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{{基礎情報 書籍
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| name = ギネス世界記録<br />''{{en|Guinness World Records}}''
 
| author = [[クレイグ・グレンディ]] <ref>http://www.guinnessworldrecords.com/corporate/about_us_5.aspx</ref>
 
| illustrator =
 
| country = {{GBR}}<ref>http://www.guinnessworldrecords.com/corporate/contact_us.aspx</ref><!-- see {{Infobox book}}; "country" = "country of first publication" -->
 
<!--| language = [[English language|English]], [[Arabic]], [[Portuguese language|Portuguese]], [[Mandarin Chinese]], [[Croatian language|Croatian]], [[Czech language|Czech]], [[Danish language|Danish]] [[Dutch language|Dutch]], [[Estonian language|Estonian]], [[Finnish language|Finnish]], [[French language|French]], [[German language|German]], [[Greek language|Greek]], [[Hebrew]], [[Hungarian language|Hungarian]], [[Icelandic language|Icelandic]], [[Italian language|Italian]], [[Japanese language|Japanese]], [[Latvian language|Latvian]], [[Norwegian language|Norwegian]], [[Polish language|Polish]], [[Russian language|Russian]], [[Slovene language|Slovene]], [[Slovakian language|Slovakian]], [[Spanish language|Spanish]], [[Swedish language|Swedish]],  [[Turkish language|Turkish]] and [[Bulgarian language|Bulgarian]]-->
 
| series = ギネス世界記録
 
| subject = 世界記録
 
| genre = 情報
 
| publisher = ギネスワールドレコーズ
 
| pub_date = 1955年–現在
 
| english_pub_date =
 
| media_type =
 
| pages = 256 (2015年)<br/>272 (2014年)<br/>301 (2013年)<br/>303 (2012年)
 
| id = ISBN 978-1-904994-37-4
 
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}}
 
 
 
[[ファイル:Hashi no kagakukan05 960.jpg|thumb|250px|[[橋の科学館]]に展示された認定証([[明石海峡大橋]])]]
 
[[File:Lucky Diamond Rich face.jpg|thumb|200px|[[ラッキー・ダイヤモンド・リッチ]]。全身100%[[刺青]]のギネス世界記録を保持している。]]
 
 
 
'''ギネス世界記録'''(ギネスせかいきろく、{{lang-en-short|Guinness World Records}})は、「[[世界一]]」を収集する[[書籍]]であり、世界一の[[記録]]を「ガイドライン」と呼ばれる基準に従い認定し続ける[[組織]]でもある。
 
 
 
よく認知されているのが、年に一度出版されるギネス世界記録の本。[[2000年]]版までは『The Guinness Book of Records』として刊行されており、それを略した「'''ギネスブック'''」と呼ばれる。毎年9月に発行され、様々な分野の世界一が何かを認定、掲載している。記録認定を行っているギネス世界記録には様々な地域から申請が届く。日本には、「ギネスワールドレコーズジャパン」という名称の日本支社がある。
 
 
 
== 概要 ==
 
収録されるのは、発行元が定める「認定されたカテゴリー」の下で「認定されたルール」に従って作られた記録集である。ただし達成記録数が多いため、認定された全てが収録されるわけではない。
 
 
 
日本では長く「'''ギネスブック'''」の名称で親しまれていたが、出版元の変遷により[[2002年]]度版は「'''ギネスワールドレコーズ'''」、[[2004年]]度版以降は「'''ギネス世界記録'''」に改称されている。
 
 
 
『ギネス世界記録』の書籍は、「[[1978年]][[6月3日]]の『ザ・ベストセラー』誌によると、[[イギリス]]の公立[[図書館]]でいちばん盗まれる本」<ref>日本版『ギネスブック 79年度版』429頁。</ref>、「世界一のベストセラー(版権が存在する現在のもの)」<ref>1988年・日本版([[講談社]])より</ref>として自らギネスワールドレコーズに登録されていた。2014年時点では「最も売れている年刊本」として自らギネスワールドレコーズに登録されている<ref>日本版『ギネス世界記録2015』173頁。</ref>。
 
 
 
[[2008年]]版以後、特に[[コンピュータゲーム]]に関する記録を掲載した"[[:en:Guinness World Records Gamer's Edition|Guinness World Records Gamer's Edition]]"という書籍が発行されている(英語版のみ)。
 
 
 
== 歴史 ==
 
ギネス世界記録の発行は、[[アイルランド]]の[[ビール]]会社[[ギネス|ギネス醸造所]]の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間と[[アイルランド]]へ[[狩猟|狩り]]に行った時狩りの獲物のうち、世界一速く飛べる鳥は[[ムナグロ|ヨーロッパムナグロ]]か[[ライチョウ]]か、という議論になり、これになかなか結論が出なかったためで、ビーバーがもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想した。[[ロンドン]]で調査業務を行っていたノリス・マクワーターとロス・マクワーター<!--(二人は双子)-->に調査と出版が依頼され、[[1955年]]に「ギネスブック・オブ・レコーズ」の初版が発売された。[[2000年]]、ギネス醸造所から独立。これをきっかけに、タイトルを「ギネス・ワールド・レコーズ」に改称する。
 
 
 
== 登録方法 ==
 
[[ファイル:Elvis impersonators record.jpg|right|thumb|250px|世界一、[[エルヴィス・プレスリー]]の[[物真似]]を一度に多くの人がした時の写真]]
 
登録するには、ギネス世界記録の[http://www.guinnessworldrecords.com/ 公式サイト]から申請する。日本からの申請に関しては、[http://www.guinnessworldrecords.jp/ ギネスワールドレコーズジャパンのサイト]から、自分の住所や名前、電話番号、内容や理由などを書く。個人による申請には「無料サービス」と有料の「優先サービス」の二つがある。無料申請の場合には返答までに約三ヶ月の期間が必要となり、一方で優先サービスを使用した場合は、約10営業日で連絡がくることになっている。組織が申請をする場合には、「法人申請」という申請方法があり、挑戦記録カテゴリーについての相談に乗ってもらえる。なお、有料サービスの利用は、申請内容に対する審査自体に影響を及ぼすものではない。
 
 
 
申請内容が記録カテゴリーとして認められた場合は、ギネスワールドレコーズから記録挑戦のためのガイドラインなどの必要書類が送られてくる。その後、記録挑戦内容を写真、及びビデオでわかりやすく収め、それを郵便でギネスワールドレコーズジャパンに送る。公式認定員に記録挑戦の場に来るよう依頼することもできる<ref name="goo161231">[http://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/abc/25305/557215/ 探偵!ナイトスクープ 年忘れファン感謝祭2016] - gooテレビ番組(関西版),2016年12月31日</ref>が、派遣費用の他、移動費、宿泊費などの費用は挑戦者の負担となる。現在、日本支社にも公式認定員数名が駐在しており<ref>先述の『探偵!ナイトスクープ 年忘れファン感謝祭2016』では、日本人女性が公式認定員として登場した。</ref>、その場での審査を依頼し、挑戦直後に結果を知ることが可能である<ref name="goo161231" />。公式認定員を呼ぶことで、厳しい審査基準が変更されることがないのは、有料申請と同様である。その後、記録が認められれば、ギネスワールドレコーズから認定証が届けられる。
 
 
 
ギネスワールドレコーズには毎年4万件以上もの応募があるため、記録カテゴリーとして新しく認められるものは応募の総数からいえばわずかである。無料申請をした場合は、返答を受け取るまでに時間がかかるものの、ギネスワールドレコーズでは必ず応募者に対して返事を送ることになっている。また、本来申請は達成した側自身が行うこととされているが例外も存在し、[[吉田沙保里]]の功績(五輪及び世界選手権における連勝記録)における認定は、吉田本人による申請ではなく、ギネスワールドレコーズ側からの働きかけで認定へと至ったものである。
 
 
 
なお、近年はギネス世界記録に挑戦する個人や団体が増えてきており、作為的・意識的な記録を認定することには懐疑的な意見もある。
 
 
 
== 記録の認定・登録の基準 ==
 
申請された記録内容についての認定・登録は、ギネスワールドレコーズの記録管理部が決定する。新しい記録カテゴリーとして認められるには、最低限、以下のような基準が満たされる必要がある。
 
 
 
* 記録達成が証明されること
 
* 記録を数量化出来ること
 
* 今後記録が破られる可能性があること
 
<!--連敗記録など、不名誉な記録については認定・登録が可能かどうかについての記載を求めます-->
 
 
 
記録内容が国、地域に限定されるもの、または特殊すぎるものは却下される可能性がある。
 
 
 
また、次のような申請内容と判断される場合は受け付けられない。
 
 
 
* 申請内容が、挑戦者本人、観客、周囲の人々を大きな危険に晒すもの
 
* 申請者以外の人が、その記録に挑戦するに値しないと判断されるもの
 
現在登録されているギネス世界記録は、書籍の他、[http://www.guinnessworldrecords.jp/ 公式サイト]の[http://www.guinnessworldrecords.jp/search?term=%2A 「検索する」]ボタンより英語で調べることができる。
 
 
 
== 現在記録カテゴリーとして受け付けていない記録 ==
 
ギネス世界記録は、社会問題や人権問題、倫理的・道義的に問題のある行為や、あるいは命に関わる大変危険な行為を伴う内容に関する記録についても取り扱ってきたが、記録挑戦にまつわる一切の責任を負わないことをはじめ、既に受け付けられていない記録もある。
 
 
 
過去の版に掲載されていたが、現在の版では掲載されていない記録の例を挙げる。<!--この記録に関しての加筆も求む。-->
 
 
 
; 最高IQの記録
 
: 1980年代、[[マリリン・ボス・サバント]]がIQ228で世界最高として認定されていた。しかし極端に高いIQを計測することが困難で信憑性がないことと、高IQの記録を認定すること自体が無意味であるとして<ref name=knight>{{Cite news |last=Knight |first=Sam |title=Is a high IQ a burden as much as a blessing? |newspaper=Financial Times |date=10 April 2009 |url=http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4add9230-23d5-11de-996a-00144feabdc0.html#axzz2h4SGOygh |publisher = Financial Times Ltd |accessdate=2018-03-01 |ref=harv }}</ref>1990年版以降のギネスブックでは高IQの記録は掲載されなくなっている。
 
; 最年少の出産記録
 
: [[リナ・メディナ]]による5歳7か月21日での出産が「最年少出産記録」として掲載されていたが、現在は掲載されていない。理由は明言されていないが、女児に対する[[性犯罪]]を誘発しかねないことや、[[幼児婚]]などの人権問題を生じるため、医学上非常に危険で命に関わるためだと考えられる。
 
; [[早食い・大食い|早食い]]の記録
 
: 1980年代頃の版までは食べ物の早食いの記録が掲載されていたが、記録への挑戦による無謀な早食いで命を落とす事故が多発したため、1990年代以降の版で記録が掲載されなくなり、また新規の記録の登録や更新の申請についても、挑戦者の安全に配慮されたルールに則らなければ受付けをしないと表明していた。しかし、2010年代に入ると再び掲載されるようになっている。
 
; [[不眠]]の記録
 
: 長期間にわたり睡眠をとらないことは健康を損ない命にも関わるため、睡眠に関する記録の申請を受け付けなくなった。
 
 
 
== 日本でのギネス世界記録 ==
 
=== 日本語版 ===
 
日本語版は[[1966年]]に[[竹内書店]]が『これが世界一 記録がなんでもわかる本』という題名で発行した。[[1971年]]には同じく竹内書店から『記録の百科事典 世界一編』という邦題で発行された。[[1975年]]〜[[1976年]]には[[講談社]]から『世界一の世界』の邦題で発行された。
 
 
 
『ギネスブック』のタイトルで発売された邦訳は、[[1977年]]に講談社から出たものが最初で、同社からは[[1988年]]版まで刊行された。[[1984年]]版は、メインの本に加え『ギネスブック ジュニア版』を刊行した。[[1983年]]版〜1988年版は、特別項目として「日本記録集」が紹介された。この項目は当時の講談社編集スタッフが独自の観点で収集した日本記録、あるいは「特定地域の普遍性を持たない項目」としてギネスワールドレコーズが公認しなかった世界記録をまとめたもので、原語(英語)版に収録されている「イギリス一の記録」に相当する。
 
 
 
[[1989年]]版は『ギネスブックオブレコーズ』の題名で[[エトナ出版]]が刊行した。
 
 
 
[[1993年]]版からは騎虎書房(現・きこ書房)が『ギネスブック』の題名で発行していたが、[[2002年]]版(この版のみタイトルが『ギネスワールドレコーズ』)を最後に取り扱いをやめた。
 
 
 
[[2003年]]版は日本では発行されず、[[2004年]]版から[[2008年]]版までは[[ポプラ社]]が『ギネス世界記録』の題名で発行した。ポプラ社版の特徴としては、児童の興味を惹きつけるようカラー写真を多用し、ページ数や掲載されている項目数がやや少ない<ref>1988年・日本版(講談社)の「日本版編集部より」(序章相当)の注意書きによると、講談社発行の時代でも、日本では余りなじみがないマイナースポーツについては日本版への収録を省略しているものがあった</ref>。2005年版は「50周年特別編集」で、宇宙開発や[[100m走]]記録などの特集ページが掲載されている。
 
 
 
[[2009年]]版と[[2010年]]版は[[ゴマブックス]]が『ギネス世界記録』の題名で発行。2009年版はメインの本に加え、日本人記録保持者の情報を集めた『ギネス世界記録2009JAPAN』、世界記録マスターになるための『ギネス世界記録検定』、3歳から7歳向けのひらがなで読める『ギネスせかいきろく2009きっず』を刊行した。
 
 
 
[[2011年]]版からは角川マーケティング(→[[角川マガジンズ]]→[[角川アスキー総合研究所]])が出版権を取得し『ギネス世界記録』の表題で日本語版を発行している。
 
 
 
[[2014年]]版からは、メインの本とは別にゴマブックスが『ギネス世界記録 外伝』を刊行している。
 
 
 
=== ギネスワールドレコーズ・ミュージアムTOKYO ===
 
[[2005年]]8月5日に[[東京タワー]]フットタウン3階にギネス世界記録を集めた博物館「ギネスワールドレコーズ・ミュージアムTOKYO」が開館<ref>{{cite news|title=ギネス世界記録の資料展示/東京タワーに新名所|url=http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20050803000184|newspaper=[[四国新聞社]]|date=2005-08-03|accessdate=2012-08-31}}</ref>。初代名誉館長は「エベレスト登頂世界最高齢記録」としてギネス世界記録に登録されていた[[三浦雄一郎]]が就任した。
 
 
 
2008年10月2日「世界で一番多くのマンガ作品を描いた」としてギネス世界記録に登録されている[[石ノ森章太郎]]が同館の二代目の名誉館長に就任<ref>{{cite news|title=ギネス記録博物館名誉館長に故石ノ森章太郎氏が就任|url=http://news.walkerplus.com/2008/1004/3/|newspaper=[[東京ウォーカー]]|date=2008-10-04|accessdate=2012-08-31}}</ref>。
 
 
 
[[2010年]][[8月31日]]を以て閉館<ref>{{cite web|url= http://ameblo.jp/gwr-tokyo/entry-10635285861.html|title=※大切なお知らせです※|publisher=ギネス世界記録博物館オフィシャルブログ|date=2010-08-31|accessdate=2012-08-31}}</ref>した。
 
 
 
=== NHKでの報道 ===
 
[[日本放送協会|NHK]]の[[NHKニュース|ニュース]]や番組では[[公共放送]]の性質上、[[商標|商号及び商品名]]を宣伝しないよう「世界の記録集」「世界の記録を集めた本」などと表現されていたが、2009年より、ニュース番組等で「ギネス世界記録<!-- ™ -->」の固有名詞を使って紹介するようになった<ref>{{cite news|title=漫画「あさりちゃん」がギネス記録に認定|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140910/k10014500641000.html|newspaper=[[日本放送協会|NHK]]|date=2014-09-10|accessdate=2014-09-11}}</ref><ref>[https://twitter.com/NHK_PR/status/5198554767302656 NHK広報局 2010年11月18日19:00のツイート] 2014年9月12日閲覧。</ref>。
 
 
 
== 事業所 ==
 
* ギネスワールドレコーズの本社所在地は、イギリスの[[ロンドン]]。
 
* 本社以外のオフィスは現在、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ニューヨーク]]と[[日本]]の[[東京都|東京]]、[[中国]]の[[北京]]、[[ドバイ]]の4箇所に置かれている。
 
 
 
== ギネス世界記録の日 ==
 
毎年11月の中頃には、ギネスワールドレコーズが定めた「ギネス世界記録の日」があり、この日は世界中で世界記録達成の一大イベントが同時開催されている。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[世界一の一覧]]
 
*[[アシュリタ・ファーマン]] - もっとも多くのギネス世界記録を持つ人物
 
*[[チェリー吉武]]、[[寺村邦子]] - 日本でもっとも多くのギネス世界記録を持つ人物
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Guinness World Records}}
 
* [http://www.guinnessworldrecords.com/ Guinness World Records](英語)
 
** [http://www.guinnessworldrecords.jp/ 日本公式サイト]
 
* [http://corporate.guinnessworldrecords.com/ ギネス社](英語)
 
{{Normdaten}}
 
{{デフォルトソート:きねすせかいきろく}}
 
[[Category:ギネス世界記録|*]]
 
[[Category:逐次刊行物]]
 
[[Category:参考図書]]
 
[[Category:イギリスの書籍]]
 
[[Category:1950年代の書籍]]
 
[[Category:1955年設立]]
 
<!--訳書の出版社のカテゴリは不要-->
 

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