「ジクロロ銅(I)酸」の版間の差分

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ジクロロ銅(I)酸は、化学式が、H[CuCl2]で、表される物質である。

性質

本物質は水溶液中でイオン(H3O++[CuCl2-])としてのみ、存在する化合物である。従って、この酸の固体を得ることはできていない。

合成

酸化銅(I)などの固体に、濃塩酸を、作用させ、水溶液としてのみ、得られている。

<ce>Cu2O\ + 4HCl -> 2H[CuCl2]\ + 2H2O</ce>

また、塩化銅(I)の固体に、濃塩酸を作用させ、水溶液としてのみ、得られている。(平衡反応)

<ce>CuCl\ + HCl -> H[CuCl2]</ce>

この、水溶液を、大量の水で薄めると、塩化銅(I)を沈殿させる。