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{{Infobox language
 
|name=アラム語
 
|nativename={{lang|arm|ܐܪܡܝܐ}}&lrm;, {{lang|he|ארמית}}<br>''Arāmît''
 
|pronunciation={{IPA-sem|arɑmiθ], [arɑmit],<br /> [ɑrɑmɑjɑ], [ɔrɔmɔjɔ|}}
 
|states={{LBN}}<br/>{{IRN}}<br/>{{IRQ}}<br/>{{ISR}}<br/>{{SYR}}<br/>{{TUR}}<br/>{{JOR}}<br/>
 
* アッシリア人のディアスポラ
 
|speakers=約2,105,000人
 
|familycolor=アフロ・アジア語族
 
|fam1=[[アフロ・アジア語族]]
 
|fam2=[[セム語派]]
 
|fam3={{仮リンク|中央セム語|en|Central Semitic languages}}
 
|fam4={{仮リンク|北西セム語|en|Northwest Semitic languages}}
 
|script=[[アラム文字]], [[シリア文字]], [[ヘブライ文字]], [[マンダ文字]], [[アラビア文字]] (日常語) [[デモティック]]<ref>[http://links.jstor.org/sici?sici=0003-0279(199104%2F06)111%3A2%3C362%3ATATIDS%3E2.0.CO%3B2-Y The Aramaic Text in Demotic Script: The Liturgy of a New Year's Festival Imported from Bethel to Syene by Exiles from Rash] – On JSTOR</ref>、[[漢字]]<ref>[http://links.jstor.org/sici?sici=0041-977X(1983)46%3A2%3C326%3AMAITCH%3E2.0.CO%3B2-4 Manichaean Aramaic in the Chinese Hymnscroll]</ref>の碑文が少数ながら見つかっている。
 
|lc1=arc|ld1=帝国アラム語 (700–300 BC)|ll1=none
 
|lc2=oar|ld2=古代アラム語 (-700 BC)|ll2=none
 
|lc3=aii|ld3=アッシリア現代アラム語
 
|lc4=aij|ld4=ノシャン語
 
|lc5=amw|ld5=現代西アラム語
 
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|lc7=bjf|ld7=バルザニ・ユダヤ現代アラム語
 
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|lc9=hrt|ld9=ヘルテヴィン語
 
|lc10=huy|ld10=ハラウラ語
 
|lc11=jpa|ld11=パレスチナ・ユダヤ教徒アラム語
 
|lc12=kqd|ld12=コイ・サンジャク・スラト語
 
|lc13=lhs|ld13=ムラハソー語
 
|lc14=lsd|ld14=デニ語
 
|lc15=mid|ld15=現代マンダ語
 
|lc16=myz|ld16=マンダ語
 
|lc17=sam|ld17=サマリア・アラム語
 
|lc18=syc|ld18=シリア語
 
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|lc23=xrm|ld23=Armazic(0–200 AD)|ll23=none
 
}}
 
{{特殊文字|説明=[[アラム文字]]}}
 
  
'''アラム語'''(<span dir="rtl" style="font:larger 'Code2000',sans-serif">ܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ</span>, {{lang-la|Lingua Aramaica}})は、かつて[[歴史的シリア|シリア地方]]、[[メソポタミア]]で遅くとも[[紀元前500年|紀元前1000年]]ごろから紀元[[600年]]頃までには話されており、かつ現在も[[レバノン]]などで話されている[[アフロ・アジア語族]][[セム語派]]の[[言語]]で、系統的には[[フェニキア語]]や[[ヘブライ語]]、[[ウガリト語]]、{{仮リンク|モアブ語|en|Moab#Moabite language}}などと同じ{{仮リンク|北西セム語|en|Northwest Semitic languages}}に属す言語である。'''アラマイ語'''とも呼ばれる<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%A0%E8%AA%9E-27869 「アラム語」- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典]</ref>。
 
  
もともとアラム語は今の[[シリア]]を中心としてその周辺([[レバノン]]、[[ヨルダン]]、[[トルコ]]、[[イラク]])に住む[[アラム人]]の言語だった。アラム人は主に農民だったが、[[アレッポ]]や[[ダマスカス]]に代表される都市の住民もあった。後に通用範囲を広げて中東全体の[[リンガ・フランカ]]として使われるようになったが、7世紀に[[アラビア語]]に押されて衰退した。現在でもアラム系諸言語の話者は存在するが、周辺のアラビア語や[[クルド語]]の強い影響を受けている。20世紀にはいるとアラム語が使われる範囲は縮小した<ref>Creason (2004) p.391</ref>。
+
'''アラム語'''(<span dir="rtl" style="font:larger 'Code2000',sans-serif">ܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ</span>, {{lang-la|Lingua Aramaica}}
 
 
アラム語は[[アッシリア|新アッシリア帝国]]の外交用語としても使われ、[[新バビロニア]]や[[アケメネス朝]][[ペルシア帝国]]は行政用の公用語としてアラム語が使われた。近隣のセム語話者たちはその文章語、口語のアラム語化といった直接的な影響を受ける。
 
 
 
== 歴史 ==
 
アラム語によって書かれた文献は3000年間近くにわたる長い歴史を持ち、その間に大きな変化を経ている。また地理的な違いも大きい。大別すると以下のように分けられる<ref>Kaufman (1997) p.114-119</ref>。
 
* 古代アラム語(紀元前850年 - 紀元前612年<ref>Creason (2004) p.392によると 950BC-600BC</ref>)各地の碑文によって知られる。当時アラム人は中東で重要な役割を果たし、アラム語は[[新アッシリア王国]]の外交のための国際語として使われ、[[エジプト]]から[[メソポタミア]]に至る地域で使われたが、まだ標準は成立していなかった。
 
* 帝国アラム語(紀元前600年 - 紀元前200年)アラム語は[[新バビロニア]]と[[アケメネス朝]]の行政のための公用語として、エジプト、[[アナトリア]]から[[インド亜大陸]]に及ぶ広大な地域で用いられた。また標準的なアラム語の文章語が成立した。残念ながらこの時代の文献はほとんど残っていないが、主にエジプトから[[パピルス]]や革に書かれた文章が発見されている。また、聖書の[[エズラ記]]の中に引用されているアラム語の手紙はこの時代に属する。ほかにわずかな碑文が残る([[ペルセポリス]]のものやアラム語で書かれた[[アショーカ王碑文]])。
 
* 中期アラム語(紀元前200年 - 西暦250年)この時代、中東世界の行政語としてのアラム語の地位は[[ギリシア語]]に取ってかわられた。また、地域ごとの方言分岐が起きた。しかし、帝国アラム語時代以来の文章語は地域差を越えて使われ続けた。[[パルミラ]]、[[ナバタイ]]、[[ハトラ]]などの碑文や、[[死海文書]]のアラム語文献、聖書の[[ダニエル書]]の一部で使われているアラム語、[[オンケロス]]およびヨナタンによる[[タルグーム]](聖書の翻訳)はこの時代に属する。
 
* 後期アラム語(または古典アラム語、西暦200年 - 1200年<ref>Creason (2004) p.392 では700年までとする</ref>)東西の2方言あるいは[[パレスチナ]]、[[シリア]]、[[バビロニア]]の3つの方言に大別され、[[ユダヤ教]]、[[サマリア人]]、[[キリスト教]]、[[マンダ教]]の文献が書かれた。とくにシリアのキリスト教徒の文献の言語を[[シリア語]]と称する。この時代の後半になると話し言葉としてのアラム語は大部分が[[アラビア語]]によって駆逐される。
 
* 現代アラム語。
 
 
 
== 音声 ==
 
古代アラム語では[[セム祖語]]以来の子音の区別は保たれていたと考えられる<ref>Kaufman (1997) p.119</ref>。帝国アラム語以降、{{IPA2|θ ð θʼ ɬ ɬʼ x ɣ}} がそれぞれ {{IPA2|t d tʼ s ʕ ħ ʕ}} に合流した結果、後期アラム語では子音数は22になった。その一方で、[[子音弱化]]によって閉鎖音が摩擦音化した<ref>Kaufman (1997) pp.119-120</ref><ref name="proto">セム祖語の形は Huehnergard (2004) p.142 に従う</ref>。
 
{|class="wikitable Unicode"
 
! セム祖語
 
| θ || ð || θʼ || ɬ || ɬʼ
 
|-
 
! アラム語
 
| t || d || tʼ (ṭ) || s || ʕ (ʿ)
 
|-
 
! ヘブライ語
 
| š || z || sʼ (ṣ) || ɬ (ś) || sʼ (ṣ)
 
|-
 
! アラビア語
 
| θ (ṯ) || ð (ḏ)  || (ẓ)<ref name="dad">アラビア語の {{unicode|ḍ ẓ}}({{lang|ar|ظ ض}})が本来どう発音されていたかには議論がある</ref> || ɬ<ref>9世紀以降に今の音({{IPA2|ʃ}})に変化した</ref> || (ḍ)<ref name="dad"/>
 
|}
 
とくに {{IPA2|ɬʼ}} の咽頭音化は目立つ変化であり、セム祖語 {{IPA2|ʔarɬʼ}}(地)は、ヘブライ語 {{IPA2|ʔɛrɛsʼ}}({{lang|he|[[wikt:ארץ|אֶרֶץ]]‎}})に対してアラム語では {{IPA2|ʔarʕaː}} になる<ref>Huehnergard (2004) p.144</ref>(アラビア語では {{unicode|ʔarḍ}}({{lang|ar|[[wikt:en: أرض| أرض]]}}))。
 
 
 
帝国アラム語以降、アクセントのない短母音の弱化が進み、後期アラム語では多くの方言で消失した<ref>Kaufman (1997) pp.120-121</ref>。中期アラム語以降、母音 e o が発生し、また母音の長短の区別が失われた。一部の方言ではさらに {{IPA2|ɛ ɔ}} が発生して7母音になった<ref>Creason (2004) p.398</ref>。7-9世紀になるとダイアクリティカルマークによる母音表記のシステムが地域ごとに4種類作られるが<ref>Creason (2004) p.394</ref>、ティベリア式とネストリウス式では7母音、バビロニア式では6母音、ヤコブ派式では5母音の区別がなされる<ref>Creason (2004) pp.399-400</ref>。
 
 
 
== 文法 ==
 
名詞・形容詞・分詞は[[性 (文法)|性]](男性・女性)、[[数 (文法)|数]](単数・複数)、および[[定性]]で変化する。[[格]]は区別されない<ref>Creason (2004) pp.402-403</ref>。
 
 
 
名詞・形容詞はヘブライ語と同様の絶対形と連語形(合成形、所属形)のほかに強調形が存在する。強調形は起源としては定冠詞 {{unicode|aː}} が後置された形であり<ref>Kaufman (1997) p.123</ref>、古くは定性があることを示した。それに対して絶対形は不定のものを示し、連語形では限定する名詞によって定性が決定された。しかし、後期アラム語では強調形が定性の有無にかかわらず使われるようになり、絶対形と連語形は衰退した。ただし、形容詞および分詞においては絶対形が[[形容詞句#叙述用法|叙述用法]]の形として生き残った<ref>Creason (2004) pp.402-403</ref>。形容詞は修飾する名詞の後に置かれ、修飾する名詞と性・数・定性を一致させる。指示代名詞も後置される<ref>Creason (2004) pp.418-419</ref>。
 
 
 
人称代名詞は性・数・人称によって10通りの形が存在する。独立した人称代名詞のほかに接尾語形がある<ref>Creason (2004) pp.404-408</ref>。
 
 
 
動詞は二子音・三子音または四子音からなる語根があり、母音のパターンと[[接頭辞]]・[[接中辞]]によっていくつかの語幹が作られる([[アラビア語]]の派生形と同様)。動詞は3つの人称と2つの性(一人称を除く)、2つの数によって人称変化する。完了形、不完了形、命令形、不定形、能動分詞、受動分詞があり、帝国アラム語までは指示形もあった。分詞と[[コピュラ]]を組み合わせて複合時制が作られた。後期アラム語では完了形で過去を、分詞で非過去を、不完了形で目的や意志などを表すように変化した<ref>Creason (2004) p.411</ref>。
 
 
 
語順は一定でないが、多くの方言では[[VSO型]]がもっとも[[標識 (言語学)|無標]]の形である。帝国アラム語では[[アッカド語]]の影響によって、しばしば動詞が最後に置かれる<ref>Creason (2004) p.422</ref>。主語は特に言う必要がなければ省略される。動詞は主語の人称・性・数に一致するが、主語が動詞に後置される場合はしばしば複数の主語に単数の動詞が使われたり、女性の主語に男性形の動詞が使われたりする。主語が前置される場合はこのような不一致はほとんど見られない<ref>Creason (2004) p.421</ref>。
 
 
 
== 下位分類 ==
 
紀元前3世紀頃から後のアラム語は2つのグループに分けられる。
 
* '''{{仮リンク|西方アラム語|en|Western Aramaic languages}}'''は、かつて[[アラビア]]の[[ナバテア人]]、[[パルミラ|パルミラ人]]、[[サマリア人]]、[[パレスチナ]]のキリスト教徒や[[アラム人]]ユダヤ教徒によって話された。[[イエス・キリスト|イエス]]は[[イエスが使った言語|西方アラム語の方言をおもに話した]]と言われる。現在は、[[シリア]]の[[マアルーラ]] (Ma'loula) 村など三つの村で話される[[現代西アラム語|現代西方アラム語]]を除いてまったく消滅している<ref>AFPBB News 2008年5月19日[http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2386061/2889664 【動画】キリストが話していた「アラム語」、21世紀に直面する消滅の危機]</ref><ref>[[川又一英]]「アラム語を話す村マールーラ」、[[国立民族学博物館]](監修)『[[季刊民族学]]』89号、1999年7月20日
 
</ref>
 
* '''{{仮リンク|東方アラム語|en|Eastern Aramaic languages}}'''は、[[シリア語]] ([[w:Syriac language|Syriac]]) や[[マンダ語]] ([[w:Mandaic language|Mandaic]])、{{仮リンク|現代アラム語|en|Neo-Aramaic languages}}などを含む。現代アラム語の話者はキリスト教・ユダヤ教・マンダ教徒などがあり、[[シリア]]・[[イラク]]・[[イラン]]・[[トルコ]]・[[グルジア]]・[[アルメニア]]で話されているが、いずれの土地でも宗教的弾圧を受け、多くの話者が移住を余儀なくされている。アラム語を話すユダヤ教徒の一部は、現代のイスラエルと[[ロサンゼルス]]へ移住したが、アラム語を話す能力を失いつつある。[[キリスト教]]の[[聖書]]のアラム語版はシリア語の方言であり、現代のキリスト教徒によって話される主な言語に[[アッシリア現代アラム語]](少数民族[[アッシリア人]](スリョイェ)によって話され、「アッシリア語」とも呼ばれる)、[[カルデア現代アラム語]]がある。これらと大きく異なる言語に[[トゥロヨ語]]や最近絶滅した Mlahsô 語([[:en:Mlahsô language|英語版]])がある。
 
 
 
== 注釈 ==
 
{{reflist|2}}
 
 
 
== 参考文献 ==
 
*[[岩下紀之]]『旧約聖書アラム語入門』[[中部日本教育文化会]]、1993年。ISBN 4885210941
 
*[[飯島紀]]『アラム語入門 : ペルシア帝国の国際公用語キリストの日常語-そして現代も生きる』[[泰流社]]、1998年。ISBN 4812102421
 
*[[谷川政美]]訳 『バアルの物語』 [[新風舎]] 1998年。ISBN 4797403276
 
*古代語研究会、谷川政美著『ウガリト語入門』 [[キリスト新聞社]] 2003年。ISBN 4873953782
 
*[[土岐健治]]、[[村岡崇光]]『イエスは何語を話したか』[[教文館]]、2016年。ISBN 4764261103
 
* {{cite book|author=Creason, Stuart|chapter=Aramaic|year=2004|editor=Roger D. Woodard|title=The Cambridge Encyclopedia of the World’s Ancient Languages|publisher=Cambridge University Press|isbn=9780521562560|pages=391-426}}
 
* {{cite book|author=Huehnergard, John|chapter=Afro-Asiatic|year=2004|editor=Roger D. Woodard|title=The Cambridge Encyclopedia of the World’s Ancient Languages|publisher=Cambridge University Press|isbn=9780521562560|pages=138-159}}
 
* {{cite book|author=Kaufman, Stephen A.|chapter=Aramaic|title=The Semitic Languages|year=1997|editor=Robert Hetzron|publisher=Routledge|isbn=9780415412667|pages=114-130}}
 
== 関連項目 ==
 
*[[典礼言語]]
 
*[[マンダ教]]、[[サービア教徒]]
 
*[[十字架上のキリストの最後の7つの言葉]]
 
*[[イエスが使った言語]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Wikipedia|arc}}
 
*[http://www.learnassyrian.com/ Learn Assyrian Online]{{en icon}}
 
*[http://www.aina.org/aol/ Assyria Online]{{en icon}}
 
*[https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%A0%E8%AA%9E-27869 アラム語(アラムご)とは] - [[コトバンク]]
 
*[http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_middleeast_12.html 世界の文字>アラム文字] - [[地球ことば村]]
 
*[http://arabic.gooside.com/aramaic/ アラム語の頁]
 
*[http://llmap.org/languages/arc.html LL-Map Imperial Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/oar.html LL-Map Old Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/aii.html LL-Map Sureth]
 
*[http://llmap.org/languages/aij.html LL-Map Lishanid Noshan]
 
*[http://llmap.org/languages/amw.html LL-Map Loghtha Siryanoytha]
 
*[http://llmap.org/languages/bhn.html LL-Map Bohtan Neo-Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/bjf.html LL-Map Lishan Didan]
 
*[http://llmap.org/languages/cld.html LL-Map Modern Chaldean]
 
*[http://llmap.org/languages/hrt.html LL-Map Hértevin]
 
*[http://llmap.org/languages/huy.html LL-Map Hulaulá]
 
*[http://llmap.org/languages/jpa.html LL-Map Jewish Palestinian Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/kqd.html LL-Map Koy Sanjaq Soorit]
 
*[http://llmap.org/languages/lhs.html LL-Map Mlaḥso]
 
*[http://llmap.org/languages/lsd.html LL-Map Lishana Deni]
 
*[http://llmap.org/languages/mid.html LL-Map Neo-Mandaic]
 
*[http://llmap.org/languages/myz.html LL-Map Mandaic, Classical]
 
*[http://llmap.org/languages/sam.html LL-Map Samaritan Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/syc.html LL-Map Suryaya]
 
*[http://llmap.org/languages/syn.html LL-Map Senaya]
 
*[http://llmap.org/languages/tmr.html LL-Map Jewish Babylonian Aramaic]
 
*[http://llmap.org/languages/trg.html LL-Map Lishán Didán]
 
*[http://llmap.org/languages/tru.html LL-Map Turoyo]
 
*[http://llmap.org/languages/xrm.html LL-Map Armazic]
 
*[http://multitree.org/codes/arc MultiTree Imperial Aramaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/oar MultiTree Old Aramaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/aii MultiTree Assyrian Neo-Aramaic] 219,330人
 
*[http://multitree.org/codes/aij MultiTree Lishanid Noshan] 2,250人
 
*[http://multitree.org/codes/amw MultiTree Western Neo-Aramaic] 15,000人
 
*[http://multitree.org/codes/bhn MultiTree Bohtan Neo-Aramaic] 1,000人
 
*[http://multitree.org/codes/bjf MultiTree Barzani Jewish Neo-Aramaic] 20人
 
*[http://multitree.org/codes/cld MultiTree Chaldean Neo-Aramaic] 216,000人
 
*[http://multitree.org/codes/hrt MultiTree Hértevin] 1,000人
 
*[http://multitree.org/codes/huy MultiTree Hulaulá] 10,350人
 
*[http://multitree.org/codes/jpa MultiTree Jewish Palestinian Aramaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/kqd MultiTree Koy Sanjaq Surat] 900人
 
*[http://multitree.org/codes/lhs MultiTree Mlahsö](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/lsd MultiTree Lishana Deni] 7,500人
 
*[http://multitree.org/codes/mid MultiTree Neo-Mandaic] 5,500人
 
*[http://multitree.org/codes/myz MultiTree Mandaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/sam MultiTree Samaritan Aramaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/syc MultiTree Syriac](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/syn MultiTree Senaya] 460人
 
*[http://multitree.org/codes/tmr MultiTree Jewish Babylonian Aramaic](死語)
 
*[http://multitree.org/codes/trg MultiTree Lishán Didán] 4,450人
 
*[http://multitree.org/codes/tru MultiTree Turoyo] 84,000人
 
*[http://multitree.org/codes/xrm MultiTree Armazic](死語)
 
  
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セム語族に属する言語の一つ。アラマイ語ともいう。カナーン語,ウガリト語などとともに北西セム語をなす。前7世紀頃からメソポタミアでアッカド語を駆逐して次第に近東の共通語となり,ペルシア帝国の公用語にもなった。紀元後東アラム語と西アラム語に分れたが,西アラム語には,キリスト時代のパレスチナの民衆の言語パレスチナ・アラム語,旧約聖書の翻訳『[[タルグム]]』により知られるユダヤ人のアラム語,同じく翻訳でみられるサマリア語,さらにパルミラ語,ナバテア語などがある。東アラム語は,北部メソポタミアのシリア語が代表。この言語はエデッサを中心とするアラム文化のにない手であり,ギリシア文化をヨーロッパに伝える役も果した。その他マンデ語,バビロニア・タルムード『ゲマラ』の言語など。アラム語の最盛期は7世紀で終り,以後アラビア語に取って代られたが,今日でもレバノン山脈の東やイラン北西のリザーイエにアラム語の後裔,現代アラム語が数千人によって話されている。なお,文字はアラム文字と呼ばれ,北[[セム文字]]の一つ。
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2018/10/27/ (土) 00:30時点における最新版


アラム語ܠܫܢܐ ܐܪܡܝܐ, ラテン語: Lingua Aramaica

セム語族に属する言語の一つ。アラマイ語ともいう。カナーン語,ウガリト語などとともに北西セム語をなす。前7世紀頃からメソポタミアでアッカド語を駆逐して次第に近東の共通語となり,ペルシア帝国の公用語にもなった。紀元後東アラム語と西アラム語に分れたが,西アラム語には,キリスト時代のパレスチナの民衆の言語パレスチナ・アラム語,旧約聖書の翻訳『タルグム』により知られるユダヤ人のアラム語,同じく翻訳でみられるサマリア語,さらにパルミラ語,ナバテア語などがある。東アラム語は,北部メソポタミアのシリア語が代表。この言語はエデッサを中心とするアラム文化のにない手であり,ギリシア文化をヨーロッパに伝える役も果した。その他マンデ語,バビロニア・タルムード『ゲマラ』の言語など。アラム語の最盛期は7世紀で終り,以後アラビア語に取って代られたが,今日でもレバノン山脈の東やイラン北西のリザーイエにアラム語の後裔,現代アラム語が数千人によって話されている。なお,文字はアラム文字と呼ばれ,北セム文字の一つ。




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