ウマイヤ朝

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ウマイヤちょう 、アラビア語: بنو أمية 、Banu Umayya

初期イスラム国家の名称。預言者ムハンマドの死後,4代のカリフが推されて続いたあと,ウマイヤ家出身のムアーウィヤ1世 (在位 661~680) がカリフの位につき,生前に息子ヤジード (在位 680~683) を次期カリフに指名した。この指名が前例となり,以後代々のカリフが次期カリフを指名し,ウマイヤ家がカリフ位を 14代にわたって独占した。この期間をウマイヤ朝 (661~750) と呼ぶ。アッバース家 (アッバース朝 ) による革命ののち,ウマイヤ家一族は虐殺されたが,わずかに難を逃れたアブドゥル・ラフマーン1世がスペインで政権を樹立した。これをアンダルシアのウマイヤ朝 (または後ウマイヤ朝〈756~1031〉) と呼ぶ。