:ファーウェイ0.2%(2600万ドル)と、サムスンとアップルの占める割合はシェア面では50%ほどだが、利益面では2社が95%以上を独占しており、3位のソニーモバイルですら1%に満たない。 アップルのシェア率が営業利益率の割に低いのは海外では高額商品のため台数を稼ぎにくいためである。スマートフォンの増加に伴い低価格帯の商品も増えたため、2010〜2012年をピークにアップルのシェアは減少傾向にあるものの、営業利益では市場に存在感を見せている。 このように世界全体の数値では台数やシェアではサムスンの一強、利益ではサムスンとアップル二強という状況だが、英調査機関Kantar Worldpanel ComTechによる2013年6〜8月のレポートにある様に地域差も大きい。

AndroidやサムスンのAndroid端末が優勢なのは変わらないが、2013年3〜5月の3か月間に欧州で販売されたスマートフォン端末のおよそ半数をサムスンが占める、Androidのシェアは欧州5カ国で70.1%、中国で72.4%、米国では55.1%、とりわけスペインでは90.8%と地域や国によって異なる。欧州ではWindows Phoneが好調でシェア10%を超え(同社)、イタリアではWindows Phoneのシェアがアップルのそれを超えるなど(同社)、北米や日本とは対照的である。また多くの市場で好調なサムスンと北米等特定の市場で数字を稼ぐアップルと、同じ「二強」のカラーも大きく違う。

米Googleは、2015年前半にも世界初となるモジュール型スマートフォンProject Araを発売予定である。これは、タイル型のデザインで各部がモジュール化されている。最小構成の場合で価格は50ドルを目指すとしている。

新興メーカーの台頭も盛んである。インドMicromaxインドネシアMitomobileフィリピンCherry Mobileアフリカ市場におけるMi-Foneなどのメーカーが出てきた[60]。 特にMicromaxは巨大市場であるインドにおいて、2013年第2四半期のシェアを22%に伸ばすなど (IDC)、首位はサムスン (26%) ではあるものの数値を落とし、MicromaxとKarbonn (13%) の勢力拡大が目立つ。同社の調べによると、同期のインドでのスマートフォンシェア率順位は、1位サムスン2位Micromax3位Karbonn4位ノキア5位ソニーモバイルと地元メーカーが強い。

ベトナムで地場企業がスマートフォンの生産を拡大する[61]

近年の動向

ファーウェイを始めとする中国メーカーの成長が著しく、アップルに陰りが見られる。

米調査会社Strategy Analyticsが2017年8月1日に発表した第2四半期(4~6月)の世界でのメーカー別スマートフォンの出荷台数に関する調査結果は、上位4位までは前年同期および前期と変わらなかったが、2位のアップルと3位のファーウェイとの差が縮まった。トップ5位までのメーカーはそれぞれ前年同期比で出荷台数が増加しているが、ファーウェイとオッポの伸びが顕著で、アップルとファーウェイのシェアの差はわずか0.7ポイントになった[59]。ファーウェイ以外の中国メーカーの躍進も続いており、オッポはシェアを前年同期の5.3%から8.2%に伸ばし、シャオミもシェア6.4%で1年ぶりに世界5位以内に入った[62]

これまで首位を走ってきたサムスンは出荷台数7950万台でシェア22.1%を記録し、2017年1~3月期に続きトップを維持した[62]北米市場ではアップルから首位を奪還した[63]

アップルは2017年第2四半期の出荷台数が、前年同期比でわずか2%の伸びに留まった。また、同社のシェアは全世界で11%だが、1年前の12%と比較するとわずかに減少している[64]

日本の状況

日本では1990年代以前に東芝GENIO」や京セラDataScope」「DataScope for DoCoMo」、パナソニック「ピノキオ」といった、“PDA的要素を付加した携帯電話/PHS”はいくつか発売されたが普及は進まず、むしろ一般の携帯電話(フィーチャー・フォン)の高機能化を受け入れるユーザー層の増加が目立った。しかし、3G(第三世代携帯電話)の普及にともなって、日本国外で生まれたカテゴリーであるスマートフォンを日本語化して発売することが可能になり、2004年にはボーダフォン日本法人(現ソフトバンクモバイル)からノキア「Vodafone 702NK」が、2005年にはNTTドコモからモトローラFOMA M1000」が発売された。また同じく2005年に、シャープウィルコムWindows Mobile 5.0 for PocketPCを搭載した日本独自開発の「W-ZERO3」シリーズを出すなどの動きがあり、このころ日本でも本格的なスマートフォンが普及するきざしが出始めた。日本国外製の3G対応のスマートフォンを個人輸入するユーザーもいた。

日本では携帯機器に特化したユーザインタフェースを持ったiPhoneの登場によって、ビジネスマンやマニア層以外の一般の人々にスマートフォンが徐々に受け入れられるようになった。後発のiPhoneに追い抜かれた形となったWindows Mobile陣営は、新たにWindows Phoneプラットフォームを立ち上げ、マルチタッチを生かしたインターフェースを搭載するなど、これに追随する動きを見せている。また、Android陣営もWindows Mobile陣営と同様の動きを見せている。

日本では、2009年以前ではキャリアが提供している携帯電話向けのWebやメールのサービス(iモードやEZwebYahoo!ケータイ)との相性が悪く、キャリアから携帯電話用ドメインのメールアドレスが提供されない場合、『スパムメール対策に携帯電話用ドメイン以外からの電子メールをメールフィルターでブロックしている人』にメールを送信する場合は除外設定をしてもらうなどの対応をしてもらう必要がある。またキャリア側が何らかの対策を行わない場合、PC等からの接続を許可していない携帯電話向けウェブサイトを閲覧できない場合も存在する。そのため、“マニア向けなガジェット”に留まっていた。特に携帯電話におけるプッシュ配信型のメールサービスと、既存のPC同様のPOP3やIMAPをベースとしたスマートフォンのメール機能の使い勝手の違いは大きい。これはスマートフォンが、電話付きの超小型PCであり、携帯電話とは似て非なるものであることに原因している(PCから公式サイト (携帯電話)や一部の勝手サイトにアクセスすることは出来ない)。また、ユーザーサイドでもスマートフォンを活用できずに、従来からの日本型高機能携帯電話に戻ってしまったり、ネットブックとデータ通信の組み合わせに移るユーザーもいた[65]

2010年の後半からは、spモードなどスマートフォンでのプッシュ型のキャリアメール対応や、FeliCaワンセグ赤外線緊急地震速報のように日本型高機能携帯電話の要素を取り入れたスマートフォンが日本のメーカーから次々と発表されている。このような、フィーチャーフォンの機能を持つ機種を「ガラケーのようなスマートフォン」として「ガラスマ」と呼ぶ事がある。この場合、対義語としてそのような機能を搭載していない機種をグローバルスマートフォン、「グロスマ」と呼ぶ[66]。また、操作性の向上やフィーチャーフォン利用者のスマートフォン移行促進を目的として、一部AQUOS PHONEIS11SH (CDMA SHI11)およびIS14SH (CDMA SHI14)、007SHなど)、およびINFOBAR C01 (CDMA SHX12) などのようにテンキーを備えた「ガラパゴスケータイのような形状をしたスマートフォン」(ソフトバンクでは二つ折りタイプの007SHを「スマートフォン」と「ケータイ」で「スマケー」と呼称)が登場したが、動作の不安定さやフィーチャーフォンで支持されていた電池持ちの良さが損なわれるなどして支持は伸びず短命に終わっている。

2011年上半期には携帯電話新規販売台数の約半数がスマートフォンとなり、2012年にはさらに伸びて約75%を占めるに至る。しかし2013〜2014年には2年連続で出荷台数が減少に転じ、特に14年はフィーチャーフォンが僅かながら7年ぶりの増加を見せるなど逆転現象まで生じている。これはフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が鈍化した事や、スマートフォン利用者の機能・性能に対する満足度が高まり買い替えの頻度が落ちた事などが原因と見られる。

多くの通信帯域を利用するスマートフォンの急速な普及により、携帯電話回線の電波帯域不足が問題となっている。各通信事業者は、当面は無線LANへのオフロード(携帯電話のデータ通信を無線LANを介して光回線に迂回させる)でしのぎ、LTEモバイルWiMAXといった、電波効率のよい次世代の通信方式への展開を急ぐ考えである。

2012年の状況

インプレスR&Dの調査によると、2012年10月現在、日本のスマートフォン普及率は39.9%で、5ヶ月で10%普及率が上昇している[67]

端末の開発をスマートフォンにシフトした国内メーカーだが、シェアはアップルとサムスン電子の二強が半分を占め、残りのシェアを奪い合うこととなり、部品確保に苦戦している。高い工作精度が必要な部品については日本メーカーの使用率が高いが、半導体チップは米クアルコムが独占している。供給は、アップルとサムスン電子が優先されるため[68]、周回遅れで市場参入した日本メーカーは販売台数を搾らざるを得ない状況となっている。各キャリアも、人気のある端末をリリースする事が事業戦略にかかわるため、以前の様に国内メーカーと密な関係を続けられず、人気の高い海外製スマートフォンを主力商品としている。

未成年への利用制限

スマートフォンの利用に伴って、インターネット依存症いじめ、見知らぬ者との出会い、生活の乱れの要因ともなりやすいため、各地域によって未成年への利用制限が進められている。2014年4月には、愛知県刈谷市の全21校の小中学校で21時以降は利用禁止にする呼びかけを行った[69]。2014年8月には福岡県春日市でも同様で、22時以降は禁止となった[70][71][72]
未成年が利用するに当たってこの問題をカバーするために、未成年が利用する事を前提としたスマートフォンもある。代表的なものは、ドコモがスマートフォン for ジュニアとして提供するSH-03FSH-05Eポラロイドによって開発されたポラスマ。玩具メーカーのメガハウスによって開発されたフェアリシアなどがある。

ビジネスモデルの問題点

2年縛り、実質0円、高額な料金システム、独自規制をかけた仕様など、日本の通信キャリアに共通する問題点は、日本における携帯電話#ビジネスモデルにおける問題点を参照。

アプリケーション

iPhone(iOS)やAndroidなどのスマートフォンは、ソフトウェア開発キット (SDK) が公開されており、開発者が自由にアプリケーションソフト(アプリ)を開発・配布できるようになっている。

iPhoneの場合、開発者はApple Developer Connectionに加入[73]する必要があり、さらにアプリケーションの公開時にはアップルの審査を受ける必要がある。アップルの審査に通らないアプリケーションは公開できない。jailbreakにより非認可のアプリが導入可能になるが、それを行った場合は保証対象外となる。Windows Phone 7においても、ソフトウェアのインストール元はWindows Phone Marketplaceのみに制限されており、開発者はWindows Phone Marketplaceへの登録と審査を経る必要がある。

BlackBerryAndroidWindows Mobile(6.5以前)ではアプリケーションマーケット以外のアプリケーションもインストール可能だが、アプリケーションの配布を効率的に行うために、AndroidのGoogle PlayやBlackBerryのBlackBerry App WorldのようにOS提供元が中心となったアプリケーション公開用プラットフォームが存在する。

Google PlayとApp Storeは、アプリ売上げの8割がゲームとなっている[74]


周辺機器

マイクロホン端子、USB端子、Bluetooth、NFC(近距離無線通信)などにより、スマートフォンと連携できるハードウェアが販売されている。

スマートフォンによる体への影響

スマホ症候群
スマートフォンの普及で「ストレートネック」にともなう症状(首の痛みや肩こり、ひどい場合は、めまいや吐き気)を訴える女性が増えている。正常な首の骨は、重い頭を支えるために、前方向きに彎曲しているが、「ストレートネック」は、姿勢の崩れや慢性的な疲労により、カーブは失われ、まっすぐになってしまう[85]斜視等。
テキスト・サム損傷
スマートフォンの持ち方によっては指が変形し、筋肉が癒着して指が曲がらなくなったり痛みなどの症状を引き起こす場合がある。この症例を、日本国外ではテキスト・サム損傷と呼ばれている。この症例に最も多いとされている持ち方は、小指で本体の下部を支える持ち方である。これは小指に重量負担が集中して、その部位だけ変形を引き起こすものと考えられている[86]
スマホ老眼
長時間使用によって、フォーカス調整の働きをもつ水晶体を動かす筋肉が固くなり、遠距離の視力が落ちる事がある。慢性的になると老眼の原因となる。他にも、長時間下を向く無理な姿勢により、肩や腰、顔など、全身のいたるところに不調が現れやすくなる[87]
睡眠への影響
スマートフォンを含めて多くのディスプレイのには、ブルーライトと呼ばれる可視光線が含まれる。このブルーライトを長時間浴びると体内のメラトニンが抑制され、覚醒状態になりやすくなって睡眠に悪影響を及ぼす可能性がある。特にスマートフォンは、他の機器と比較してブルーライトの量が多い傾向にある[88]。なおこれらによる症状が慢性的になって重症化すると、うつ病自閉症不安障害愛着障害などの精神疾患を引き起こす引き金になる場合がある[89]
子供への影響
0歳から2歳の間には脳が3倍程の大きさに成長する為、この時期にスマートフォンを使用させる事による影響が大きいという懸念がある。スマートフォンによる脳への過剰な刺激によって、注意欠陥、認知の遅れ、学習障害などを引き起こす恐れがある[90]
また小・中・高校生が使用する場合でも、およそ3割が生活に影響が出ている傾向もある。主に、一度触りだすとゲームやインターネットに夢中になるなどして、勉強意欲が湧かなくなったり充分な睡眠がとれなくなるなどの症状が増加している[91]
記憶の外部化
理化学研究所脳科学者によると、スマートフォンは感覚・認知の拡張において、電脳化(記憶の外部化)の役目を果たしており、人々は複雑な処理を任すことにより、記憶をしなくなったが、それにより脳内の記憶容量は増えたという[92]

脚注

注釈

  1. (AndroidのGoogle Mapsなど)
  2. ZTE Axon Elite、Android 5.0以降のスマートロックなど
  3. (iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)
  4. iOS、Android 6以降など
  5. (Cyanogen OSなど)

出典

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  88. スマホの使いすぎで指が変形!!? 恐ろしすぎる健康被害の実態
  89. 10 Reasons Why Handheld Devices Should Be Banned for Children Under the Age of 12
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  91. スマホ 高校生「生活に影響」3割…岡山
  92. 答えはGoogle Glassか、GALAXY Gearか? 『拡張する脳』の脳科学者・藤井直敬氏とポストスマホの本命を考える

関連項目



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