じょうてつ
株式会社じょうてつは、北海道札幌市白石区東札幌に本社を置き、バス事業や不動産事業等を行う企業。
旧社名は定山渓鉄道で、かつて定山渓鉄道線を運営していたが1969年(昭和44年)11月1日に廃止されている[1]。
1957年(昭和32年)に東京急行電鉄(東急)の傘下となり、以降は北海道における東急グループの中核企業である。じょうてつ自身も北紋バス、あつまバス、宗谷バス等の株式を保有していたが、東急によるグループ再編の一環で整理が行われた。
Contents
沿革
- 1915年(大正4年)12月20日:定山渓鉄道株式会社設立。
- 1918年(大正7年)10月17日:定山渓鉄道線(白石 - 定山渓間)開業。
- 1932年(昭和7年)5月8日:札幌駅 - 定山渓 - 豊平峡間の乗合バス開業。
- 1941年(昭和16年)2月1日:バス事業休止。
- 1948年(昭和23年)5月15日:札幌駅 - 定山渓 - 薄別(うすべつ)間乗合バス事業復活。
- 1957年(昭和32年)12月7日:東京急行電鉄が定山渓鉄道の筆頭株主となり、東急傘下に入る。
- 1960年(昭和35年)5月20日:早来運輸(現・あつまバス)を傘下とする。
- 1967年(昭和42年)8月:北海道警察が交通障害を理由に軌道廃止勧告を行い[2]、運輸省(現・国土交通省)[2]や北海道議会で行き過ぎとして問題化する[3]。
- 1969年(昭和44年)
- 1972年(昭和47年)
- 1973年(昭和48年)5月31日:定山渓鉄道株式会社より株式会社じょうてつに社名変更。
- 1974年(昭和49年)4月24日:洞爺湖線ワンマン化。
- 1976年(昭和51年)3月27日:定期観光バスの運行を開始。
- 1978年(昭和53年)10月20日:札幌国際スキー場直行便、運行開始。
- 1982年(昭和57年)5月1日:定山渓線ワンマン化。
- 1983年(昭和58年):自動車部事業所を真駒内より川沿へ移転。
- 1995年(平成7年):豊羽鉱山線(定山渓 - 豊羽元山間)廃止。
- 1997年(平成9年)4月1日:共通ウィズユーカード使用開始。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)3月31日:観光貸切バス事業から撤退。
- 2003年(平成15年)4月1日:札幌市交通局藻岩自動車営業所、ならびに所属9路線を譲受[8]。自動車事業部藻岩営業所開設[9]。
- 2004年(平成16年)12月1日:札幌洞爺湖線廃止。競合運行する道南バスが増回(増便)し対応。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)9月30日:子会社の定鉄興業を解散。
- 2009年(平成21年)10月1日:宗谷バスの株式をジェイ・ウィル・パートナーズ(関連項目/ジェイ・コーチ)が管理する合同会社へ譲渡[11]。
事業所
- 自動車事業部 藻岩営業所・藻岩整備工場
- 北海道札幌市南区真駒内本町4丁目1-1
- 元札幌市交通局 藻岩営業所。最寄り停留所は「真駒内本町」。
- 札幌駅前バスターミナル案内所
- 北海道札幌市中央区北5条西2丁目1-1
- 石山サービスセンター
- 北海道札幌市南区石山2条8丁目1-1熊木ビル1階
- 国道230号線沿いで、最寄り停留所は「石山2条8丁目」。
- 定山渓案内所
- 北海道札幌市南区定山渓温泉東4丁目314-1
- 最寄り停留所は「定山渓」。
- Jotetsu.jpg
旧本社(不動産事業部)。2005年(平成17年)解体。
- Jotetsu-Toyohira-Station.jpg
同。駅の面影が残る。
- Jotetsu Bus Kawazoe Office.JPG
川沿営業所
- Jotetsu Bus Kawazoe Service Center.JPG
川沿サービスセンター
- Jotetsu Moiwa Office.JPG
藻岩営業所
- Jotetsu and Engan Bus Ticket Sales Office at Sapporo Station Bus Terminal.JPG
札幌駅前バスターミナル 乗車券販売所
- Jotetsu Bus Ishiyama Service Center.JPG
石山サービスセンター
- Jotetsu Bus Jozankei Infomation Office.JPG
定山渓案内所
路線バス
路線バス車両は2017年(平成29年)3月31日現在で183台保有[12]。旧来から国道230号(石山通)経由で川沿・石山・藤野・簾舞・豊滝・小金湯・定山渓を結ぶ定山渓線などを運行してきたが、2003年(平成15年)4月1日に札幌市交通局(札幌市営バス)から藻岩営業所を譲受して以降は平岸・真駒内地区を中心とした市内路線も運行している。これにより札幌市南部地域のバス路線の大半をじょうてつが担当することとなった。
旧来からの路線と旧・札幌市営バスが重複していた札幌駅 - すすきの - 南38条西11丁目間は旧・札幌市営バスのみが停車する停留所が設定されており、完全移譲後もそのまま踏襲される。2014年(平成26年)4月1日よりこの区間を走行する旧来からの路線の系統番号に「快速」が付された[13]
路線は2016年(平成28年)4月1日現在。斜体は札幌都心・真駒内方面への始発終着系統がある停留所。
川沿営業所
- 豊平峡温泉線・定山渓線(札幌都心系統)
- 川沿16条2丁目・藤野3条11丁目経由
- 川沿16条2丁目・藤野4条11丁目経由
- 快速7:札幌駅 - すすきの - 南21条西11丁目 - 北海学園大工学部前 - 藻岩高校前 - 川沿5条2丁目 - 藻南公園 - 川沿14条2丁目 - 川沿16条2丁目 - 硬石山 - 藤野3条2丁目 - 藤野4条5丁目 - 藤野4条11丁目 - 東簾舞 - 簾舞 - 豊滝
- 7:川沿5条2丁目 - 藻南公園 - 川沿14条2丁目 - 川沿16条2丁目 - 硬石山 - 藤野3条2丁目 - 藤野4条5丁目 - 藤野4条11丁目
- 石山中央・藤野3条11丁目経由
豊平峡温泉線は2005年(平成17年)4月1日に豊橋環状線(定山渓車庫前 - 豊平峡温泉間)と定山渓線を統合し新設。札幌駅 - 定山渓車庫前・豊滝間など他の系統は定山渓線となる。藤野4条11丁目経由は豊滝系統のみ設定。
2014年(平成26年)4月1日より川沿 - 藤野・豊滝間を除き、系統番号を7・8から快速7・快速8に変更[14]。同時に豊滝系統に設定されていた旧簾舞通行屋前経由を廃止[15]。同年12月1日より朝に1本のみ設定されていた快速8:札幌駅前←石山中央←石山六区を廃止[16]。
藤野4条11丁目経由は2006年(平成18年)12月1日より藤野4条5丁目止まりを藤野4条11丁目まで延長。2014年(平成26年)4月1日より一部を除き豊滝まで延長[15]。
- 豊平峡温泉線・定山渓線(札幌都心系統・特急便)
- かっぱライナー号:札幌駅・すすきの - 小金湯 - 定山渓湯の町 - 定山渓大橋 - 定山渓車庫前 - 豊平峡温泉
2011年(平成23年)12月1日より定山渓温泉かっぱライナー号として運行開始。すすきの - 白糸の滝間は小金湯のみ停車、定山渓車庫前 - 豊平峡温泉間は無停車で運行する。予約制で、札幌駅 - すすきの間のみの利用はできない。小金湯 - 豊平峡温泉間も同様であったが2014年(平成26年)4月1日より乗降とも可能となった[17][18]。
予約不要で小金湯→すすきの間を無停車で運行する定山渓車庫前発札幌駅前行の7系統特急便が土休日に2本運行されていたが、2014年(平成26年)4月1日ダイヤ改正以降は設定されていない。
- 藻岩線(札幌都心系統)
- 南55:札幌駅前 - すすきの - 南9条西11丁目 - 南21条西11丁目 - 南警察署前 - 川沿1条1丁目 - 藻岩小学校前 - 川沿16条2丁目 - 硬石山
- 南55:札幌駅前 - すすきの - 南9条西11丁目 - 南21条西11丁目 - 南警察署前 - 藻岩高校
2000年(平成12年)4月1日に札幌市営バスから譲受。
2013年(平成25年)4月1日に豊水すすきの駅 - すすきの - 硬石山系統を廃止[19]。同時に、藻岩高校発着便を新設。
- 通勤ライナー号(実験運行)
2014年(平成26年)8月18日より南沢発の実験運行を開始。西11丁目駅前 - 川沿1条1丁目間無停車。貸切バスタイプの車両で運行され、特別料金200円が別途必要となる[20][21]。南沢行の帰宅便を追加するなど、2016年4月1日現在も運行を継続している[22][23]。
2014年(平成26年)4月1日より札幌駅前・すすきの←石山2条8丁目・十五島公園・藤野3条11丁目で実験運行を開始した藤野系統は、同年8月1日より簾舞団地始発への延伸と停車停留所の追加が行われたが[24]、2015年(平成27年)11月30日の運行をもって廃止されている[25]。
- 定山渓線(真駒内系統)
- 12:真駒内駅 - 真駒内花園 - 石山陸橋 - 石山中央 - 藤野3条2丁目 - 藤野3条11丁目・簾舞経由/旧簾舞通行屋前経由 - 豊滝 - 八剣山登山口 - 小金湯 - 錦橋 - 定山渓湯の町 - 定山渓大橋 - 定山渓車庫前
- 12:真駒内駅 - 真駒内花園 - 石山陸橋 - 石山中央 - 藤野3条2丁目 - 藤野4条11丁目
- 12:真駒内駅 - 真駒内花園 - 石山陸橋 - 石山中央 - 石山3条5丁目 - 石山六区
2000年(平成12年)4月1日にそれまで並行して運行されていた札幌市営バス南93 定山渓線を譲受。2014年(平成26年)4月1日に石山六区系統に設定されていた石山2条8丁目経由を廃止[26]。 藤野4条11丁目系統は2006年(平成18年)12月1日より藤野4条5丁目から路線延長。2003年(平成15年)4月1日の札幌市営バス藻岩営業所譲受時に南93 藤野線(真駒内駅前 - 藤野3条2丁目)は12 藤野線として川沿営業所担当で運行されていたが、2010年(平成22年)12月1日に藤野4条11丁目系統に振り替える形で廃止されている。
- 川沿線
- 川1:南町4丁目・南区役所前・光塩短大前・上町1丁目 - 川沿1条1丁目(南町4丁目発)/藻岩高校前(南町4丁目行)
川沿おでかけバスの愛称がある。2004年(平成16年)9月1日より試験運行を開始し、2006年(平成18年)4月1日より正式運行を開始した。南町4丁目 - 上町1丁目間、川沿1条1丁目行は乗車のみ、藻岩高校前発は降車のみ。
- 藤野循環バス
- 藤野3条2丁目→藤野4条2丁目→藤野4条5丁目→藤野4条11丁目→簾舞団地→藤野3条11丁目→十五島公園→藤野2条6丁目→藤野2条8丁目→十五島公園→藤野3条4丁目(→藤野3条2丁目)
ふじの〜るの愛称がある。2016年(平成28年)2月1日から試験運行として月曜・木曜に運行。藤野3条4丁目到着後は便により打ち切り、または循環運行継続で藤野3条2丁目以遠に向かう。藤野2条6丁目→藤野2条8丁目間はフリー乗降制[27][28]。
- 札幌国際スキー場線
- 京王プラザホテル札幌・札幌駅前・真駒内駅・定山渓湯の町 - 札幌国際スキー場
冬期運行。北海道中央バス(札幌第一観光バス)と共同運行であるが、経路と停車停留所が一部異なる。
- 藻岩山スキー場線
- 真駒内駅 - 真駒内本町 - 藻岩山スキー場
冬期運行。
- 札幌ドーム連絡バス(真駒内系統)
- 真駒内駅 - 札幌ドーム
大規模イベント開催時に運行。
藻岩営業所
藻岩営業所所属車には前面・入口ドア付近・後面にもいわと表記される。
- 真駒内線
- 南4:市立病院前 - 西11丁目駅前 - 南9条西11丁目 - 南21条西11丁目 - 南警察署前 - 真駒内本町 - 真駒内駅 - 南町4丁目
- 南4:啓明ターミナル - 南19条西16丁目(旧・ロープウェイ入口) - 電車事業所前 - 南警察署前 - 真駒内本町 - 真駒内駅
- 南54:札幌駅前 - 大通西4丁目(真駒内発)/北1条西4丁目(真駒内行) - 西11丁目駅前 - 南9条西11丁目 - 南21条西11丁目 - 南警察署前 - 真駒内本町 - 真駒内駅 - 南町4丁目
- 南64:札幌駅北口 - 北5条西10丁目 - 西11丁目駅前 - 南9条西11丁目 - 南21条西11丁目 - 南警察署前 - 真駒内本町
- 南84:青少年会館前 - 真駒内駅 - 南町4丁目
南4啓明ターミナル系統は2012年(平成24年)4月1日より真駒内駅発着系統新設、系統番号を南74から変更。2013年(平成25年)4月1日より南4の西11丁目駅前 - 真駒内本町 - 真駒内駅 - 南町4丁目系統を南54の南町4丁目発着便に統合し廃止(西11丁目駅前 - 真駒内本町系統、真駒内本町 - 南町4丁目系統は継続運行)。
- 平岸線
南56:豊水すすきの駅 - 平岸1条2丁目 - 豊平区役所前系統は2012年4月1日廃止。
- 中の島線
- 南65:豊平区役所前 - 中の島駅前 - ジェイコー病院前 - 平岸中学校前 - 真駒内本町
- 中の沢線
- 藻岩線(真駒内系統)
- 南95:真駒内駅 - 真駒内競技場前 - 川沿1条1丁目 - 藻岩小学校前 - 川沿16条2丁目 - 硬石山 - 石山1条6丁目
- 南沢線
- 南96:真駒内駅 - 真駒内競技場前 - 藻岩高校前 - 川沿10条2丁目 - 南沢4条4丁目 - 東海大学前
- 南96:真駒内駅←(急行 藻南橋経由)←川沿10条2丁目←南沢4条4丁目←東海大学前
- 環96:真駒内駅 - 真駒内競技場前 - 藻岩高校前 - 川沿10条2丁目 - 南沢4条4丁目 - 東海大学前 - 中の沢入口 - 川沿1条1丁目 - 真駒内競技場前 - 真駒内駅前
環96は1998年(平成10年)4月1日新設。
- 北の沢線
- 南97:真駒内駅 - 真駒内競技場前 - 川沿1条1丁目 - 北の沢中央 - 山水団地前
- 藻岩山手線
- 南98:真駒内駅 - 真駒内競技場前 - 川沿1条1丁目 - 北の沢2丁目 - 道路管理事務所前
- 札幌ドーム連絡バス(平岸系統)
- 平岸駅前 - 札幌ドーム
大規模イベント開催時に運行
主な休廃止路線
運行中路線の一部系統廃止については#路線バスの路線説明を参照。
- 定山渓 - 薄別
- 札幌駅前 - 定山渓 - 洞爺湖温泉系統に統合。
- 定山渓 - 豊羽元山
- (詳細不明)
- 札幌駅前 - 定山渓 - 洞爺湖温泉
- 2004年12月1日廃止(道南バスに一本化)。
- 新千歳空港線 定山渓車庫前・定山渓大橋・定山渓湯の町・小金湯 - 南千歳駅・新千歳空港
札幌市営バスへ移譲した路線
1972年5月1日に札幌市交通局へ移譲した9路線は、その後の路線改編に伴い経路変更・部分廃止が行われ、路線自体は残っていたものもあったが、廃止された路線もあり、運行系統としてはほとんど残っていなかった。2000年4月1日ならびに2003年4月1日に札幌市交通局より譲受した路線はいずれも旧市営バスの運行系統であり、旧定鉄バスの運行系統が戻ってきたわけではない。
運賃形態
- 対キロ運賃初乗り:140円
- 札幌市内特殊区間:1区210円、2区240円
札幌市内では札幌市交通局(札幌市営地下鉄)との連絡運輸(乗継割引)が設定されており、指定路線の指定駅最寄り停留所で乗り継ぐと割引になる。割引額は2009年(平成21年)10月1日現在でバス分が20円、地下鉄分が60円(一部80円)の内訳であったが、バス事業者は札幌市に対し利用者減少や燃料費高騰を理由にバス分の割引解消を申し入れた。検討の結果、利用者側の割引は80円(一部100円)のままで、バス分の割引を解消し全額地下鉄分とすることで継続している。地下鉄との乗継定期乗車券は札幌市交通局のみで発売するほか、地下鉄乗継・バス単独に関わらず札幌市交通局発売分の定期乗車券はジェイ・アール北海道バスおよび北海道中央バスとの共通乗車区間が旧・札幌市営バス路線の重複区間で設定される[31][32][33][34][35]。
同じく札幌市内では「都心内100円バス」として、指定路線の指定区間で現金支払いに限り運賃を100円とする[36]。開始当初は札幌市が主体であったが各事業者主体となって継続している[37]。
乗車カード
詳細は各記事を参照。
- SAPICA - 2013年(平成25年)6月22日に使用開始したICカード乗車券。札幌市内の他事業者と共通利用[38]。交通系ICカード全国相互利用サービスは、対応カード(青枠内)を片利用で(各カードをSAPICAエリアにて)使用可能。
以下の磁気カード乗車券は順次使用終了となった。
- じょうてつバスカード - 2015年(平成27年)6月30日発売終了、2016年(平成28年)3月31日をもって使用終了[39]。
- 共通ウィズユーカード - 札幌市内のみ。札幌市内の他事業者と共通利用。 2014年(平成26年)5月31日発売終了、2015年(平成27年)3月31日をもって使用終了[40]。
貸切バス
貸切バス車両は7台保有。事業は通常は札幌運輸支局管内での発着が認められているが、貸切バス事業者安全性評価認定制度による優良事業者に限定した営業区域の弾力的な運用により北海道全域となっている[41][42][43]。
車両
1972年(昭和47年)の経営改善以前はいすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそう、民生デイゼルの4社から、その後の1970年代 - 1980年代は日野、日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)、1990年代は日野・ふそう製の2メーカーから導入してきたが、近年は再び4メーカーを並行して導入している。
前述の経営改善の際、札幌市交通局へ前・中扉のワンマン仕様路線車を大量に譲渡、経年のバス窓の前扉車と中扉のみのツーマン路線車を廃車した。それ以降は北海道内のバス事業者では珍しく、路線車に前後扉の車両のみを導入してきたが、1998年(平成10年)後期以降は前中扉の車両を主に導入している。長距離路線で勾配も多く、混雑が激しいことから11m級の長尺・高出力エンジン・エアサス車を多く導入している。
- Jōtetsu S022F 2919.JPG
台数を減らしている前後扉車
- Jōtetsu S200F 1807.JPG
貸切バス
- Jotetsu bus FUSO P-MP 7E old collar.jpg
旧塗装車
2000年(平成12年)と2003年(平成15年)の札幌市営バスからの路線移譲に伴い、元札幌市営バスの車両を譲受した。市営バスからの譲渡車は既に1995年(平成7年)までと1998年(平成10年)と1999年(平成11年)の車両は全て廃車となり、以降の車両も新車や東急バスなど本州の事業者からの中古車との入替で順次廃車されている。この他、三菱ふそう・エアロスターのカタログ設定にないホイールベース6 mのワンステップ車(MP35JP改)が在籍している。
- じょうてつバスの市バス譲受車両4556.jpg
札幌市から譲渡された旧塗装車(ほぼ未使用のまま廃車)
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札幌市から譲渡された旧塗装車(ほぼ未使用のまま廃車)
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札幌市から譲渡された冷房旧塗装車とその移譲方向幕(その後マーキュリーカラー化される)
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札幌市から譲渡された旧塗装車の変更後
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市移譲車両非冷房車で唯一マーキュリーカラー化された88年式エアロスター。非冷房車でマーキュリーカラー化されたのはオリジナル含めてこの一台のみ。
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札幌市から譲渡されたST塗装車とその移譲方向幕
- 市バス移譲車両3057.jpg
札幌市から譲渡されたST塗装車とその移譲方向幕
- じょうてつバスの市バス譲受車両の局名消去跡.jpg
札幌市から譲渡されたST塗装車の局名抹消部分
グループ会社
- ニッポンレンタカー北海道
- 北海道東急ビルマネジメント - 2010年(平成22年)10月1日に「じょうてつサービス」より商号変更。一般貸切旅客事業者運送事業の許可を受けており、2007年(平成19年)4月1日より石狩市浜益区(旧浜益村内)のスクールバス運行受託など、企業等との契約による輸送を行う。
- 札幌東急リフォーム
- じょうてつケアサービス - 認知症高齢者共同生活介護、訪問介護、通所介護業等。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “万感こもごもフィナーレ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1969年11月1日)
- ↑ 2.0 2.1 “道警、定鉄電車の軌道廃止勧告 交通障害を理由に “行き過ぎ”と運輸省”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1967年8月2日)
- ↑ “道警、行き過ぎ認める 定鉄廃止勧告問題 道議会総務委で追及”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1967年8月8日)
- ↑ “姿消す定鉄 札幌市の買収に仮調印 五・三億で合意 バス 真駒内線七割認める”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1969年3月25日)
- ↑ 5.0 5.1 “札幌東急ストア創業30周年特集:小林悠二社長に将来展望を聞く”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2002年9月30日)
- ↑ 『東急ストアのあゆみ』 東急ストア、1989年。
- ↑ “道内タクシー再編のうねり 相次ぎ2社買収 大手の寡占鮮明に 落ちる売り上げ、廃業も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2001年2月15日)
- ↑ “札幌市営バスから民営化 28路線が運行開始”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2003年4月2日)
- ↑ “市民とバス 旧市営路線が経営圧迫 継承した民間3社 「もう限界」と悲鳴”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2008年9月13日)
- ↑ “東京急行電鉄、株式取得で札幌東急ストアを子会社に 北海道のSMテコ入れ”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2005年11月23日)
- ↑ “真相深層 東急電鉄 道内4子会社譲渡 バス路線再編 地元警戒 新株主JWP 戦略明かさず”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2009年6月16日)
- ↑ “全国乗合バス事業者の移動円滑化基準適合車両導入状況 (PDF)”. 国土交通省. . 2018閲覧.
- ↑ “系統番号の表示変更のお知らせ”. じょうてつ (2014年3月19日). . 2014閲覧.
- ↑ “系統番号の表示変更のお知らせ”. じょうてつ (2014年3月19日). . 2014閲覧.
- ↑ 15.0 15.1 “路線バス運行経路の新設および廃止のお知らせ”. じょうてつ (2014年3月19日). . 2014閲覧.
- ↑ “路線バス運行系統の一部廃止のお知らせ”. じょうてつ (2014年11月27日). . 2014閲覧.
- ↑ “定山渓温泉かっぱライナー号(2013年4月1日現在)”. じょうてつ. . 2014閲覧.
- ↑ “定山渓温泉かっぱライナー号(2014年4月1日現在)”. じょうてつ. . 2014閲覧.
- ↑ “路線バス一部系統廃止のお知らせ”. じょうてつ (2013年2月28日). . 2013閲覧.
- ↑ “「通勤ライナー号」運行開始のお知らせ”. じょうてつ (2014年3月19日). . 2014閲覧.
- ↑ “「通勤ライナー号」(南沢線)実験運行開始のお知らせ”. じょうてつ (2014年8月4日). . 2014閲覧.
- ↑ “「通勤ライナー号」運行継続のお知らせ”. じょうてつ (2014年11月26日). . 2014閲覧.
- ↑ “通勤ライナー号(南沢線)”. じょうてつ. . 2016閲覧.
- ↑ “「通勤ライナー号」乗降停留所追加のお知らせ”. じょうてつ (2014年7月25日). . 2014閲覧.
- ↑ “通勤ライナー号(藤野線)運行終了のお知らせ”. じょうてつ (2015年11月10日). . 2016閲覧.
- ↑ “路線バス運行経路の一部廃止および減便のお知らせ”. じょうてつ (2014年3月19日). . 2014閲覧.
- ↑ “藤野循環バス「ふじの〜る」運行のお知らせ (PDF)”. じょうてつ. 2016年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ “ふじの~るのご案内”. じょうてつ. . 2018-3-17閲覧.
- ↑ 新千歳空港(湯ったりライナー号)の「じょうてつ」での運行終了のお知らせ
- ↑ “消費税引上げに伴う路線バス(乗合バス)の運賃改定について”. じょうてつ. . 2016閲覧.
- ↑ “乗継割引制度の見直しについて (PDF)”. 札幌市交通局 (2010年10月29日). . 2018閲覧.
- ↑ “地下鉄と乗継割引制度におけるバス事業者負担の見直しについて (PDF)”. 札幌市交通局 (2010年10月29日). . 2018閲覧.
- ↑ “地下鉄とバスとの連絡運輸制度 (PDF)”. 札幌市. . 2012閲覧.
- ↑ “乗継割引制度の見直しについて (PDF)”. 札幌市交通局. . 2018閲覧.
- ↑ “共通乗車区間(定期券) (PDF)”. 札幌市交通局. . 2018閲覧.
- ↑ “都心内100円バス”. 札幌市. . 2012閲覧.
- ↑ “都心内100円バス(札幌市)実証実験の概要(平成13年9月〜12月) (PDF)”. 国土交通省. . 2012閲覧.
- ↑ “バス・市電でのSAPICAのサービス開始及びSAPICAエリアにおけるKitaca・Suica等の利用サービス開始について (PDF)”. 札幌ICカード協議会 (2013年3月14日). . 2016閲覧.
- ↑ “じょうてつバスカード・昼割回数券の販売および利用終了のお知らせ”. じょうてつ (2015年4月1日). . 2016閲覧.
- ↑ “交通局からのお知らせ (PDF)”. 札幌市交通局. . 2016閲覧.
- ↑ “一般貸切旅客自動車運送事業における営業区域の弾力的な運用について (PDF)”. 北海道運輸局. . 2018閲覧.
- ↑ “貸切バス事業者一覧 (PDF)”. 北海道運輸局. . 2018閲覧.
- ↑ “貸切バス会社一覧 (PDF)”. 北海道バス協会. . 2011閲覧.