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[[File:5 different Smartphones.jpg|thumb|right|200px|さまざまなメーカーのスマートフォン]]
 
'''スマートフォン'''({{lang-en-short|smartphone}})は、先進的な[[モバイルオペレーティングシステム|携帯機器用OS]]を備えた[[携帯電話]]の一種。略称は「スマホ」。
 
  
== 概要 ==
+
'''スマートフォン'''({{lang-en-short|smartphone}})
一般的には、2000年代後半までに普及していた従来型の高機能携帯電話([[フィーチャー・フォン]])と比べて、よりスマートで、よりPCに近いものをスマートフォンと言う。従来型の高機能携帯電話に、[[ハンドヘルドコンピュータ]](スマートフォンが登場する前の世界で一般的に使われていた、携帯型[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]の形態の一つ)の機能を取り込んでいる。
 
  
「『スマートフォン』という用語に対する明確な[[定義]]は無い」とする説もある<!--<ref name="soumushou_meguru">[http://www.soumu.go.jp/main_content/000143085.pdf 総務省 スマートフォンをめぐる現状と課題]</ref>--><ref name="soumushou_security">[http://www.soumu.go.jp/main_content/000101732.pdf 情報通信ネットワーク産業協会 スマートフォンにおけるセキュリティの課題と背景]</ref><ref name="kddidic">[http://www.kddi.com/yogo/%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3.html KDDI用語集]</ref>。
+
[[携帯電話]]と個人用携帯情報端末 PDAの機能を融合させた端末。
  
通話しかできなかった1980年代から1990年代の携帯電話に対して、1990年代年代後半から2000年代にかけて普及していたフィーチャーフォンは[[SMS]]機能や[[インターネット]]閲覧機能を備えるなど十分に高機能だったが、[[電子メール|メール]]やカレンダーなどの基本アプリ以外には使えるアプリが少なく、インターネットも限定的にしか見られなかった。フィーチャーフォン時代はOSがハードウェアと一体化されており、また基本アプリもOSと一体化されており、スマホのようにアプリを自由に[[ダウンロード]]したり消したりバージョンアップしたりできなかったのである。一方、2010年代に普及しているスマートフォンは、インターネットを自由に使え、またアプリも自由にダウンロードしたり消したりバージョンアップすることができ、OSをバージョンアップすることもできる。また[[wi-fi]]機能も使えるものが一般的である。2010年代中盤以降のスマホでは、高速通信([[LTE]])機能や、[[人工知能|AI]]を使った音声認識による[[バーチャルアシスタント]]機能を備えるものも多い。
+
電話の機能に,[[電子メール]][[ワールド・ワイド・ウェブ]] WWWの閲覧・書き込み,スケジュールや住所録管理,音楽や静止画・動画の再生など多くの機能を付加している。通常,ソフトウェアやファイルの管理をする[[オペレーティングシステム]] OSを積んでいる。
  
OSは、[[アップル (企業)|Apple社]][[iPhone]]で使われている[[iOS (アップル)|iOS]]と、その他のほとんどの製品で使われている[[Google]]社の[[Android]]が一般的だが、他にもあり、また各携帯電話会社でAndroidを独自にカスタマイズしたOSもある。
+
1999年に発表された小型キーボード付きの多機能端末 BlackBerryに始まり,2007年に[[アップル (企業)|アップル]]が発表した多機能電話 [[iPhone]]が世界で爆発的に売れ,スマートフォンのブームをつくった。
  
スマホの画面が大きいものは[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]と言う(スマートフォンとタブレットの中間くらいの大きさのものは[[ファブレット]]という)。スマホ、タブレット、[[スマートウォッチ]]など、2010年代以降に一般的に使われるようになった、ネット接続機能や電子決済機能などを持つスマートなデバイスのことを「[[スマートデバイス]]」という<ref>[http://www.sophia-it.com/content/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9 スマートデバイスとは]</ref>。
+
日本の携帯電話も 1999年からネットワークにつながる [[iモード]]が導入されていたが,世界的な流れとはならなかった。
  
世界でのスマートフォンの普及率は、2013年にフィーチャーフォンの普及率を上回った<ref name="news1">{{cite news| url= http://www.3news.co.nz/Smartphones-now-outsell-dumb-phones/tabid/412/articleID/295878/Default.aspx|work=3 News NZ |title= Smartphones now outsell 'dumb' phones| date=April 29, 2013}}</ref>。日本でも2013年にスマホがフィーチャーフォンの普及率を上回り、2016年のスマホの普及率は全年代で71.3%、特に20代では96.8%に達するなど<ref>[http://www.soumu.go.jp/main_content/000492876.pdf 平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査] 総務省 情報通信政策研究所</ref>、スマホは2010年代において最も一般的な携帯電話の形態である。
+
世界の携帯電話メーカーは競って新型のスマートフォンを発表しており,OSでいえば,[[グーグル]]の [[Android]],アップルの [[iOS]],[[ブラックベリー (企業)|ブラックベリー]]の BlackBerryOSなどが普及している。
  
== 定義や分類 ==
+
{{テンプレート:20180815sk}}
概要の通り明確な分類方法が無い状態で分類されている。
 
*内閣サイバーセキュリティセンター - iOSとAndroidその他スマートフォンOSがインストールされた端末をスマートフォンとする(スマートフォンOSがインストールされた物)<ref>[https://www.nisc.go.jp/conference/cs/taisaku/ciso/dai02/pdf/02shiryou0305.pdf]</ref>。
 
*[[NTTドコモ]] - Androidがインストールされた端末を「ドコモスマートフォン」としている。それ以外は「ドコモケータイ」や「iPhone」と分類されている。
 
*[[Au_(通信)]] - Androidがインストールされた端末を「スマートフォン」としている。それ以外は「ケータイ」や「iPhone」と分類されている。
 
*[[ソフトバンク]] - AUと同様の分類である。
 
*[[厚生労働省]] - 「厚生労働省ホームページがスマートフォン対応になりました。」の案内で「iOS4/5、iPhone3GS 以降」、「Android2.1以降」を「対応、推奨している」としている<ref>[http://www.mhlw.go.jp/kaitei/]</ref>。
 
 
 
==オペレーティングシステム==
 
[[File:World Wide Smartphone Sales.png|thumb|400px|スマートフォンOS別販売台数推移<ref name="Gartner">{{Cite web|url=http://www.gartner.com/technology/home.jsp |title=Technology Research |publisher=Gartner Inc. |accessdate=2013-03-02}}</ref>]]
 
[[File:World Wide Smartphone Sales Share.png|thumb|400px|スマートフォンOS別販売シェア推移<ref name="Gartner" />]]
 
{{see also|モバイルオペレーティングシステム}}
 
[[市場占有率|シェア]]は、世界的に見ると[[Android]]が圧倒的に大きい。<ref>[http://www.idc.com/prodserv/smartphone-os-market-share.jsp]</ref>
 
 
 
なお、世界ではAndroidが圧倒的となっているが、日本では2014年時点iOSが過半数で、[[iOS (アップル)|iOS]]と[[Android]]の2強状態である<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140304_638016.html 日本のiPhoneシェア3%増、諸外国ではAndroid傾向強まる]</ref>。
 
 
 
*[[Android]] - Android社を買収した[[Google]]が開発しているOS。[[Linux]][[カーネル]]や[[WebKit]]、[[Android Runtime|ART]]と呼ぶ独自の実行環境などで構成される。
 
** [[LineageOS]] - Android派生OSであったCyanogenModの派生OS。Androidのオープンソース部分を基にしているため、非オープンソースなアプリは搭載されていない。
 
** [[Maru OS]] - Android及びDebian派生OS。
 
*[[iOS (アップル)|iOS]](当初は OS X iPhone、その後 iPhone OS、現在 iOS) - [[アップル (企業)|アップル]]が開発した自社ハードウェア専用のOS。[[XNU]]カーネルや[[Cocoa Touch]]、WebKitなど[[macOS]]と共通するコンポーネントから構成されるが、[[ユーザインタフェース|UI]]は大きく異なり、バイナリ互換性はない。
 
*[[Microsoft Windows 10 Mobile|Windows 10 Mobile]] - Windows Phone 8の後継OS。[[Microsoft Windows 10|デスクトップ版Windows 10]]と[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]を完全に統一した。[[2015年]]末の正式リリースより、国内で対応端末が複数発売されている。
 
*以下のオープンソースプラットフォームは、Androidの寡占への懸念や新興国向けのコストダウンの需要などから主力キャリアやメーカーの注目を集めた。
 
**[[Tizen]] - Linuxベースでサムスン・インテル・[[NTTドコモ]]などが開発に参加。ドコモが端末の発売を予定していたが、2014年1月16日に「時期が適切でない」として実質の撤退表明を公式発表していた。{{仮リンク|Samsung Z1|en|Samsung Z1}}に搭載されている。Linuxカーネル、Waylandなどで構成されている。
 
**{{仮リンク|Ubuntu Touch|en|Ubuntu Touch}} (Ubuntu Phone) - 英[[カノニカル]]が開発<ref>{{cite news|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/03/news008.html|title=スマートフォン向けUbuntuをCanonicalが発表 2013年末に搭載端末リリースへ|publisher=[[ITmedia]]|date=2013-01-03|accessdate=2013-03-07}}</ref>。[[Linuxカーネル]]、[[Mir (ディスプレイサーバ)|Mir]]、[[Qt]]などで構成されている。
 
**[[:en:Sailfish OS]] - フィンランド[[Jolla]]が開発。[[MeeGo]]の成果物を引き継いでいる。またフィンランド3位の通信事業者[[DNA]]が導入した ({{仮リンク|Jolla Phone|en|Jolla (mobile phone)}})<ref>{{cite news|url=http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2013/Gpre201376.html|title=新モバイルOSに集う通信事業者
 
|publisher=|date=2013-07-23|accessdate=2013-07-30}}</ref>。{{仮リンク|Turing Phone|en|Liquidmorphium Turing Phone}}にも搭載されている。[[Linuxカーネル]]、[[Qt]]などで構成されている。
 
 
 
=== 過去のスマートフォン向けOS ===
 
*[[bada]] - 韓[[サムスン電子]]の独自モバイルプラットフォーム。韓国語で「海」を意味する言葉からこの名前がつけられた。開発終了<ref>[http://www.fiercemobileit.com/story/samsung-scraps-bada-os-folds-it-tizen/2013-02-25 Samsung scraps Bada OS, folds it into Tizen] FierceMobileIT 2013年2月25日</ref>。
 
*[[BlackBerry|BlackBerry OS]] - 企業利用を念頭に、遠隔管理とアクセス、メッセージングに重点をおいたOS。初期のバージョンでは電話をかけることができなかった。
 
*[[:en:BlackBerry Tablet OS|BlackBerry Tablet OS]] - タブレット端末「[[BlackBerry PlayBook]]」専用OS。[[QNX]]をベースにしており、BlackBerry用アプリケーションの他、Android用アプリケーションも動作させることも可能。
 
* [[BlackBerry 10]] - BlackBerry社の開発した新たなOS。BlackBerry Tablet OSと同じく、QNXをベースにしていた。現在も更新が続いているものの、BlackBerry社の新端末はAndroid OSとなっている。
 
*[[Firefox OS]] - [[Mozilla Foundation]]が開発。日本では[[KDDI]]が参入している。スマートフォン向けは開発停止中<ref>[http://gigazine.net/news/20151209-mozilla-stop-firefox-os/ Mozillaが「Firefox OSのスマートフォン向け展開を終了」と発表、リリースからわずか2年でFirefox OSスマホは消滅することに] GIGAZINE 2015年12月9日</ref>。
 
*[[Garnet OS]](旧Palm OS)- [[パーム (企業)|パーム]]のPDAに使われていたOSであり、現在は日本の[[ACCESS (企業)|ACCESS]]が[[知的財産権]]を保有している。PDAやスマートフォン登場初期に使われた。内蔵[[W-CDMA]]に対応していない。後継はAccess Linux Platform。
 
* [[Access Linux Platform]] - ACCESS社のスマートフォン向けOSであり、Palm OSの後継。2011年、事業撤退により開発終了<ref>[http://jp.access-company.com/files/2011/04/s110420_03.pdf ACCESS 第27回 事業説明会] ACESS 2011年4月20日</ref>。
 
*[[Symbian OS]] - [[S60]]や[[MOAP|MOAP-S]]などのUIレイヤと組み合わせて使用される。日本ではNTTドコモ向けの携帯電話([[フィーチャーフォン]])で多数採用されていた<!--が、通常はS60または[[UIQ]]を搭載したもののみがスマートフォンに区分される{{要出典|date=2010年10月}}-->。[[ノキア]]の方針に伴いスマートフォン向けの採用は2011年に事実上停止された。
 
*[[Windows Mobile]] - UIはデスクトップ版のWindowsと似ているが、バイナリ互換性はない。初期のスマートフォンでよく採用されたが、iPhoneやAndroidに押されシェアは低下している。日本では[[W-ZERO3]]シリーズの発売で広まった。
 
*[[Windows Phone]] - Windows Mobileを置き換えるMicrosoftの新しい携帯電話用OS。UIなどが刷新された。8で、[[Windows NT系|NTカーネル]]化、マルチコアCPU・SDカード・[[Microsoft DirectX|DirectX]]などのサポートが強化された。10で、Windows 10との互換性が強化され、Windows 10 Mobileとなった。
 
*[[webOS]] - [[ヒューレット・パッカード|HP]](旧パーム。現在はHPの一部門)のモバイル用OSであったが、LGに買収され現在スマートTV向けとなっている。[[GNU/Linux]]とWebKitを中心に構成されている。
 
* [[MeeGo]] - インテルの[[Moblin]]及びノキアの[[Maemo]]の後継OS。開発は終了したが、オープンソースの成果物は{{仮リンク|Mer|en|Mer (software distribution)}}に引き継がれた。
 
*[[Brew MP]] - [[クアルコム]]が開発した途上国および新興国向け低スペック系スマートフォン用のOS。先進国には投入されない見込み。BREW MP SDKの最終更新は2012年。
 
*[[Fire OS]] - Amazonの開発したAndroid派生OS。元々タブレット向けであったが、スマートTVやスマートフォン ([[Fire Phone]]) にも搭載されていた。
 
* [[CyanogenMod|Cyanogen OS]] - Android派生OS。一部のスマートフォンに搭載されていた。
 
 
 
==機能==
 
*緊急速報の受信([[緊急地震速報]]、[[アンバーアラート]]など)
 
*コミュニケーション([[電話]]、[[メール]])
 
**電話
 
***Bluetooth機器を使ったハンズフリー通話
 
***[[インターネット電話]]([[iOS (アップル)|iOS]]の[[FaceTime]]、[[Android]]の[[ハングアウト]]、[[Windows Phone]]の[[Skype]]など)
 
***[[テレビ電話]]/[[ビデオチャット]](iOSのFaceTime、GoogleのハングアウトやDuo、Windows PhoneのSkypeなど)
 
***迷惑電話の拒否(Android Nougat以降など)
 
***留守番電話の書き起こし(iOS 10以降など)
 
**[[電子メール]]の送受信
 
**[[インスタントメッセンジャー]](iOSのiMessage、Androidのハングアウト、Windows PhoneのSkypeなど)
 
**[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]の利用([[Android]]の[[Google+]]など
 
**レストランの予約(Google検索<ref>[http://ascii.jp/elem/000/001/208/1208200/ Google検索から、レストラン予約する機能を導入] [[アスキー (企業)|ASCII]] 2016年8月8日</ref>など)
 
*コンテンツ閲覧
 
**[[World Wide Web|ウェブ]]の閲覧([[フルブラウザ]])
 
*** [[広告ブロック]](サムスンのSamsung Internet for Android、iOS 9以降のSafari<ref>[https://techcrunch.com/gallery/everything-you-need-to-know-about-ios-9s-new-content-blockers/ Everything You Need To Know About iOS 9’s New Content Blockers] TechCrunch 2015年8月28日</ref>など)
 
**[[ニュースサイト|ニュース]]の閲覧(Androidの「Googleニュースと天気」や「[[Google Play]] ニューススタンド」など)
 
**ドキュメントファイル([[Portable Document Format|PDF]]や[[Microsoft Word|Word]]、[[Microsoft Excel|Excel]]など)の閲覧/編集(Androidの[[Quickoffice]]、シャープ製スマートフォンなどに[[プリインストール]]されている[[Documents To Go]]など)
 
**スライドショーの閲覧/編集(Androidの[[Quickoffice]]、シャープ製スマートフォンなどにプリインストールされている[[Documents To Go]]など)
 
**[[電子書籍]](iOSのiBooks、AndroidのGoogle Booksアプリなど)
 
**音楽再生
 
***[[イコライザー (音響機器)|イコライザー]](AndroidのGoogle Play Music、Cyanogen OSのAudioFXなど)
 
***ハイレゾ音源の再生(Xperiaなど)
 
***外部スピーカー接続
 
***オーディオアンプ (USB-DAC) の接続(Android 5.0以降<ref>[http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20141201_678269.html Android 5.0アップデートでついにUSB Audio Class対応 一歩前進も、ハイレゾはネイティブ出力できない?] AV Watch 2014年12月1日</ref>など)
 
***音楽配信サービスの利用(iOSのApple Music、AndroidのGoogle Play Musicなど)
 
**静止画、動画の閲覧
 
***外部モニターの接続
 
***AVアンプの接続
 
***動画配信サービスの利用(AndroidのGoogle Play ムービー&TVなど)
 
***動画共有サイトの利用(AndroidのYoutubeアプリなど)
 
**** ゲーム実況の閲覧(AndroidのYouTube Gamingアプリなど)
 
***フォトストレージおよび共有サービスの利用(iOSのiCloud Photo Library、AndroidのGoogle Photosなど)
 
***テレビ(ワンセグ及びフルセグ)の視聴(日本や韓国、ブラジル向けのAndroidスマートフォンなど)
 
***FMラジオの聴取
 
<!--***AMラジオの聴取-->
 
*情報の作成・記録
 
**メモ(AndroidのGoogle Keepアプリなど)
 
*** メモ共有(iOS 10以降のNotes collaborationなど)
 
**文章作成
 
**[[ペイント]]
 
**[[デジタルカメラ]]
 
*** [[高速度撮影]]<ref>[http://japan.cnet.com/news/commentary/35054992/ 「iPhone 6/6 Plus」でスローモーション撮影速度を変えるには] CNET Japan 2014年10月10日</ref>
 
*** タイムラプス撮影(iOS 8以降など)
 
*** [[RAW画像|RAW撮影]](Android 5.0以降、iOS 10以降<ref name="ios-raw">[http://jp.techcrunch.com/2016/06/15/20160614iphone-and-ipad-apps-will-be-able-to-shoot-raw-photos-with-ios-10/ iOS 10では、iPhoneとiPadでRAW写真を撮れるようになる] TechCrunch 2016年6月15日</ref>など)
 
*** [[オートブラケット機構|オートブラケット撮影]](京セラのDIGNO R<ref>[http://ascii.jp/elem/000/000/814/814359/index-4.html コンパクトが魅力の夏スマホのカメラ機能を比較する] ASCII.jp 2013年8月5日</ref>など)
 
*** スマートウォッチからのリモート撮影(AndroidのGoogleカメラ 2.3.017以降など)
 
*** RAW現像(AndroidのSnapseed<ref>[http://www.theverge.com/2015/10/29/9637210/google-snapseed-raw-support-update Google's Snapseed app can now edit RAW photos on Android] The Verge 2015年10月29日</ref>、iOS 10以降<ref name="ios-raw"/>など)
 
*** 写真加工
 
*** 美顔カメラ(サムスンのカメラアプリのBeauty Faceモード<ref>[http://www.samsung.com/uk/consumer/flagship/SM-C1010ZWABTU/tutorial/tutorial/beauty_face_correct_facial.html?CID=AFL-hq-mul-0813-11000170 Beauty Face] Samsung</ref>など)
 
*** [[顔認識]]・物体認識による写真のグループ化(iOS 10以降のPhotosアプリのMemories機能<ref>[http://jp.techcrunch.com/2016/06/14/20160613apple-image-and-facial-recognition/ Apple、iPhoneに顔認識と物体認識を導入] TechCrunch Japan 2016年6月14日</ref>、Google Photosなど)
 
**[[ビデオカメラ|ムービーカメラ]]
 
*** 動画編集(iOSのiMovie、AndroidのMovie Studioなど)
 
**[[ボイスレコーダー|サウンドレコーダー]]
 
*** 360度録音(Lenovo Phab 2搭載のDolby Audio Capture 5.1など)
 
** 音楽演奏/作成
 
*** 低レイテンシなオーディオI/O(iOSのAudio Unit<ref>[https://developer.apple.com/library/ios/documentation/MusicAudio/Conceptual/AudioUnitHostingGuide_iOS/Introduction/Introduction.html About Audio Unit Hosting - Audio Unit Hosting Guide for iOS] Apple</ref>、AndroidのOpenSL ES(毎回改善されているものの未だiOSに劣る<ref>[http://www.androidpolice.com/2015/11/13/android-audio-latency-in-depth-its-getting-better-especially-with-the-nexus-5x-and-6p/ Android Audio Latency In-Depth: It's Getting Better, Especially With The Nexus 5X And 6P] Android Police 2015年11月13日</ref>)、Samsung Professional Audio SDK(バックエンドに[[JACK Audio Connection Kit|JACK]]を使用)など)
 
*** USB経由でのMIDIデバイスの接続(Android 6.0以降<ref name="android-midi">[https://source.android.com/devices/audio/midi.html MIDI] Android Open Source Project</ref>など)
 
*** Bluetooth LE経由でのMIDIデバイスの接続(iOS8以降<ref>[https://developer.apple.com/bluetooth/Apple-Bluetooth-Low-Energy-MIDI-Specification.pdf Apple Bluetooth Low Energy MIDI Specification] Apple</ref>、Android 6.0以降<ref name="android-midi"/>など)
 
*** メトロノ-ム (Google検索<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/03/news020.html 個人練習が捗る Googleで「メトロノーム」と検索すればメトロノームが即使える] ITmedia 2016年7月3日</ref>など)
 
<!--
 
*** ピッチチューナー
 
*** シンセサイザー
 
-->
 
*** [[キーボード (楽器)|ミュージカルキーボード]](Samsung SoundcampのKeyboard<ref name="soundcamp">[http://news.samsung.com/global/release-your-inner-dj-with-the-samsung-soundcamp-app Release Your Inner DJ with the Samsung Soundcamp App] Samsung 2015年11月2日</ref>など)
 
*** 仮想[[ドラムセット]](Samsung SoundcampのDrum<ref name="soundcamp"/>など)
 
*** 仮想ギター/仮想バスギター(Samsung Soundcamp v6.3.1以降のGuitars及びBass guitarsなど)
 
*** [[ミュージックシーケンサー]](Samsung SoundcampのLooper<ref name="soundcamp"/>やMidi Editorなど)
 
*** XY Pad(Samsung SoundcampのLooper<ref name="soundcamp"/>など)
 
*** [[サンプラー]](Samsung SoundcampのSampler<ref name="soundcamp"/>など)
 
*** [[ミキシング・コンソール|ミキサー]](Samsung SoundcampのMixerビュー<ref name="soundcamp"/>など)
 
<!--
 
*** 仮想ターンテーブル
 
*** 楽譜
 
-->
 
*[[Personal Information Manager|個人情報管理]]機能
 
**スケジュール(予定)管理/カレンダー(AndroidのGoogleカレンダーアプリなど)
 
**ToDo(予約)管理
 
**住所録
 
**名刺管理(サムスンのScanBizCardsなど)
 
*[[懐中電灯]](iOS7以降<ref>[http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/197/197637/ iPhoneのLEDライト(懐中電灯)をサッと素早く消す方法――iOS 7編] アスキー 2014年1月30日</ref>、Android 5.0以降<ref>[http://getnews.jp/archives/715702 Android 5.0(Lollipop)の機能紹介 : カメラフラッシュを懐中電灯にする機能が標準機能になる] ガジェット通信 2014年12月8日</ref>など)
 
<!--
 
*[[鏡]]
 
*[[拡大鏡]]
 
*[[定規]]/[[分度器]]
 
*[[ナイトビジョン]]
 
*[[犬笛]]
 
*[[数取器]]
 
-->
 
*[[時計]]
 
** [[世界時計]]
 
** アラーム
 
** ストップウォッチ
 
*[[電卓]]
 
** 関数電卓
 
* ヘルスケア
 
** 健康情報の一元管理(iOSのヘルスケアアプリ、AndroidのGoogle Fitなど)
 
** [[万歩計]](iOS8以降<ref>[http://jp.techcrunch.com/2014/07/09/20140708ios-8-tips-apples-health-hand-with-homegrown-step-and-calorie-counting-features/ iOS 8最新ベータで、Healthアプリに内蔵歩数計がついた] TechCrunch Japan 2014年7月9日</ref>、[[Google Fit]]など)
 
** 心拍数モニタ([[Samsung Galaxy S5]]<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140508_647190.html 高速AF、心拍センサーを搭載、画面にはフッ素コート「GALAXY S5 SCL23」] ケータイWatch 2014年5月8日</ref>など)
 
**緊急情報の登録(Android Nougat以降など)
 
**睡眠支援 (iOS 10以降の時計アプリのベッドタイム機能<ref>[http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08501810Y6A011C1000000 iPhoneが睡眠分析 新OSの健康機能に驚いた] 日経トレンディネット 2016年10月23日</ref>など)
 
*地図・交通
 
** [[世界地図]]
 
** [[仮想地球|仮想地球儀]](AndroidのGoogle Earthアプリなど)
 
** 屋内地図(インドアマップ。AndroidのGoogle Mapsアプリなど)
 
**[[ナビゲーション]]
 
*** [[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]
 
*** [[方位磁針]](iOS7以降のコンパス<ref name="compass-ios7"/>など)
 
**渋滞状況・交通情報
 
**[[乗換案内]]
 
**運行情報・遅延情報<ref>[http://getnews.jp/archives/1494952 Google、Googleマップで公共交通機関の運行情報や遅延情報を表示] ガジェット通信 2016年7月22日</ref>
 
**スポット検索
 
*** [[口コミ]]共有<ref group="注釈">(AndroidのGoogle Mapsなど)</ref>
 
*調べる
 
**[[電子辞書]]
 
<!--**電子百科事典-->
 
**[[Web検索]]
 
***ニュース検索
 
***画像検索
 
****[[類似画像検索]](AndroidのGoogle Gogglesなど)
 
***動画検索
 
**歌詞検索<ref>[http://jp.techcrunch.com/2014/12/23/20141222google-adds-song-lyrics-to-top-of-search-results-points-searchers-to-google-play/ Google、歌詞検索の結果ページトップにて歌詞の直接表示を開始] TechCrunch Japan 2014年12月23日</ref>
 
**地図検索
 
**電子書籍の全文検索<!--Google Books-->
 
**リアルタイム翻訳、音声入力、画像テキスト抽出、撮影映像への[[拡張現実]]的表示<ref>http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/25/news138.html</ref>など(Fire OSのFIREFLY機能、AndroidのGoogle翻訳アプリ(日本語対応<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121210_578100.html 「Google翻訳」アプリ、撮影画像からの翻訳が日本語・中国語・韓国語に対応] INTERNET Watch 2012年12月10日</ref>)など)
 
**音楽/鼻歌からの曲名検索(iOS 8以降のSiri<ref>[http://japanese.engadget.com/2014/06/02/ios-8-siri-shazam-hey-siri/ iOS 8は Siri も進化。周囲の音楽をShazamで調べて即購入、手放しでHey Siri、連続認識など] Engadget 2014年6月3日</ref>、AndroidのSound Search for Google Playなど)
 
<!--
 
**レシピ検索
 
**電話帳検索
 
-->
 
*タグ読み取り
 
**[[二次元コード]]読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
 
**[[ICタグ]]読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
 
**[[ICカード#非接触型|非接触ICカード]]読み取り(一部の日本のスマートフォンにプリインストールされている「楽天Edy」アプリのEdyカード残高確認機能など)
 
**バーコード検索(Fire OSのFIREFLY機能など)
 
*[[機械翻訳]]
 
*学習(iOS 9.3以降の「Education」、NTTドコモの[[ドコモゼミ]]など)
 
*[[コンピュータゲーム|ゲーム]]
 
** ARゲーム(GoogleのProject Tangoなど)
 
*インテリジェントパーソナルアシスタント(iOSのSiri、AndroidのGoogle Now/Google Assistant、Windows PhoneのCortana、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」など)
 
*[[アクセシビリティ]]
 
**スクリーンキーボード(Androidの「Googleキーボード」アプリなど)
 
***[[インプット メソッド エディタ|日本語入力補助]](Androidの「Google 日本語入力」アプリ、一部の日本のスマートフォンにプリインストールされている[[ATOK#ATOK for Android|ATOK for Android]]など)
 
**手書き入力(Androidの「Google手書き入力」アプリなど)
 
**物理キーボード(標準搭載するものもあれば、Bluetooth接続で使えるものもある)
 
**テキスト読み上げ(Androidの「Googleテキスト読み上げ」アプリ、[[Google TalkBack]]など)
 
**音声入力(Androidの「音声検索」アプリなど)
 
**ブルーライト削減(iOS 9.3以降の「Night Shift」、Google Play ブックスの「Night Light」など)
 
* 金融
 
** 電子マネー決済(アップルの「Apple Pay」や「Wallet」、Googleの「Android Pay」や「Google Wallet」、サムスン電子の「Samsung Pay」、LG電子の「LG Pay」、NTTドコモによって開発された「おサイフケータイ」や「iDアプリ」など)
 
** オンラインバンク(auのAndroidスマートフォンに搭載のじぶん銀行アプリなど)
 
** 個人間送金(iOS 10以降のiMessageなど)
 
**単位換算/通貨換算(Google検索、iOSのSiriやSpotlight検索<ref>[http://arstechnica.com/apple/2015/07/first-look-ios-9-public-beta-is-the-update-the-ipad-deserves/4/ First look: iOS 9 public beta is the update the iPad deserves] Ars Technica 2015年7月10日</ref>など)
 
**株価表示(AndroidのGoogle Financeアプリなど)
 
* 測定/計測
 
** [[水準器]](iOS7以降のコンパス<ref name="compass-ios7">[http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/209/209568/ 方角も迷わないし水平も保てる、iOS 7の「コンパス」と「水準器」の使い方] 週刊アスキー 2014年3月27日</ref>、「Bubble Level」でのGoogle検索<ref>[http://www.ubergizmo.com/2015/12/search-google-bubble-level/ Search Google For “Bubble Level” For A Nifty Feature] Ubergizmo 2015年12月23日</ref>など)
 
** 放射線計([[SoftBank 107SH]]など)
 
** [[秤]](Huawei Mate S<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3219737/Huawei-s-launches-mobile-doubles-WEIGHING-SCALE-Mate-S-handset-features-Force-Touch-pressure-pads-display.html Huawei launches mobile that doubles up as a WEIGHING SCALE: Mate S handset features Force Touch pressure pads on its display] Daily Mail Online 2015年9月2日</ref>など)<!--iPhone 6s以降の3D Touch-->
 
** 深度カメラを使った距離測定(GoogleのProject Tangoなど)
 
** [[サーモグラフィー|サーマルカメラ]]([[キャタピラー (企業)|Caterpillar]] {{仮リンク|Cat S60|en|Cat S60}}など)
 
** 気圧高度計(iOSのSiri<ref>[http://ascii.jp/elem/000/001/049/1049816/ 体の不調の原因かもしれない“気圧”をiPhoneでチェックするテク] ASCII 2015年9月13日</ref>など。iPhone 6以降などの気圧センサを搭載した一部の機種のみ)
 
<!--
 
** 騒音測定
 
** 金属探知
 
** 振動計
 
** 照度計
 
** カラーセンサー
 
** 温度計
 
** 高度計測/海抜計測
 
** スピードガン
 
** ネジピッチ測定
 
-->
 
* 他デバイスとの連携
 
** モバイル[[Wi-Fi]]ルーターとしての利用([[テザリング]])
 
** PCとの連携(iOSとMacの連携機能<ref>[http://www.apple.com/jp/osx/continuity/ OS X - Mac + iOSの連係] Apple</ref><ref>[https://support.apple.com/ja-jp/HT204681 連係機能を使って iPhone、iPad、iPod touch、および Mac を接続する] Apple</ref>、サムスンのSideSyncなど)
 
**家電の操作
 
***赤外線リモコンとしての使用(Android 4.4以降など)
 
***ホームオートメーションのコントローラ(iOS 8.1以降のHomeKitなど)
 
<!--
 
** PCの周辺デバイスとしての利用
 
*** 小型外部ディスプレイとしての使用(TODO: Duet DisplayやiDisplayなどのサードアプリはある)
 
*** タッチパネルデバイスとしての使用(TODO: gPad remote touchpad/keyboardなどのサードアプリはある)
 
*** USBキーボードとしての使用(TODO: USB Keyboardなどのサードアプリはある)
 
*** スピーカーデバイスとしての使用(TODO: LinuxカーネルにCONFIG_USB_AUDIOがあるので、Androidで有効にしているデバイスを探す)
 
*** Webカメラデバイスとしての使用
 
*** センサーデバイスとしての使用
 
-->
 
** 車のダッシュボードとの連携(iOS 7以降の[[CarPlay]]、Androidの[[Android Auto]]アプリ、auのカーナビデータ通信設定など)
 
**クラウド印刷(Androidの「Google クラウド プリント」など)
 
** 外部ディスプレイへの投影
 
*** 外部ディスプレイへの有線接続
 
*** 外部ディスプレイへの無線接続(Android 4.2以降、Windows Phone 8.1以降などがMiracastに、Androidの複数のGoogle製アプリなどがChromecastに対応している。)
 
*** PCとしての使用(Windows 10 MobileのContinuum、Ubuntu Touchのデスクトップモード、Maru OSなど)
 
* 通信
 
** [[DUAL SIM|複数SIM]]の使用(Android 5.1以降など)
 
** 通信量の節約(Android Nougat以降のデータセーバーなど)
 
* 省電力モード(Android 6.0以降のDozeモードなど)
 
* セキュリティ管理
 
** {{仮リンク|盗難対策システム|en|Anti-theft system}}(アップルのFind My iPhoneサービス、GoogleのAndroidデバイスマネージャー、Android 5.1以降の「Device Protection」など)
 
** エンタープライズモビリティ管理 (EMM) への対応(iOS 7以降のManaged App Config、AndroidのAndroid for Workなど)
 
**データ保護
 
***パスコード
 
***[[生体認証]]
 
****顔認証(iOSのFace ID、Androidのフェイスアンロック、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
 
****指紋認証(iOSのTouch ID、Android 6.0以降、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
 
****虹彩認証(Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
 
****声紋認証<ref group="注釈">ZTE Axon Elite、Android 5.0以降のスマートロックなど</ref><ref>[http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1509/08/news052.html 3種類の技術に対応――ZTE「Axon Elite」を生体認証でロック解除してみた] ITmedia 2015年9月8日</ref>
 
* データ管理
 
** オンラインストレージの利用<ref group="注釈">(iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)</ref>(iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)
 
** クラウドへのバックアップ<ref group="注釈">iOS、Android 6以降など</ref><ref>iOS:[https://support.apple.com/kb/PH12520?locale=ja_JP iCloud: iOS デバイスを iCloud にバックアップする] Apple</ref><ref>[http://arstechnica.com/gadgets/2015/10/android-6-0s-auto-backup-for-apps-perfect-data-backup-for-the-1-5/ Android 6.0 has a great auto backup system that no one is using (yet)] Ars Technica 2015年10月13日</ref>
 
** 他OSからの移行(Android用のアップル製「Move to iOS」アプリなど)
 
* テーマの変更<ref group="注釈">(Cyanogen OSなど)</ref>
 
*[[サードパーティー]]によって開発されたソフトウェアの追加
 
 
 
==沿革==
 
===1998年まで===
 
1993年に[[アップル (企業)|アップル]]が米国内で[[アップル・ニュートン|Newton]]を発売した際、このデバイスはPDA([[携帯情報端末]])と称された。この言葉・概念が一般化したのは1996年に[[パーム (企業)|Palm]]が発売した[[:en:PalmPilot|PalmPilot]]のヒット以降である。この時点では端末に通信機能は付与されていなかった。
 
 
 
1994年に[[IBM]]が開発した[[IBM Simon]]は、[[携帯電話]]と[[携帯情報端末|PDA]]を統合した端末で、操作は主にタッチスクリーンで行い、内部メモリにサードパーティ製のアプリケーションをダウンロードし動作させることも可能という現代のスマートフォンに近い端末であった。
 
 
 
1996年に[[ノキア]]が発表した[[:en:Nokia 9000 Communicator|Nokia 9000]]は、閉じた状態では縦長ストレート型携帯電話だが、[[クラムシェル]](折りたたみ型筐体)を開けば640×200ピクセル画面及びQWERTYキーボードが現れる構成であった。
 
 
 
これらの携帯電話とPDAを統合したビジネス向け情報端末がスマートフォンの嚆矢であるとされる。しかし当時は『Smartphone』という言葉はまだ存在せず『電話ができるPDA』や『電話回線を利用して通信できるPDA』などと呼ばれていた。なおIBMやノキアではPDAではなく『'''Communicator'''』と称していた。
 
 
 
<gallery widths="180px" heights="150px">
 
File:Apple Newton MP100.jpg|Newton
 
File:Palm-IMG 7025.jpg|PalmPilot
 
ファイル:IBM Simon Personal Communicator.png||充電器に置かれた[[IBM Simon]]
 
ファイル:Nokia-9110-9000.jpg|閉じた状態のNokia 9000(右)
 
ファイル:As Time Goes By (Nokia 9000 Communicator & E7).jpg|開いた状態のNokia 9000(左)
 
</gallery>
 
 
 
===1999年===
 
[[ファイル:Blackberry 850(1999年発売・初代モデル) 2014-01-30 17-54.jpg|thumb|170px|[[BlackBerry 850]]、[[1999年]]発売・初代モデル]]
 
スマートフォンの創成期における重要な年が[[1999年]]である。この年、日本では[[NTTドコモ]]により[[iモード]]がサービスインしている。
 
 
 
そして同年[[カナダ]]では、[[ブラックベリー (企業)|リサーチ・イン・モーション]] (RIM) が「[[BlackBerry|BlackBerry(ブラックベリー)]]」を発売した。これは、発売当初は電子メールの使えるキーボード付きポケットベルとでもいうべきもので、現在ではPIM機能の[[グループウェア]]とのセキュアなリモート連携・[[プッシュ型電子メール]]・音声通話機能や、インターネット上のウェブサイトの閲覧、さらに機種によってはマイクロソフトのOfficeアプリケーションファイルや[[Portable Document Format|PDF]]の閲覧・編集機能も備えたスマートフォンに変貌を遂げている。ブラックベリーは主に法人向けであり、2004年ごろから、米国のビジネスマンを中心に普及し、スマートフォンの米国でのトップシェアを誇っている。2006年にはNTTドコモが専用サーバ ([[BlackBerry Enterprise Server]]) とのセットで[[BlackBerry|BlackBerry8707h]]を法人向けに国内販売を開始した。2008年には[[Post Office Protocol|POP]]・[[Internet Message Access Protocol|IMAP]]メールや[[Gmail]]等[[Webメール]]のプッシュ型電子メールに対応した、個人向けサービス[[BlackBerry Internet Service]]を開始し、2010年には[[iモードメール]]のメールアドレスにも対応させるべくBlackBerry用の[[spモード]]が提供されている。
 
 
 
[[File:SeP900.png|thumb|200px|right|Sony Ericsson P900 (2003年発売・P800の後継)]]
 
 
 
海外において、2000年、Ericssonはタッチスクリーン採用のSymbianスマートフォンである{{仮リンク|Ericsson R380|en|Ericsson R380}}を発売し<ref name="early-touchscreen-smartphone"/>、[[Nokia]]はタッチスクリーン採用の{{仮リンク|シリーズ80|en|Series 80 (software platform)}}のSymbianスマートフォンを発売した<ref name="early-touchscreen-smartphone"/>。2002年、[[Sony Ericsson]]はR380の後継として、ソフトウェアプラットフォームにタッチパネルベースの[[UIQ]]を採用する{{仮リンク|Sony Ericsson P800|en|Sony Ericsson P800}}を発売した<ref name="early-touchscreen-smartphone">[https://www.gsmarena.com/counterclockwise_sony_ericsson_and_symbian_uiq_the_early_days_of_the_touchscreen_smartphone-news-25517.php Counterclockwise: Sony Ericsson and Symbian UIQ, the early days of the touchscreen smartphone] GSMArena.com 2017年6月11日</ref>。UIQ向けのソフトウェア開発に必要なUIQ SDKはWeb経由で無料に提供された<ref>[http://www.allaboutsymbian.com/news/item/SDK_now_available_for_free_download.php SDK now available for free download] All About Symbian 2002年9月25日</ref>ため、非公認アプリの開発が盛んとなった。
 
 
 
===2015年===
 
2011年に、[[Google]]が[[モトローラ・モビリティ]]を買収し、モジュラー携帯電話に関連する特許を取得した。これによって[[モジュール]]組み立て式スマートフォン(コードネーム:[[Project Ara]])の開発が始まった。Project Araはディスプレイと金属フレームのベースパーツに、ユーザー好みのモジュールを組み合わせて、スマートフォンを自作できるプラットフォームである。これによってセルラー通信モジュールを無くした最小構成の場合は、50ドルからと安価な値段を実現している。これらは2015年に市場への投入を予定している<ref>[http://japanese.engadget.com/2014/02/28/google-project-ara-2015-50/ Google、モジュール式携帯Project Araを2015年発売。最小構成50ドルからお好みで組み合わせ]</ref>。
 
 
 
=== 2017年 ===
 
2017年世界のスマートフォンの出荷台数が初めて減少した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26460710S8A200C1EAF000/ 17年の世界スマホ出荷、初の減少 米IDC調べ] </ref>。
 
 
 
===影響し合うサブジャンル===
 
{{独自研究|section=1|date=2018年4月}}
 
現在スマートフォンと呼べるもの、または自称しているものは、商品展開において影響をお互いに与えていることが少なくない。
 
 
 
それまで独自の手描き入力「グラフィティ」をキーワードにしてきた[[ハンドスプリング (企業)|Handspring]]は2002年1月に通話機能標準装備のPDAとして、初めてTreoシリーズを発売したが、初代となるTreo180(無印)には小型QWERTYキーボードを搭載した。これは前述のBlackBerryの影響である。ちなみにグラフィティ仕様のTreo180gも発売したが、後に終息した。
 
 
 
そのBlackBerryは、同年末以降に音声通話に対応した。これは、Treoシリーズあるいはその前身である[[Visor]]シリーズの通話オプションアタッチメントハード「[[VisorPhone]]」や、2001年12月に「[[HipTop]]」という名前で発表され2002年10月に「[[SideKick]]」として発売された通話可能製品の影響がある。
 
 
 
「[[Sidekick (PDA)|Sidekick]] (HipTop)」<!--米TVドラマHEROESで登場人物が持っている-->は2002年1月の見本市・[[International CES]]では「音声通信ができるBlackBerry」という捉えられ方で歓迎された。しかし、US200ドルを下回る低価格製品であり、カメラ機能はDDIポケットが自社PHS用に発売していた「[[トレバ]]」というオプションハードとそっくりの外付けオプションだった。日本国内においては既に1999年9月に携帯電話 (PHS) [[VP-210]]が内蔵カメラを搭載しており、その後各社・各キャリアが追随していったため、その目で見ると「スマートフォンなるもの」としては見劣りする。
 
 
 
===イメージング機能===
 
イメージング機能をスマートフォンの要素と考えるなら、2002年に欧州の[[ボーダフォン]]へ対してノキアが「Nokia 7650イメージング・フォン」を出荷した時期が、現代的なスマートフォンのスタートだと捉えることも可能だろう。
 
 
 
同じ2002年の12月には、「Sanyo SCP-5300」が米国内では初めてとなるカメラ内蔵型携帯電話として発売されている。
 
 
 
そしてこれらの状況を受けて、米国で好調だったTreoシリーズが2003年、Treo 600でカメラ機能を初めて内蔵し、VGA撮影可能なカメラと通話およびメッセージングが可能な携帯電話、そしてQWERTYキーボード搭載のPDA機能を集約したデバイスとして登場している。
 
 
 
===Windows Mobile===
 
[[ファイル:Wzero3es 2.jpg|サムネイル|[[WS007SH|ウィルコム W-ZERO3 [es]]]]]
 
その2002年、SideKickの発売元である[[T-モバイル|T-Mobile USA]] (VoiceStream Wireless) は、OSとして[[Pocket PC Phone Edition]]を搭載した携帯電話をUS549.99ドルで発売している。2002年時点では米国市場の受け取りかたはまだ、「PDAであるPocketPCに通話機能が付いた」というものだった(現代でもスマートフォンとはいえないという見方もあり定義もない)。しかし、その流れを汲むWindows Mobileベースの[[W-ZERO3]]などは、ユーザーインターフェースとファイルシステムにおいて、PCとの親和性から2007年から現在まで、一つの大きな製品群となっている。Palmデバイスを先祖に持つTreoも、今ではWindows Mobileのデバイスである。またPalmデバイスの製造を請け負っていた台湾のメーカー[[HTC (企業)|HTC]]も、スマートフォン、Pocket PCのメーカーとして躍進著しい。
 
 
 
2009年、Windows Mobile 6.5を発表、端末がリリースされた。これまであまり変化のなかった、待ち受け画面であるToday画面が刷新され、Titaniumという慣性スクロール、大型アイコン、透明コントロールを用いた斬新なものになった。これはランチャーとしての機能と、ガジェットの機能を組み合わせたもので他のプラットフォームには見られない特徴があったが、一般的にはこの変化は付け焼刃的な改良という受け取り方をされていた。その他、ハニカム構造のスタートメニュー、大型化された標準メニューコントロールなど、フィンガーフレンドリーにしようという意図が見られ、静電容量タイプのタッチパネルにも対応し、端末も発売された。
 
 
 
===iPhone===
 
[[File:IPhone 4S unboxing 17-10-11.jpg|thumb|[[iPhone 4S]]]]
 
2007年、アップルが米国で「[[iPhone]](アイフォーン)」を発売した。[[macOS|Mac OS X]]から派生したiPhone OS(現[[iOS (アップル)|iOS]])を搭載し、[[マルチタスク]]非対応(OS4.x以降は制限付きで対応)、アプリケーションのインストールは公式サイトの[[App Store]]経由のみなどの制限が課され、従来のスマートフォンとは一線を画した、日本の高機能携帯電話に近い仕様が特徴である。
 
 
 
2008年7月11日になって[[第三世代携帯電話]]に対応の「[[iPhone 3G]]」が日本でも[[ソフトバンク|ソフトバンクモバイル]]から発売された。発売3日間で、全世界でiPhone 3G本体100万台の売り上げ、800本以上のソフトのリリース、1000万本のiPhone用ソフトのダウンロードを達成など<ref>[http://www.apple.com/jp/news/2008/jul/14iphone.html iPhone 3Gの販売台数、発売直後の週末で100万台に]<br>[http://www.apple.com/jp/news/2008/jul/14appstore.html iPhone App Storeのダウンロード数、最初の週末で1千万本を突破]</ref>、発売当初から注目を集め、日本のスマートフォン市場を拡大させた。2011年10月14日発売開始の[[iPhone 4s]]からは[[KDDI]] / [[沖縄セルラー電話]][[連合]]([[au (携帯電話)|各auブランド]])、2013年9月20日発売開始の[[iPhone 5s]]/[[iPhone 5c]]からは[[NTTドコモ]]も参入した<ref>{{Cite news
 
|url=http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE98I0AV20130919
 
|title=新型iPhone発売、ドコモ社長「本当にお待たせした」
 
|work=ロイター
 
|publisher=[[ロイター]]
 
|date=2013-09-20
 
|accessdate=2013-09-21
 
}}</ref>。
 
 
 
===Android===
 
[[ファイル:Android UI.jpg|thumb|Android 搭載 [[Samsung Galaxy]]]]
 
AndroidはGoogleのAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)を中心として開発されたプラットフォームである。サードパーティでは、[[オープン・ハンドセット・アライアンス|Open Handset Alliance]](オープン・ハンドセット・アライアンス) (OHA) を中心として開発が進められている。OHAにはKDDIや NTTドコモ、クアルコム、[[インテル]]、モトローラ、HTCといった携帯電話関連の企業が名をつらねている。
 
 
 
Googleが中心となっているため、Googleのアプリケーションが中心のスマートフォンOSでGmail、[[Googleカレンダー]]、[[YouTube]]等のGoogleのサービスが利用可能である。また[[Android Studio]]を使ってWindowsでもMacでも簡単にアプリケーションの開発ができ、[[APK (ファイル形式)|APK]](アプリケーションファイル)を読み込んでAndroidスマートフォンへのアプリケーションのインストールが可能である。また[[Google Play]](旧称 [[Android Market]])といわれる、アプリケーションのポータルも立ち上がっている。
 
 
 
Androidを搭載した端末は、[[Google Nexus]]をはじめとして、さまざまなメーカーから発売している。
 
2008年には米国でAndroid OSを搭載した[[T-Mobile G1]]が発売され、2009年7月10日には日本でもNTTドコモから[[HT-03A]]というAndroid搭載スマートフォンが発売され、注目を集めた。
 
2010年4月にNTTドコモから[[SO-01B]]が発売され、その後ドコモからは[[SH-10B]]、ソフトバンクモバイルからは[[SoftBank X06HT]]、auからは[[IS01]]などが順次リリースされた。
 
 
 
2010年代前半にシェアを伸ばし、スマートフォン市場の過半数を占めるまでに成長。市場はAndroidとiOSの2強による寡占状態となった。
 
 
 
===AndroidベースのOS===
 
[[ファイル:Android Smartphones.jpg|thumb|Android 搭載 [[Samsung Galaxy]]]]
 
[[File:Fire Phone.jpg|thumb|140px|[[Fire OS]]を搭載した [[Amazon.com|Amazon]]の[[Fire Phone]]]]
 
AndroidをベースとしたカスタムROMは、あらゆるサードパーティから多数でている。中にはそのカスタムROMを標準OSとして搭載し、出荷される端末もある。
 
主なカスタムROMは以下となる。
 
* [[AOKP]] - チームカン
 
* [[CyanogenMod]] - サイアノジェン
 
* [[Fire OS]] - Amazon
 
* [[MIUI]] - 小米科技
 
* [[LeWa OS]] - LEWAテクノロジー
 
* [[OmniROM]] - OmniROMコミュニティ
 
* [[Paranoid Android]] - Paranoid Android Team
 
* [[Replicant]]
 
* [[Indus OS]] - Team Indus OS
 
 
 
===Windows Phone===
 
2010年に入り、米[[マイクロソフト]]からWindows Phone 7が発表され、同年9月にリリースされた。これまでのWindows Mobileとは異なり、アプリケーションのインストールはMarketplaceからに限られる。
 
 
 
Windows Phoneを搭載した主力シリーズは、[[Microsoft Lumia]](旧:Nokia Lumia)である。
 
 
 
また、Windows Phone 7は、マイクロソフトの3スクリーン(PC、TV、モバイル)戦略の一環で重要な位置を占めており、新しい開発環境では、PC、Xbox、Windows Phoneで共通のプログラムが動く。これも他陣営には見られない特徴である。
 
 
 
2012年に発表されたWindows Phone 8は、同年の年末商戦で北米などの主要市場(日本を除く)で本格的に売り出され、ノキアの[[:en:Nokia Lumia 920|Lumia 920]]などは一定の成功を収めた。しかしプラットフォームのシェアではAndroidやiOSに大きく差をつけられ<ref>{{cite news|url=http://japan.cnet.com/news/business/35029190/|title=アップル、米国でスマートフォンメーカー別シェア首位を維持--「Android」、OS別シェアは52.3%に|publisher=[[CNET]] Japan|date=2013-03-07|accessdate=2013-03-07}}</ref>、Windows Mobile時代よりも減少している。{{-}}
 
 
 
===Firefox OS===
 
開発環境は、[[World Wide Web|ウェブ]]([[HyperText Markup Language|HTML]])ベースとなっている。
 
 
 
{{See also|Firefox OS}}
 
 
 
==グローバル市場の状況==
 
{| class="wikitable sortable"
 
|+ style="background:#f99;"|メーカー別 世界のスマートフォンシェア<br>2017年4月〜6月 資料:Strategy Analytics.<ref>「[https://www.strategyanalytics.com/strategy-analytics/news/strategy-analytics-press-releases/strategy-analytics-press-release/2017/08/01/strategy-analytics-xiaomi-soars-as-global-smartphone-shipments-hit-360-million-in-q2-2017#.WYsWQojyjIW Strategy Analytics: Xiaomi Soars as Global Smartphone Shipments Hit 360 Million in Q2 2017]」</ref><ref name="IT">[[ITmedia]]「[http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1708/03/news053.html#l_yu_sa1.jpg メーカー別世界スマートフォンシェア、HuaweiがAppleに僅差で迫る──Strategy Analytics調べ - ITmedia Mobile]」2017年8月3日</ref>
 
!順位 !! 国籍 !! 企業名 !! シェア
 
|-
 
| 1位 || {{ROK}} || [[サムスン電子|サムスン]] || 22.1%
 
|-
 
| 2位 || {{USA}} || [[アップル (企業)|アップル]] || 11.4%
 
|-
 
| 3位 || {{PRC}} || [[華為技術|ファーウェイ]] || 10.7%
 
|-
 
| 4位 || {{PRC}} || [[OPPO|オッポ]] || 8.2%
 
|-
 
| 5位 || {{PRC}} || [[小米科技|シャオミ]] || 6.4%
 
|}
 
グローバル市場では、HTCやRIM、パームやノキア、かつては[[サムスン電子]]などが多数機種が一定の市場を形成していた。Symbian OSや[[Windows CE|Windows Mobile for SmartPhone]]など専用の[[オペレーティングシステム|OS]]も作られていたこともあり、他にもPalm OSや[[PocketPC|Windows Mobile for Pocket PC]]などPDA用OSを一部改良し搭載された機種も存在した。さらにスマートフォン向けに作られた[[アプリケーションソフト]]も多数提供されていた。PDA用OSを搭載した場合、それまでに作られたアプリケーションソフトが利用できるという利点があったためでもある。
 
 
 
2013年11月現在、米調査会社Strategy Analyticsによる2013年第3四半期の世界のスマートフォンの企業別シェアはサムスン35.2% (32.9%)、アップル13.4% (15.6%)、ファーウェイ5.1% (4.4%)、LGエレクトロニクス4.8% (4.1%)、レノボ4.3% (3.7%)であり、OS別出荷シェアはAndroid81.3% (75.0%)、iOS13.4%(15.6)、マイクロソフト4.1% (2.1%),Blackberry0.2% (4.3%)(()内の数値は前年第3四半期の数値)、となっておりOS別では81.3%とAndroidの寡占状態となっており、また端末別シェアではサムスンの独走状態になっている。
 
 
 
BlackBerry、Symbian OS、Windows Phone などAndroidとiOS以外のプラットフォームは、2011年第4四半期にはスマートフォン市場の25.1%を占めていたが、2012年Q4にはたったの7.9%にまで落ち込み、AndroidとiOS(iPhone)による複占状態になったものの、2013年第2四半期にシェア3位浮上したWindows Phoneが前年比175%増と数字を伸ばしつつある。
 
その反面、iOSやBrackberryなどはシェアを減少させ続けるなど、現在でもiPhoneが好調な国内とは大きく異なってる。
 
 
 
米[[IDC]]による2013年第3四半期のAndroid端末の出荷台数に占めるサムスン製端末の割合は39.9%でほかのメーカーのシェアはいずれも1桁台であったりと、シェア及び台数ではサムスンが独走してるが、
 
米市場調査会社SAがまとめた2013年第3四半期の携帯電話市場に営業利益を、アップルが四半期ぶりに1位になるなど、アップルがサムスンの独走に「待った」をかけている場面もある。
 
同社の出した内訳は1位:アップル50.7%(60億4200万ドル)、2位:サムスン47.2%(56億2700万ドル)、3位:ソニーモバイル0.3%(3800万ドル)、4位:TCL0.2%(2900万ドル)、5位:ファーウェイ0.2%(2600万ドル)と、サムスンとアップルの占める割合はシェア面では50%ほどだが、利益面では2社が95%以上を独占しており、3位のソニーモバイルですら1%に満たない。
 
アップルのシェア率が営業利益率の割に低いのは海外では高額商品のため台数を稼ぎにくいためである。スマートフォンの増加に伴い低価格帯の商品も増えたため、2010〜2012年をピークにアップルのシェアは減少傾向にあるものの、営業利益では市場に存在感を見せている。
 
このように世界全体の数値では台数やシェアではサムスンの一強、利益ではサムスンとアップル二強という状況だが、英調査機関Kantar Worldpanel ComTechによる2013年6〜8月のレポートにある様に地域差も大きい。
 
 
 
AndroidやサムスンのAndroid端末が優勢なのは変わらないが、2013年3〜5月の3か月間に欧州で販売されたスマートフォン端末のおよそ半数をサムスンが占める、Androidのシェアは欧州5カ国で70.1%、中国で72.4%、米国では55.1%、とりわけスペインでは90.8%と地域や国によって異なる。欧州ではWindows Phoneが好調でシェア10%を超え(同社)、イタリアではWindows Phoneのシェアがアップルのそれを超えるなど(同社)、北米や日本とは対照的である。また多くの市場で好調なサムスンと北米等特定の市場で数字を稼ぐアップルと、同じ「二強」のカラーも大きく違う。
 
 
 
米Googleは、2015年前半にも世界初となるモジュール型スマートフォン[[Project Ara]]を発売予定である。これは、タイル型のデザインで各部がモジュール化されている。最小構成の場合で価格は50ドルを目指すとしている。
 
 
 
新興メーカーの台頭も盛んである。[[インド]]の[[Micromax]]、[[インドネシア]]の[[Mitomobile]]、[[フィリピン]]の[[Cherry Mobile]]、[[アフリカ]]市場における[[Mi-Fone]]などのメーカーが出てきた<ref>{{cite news |language  = | author  =| url =http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130624/487336/| title =日本の携帯電話メーカーの生きる道 海外事業進出の出遅れが苦境の原因?| publisher =| date= 2013-07-05| accessdate =2013-07-07}}</ref>。
 
特にMicromaxは巨大市場であるインドにおいて、2013年第2四半期のシェアを22%に伸ばすなど (IDC)、首位はサムスン (26%) ではあるものの数値を落とし、Micromaxと[[Karbonn]] (13%) の勢力拡大が目立つ。同社の調べによると、同期のインドでのスマートフォンシェア率順位は、1位サムスン2位Micromax3位Karbonn4位ノキア5位ソニーモバイルと地元メーカーが強い。
 
 
 
ベトナムで地場企業がスマートフォンの生産を拡大する<ref>{{cite web|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3225520026062018XR1000/|title=ベトナム「国産スマホ」続々、低価格武器に攻勢|publisher=日本経済新聞|date=2018-06-27|accessdate=2018-06-30}}</ref>。
 
 
 
===近年の動向===
 
[[華為技術|ファーウェイ]]を始めとする中国メーカーの成長が著しく、[[アップル (企業)|アップル]]に陰りが見られる。
 
 
 
米調査会社Strategy Analyticsが[[2017年]]8月1日に発表した第2四半期(4~6月)の世界でのメーカー別スマートフォンの出荷台数に関する調査結果は、上位4位までは前年同期および前期と変わらなかったが、2位の[[アップル (企業)|アップル]]と3位の[[華為技術|ファーウェイ]]との差が縮まった。トップ5位までのメーカーはそれぞれ前年同期比で出荷台数が増加しているが、ファーウェイと[[OPPO|オッポ]]の伸びが顕著で、アップルとファーウェイのシェアの差はわずか0.7ポイントになった<ref name="IT"/>。ファーウェイ以外の中国メーカーの躍進も続いており、オッポはシェアを前年同期の5.3%から8.2%に伸ばし、[[小米科技|シャオミ]]もシェア6.4%で1年ぶりに世界5位以内に入った<ref name="Rengou">[[聯合ニュース]]「[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/08/02/0200000000AJP20170802001600882.HTML サムスンの4~6月期スマホシェア 世界首位守る=中国勢が猛追]」2017年8月2日</ref>。
 
 
 
これまで首位を走ってきた[[サムスン電子|サムスン]]は出荷台数7950万台でシェア22.1%を記録し、2017年1~3月期に続きトップを維持した<ref name="Rengou"/>。[[北アメリカ|北米]]市場では[[アップル (企業)|アップル]]から首位を奪還した<ref>[[聯合ニュース]]「[http://m.yna.co.kr/mob2/jp/contents_jp.jsp?cid=AJP20170808003100882&site=0200000000&mobile サムスンの日本スマホシェア 4年ぶり高水準=「S8」発売で]」2017年8月8日</ref>。
 
 
 
[[アップル (企業)|アップル]]は2017年第2四半期の出荷台数が、前年同期比でわずか2%の伸びに留まった。また、同社のシェアは全世界で11%だが、1年前の12%と比較するとわずかに減少している<ref>[[ビジネスインサイダー|Business Insider Japan]]「[https://www.businessinsider.jp/post-100670 アップル、スマートフォンのシェア第2位から転落か | BUSINESS INSIDER JAPAN]」2017年8月7日</ref>。
 
 
 
== 日本の状況==
 
日本では1990年代以前に[[東芝]]「[http://www.toshiba.co.jp/about/press/1997_02/pr_j2701.htm GENIO]」や[[京セラ]]「[[DataScope]]」「DataScope for DoCoMo」、[[パナソニック]]「ピノキオ」といった、“PDA的要素を付加した携帯電話/PHS”はいくつか発売されたが普及は進まず、むしろ一般の携帯電話([[フィーチャー・フォン]])の高機能化を受け入れるユーザー層の増加が目立った。しかし、3G(第三世代携帯電話)の普及にともなって、日本国外で生まれたカテゴリーであるスマートフォンを日本語化して発売することが可能になり、2004年には[[ボーダフォン]]日本法人(現ソフトバンクモバイル)からノキア「[[Nokia 6630|Vodafone 702NK]]」が、2005年にはNTTドコモから[[モトローラ]]「[[FOMA]] [[M1000]]」が発売された。また同じく2005年に、[[シャープ]]と[[ウィルコム]]が[[Pocket PC|Windows Mobile 5.0 for PocketPC]]を搭載した日本独自開発の「W-ZERO3」シリーズを出すなどの動きがあり、このころ日本でも本格的なスマートフォンが普及するきざしが出始めた。日本国外製の3G対応のスマートフォンを個人輸入するユーザーもいた。
 
 
 
日本では携帯機器に特化した[[ユーザインタフェース]]を持ったiPhoneの登場によって、ビジネスマンやマニア層以外の一般の人々にスマートフォンが徐々に受け入れられるようになった。後発のiPhoneに追い抜かれた形となったWindows Mobile陣営は、新たにWindows Phoneプラットフォームを立ち上げ、マルチタッチを生かしたインターフェースを搭載するなど、これに追随する動きを見せている。また、Android陣営もWindows Mobile陣営と同様の動きを見せている。
 
 
 
日本では、2009年以前では[[電気通信事業者|キャリア]]が提供している携帯電話向けのWebやメールのサービス(iモードや[[EZweb]]、[[Yahoo!ケータイ]])との相性が悪く、キャリアから携帯電話用ドメインのメールアドレスが提供されない場合、『スパムメール対策に携帯電話用ドメイン以外からの電子メールをメールフィルターでブロックしている人』にメールを送信する場合は除外設定をしてもらうなどの対応をしてもらう必要がある。またキャリア側が何らかの対策を行わない場合、PC等からの接続を許可していない携帯電話向け[[ウェブサイト]]を閲覧できない場合も存在する。そのため、“マニア向けなガジェット”に留まっていた。特に携帯電話におけるプッシュ配信型のメールサービスと、既存のPC同様の[[POP3]]やIMAPをベースとしたスマートフォンのメール機能の使い勝手の違いは大きい。これはスマートフォンが、電話付きの超小型PCであり、'''携帯電話とは似て非なるもの'''であることに原因している(PCから[[公式サイト (携帯電話)]]や一部の[[勝手サイト]]にアクセスすることは出来ない)。また、ユーザーサイドでもスマートフォンを活用できずに、従来からの日本型高機能携帯電話に戻ってしまったり、ネットブックとデータ通信の組み合わせに移るユーザーもいた<ref>[http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0912/24/news101.html iPhoneやめました]</ref>。
 
 
 
2010年の後半からは、spモードなどスマートフォンでのプッシュ型のキャリアメール対応や、[[FeliCa]]や[[ワンセグ]]、[[赤外線]]、[[緊急地震速報]]のように日本型高機能携帯電話の要素を取り入れたスマートフォンが日本のメーカーから次々と発表されている。このような、フィーチャーフォンの機能を持つ機種を「[[ガラケー|'''ガラ'''ケー]]のような'''スマ'''ートフォン」として「'''[[ガラパゴススマートフォン|ガラスマ]]'''」と呼ぶ事がある。この場合、対義語としてそのような機能を搭載していない機種を[[グローバルモデル|グローバルスマートフォン]]、「グロスマ」と呼ぶ<ref>[http://www.sophia-it.com/content/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%9E ガラスマとは 「ガラパゴススマートフォン」: - IT用語辞典バイナリ]</ref>。また、操作性の向上やフィーチャーフォン利用者のスマートフォン移行促進を目的として、一部[[AQUOSケータイ|AQUOS PHONE]]([[IS11SH]] (CDMA SHI11)および[[IS14SH]] (CDMA SHI14)、007SHなど)、および[[INFOBAR C01]] (CDMA SHX12) などのようにテンキーを備えた「ガラパゴスケータイのような形状をしたスマートフォン」(ソフトバンクでは二つ折りタイプの[[SoftBank 007SH|007SH]]を「'''スマ'''ートフォン」と「'''ケー'''タイ」で「'''スマケー'''」と呼称)が登場したが、動作の不安定さやフィーチャーフォンで支持されていた電池持ちの良さが損なわれるなどして支持は伸びず短命に終わっている。<!-- その他有力情報がありましたらばよろしくお願いします。 -->
 
 
 
2011年上半期には携帯電話新規販売台数の約半数がスマートフォンとなり、2012年にはさらに伸びて約75%を占めるに至る。しかし2013〜2014年には2年連続で出荷台数が減少に転じ、特に14年はフィーチャーフォンが僅かながら7年ぶりの増加を見せるなど逆転現象まで生じている。これはフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が鈍化した事や、スマートフォン利用者の機能・性能に対する満足度が高まり買い替えの頻度が落ちた事などが原因と見られる。
 
 
 
多くの通信帯域を利用するスマートフォンの急速な普及により、携帯電話回線の電波帯域不足が問題となっている。各通信事業者は、当面は[[無線LAN]]へのオフロード(携帯電話のデータ通信を無線LANを介して光回線に迂回させる)でしのぎ、[[Long Term Evolution|LTE]]や[[モバイルWiMAX]]といった、電波効率のよい次世代の通信方式への展開を急ぐ考えである。
 
 
 
===2012年の状況===
 
インプレスR&Dの調査によると、2012年10月現在、日本のスマートフォン普及率は39.9%で、5ヶ月で10%普及率が上昇している<ref>[http://www.impressrd.jp/news/121120/kwp2013 スマートフォン利用率は個人が39.9%、企業が41.7%とほぼ倍増 個人のスマートフォンユーザーのFacebook利用率は38.7%9年目の実績、個人3262人企業担当者1795人 『スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013』 11月22日(木)発売 - インプレス R&D]</ref>。
 
 
 
端末の開発をスマートフォンにシフトした国内メーカーだが、シェアはアップルとサムスン電子の二強が半分を占め、残りのシェアを奪い合うこととなり、部品確保に苦戦している。高い工作精度が必要な部品については日本メーカーの使用率が高いが、半導体チップは米[[クアルコム]]が独占している。供給は、アップルとサムスン電子が優先されるため<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD060OL_U2A610C1XX1000/ スマホ半導体 調達ピンチ 独占クアルコム供給難]2012年12月18日閲覧</ref>、周回遅れで市場参入した日本メーカーは販売台数を搾らざるを得ない状況となっている。各キャリアも、人気のある端末をリリースする事が事業戦略にかかわるため、以前の様に国内メーカーと密な関係を続けられず、人気の高い海外製スマートフォンを主力商品としている。
 
 
 
=== 未成年への利用制限 ===
 
スマートフォンの利用に伴って、[[インターネット依存症]]、[[いじめ]]、見知らぬ者との出会い、生活の乱れの要因ともなりやすいため、各地域によって[[未成年者|未成年]]への利用制限が進められている。[[2014年]][[4月]]には、[[愛知県]][[刈谷市]]の全21校の小中学校で21時以降は利用禁止にする呼びかけを行った<ref>{{Cite news |url=http://sankei.jp.msn.com/life/news/140317/edc14031715450001-n1.htm |title=夜9時から家でもスマホ禁止に 愛知・刈谷の全小中学校 |newspaper=MSN産経ニュース |publisher=産経新聞社 |date=2014-03-17 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20140317111351/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140317/edc14031715450001-n1.htm |archivedate=2014-03-17}}</ref>。2014年[[8月]]には[[福岡県]][[春日市]]でも同様で、22時以降は禁止となった<ref>{{Cite news |url=http://www.asahi.com/articles/ASG745G14G74TIPE01W.html |title=中学生夜10時からスマホ禁止 福岡・春日市教委が宣言 |newspaper=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |date=2014-07-05 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20140705113800/http://www.asahi.com/articles/ASG745G14G74TIPE01W.html |archivedate=2014-07-05}}</ref><ref>{{Cite news |url=http://news.mynavi.jp/news/2014/08/13/323/ |title=福岡県で中学生が22時以降スマホ利用禁止へ |newspaper=マイナビニュース |agency=ママスタ☆セレクト |publisher=マイナビ |date=2014-08-13 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20140819130252/http://news.mynavi.jp/news/2014/08/13/323/ |archivedate=2014-08-19}}</ref><ref>[http://realtime.wsj.com/japan/2014/07/07/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AF%E5%A4%9C10%E6%99%82%E4%BB%A5%E9%99%8D%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E7%A6%81%E6%AD%A2%E3%80%81%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E6%98%A5%E6%97%A5%E5%B8%82%E3%81%8C/ 中学生は夜10時以降のスマホ禁止、福岡県春日市が決定]</ref>。<br>
 
未成年が利用するに当たってこの問題をカバーするために、未成年が利用する事を前提としたスマートフォンもある。代表的なものは、ドコモが'''スマートフォン for ジュニア'''として提供する[[SH-03F]]と[[SH-05E]]。[[ポラロイド]]によって開発された[[PolaSma|ポラスマ]]。玩具メーカーの[[メガハウス]]によって開発された[[Fairisia|フェアリシア]]などがある。
 
 
 
=== ビジネスモデルの問題点 ===
 
2年縛り、実質0円、高額な料金システム、独自規制をかけた仕様など、日本の通信キャリアに共通する問題点は、[[日本における携帯電話#ビジネスモデルにおける問題点]]を参照。
 
 
 
==アプリケーション==
 
[[iPhone]]([[iOS (アップル)|iOS]])や[[Android]]などのスマートフォンは、[[ソフトウェア開発キット]] (SDK) が公開されており、開発者が自由に[[アプリケーションソフト]](アプリ)を開発・配布できるようになっている。
 
 
 
iPhoneの場合、開発者は[[Apple Developer Connection]]に加入<ref>[http://developer.apple.com/programs/start/standard/ Enrolling in Apple Developer Programs - Apple Developer](英語、[[アップル (企業)|アップル社]]、[[Apple Developer]]の紹介ページ)</ref>する必要があり、さらにアプリケーションの公開時にはアップルの審査を受ける必要がある。アップルの審査に通らないアプリケーションは公開できない。[[jailbreak]]により非認可のアプリが導入可能になるが、それを行った場合は保証対象外となる。[[Windows Phone 7]]においても、ソフトウェアのインストール元は[[Windows Phone|Windows Phone Marketplace]]のみに制限されており、開発者はWindows Phone Marketplaceへの登録と審査を経る必要がある。
 
 
 
[[BlackBerry]]や[[Android]]、[[Windows Mobile]](6.5以前)では[[アプリケーションマーケット]]以外のアプリケーションもインストール可能だが、アプリケーションの配布を効率的に行うために、Androidの[[Google Play]]やBlackBerryの[[BlackBerry#BlackBerry App World|BlackBerry App World]]のようにOS提供元が中心となったアプリケーション公開用[[プラットフォーム (コンピューティング)|プラットフォーム]]が存在する。
 
 
 
Google Playと[[App Store]]は、アプリ売上げの8割が[[ゲーム]]となっている<ref>[http://japan.cnet.com/news/business/35039250/2/ ソフトバンク、第2四半期の決算発表--会見の模様を随時紹介 - (page 2)](2013.10、[[CNET Japan]])</ref>。
 
 
 
{{see also|モバイルアプリケーション|携帯電話ゲーム}}
 
 
 
== 周辺機器 ==
 
マイクロホン端子、[[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]]端子、[[Bluetooth]]、NFC([[近距離無線通信]])などにより、スマートフォンと連携できるハードウェアが販売されている。
 
* 撮影・録音
 
** カメラレンズ/レンズフィルタ
 
*** [[マクロレンズ]]
 
*** [[広角レンズ]]
 
*** [[魚眼レンズ]]
 
*** [[望遠レンズ]]
 
*** [[PLフィルター]]
 
*** [[NDフィルター]]
 
** [[レンズ型カメラ]]
 
** [[顕微鏡]] (Leye、Nurugo Micro、μHandy<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ8M5FS9J8MULFA00G.html スマホが顕微鏡に 数百倍に拡大、ベンチャーが開発] 朝日新聞 2016年8月22日</ref>など)
 
** [[フラッシュライト]]
 
** [[ガンマイク]](AT9913iSなど)
 
** ステレオマイク入力対応のスマートフォン向け
 
*** [[マイク|ステレオマイク]](Xperia Z2以降用のSTM10など)
 
*** [[バイノーラル録音|バイノーラルマイク]](Xperia Z2以降用のMDR-NC31EM<ref>[http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-02h/audio.html Xperia Z5 Compact SO-02H] ソニーモバイルコミュニケーションズ</ref>やMDR-NC750など)
 
* 演奏
 
** [[MIDI]]アダプタ<ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160122_740219.html ヤマハ、OS X/iOS対応のワイヤレスMIDIアダプタ] PC Watch 2016年1月22日</ref>
 
* 再生
 
** 外部ディスプレイ
 
** 外部スピーカー
 
*** サブウーファー(HTC BoomBassなど)
 
* 健康管理・医療
 
** [[パルスオキシメータ]]<ref>[http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140116/327819/ スマホ向けパルス・オキシメータが呼ぶ新たな議論] 日経デジタルヘルス 2013年7月12日</ref>
 
** [[血圧計|自動血圧計]]<ref>[http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20130321_592385.html スマホと連携するオムロンとパナソニックの血圧計を比べてみた【前編】] 家電Watch 2013年3月21日</ref>
 
** [[聴診器|デジタル聴診器]]
 
** [[体温計]](MC-652LCなど)
 
** [[ピークフローメーター]]<ref>[http://jp.techcrunch.com/2014/04/07/20140404my-spiroo-can-tell-your-doctor-when-youre-out-of-breath/ 喘息対策に利用するピークフローメーターのテック化を目指すMy Spiroo] TechCrunch Japan 2014年4月7日</ref>
 
** [[超音波検査|超音波プローブ]](MobiUS<ref>[http://wirelesswire.jp/Watching_World/201110141430.html スマートフォン活用型エコー検査器] WirelessWire News 2011年10月14日</ref>、Butterfly iQ<ref>[https://www.technologyreview.com/s/609195/this-doctor-diagnosed-his-own-cancer-with-an-iphone-ultrasound/ This Doctor Diagnosed His Own Cancer with an iPhone Ultrasound] MIT Technology Review 2017年10月27日</ref>など)
 
** [[分光器]]
 
*** [[近赤外線分光法|近赤外線分光分析装置]](SCiO<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3275801/The-gadget-scans-CALORIES-249-Scio-uses-beams-light-analyse-fat-carbs-proteins-food.html The gadget that scans for CALORIES: $249 Scio uses beams of light to analyse the amount of fat, carbs and proteins in food] Daily Mail Online 2015年10月16日</ref>など)
 
* 決済
 
** クレジットカードリーダー([[Square, Inc.|Square]]リーダー、[[PayPal Here]]など)
 
** バーコードリーダー
 
** レシートプリンター(TM-P60IIなど)
 
* スポーツ
 
** テニスセンサー(SSE-TN1など)
 
** ゴルフセンサー(MT500GIIなど)
 
* 環境計測
 
** 温度計/湿度計(Netatmo Weather Stationなど)
 
** 空気質計/CO2濃度計(Netatmo Weather Stationなど)
 
** 騒音計(Netatmo Weather Stationなど)
 
** 雨量計(Netatmo Weather Stationの雨量計モジュールなど)
 
** 風向風速計(Netatmo Weather Stationの風速計モジュールなど)
 
* その他
 
** [[非接触温度計測|非接触温度計]](Wishbone<ref>[http://gigazine.net/news/20150721-wishbone-review/ スマホのイヤホンジャックに挿せば気温・体温・物の表面温度がわずか2秒で測定できる「Wishbone」を使ってみた] [[GIGAZINE]] 2015年7月21日</ref>など)
 
*** [[サーモグラフィ|サーマルカメラ]](FLIR ONE、Seek Thermalなど)
 
** [[ガイガーカウンター]]
 
** VRヘッドセット([[Gear VR]]、[[Google Cardboard]]、ハコスコなど)
 
** [[光波測距儀#レーザー測定器|レーザー測定器]](iPinなど)
 
 
 
== スマートフォンによる体への影響 ==
 
{{See also|スマートフォン依存症}}
 
;スマホ症候群
 
:スマートフォンの普及で「ストレートネック」にともなう症状(首の痛みや肩こり、ひどい場合は、めまいや吐き気)を訴える女性が増えている。正常な首の骨は、重い頭を支えるために、前方向きに彎曲しているが、「ストレートネック」は、姿勢の崩れや慢性的な疲労により、カーブは失われ、まっすぐになってしまう<ref>[http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120419/122821/?rt=nocnt あなたは「スマホ症候群」になっていませんか] 日経ウーマン(2012年4月26日)</ref>。[[斜視]]等。
 
 
 
;テキスト・サム損傷
 
:スマートフォンの持ち方によっては指が変形し、[[筋肉]]が癒着して指が曲がらなくなったり痛みなどの症状を引き起こす場合がある。この症例を、日本国外ではテキスト・サム損傷と呼ばれている。この症例に最も多いとされている持ち方は、小指で本体の下部を支える持ち方である。これは小指に重量負担が集中して、その部位だけ変形を引き起こすものと考えられている<ref>[http://www.j-cast.com/2012/12/29159760.html?p=all スマホ使いすぎで小指が変形した! 「怖すぎる症状」の訴え増える]</ref>。
 
 
 
;スマホ老眼
 
:長時間使用によって、[[焦点 (光学)|フォーカス]]調整の働きをもつ[[水晶体]]を動かす筋肉が固くなり、遠距離の[[視力]]が落ちる事がある。慢性的になると[[老視|老眼]]の原因となる。他にも、長時間下を向く無理な姿勢により、肩や腰、顔など、全身のいたるところに不調が現れやすくなる<ref>TBSテレビ「モーニングショー」 2015年12月2日放送</ref>。
 
 
 
;睡眠への影響
 
:スマートフォンを含めて多くのディスプレイの[[光]]には、[[ブルーライト]]と呼ばれる[[可視光線]]が含まれる。このブルーライトを長時間浴びると体内の[[メラトニン]]が抑制され、[[覚醒]]状態になりやすくなって睡眠に悪影響を及ぼす可能性がある。特にスマートフォンは、他の機器と比較してブルーライトの量が多い傾向にある<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/8700358/ スマホの使いすぎで指が変形!!? 恐ろしすぎる健康被害の実態]</ref>。なおこれらによる症状が慢性的になって重症化すると、[[うつ病]]や[[自閉症]]、[[不安障害]]、[[愛着障害]]などの[[精神疾患]]を引き起こす引き金になる場合がある<ref>[http://www.huffingtonpost.com/cris-rowan/10-reasons-why-handheld-devices-should-be-banned_b_4899218.html 10 Reasons Why Handheld Devices Should Be Banned for Children Under the Age of 12]</ref>。
 
 
 
;子供への影響
 
:0歳から2歳の間には脳が3倍程の大きさに成長する為、この時期にスマートフォンを使用させる事による影響が大きいという懸念がある。スマートフォンによる脳への過剰な刺激によって、[[注意欠陥・多動性障害|注意欠陥]]、認知の遅れ、[[学習障害]]などを引き起こす恐れがある<ref>[http://www.huffingtonpost.com/cris-rowan/10-reasons-why-handheld-devices-should-be-banned_b_4899218.html 10 Reasons Why Handheld Devices Should Be Banned for Children Under the Age of 12]</ref>。
 
 
 
:また小・中・高校生が使用する場合でも、およそ3割が生活に影響が出ている傾向もある。主に、一度触りだすとゲームやインターネットに夢中になるなどして、勉強意欲が湧かなくなったり充分な睡眠がとれなくなるなどの症状が増加している<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20150207-OYT8T50088.html スマホ 高校生「生活に影響」3割…岡山]</ref>。
 
 
 
;記憶の外部化
 
:[[理化学研究所]]の[[脳科学]]者によると、スマートフォンは感覚・認知の拡張において、[[電脳化]](記憶の外部化)の役目を果たしており、人々は複雑な処理を任すことにより、記憶をしなくなったが、それにより脳内の記憶容量は増えたという<ref>[http://bizmash.jp/articles/51128.html 答えはGoogle Glassか、GALAXY Gearか? 『拡張する脳』の脳科学者・藤井直敬氏とポストスマホの本命を考える]</ref>。
 
 
 
==脚注==
 
===注釈===
 
{{Reflist|group="注釈"}}
 
===出典===
 
{{Reflist}}
 
 
 
==関連項目==
 
{{col|
 
*[[スマートブック]]
 
*[[スマートメーター]]
 
*[[スマートグリッド]]
 
*[[携帯情報端末]] (PDA)
 
*[[携帯機器]]
 
*[[携帯電話]]
 
*[[ガラパゴススマートフォン]]
 
*[[グローバルモデル]]
 
*[[韓国における携帯電話]]
 
*[[中国における携帯電話]]
 
|
 
*[[モバイルブロードバンド]]
 
*[[テザリング]]
 
*[[モバイルオペレーティングシステム]]
 
*[[Bluetooth]]
 
*[[BYOD]]
 
*[[ファブレット]]
 
*[[歩きスマホ]]
 
*[[DUAL SIM]]
 
*[[XDA Developers]]
 
}}
 
{{Commonscat|Smartphones}}
 
 
 
{{クラウドコンピューティング}}
 
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{{デフォルトソート:すまあとふおん}}
 
{{デフォルトソート:すまあとふおん}}

2018/8/16/ (木) 10:04時点における最新版

スマートフォン: smartphone

携帯電話と個人用携帯情報端末 PDAの機能を融合させた端末。

電話の機能に,電子メールワールド・ワイド・ウェブ WWWの閲覧・書き込み,スケジュールや住所録管理,音楽や静止画・動画の再生など多くの機能を付加している。通常,ソフトウェアやファイルの管理をするオペレーティングシステム OSを積んでいる。

1999年に発表された小型キーボード付きの多機能端末 BlackBerryに始まり,2007年にアップルが発表した多機能電話 iPhoneが世界で爆発的に売れ,スマートフォンのブームをつくった。

日本の携帯電話も 1999年からネットワークにつながる iモードが導入されていたが,世界的な流れとはならなかった。

世界の携帯電話メーカーは競って新型のスマートフォンを発表しており,OSでいえば,グーグルAndroid,アップルの iOSブラックベリーの BlackBerryOSなどが普及している。



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