インターテック (認証企業)

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インターテック: Intertek Group plc)は、イギリスロンドンに本拠を置き、試験検査および認証を行う企業。認証企業として世界大手の一つ[1]。世界各地域に1000以上の事務所と研究所を持ち、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている。ロンドン証券取引所上場企業(LSEITRK)。

沿革

1885年、海事検定企業として、Caleb Brettにより設立された[2]1984年から1987年にかけて、1970年代以降認証企業を続々と買収していたイギリスのInchcape plcによって買収され、同社の一部門であるInchcape Testing Servicesとなっていたが、1996年、ロンドンの投資会社のCharterhouse Capital Partnersによるバイアウトを受け、以前のインターテックを冠した企業名に回帰した[2]Charterhouse Capital Partnersはのちに株式を放出し、2002年5月、Intertek Groupとしてロンドン証券取引所に上場、BPユニリーバフォルクスワーゲンなどを顧客に引き入れ、2009年FTSE100種総合株価指数の構成銘柄となった[2]2011年、イギリスの同業ムーディー・インターナショナル・グループ(Moody International Group)を買収した[3]

日本法人

インターテックの日本事業は、電気・電子部門、GTS(輸入国政府指定船積前検査)部門、ライフサイエンス部門、カーゴ部門、システム認証部門、工業検査部門から成る。

電気・電子部門は、トーマス・エジソンがアメリカで設立した電気安全試験所に由来するElectrical Testing Laboratoriesとスウェーデンの電気・電子製品認証企業のSEMKOの名称を冠し、2001年1月に設立されたETL SEMKO Japanの後身である[4]ETLSEMKOの両社は、本国ではインターテックのInchcape plc時代に買収されたが、ETL SEMKO Japan2007年に「インターテック ジャパン株式会社」へと社名変更を行い現在に至っている[4]。電気・電子部門を行うインターテック ジャパン株式会社は、東京(港区海岸)に事業所を持つ[4]

システム認証部門は、ムーディー・インターナショナルの日本法人であったムーディー・インターナショナル・サーティフィケーション株式会社(1994年設立)の後身であり、インターテックによるムーディー・インターナショナルの買収後「インターテック・サーティフィケーション株式会社」へ社名変更が行われた[5]。同社は東京(日本橋堀留町)と大阪(淀川区)に事業所を持つ[5]。またGTS部門とカーゴ部門は「インターテック テスティング サーヴィセス ジャパン株式会社」の法人名、ライフサイエンス部門は「インターテック ヘルス サイエンシズ」の法人名、工業検査部門は「インターテック・インダストリー・サービス・ジャパン株式会社」の法人名となっており、インターテック・サーティフィケーション株式会社と同じ場所に事業所を持っている。

脚注

  1. 【欧州】認証機関を上手に使うには (PDF)”. 日本貿易振興機構 (2012年9月). . 2017閲覧.
  2. 2.0 2.1 2.2 History” (英語). Intertek Group plc. . 2017閲覧.
  3. 技術サービス大手のムーディ社を買収 インターテック社”. 共同通信 PRワイヤー (2011年3月7日). . 2017閲覧.
  4. 4.0 4.1 4.2 会社概要”. インターテック ジャパン株式会社. . 2017閲覧.
  5. 5.0 5.1 会社概要”. インターテック・サーティフィケーション株式会社. . 2017閲覧.

外部リンク