くりこま高原駅

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ファイル:Kurikomakougen sta home.JPG
ホームに停車中の新幹線(2010年10月2日)

くりこま高原駅(くりこまこうげんえき)は、宮城県栗原市志波姫新熊谷(しわひめしんくまや)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北新幹線である。

営業キロ数は東北本線新田駅を準用し、乗車券部分については、当駅との選択乗車が可能である。

歴史

当駅は、地元(栗原郡内)自治体から、新幹線通勤に便利になるよう、請願して設置された「請願駅」である。

駅建設時の仮称は「栗原登米(くりはらとめ)」であった。当初は旧・栗原電鉄との交差点に、という案もあったものの、若柳町築館町が駅設置でお互い譲らず、中間に位置する水田に囲まれた何もない地点に開業しため、鉄道連絡計画は幻となった。

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅。通過線が無いため、ホームが直接本線に面しており、列車が目の前を320km/hで通過することになるため、可動式安全柵を装備している。駅完成当時は、12両編成対応のホームだったが[1]、現在はフル規格10両+ミニ新幹線規格7両の17両編成対応になっている。

直営駅駅長助役配置)。東北新幹線の単独駅であり、管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている。みどりの窓口(営業時間 6時30分 - 21時45分)、自動券売機指定席券売機・えきねっと専用機を含む)、新幹線自動改札機駅レンタカー営業所、待合室土産屋、観光案内所がある。以前は「びゅう旅センター」が設置されていた。

なお、DS-ATC化以前のATC回路は、閉塞信号のみ(場内、出発信号が無い)で、車両にある車上装置が地上装置からのATC信号ならびに自車の走行距離から現在位置を計算して、ATC制御を行っていた。

のりば

ホーム 路線 方向 行き先
11 ■東北・秋田・北海道新幹線 上り 仙台東京方面
12 下り 盛岡秋田新函館北斗方面

利用状況

宮城県県北全域から自家用車で当駅へ来て、仙台東京方面へ向かう旅客が多い。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 1,438
2001 1,415
2002 1,356
2003 1,323
2004 1,281
2005 1,251
2006 1,206
2007 1,202
2008 1,156
2009 1,090
2010 1,037
2011 1,002
2012 1,090
2013 1,119
2014 1,086
2015 1,096
2016 1,076
2017 1,077

駅周辺

駅周辺は田園風景が広がる。路線バス・タクシー乗り場が西口にある。東口には一般車の無料駐車場がある。

当駅の周辺開発が遅れているのは、農用地区域として土地利用が制限されていたため。駅周辺を含む、市内の迫川・二迫川・三迫川流域は「国営付帯県営灌漑(かんがい)排水場」の受益地として、2019年までは農業振興地域の除外ができない(農林水産省の同意や承認が必要)。

駅開業以降、周辺ではイオン2006年(平成18年)に部分除外を受けて、ショッピングセンターを出店したが、これまで大規模な開発はなかった。2016年(平成28年)、栗原市の「第2次市総合計画」で、駅周辺開発構想に触れている[2]

バス路線

東日本急行のりば
高速仙台金成線
栗原市民バスのりば
【若柳線】グリーン観光バス運行委託)
  • 志波姫総合支所前 - 沼崎 - 築館総合支所前 - 築館町 - 栗原中央病院行き
  • 伊豆野 - 迫桜高校入口 - 若柳病院 - 石越駅前行き
【岩ケ崎線】(グリーン観光バス運行委託)
  • 堀口 - 築館町 - 栗原中央病院 - 宮野 - 片子沢 - 岩ケ崎高校前 - 栗駒病院前行き
【栗原中央大橋線】(志波姫タクシー運行委託)
  • 志波姫総合支所前 - 沼崎 - 藤清水 - 栗原中央病院行き
【若柳地区市民バス 川南コース】(グリーン観光バス運行委託)
  • 伊豆沼湖畔・若柳畑岡地区経由 若柳病院行き
【志波姫地区市民バス】(志波姫タクシー運行委託) 
  • 北部コース
    • 志波姫刈敷地区経由 栗原中央病院行き
    • 志波姫総合支所前行き
  • 南部コース
    • 志波姫蓬田・大平地区経由 城内行き
    • 志波姫総合支所前行き
登米市民バスのりば
新田線ミヤコーバス佐沼営業所運行委託)
季節運行臨時路線バス 栗駒山方面 (ミヤコーバス築館営業所による運行)

その他

  • 東北新幹線内の週末パスのフリーエリアは当駅までである。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
■東北・秋田・北海道新幹線
古川駅 - くりこま高原駅 - 一ノ関駅

脚注

  1. 『新幹線50年史』 財団法人交通協力会、2015年、316頁。ISBN 978-4-330-56715-0 
  2. <くりこま高原駅>駅前開発議論スタートへ”. 河北新報 (2016年2月22日). 2016年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.

関連項目

外部リンク