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'''いとこ婚'''(いとここん、{{lang-en-short|cousincest}})は、[[いとこ]]同士の[[結婚]]のこと。[[近親婚]]({{lang-en-short|cousin marriage, consanguine marriage}})の範疇と見なされることがあるが、法的あるいは慣習的な可否は国家や民族、文化圏や地域社会によって異なる。
+
'''いとこ婚'''(いとここん、{{lang-en-short|cousincest}})
 
 
[[File:CousinMarriageWorld.svg|thumb|400px|
 
'''世界のいとこの結婚に関する法律'''
 
{{legend|#000099|結婚が可能としている地域}}
 
{{legend|#0066ff|宗教や文化に依存して許可している地域<sup>1</sup>}}
 
{{legend|#ec8028|地域社会に認められた上であれば可能としている地域}}
 
{{legend|#ff7777|特別な場合を除いていとことの結婚を禁止している地域}}
 
{{legend|#ff0000|刑罰を設けてはいないが法律上は禁止している地域}}
 
{{legend|#990000|性関係が場合によっては性犯罪となりうるとしている地域}}
 
{{legend|#c0c0c0|データなし}}
 
----
 
<sup>1</sup>[[インド]]、[[ヒンドゥー教]]を参照。
 
]]
 
== 概要 ==
 
[[File:Global prevalence of consanguinity.svg|300px|thumb|婚姻数全体に占める6親等([[はとこ]])より近い近親との婚姻の割合(%<ref>{{Cite web|url=http://www.consang.net/index.php/Global_prevalence_tables|title=Global prevalence tables - ConsangWiki - Consang.net|website=www.consang.net|access-date=2017年1月18日}}</ref><ref>{{Cite journal|last=Hammami|first=Abdelmajid|last2=Elgazzeh|first2=Mohamed|last3=Chalbi|first3=Noureddine|last4=Mansour|first4=Ben Abdallah|date=1 January 2005|title=[Endogamy and consanguinity in Mauritania]|journal=La Tunisie Medicale|volume=83|issue=1|pages=38–42|issn=0041-4131|pmid=15881720}}</ref>
 
{{legend|#ECE7F2|<1}}
 
{{legend|#D0D1E6|1–4}}
 
{{legend|#A6BDDB|5–9}}
 
{{legend|#74A9CF|10–19}}
 
{{legend|#3690C0|20–29}}
 
{{legend|#0570B0|30–39}}
 
{{legend|#045A8D|40–49}}
 
{{legend|#023858|50+}}
 
]]
 
 
 
[[日本]]では、4[[親等]]以上離れていれば直系でない限り[[血族]]同士の結婚も認められているため、いとこ婚が可能である<ref name=bittles1/>。古いデータではあるが、後藤源太郎の著書『近親結婚と母系制』に世界各地におけるいとこ婚の比率が記載されており、[[1931年]]([[昭和]]6年)の[[東京市]]で4.0%、[[1949年]]([[昭和]]24年)の[[長崎市]]で5.24%となっていた<ref name="harada">『インセスト幻想—人類最後のタブー』([[原田武]]、2001年) 35ページ ISBN 440924065X</ref>。1914年 - 1919年の[[フランス]]で0.97%、1925年 - 1939年の[[イングランド]]で0.40%、1925年 - 1950年の[[アメリカ合衆国]]の[[ボルチモア]]で0.05%となっており、欧米に比べれば高い<ref name="harada" />。ただし、1955年 - 1957年の[[イスラエル]]全土で5.22%と、当時の他の地域と比べて、日本在住の人々のいとこ婚の比率が突出しているわけではない<ref name="harada" />。なお、今日の日本では過去に比べいとこ婚の比率が減少したとされ、調査でいとこ婚の比率は全ての婚姻のうち1.6%だったという1983年の報告がある<ref>{{cite web|url=http://www.aiiku.or.jp/aiiku/jigyo/contents/kaisetsu/ks0411/ks0411.htm|title=子は親にどこまで似るか|author=高野貴子|publisher=日本子ども家庭総合研究所|date=2004年11月|accessdate=2011-09-29}}</ref><ref>{{cite journal|author=Imaizumi, Yoko|title=A recent survey of consanguineous marriages in Japan|journal=Clinical Genetics|year=1986|volume=30|issue=3|pages=230-233|pmid=3780039}}</ref>。
 
 
 
[[イスラーム]]文化圏では地域によって異なるが、[[サウジアラビア]]のような国では血縁が濃いことが喜ばれる傾向があるため、いとこ同士の[[お見合い|見合い]]婚が多い。[[恋愛結婚]]にしても、女性が顔を隠しているために、男性にとって恋愛対象になり得るのが顔を知っている従姉妹に限定されてしまうという事情がある。また、預言者[[ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ|ムハンマド]]の第7夫人ザイナブがムハンマドの従姉妹であることも、いとこ婚が推奨される背景になっている。[[クルアーン]](コーラン)に記述された、婚姻が禁じられた近親者の一覧<ref>22.あなたがたの父が結婚したことのある女と、結婚してはならない。過ぎ去った昔のことは問わないが。それは、恥ずべき憎むべきこと。忌まわしい道である。
 
 
 
23.あなたがたに禁じられている(結婚)は、あなたがたの母、女児、姉妹、父方のおば、母方のおば、兄弟の女児、姉妹の女児、授乳した乳母、同乳の姉妹、妻の母、あなたがたが関係している妻の生んだ養育中の養女、あなたがたがその妻と、未だ関係していないならばその連れ子を妻にしても罪はない。およびあなたがたの生んだ息子の妻、また同時に二人の姉妹を娶ること(も禁じられる)。過ぎ去った昔のことは問わないが。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。[http://www2.dokidoki.ne.jp/racket/sura004_jp.html (クルアーン第四「婦人章」(アン・ニサー) マディーナ啓示 176節より)]</ref>の中には、いとこは書かれていない。父方いとこ同士の結婚([[ビント・アンム婚]])は好ましいものとされており、特別な理由がない限り、女性が父方の従兄弟に当たる男性からの求婚を断ることができない、という慣習を持った地域も存在する<ref>http://www.geocities.jp/sarah_masr/marriage.htm</ref>。
 
 
 
ヨーロッパの王族、貴族の間では、いとこ婚が頻繁に行われている(関連項目の例を参照)。しかし本来は[[教会法]]に反する近親婚に当たるとされており、[[カトリック教会|カトリック]]の場合には教会から特別に赦免をもらったり、逆に離婚時にはこれを理由に用いて[[婚姻の無効|結婚を無効]]にする、といったことが行われていた。
 
 
 
他の文化圏の事情については[[近親婚]]も参照。
 
 
 
このように、いとこ婚の可否にはまず文化的な差異が大きく影響している。
 
 
 
== 研究 ==
 
=== 遺伝的な障害との関係 ===
 
;肯定的見解
 
:[[2002年]]([[平成]]14年)[[4月]]に「''Journal of Genetic Counseling''」で発表された研究では、アメリカ合衆国で収集された情報によれば子供の遺伝的危険度は一般的な交配でも3%程度存在する<ref name="jgc">{{cite journal|date=2002年4月|title=Genetic counseling and screening of consanguineous couples and their offspring: Recommendations of the National Society of Genetic Counselors|author=Bennett, Robin L. ''et al.''|journal=Journal of Genetic Counseling|publisher=Springer Science+Business Media|volume=11|issue=2|pages=97-119|doi=10.1023/A:1014593404915|url=http://www.springerlink.com/content/uxwm5qr18j5lgrdt/fulltext.pdf|format=PDF|accessdate=2011-07-28}}</ref>。またかつて日本の[[広島市]]と長崎市で調査された[[1965年]]([[昭和]]40年)発表のデータによれば、広島市が通常の児童期における致死率6.4%がいとこ交配で9.2%になり、長崎市で通常の児童期における致死率7.7%がいとこ交配で8.7%になっていたなどの調査結果が存在している<ref name="jgc" />。それらの研究を総合するといとこ同士が交配したところで子供の遺伝的な危険性は通常の婚姻の場合の遺伝的危険度に1.7 - 2.8%加わる程度に過ぎないと推定された<ref name="jgc" />。このリスクは40歳以上の高齢の女性の出産と同程度である。
 
 
 
;否定的見解
 
:[[BBC]]の報道によれば、[[イギリス]]に住む[[パキスタン]]人は55%がいとこと結婚している。いとこ婚する者の両親やその祖父母やその祖先もいとこ婚の結果である場合は、遺伝的には兄弟姉妹間の結婚に近い場合もある。このため遺伝子障害の発生率が、一般住民の13倍もの高率であり、[[バーミンガム]]ではいとこ婚のパキスタン系住民の子供の10人に1人は幼年期に死ぬ、あるいは重大な障害を起こしており、イギリスでは人口比で3%を少し超える程度のパキスタン人が、遺伝病の子供全体の少なくとも3分の1を占めている<ref>{{cite web|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/newsnight/4442010.stm|title=The risks of cousin marriage|language=英語|first=Justin|last=Rowlatt|publisher=BBC|date=2005-11-16|accessdate=2011-06-02}}</ref>。
 
 
 
=== 文化人類学におけるいとこ婚 ===
 
[[クロード・レヴィ=ストロース|レヴィ=ストロース]]はいとこ婚を、
 
*交差いとこ婚:兄妹や姉弟など、異性のきょうだいの子供同士が結婚する
 
*平行いとこ婚:兄弟や姉妹など、同性のきょうだいの子供同士が結婚する
 
の2つに分類した(さらにそれぞれを「父方~」と「母方~」に分け、4種類とすることもある)。『親族の基本構造』において彼は、当時「未開社会」とされていた社会において、いとこ婚の奨励が見られるのは、[[インセスト・タブー]]の全く無い原始社会から、タブーのある現代への「進化」の途上にあるからである、といったような構造主義以前の見方を退け、財の交換ないし贈与という視点から、数学的に記述することさえ可能な体系的な規則性があることを示し、[[族外婚]]の規則性を論じた。いとこ婚に関するこの分類方法は、その後も[[文化人類学]]で一般的に使用されている。
 
 
 
== 主な法制 ==
 
{{see also|近親婚}}
 
国にもよるが、いとこ婚(cousin marriage)は近親婚を意味し、その制限は近親度数に基づいて行われている。現在の近親度数の計算方法は、同じ祖父母を持つ子孫は近親度1度(いとこかその父母、first cousin)、同じ曽祖父母を持つ子孫は2度(はとこ、その父母・祖父母、second cousin)、同じ高祖父を持つ子孫は3度(third cousin)などとされている。
 
 
 
=== ヨーロッパ ===
 
[[中世前期]]のヨーロッパは[[ローマ帝国]]後期の慣習を引き継ぎ、[[カノン法]]に基づいて近親間の結婚を禁じていたが、次第に貴族[[氏族]]の近親関係が増えてゆき、最終的には限られた活動範囲で伴侶になる見込みのある相手を見つけることが容易でなくなった。例外的な婚姻(特免の結婚)やその婚姻による子を教会の保護対象とすることを認可されるには教会に莫大な支払いをする必要があり、その金額も次第に増加していった <ref>Constance B. Bouchard, 'Consanguinity and Noble Marriages in the Tenth and Eleventh Centuries', ''Speculum'', Vol. 56, No. 2 (April 1981), pp. 270, 271</ref>。
 
 
 
1215年、[[第4ラテラン公会議]]は7度以内だった近親婚の禁止の度数を4度以内(6~16親等以内)へと下げ<ref>{{cite web|url=http://www.ewtn.com/library/COUNCILS/LATERAN4.HTM#50|title=Lateran 4 - 1215|website=www.ewtn.com|accessdate=2018}}</ref><ref>John W. Baldwin, ''The Language of Sex: Five Voices from Northern France around 1200'' (Chicago: University of Chicago Press, 1994), p. 78</ref>、度数計算方法も改定した<ref name="CNM270">Constance B. Bouchard, 'Consanguinity and Noble Marriages in the Tenth and Eleventh Centuries', ''Speculum'', Vol. 56, No. 2 (April 1981), p. 270</ref>。それまでの計算方法は同じ祖先に行き着くまでの人数にそこから婚約相手までの人数を加える方式だったが、新法では単に同じ祖先に行き着くまでの数となった<ref name="CNM270"/>。
 
 
 
1215年以降は、特免を受けずとも4度までは婚姻可能という習慣が一般的に普及し、近親婚の全体的な経費は下がった<ref name="LSCS356">James A. Brundage, ''Law, Sex, and Christian Society in Medieval Europe'' (Chicago: University of Chicago Press, 1995), p. 356</ref> 。
 
 
 
19世紀になり女性の社会的な活動性が高まると教会法に基づく規則は次第に廃れ、19世紀には[[ハンガリー]]、[[スペイン]]では特免は政府によって行われるようになった<ref>[[#TheEssentialOttenheimer|Ottenheimer 1996]], p. 90.</ref>。
 
 
 
=== イギリス ===
 
1875年の[[チャールズ・ダーウィン]](1809-1882)の試算によれば[[イングランド]]では1度の近親婚の割合は全体で3.5%、中流階級では4.5%だった。貴族階級の中では1819年生まれの[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア女王]]と[[アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)|アルバート]]との婚姻が傑出した例外となっているが<ref>{{cite web|url=https://www.independent.co.uk/news/science/theres-nothing-wrong-with-cousins-getting-married-scientists-say-1210072.html|title=There's nothing wrong with cousins getting married, scientists say|date=24 December 2008|publisher=|accessdate=24 December 2008}}</ref>{{sfn|Darwin|1875}}、20世紀にはいとこ婚の割合は1%にまで下がった<ref>Ottenheimer. p. 81.</ref>。
 
 
 
[[スコットランド]]の精神科医で学会副委員長の{{仮リンク|アーサー・ミッチェル|en|Arthur_Mitchell_(physician)|preserve=1}}(1826-1909)は論文で、近親婚の子孫への悪影響に関するダーウィンやアラン・ハス(Alan Huth)の結論の大きな矛盾を指摘し、[[血縁]]の悪影響は適切な住環境によって部分的に解決ができるという仮説を立てたが<ref>Ottenheimer. p. 84</ref><ref>{{cite news |url = https://www.theguardian.com/science/2009/jan/19/charles-darwin |title = 'We ought to be exterminated' |publisher = The Guardian |date = 19 January 2009 |first = Steve |last = Jones | location=London}}</ref>、実際にはそのデータは仮説を証明しうるものではなかった<ref>{{cite book |title=Forbidden Relatives: The American Myth of Cousin Marriage |last=Ottenheimer |first=Martin |year=1996 |publisher=University of Illinois |chapter=Chapter 4}}</ref><ref>{{cite web|url=http://latimesblogs.latimes.com/booster_shots/2010/05/darwin-marriage-first-cousin-genetic-problems.html|title=Kissin' cousins meant health problems for Charles Darwin's children, researchers say|date=5 May 2010|publisher=|accessdate=2010年5月5日}}</ref>。
 
 
 
2002年には『[[タイム (雑誌)|タイム]]』誌が男女人口差による男性の結婚難により、いとこ婚が増加していることを報じた<ref>Hannah Beech Nanliang. [http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,250060,00.html In Rural China, It's a Family Affair]. ''[[Time (magazine)|Time]]''. 27 May 2002.</ref> 。
 
 
 
=== アメリカ合衆国 ===
 
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、いとことの結婚は25の[[アメリカ合衆国の州|州]]で禁止されている。また、別の6州では特殊事情の下でのみいとことの結婚が許可されており、例えば[[ユタ州]]は双方の[[配偶者]]が年齢65歳以上もしくは年齢55歳以上で性的不能に関する証拠を持つ場合に限定して可能となっている。残る19の州及び[[ワシントンD.C.|コロンビア特別区]]では2008年現在、いとこ婚は制限無しで許可されている。
 
 
 
=== 南アジア ===
 
[[インド]]は多宗教国家であるため、一律にいとこ婚の可否を決定することが出来ず、[[異宗婚]]の場合に用いられる婚姻法では原則禁止としているが、同宗婚の場合は個々の宗教法に従うことになるため、イスラームを信仰している場合は可能ということになる。
 
 
 
=== 東・東南アジア ===
 
[[韓国]]は1997年まで3度以内の近親同士(高祖父母が同じ近親)の婚姻と、同姓で同地域出身者同士の婚姻を禁じていた<ref>Article 809 of the Korean Civil Code and {{Cite journal
 
|url=http://www.ccourt.go.kr/home/english/download/decision_10years.pdf
 
|title=THE FIRST TEN YEARS OF THE KOREAN CONSTITUTIONAL COURT
 
|publisher=Constitutional Court of Korea
 
|page=242 (p.256 of the PDF)
 
|postscript={{inconsistent citations}}
 
|ref=harv
 
|deadurl=yes
 
|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120219184747/http://www.ccourt.go.kr/home/english/download/decision_10years.pdf
 
|archivedate=19 February 2012
 
|df=
 
}}を参照。</ref>。
 
 
 
[[台湾]]、[[北朝鮮]]、[[フィリピン]]はいとこ同士(1度の近親)の婚姻を禁じている<ref>[http://www.chanrobles.com/executiveorderno209.htm Family Code of the Philippines]. Article 38.</ref>。
 
 
 
[[日本]]では上述の通り、近年は割合は下がっているものの、法的にはいとこ婚は認められている。
 
 
 
[[中国]]はかつて農業地域ではいとこ婚も行われていたが、1981年の婚姻法で禁止された<ref name=bittles1>{{cite techreport
 
| first=Alan H.
 
| last=Bittles
 
| title=A Background Summary of Consanguineous Marriage
 
| institution=Edith Cowan University
 
| date=May 2001
 
| url=http://www.consang.net/images/d/dd/01AHBWeb3.pdf
 
}}</ref><ref name="ReferenceC">Bittles 1991, p. 780</ref><ref name="Bittles">Bittles 2009</ref>。
 
{{仮リンク|中国婚姻法|en|Marriage Law of the People's Republic of China|preserve=1}}は男女が直系の近親にあるときと、傍系の近親であり近親度が3度以内のときの婚姻を禁じている<ref name=Marriage>{{cite web
 
| title = Marriage Law of the People's Republic of China
 
| work = Marriage Law of the People's Republic of China
 
| publisher = Consulate-General of the People's Republic of China in New York
 
| date = 14 November 2003
 
| url = http://www.nyconsulate.prchina.org/eng/lsqz/laws/t42222.htm
 
| accessdate= 2012年7月1日}}</ref>。
 
 
 
[[ベトナム]]は2000年の婚姻家族法により3度以内の近親同士の婚姻を禁じた<ref>{{cite web|title=The Marriage and Family Law|publisher=Ministry of Justice (Vietnam)|accessdate=2013年6月28日|url=http://www.moj.gov.vn/vbpq/en/Lists/Vn%20bn%20php%20lut/View_Detail.aspx?ItemID=373}}</ref><ref>{{cite journal|url=http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1525/aa.1945.47.1.02a00050/pdf|title=OBSERVATIONS ON CROSS-COUSIN MARRIAGE IN CHINA|author1=Francis I.|author2=K. Hsu|journal=American Anthropologist|volume=47J|issue=1|date=28 October 2009|doi=10.1525/aa.1945.47.1.02a00050|pages=83–103}}</ref>。
 
 
 
== いとこと結婚した著名人 ==
 
{{See also|いとこ同士の夫婦一覧}}
 
*以下に挙がっている人物の中には、いとこの他により近い血縁者とも結婚していた例(異母[[兄弟姉妹婚]]や[[叔姪婚]])が含まれるが、ここでは言及しない。
 
*※は父方・母方双方でいとこ同士を示す。
 
*日本においては、甥を[[養子]]とする際に娘と結婚させて[[入婿]]の形にもする例がある。全てがこれに当てはまるわけではないが、養親の実子と養子の結婚を◆で示す。
 
 
 
=== ヨーロッパの君主 ===
 
ヨーロッパの王侯貴族の間では上述の通り、いとこ婚が頻繁に、時には何世代にもわたって行われている。いとこ婚の事例は枚挙に暇がないため、ここで挙げるのは君主の例、および君主が兄弟姉妹とともにいとこ婚を行った例にとどめる。
 
 
 
==== 兄弟姉妹ともにいとこ婚 ====
 
*[[ナポリ王国|ナポリ]]王家([[アンジュー=シチリア家]]の同族間)
 
**ナポリ女王[[ジョヴァンナ1世・ダンジョ|ジョヴァンナ1世]] - 2番目の夫ターラント公ルイージ(従兄)
 
**マリア(ジョヴァンナ1世の妹) - 3番目の夫ターラント公フィリッポ2世(従兄弟、ルイージの弟)
 
*[[カスティーリャ王国|カスティーリャ]]王家 - [[アラゴン王国|アラゴン]]王家(共に[[トラスタマラ家]])
 
**カスティーリャ王[[フアン2世 (カスティーリャ王)|フアン2世]] - 最初の王妃[[マリア・デ・アラゴン (カスティーリャ王妃)|マリア]](従姉、アルフォンソ5世の姉)
 
**アラゴン王[[アルフォンソ5世 (アラゴン王)|アルフォンソ5世]] - 王妃[[マリア・デ・カスティーリャ|マリア]](従妹、フアン2世の姉)
 
*スペイン王家([[ハプスブルク家]]) - ポルトガル王家([[アヴィシュ王朝|アヴィシュ家]])
 
**スペイン王カルロス1世(神聖ローマ皇帝[[カール5世 (神聖ローマ皇帝)|カール5世]]) - 王妃(皇后)[[イザベラ・フォン・ポルトゥガル|イザベラ]](従妹、ジョアン3世の妹)
 
**ポルトガル王[[ジョアン3世 (ポルトガル王)|ジョアン3世]] - 王妃[[カタリナ・デ・アウストリア|カタリナ]](従妹、カルロス1世の妹)
 
*スペイン王家(ハプスブルク家) - ポルトガル王家(アヴィシュ家):いずれも上記2組の夫婦の子供※
 
**スペイン王[[フェリペ2世 (スペイン王)|フェリペ2世]] - 最初の妃[[マリア・マヌエラ・デ・ポルトゥガル|マリア・マヌエラ]](従妹、ジョアン・マヌエルの姉)
 
**ポルトガル王子[[ジョアン・マヌエル・デ・ポルトゥガル|ジョアン・マヌエル]]([[セバスティアン1世 (ポルトガル王)|セバスティアン1世]]の父) - 妃[[フアナ・デ・アウストリア|ジョアナ]](従姉、フェリペ2世の妹)
 
*[[ロレーヌ公]]([[ロレーヌ家|ヴォーデモン家]]の同族間)
 
**ロレーヌ公[[シャルル4世 (ロレーヌ公)|シャルル4世]] - 妃[[ニコル・ド・ロレーヌ|ニコル]](従妹)
 
**ロレーヌ公[[ニコラ2世 (ロレーヌ公)|ニコラ2世]](シャルル4世の弟) - 妃[[クロード・フランソワーズ・ド・ロレーヌ|クロード]](従姉妹、ニコルの妹)
 
*[[ハプスブルク=ロートリンゲン家]] - [[シチリア・ブルボン朝|ブルボン=シチリア家]]※
 
**神聖ローマ皇帝[[フランツ2世]] - 2番目の妃[[マリア・テレジア・フォン・ネアペル=ジツィーリエン|マリア・テレジア]](従妹、フランチェスコ1世とルイーザ・マリアの姉)
 
**:<nowiki>*</nowiki>3番目の妃[[マリア・ルドヴィカ・フォン・エスターライヒ=エステ|マリア・ルドヴィカ]]も従妹
 
**トスカーナ大公[[フェルディナンド3世 (トスカーナ大公)|フェルディナンド3世]](フランツ2世の弟) - 妃[[ルイーザ・マリア・ディ・ボルボーネ=ドゥエ・シチリエ|ルイーザ・マリア]](従妹、フランチェスコ1世の姉)
 
**両シチリア王[[フランチェスコ1世 (両シチリア王)|フランチェスコ1世]] - 最初の妃[[マリーア・クレメンティーナ・ダウストリア|マリーア・クレメンティーナ]](従姉、フェルディナンド3世の妹)
 
**:<nowiki>*</nowiki>2番目の妃[[マリーア・イザベッラ・ディ・スパーニャ|マリーア・イザベッラ]]も従妹
 
 
 
==== 古代ヨーロッパの君主 ====
 
*マケドニア王[[アミュンタス4世]] - 王妃{{仮リンク|キュナネ|en|Cynane}}が従姉妹
 
*ローマ皇帝[[マルクス・アウレリウス・アントニヌス]] - 皇后[[アンニア・ガレリア・ファウスティナ・ミノル|小ファウスティナ]]が従妹
 
 
 
==== イギリスの君主 ====
 
*イングランド王[[ウィリアム3世 (イングランド王)|ウィリアム3世]]と女王[[メアリー2世 (イングランド女王)|メアリー2世]](従兄妹)
 
*スコットランド女王[[メアリー (スコットランド女王)|メアリー1世]] - 2番目の夫ダーンリー卿[[ヘンリー・ステュアート (ダーンリー卿)|ヘンリー]]が従弟
 
*イギリス王[[ジョージ1世 (イギリス王)|ジョージ1世]] - 妃[[ゾフィア・ドロテア・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルク|ゾフィア・ドロテア]]が従妹
 
*イギリス王[[ジョージ4世 (イギリス王)|ジョージ4世]] - 王妃[[キャロライン・オブ・ブランズウィック|キャロライン]]が従妹
 
*イギリス女王[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア]] - 王配[[アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)|アルバート]]が従弟
 
 
 
==== イタリア諸邦の君主 ====
 
*シチリア王[[マルティーノ1世 (シチリア王)|マルティーノ1世]]と女王[[マリア (シチリア女王)|マリア]](従姉弟)
 
*ナポリ王[[カルロ3世 (ナポリ王)|カルロ3世]] - 王妃[[マルゲリータ・ディ・ドゥラッツォ|マルゲリータ]]が従妹
 
*ナポリ王[[フェルディナンド1世 (ナポリ王)|フェルディナンド1世]] - 2番目の王妃[[ジョヴァンナ・ダラゴナ|ジョヴァンナ]]が従妹
 
*エトルリア王[[ルドヴィーコ1世・ディ・ボルボーネ|ルドヴィーコ1世]] - 妃[[マリーア・ルイーザ・ディ・スパーニャ|マリア・ルイーザ]]が従妹
 
*サヴォイア公[[フィリベルト1世・ディ・サヴォイア|フィリベルト1世]] - 妃[[ビアンカ・マリア・スフォルツァ|ビアンカ・マリア]]が従妹
 
*サヴォイア公[[カルロ・エマヌエーレ2世]] - 最初の妃[[フランソワーズ・マドレーヌ・ドルレアン|フランチェスカ・マッダレーナ]]が従妹
 
*サルデーニャ王[[カルロ・エマヌエーレ3世]] - 3番目の王妃[[エリザベッタ・テレーザ・ディ・ロレーナ|エリザベッタ・テレーザ]]が従妹
 
*イタリア王[[ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世]] - 最初の妃[[マリーア・アデライデ・ダズブルゴ=ロレーナ|マリーア・アデライデ]]が従妹
 
*イタリア王[[ウンベルト1世]] - 王妃[[マルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァ|マルゲリータ]]が従妹
 
*ミラノ公[[ジャン・ガレアッツォ・スフォルツァ]] - 妃[[イザベラ・ダラゴナ|イザベッラ]]が従妹
 
*パルマ公[[ラヌッチョ2世・ファルネーゼ|ラヌッチョ2世]] - 最初の妃[[イザベッラ・デステ (パルマ公妃)|イザベッラ]]、2番目の妃[[マリーア・デステ|マリア]](イザベッラの妹)が従妹。
 
*トスカーナ大公[[フェルディナンド2世・デ・メディチ]] - 妃[[ヴィットーリア・デッラ・ローヴェレ|ヴィットーリア]]が従妹
 
*トスカーナ大公[[レオポルド2世 (トスカーナ大公)|レオポルド2世]] - 妃[[マリア・アントニア・ディ・ボルボーネ=ドゥエ・シチリエ|マリア・アントニア]]が従妹
 
*マントヴァ公[[ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガ|ヴィンチェンツォ1世]] - 2番目の妃[[エレオノーラ・デ・メディチ|エレオノーラ]]が従妹
 
 
 
==== オーストリア・ドイツ諸邦の君主 ====
 
*神聖ローマ皇帝[[マクシミリアン2世 (神聖ローマ皇帝)|マクシミリアン2世]] - 皇后[[マリア・デ・アブスブルゴ|マリア]]が従妹
 
*神聖ローマ皇帝[[マティアス (神聖ローマ皇帝)|マティアス]] - 皇后[[アンナ・フォン・ティロル|アンナ]]が従妹
 
*神聖ローマ皇帝[[フェルディナント2世 (神聖ローマ皇帝)|フェルディナント2世]] - 最初の妃[[マリア・アンナ・フォン・バイエルン (1574-1616)|マリア・アンナ]]が従姉
 
*神聖ローマ皇帝[[フェルディナント3世 (神聖ローマ皇帝)|フェルディナント3世]] - 最初の皇后[[マリア・アナ・デ・アウストリア|マリア・アンナ]]、2番目の皇后[[マリア・レオポルディーネ・フォン・ティロル|マリア・レオポルディーネ]]が従妹
 
*オーストリア皇帝[[フランツ・ヨーゼフ1世]] - 皇后[[エリーザベト (オーストリア皇后)|エリーザベト]]が従妹
 
*プロイセン王[[フリードリヒ1世 (プロイセン王)|フリードリヒ1世]] - 最初の妃エリーザベト・ヘンリエッテが従妹
 
*プロイセン王[[フリードリヒ・ヴィルヘルム1世 (プロイセン王)|フリードリヒ・ヴィルヘルム1世]] - 王妃[[ゾフィー・ドロテア・フォン・ハノーファー|ゾフィー・ドロテア]]が従姉
 
*プロイセン王[[フリードリヒ・ヴィルヘルム2世 (プロイセン王)|フリードリヒ・ヴィルヘルム2世]] - 最初の妃[[エリーザベト・クリスティーネ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル (1746-1840)|エリーザベト・クリスティーネ]]が従妹
 
*ハノーファー王[[エルンスト・アウグスト (ハノーファー王)|エルンスト・アウグスト]] - 王妃[[フリーデリケ・フォン・メクレンブルク=シュトレーリッツ|フリーデリケ]]が従妹
 
*ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公[[カール・アレクサンダー (ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公)|カール・アレクサンダー]] - 妃[[ソフィー・ファン・オラニエ=ナッサウ|ゾフィー]]が従妹
 
*ヘッセン大公[[ルートヴィヒ1世 (ヘッセン大公)|ルートヴィヒ1世]] - 妃[[ルイーゼ・フォン・ヘッセン=ダルムシュタット (1761-1829)|ルイーゼ]]が従妹
 
*ヘッセン大公[[エルンスト・ルートヴィヒ (ヘッセン大公)|エルンスト・ルートヴィヒ]] - 最初の妃[[ヴィクトリア・メリタ・オブ・サクス=コバーグ=ゴータ|ヴィクトリア・メリタ]]が従妹
 
*ヘッセン=カッセル方伯[[カール (ヘッセン=カッセル方伯)|カール]] - 妃[[アマーリア・フォン・クールラント|アマーリア]]が従妹
 
*ヘッセン選帝侯[[ヴィルヘルム1世 (ヘッセン選帝侯)|ヴィルヘルム1世]] - 妃[[ヴィルヘルミーネ・カロリーネ・ア・ダンマーク|ヴィルヘルミーネ・カロリーネ]]が従妹
 
*バイエルン選帝侯[[マクシミリアン1世 (バイエルン選帝侯)|マクシミリアン1世]] - 最初の妃エリーザベトが従妹
 
*バイエルン選帝侯[[マクシミリアン3世ヨーゼフ (バイエルン選帝侯)|マクシミリアン3世ヨーゼフ]] - 妃[[マリア・アンナ・ゾフィア・フォン・ザクセン|マリア・アンナ・ゾフィア]]が従姉
 
*バイエルン選帝侯[[カール・テオドール (バイエルン選帝侯)|カール・テオドール]] - 最初の妃[[エリーザベト・アウグステ・フォン・プファルツ=ズルツバッハ|エリーザベト・アウグステ]]が従姉
 
*ザクセン選帝侯[[フリードリヒ・クリスティアン (ザクセン選帝侯)|フリードリヒ・クリスティアン]] - 妃[[マリア・アントーニア・フォン・バイエルン|マリア・アントーニア]]が従妹
 
*ヴュルテンベルク王[[ヴィルヘルム1世 (ヴュルテンベルク王)|ヴィルヘルム1世]] - 2番目の妃[[エカテリーナ・パヴロヴナ|エカチェリーナ・パヴロヴナ]]、3番目の妃[[パウリーネ・フォン・ヴュルテンベルク (1800-1873)|パウリーネ]]が従妹
 
**ヴィルヘルム1世はエカチェリーナ・パヴロヴナにとって2番目の夫であったが、最初の夫[[ゲオルク・フォン・オルデンブルク]]も従兄であった。
 
*アンハルト=デッサウ公[[レオポルト3世 (アンハルト=デッサウ公)|レオポルト3世]] - 妃[[ルイーゼ・フォン・ブランデンブルク=シュヴェート|ルイーゼ]]が従妹
 
*[[シャウムブルク=リッペ]]侯[[アドルフ1世ゲオルク (シャウムブルク=リッペ侯)|アドルフ1世ゲオルク]] - 妃ヘルミーネが従妹
 
*リヒテンシュタイン侯[[ヨハン・アダム・アンドレアス]] - 妃エルトムーテが従姉妹
 
*リヒテンシュタイン侯[[ヨーゼフ・ヴェンツェル]] - 妃アンナ・マリアが従妹
 
 
 
==== スペイン・ポルトガルの君主 ====
 
*レオン王[[アルフォンソ9世 (レオン王)|アルフォンソ9世]] - 最初の王妃テレサが従妹
 
*カスティーリャ王[[アルフォンソ11世 (カスティーリャ王)|アルフォンソ11世]] - 王妃[[マリア・デ・ポルトゥガル (カスティーリャ王妃)|マリア]]が従妹※
 
*カスティーリャ王[[エンリケ4世 (カスティーリャ王)|エンリケ4世]] - 最初の妃[[ブランカ2世|ブランカ]]が従姉、2番目の妃[[フアナ・デ・ポルトゥガル|フアナ]]が従妹
 
*スペイン王[[カルロス4世 (スペイン王)|カルロス4世]] - 王妃[[マリア・ルイサ・デ・パルマ|マリア・ルイサ]]が従妹
 
*スペイン女王[[イサベル2世 (スペイン女王)|イサベル2世]] - [[王配]][[フランシスコ・デ・アシース・デ・ボルボーン|フランシスコ]]が従兄※
 
*スペイン王[[アルフォンソ12世 (スペイン王)|アルフォンソ12世]] - 最初の王妃[[マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・オルレアンス|マリア・デ・ラス・メルセデス]]が従妹
 
*スペイン王[[フェルナンド7世 (スペイン王)|フェルナンド7世]] - 最初の妃[[マリア・アントニア・デ・ナポレス・イ・シシリア|マリア・アントニア]]が従妹
 
*ポルトガル王[[アフォンソ5世 (ポルトガル王)|アフォンソ5世]] - 最初の王妃[[イザベル・デ・コインブラ|イザベル]]が従妹
 
*ポルトガル王[[ジョアン2世 (ポルトガル王)|ジョアン2世]] - 王妃[[レオノール・デ・ヴィゼウ|レオノール]]が従妹
 
 
 
==== フランス・ネーデルラント諸邦の君主 ====
 
*フランス王[[シャルル4世 (フランス王)|シャルル4世]] - 最後の王妃[[ジャンヌ・デヴルー|ジャンヌ]]が従妹
 
*フランス王[[ルイ14世 (フランス王)|ルイ14世]] - 王妃[[マリー・テレーズ・ドートリッシュ|マリー・テレーズ]]が従妹※
 
*ブラバント公[[ジャン4世 (ブラバント公)|ジャン4世]] - 妻[[ジャクリーヌ・ド・エノー|ジャクリーヌ]]が従姉
 
*ブルゴーニュ公[[シャルル (ブルゴーニュ公)|シャルル]] - 2番目の妃[[イザベル・ド・ブルボン|イザベル]]が従妹
 
*オランダ王[[ウィレム1世 (オランダ王)|ウィレム1世]] - 王妃[[ヴィルヘルミーネ・フォン・プロイセン (1774-1837)|ウィルヘルミナ]]が従妹
 
*オランダ王[[ウィレム3世 (オランダ王)|ウィレム3世]] - 最初の王妃[[ゾフィー・フォン・ヴュルテンベルク|ソフィア]]が従妹
 
*ルクセンブルク大公[[シャルロット (ルクセンブルク大公)|シャルロット]] - 夫[[フェリックス・ド・ブルボン=パルム|フェリックス]]が従兄
 
 
 
==== 東欧・北欧諸国の君主 ====
 
*ポーランド王[[ヴワディスワフ4世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ4世]] - 最初の王妃[[ツェツィーリア・レナータ・フォン・エスターライヒ|ツェツィーリア・レナータ]]が従妹
 
*デンマーク王[[フレゼリク2世 (デンマーク王)|フレゼリク2世]] - 王妃[[ゾフィー・フォン・メクレンブルク|ソフィー]]が従妹
 
*デンマーク王[[クリスチャン7世 (デンマーク王)|クリスチャン7世]] - 王妃[[キャロライン・マティルダ・オブ・ウェールズ|カロリーネ・マティルデ]]が従妹
 
*デンマーク王[[フレデリク6世 (デンマーク王)|フレゼリク6世]] - 王妃[[マリー・フォン・ヘッセン=カッセル (1767-1852)|マリー・ソフィー]]が従姉
 
*デンマーク王[[クリスチャン8世 (デンマーク王)|クリスチャン8世]] - 最初の妃[[シャルロッテ・フリーデリケ・ツー・メクレンブルク|シャルロッテ・フリーデリケ]]が従妹
 
*ノルウェー王[[ホーコン7世]] - 王妃[[モード (ノルウェー王妃)|モード]]が従姉
 
*ノルウェー王[[オーラヴ5世 (ノルウェー王)|オーラヴ5世]] - 妃[[マッタ・アヴ・スヴェーリエ|マッタ]]が従妹
 
*スウェーデン王[[フレドリク1世 (スウェーデン王)|フレドリク1世]] - 最初の妃[[ルイーゼ・フォン・プロイセン (1680-1705)|ルイーゼ]]が従妹
 
*スウェーデン王[[カール13世 (スウェーデン王)|カール13世]] - 王妃[[ヘートヴィヒ・エリーザベト・シャルロッテ・フォン・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゴットルプ|ヘートヴィヒ・エリーザベト]]が従妹
 
 
 
==== その他 ====
 
*キプロス女王[[シャルロット・ド・リュジニャン|シャルロット]]と王[[ルイ・ド・サヴォワ (ジュネーヴ伯)|ルイ・ド・サヴォワ]](従兄妹)
 
 
 
=== 日本の天皇・皇族・貴族・武家 ===
 
*天皇
 
**[[崇峻天皇]] - 妃[[河上娘|蘇我河上娘]]が従妹
 
**[[弘文天皇]] - 妃[[十市皇女]]が従妹
 
**[[平城天皇]] - 贈皇后[[藤原帯子]]が従姉妹
 
**[[仁明天皇]] - 女御[[橘影子]]が従姉妹
 
**[[文徳天皇]] - 女御[[藤原明子 (染殿后)|藤原明子]]、女御[[藤原多賀幾子]]が従姉妹
 
**[[醍醐天皇]] - 女御[[藤原能子]]、女御[[藤原和香子]]、更衣[[源封子]]が従姉妹
 
**[[冷泉天皇]] - [[中宮]][[昌子内親王]]が従姉、女御[[藤原懐子]]が従姉、女御[[藤原超子]]が従妹
 
**[[円融天皇]] - 最初の中宮[[藤原媓子]]が従姉、女御[[藤原詮子]]が従妹
 
**[[花山天皇]] - 女御[[婉子女王]]が従妹
 
**[[一条天皇]] - 最初の中宮[[藤原定子]]が従姉、次の中宮[[藤原彰子|上東門院彰子]]が従妹
 
**[[三条天皇]] - 中宮[[藤原妍子]]、東宮女御[[藤原原子]]が従妹
 
**[[後朱雀天皇]] - 皇后[[禎子内親王]]が従妹
 
**[[後冷泉天皇]] - 中宮[[章子内親王]]が従妹※、皇后[[藤原寛子 (藤原頼通女)|藤原寛子]]が従妹、皇后[[藤原歓子]]が従姉
 
**[[後三条天皇]] - 中宮[[馨子内親王]]が従姉
 
**[[鳥羽天皇]] - 中宮[[藤原璋子]]が従姉
 
**[[後白河天皇]] - 親王妃[[源懿子 (後白河天皇妃)|源懿子]]が従姉
 
**[[高倉天皇]] - 中宮[[平徳子]]が従姉
 
**[[四条天皇]] - 女御[[九条彦子]]が従姉
 
**[[亀山天皇]] - 中宮[[西園寺嬉子]]が従妹
 
**[[後宇多天皇]] - 妃[[れい子内親王|姈子内親王]]が従妹
 
**[[光厳天皇]] - 妃[[懽子内親王]]、妃[[寿子内親王]]が従妹
 
**[[後西天皇]] - 女御[[明子女王]]が従妹
 
*[[聖徳太子]] - 正妃[[菟道貝蛸皇女]]が従姉妹※
 
*[[川島皇子]] - 正妃[[泊瀬部皇女]]が従妹
 
*[[長屋王]] - 正妃[[吉備内親王]]が従妹※
 
*[[藤原仲麻呂]] - 正室[[藤原袁比良]]が従妹
 
*[[大伴家持]] - 正室[[坂上大嬢]]が従妹
 
*[[九条道家]] - 正室[[西園寺倫子]]が従姉
 
*[[北条貞時]] - 正室([[北条宗政]]の娘)が従姉妹
 
*[[足利泰氏]] - 正室([[北条時氏]]の娘)が従姉妹
 
*[[足利義尚]] - 正室([[日野勝光]]の娘)が従姉妹
 
*[[足利義輝]] - 正室([[近衛稙家]]の娘)が従姉妹
 
*[[朝倉宗滴]] - 正室([[朝倉景冬]]の娘)が従姉妹
 
*[[尼子晴久]] - 正室([[尼子国久]]の娘)が従姉妹
 
*[[北条氏繁]] - 正室[[七曲殿 (北条氏繁正室)|七曲殿]]が従姉妹
 
*[[大友義統]] - 正室[[尊寿院]]が従姉妹
 
*[[織田信清]] - 正室[[犬山殿]]が従姉妹
 
*[[前田利家]] - 正室[[芳春院]]が従妹
 
*[[直江兼続]] - 正室[[お船の方]]が従姉(異説もある)
 
*[[真田信之]] - 正室(のち側室)[[清音院殿]]が従姉妹
 
*[[真田幸政]] - 正室([[真田昌幸]]の娘)が従姉妹
 
*[[熊谷直清 (戦国武将)|熊谷直清]] - 正室([[熊谷直続]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[松平康忠]] - 正室矢田姫が従姉妹
 
*[[豊臣秀保]] - 正室おきく([[豊臣秀長]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[武田信玄]]の息子・娘婿
 
**[[武田義信]] - 正室[[嶺松院]]が従姉妹
 
**[[穴山信君]] - 正室[[見性院 (穴山梅雪正室)|見性院]]が従姉妹
 
*[[浅井三姉妹]]の夫・息子・娘婿・孫
 
**[[佐治一成]] - 正室[[崇源院|小督]](のちに[[徳川秀忠]]の正室)、継室[[於振]]が従妹
 
**[[京極高次]] - 正室[[常高院|初]]が従妹
 
**[[豊臣秀頼]] - 正室[[千姫]]が従妹
 
**[[松平忠直]] - 正室[[天崇院|勝姫]]が従妹
 
**[[松平光長]] - 正室土佐が従姉妹
 
**[[九条道房]] - 正室[[廉貞院|鶴姫]]が従妹
 
**[[二条光平]] - 正室[[賀子内親王|賀子]]が従妹
 
[[File:Edotenno.jpg|thumb|450px|[[江戸時代]]の天皇家系図]]
 
*[[閑院宮典仁親王]] - [[御息所]]成子内親王が従姉
 
*[[御三卿]]徳川家及びその出身者
 
**[[徳川斉朝]](尾張藩主) - 正室淑姫が従姉妹
 
**[[徳川斉荘]](田安家当主、尾張藩主) - 正室猶姫が従姉
 
**[[徳川斉礼]](一橋家当主) - 正室近姫が従姉
 
**[[徳川斉位]](一橋家当主) - 正室永姫が従妹
 
*[[長州藩]][[毛利氏|毛利家]]およびその分家
 
**[[毛利輝元]] - 正室南の方([[宍戸隆家]]の娘)が従妹
 
**[[吉川元長]] - 正室(宍戸隆家の娘)が従姉妹
 
**[[毛利元鎮]] - 正室([[穂井田元清]]の娘)が従姉妹
 
**[[毛利綱広]] - 正室高寿院が従姉妹
 
**[[毛利吉元]] - 正室法林院が従姉妹
 
**[[毛利匡邦]] - 正室長子が従姉妹
 
**[[吉川元光]] - 妻芳子が従妹◆
 
**[[小早川四郎]] - 妻式子が従妹
 
*[[薩摩藩]][[島津氏|島津家]]およびその分家
 
**[[島津久保]]、[[島津忠恒]] - 正室[[島津亀寿|亀寿]]が従姉妹(亀寿は久保の死後にその弟・忠恒と再婚した)
 
**[[北郷久定]]◆、[[島津忠長 (都城島津氏)|島津忠長]] - 正室千代松が従姉妹(千代松は久定の死後にその弟・忠長と再婚した)
 
**[[島津久光]] - 正室千百子が従妹◆
 
**[[島津忠義]] - 先妻[[島津てる子|暐子]]◆、後妻寧子◆が従妹
 
**[[島津珍彦]] - 妻典子が従妹
 
**[[島津長丸]] - 妻[[島津治子|治子]]が従妹
 
**[[島津久寛 (都城島津氏)|島津久寛]]、島津雄五郎([[島津忠欽]]の長男) - 妻明子が従姉妹(明子は久寛と離縁の後に雄五郎と再婚した)
 
*[[徳島藩]][[蜂須賀氏|蜂須賀家]]
 
**[[蜂須賀忠英]] - 正室[[齢昭院|繁姫]]が従姉妹
 
**[[蜂須賀光隆]] - 正室金が従姉妹
 
*[[柳河藩]][[立花氏|立花家]]およびその分家
 
**[[立花貞晟]]- 正室智恵姫が従姉妹
 
**[[立花鑑寿]] - 正室美勢子が従姉妹
 
**[[立花鑑賢]] - 正室登勢子が従姉妹◆
 
**[[立花寿俶]] - 妻正覚院が従姉妹
 
*[[長尾氏|越後長尾家]]、[[米沢藩]][[上杉氏|上杉家]]およびその出身者、分家
 
**[[長尾晴景]] - 正室([[上杉定実]]の娘)が従姉妹
 
**[[上杉斉定]] - 正室三姫が従姉妹
 
**[[上杉勝承]] - 正室([[片桐貞音]]の娘)が従姉妹
 
**[[上杉勝義]] - 正室([[上杉勝定]]の娘)が従姉妹◆
 
**[[畠山義紀]] - 継室([[上杉勝延]]の娘)が従姉妹
 
*[[広瀬藩]][[越前松平家|松平家]]
 
**[[松平近栄]] - 正室満姫が従姉妹
 
**[[松平近時]] - 正室清高院が従姉妹
 
*[[木下家定]](足守藩主) - 正室[[雲照院]]が従姉妹
 
*[[京極高通 (丹後国峰山藩主)|京極高通]](峰山藩主) - 正室([[京極高知]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[徳川綱誠]](尾張藩主) - 正室新姫が従姉妹
 
*[[松平忠昭 (藤井松平家)|松平忠昭]](丹波亀山藩主) - 正室栄昌院が従姉妹
 
*[[松平定則]](伊予松山藩主) - 正室([[松平定信]]の娘)が従姉妹
 
*[[溝口政勝]](沢海藩主) - 正室([[溝口宣勝]]の娘)が従姉妹
 
*[[細川利寛]](肥後新田藩主) - 正室房姫が従姉妹
 
*[[松平頼誠]](守山藩主) - 継室([[徳川治紀]]の娘)が従姉妹
 
*[[松平義建]](高須藩主) - 正室(徳川治紀の娘)が従姉妹
 
*[[松平容保]](会津藩主) - 正室敏姫が従姉妹◆
 
*[[諏訪忠礼]](諏訪藩主) - 正室([[諏訪忠誠]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[新庄直彪]](麻生藩主) - 正室([[松平康爵]]の養女、新庄直行の娘)が従姉妹
 
*[[間部詮方]](鯖江藩主) - 正室見部が従姉妹◆
 
*[[浅野長厚]](広島新田藩主) - 正室([[浅野長勲]]の姉妹)が従姉妹
 
*[[土方雄豊]](菰野藩主) - 正室([[土方雄高]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[秋田孝季]](三春藩主) - 正室(秋田季周の娘)が従姉妹
 
*[[仙台藩]][[伊達氏|伊達家]]の分家
 
**[[伊達成実]](仙台藩一門) - 継室岩城御前が従妹
 
**[[伊達村和]](中津山藩主) - 正室於常が従姉妹
 
**[[伊達宗敬]](伊予吉田藩主) - 正室於信が従姉妹◆
 
**[[伊達宗規 (岩谷堂伊達氏)|伊達宗規]](仙台藩一門) - 継室([[伊達宗実 (安房守)|伊達宗実]]の娘)が従姉妹
 
**[[伊達村隆]](仙台藩一門) - 正室清姫が従姉妹
 
**[[伊達宗曜]](男爵、貴族院議員) - 妻富貴子が従姉妹
 
*[[森長孝]](赤穂藩主) - 正室([[森長直]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[小笠原長胤]](中津藩主) - 正室([[小笠原長勝]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[本多政遂]](榎本藩主) - 正室([[本多忠純]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[本多康慶]](膳所藩主) - 正室([[本多康将]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[相良頼喬]](人吉藩主) - 正室於亀が従姉妹
 
*[[相良頼福]](人吉藩主) - 継室於積([[相良頼寛]]の娘)が従姉妹
 
*[[永井直達]](高槻藩主) - 正室([[永井直種]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[松平信任]](吉井藩主) - 正室([[松平信敬]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[内藤正誠]](岩村田藩主) - 正室([[安藤信正]]の娘)が従姉妹
 
*[[奥平昌章]](山形・宇都宮藩主) - 正室菊姫が従姉◆
 
*[[丹羽氏中]](三草藩主) - 正室([[丹羽氏賢]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[堀田正陳]](近江宮川藩主) - 正室([[堀田正方]]の娘)が従姉妹
 
*[[松平近貞 (豊後国府内藩主)|松平近貞]](府内藩主) - 正室([[松平近禎]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[土方雄次]](窪田藩主) - 正室([[内藤忠興]]の娘)が従姉妹
 
*[[井上正紀]](高岡藩主) - 正室([[井上正国]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[牧野忠成 (越後長岡藩二代)|牧野忠成]](2代越後長岡藩主) - 正室([[牧野康成 (与板藩主)|牧野康成]]の娘)が従姉妹
 
*[[佐竹義明]](久保田藩主) - 正室直が従姉妹
 
*[[佐竹義脩]](男爵) - 最初の妻雅子が従姉妹◆
 
*[[池田仲建]](鹿奴藩主) - 正室映子が従姉妹
 
*[[池田斉成]](岡山藩世子) - 正室金子が従妹◆
 
*[[池田源]](子爵) - 妻銓子が従姉
 
*[[井伊直広]](彦根藩世子) - 正室([[井伊直朗]]の娘)が従姉妹◆
 
*[[秋月種貞]](秋月藩世子) - 妻オチョウが従姉妹◆
 
*[[吉良義弥]](旗本) - 正室([[今川範以]]の娘)が従姉妹※
 
*[[中山信情]](水戸藩附家老) - 正室(松平保福の娘)が従姉妹
 
*[[山野辺義観]](水戸藩家老) - 妻静([[牧野貞幹]]の娘)が従姉妹
 
*[[三浦為積]](紀州藩家老) - 妻真珠院([[安藤道紀]]の娘)が従姉妹
 
*[[深尾重方]](土佐藩家老) - 妻([[山内重直]]の娘)が従姉妹
 
*[[福原熙賢]](長州藩家老) - 妻([[毛利広鎮]]の娘)が従姉妹
 
*[[福原親俊]](長州藩家老) - 妻([[宍戸元礼]]の娘)が従姉妹
 
*[[小原適]](大垣藩士、男爵) - 妻てい([[小原鉄心]]の娘)が従姉妹◆
 
 
 
==== 琉球国王・王族 ====
 
*[[尚真王]] - 妃([[尚宣威王]]の娘)が従姉妹
 
 
 
=== 東アジア、東南アジアの王侯貴族 ===
 
*[[前漢]]の[[武帝 (漢)|武帝]]劉徹 - 最初の皇后[[陳皇后 (漢武帝)|陳氏]]が従姉妹
 
*[[東晋]]の[[安帝 (東晋)|安帝]]司馬徳宗 - 皇后[[王神愛]]が従妹
 
*[[前趙]]の光文帝[[劉淵]] - 皇后呼延氏が従姉妹
 
*前趙の昭武帝[[劉聡]] - 皇后[[張徽光]]が従妹
 
*[[北魏]]の[[宣武帝]]拓跋恪 - 皇后[[高英]]が従姉妹
 
*北魏の長楽長公主[[元瑛]] - 夫高猛が従兄弟
 
*[[西魏]]の[[文帝 (西魏)|文帝]]元宝炬 - 皇后[[乙弗皇后|乙弗氏]]が従妹
 
*[[北斉]]の[[廃帝 (北斉)|廃帝]]高殷 - 妃[[李難勝]]が従妹
 
*北斉の[[後主 (北斉)|後主]]高緯 - 皇后[[胡皇后 (北斉後主)|胡氏]]が従姉妹
 
*唐の[[比景公主]] - 夫柴令武が従兄弟
 
*唐の長楽公主[[李麗質]] - 夫長孫沖が従兄弟
 
*唐の[[太平公主]] - 最初の夫薛紹が従兄弟
 
*[[遼]]の太宗[[耶律堯骨]] - 皇后蕭氏([[靖安蕭皇后|靖安皇后]])が従姉妹
 
*遼の[[聖宗 (遼)|聖宗]]耶律文殊奴 - 皇后蕭氏([[仁徳蕭皇后|仁徳皇后]])が従妹
 
*遼の[[興宗 (遼)|興宗]]耶律只骨 - 皇后蕭氏([[仁懿蕭皇后|仁懿皇后]])が従姉妹
 
*[[金 (王朝)|金]]の[[訛里朶]](完顔宗堯、睿宗) - 妃蒲察氏が従姉妹
 
*[[元 (王朝)|元]]の文宗[[トク・テムル]] - 皇后[[ブダシリ]]が従姉妹
 
*[[清]]の[[順治帝]] - 静妃(廃皇后)、[[悼妃]](側室)が従姉妹
 
*清の[[康熙帝]] - [[孝懿仁皇后]]、[[愨恵皇貴妃]](側室)が従姉妹
 
*[[新羅]]の[[奈勿尼師今]] - 保反夫人が従姉妹
 
*[[高麗]]の[[景宗 (高麗王)|景宗]] - [[献哀王后]]が従妹
 
*高麗の[[成宗 (高麗王)|成宗]] - 文徳王后が従姉妹
 
*[[タイ王国|タイ]]国王[[ラーマ9世]] - 妃[[シリキット]]が従妹
 
*タイ国王[[ラーマ10世]] - 即位前の最初の妃ソムサワリーが従妹
 
この他、ベトナムの[[陳朝]]において、交差いとこ婚が頻繁に行われていた。
 
 
 
=== 西アジアの王侯貴族 ===
 
*[[アッバース朝]]のカリフ・[[ハールーン・アッ=ラシード]] - 妃[[ズバイダ]]が従妹
 
*[[ハルジー朝]]のスルタン・[[アラーウッディーン・ハルジー]] - 妃([[ジャラールッディーン・ハルジー]]の娘)が従姉妹
 
*[[イルハン朝]]のハン・[[アブー・サイード]] - 妃オルジェイ・クトルグが従姉妹
 
*[[クトゥブ・シャーヒー王国|クトゥブ・シャーヒー朝]]の[[スルタン・ムハンマド・クトゥーブ・シャー|スルタン・ムハンマド]] - 妃ハヤート・バクシー・ベーガムが従姉妹
 
*[[ムガル帝国]]のパードシャー・[[アクバル]] - 妃[[ルカイヤ・スルターン・ベーグム|ルカイヤ]]が従姉妹
 
*ムガル帝国の皇子[[ダーラー・シコー]] - 妃ナーディラが従姉妹
 
*イラク王[[ガージー (イラク王)|ガージー]] - 王妃アーリヤが従姉妹
 
 
 
=== 王侯貴族以外の著名人 ===
 
==== 日本 ====
 
*[[芥川比呂志]](俳優) - 妻[[芥川瑠璃子|瑠璃子]]が従姉
 
*[[色川武大]](小説家) - 自身の母親と妻の母親が姉妹。
 
*[[岩瀬弥助]](明治期の実業家)◆ - 叔父の娘と結婚。
 
*[[菅直人]]([[菅直人内閣|第94代]][[内閣総理大臣|総理大臣]])と[[菅伸子]] - 直人の父親と伸子の母親が兄妹。
 
*[[岸信介]]([[第1次岸内閣|第56]]・[[第2次岸内閣|57代]]総理大臣)◆、[[佐藤栄作]](第[[第1次佐藤内閣|61]]・[[第2次佐藤内閣|62]]・[[第3次佐藤内閣|63代]]総理大臣)◆ - 両者は実の兄弟であるが、信介は父方の岸家の従妹・良子と、栄作は母方の佐藤家の従妹・[[佐藤寛子 (首相夫人)|寛子]]とそれぞれ[[婿養子]]として結婚している。
 
*[[木暮実千代]](女優) - 従兄と結婚。
 
*[[酒井忠元]](実業家、旧華族酒井家当主)と[[酒井美意子]](評論家) - 母方同士の従兄妹
 
*[[酒井雄哉]](僧侶、出家前に妻と死別)
 
*[[渋沢栄一]](幕臣、実業家) - 最初の妻千代が従妹([[尾高惇忠 (実業家)|尾高惇忠]]の妹)
 
*[[佐藤彦五郎]]([[新選組]]の後援者、多摩の村役人) - 妻[[佐藤のぶ|のぶ]]([[土方歳三]]の姉)が従妹。
 
*[[富永一朗]](漫画家) - 妻は母方の従姉。
 
*[[中川晴之助]](テレビディレクター、映画監督) - 母は[[千田是也]]の姉、妻は千田是也の娘。夫妻とも[[伊藤為吉]]の孫。
 
*[[野中到 (気象学者)|野中到]](気象学者) - 妻は母方の従妹。
 
*[[鳩山道夫]](電子工学者、ソニー常務) - 父は[[鳩山秀夫]]、妻は[[鳩山一郎]]の娘。夫妻とも[[鳩山和夫]]の孫。
 
*[[平野小剣]](部落解放運動家) - 叔父の長女と結婚。
 
*[[松本重治]](ジャーナリスト) - 母は[[松方正義]]の娘、妻は正義の息子[[松方幸次郎]]の娘。
 
*[[村上信夫 (シェフ)|村上信夫]](フランス料理のシェフ)
 
*[[山岸巳代蔵]]([[幸福会ヤマギシ会]]創始者)
 
*[[依田勉三]](北海道開拓者) - 従妹と結婚。
 
*[[若槻禮次郎]](第25・28代総理大臣)◆
 
*[[宮崎勤]]元死刑囚の祖父
 
*[[佐川明]]([[佐川一政]]の父)
 
 
 
==== 日本以外 ====
 
 
 
*[[コーネリアス・ヴァンダービルト]](アメリカの実業家)
 
*[[ハーバート・ジョージ・ウェルズ|H.G.ウェルズ]](イギリスの小説家、歴史家)
 
*[[スペンサー・ホレーショ・ウォルポール]](イギリスの政治家)
 
*[[セルゲイ・エリセーエフ]](ロシア出身の日本学者、東洋学者)
 
*[[カルロ・ガンビーノ]](ニューヨーク・マフィアのボス)
 
*[[ベンジャミン・ギネス]](アイルランドの醸造家、政治家)
 
*[[エドヴァルド・グリーグ]](ノルウェーの作曲家)
 
*[[サッダーム・フセイン]](イラクの大統領) - 第1夫人[[サージダ・ハイラッラー]]が母方の従姉
 
*[[アンドレ・ジッド]](フランスの小説家)
 
*[[マックス・フォン・シリングス]](ドイツの作曲家、指揮者) - 最初の妻カロリーネ・ヨゼファ・パイルが従姉妹
 
*[[グレタ・スカッキ]](イギリスの女優)
 
*[[イーゴリ・ストラヴィンスキー]](ロシア出身の作曲家)
 
*[[チャールズ・ダーウィン]](イギリスの自然科学者)
 
*[[フリードリヒ・ハイエク|フリードリヒ・フォン・ハイエク]](オーストリア出身のノーベル経済学賞受賞者)
 
*[[エルンスト・ビューヒナー]](ドイツの化学者)
 
*[[ヴェルナー・フォン・ブラウン]](ドイツ出身のロケット技術者)
 
*[[ファニー・ブルームフィールド・ツァイスラー]](オーストリア領シレジア出身のピアニスト)
 
*[[ウィリアム・ホィップル]](アメリカ独立宣言の署名者)
 
*[[エドガー・アラン・ポー]](アメリカの小説家、詩人) - 妻[[ヴァージニア・クレム]]が従妹
 
*[[フリードリヒ・フォン・ボーデルシュヴィング]](ドイツの神学者、社会活動家)
 
*[[ジョン・A・マクドナルド]](カナダの首相) - 最初の妻イザベラ・クラークが従姉
 
*[[ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフ]](イスラーム教の開祖) - 第7夫人ザイナブが従妹
 
*[[セルゲイ・ラフマニノフ]](ロシア出身の作曲家、ピアニスト)
 
*[[デヴィッド・リーン]](イギリスの映画監督) - 最初の妻イザベル・リーンが従姉妹
 
*[[陸景]](中国三国時代の呉の武将)
 
*[[陸游]](中国[[南宋]]の政治家、詩人) - 最初の妻唐婉が母方の従姉妹
 
*[[サタジット・レイ]](インドの映画監督、小説家)
 
*[[ジェームズ・ワット]](イギリスの発明家、技術者) - 最初の妻マーガレットが従姉妹
 
<!-- 姓・名の順にあいうえお順で並べるようにお願いします。 -->
 
 
 
== その他 ==
 
関連のことわざに「いとこ同士は[[鴨]]の味」(いとこ同士の夫婦の仲は非常に睦まじい)がある。
 
 
 
== 脚注 ==
 
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== 関連項目 ==
 
*[[民法 (日本)]]、[[b:民法第734条|第734条]]
 
*[[血族]]
 
*[[親族]]
 
*[[いとこ]]・[[はとこ]]
 
*[[いとこ同士の夫婦一覧]]
 
*[[ビント・アンム婚]]
 
*[[兄弟姉妹婚]]
 
*[[叔姪婚]]
 
*[[家族法]]
 
*[[血統の崩壊]]
 
*{{仮リンク|婚姻禁止の近親度|en| Prohibited degree of kinship|preserve=1}}
 
  
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いとこ同士の結婚のこと。文化や社会によってはそれが命令的もしくは優先的に行われたり,逆にとりわけ禁止されたりすることがある。いとこは基本的には4種類あるが,まず父方と母方のいとこの区分ができるので,当事者の親が同性の兄弟もしくは姉妹の関係にある父方もしくは母方の平行いとこ
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parallel cousinと,親同士が異性の兄弟と姉妹の関係にある父方もしくは母方の交差いとこ cross cousinの区分ができる。実際には父方のいとこであると同時に母方のいとこでもある両面的いとこ bilateral cousinの場合もある。いとこ婚が命令的もしくは優先的であるのは,それによって配偶者の選定を確実かつ容易にする手段として考えられてきたからであり,禁止的であるのは[[インセストタブー]]の対象もしくは[[外婚制]]に基づくもので,概して前者の場合には[[交差いとこ婚]]であることが多く,後者の場合には[[平行いとこ婚]]であることが多い。
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2018/10/29/ (月) 15:53時点における版

いとこ婚(いとここん、: cousincest

いとこ同士の結婚のこと。文化や社会によってはそれが命令的もしくは優先的に行われたり,逆にとりわけ禁止されたりすることがある。いとこは基本的には4種類あるが,まず父方と母方のいとこの区分ができるので,当事者の親が同性の兄弟もしくは姉妹の関係にある父方もしくは母方の平行いとこ

parallel cousinと,親同士が異性の兄弟と姉妹の関係にある父方もしくは母方の交差いとこ cross cousinの区分ができる。実際には父方のいとこであると同時に母方のいとこでもある両面的いとこ bilateral cousinの場合もある。いとこ婚が命令的もしくは優先的であるのは,それによって配偶者の選定を確実かつ容易にする手段として考えられてきたからであり,禁止的であるのはインセストタブーの対象もしくは外婚制に基づくもので,概して前者の場合には交差いとこ婚であることが多く,後者の場合には平行いとこ婚であることが多い。



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