「シルバー仮面」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(内容を「{{テンプレート:20180815sk}}」で置換)
(タグ: Replaced)
 
1行目: 1行目:
{{参照方法|date=2014年3月8日 (土) 12:06 (UTC)}}
+
{{テンプレート:20180815sk}}
{{Otheruses|1971年 - 1972年の特撮テレビ番組|2007年のリメイク版|シルバー假面}}
 
{{基礎情報 テレビ番組
 
| 番組名 = シルバー仮面
 
| 画像 =
 
| 画像説明 =
 
| ジャンル = [[サイエンスフィクション|SF]]、[[戦闘|アクション]]
 
| 放送時間 = 日曜 19:00 - 19:30
 
| 放送分 = 30
 
| 放送枠 = タケダアワー
 
| 放送期間 = [[1971年]][[11月28日]] - [[1972年]][[5月21日]]
 
| 放送回数 = 26
 
| 放送国 = {{JPN}}
 
| 制作局 = [[TBSテレビ|TBS]]、[[宣弘社]]
 
| 企画 =
 
| 製作総指揮 =
 
| 監督 = [[実相寺昭雄]]、[[山際永三]]、樋口弘美、大木淳、佐藤静夫、田村正蔵、外山徹、山本正孝、福原博
 
| 演出 =
 
| 原作 =
 
| 脚本 = [[佐々木守]]、[[上原正三]]、[[市川森一]]、[[石堂淑朗]]、井上愉味子
 
| プロデューサー = 橋本洋二(TBS)<br />[[小林利雄]]([[宣弘社]])
 
| 出演者 = [[柴俊夫]]<br />[[亀石征一郎]]<br />[[夏純子]]<br />[[篠田三郎]]<br />松尾ジーナ<br />[[玉川伊佐男]]<br />[[岸田森]]<br />北村佳子<br />久保田鉄男<br />[[加藤大樹|加藤寿]]<br />小坂生男
 
| ナレーター = [[森山周一郎]]
 
| 音声 = モノラル放送
 
| 字幕 =
 
| データ放送 =
 
| OPテーマ = 柴俊夫、[[ハニー・ナイツ]]「故郷は地球」
 
| EDテーマ =
 
| 外部リンク =
 
| 外部リンク名 =
 
| 特記事項 = 第11話より『シルバー仮面ジャイアント』に改題
 
}}
 
『'''シルバー仮面'''』(シルバーかめん、Silver Kamen)は、[[1971年]](昭和46年)[[11月28日]]から[[1972年]](昭和47年)[[5月21日]]まで、[[宣弘社]]と[[日本現代企画]]の製作により、[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系]]で毎週[[日曜日|日曜]]19:00 - 19:30 ([[日本標準時|JST]]) の[[タケダアワー]]にて全26話が放送された[[特撮テレビ番組一覧|特撮テレビ番組]]の題名、およびその劇中に登場する変身ヒーローの名称である。第11話より『'''シルバー仮面ジャイアント'''』に改題された。
 
 
 
== ストーリー ==
 
光子ロケットの設計者・春日博士は、設計図を狙うチグリス星人に殺害され、自宅を燃やされてしまう。そのさなか、春日博士の遺児たち5人からなる春日兄妹は父がロケットエンジンの設計図を何らかの方法で隠したことと、次男の光二にシルバー仮面に変身する能力(銀の力)を与えていたことを知る。
 
 
 
父の遺志を継いで光子ロケットを完成させることを決意した春日兄妹は、光子ロケットを奪取して自らの宇宙制覇に利用しようと画策する宇宙人や、人類の宇宙進出を脅威に感じて妨害しようと暗躍する宇宙人などのさまざまな敵と戦う一方、出会う人々の無理解や冷たい視線に耐えながら、父の協力者たちに会うために日本各地を旅する。
 
 
 
そんな春日兄妹の努力が実を結び、ついに光子ロケットは完成して宇宙へ飛び立つことになったが、その行先でサザン星人に襲撃され、ロケットは破壊されてしまう。その時、シルバー仮面はあふれ出た光子エネルギーを浴びてシルバー仮面ジャイアントへ進化し、サザン星人を倒した。こうして新たな力を得た春日兄妹は、父の愛弟子・津山博士と共に新たなロケット開発と、押し寄せる巨大宇宙人との戦いに情熱を燃やしてゆく。
 
 
 
== 概要 ==
 
本作は、特撮映像制作会社・[[日本現代企画]]の制作した初の特撮テレビドラマである。当初は等身大ヒーローものとしてスタートしたが、第11話から巨大ヒーローものに路線変更され、作品タイトルも『'''シルバー仮面ジャイアント'''』に改められた。
 
 
 
ストーリーは、「正義の目的を持ちながら世間から理解されず、冷たく迫害されながらも、父の遺した光子ロケットの完成を夢見て各地を放浪する春日兄妹の葛藤」という設定を前面に押し出し、TBSプロデューサー橋本洋二の意向で『[[逃亡者 (1963年のテレビドラマ)|逃亡者]]』の設定を参考にした、アダルトタッチのドラマ作りが行なわれている<ref name="石橋14" /><ref>{{Cite book |和書 |editor=竹書房/イオン編 |date=1995-11-30 |title=超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み |publisher=[[竹書房]] |pages=86|id=C0076 |isbn=4-88475-874-9}}</ref><ref name="PHOTO2橋本">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=2|loc=「プロデューサー 橋本洋二」}}</ref>。事実、TBSも本作のターゲットを小学校の高学年から中高生とコメントしていた<ref>『[[週刊テレビガイド]]』1972年1月21日号の「スタジオレポート/第二ラウンドに入る日曜7時特撮合戦」に掲載されたTBS番宣部の談話{{要ページ番号|date=2016-08-05}}。</ref>。シルバー仮面のキャラクターも地味で、派手な光線技や肉体技もなく、全体的に重いトーンの作劇が行われた{{refnest|group="注"|放送当時の新聞では「脱・特撮ドラマ」と紹介されていた<ref name="岩佐114" />。}}。
 
 
 
企画段階から参加した[[佐々木守]]は、春日兄妹の設定について「『[[ウルトラマン]]』の科学特捜隊をホームドラマの図式にはめ込んだもの」としており、宇宙人を一方的な敵として描かない展開は「『ウルトラマン』などを書いてきた“結果”」であると述べている<ref name="岩佐114">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|pp=114-121|loc=「RESPECT [[佐々木守]]」}}</ref>。脚本家の1人である[[市川森一]]は後年、本作について「巨大な社会正義に押しつぶされそうになりつつも、懸命に生きる兄弟の姿を描きたかった」と語っている。橋本も「打倒ホーム・ドラマ」が企画意図にあったとし、リアルで硬質なドラマ作りが念頭に置かれていた。佐々木が[[左翼]]的な思想の人物であったことから、春日兄妹の描写を当時の[[日本の学生運動|学生活動家]]に重ね合わせたものと解釈する向きもある<ref name="石橋14" /><ref>{{Cite journal |和書 |date =2016-03-13<!--奥付表記--> |author=會川昇|authorlink=會川昇|title=COLUMN 昭和と神化の間に |publisher =[[洋泉社]] |journal =別冊[[映画秘宝]] 特撮秘宝 |volume =vol.3 |pages=pp.192-193 |isbn=978-4-8003-0865-8 }}</ref>。
 
 
 
=== 企画経緯 ===
 
[[第一次怪獣ブーム|怪獣ブーム]]が去った後に経営難となった[[円谷プロダクション]]から分かれた多数のスタッフによって[[日本現代企画]]が設立され、自前の撮影スタジオを所有し、新しい映像作品の製作を目指していた。
 
 
 
一方、前番組『[[ガッツジュン]]』の不振を受けたTBSプロデューサーの橋本洋二と広告代理店[[宣弘社]]の[[小林利雄]]は、当時社会現象となっていた「[[第二次怪獣ブーム|変身ブーム]]」のなか、[[実相寺昭雄]]監督を交え、新番組として本作を企画<ref name="石橋14">{{Harvnb|石橋春海|2014|pp=74-77|loc=「1971 シルバー仮面」}}</ref>。かつて『[[ウルトラシリーズ]]』が放映されていた、「[[タケダアワー]]」で放送されることとなった。
 
 
 
スタッフは実相寺率いる「コダイグループ」が核となり{{refnest|group="注"|池谷仙克によれば、実相寺が参加したことで自然に集まったという{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=68|loc=「美術 [[池谷仙克]]」}}。このうち、特撮監督の[[大木淳吉|大木淳]]は『[[ミラーマン]]』へ参加予定であったが本作に移り{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=12}}、本作終了後に『ミラーマン』へも参加した{{Sfn|白石雅彦|2004|pp=206-209|loc=「ミラーマン第46話 死都に愛の鐘が鳴る」}}。}}、同グループの[[池谷仙克]]が宣弘社社長の小林によって招かれ、シルバー仮面と、すべての宇宙人のデザインを担当。企画当時のネーミングは、『21世紀鉄仮面』だったが、さすがに「大時代過ぎる」との意見で没となっている。5人兄妹という設定は、クランクインが迫った中での選考では『逃亡者』のように1人でこなす力量のある俳優が望めないのではないかとの考えから採用された<ref name="PHOTO2橋本" />。
 
 
 
主演の春日光二役となる[[柴俊夫]]は、所属事務所の社員が懇意にしていた小林に紹介し、彼から監督の田村正蔵を介して橋本と顔合わせし、起用された<ref name="SPHOTO">{{Harvnb|宣弘社フォトニクル|2015|pp=30-33|loc=「シルバー仮面」}}</ref>。橋本は、当時「柴本」だった彼の芸名を、この番組で「柴俊夫」と改名させている。当時の柴は俳優業よりモデル業がメインだったが、橋本はこの起用によって、すでに決定していた春日兄妹の配役を柴のイメージに合わせようと改めてオーディションを行い、松尾ジーナ以外を配役し直す入れ込みようだった。しかし、この再配役は後述するように、クランクインを大幅に遅らせることとなった。[[篠田三郎]]は、『ガッツジュン』に出演していた縁で橋本に起用された<ref name="SPHOTO" />。
 
 
 
脚本家の[[市川森一]]による初期プロット『大仮面』では、「[[4次元|四次元]]」や「[[超獣]]」といった単語が使われており、これらの要素は市川がメインライターを務めた『[[ウルトラマンA]]』へ引き継がれた{{Sfn|フォトニクル2|2015|pp=86-87|loc=「プロット『大仮面』」}}。同じく市川による別プロット『白銀仮面』では、後半に登場するサソリンガやインバス星人に類似した怪獣が描写されていた{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=87|loc=「プロット『白銀仮面』」}}。
 
 
 
=== 異例ずくめの第1話 ===
 
前述したように、柴と松尾以外のキャスティングの決定が遅れたこともあって、クランクインは11月4日にずれこんでしまった(ジェネオンエンタテインメント「シルバー仮面DVDボックス」ジャケット裏解説文)。さらに裏番組には、原作者の許可が得られず制作中止となった『長くつ下のピッピ』のピンチヒッターとして[[円谷プロダクション]]の特撮番組『[[ミラーマン]]』が放送されることになり、TBSは前番組『[[ガッツジュン]]』を予定より1週早く打ち切り、初回放映が12月5日から11月28日に繰り上げられた{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=70}}。
 
 
 
このため、第1話は異例の短期間での制作が余儀なくされた。そうした中、劇中クライマックスのチグリス星人の炎上シーンが先行撮影されたが、着込んだ着ぐるみに火薬を仕込んで撮影した際に火が内部へ燃え移り、着ぐるみの半分以上が燃えて溶けてしまった<ref name="大全池谷">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|p=49|loc=「RESPECT 池谷仙克 PART I」}}</ref><ref name="SPHOTO高倉">{{Harvnb|宣弘社フォトニクル|2015|pp=44-47|loc=「インタビュー [[高倉英二]]」}}</ref>{{refnest|group="注"|監督の[[実相寺昭雄]]によると、火がついた際に撮影スタッフは異常だと気づかず、熱さでのた打ち回るチグリス星人を迫真の演技だと思っていたという<ref>{{Cite book |和書 |author=実相寺昭雄 |authorlink=実相寺昭雄 |date=2006-06-10 |origdate=1988-01-28 |title=ウルトラマン誕生 |publisher=[[筑摩書房]] |series=[[ちくま文庫]] |pages=pp.39-41 |chapter=第一部 ウルトラマンのできるまで ウルトラマン誕生 |isbn=4-480-42199-8 }}</ref>。殺陣師の[[高倉英二]]によれば、スーツアクターの戸知章二は背中に大火傷を負ったものの、本人の要望により着ぐるみ着脱用の[[ベビーパウダー]]を患部に振ったのみで撮影に復帰したという<ref name="SPHOTO高倉" />。}}{{refnest|group="注"|美術の[[池谷仙克]]によると、等身大アクションであることから造形家の[[高山良策]]が着ぐるみを薄く作っていたため、想像以上に燃えてしまったという<ref name="実読池谷">{{Harvnb|実相寺読本|2014|pp=200-203|loc=取材・文 編集部・友井健人「実相寺組インタビュー 美術監督[[池谷仙克]]」}}</ref>。}}。この結果、チグリス星人の着ぐるみは使い物にならなくなってしまい、焼け残りが死骸の描写に使われたものの、その後のチグリス星人の描写は顔のアップだけで処理し<ref name="大全池谷" />{{Sfn|フォトニクル|2014|p=6}}、春日兄妹がスペクトルグラスでチグリス星人の正体を見破るシーンも暗いものとなってしまった。第1話の画面の暗さは、これをごまかすために仕方なく採られた処置だった。
 
 
 
第1話の試写会では、冒頭の暗さなどに関係者の多くが懸念を抱いたという<ref name="岩佐、190">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|pp=188-192|loc=「小林利雄(宣弘社・会長)かく語りき PART IV」}}</ref><ref name="PHOTO渡辺">{{Harvnb|フォトニクル|2014|p=76|loc=「宣弘社元営業部(武田薬品工業担当)渡辺邦彦が語る。」}}</ref><ref name="PHOTO2橋本" />。一方で、監督の実相寺や春日光三役の[[篠田三郎]]は試写会では好評であったと証言している<ref name="PHOTO2実">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=3|loc=「監督 実相寺昭雄」}}</ref>{{Sfn|実相寺読本|2014|pp=100-104|loc=取材・文 柴崎俊一「『シルバー仮面』『哥』他出演 [[篠田三郎]]」}}。
 
 
 
また、この第1話は、タイトルが出るまで実に6分強もの[[プロローグ]]が入るという異例の構成になっている。{{要出典範囲|事情を知らないプロデューサー・宣伝陣の中には、いつまで経ってもオープニングテーマが流れないので「放送事故ではないのか?」と局に問い合わせをしようとした者さえいたという。|date=2016年8月}}また、その後も予告編のテロップミスなどが生じてしまっている。しかし、実相寺監督は異例づくめの第1話の映像に対して強い拘りを持ち、本放送時にTBSの調整室に出向き、放映画像の輝度を明るく調整しないよう指示していた{{要出典|date=2016年8月}}。一方、『シルバー仮面フォトニクル』(ビクターエンタテインメント)のDVDに収録された小林哲也(日本現代企画社長)のインタビューによると、あまりにも暗すぎた映像となったため、実相寺本人が輝度を明るくするよう調整指示して放映した、という逆の証言もある。
 
 
 
実相寺は第1話・第2話を監督した後は制作に参加していないが、その理由についてTBSが若手スタッフを育てようという方針であったことと、ウルトラシリーズと異なり連続性のあるストーリーであったことから途中復帰が難しかったことを挙げており、自身から降板を希望したわけではないとしている<ref name="PHOTO2実" />。擬斗の[[高倉英二]]も実相寺の降板は本人の意志ではなく、視聴率が取れなかったことによるプロデューサーらの判断であったと推測している{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=7}}。
 
 
 
=== 『ミラーマン』との視聴率競争 ===
 
本作は、放映開始時から裏番組として同じ特撮ヒーロー番組である[[円谷プロダクション]]の『[[ミラーマン]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]])との視聴率競争が意図されていた作品である{{refnest|group="注"|両番組の対決は、放送開始前に[[東京新聞]]1971年11月4日号が報じている{{Sfn|白石雅彦|2004|p=121|loc=「ミラーマン資料館1 新聞報道」}}。}}。『ミラーマン』の放送は急遽決定したものであったが、結果として[[円谷プロダクション]]と同社を離れたスタッフによる同門対決となった{{Sfn|白石雅彦|2004|pp=20-25|loc=「クール解説『ミラーマン』の軌跡 第1部・ミラーマン誕生まで」}}{{refnest|group="注"|双方の関係者とも対決を意識していたことを証言している{{Sfn|白石雅彦|2004|pp=249、258}}{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=39}}。}}。奇しくも主役の春日光二を演じた柴俊夫は、『ミラーマン』の[[パイロット版]]でも主役を演じており{{Sfn|白石雅彦|2004|pp=26-27|loc=「『ミラーマン』パイロット版」}}、また『ミラーマン』主演の[[石田信之]]も『シルバー仮面』の主役へのオファーがあったと述べている{{Sfn|白石雅彦|2004|pp=244-246|loc=「鏡京太郎役 [[石田信之]]」}}。
 
{{See also|ミラーマン#『シルバー仮面』との視聴率競争}}
 
『ミラーマン』に先行した第1話は14.6%の視聴率を獲得したものの、『ミラーマン』の放送開始日である放映第2話からは、20%台を記録する『ミラーマン』に対し『シルバー仮面』は1桁台となり、視聴率は常に苦戦を強いられた<ref name="MM134">{{Harvnb|白石雅彦|2004|pp=134-137|loc=「クール解説『ミラーマン』の軌跡 第2部・そして終焉へ」}}</ref><ref name="PHOTO288">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=88|loc=「企画書『シルバー仮面ジャイアント』」}}</ref>。また、重いドラマ作りに加え、等身大で暗躍する宇宙人に代表される怪奇要素やストーリーの暗さ、異色の演出描写が、ターゲット層である児童層からの支持を受けにくいものとなってしまったことが視聴率的苦戦の一因とされている<ref name = "宇宙船SP84">{{Harvnb|宇宙船SPECIAL|1998|p=84}}</ref><!--同書では「アンチヒーロー性」と表現している。-->。また、第9話「見知らぬ町に追われて」の回は予告編からショッキングな映像を中心に構成し、結果的に全26話の中で最低の視聴率3.8%を記録している。
 
 
 
こうして、高いストーリー性を持ち込んだ本作のドラマ作りは視聴率的な苦戦を呼んだため、第11話から大胆な軌道修正が行われた<ref>{{Cite book|和書 |date = 1990-03-24 |title = [[全怪獣怪人]] |publisher = [[勁文社]] |volume = 上巻 |page=155 |id=C0676 |isbn = 4-7669-0962-3 }}</ref><ref name = "宇宙船SP84" />。TBSおよび宣弘社は第3話・第4話の視聴率を見て、第6話の制作と並行して路線変更に乗り出した<ref name="PHOTO288" />。
 
 
 
=== 巨大化ヒーローへの設定変更 ===
 
かくして等身大ヒーロー番組だった『シルバー仮面』は、第11話から『'''シルバー仮面ジャイアント'''』と改題され、巨大化ヒーロー番組として設定の多くが修正・変更されることとなる{{refnest|group="注"|佐々木守と橋本洋二による検討案では、等身大のシルバー仮面と春日兄妹が巨大化した宇宙人と戦うというものもあった{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=51}}。}}。第11話から第13話は、宣弘社作品常連の[[田村正蔵]]が監督を務めた{{Sfn|石橋春海|2014|p=75|loc=「制作現場 あのとき私は 田村正蔵 制作・監督(当時)」}}{{refnest|group="注"|田村は、自身の前に監督を務めた大木淳と佐藤静夫について、「(路線変更の可能性が出てきたため)等身大編のうちに監督をやってもらって華を持たせた」と述べている<ref name="SPHOTO" />。}}。
 
 
 
それまでの基本設定だった春日兄妹の放浪と設計図探しは、第10話で春日博士がすでに完成させていた光子ロケットのエンジンが発見され、設計図をめぐる秘密は春日博士が兄妹たちに与えた試練だったという形で終了する。そして、主人公のシルバー仮面は第11話で大破した光子ロケットのエネルギーを浴びて巨大化し、以後は巨大ヒーローとして活躍する。また、ドラマ面では、人間ドラマの部分が希薄になることを恐れた橋本洋二の意向{{Sfn|巨大ヒーロー大全集|1988|p=172}}で、[[岸田森]]演ずる春日兄妹の理解者・津山博士を登場させ、春日兄妹は博士の研究所に勤務し、光子ロケットの開発および侵略宇宙人との戦いを続けることになる。巨大化したあとでも、人類の宇宙開発への批判をおこなった話(第18話、第19話など)もあり、SF色の濃いハードなドラマづくりが行われた。津山博士の娘・リカは、退場した春日はるかに近い位置づけとなり、ひとみと光三の持つ保護者的なキャラクターは後半も活かされ続けた。
 
 
 
オープニングも変更が加えられ、アバンタイトルの映像が春日光二の変身シーンに、主題歌の歌詞が1番から3番に、スタッフとキャストのテロップが横書きから縦書きになった。
 
 
 
この「ジャイアント編」は、当時の「[[第二次怪獣ブーム|怪獣・変身ブーム]]」の追い風もあって視聴率も上昇{{refnest|group="注"|書籍『ミラーマン大全』では、『ミラーマン』が予算の都合により1クール目中盤から再登場怪獣が増えていったことを視聴者の興味が移った原因の一つに挙げている<ref name="MM134" />。}}。第2話から10話の平均視聴率が6.0%だったのに対し、第11話から第26話の平均視聴率は8.8%である。第16話から第18話まで3週連続で10%超えを果たした。また、テコ入れ初回の第11話から『ミラーマン』の視聴率を常時20%割れの状態に追い込んだ<ref name="MM134" />{{refnest|group="注"|本作放映中は視聴率を逆転できなかったものの、次番組『[[決めろ!フィニッシュ]]』での視聴率上昇を経て、再びヒーロー番組となった次々番組『[[アイアンキング]]』第5話で『ミラーマン』を追い抜くに至った<ref name="MM134" />。その後、[[タケダアワー]]は『ミラーマン』の後番組『[[マジンガーZ]]』に始まる[[ロボットアニメ]]番組との視聴率競争へ移行していった<ref name="MM134" />。}}。
 
 
 
{{独自研究範囲|また、作劇的にも、『ミラーマン』ではヒーローのミラーマンが各話の後半にしか登場しない作劇だったのに対し、シルバー仮面は前半、後半ともに登場する工夫がなされた。この作劇は、当時の視聴者である子供たちに「前半に『シルバー仮面』を観て、途中でチャンネルを変えて『ミラーマン』を観る」という鑑賞方法を可能にした一方で、「ピーク時の視聴率は完全に『ミラーマン』に圧倒されてしまう」という皮肉な事象を呼んだ。|date=2016年8月}}
 
 
 
「ジャイアント編」以降、美術の[[池谷仙克]]を除くコダイグループのほとんどの人員が本作から離れている<ref name="PHOTO255">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=55}}</ref>。池谷は、ジャイアント編では本編班と特撮班の2班体制となり、円谷プロダクション時代のノウハウを活かせたので楽になったと述べている<ref name="大全池谷" />。等身大時代は毎回セットを組んでいたため予算や時間で苦労していたという<ref name="大全池谷" /><ref name="PHOTO1">{{Harvnb|フォトニクル|2014|p=1|loc=「美術 [[池谷仙克]]」}}</ref>{{refnest|group="注"|第8話の撮影ではセットの制作が間に合わず、工事中という設定で池谷が作業をしながら撮影を行ったこともあったという<ref name="PHOTO1" /><ref name="PHOTO269">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=69|loc=「『シルバー仮面』の美術」}}</ref>。}}。一方で、池谷は等身大時代の方が思い入れが強かったことも語っている<ref name="PHOTO255" />。
 
 
 
=== 評価 ===
 
番組は当初予定されていた全26話で終了。再放送の機会も少なく、長年にわたって幻のヒーロー的に扱われた向きもある。
 
 
 
製作の宣弘社でも、社内では「大人の鑑賞に耐える作品だ」という声はあったものの、社長である小林利雄は「これがカッコいいのか?」と不安であったと述懐している<ref name="岩佐、190" />。実際、本作を[[バンコク]]に輸出した際、第1話を見た視聴者から「画面が暗すぎる」とクレームが殺到<ref>樋口尚文『テレビヒーローの創造』 筑摩書房、1993年、40頁。</ref>するなど放送当時の評価は高いものではなかった{{refnest|group="注"|TBSプロデューサーの橋本洋二は、先行していた『[[帰ってきたウルトラマン]]』は営業や編成で噂になっていたが、本作は話題にもあがらなかったことを証言している<ref name="PHOTO2橋本" />。}}。
 
 
 
その後、1980年代に入って各種書籍<ref>『[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]』 VOL.20(1984年)、『巨大ヒーロー大全集』(講談社、1988年)など{{要ページ番号|date=2016年8月}}。</ref>に再評価の記事が掲載され、さらに映像ソフトが数度に渡って発売される{{Sfn|岩佐陽一|2001|pp=9、68}}など、視聴できる環境が恵まれてきたことにより、放送当時は児童だった視聴者が「大人になって見返しても面白い作品」として評価を受けている<ref name="岩佐、190" />。
 
 
 
企画に携わった橋本洋二・佐々木守・実相寺昭雄の3人は、本作について後年のインタビューでそれぞれに反省の弁と互いへの謝罪を述べている。実相寺は自身が監督した2本について「失敗作」と評しており<ref name="PHOTO2実" />、さまざまな媒体で本作を例に挙げ、「発端を手掛けた私が駄目だった」「自分の作風はテレビシリーズの第1話には向いていない」という発言をしている<ref>『ウルトラマンの東京』p78(ちくま文庫)、『初公開!ウルトラマンの裏のウラ』(『[[ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟]]』のメイキング特番)での座談会の発言など。</ref><ref name="PHOTO2実" />。橋本は3人とも多忙であったために協力体制を作りきれず、胸を張れるような立ち上がりではなかったといい、後年の再評価は「実相寺の力があったから」と述べている<ref name="PHOTO2橋本" />。佐々木は自身の脚本について「消化不良」であったと評し{{Sfn|実相寺読本|2014|pp=280-285|loc=取材・文 加藤義彦「『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『風』『怪奇大作戦』『シルバー仮面』他脚本 [[佐々木守]]」}}、実相寺の演出については「脚本のイメージを汲んで、作品にマッチしたリアルな画面創りを目指していた」と評している<ref name="岩佐114" />。
 
 
 
== シルバー仮面 ==
 
父・春日勝一郎博士によって改造人間となった春日光二が変身する<ref name="岩佐36">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|pp=36-37|loc=「シルバー仮面 シルバー仮面ジャイアント MAIN CHARACTER FILE」}}</ref>。改造の経緯は明らかになっていない<ref name="岩佐38">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|pp=38-41|loc=「シルバー仮面 シルバー仮面ジャイアント 春日兄妹 超兵器図鑑」}}</ref>。この変身能力は劇中では「シルバーの力」または「銀の力」と呼ばれている{{refnest|group="注"|『シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全』では'''{{読み仮名|銀色|シルバー}}の力'''と表記している{{Sfn|岩佐陽一|2001|pp=36、38}}。}}。右拳を左掌に当て、「アタック!」<ref group="注">第5話から。</ref>と叫んで変身する。
 
 
 
タンクローリーを素手で動かすほどの怪力を誇る<ref name="岩佐38" />が基本スペックなどは不明であり、劇中でも一切語られない。劇中で確認できる限りでは、特殊能力を使用する時やその力をフルに発揮する時に目がごく一瞬発光するものの、特に光線技や飛行能力を見せることもなく力任せな戦い方がほとんどである。また、宇宙人へのとどめも、敵自身の火炎放射を利用して自滅させる、光一とひとみの銃で倒す、松明で焼き殺す、交通事故に巻き込む、崖から投げ捨てる、敵の爆弾を投げ返すなど、特に一定してはおらず、シルバー仮面が自力で倒すケースも少ない。主題歌の歌詞に存在する「シルバーキック」は、ピューマ星人とゴルゴン星人を倒してはいるものの、映像では特に必殺技として描写されているわけではない。
 
 
 
シルバー仮面ジャイアントが登場した後、こちらの姿は登場しない<ref name="岩佐38" />。
 
 
 
; デザイン・造形
 
: 公式設定でも強いヒーロー像は打ち出されていないようで、{{要出典範囲|デザイナーの池谷も「あまり強そうだとドラマに絡みづらくなり、面白くないから、あえて強くなさそうなデザインにした」と語っている。|date=2016年8月}}
 
: 一方、[[篠田三郎]]は「シルバー仮面のデザインは、もしかしたら変身ヒーローの中で一番いいかも知れない」と絶賛した。その理由として「きれいというか、端正な顔立ちで、物静かな洗練されたイメージを持っていたんです」と述べている{{Sfn|巨大ヒーロー大全集|1988|p=207}}。
 
: 池谷は、「フランスの鉄仮面伝説のイメージからこれをデザインした」と語っている。この鉄仮面という意匠は、もともとは小林利雄のイメージだったという{{Sfn|フォトニクル|2014|p=5}}。「口元が覗く」というデザインは、「ウルトラマンの口が動く当初の設定が排除されたこと」への対抗意識があったそうである。また、{{要出典範囲|「円谷ヒーローがすべてウェットスーツ素材だったので、あえて違うものを選んだ」そうで|date=2016年8月}}、スーツには外国製の銀糸ラメ入りの[[つなぎ|ジャンプスーツ]]が使われた<ref name="PHOTO24">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|p=4}}</ref>。上に着用するボディースーツには[[皮革|鹿革]]を使用している<ref name="PHOTO24" />。通気性は抜群だったそうだが、替えがほとんどなく、{{独自研究範囲|特に白い部分は汚れが目立つ回も多かった|date=2016年8月}}。
 
: デザインの初期案では赤いラインが入っていた{{Sfn|フォトニクル|2014|p=2}}。
 
: 目は基本的に発光しておらず、前述の発光シーンの表現は[[閃光電球|フラッシュバルブ]]を使用して行なわれた。マスク、スーツ共に制作は[[ヒルマモデルクラフト]]が担当<ref name="Z&P">{{Cite book |和書 |date =2011-11-14|publisher =[[洋泉社]] |title=別冊[[映画秘宝]] 『[[電人ザボーガー (映画)|電人ザボーガー]]』&[[ピー・プロダクション|ピー・プロ]]特撮大図鑑 |series=洋泉社MOOK |page=87 |author=友井健人 |chapter=ヒルマモデルクラフト 比留間伸志インタビュー |isbn=978-4-86248-805-3 }}</ref>{{Sfn|フォトニクル|2014|p=3}}。同社代表の比留間伸志によれば、フラッシュバルブの仕掛けに苦労した結果、片目にしか仕込めず、発光描写は顔の片側からの撮影でごまかしたという{{Sfn|巨大ヒーロー大全集|1988|p=230}}。
 
; アクション
 
: 擬斗の[[高倉英二]]は、シルバー仮面の得意技などの設定はなかったため、肉体を駆使したアクションのみを感性でやることを考えた<ref name="SPHOTO高倉" />。
 
: スーツアクターは、若駒冒険グループより[[久保田鉄男]]・[[加藤寿]]・[[小坂生男]]の3名が担当<ref name="SPHOTO高倉" />。崖を転がり落ちるなどのタフな演技を求められる回では、筋肉質でパワーのある久保田、バク転やトンボを切るなど、派手なアクションを求められる回では空中感覚に優れた加藤、キレの良いアクションを見せる回では空手の上手な小坂という風に、高倉の采配によって振り分けられていた<ref name="SPHOTO高倉" /><ref name="PHOTO2高倉">{{Harvnb|フォトニクル2|2015|pp=68-69|loc=「殺陣師 [[高倉英二]]」}}</ref>。
 
: なお、2009年に[[ホームドラマチャンネル]]での放送を記念した柴へのインタビューによれば、彼もアクションを1回どこかで撮ったそうであるがうまくいかず、特撮に本編の撮影時間を食われることもあり、変身シーンを除いて結局はなくなったという<ref>[http://senkosha.net/shiba2.html 柴 俊夫 スペシャルインタビュー PART2] - 宣弘社</ref>。
 
 
 
=== シルバー仮面ジャイアント ===
 
第11話から登場。身長50メートル、体重5万トン。シルバー仮面が、サザン星人に破壊された光子ロケットの光子エンジンから漏れた光子エネルギーを浴び、巨大化した姿<ref name="岩佐36" />。カラーリングだけでなく、等身大時は素肌が露出していた口の部分も、口唇をかたどったマスクに覆われているなどの変化が生じている。また、光二の変身ポーズも変化しており、両手を左右に広げてから降ろして「シルバー!」と叫び、前方宙返りすることで変身する<ref name="岩佐38" /><ref group="注">柴俊夫が『[[テレビ探偵団]]』にゲスト出演した際、この変身ポーズは自分が考案したものだったと語っている{{出典無効|date=2016年8月}}。</ref>。
 
 
 
等身大時とは比較にならないほどのさまざまな武器や超能力を持ち、飛行も可能となった<ref name="岩佐38" />。目に録画可能なカメラアイを備えている<ref name="岩佐38" />。至近距離での核ミサイルの爆発にも動じない強靭な肉体を持つ(第23話)。
 
 
 
挿入歌「戦え! シルバー仮面」の歌詞には、太陽が「シルバー仮面のエネルギー」というくだりが存在するが、設定では体内に春日式原子炉を持つとされている。また、光子ロケットとの関連からシルバー仮面も同様に光子をエネルギーとしていることがうかがえる。
 
 
 
その活動や正体は春日ファミリー以外にも、ある程度は一般に周知されているようで、第23話ではシルバー仮面ジャイアントがフンドー星人の攻撃から両親を守れなかったことで、光二が少年に詰め寄られるシーンがあった。
 
 
 
第20話での光三の台詞によれば、変身後は光二の体内に内蔵されたコンピュータの意識が優先するようである<ref name="岩佐38" />。
 
 
 
; デザイン・造形
 
: マスクの造形はヒルマモデルクラフトによる<ref name="Z&P" />。顔の全面をマスクで覆い、赤を配したデザインに変わった。池谷仙克は、「赤を使って欲しい」という要望だったと述べており、ジャイアントのデザインについて「個人的には好き」だと語っている{{Sfn|フォトニクル|2014|p=20}}。第11話でのマスクは顎が長かったが、その後に修正されている。
 
: スーツの素材は[[ウェットスーツ]]になった<ref name="PHOTO2高倉" />。擬斗の高倉英二は、筋肉質な俳優が着るとフィットしないため、スタイルの良い加藤寿を中心にしたと述べている<ref name="PHOTO2高倉" />。また、高倉は目に電飾を仕込んでいるために中でハレーションを起こしてしまったうえ、目の位置も動いているうちにずれてしまうなど、視界が悪かったことを証言している<ref name="SPHOTO高倉" />。
 
; アクション
 
: アクションの方向性は等身大時代と変わらなかったが、スーツ内が暑くなるために長時間は動けず、細かいカット割りが行われるようになった<ref name="SPHOTO高倉" /><ref name="PHOTO2高倉" />。
 
: ジャイアント編では敵怪獣の造形が大型化していき、動きが制限されるため、光線技など遠距離での攻撃が増えた<ref name="PHOTO2高倉" />。得物を使ったアクションも増えたが、高倉はマスク内からでは得物が近景に来るため、敵が見えにくくなってしまい、大変であったと証言している<ref name="SPHOTO高倉" />。
 
 
 
==== シルバー仮面ジャイアントの能力・武器 ====
 
; シルバーサーベル
 
: ベルトから取り出す剣。投擲して使うことも多い。第11、13、15、19、21、22、24話と、頻繁に使用された。形状や動作的に[[フェンシング]]が用いられているようである。
 
; シルバービュート
 
: ベルトから取り出す、二又の鞭。振り回して炎を消したり、敵を捕らえて電流を流すことも可能。サザン星人が発生させた火災を消し、ノーマン星人に電流でダメージを与えたほか、フンドー星人2号の鎖分銅に対抗した。第24話ではベム5号の救助に使用された。
 
; シルバー手裏剣{{refnest|group="注"|『シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全』では、名称を'''手裏剣'''と記述している<ref name="岩佐38" />。}}
 
: ベルトから取り出す手裏剣。第11、13、15話で使用したほか、第17話ではモーク星人に視力を奪われた状態で、音と風で敵の位置を掴んで手裏剣を3発放つ'''シルバーめくら手裏剣'''で勝利した{{refnest|group="注"|擬斗の高倉英二は、目が見えない状態で戦うというアイデアは、監督の外山徹が自身の参加していた『[[隠密剣士]]』から発想したものと推測している{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=54}}。}}。
 
; シルバー光線
 
: 頭の突起から放つ、細い青色光線。サザン星人やバーナー星人を倒した。インバス星人にも使用された。回によっては、シルバービームとも呼称されている。
 
; 空間移動<ref name="岩佐38" />
 
: 異空間を走りぬけ、離れた場所へ即座に駆けつける。第11、12、22話で使用された。
 
; シルバージャック
 
: 額から飛び出すジャックナイフ<ref name="岩佐38" />。第13話で初使用。これでサソリンガにダメージを与えたうえ、担ぎ上げて投げ飛ばし、倒している。その後も第16「この回のみ呼称している」、17、19、21、24話で使用されるなど、シルバーサーベルに次いで使用頻度が高かった。
 
; バーナー<ref name="岩佐38" />
 
: 短い棒状の火炎放射器。先端から火炎を噴き出すが、射程は短い。ノーマン星人戦で使用したが、弾き飛ばされてしまった。
 
; エネルギー放射<ref name="岩佐38" />
 
: 全身を赤く光らせ、凍りついた体を溶かす。ノーマン星人の吹雪で凍った体の氷を溶かした。
 
; 発火能力
 
: 目を赤く2度光らせて、敵を炎上させる。詳しい原理は不明{{refnest|group="注"|『シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全』では、熱光線と解釈している<ref name="岩佐38" />。}}。ノーマン星人を倒した。
 
; 雨雲召喚<ref name="岩佐38" />
 
: 右手を天にかざし、雨雲を呼び寄せる。雨でボルト星人の動きを鈍らせたほか、突き刺したシルバーサーベルに稲妻を落として敵を爆死させる技も存在する。
 
; シルバーライナー
 
: 技名を叫び、敵の頭を掴んで何度も振り回し、投げ飛ばす。モーク星人との戦いで使用するも、飛行能力でのUターンから反撃された。
 
; シルバーロープ
 
: ベルトから取り出すロープ。途中で三又に分かれており、それぞれの先端に小さなトゲ鉄球が付いている。ヤマシロを拘束した。
 
; シルバーハンマー
 
: ピン状のロケット弾と柄の長いハンマーを出し、ロケット弾を宙に浮かばせ、ハンマーで殴って敵にぶつける。空中のエマー星人を倒した。
 
; 還元光線<ref name="岩佐38" />
 
: 頭の突起から放つ、怪物にされた人間を元に戻す光線。エマー星人によって怪獣ヤマシロにされた山城キャプテンを、元に戻した。
 
; シルバー旋風斬り
 
: ベルトから取り出した鎖分銅とシルバージャックを合体させた鎖鎌を使用した技。すれ違いざまに2回斬りつけてから、鎌を敵の頭に投げつけてとどめを刺す。ギラスモンを真っ二つにして倒した。
 
; シルバー念力<ref name="岩佐38" />
 
: 第20話ではインバス星人に破壊されたダムの水の流れを逆流させた。第25話ではアクリオン星人の吐くアクリオン放射能を押し戻した。
 
; シルバーバリア<ref name="岩佐38" />
 
: 透明で板状のバリア<ref name="岩佐38" />。決壊したダムを修復した<ref name="岩佐38" />。
 
; シルバーランス{{refnest|group="注"|『シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全』では、第15話で使用したものを'''シルバーランス'''、第20話で使用したものを'''三又ランス'''と記述している<ref name="岩佐38" />。}}
 
: ベルトから取り出す、長い三叉槍。インバス星人戦で使用したが、あまり効果がなかった。
 
; シルバーミサイル{{refnest|group="注"|『シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全』では、名称を'''ミサイル'''と記述している<ref name="岩佐38" />。}}
 
: 両腕を交差させてからベルトのバックルから放つ、2発のミサイル。エネルギーを吸収するインバス星人に対し、シルバー光線とベム5号のミサイルのエネルギーを吸収させてエネルギー飽和状態にしてから、これを使用して倒した。
 
; シルバーシールド
 
: 両手を交差させて前方に出現させる、円形の大きな盾。ガイン星人戦で使用され、盾で敵の矢を弾いてから、弾いた矢を超能力で遠隔操作して敵に命中させる'''シルバーアロー返し'''を腹に命中させて倒した。
 
; ミサイルキック
 
: ベルトから鉄球形爆弾を取り出し、それを蹴り飛ばして敵に命中させる。飛行して逃げるゾール星人を倒した。
 
; シルバーアックス
 
: ベルトから取り出す、柄が長く刃が小さい斧。フンドー星人1号、2号の首を切断して倒した。文献では「シルバーアックス」となっているが、[[プロップ]]の形状は[[ハルバード]]に近い。
 
; 口輪<ref name="岩佐38" />
 
: 敵に投げつけて、口を塞ぐ輪。アクリオン星人の吐くアクリオン放射能を封じるために使用された。
 
; シルバードリル
 
: 上半身にかぶせるように出現させ、そのまま頭から敵に突進するように使用する巨大ドリル。アクリオン星人にダメージを与えた。
 
; シルバーレインボー
 
: 頭から放つオレンジ色の光線。アクリオン星人を倒した。シルバー光線と似たような技だが、発射ポーズは異なる。
 
; シルバーリング
 
: 大小2つのリングを敵に投げつける。敵に頭からはまって2つのリングが4つに分裂し、黄色の光輪を発して敵を砕く。ワイリー星人を倒した。
 
 
 
== 主な登場人物 ==
 
=== 春日兄妹 ===
 
宇宙の平和的開発のために光子ロケットを開発した科学者・春日勝一郎博士の子供たち。宇宙人に殺された父の研究を引き継いでロケットを完成させ、地球を宇宙人の手から守るのが悲願である。光子ロケットエンジンの設計図は父によって5人の身体に残されているらしいが、それを見る方法が不明であるため、その方法を見つけることがロケット完成への大きな一助になると思い、父の知り合いを訪ねて旅を続けた。実際、ひとみ、光三、はるかの身体に方程式や設計図の一部が何かの拍子で浮き上がる描写があるが、実は光子ロケットエンジンはすでに完成しており、その隠し扉を開くにははるか以外の兄妹が全員いなければ不可能だった。
 
 
 
; 春日 光二
 
: 次男、23歳。本編の主人公。5人の中で一番体力があり、そのために父に改造され、シルバー仮面に変身する能力を得た。性格は穏やかであり<ref name="岩佐36" />、後に出会うこととなるリカに懐かれるなど、子供に好かれる一面を持つ。スキーが趣味である<ref name="岩佐36" />。
 
; 春日 光一
 
: 長男、26歳。父の意思と研究を引き継いだ、優秀なロケット工学者である。父から白光銃を与えられている。どんな状況下でも、冷静な判断力を失わない。弟妹たちに対して時には厳しく接し、時には優しく見守るなど、彼らを大事に思う人情的な一面がある。
 
; 春日 ひとみ
 
: 長女、21歳。設定では大学医学部に籍を置く女医の卵<ref name="DVDBOX">ジェネオンエンタテインメント「シルバー仮面DVDボックス」付属ブックレット8頁</ref>。母親代わりとして兄弟妹の面倒を見ており<ref name="岩佐36" />、後に光二とともにリカの面倒も見ることになる。父から赤光銃を与えられている。レーダーを開発した秋山という婚約者がいる。最終話でベム5号に乗る予定だったが、「レーダー監視の役割を誰がするんだ?」と「婚約者を置き去りにするのか?」という光一の説得を受けて唯一地球に残り、ベム5号のレーダー観測をしながら兄たちを見送った。
 
; 春日 光三
 
: 三男、20歳。設定では大学生<ref name="DVDBOX" />。猪突猛進な熱血漢で、たびたび無茶しては窮地を招く。空手とナイフ投げが得意<ref name="岩佐36" />。宇宙人に殺された父を尊敬するあまり、すべての宇宙人を敵と見なして激しく憎んでいる<ref name="岩佐36" />。父から人間に化けた宇宙人を見分けるスペクトルグラスを与えられているが、巨大宇宙人が登場するようになった第11話以降は使用しなくなった。
 
; 春日 はるか
 
: 末娘、18歳。春日兄妹のうち、唯一血液型がO型である(他はA型)。特に対宇宙人用の装備は与えられておらず、体力的にも精神的にも弱い少女。その打たれ弱さは逃避行を続けるうちに深刻化し、わずかな期間で心身共に限界を迎えた。結局、光一の配慮で大阪東南大学の阿部博士のもとに身を寄せることとなり、第8話を最後に登場しなくなったが、その旨は第9話で春日兄妹を殺人犯と見なして追っている刑事の台詞や第10話の冒頭ナレーションでしか語られず、詳しい説明もなかった。<!--はるかの退場は、演じる松尾の病気と言われている。-->
 
:* {{要出典範囲|第9話のシナリオでははるかも登場する予定だったうえ、同話に登場するドミノ星人の設定も彼女の登場を考慮したものとなっていた|date=2016年8月}}。また、第10話・第11話では未出演だが、名前がクレジットされている。
 
 
 
=== その他 ===
 
; 春日 勝一郎
 
: 春日兄妹の父で、ロケット工学の権威。高性能ロケット・光子ロケットを発明したが、それを奪おうとする宇宙人たちの存在を知り、エンジン部分を我が子たちも知らない別の場所に隠した後、設計図を狙うチグリス星人に殺害された。
 
: 生前から宇宙人の脅威を訴えていたようだが、世間からはまったく理解されないばかりか狂人扱いされたらしく、第1話の冒頭では春日宇宙研究所の看板の春の部分に「冬」、宇宙の部分に「[[きちがい|キチガイ]]」と落書きされていた。
 
; 大原 道男
 
: 春日博士の弟で、兄妹からは「叔父さん」と呼ばれている<ref name="岩佐36" />。武器商人<ref name="岩佐36" />。
 
: 身勝手な性格で、金になりそうな光子ロケットの秘密を知りたがっているうえ、宇宙人に兄妹たちを売るような行為に出ることもあったため、兄妹(特に光三)からは嫌われている。その一方、明るく世話焼きな一面も持っており、兄妹を助けることもあった。
 
: 自宅は2度描写されているが、それぞれ異なる邸宅が撮影されている。夫人と息子の紀久男以外に娘が1人いる。
 
; 大原 紀久男
 
: 第25話・第26話に登場。道男の息子。最終話でベム5号の乗組員となって宇宙へ旅立つ。
 
; 津山博士
 
: 第11話から登場。津山宇宙科学研究所(略称:SSI)の所長で、春日博士の教え子。消息を絶った探査機の捜索を春日兄妹に依頼したことがきっかけで、活動拠点を与えるとともに彼らを研究所の職員として迎え入れるなど、良き理解者でもある。
 
; 津山 リカ
 
: 第11話から登場。津山博士の娘。ませており、大人びた発言をすることもある<ref name="岩佐36" />。光二を兄のように慕っており、彼に付いていくこともある。最終話ではその一心からベム5号の乗組員となり、光二と共に宇宙へ旅立つ。
 
 
 
== 光子ロケット ==
 
春日勝一郎博士が宇宙の平和的開発のために開発した、高性能ロケット。2基のエンジンによって動く。春日兄妹の体に隠されたエンジンの設計図がなくては完成しないと思われていたが、実は完成済みだったエンジンは第10話で春日兄妹に発見され、第11話で試験飛行が行われたが、サザン星人に破壊される。この時、エンジンから漏れた光子エネルギーを浴びたことによって、シルバー仮面はシルバー仮面ジャイアントとなった。
 
 
 
デザインは実相寺昭雄のアイデアを元に[[山口修 (美術デザイナー)|山口修]]が手がけた{{Sfn|フォトニクル|2014|p=38}}<ref name="PHOTO269" />。
 
 
 
=== ベム5号 ===
 
2号から4号の試作型を経て津山博士の協力のもと、春日光一が設計開発した超光子ロケット。第20話で初登場。形状は第10話と第11話に登場した光子ロケットと同じだが、ミサイル、レーザー砲、捕獲用の鎖を装備。主にシルバー仮面の援護に使用されていた。最終話でアンドロメダ星と友好を結ぶために、太陽熱をエネルギーとして半永久的に飛行可能な補助装置を搭載され、光一・光二・光三・リカ・紀久男・アンドロメダ星人の赤ん坊・リンを乗せて、30年間の旅に出発した。リカと紀久男を乗せたのは地球に帰る頃には光一たちが年老いてしまうため、帰る時の操縦員の役目を担ってもらうという理由からだった。到着予定は[[2001年]]。
 
 
 
== スタッフ ==
 
* プロデューサー:橋本洋二(TBS) 、[[小林利雄]](宣弘社)
 
* 音楽:[[日暮雅信]]
 
* 撮影:[[中堀正夫]]、小川大次郎
 
* 美術:[[池谷仙克]]、桜井克彦、[[山口修 (美術デザイナー)|山口修]]
 
* 照明:小林哲也、松丸善明
 
* 助監督:中西源四郎
 
* 編集:浦岡編集室、小出良介
 
* 記録:鈴木徳子、知久さとみ
 
* 撮影助手:大根田和美
 
* 制作進行:小迫進
 
* 制作担当:安木良信
 
* 視覚効果:[[日本エフェクトセンター]]
 
* 録音:東京スタジオセンター
 
* 音響効果:小森護雄
 
* 製作協力:コダイグループ( - 第10話)、[[日本現代企画]]
 
* 現像:[[東京現像所]]
 
* 擬闘:[[高倉英二]]
 
* 監督補(第1 - 6話)、特技監督(第11話 - ):[[大木淳吉|大木淳]]
 
* 特撮
 
**撮影:鈴木健二
 
**照明:小林哲也
 
**助監督:下村善二
 
**美術:池谷仙克
 
**美術助手:山口修(メカ類担当)
 
**特殊効果:平鍋功
 
**撮影助手:房前満男
 
**記録:桧垣久恵
 
**制作進行:鈴木道朗
 
* 製作:[[TBSテレビ|TBS]]、[[宣弘社]]
 
 
 
== キャスト ==
 
* 春日光二:[[柴俊夫]]
 
* 春日光一:[[亀石征一郎]]
 
* 春日ひとみ:[[夏純子]]
 
* 春日光三:[[篠田三郎]]
 
* 春日はるか:[[松尾ジーナ]](第1 - 8話)
 
* 津山リカ:[[北村佳子]](第11 - 26話)
 
* 大原道男:[[玉川伊佐男]](第1 - 3、5、7、9 -13、16、17、19 - 26話)
 
* 津山博士:[[岸田森]](第11 - 20、22 - 26話)
 
* シルバー仮面:久保田鉄男(第1、2話)、[[加藤大樹|加藤寿]](第3 - 6、11 - 26話)、小坂生男(第7 - 11話)
 
* ナレーター:[[森山周一郎]]
 
 
 
=== ゲスト出演 ===
 
以下は「シルバー仮面 シルバー仮面ジャイアント 全GUEST CHARACTER FILE」より<ref name="岩佐60">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|p=60|loc=「シルバー仮面 シルバー仮面ジャイアント 全GUEST CHARACTER FILE」}}</ref>。
 
* 下村博士{{refnest|group="注"|脚本では都築博士{{Sfn|フォトニクル2|2015|pp=78-79|loc=「第一回 「グニャリと溶ける宇宙人」」}}。オープニングクレジットではこちらを用いている<ref name="岩佐60"/>。}}:[[村上冬樹]](第1話)
 
* チグリス星人・人間態:田村保、[[和田周]](第1話)
 
* 津島博士:[[中原成男]](第2話)
 
* キルギス星人・人間態及び声:[[岡村春彦]](第2話)
 
* 村の駐在:[[奥村公延]](第2話)
 
* 村の若者:[[佐藤輝|佐藤輝昭]](第2話)
 
* 村人:[[ナンセンストリオ]](第2話)
 
* 福本博士:[[片山滉]](第3話)
 
* 春日博士の声:[[八奈見乗児]]<ref name="岩佐36" />(第3話)
 
* 湯浅博士:[[伊豆肇]](第4話)
 
* 湯浅京子:[[高橋ゆかり]](第4話)
 
* 湯浅静江:[[佐々木すみ江]](第4話)
 
* 三浦文吾:[[東野英心|東野孝彦]](第5話)
 
* 田所教授:[[細川俊夫 (俳優)|細川俊夫]](第5話)
 
* 南条隼人:[[ささきいさお|佐々木功]](第6話)
 
* 南条綾:[[南沙織]]{{refnest|group="注"|南沙織は当時人気歌手であったが、武田薬品の「[[ベンザ (風邪薬)|ベンザ]]」のCMに出演していたことから、宣弘社によってキャスティングされた{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=46}}。拘束時間は全撮影で7時間以内と厳しく設定されていた{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=44}}。}}(第6話)
 
* キマイラ星人・人間態:伊川東吾、[[村松克己|村松克巳]]、[[あさひ7オユキ|朝比奈尚行]](第7話)
 
* 川上徹:[[清水紘治]](第8話)
 
* 川上マリ:沢久美子(第8話)
 
* 遠山博士:[[小松方正]](第9話)
 
* 鬼頭警部:[[竜崎勝]](第9話)
 
* 谷刑事:[[大久保正信]](第9話)
 
* 刑事:[[丸山詠二]](第9話)
 
* 警官:[[増岡弘]](第9話)
 
* タイタン星人・人間態:上野堯、藤沢陽二郎、荒川鉄男(第10話)
 
* 佐野明子:[[西恵子]](第12、13話)
 
* 黒田:鴨田喜由(第12、13話)
 
* 徳平:笹川恵三(第12、13話)
 
* 山部アヤ子:[[関かおり]](第14話)
 
* 支配人:中原弘二(第14話)
 
* 老婆:[[本間文子]](第14話)
 
* 忠二:[[矢崎知紀]](第15話)
 
* 父親:[[陶隆司|陶隆]](第15話)
 
* 母親:[[辻伊万里]](第15話)
 
* 和尚:[[野口元夫]](第15話)
 
* 村人:[[大村千吉]]、友野多介(第15話)
 
* 警官:榛名潤一(第15話)
 
* 山城五郎:[[高野浩幸]](第18話)
 
* 五郎の父:川崎桂(第18話)
 
* 鳥島博士:[[嵯峨善兵]](第19話)
 
* 黒木:[[伊海田弘]](第19話)
 
* 赤松:[[吉水慶]](第19話)
 
* 白井:浜口尚史(第19話)
 
* 先生:山口千枝(第20話)
 
* テレサ:[[テレサ野田]](第21話)
 
* 防衛庁長官:曽根秀介(第22話)
 
* チタン星基地隊長:[[田中康郎]](第22話)
 
* 少年:[[塩谷翼]](第23話)
 
* 秋山浩:[[池田駿介]](第24、26話)
 
* 大原紀久男:[[斎藤信也]](第25、26話)
 
* 大原夫人:藤城尚子(第25、26話)
 
* アンドロメダ星人 ドリイ:[[柴田美保子]](第26話)
 
 
 
== 主題歌 ==
 
; オープニングテーマ「故郷は地球」
 
: 作詞:佐々木守 / 作曲:[[猪俣公章]] / 歌:柴俊夫、[[ハニー・ナイツ]]
 
: 第1話から第10話までは1番の歌詞、第11話から最終話までは3番の歌詞が使用された。
 
; 挿入歌「戦え! シルバー仮面」
 
: 作詞:上原正三 / 作曲:猪俣公章 / 歌:ハニー・ナイツ
 
: 第23話・第25話・最終話で使用された。
 
 
 
== 放映リスト ==
 
{|class="wikitable"
 
!話数!!サブタイトル!!登場宇宙人・怪獣!!脚本!!監督!!放送日!!視聴率{{refnest|group="注"|ビデオリサーチ:関東地区<ref name="白石300">{{Harvnb|白石雅彦|2004|pp=300-301|loc=「視聴率グラフ」}}</ref>{{Sfn|フォトニクル2|2015|p=89}}}}
 
|-
 
!1
 
|ふるさとは地球
 
|チグリス星人(演:戸知章二)
 
|rowspan="2"|[[佐々木守]]||rowspan="2"|[[実相寺昭雄]]
 
|'''1971年'''<br />11月28日
 
|14.6%
 
|-
 
!2
 
|地球人は宇宙の敵<ref group="注">放映当日の各新聞の[[番組表]]や『週刊TVガイド』などでは、「宇宙を盗む者」となっていた。このサブタイトルは宣弘社の資料には存在しない。</ref>
 
|キルギス星人(演:甲斐武)
 
|12月5日
 
|6.2%
 
|-
 
!3
 
|父は炎の中に
 
|シャイン星人(演:石橋律、声:[[矢田耕司]])
 
|[[上原正三]]||rowspan="2"|[[山際永三]]
 
|12月12日
 
|6.1%
 
|-
 
!4
 
|はてしなき旅
 
|ピューマ星人(演:甲斐武、声:[[辻村真人]])
 
|rowspan="2"|[[市川森一]]
 
|12月19日
 
|5.9%
 
|-
 
!5
 
|明日のひとみは…
 
|ジュリー星人(演:久保田鉄男)
 
|rowspan="2"|樋口弘美
 
|12月26日
 
|6.1%
 
|-
 
!6
 
|さすらいびとの荒野
 
|ゴルゴン星人(演:戸知章二、井口義亨、声:[[飯塚昭三]])
 
|rowspan="2"|上原正三
 
|'''1972年'''<br />1月2日
 
|9.4%{{refnest|group="注"|同日の『ミラーマン』は休止<ref name="白石300" />。}}
 
|-
 
!7
 
|青春の輝き
 
|キマイラ星人(演:井口義亨)
 
|rowspan="2"|大木淳
 
|1月9日
 
|6.8%
 
|-
 
!8
 
|冷血星人の呼び声
 
|ソロモン星人(演:[[黒田英彦]]、田村明彦)
 
|[[石堂淑朗]]
 
|1月16日
 
|4.4%
 
|-
 
!9
 
|見知らぬ町に追われて
 
|ドミノ星人<ref group="注">池谷によると、「ムンクの叫び」が原案。</ref>(演:久保田鉄男)
 
|市川森一||rowspan="2"|佐藤静夫
 
|1月23日
 
|3.8%
 
|-
 
!10
 
|燃える地平線
 
|タイタン星人(演:井口義亮)
 
|上原正三
 
|1月30日
 
|5.7%
 
|-
 
!11
 
|ジャンボ星人対ジャイアント仮面
 
|サザン星人(演:[[久世七曜会#久世浩|伊藤浩市]]、声:[[上田耕一]])
 
|佐々木守||rowspan="3"|[[田村正蔵]]
 
|2月6日
 
|7.8%
 
|-
 
!12
 
|恐怖のサソリンガ
 
|rowspan="2"|ローム星人<ref group="注">池谷によると、顔のモデルは美術助手の山口修だそうである。</ref> (演:戸知章二、声:[[増岡弘]])<br />サソリンガ(演:[[伊奈貫太]])
 
|rowspan="2"|上原正三
 
|2月13日
 
|7.7%
 
|-
 
!13
 
|サソリンガ東京猛襲
 
|2月20日
 
|7.2%
 
|-
 
!14
 
|白銀の恐怖
 
|ノーマン星人(演:伊奈貫太)
 
|rowspan="2"|市川森一||rowspan="2"|山際永三
 
|2月27日
 
|8.3%
 
|-
 
!15
 
|怪奇宇宙菩薩
 
|ボルト星人(演:伊奈貫太)
 
|3月5日
 
|9.9%
 
|-
 
!16
 
|爆発!! シルバーライナー
 
|rowspan="2"|モーク星人(演:井口義亮)
 
|rowspan="2"|上原正三||rowspan="2"|外山徹
 
|3月12日
 
|10.7%
 
|-
 
!17
 
|シルバーめくら手裏剣<ref group="注">「めくら」が放送禁止用語のため、1990年代末の[[キッズステーション]]での再放送時はサブタイトルが脚本時の原題である'''「大阪SOS」'''に差し替えられている。DVDやCS[[ファミリー劇場]]・[[ホームドラマチャンネル]]での再放送では本放送当時のタイトルになっている。</ref>
 
|3月19日
 
|10.6%
 
|-
 
!18
 
|一撃!シルバー・ハンマー
 
|エマー星人(演:甲斐武)<br />怪獣ヤマシロ{{refnest|group="注"|書籍によっては、平仮名で「'''やましろ'''」と記載している{{Sfn|宇宙船SPECIAL|1998|p=128}}。}}(演:諏訪竜二)
 
|市川森一||山本正孝
 
|3月26日
 
|10.1%
 
|-
 
!19
 
|逆転 シルバー旋風斬り
 
|キリー星人<br />ギラスモン(演:久保田鉄男)
 
|上原正三||rowspan="2"|大木淳
 
|4月2日
 
|7.6%
 
|-
 
!20
 
|必殺!! シルバーミサイル
 
|インバス星人(演:久保田鉄男)
 
|市川森一
 
|4月9日
 
|7.8%
 
|-
 
!21
 
|シルバー アローがえし
 
|ガイン星人(演:甲斐武)
 
|rowspan="2"|上原正三||rowspan="2"|田村正蔵
 
|4月16日
 
|9.0%
 
|-
 
!22
 
|弾丸!! ミサイルキック
 
|ゾール星人(演:久保田鉄男)
 
|4月23日
 
|9.4%
 
|-
 
!23
 
|東京を砂漠にしろ!!
 
|フンドー星人(演:[[荻原紀]])
 
|市川森一||rowspan="2"|福原博
 
|4月30日
 
|7.5%
 
|-
 
!24
 
|標的はあなた!!
 
|バーナー星人<ref group="注">デザイン原案は一般公募によるもの。デザインしたのは当時高校生の[[三山のぼる]]。脚本やオープニングクレジットでは「ツイン星人」と表記されていた。</ref>(演:荻原紀)
 
|上原正三
 
|5月7日
 
|8.7%
 
|-
 
!25
 
|輝け!! シルバーレインボー
 
|アクリオン星人(演:伊奈貫太)
 
|井上愉味子{{refnest|group="注"|井上は[[市川森一]]の実妹{{Sfn|フォトニクル2|2015|pp=59、60}}。}}||rowspan="2"|田村正蔵
 
|5月14日
 
|8.2%
 
|-
 
!26
 
|アンドロメダ 2001
 
|ワイリー星人(演:伊奈貫太)
 
|上原正三
 
|5月21日
 
|9.6%
 
|}
 
 
 
== 映像ソフト化 ==
 
* 1998年10月25日に全話収録の[[レーザーディスク|LD-BOX]]が[[ハピネット|ビームエンタテインメント]]より発売された<ref>{{Cite book|和書|date = 1999-05-01|title = 宇宙船YEAR BOOK 1999|series = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]別冊|publisher = [[朝日ソノラマ]] |page = 64|chapter = '98TV映画特撮LD・ビデオ&CD|id = 雑誌コード:01844-05}}</ref>。
 
* 1999年10月25日に発売トランスワールドエンタテインメント・発売協力ニューライン・販売[[ハピネット|ビームエンタテインメント]]より全9巻の[[VHS]]が単巻およびボックスで発売された<ref name="岩佐68">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|p=68|loc=「シルバー仮面 シルバー仮面ジャイアント VISUAL SOFT CATALOG」}}</ref><ref>{{Cite book|和書|date = 2000-04-20|title = 宇宙船YEAR BOOK 2000|series = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]別冊|publisher = [[朝日ソノラマ]] |page = 62 |chapter = '99TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD |id = 雑誌コード:01844-04}}</ref>。
 
* 2000年12月10日にVHSと同じ販売布陣で全話収録のDVD-BOXが発売<ref name="岩佐68" /><ref name = "宇宙船YB01">{{Cite book|和書|date = 2001-04-30|title = 宇宙船YEAR BOOK 2001|series = 宇宙船別冊|publisher = 朝日ソノラマ |page = 66 |chapter = 2000TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD |id = 雑誌コード:01844-04}}</ref>。
 
* 2000年12月21日から2001年1月25日にかけてVHS・DVD-BOXと同じ販売布陣で単品のDVDが発売<ref name="岩佐68" /><ref name = "宇宙船YB01" /><ref>{{Cite journal |和書|date=2002-05-01 |title=綴込特別付録 宇宙船 YEAR BOOK 2002 |journal=[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]] |volume=Vol.100 |issue=(2002年5月号) |pages=169 |publisher=朝日ソノラマ |id=雑誌コード:01843-05}}</ref>。全7巻で1 - 4、5 - 7はそれぞれ同時発売。
 
* 2006年9月22日に廉価版の全話収録のDVD-BOXが発売。
 
* 2011年4月22日より廉価版の単品のDVDが発売。全6巻。[[デジタルウルトラシリーズ]]を手掛けたデジタルウルトラプロジェクトの監修によるリマスターが行われている。キズなどの補修はなされていない<ref>[http://www.humming.ne.jp/business/dvd/silver/topics.html トピックス|シルバー仮面 DVD]</ref>。
 
* 2017年、『甦るヒーローライブラリー』シリーズ第24集としてBlu-rayで発売。VOL.1、2の2巻で全話収録。各巻13話収録。未リマスター処理版で次回予告のテロップは本放送と同じものが収録されている。<ref>[http://www.kids-station.com/tv/pages/showadvd.aspx 昭和のテレビヒーローDVDショッピング]</ref>
 
 
 
== 漫画版 ==
 
小学館の各刊行誌に独占掲載<ref name="岩佐144">{{Harvnb|岩佐陽一|2001|p=144|loc=「シルバー仮面 アイアンキング スーパーロボット レッドバロン コミカライズの世界」}}</ref>。連載期間は『別冊少年サンデー』を除き、すべて1972年1月号から同年6月号まで。番組名の変更に伴い、4月号から『シルバー仮面ジャイアント』に改題されている。
 
* [[よいこ (雑誌)|よいこ]](作画:[[森藤よしひろ|森藤嘉宏]])
 
* [[幼稚園 (雑誌)|幼稚園]](作画:[[林ひさお]])
 
* [[小学一年生]](作画:[[江波譲二|江波じょうじ]])
 
* [[小学二年生]](作画:[[二階堂旭]])
 
* [[小学館の学年別学習雑誌|小学三年生]](作画:[[五十嵐幸吉]])
 
* [[小学館の学年別学習雑誌|小学四年生]](作画:[[今道英治]])
 
* [[小学館の学年別学習雑誌|小学五年生]](作画:江原伸)
 
* [[小学館の学年別学習雑誌|小学六年生]](作画:上山ひろし)
 
* 小学館BOOK(作画:[[蛭田充]]<ref name="岩佐144" />)
 
* [[別冊少年サンデー]](作画:蛭田充<ref name="岩佐144" />) - 1972年3月号から同年5月号まで。
 
 
 
== リメイク作品 ==
 
*『[[シルバー假面]]』([[2006年]])
 
** 映画によるリメイク作品。
 
* 『[[BRAVE STORM ブレイブストーム]]』(2017年)
 
** シルバー仮面と[[スーパーロボット レッドバロン]]のリブート実写映画作品。
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{reflist|2}}
 
 
 
== 出典・参考文献 ==
 
* DVD『シルバー仮面大図鑑』(Rolans Film)
 
* {{Cite book|和書
 
|date = 1988-09-25
 
|title = [[テレビマガジン]]特別編集・巨大ヒーロー大全集
 
|publisher = [[講談社]]
 
|id=C8774
 
|isbn = 4-06-178410-2
 
|ref={{SfnRef|巨大ヒーロー大全集|1988}}
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|others = 監修 金田益実
 
|date = 1998-05-30
 
|title = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]SPECIAL ’70年代特撮ヒーロー全集
 
|publisher = [[朝日ソノラマ]]
 
|isbn = 4-257-03533-1
 
|ref = {{SfnRef|宇宙船SPECIAL|1998}}
 
}}
 
* 『ウルトラマンの東京』([[ちくま文庫]]・2003年)
 
* 大全シリーズ([[双葉社]])
 
** {{Cite book|和書|date=2001-08-10|editor=岩佐陽一 編|title=シルバー仮面・[[アイアンキング]]・[[スーパーロボット レッドバロン|レッドバロン]]大全―[[宣弘社]]ヒーローの世界|publisher=双葉社|ISBN=978-4575292626|ref={{SfnRef|岩佐陽一|2001}} }}
 
** {{Cite book|和書|date=2004-02-20|editor=白石雅彦 編著|title=[[ミラーマン]]大全|publisher=双葉社|ISBN=4-575-29652-X|ref={{SfnRef|白石雅彦|2004}} }}
 
* {{Cite book|和書|date=2014-06-15 |title=別冊[[映画秘宝]] [[実相寺昭雄]]研究読本 |publisher=[[洋泉社]] |series=洋泉社MOOK |ISBN=978-4-8003-0385-1 |ref={{SfnRef|実相寺読本|2014}} }}
 
* {{Cite book|和書 |author=石橋春海 |date = 2014-07-09 |title = 伝説の昭和特撮ヒーロー [[宣弘社]]全仕事 |publisher = コスミック出版 |series = COSMIC MOOK |isbn = 978-4-7747-5934-0 |ref = harv }}
 
* フォトニクルシリーズ([[デジタルウルトラシリーズ|デジタルウルトラプロジェクト]])
 
** {{wikicite|ref={{SfnRef|フォトニクル|2014}}|reference=DVD『シルバー仮面フォトニクル』 2014年10月24日発売 発売元-デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-129}}
 
** {{wikicite|ref={{SfnRef|フォトニクル2|2015}}|reference=DVD『シルバー仮面フォトニクル2』 2015年12月18日発売 発売元-デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-137}}
 
** {{wikicite|ref={{SfnRef|宣弘社フォトニクル|2015}}|reference=DVD『宣弘社フォトニクル』 2015年9月18日発売 発売元-デジタルウルトラプロジェクト DUPJ-133}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[レプティリアン]]
 
*『[[夏の妹]]』([[1972年]])
 
** [[大島渚]]監督作品。劇中歌として主人公の[[栗田ひろみ]]と[[石橋正次]]が主題歌を歌っている。
 
*『[[怪奇大作戦 セカンドファイル]]』([[2007年]])
 
** 「[[NHKデジタル衛星ハイビジョン]][[ドラマ]]」。第2話「昭和幻燈小路」の劇中で『白銀假面』のポスターが貼られていた。この回は実相寺昭雄が生前に監督を務める予定だったため、実相寺へのオマージュの意味も込められていた。
 
 
 
{{前後番組|
 
放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系|
 
放送枠=[[タケダアワー]]|
 
番組名=シルバー仮面<br />シルバー仮面ジャイアント|
 
前番組=[[ガッツジュン]]|
 
次番組=[[決めろ!フィニッシュ]]
 
}}
 
{{タケダアワー}}
 
 
 
{{Tv-stub}}
 
{{DEFAULTSORT:しるはあかめん}}
 
 
 
[[Category:タケダアワー]]
 
[[Category:TBSの特撮番組]]
 
[[Category:1971年のテレビドラマ]]
 
[[Category:1970年代の特撮作品]]
 
[[Category:日本現代企画]]
 
[[Category:宣弘社]]
 
[[Category:市川森一脚本のテレビドラマ]]
 
[[Category:SFテレビドラマ]]
 
[[Category:スーパーヒーローを題材としたテレビドラマ]]
 
[[Category:変身ヒーロー]]
 
[[Category:巨大変身ヒーロー]]
 
[[Category:日本各地を舞台としたテレビドラマ作品]]
 
[[Category:ロケットを題材とした作品]]
 
[[Category:継続中にタイトルが変更された作品]]
 
[[Category:漫画作品 し|るはあかめん]]
 
[[Category:別冊少年サンデー]]
 
[[Category:めばえ]]
 
[[Category:幼稚園 (雑誌)]]
 
[[Category:佐々木守]]
 

2018/10/16/ (火) 00:29時点における最新版



楽天市場検索: