「アイズナー賞」の版間の差分

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(日本の作品・漫画家の受賞歴)
 
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Olbrichが多忙になったため、[[1990年]]からはJackie Estradaが代表に着任。[[1992年]]から漫画に関し優れた知識を持つ5名の委員が年度ごとに選ばれ、ノミネートに関して決定権を持つように定められた。
 
Olbrichが多忙になったため、[[1990年]]からはJackie Estradaが代表に着任。[[1992年]]から漫画に関し優れた知識を持つ5名の委員が年度ごとに選ばれ、ノミネートに関して決定権を持つように定められた。
 
== 日本の作品・漫画家の受賞歴 ==
 
2010年現在、[[日本人]]の受賞は下記の通り。なお、米国外の漫画に関してはあくまで「英訳されたアメリカでの出版物」に対して贈られる。
 
=== 最優秀アーカイブプロジェクト(Best Archival Collection/Project) ===
 
*2002 ''Akira'', Dark Horse(『[[AKIRA (漫画)|AKIRA]]』[[大友克洋]])
 
 
=== 最優秀ユーモア出版物(Best Humor Publication) ===
 
*1998 ''Gon Swimmin' '', Paradox Press (『[[ゴン (漫画)|ゴン]]』[[田中政志]])
 
 
=== 最優秀国際作品(Best U.S. Edition of International Material) ===
 
*1998 ''Gon Swimmin' '', Paradox Press、同賞第一回受賞作
 
*1999 ''Star Wars: A New Hope--Manga'', Dark Horse(『[[スター・ウォーズ]] 新たなる希望』[[田巻久雄]])
 
*2000 ''Blade of the Immortal'', Dark Horse(『[[無限の住人]]』[[沙村広明]])
 
*2001 ''Lone Wolf and Cub'', Dark Horse(『[[子連れ狼]]』[[小池一夫]]原作、[[小島剛夕]]作画)
 
*2002 ''Akira''
 
*2004 ''Buddha''(Vertical)(『[[ブッダ (漫画)|ブッダ]]』[[手塚治虫]])1〜2巻
 
*2005 ''Buddha''(Vertical)3〜4巻
 
 
=== 最優秀日本作品(Best U.S. Edition of International Material - Japan) ===
 
*2007 ''Old Boy''(『[[ルーズ戦記 オールドボーイ]]』[[土屋ガロン]]、[[嶺岸信明]]) 同賞第1回受賞作
 
*2008 ''Tekkonkinkreet: Black & White''(『[[鉄コン筋クリート]]』[[松本大洋]])
 
*2009 ''Dororo''(『[[どろろ]]』手塚治虫)
 
 
=== 最優秀アジア作品(Best U.S. Edition of International Material - Asia) ===
 
*2010 ''A Drifting Life''(『[[劇画漂流]]』[[辰巳ヨシヒロ]])
 
*2011 ''20th Century Boys''(『[[20世紀少年]]』[[浦沢直樹]])
 
*2012 ''Onward Towards Our Noble Deaths''(『[[総員玉砕せよ!]]』[[水木しげる]])
 
*2013 ''20th Century Boys''(『20世紀少年』浦沢直樹)、再受賞
 
*2014 ''The Mysterious Underground Men''(『[[地底国の怪人]]』手塚治虫)
 
*2015 ''Showa A History of Japan''(『[[コミック昭和史]]』水木しげる)
 
*2018 ''My Brother's Husband''(『[[弟の夫]]』[[田亀源五郎]])
 
 
=== 最優秀彩色(Best Colorist/Coloring) ===
 
*1992 ''Akira'',Marvel(『オールカラー国際版AKIRA』大友克洋、ただし彩色はアメリカのスタッフによるもの) 同賞第1回受賞作
 
 
=== 最優秀実話作品(Best Reality-Based Work) ===
 
*2010 ''A Drifting Life''(『劇画漂流』辰巳ヨシヒロ)
 
 
=== 最優秀漫画関連書籍(Best Comics-Related Book) ===
 
*1995 ''The Sandman: The Dream Hunters'', DC/Vertigo(『夢の狩人-The sandman』、[[ニール・ゲイマン]]原作、[[天野喜孝]]作画)
 
 
=== 漫画家の殿堂(The Will Eisner Award Hall of Fame) ===
 
コミックの殿堂とも翻訳される。
 
 
*2002 手塚治虫(審査員による選出)
 
*2004 小池一夫(審査員による選出)
 
*2004 小島剛夕(審査員による選出)
 
<!--*2008 受賞はなかったが、"Ooku"The Inner Chamber(『[[大奥 (漫画)|大奥]]』[[よしながふみ]])がノミネートされた。-->
 
*2012 大友克洋
 
*2014 [[宮崎駿]]
 
*2018 [[高橋留美子]]
 
  
 
== 参考資料 ==
 
== 参考資料 ==

2018/9/24/ (月) 21:48時点における最新版

アイズナー賞(アイズナーしょう)、正式名称ウィル・アイズナー漫画業界賞(ウィル・アイズナーまんがぎょうかいしょう、The Will Eisner Comic Industry Award)とはアメリカで最も権威ある漫画賞の一つで、「漫画のアカデミー賞」と呼ばれる。識者と業界人によって受賞作が選ばれるのが特徴。

概要

アメリカの漫画のうち、創造的な作品に対して贈られる。1988年に、カービー賞の後継として創設された。名前は漫画家のウィル・アイズナーに因み、本人も2005年に死去するまで積極的に式典に参加していた。

「コミックの殿堂」も含めると、部門数は2007年開催時で39部門にも及ぶ。各部門は出版社および作家が選んだ作品の中から5名の委員のそれぞれによって作品がノミネートされ、最終的に業界人(出版社、作家、代理店、書店)による投票で決定される。受賞作は毎年、カリフォルニア州サン・ディエゴコミコン・インターナショナルで発表される。

歴史

Fantagraphics Books社によって1984年に創設されたカービー賞が前身である。1987年に同社の社員で賞の代表を務めていたDave Olbrichと社の間に意見の対立が生じ1988年にFantagraphics Books社はハーベイ賞を、Olbrichはアイズナー賞を創設した。創設された当初は11部門で委員会は置かれず、完全に業界人による投票制だった。

Olbrichが多忙になったため、1990年からはJackie Estradaが代表に着任。1992年から漫画に関し優れた知識を持つ5名の委員が年度ごとに選ばれ、ノミネートに関して決定権を持つように定められた。

参考資料

外部リンク