オーミケンシ

オーミケンシ株式会社（英称：Omikenshi Co., Ltd.）は、大阪府大阪市中央区南本町四丁目に本社を置くレーヨン綿・糸、各種ニットなどの製造販売をおこなう企業である。

概要

1917年に滋賀県彦根市で近江絹綿株式会社として創業される。当時は絹紡糸の半製品（ペニー）生産を中心としていた。

同社の傘下企業として、アパレル部門を分離独立させたミカレディが存在することでも知られる。のちにミカレディは東京・銀座に本社を移すが、現在もミカレディの株式は全て同社の100%子会社であるオーミ・リアルエステートが保有している。

兵庫県加古川市に工場がある他、ブラジルに綿糸を製造する子会社を有する。その他プリント基板の製造などもおこなっている。

現在、繊維事業の売上が業績の83%を占める（2006年3月期：連結）。海外比率は2007年3月期で11.9%、その大半が中南米（ブラジル・アルゼンチン）向けである。

1917年滋賀県彦根市に近江絹綿（株）設立。資本金50万円。
1919年近江絹絲紡績（株）に商号変更。
1949年東京証券取引所2部・大阪証券取引所2部（2013年に東証へ統合）・名古屋証券取引所・京都証券取引所（京証はのちに大証へ統合）・福岡証券取引所に株式を上場。
1950年本社を大阪市に移転。
1954年長浜工場で「人権争議」（近江絹糸争議）が発生、106日間に及ぶストライキの末、組合側の全面勝利。
1968年オーミケンシ（株）に商号変更。
1969年ミカレディ部門が独立、ミカレディ（株）設立。
2000年綿紡績・不織布・レーヨン製造事業をオーミケンシコットン・テクノ（株）、オーミケンシレーヨン（株）に移管。
2006年上海（中国）に「近絹（上海）商貿有限公司」を設立。
2018年本社を大阪市中央区瓦町二丁目から大阪市中央区南本町四丁目に移転。