「オイルポンプ」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
 
(内容を「 '''オイルポンプ''' 1 油の蒸気流を利用して高度の真空を作るポンプ。油ポンプ。 2 エンジンなどに油を送るために用いる...」で置換)
(タグ: Replaced)
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
1行目: 1行目:
[[Image:Gear type oil pump from 139QMB scooter engine.jpg|thumb|right|[[スクーター]]のエンジンオイルポンプ]]
 
'''オイルポンプ'''とは、油を扱う[[ポンプ]]のことである。
 
  
==油圧機構におけるポンプ==
+
'''オイルポンプ'''
[[油圧]]を使う機械類では、動力源としての高い油圧を発生させるために、オイルポンプが使われる。
 
{{節stub}}
 
  
==内燃機関におけるポンプ==
+
1 油の蒸気流を利用して高度の真空を作るポンプ。油ポンプ。
[[内燃機関]]においてエンジン内部の各所に[[エンジンオイル]]を圧送するためのポンプであり、通常は[[カムシャフト]]か[[クランクシャフト]]から動力を受け取って駆動する。内部構造により内接ギアタイプと外接ギアタイプの二種類に大別される<ref name="jsae-pt71">社団法人 自動車技術会『自動車技術ハンドブック<設計(パワートレイン)編>』p.71</ref><ref>{{cite web|url=http://www.chevyhiperformance.com/techarticles/148_0506_lubrication_systems/|title=How Oil Pumps Work|publisher=Chevy High Performance|accessdate=2006-11-13|author=Bob Mehlhoff}}</ref>。一般的に、内接ギアタイプはトロコイド歯型または[[インボリュート曲線|インボリュート]]歯型を、外接ギアタイプは[[インボリュート歯車|インボリュートギア]]歯型を使用する。
 
  
駆動方式としてはクランクシャフト同軸タイプと、チェーンやギア、ベルトなどで駆動される別置きタイプに分かれる。近年、軽量化、コンパクト化を目的に、クランクシャフト同軸タイプではチェーンカバーと一体に、別置きタイプでは直列4気筒エンジンにおいてバランスシャフトと一体にする例もある<ref name="jsae-pt72">社団法人 自動車技術会『自動車技術ハンドブック<設計(パワートレイン)編>』p.72</ref>。
+
2 エンジンなどに油を送るために用いるポンプ。油ポンプ。
  
オイルポンプの吐出量と圧力は共に回転数に比例して上昇する<ref name="jsae-pt71"/>が、潤滑系として必要な油圧はエンジン回転数に比例しない。そこで、潤滑系の油圧が過剰にならないように油圧を開放するリリーフバルブが設置される<ref name="jsae-pt71"/>。リリーフ方式はポンプ内で吸入側に循環させる内リリーフ式と、ポンプ外へオイルを排出する外リリーフ式がある<ref name="jsae-pt71"/>。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
近年では可変容量式オイルポンプも採用され高回転時に吐出量を減らす事で駆動ロスを減少させている。
 
 
 
オイルポンプの下流にはオイルフィルターが設置してある。油温が低かったり、フィルターが目詰まりを起こしていたりして、油圧が高くなるとオイルフィルターが破損してしまう。そこで、オイルフィルター部にバイパスバルブを設置し、一定圧力以上の油圧がかかった場合にはオイルがフィルタを通らないようバイパスさせている<ref name="jsae-pt72"/>。
 
 
 
<!-- 以下の文章、出典に記述が見つからないため、コメントアウト
 
エンジン内部の[[油圧]]は[[エンジンオイル]]の[[油温]]と[[粘度]]によってかなり大きく変化する。オイルが低温で、エンジン回転数が高い場合には油圧が大幅に上昇する。油圧は最大4バールにも達するため、[[オイルポンプ]]には極端に高い油圧の際には[[オイルパン]]側にオイルを逃がすための[[リリーフバルブ]]が設けられている。このリリーフバルブは[[オイルフィルター]]内部に設けられることもある。<ref>{{cite web|url=http://www.aa1car.com/library/2005/us020516.htm|title=Oil Pumps & Engine Lubrication|publisher=AA1Car|author=Larry Carley|date=2005|accessdate=2006-11-13}}</ref>
 
-->
 
オイルポンプにはストレーナーが一体になっているものもある。ストレーナーはオイルポンプ上流側に設置され、ワイヤーメッシュ製のスクリーンが設けられている。オイルパンから吸い上げられたオイルからここで大きめの異物を捕え、オイルポンプを通りオイルフィルターで濾過されてエンジン各部へと送られる。従来、ストレーナーはメッシュが露出し吸い込み口はその内側にあったが、近年は吸い込み口を付けたカバーをストレーナーに設置することで、オイルパン底面に吸い込み口を近づけエア吸い込みを防止している<ref name="jsae-pt74">社団法人 日本自動車技術会『自動車技術ハンドブック<設計(パワートレイン)編>』p.74</ref>。また、近年は軽量化を目的にストレーナーを従来の板金製から樹脂製に置き換える動きも盛んである<ref name="jsae-pt74"/>。
 
 
 
なお、黎明期のエンジンの中にはこのような自動的に駆動するオイルポンプを備えておらず、ドライバーが手動でオイルタンクからエンジン内部にオイルを送る必要があった車種も存在した。代表的な例が[[サイドバルブ]]エンジンの[[ハーレーダビッドソン]]と、日本でライセンス生産された[[陸王 (オートバイ)|陸王]]である。ハーレーは[[第二次世界大戦]]の軍用仕様(ハーレーダビッドソン・WL)、陸王はモデル末期のRT-2から自動式のオイルポンプに変更されたが、こうした機構が備わる前はエンジンを壊さないために適切なタイミングでオイルを圧送する必要があり、ライダーの熟練度が問われる車両であった。
 
 
 
[[2ストローク機関]]では、[[2ストロークオイル]]と燃料を混合せずに別々のタンクに給油する、'''分離給油'''方式のエンジンでオイルポンプが用いられる。この方式のオイルポンプはクランクシャフトから回転を受け取って駆動する点は4ストロークのそれと変わらないが、スロットルの開度と連動してオイル吐出量が変化するリンク機構を有している点が特徴である。この方式の場合、[[クランクケース]]内部のクランクベアリングなどに集中した給油が行える他、スロットルの開度とは独立した制御でオイル供給量の調整が行える為、'''混合給油'''方式で特に発生しやすい[[エンジンブレーキ]]の際の[[焼きつき]]を抑制出来る利点がある<ref name="mag2">[http://car.mag2.com/hokenshitsu/090618.html 2ストバイクでエンジンブレーキを多用するとダメ? - バイクの保健室 - 車のまぐまぐ!]</ref>。
 
 
 
==関連項目==
 
*[[オイルパン]]
 
*[[オイルフィルター]]
 
*[[油圧計]]
 
*[[油温計]]
 
*[[ウォーターポンプ]]
 
 
 
==脚注・出典==
 
{{reflist}}
 
 
 
{{自動車部品}}
 
  
 
{{DEFAULTSORT:おいるほんふ}}
 
{{DEFAULTSORT:おいるほんふ}}

2019/4/30/ (火) 01:04時点における最新版

オイルポンプ

1 油の蒸気流を利用して高度の真空を作るポンプ。油ポンプ。

2 エンジンなどに油を送るために用いるポンプ。油ポンプ。



楽天市場検索: