シアン酸カリウム

提供: miniwiki
2018/10/11/ (木) 07:32時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

シアン酸カリウム(シアンさんカリウム、 Potassium cyanate)はカリウムシアン酸塩で、化学式KOCNで表される。

用途

尿素誘導体、セミカルバジドウレタンイソシアネートなどの有機合成原料や、除草剤原料として使われる。

生成

尿素炭酸カリウムを400℃に加熱して得られる。

<ce>{2OC(NH2)2} + K2CO3 -> {2KOCN} + (NH4)2CO3</ce>

溶液には、ビウレットシアヌル酸、アロファン酸カリウムなどの不純物が生じる。未反応の尿素は、400℃では不安定になる。シアン酸ナトリウムに比べ、水溶性は低い。

安全性

ラットに経口投与した場合の半数致死量(LD50)は567mg/kg[1]と、シアン化カリウムに比べ毒性は低い。眼に対する刺激性があり、発赤や痛みを引き起こす場合がある。

脚注