インターナショナル・エアラインズ・グループ

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インターナショナル・エアラインズ・グループInternational Airlines Group)は、イギリスブリティッシュ・エアウェイズスペインイベリア航空持株会社。2011年1月から正式にグループが発足することとなった。

概要

ファイル:British Airways Iberia aircraft tails BA IB.jpg
IAGを構成するイベリア航空とブリティッシュ・エアウェイズ

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とイベリア航空は共に航空連合ワンワールドに加盟しているが、スターアライアンスの中心メンバーでヨーロッパ最大の航空会社であるルフトハンザドイツ航空スカイチームエールフランス‐KLMに対抗する為、統合交渉を進め2009年11月12日に基本合意[1]。グループの名称は「インターナショナル・エアラインズ・グループ」とされ、2010年4月8日に経営統合が正式決定した。統合後もBAとイベリアはそれぞれ、従来のブランドを維持する予定。

グループの登記上本社はイベリアの本社所在地であるマドリードに置かれるが、本社機能の大半はBAの本社所在地であるロンドンに置かれる予定である。また、新会社の出資比率はBAが55%、イベリアが45%とされている[2]

グループ全体で旅客機420機を保有、全世界の205都市に就航、売上高は約150億ユーロとなり、売上高は世界第3位となる[3]

グループでは統合完了から5年後の時点で年間約4億ユーロの統合効果を見込んでいるが、統合完了に際しては両社の株主及び欧州委員会の承認とBA側の年金プランについてイベリア側が同意することが条件とされている[1]

2011年1月24日にロンドン市場で株式取引が開始され、時価総額でエールフランス‐KLMを抜きルフトハンザ・ドイツ航空に迫ることとなった。[4]

2012年にIAGはバルセロナを拠点とするスペインの格安航空会社ブエリング航空(Vueling Airlines)の株式のうち、イベリア航空が保有する45.85%を除き、54.15%を市場で買い付け、2013年に82.48%の株主とも合意し、IAGはイベリア航空保有分を含め90.51%のブエリング株を保有し、IAGグループ傘下に収めた。

2015年7月10日、IAGはアイルランドのエア・リンガスの株主であるライアンエアに保有株29.8%購入を提案し、ライアンエアの取締役会で全会一致で可決したと発表。 8月18日、IAGはエア・リンガスの株式95.77%を取得し、エア・リンガスがグループ入りすると発表。

2017年3月、スペイン・バルセロナに拠点を置く、新しい格安航空会社(LCC)、「レベル」の運航を2017年6月に開始することを発表した。運航ルートはバルセロナとロサンゼルス、オークランド、ブエノスアイレス、プンタカナを結ぶ路線の予定。[5]

脚注

外部リンク


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