サンカ語

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サンカ語またはサンカ言葉(サンカご、サンカことば)とはサンカが用いていたとされている言語である。日本語の一変種であると考えられるが、不明な点が多い。

概要

後藤興善は『又鬼と山窩』において、近畿中国地方を中心とする百十余のサンカ語を紹介している。また三角寛は、『サンカの社会資料編』において、関東を中心にした東日本における千百余のサンカ語彙を収録している。田中勝也は両者のサンカ言語を比較して、両者がよくは一致していないことを指摘しながら、セブル(寝る)・フケル(逃げる)・ドメル(埋める)などの動詞が、全国的に用いられていることに着目して、サンカの漂泊範囲が広いことを指摘している。

サンカ文字

三角寛は、サンカが豊国文字の特に古体象字に似た「サンカ文字」を暗号として用いたと主張している。




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