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ドイツの経済学者 [[H.H.ゴッセン]]の主著で，限界効用の概念をはじめて明示的に用いて価値の理論を構成した著作の一つ。 1854年刊。財の消費の増大に伴い追加的消費から得られる追加的効用が減少することを意味する限界効用逓減の法則 (第1法則) を指摘し，所得がそれぞれの財に対する追加的支出から得られる追加的効用が等しくなるように支出されることを意味する限界効用均等の法則 (第2法則) を証明したことで知られる。 限界革命後 W.S.ジェボンズにより発見されたが，それまで知られていなかったため経済理論の展開には貢献していない。

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