「サンタナ (バンド)」の版間の差分

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'''サンタナ'''('''Santana''')は、[[アメリカ合衆国]]の[[ラテン・ロック]]・[[バンド (音楽)|バンド]]。[[ギタリスト]]の[[カルロス・サンタナ]](Carlos Santana)を中心にしたグループである。
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'''サンタナ'''('''Santana'''
  
==経歴==
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 メキシコ生まれのアメリカのギタリスト。「泣きのギター」「ラテン・ロック」といったキャッチフレーズで呼ばれるが、ラテン、ジャズ、ロックにまたがる音楽性と軽いフットワークの活動で長くアメリカでトップ・ミュージシャンの位置を確保している。
{{出典の明記|date=2016年9月4日 (日) 07:52 (UTC)|section=1}}
 
[[1966年]]、[[サンフランシスコ]]で結成されたサンタナ・ブルース・バンドが前身。その後サンタナと改名し、[[1969年]]に[[コロムビア・レコード]]と契約してデビュー。それと同時期に[[ウッドストック・フェスティバル]]に出演し、話題となる。セカンド・アルバム『[[天の守護神]]』([[1970年]])が[[ビルボード]]誌の[[Billboard 200|アルバム・チャート]]で1位を獲得。[[1971年]]のアルバム『[[サンタナIII]]』では[[ニール・ショーン]]が加入してツイン・ギター編成となるが、[[ジャズ・ロック]]色を強めたアルバム『[[キャラバンサライ (アルバム)|キャラバンサライ]]』([[1972年]])発表後、大幅なメンバー・チェンジが起こる。新たに[[トム・コスター]]等が加入し、バンドを脱退したニールとグレッグ・ローリーは後に[[ジャーニー (バンド)|ジャーニー]]を結成して、同じく世界的な成功を収めた。
 
  
[[1973年]]7月の[[大阪厚生年金会館]]での模様は、[[横尾忠則]]デザインのジャケットでも有名なライヴ盤『[[ロータスの伝説]]』([[1974年]])に収録された。
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 メキシコ南西部アウトラン・デ・ナバラに、マリアッチ・バンドのバイオリン奏者の息子として生まれる。本人も初めバイオリンを手にするが、8歳のときにギターに転向。1962年、家族とともにアメリカ、サンフランシスコに移住。
  
アルバム『[[ジーバップ!]]』([[1981年]])は、全米9位のヒット作となる。その後の作品はチャート・アクションは低迷するが、バンドはコンスタントに活動を継続。『フリーダム』([[1987年]])では、[[ジミ・ヘンドリックス]]との共演で知られるドラマー、[[バディ・マイルス]]がボーカルを担当。
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 1969年に自らの名を冠したグループ「サンタナ」のリーダーとしてアルバム『サンタナ』を発表する。このアルバムでの、アフロ・キューバン・リズム、ブルースからの影響、ロック・ギターのソロが渾然(こんぜん)となったサウンドで大きな注目を集め、同年ウッドストックのロック・フェスティバルにも出演し、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。彼のつくり出したサウンドは、ロックの側からみても斬新なアプローチであり、同時にアメリカ西海岸のヒッピー、フラワー・チルドレンの時代のドラッグ・カルチャーのなかでのサイケデリックなデスカルガ(ラテン・ジャム・セッション)でもあった。また音楽面、精神面でジャズのマイルス・デービスやジョン・コルトレーンからも強い影響を受けており、一聴して受けるポップなサウンドのイメージに比べて、その音楽性の内実は非常に複雑なものでもある。こうした混交ぶりは、同時代のブラジルのトロピカリズモ、ニューヨークのサルサなどとともに、新しいラテン・ミュージックの幕開けを告げるものだった。
  
[[1998年]]、[[ロックの殿堂]]入りを果たす。
+
 グループは1970年前後には「ブラック・マジック・ウーマン」「サンバ・パ・ティ」や、ティト・プエンテの曲のカバー「オジェ・コモ・バ」などのヒット曲を連発する(いずれも『アブラクサス』Abraxas(1970)収録)。このころのメンバーには、アルマンド・ペラーサArmando Peraza(1924―2014、コンガ、パーカッション)、ウィリー・ボボWillie Bobo(1934―1983、ティンバレス、パーカッション)、マイケル・シュリーブMichael Shrieve(1949― 、ドラム、パーカッション)など有力なミュージシャンが集まっていた。1973年(昭和48)には来日公演を行い、その際のライブ盤『ロータス』も広く親しまれた。
  
[[1999年]]に発表したアルバム『[[スーパーナチュラル (アルバム)|スーパーナチュラル]]』は、バンドにとって28年ぶりの全米1位獲得を果たし、アメリカだけで1500万枚、全世界で3000万枚以上を売り上げるという大復活となる。同作は、[[グラミー賞]]史上最多の9部門を受賞し、収録曲「[[スムース]] (Smooth)」は、[[ビルボード]]のHOT 100で12週連続1位を獲得、バンドにとって初の全米1位シングルとなった。[[2002年]]には、アルバム『[[シャーマン (アルバム)|シャーマン]]』も全米1位を獲得。
+
 サンタナは1972年にギタリストのジョン・マクラフリンJohn Mclaughlin(1942― )とともにスピリチュアル色の濃いサウンドのデュオ・アルバム『ラブ・デボーション・サレンダー』Love Devotion Surrenderを発売。その後、1980年代にはアリス・コルトレーンAlice Coltrane(1937―2007、ピアノ)、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックらのジャズ・ミュージシャンとも共演、手堅い技術で、ポップ・スターとしてよりもギタリストとしての活動を地道に展開していく。
  
[[2016年]]のアルバム『[[サンタナIV]]』は、『サンタナIII』に参加したメンバーのうち5人が再結集して制作された<ref>{{Cite web |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000126003 |title=サンタナ、クラシック・ラインナップで新作|publisher=Japan Music Network |work=[[BARKS]] |date=2016-04-08 |accessdate=2017-04-28}}</ref>。
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 1999年にはさまざまなジャンルの新旧世代のゲストを迎えたアルバム『スーパーナチュラル』Supernaturalでグループは久々の大ヒットを記録する。この復活は単なるリバイバルやカムバックではない。背景には、アメリカ合衆国の急速なラテン化やロック・エン・エスパニョール(パンク、オルタナティブ以降のスペイン語のロック)の世代の台頭、グローバリゼーションやアメリカの「帝国」化に抗するマイノリティの連帯の模索といった状況のなかで、サンタナのもつ先駆的かつ象徴的な存在感が新しい時代の象徴として再認識されたのである。
 
 
リーダーの[[カルロス・サンタナ]]はソロ作品も発表しており、[[ジョン・マクラフリン]]や[[ハービー・ハンコック]]等の[[ジャズ]]・[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]や、[[エアロスミス]]の[[スティーヴン・タイラー]]や[[メタリカ]]の[[カーク・ハメット]]といった[[HR/HM]]系のミュージシャンとの共演も多い。
 
 
 
== メンバー ==
 
=== デビュー時 ===
 
*[[カルロス・サンタナ]] - [[ギター]]、[[ボーカル]]
 
*グレッグ・ローリー - [[キーボード (楽器)|キーボード]]、リード・ボーカル
 
*デイヴ・ブラウン - [[エレクトリックベース|ベース]]
 
*マイケル・シュリーヴ - [[ドラムセット|ドラムス]]
 
*ホセ・チェピート・アリアス - [[パーカッション]]
 
*マイケル・カラベロ - パーカッション
 
 
 
==過去のバンド・メンバー==
 
{|class=wikitable width=99%
 
|-
 
! valign=top width=33% | ボーカリスト
 
! valign=top width=33% | キーボーディスト
 
! valign=top width=33% | ギタリスト
 
|-
 
| valign=top |
 
* [[レオン・トーマス]]([[:en:Leon Thomas|Leon Thomas]]): 1973
 
* [[レオン・パティーロ]]([[:en:Leon Patillo|Leon Patillo]]): 1973-1975
 
* エヴァン・スルー(Evan Thur): 1974-75
 
* グレッグ・ウォーカー(Greg Walker): 1975-76, 1976-79, 1983-85
 
* ルーサー ラブ(Luther Rabb): 1976
 
* ジョエル・バディ(Joel Badie): 1976
 
* [[アレックス・リガートウッド]]([[:en:Alex Ligertwood|Alex Ligertwood]]): 1979-83, 1984-85, 1987, 1989-91, 1992-94
 
* [[バディ・マイルス]]([[:en:Buddy Miles|Buddy Miles]]): 1986, 1987
 
* トニー・リンゼイ(Tony Lindsay): 1991, 1995 - 現在
 
* ヴォリース・クーパー(Vorriece Cooper): 1993
 
* [[カーティス・サルゲイド]]([[:en:Curtis Salgado|Curtis Salgado]]): 1995
 
* (Ifrab Musflyleng): 1995
 
* (Victor Lasic): 2010-現在
 
* オムニバス・ゲスト・シンガー: 1999 - 現在
 
| valign=top |
 
* [[グレッグ・ローリー (ミュージシャン)|グレッグ・ローリー]]([[:en:Gregg Rolie|Gregg Rolie]]): 1966-72
 
* [[トム・コスター]]([[:en:Tom Coster|Tom Coster]]): 1972-78, 83, 86
 
* リチャード・カーモード(Richard Kermode): 1972-73
 
* [[レオン・パティーロ]]([[:en:Leon Patillo|Leon Patillo]]): 1973-1979
 
* クリス・ライン(Chris Rhyne): 1978-79
 
* [[アラン・パスクア]]([[:en:Alan Pasqua|Alan Pasqua]]): 1979-80
 
* [[リチャード・ベイカー]]([[:en:Richard Baker|Richard Baker]]): 1980-82
 
* [[チェスター・トンプソン]](Chester Thompson): 1983-2009
 
* [[デイヴィッド・サンシャス]]([[:en:David Sancious|David Sancious]]): 1984
 
* スターリング・クルー(Sterling Crew): 1986
 
* ローレンス・ロジャース(Lawrence Rogers): 1994-1998
 
* フレディ・ラベル(Freddie Ravel): 現在
 
| valign=top |
 
* トム・フラジール(Tom Frazier): 1967-70
 
* [[ニール・ショーン]]([[:en:Neal Schon|Neal Schon]]): 1971-72
 
* [[ジョン・マクラフリン]]([[:en:John McLaughlin|John McLaughlin]]): 1973
 
* ダグ・ロドリゲス(Doug Rodrigues): 1972-1973
 
* クリス・ソルベルグ(Chris Solberg): 1978-80
 
* [[アレックス・リガートウッド]]([[:en:Alex Ligertwood|Alex Ligertwood]]): 1979-83, 1984-85, 1987, 1989-91, 1992-94
 
* [[ホルヘ・サンタナ]]([[:en:Jorge Santana|Jorge Santana]]): 1993 - 1996
 
* アレック・エヴァンス(Alec Evans): 1997 - 1999
 
* <ref>http://www.santana.com/players/tommy_anthony.aspx</ref>トニー・アンソニー(Tommy Anthony): 2005 - 現在
 
|-
 
! valign=top | ベーシスト
 
! valign=top | ドラマー
 
! valign=top | パーカッショニスト
 
|-
 
| valign=top |
 
* ガス・ロドリゲス(Gus Rodriguez): 1970-71
 
* [[デイヴ・ブラウン]]([[:en:David Brown (musician)|David Brown]]): 1967-71, 1974-76
 
* トム・ラトレー(Tom Rutley): 1971-72
 
* [[ダグ・ローチ]]([[:en:Doug Rauch|Doug Rauch]]): 1972-73
 
* バイロン・ミラー (Byron Miller): 1976
 
* パブロ・テレス(Pablo Telez): 1976-77
 
* デヴィッド・マーゲン(David Margen): 1977-82
 
* [[キース・ジョーンズ]]([[:en:Keith Jones|Keith Jones]]): 1983-84, 1989
 
* [[アルフォンソ・ジョンソン]]([[:en:Alphonso Johnson|Alphonso Johnson]]): 1985-89, 1992
 
* ベニー・リートヴェルド(Benny Rietveld): 1990-92, 1997-
 
* マイロン・ダヴ(Myron Dove): 1992-1996
 
* (Chris DiNoia): 1997-1999
 
* クリス・シェヴェーグラー(Chris Schwegler): 2006 - 現在
 
| valign=top |
 
* (Rod Harper): 1966-67
 
* [[ボブ・リヴィングストン]]([[:en:Bob Livingston (musician)|Bob Livingston]]): 1967-69
 
* [[マイケル・シュリーヴ]]([[:en:Michael Shrieve|Michael Shrieve]]): 1969-74, 1988
 
* [[バディ・マイルズ]]([[:en:Buddy Miles|Buddy Miles]]): 1972
 
* [[レオン・チャンクラー]]([[:en:Leon 'Ndugu' Chancler|Leon 'Ndugu' Chancler]]): 1974-76, 1988
 
* [[ゲイロード・バーチ]]([[:en:Gaylord Birch|Gaylord Birch]]): 1976, 1991
 
* [[グレアム・リアー]]([[:en:Graham Lear|Graham Lear]]): 1976-84
 
* チェスター・トンプソン(Chester C. Thompson): 1984
 
* (Oscar Cozens): 1985-87
 
* ウォルフレード・レイズ(Walfredo Reyes): 1989-91, 1992-93
 
* ビリー・ジョンソン(Billy Johnson): 1991, 1994, 2000-2001
 
* ロドニー・ホルムズ(Rodney Holmes): 1993-94, 1997-2000
 
* トミー・ブラッドフォード(Tommie Bradford): 1994
 
* [[オラシオ・エル・ネグロ・エルナンデス]]([[:en:Horacio "El Negro" Hernandez|Horacio "El Negro" Hernandez]]: 1997
 
* リッキー・ウェルマン(Ricky Wellman): 1997
 
* [[デニス・チェンバース]]([[:en:Dennis Chambers|Dennis Chambers]]): 2004 - 現在
 
| valign=top |
 
* [[マイク・カラベロ]]([[:en:Mike Carabello|Mike Carabello]]) (Congas): 1966-67, 1969-71
 
* マーカス・マローン(Marcus Malone) (Congas): 1967-69
 
* [[ホセ・チェピート・エレアス]]([[:en:José Areas|José "Chepito" Areas]]) (Timbales): 1969-77, 1988-89
 
* リコ・レイエス(Rico Reyes) (Timbales): 1971, 1972
 
* ヴィクター・パントーヤ(Victor Pantoja) (Timbales): 1971
 
* [[コーク・エスコヴェード]]([[:en:Coke Escovedo|Coke Escovedo]]) (Timbales): 1971-72
 
* [[ピート・エスコヴェード]]([[:en:Pete Escovedo|Pete Escovedo]]) (Timbales): 1971, 1977-79
 
* ジェイムズ・ミンゴ・ルイス(James "Mingo" Lewis) (Congas): 1972-1972
 
* [[アルマンド・ペラーザ]]([[:en:Armando Peraza|Armando Peraza]]) (Congas, Bongos): 1972-1975, 1977-90
 
* ラウル・リコウ(Raul Rekow) (Congas, Percussion): 1976 - 現在
 
* [[フランシスコ・アグアベッラ]]([[:en:Francisco Aguabella|Francisco Aguabella]]) (Congas): 1969 - 1971
 
* [[オレステス・ヴィラト.]]([[:en:Orestes Vilató|Orestes Vilató]]) (Timbales): 1980-87
 
* カール・ベラッツォ(Karl Perazzo) (Timbales): 1991 - 現在
 
|-
 
! valign=top | アザー・インストゥメンタル
 
! valign=top colspan=2 | &nbsp;
 
|-
 
| valign=top |
 
* ジュールス・ブルサード(Jules Broussard): サクソフォーン 1974-75
 
* [[マイルス・デイヴィス]]([[:en:Miles Davis|Miles Davis]]): トランペット 1976
 
* アレックス・ジャックマン(Alex Jackaman): トランペット 1993
 
* オラン・コルトレーン(Oran Coltrane): サクソフォーン-1992
 
* ラッセル・タブス(Russell Tubbs): フルート - 1978
 
| valign=top colspan=2 | &nbsp;
 
|}
 
 
 
== ディスコグラフィ ==
 
=== スタジオ・アルバム ===
 
*Santana  [[サンタナ (アルバム)|サンタナ]]  (1969)
 
*Abraxas<ref name="AltLatino_20160414" />  [[天の守護神]]  (1970)
 
*Santana III  [[サンタナIII]]  (1971)
 
*Caravanserai  [[キャラバンサライ (アルバム)|キャラバンサライ]]  (1972)
 
*Welcome  [[ウェルカム (アルバム)|ウェルカム]]  (1973)
 
*Borboletta  [[不死蝶 (アルバム)|不死蝶]]  (1974)
 
*Amigos  [[アミーゴ (アルバム)|アミーゴ]]  (1976)
 
*Festival  [[フェスティバル (アルバム)|フェスティバル]]  (1976)
 
*Moonflower  [[ムーン・フラワー]]  (1977)
 
*Inner Secrets  [[太陽の秘宝]]  (1978)
 
*Marathon  [[マラソン (アルバム)|マラソン]]  (1979)
 
*Zebop!  [[ジーバップ!]]  (1981)
 
*Shango  [[シャンゴ (アルバム)|シャンゴ]]  (1982)
 
*Beyond Appearances  [[ビヨンド・アピアランス]]  (1985)
 
*Freedom  [[フリーダム (アルバム)|フリーダム]]  (1987)
 
*Spirits Dancing In The Flesh  [[スピリッツ・ダンシング]]  (1990)
 
*Milagro  [[ミラグロ]]  (1992)
 
*Supernatural  [[スーパーナチュラル (アルバム)|スーパーナチュラル]]  (1999)
 
*Shaman  [[シャーマン (アルバム)|シャーマン]]  (2002)
 
*All That I Am  [[オール・ザット・アイ・アム]]  (2005)
 
*Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics of All Time  [[ギター・ヘヴン〜グレイテスト・ロック・クラシックス〜]]  (2010)
 
*Shape Shifter  [[シェイプ・シフター]]  (2012)
 
*Corazón  コラソン (2014)
 
*Santana IV<ref name="AltLatino_20160414" />  [[サンタナIV]]  (2016)
 
 
 
=== ライヴ・アルバム ===
 
*Lotus  [[ロータスの伝説]]  (1974)
 
*Sacred Fire - Live in South America  [[セイクレッド・ファイアー:サンタナ・ライヴ]]  (1993)
 
*Live At The Fillmor '68  ライヴ・アット・フィルモア'68  (1997)
 
*Corazón – Live from Mexico: Live It to Believe It (2014)
 
 
 
=== 企画盤 ===
 
*Greatest Hits  オリジナル・グレイテスト・ヒッツ  (1974)
 
*Viva Santana!  ビバ・サンタナ  (1988) - フィルモア出演20周年記念
 
*Dance of the Rainbow Serpent  ダンス・オブ・ザ・レインボー・サーペント  (1995)
 
*The Best Of Santana  ザ・ベスト・オブ・サンタナ  (1998) - デビュー30周年記念
 
*The Best Of Santana VOL.2  ザ・ベスト・オブ・サンタナ VOL.2  (2000)
 
*Fried Neckbones & Home Fries  ザ・ビギニングス  (2000)
 
*The Essential  エッセンシャル  (2002) - SME Essential Series
 
*The Birth Of Santana  サンタナ紀元  (2002)
 
*Ceremony - remixes & rarities  セレモニー  (2004)
 
*Ultimate Santana  ヴェリー・ベスト・オブ・サンタナ (2007)
 
 
 
=== カルロス・サンタナ ソロ・プロジェクト ===
 
*Live! - Carlos Santana & Buddy Miles  カルロス・サンタナ&バディ・マイルス!ライヴ!  (1972)
 
*Love,Devotion and Surrender - Carlos Santana & Mahavishnu John McLaughlin  魂の兄弟たち  (1973)
 
*Illuminations - Carlos Santana & Alice Coltrane  啓示   (1974)
 
*Oneness,Silver Dreams - Golden Reality  ワンネス  (1979)
 
*Swing Of Delight  スイング・オブ・デライト  (1980)
 
*Havana Moon  ハバナ・ムーン  (1983)
 
*Blues For Salvador  サルバドールにブルースを  (1987)
 
*Santana Brothers    サンタナ・ブラザース  (1994)
 
*Divine Light - Bill Laswell Remixed  ディヴァイン・ライト:カルロス・サンタナRemix/ビル・ラズウェル  (2001)
 
 
 
== 各国での公演 ==
 
=== 日本公演 ===
 
*[[1971年]]
 
:7月25日 大阪、26日 東京
 
*[[1973年]]
 
:6月27日 [[福岡市九電記念体育館]]、28日 [[広島県立文化芸術ホール|広島郵便貯金会館]]、30日,7月1日 [[名古屋市公会堂]]、2日,3日,4日 [[大阪厚生年金会館]]、5日 [[京都会館]]、6日,7日 [[日本武道館]]、10日,11日 [[さっぽろ芸術文化の館|北海道厚生年金会館]]
 
*[[1974年]]
 
:11月23日 金沢市民会館、25日 [[新潟県民会館]]、26日 [[秋田県民会館]]、29日,30日 北海道厚生年金会館、12月3日 [[横浜文化体育館]]、5日 名古屋市公会堂、6日 [[和歌山県民文化会館]]、7日,12日 大阪厚生年金会館、8日 [[渋谷公会堂]]、9日,10日 日本武道館、11日 [[京都会館]]、13日 広島県立体育館、14日 福岡九電記念体育館
 
*[[1976年]]
 
:2月20日,21日 日本武道館、22日 [[フェスティバルホール]]、25日,3月1日 大阪厚生年金会館、27日 京都会館、28日,29日 [[高松市市民文化センター|高松文化センター]]、2日 [[岡山県総合グラウンド体育館|岡山県立体育館]]、3日 新日鐵大谷体育館、5日 [[熊本県立総合体育館|熊本県立体育館]]、6日 福岡九電記念体育館、8日 広島県立体育館、9日 名古屋市公会堂、10日 横浜文化体育館、11日,12日 渋谷公会堂、13日 新潟県立体育館、15日 登別室蘭健保体育館、16日,17日 北海道厚生年金会館
 
*[[1979年]]
 
:10月16日 福岡九電記念体育館、18日 広島郵便貯金会館、19日 大阪厚生年金会館、20日 名古屋市公会堂、22日,23日 日本武道館、24日,25日 フェスティバルホール
 
*[[1981年]]
 
:8月2日 [[横浜スタジアム]]、3日 京都会館、4日 名古屋市公会堂、6日 フェスティバルホール、7日 [[福岡スポーツセンター]]
 
*[[1983年]]
 
:7月3日 横浜文化体育館、4日 [[浜松市教育文化会館|浜松市民会館]]、6日,7日 フェスティバルホール、9日 名古屋市公会堂、10日 [[NHKホール]]、11日 [[宇都宮市文化会館]]、13日 [[群馬音楽センター]]、14日 [[千葉県文化会館]]、15日 [[中野サンプラザ]]、16日 日本武道館
 
*[[1986年]]
 
:6月1日 [[軽井沢プリンスホテル]]
 
*[[1991年]]
 
:5月15日,18日 フェスティバルホール、17日 [[福岡サンパレス]]、19日 名古屋市公会堂、21日 日本武道館、22日 [[神奈川県民ホール]]
 
*[[1994年]]
 
:4月20日 神奈川県民ホール、21日 [[川口総合文化センター|川口リリア]]、22日 日本武道館、24日 [[神戸国際会館]]、25日 フェスティバルホール、26日 [[名古屋市民会館]]
 
*[[2000年]]
 
:4月22日,23日 [[東京国際フォーラム]]、24日 神奈川県民ホール、26日 [[愛知県勤労会館]]、27日 フェスティバルホール、28日 日本武道館
 
*[[2003年]]
 
:11月6日 フェスティバルホール、7日 [[名古屋国際会議場|名古屋センチュリーホール]]、8日 [[なんばHatch]]、10日,11日 日本武道館
 
*[[2006年]]  ''UDO Music Festival''
 
:7月22日 [[富士スピードウェイ]]、23日 泉大津フェニックス
 
*[[2013年]]
 
:3月12日 日本武道館、13日 東京国際フォーラム
 
*[[2017年]]
 
:4月22日 [[盛岡市民文化ホール]]、24日 [[大阪市中央体育館]]、25日 [[名古屋センチュリーホール]]、27日 [[日本武道館]]
 
 
 
=== 米国公演 ===
 
*[[1982年]]
 
:9月 カリフォルニア州グレン・ヘレン・リージョナル公園<ref>[https://www.arban-mag.com/article/17281 サンタナ、82年の未発表ライブ映像が発掘&米テレビ局にて放送!収録曲1曲が公開に] ARBAN、2018年6月15日閲覧。</ref>
 
 
 
== 脚注 ==
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group=注}}
 
=== 出典 ===
 
{{reflist|
 
refs=
 
<ref name="AltLatino_20160414">{{cite web|url=http://www.npr.org/sections/altlatino/2016/04/14/474201279/carlos-santana-breaks-down-his-bands-trailblazing-sound |title=Carlos Santana Breaks Down His Band's Trailblazing Sound |date=14 April 2016 |work=NPR.org[[Alt.Latino]] |accessdate=19 April 2016}}</ref>
 
}}
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
*[http://www.santana.com/ 公式ウェブサイト]{{en icon}}
 
*[http://www.santana.com/ 公式ウェブサイト]{{en icon}}
*[https://www.rockhall.com/inductees/santana ロックの殿堂公式サイト内の紹介ページ]{{en icon}}
 
*[http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/Santana/index.html Sony Music Online Japan : サンタナ]{{ja icon}}{{リンク切れ|date=2015年12月5日 (土) 13:28 (UTC)}}
 
  
 
{{ウッドストック・フェスティバル}}
 
{{ウッドストック・フェスティバル}}
{{Music-bio-stub}}
+
{{テンプレート:20180815sk}}
{{Authority control}}
 
 
{{DEFAULTSORT:さんたな}}
 
{{DEFAULTSORT:さんたな}}
 
[[Category:アメリカ合衆国のハードロック・バンド]]
 
[[Category:アメリカ合衆国のハードロック・バンド]]

2018/10/1/ (月) 23:38時点における最新版

サンタナ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ
ジャンル ラテン・ロック
ブルースロック
フュージョン
活動期間 1966年 -
レーベル コロムビア・レコード
ポリグラム
アリスタ・レコード
公式サイト www.santana.com

サンタナSantana

 メキシコ生まれのアメリカのギタリスト。「泣きのギター」「ラテン・ロック」といったキャッチフレーズで呼ばれるが、ラテン、ジャズ、ロックにまたがる音楽性と軽いフットワークの活動で長くアメリカでトップ・ミュージシャンの位置を確保している。

 メキシコ南西部アウトラン・デ・ナバラに、マリアッチ・バンドのバイオリン奏者の息子として生まれる。本人も初めバイオリンを手にするが、8歳のときにギターに転向。1962年、家族とともにアメリカ、サンフランシスコに移住。

 1969年に自らの名を冠したグループ「サンタナ」のリーダーとしてアルバム『サンタナ』を発表する。このアルバムでの、アフロ・キューバン・リズム、ブルースからの影響、ロック・ギターのソロが渾然(こんぜん)となったサウンドで大きな注目を集め、同年ウッドストックのロック・フェスティバルにも出演し、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。彼のつくり出したサウンドは、ロックの側からみても斬新なアプローチであり、同時にアメリカ西海岸のヒッピー、フラワー・チルドレンの時代のドラッグ・カルチャーのなかでのサイケデリックなデスカルガ(ラテン・ジャム・セッション)でもあった。また音楽面、精神面でジャズのマイルス・デービスやジョン・コルトレーンからも強い影響を受けており、一聴して受けるポップなサウンドのイメージに比べて、その音楽性の内実は非常に複雑なものでもある。こうした混交ぶりは、同時代のブラジルのトロピカリズモ、ニューヨークのサルサなどとともに、新しいラテン・ミュージックの幕開けを告げるものだった。

 グループは1970年前後には「ブラック・マジック・ウーマン」「サンバ・パ・ティ」や、ティト・プエンテの曲のカバー「オジェ・コモ・バ」などのヒット曲を連発する(いずれも『アブラクサス』Abraxas(1970)収録)。このころのメンバーには、アルマンド・ペラーサArmando Peraza(1924―2014、コンガ、パーカッション)、ウィリー・ボボWillie Bobo(1934―1983、ティンバレス、パーカッション)、マイケル・シュリーブMichael Shrieve(1949― 、ドラム、パーカッション)など有力なミュージシャンが集まっていた。1973年(昭和48)には来日公演を行い、その際のライブ盤『ロータス』も広く親しまれた。

 サンタナは1972年にギタリストのジョン・マクラフリンJohn Mclaughlin(1942― )とともにスピリチュアル色の濃いサウンドのデュオ・アルバム『ラブ・デボーション・サレンダー』Love Devotion Surrenderを発売。その後、1980年代にはアリス・コルトレーンAlice Coltrane(1937―2007、ピアノ)、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックらのジャズ・ミュージシャンとも共演、手堅い技術で、ポップ・スターとしてよりもギタリストとしての活動を地道に展開していく。

 1999年にはさまざまなジャンルの新旧世代のゲストを迎えたアルバム『スーパーナチュラル』Supernaturalでグループは久々の大ヒットを記録する。この復活は単なるリバイバルやカムバックではない。背景には、アメリカ合衆国の急速なラテン化やロック・エン・エスパニョール(パンク、オルタナティブ以降のスペイン語のロック)の世代の台頭、グローバリゼーションやアメリカの「帝国」化に抗するマイノリティの連帯の模索といった状況のなかで、サンタナのもつ先駆的かつ象徴的な存在感が新しい時代の象徴として再認識されたのである。

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