真岡鐵道
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真岡鐵道株式会社(もおかてつどう)は、栃木県および茨城県で旧国鉄特定地方交通線を転換した鉄道路線真岡線を運営する第三セクター鉄道会社である。栃木県と沿線自治体などが出資している。
歴史
路線としての歴史は「真岡鐵道真岡線」の項を参照。
- 1987年(昭和62年)10月12日 - 設立[1]
- 1988年(昭和63年)4月11日 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)真岡線を転換し真岡線開業[1]
- 1994年(平成6年)3月27日 - SLもおか運転開始[1]
- 1998年(平成10年)9月15日 - 関東鉄道と「常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ」の発売を開始
路線
車両
沿線自治体で組織する芳賀地区広域行政組合と下館市(現・筑西市)の委託を受け、1994年(平成6年)3月27日から蒸気機関車牽引列車(SL列車)として「SLもおか」の運転を行っており、2両の蒸気機関車 (C12 66, C11 325) を保有している。蒸気機関車は、自社線内での運行に供されるほか、各地に貸し出され、JR線内でイベント臨時列車として運転されることがある。
現有車両
- 気動車
- 客車
- オハ50形・オハフ50形 - 「SLもおか」の客車として、JR東日本から譲り受けたもの[2]。日本国内で、原形を保っている唯一の50系客車である。
- 蒸気機関車
- C12 66 - 福島県伊達郡川俣町の川俣ふもと川団地(旧国鉄川俣線岩代川俣駅跡)に保存されていたものである[2]。自社線内の運行には、おもにこれが充当される。1999年(平成11年)にNHK連続テレビ小説『すずらん』の撮影に使用された[2]。
- C11 325 - 新潟県阿賀野市の市立水原中学校構内に保存されていたものである[2]。自社線内の運転に充当される場合もあるが、行楽時期にJR東日本に貸し出される場合があり、只見線や磐越東線で運転の実績がある[2]。この車両は1946年(昭和21年)に製造されたが、2006年(平成18年)で還暦を迎えたので、同年12月9日から11日まで赤いプレートを装着した上で運用に就いた。現在は通常の黒のプレートに戻されている。
- ディーゼル機関車
- その他の車両
- Mooka14-3.jpg
現在の真岡鐵道の主力であるモオカ14形
- Moka Railway DE10-1535.jpg
DD13形の置換え用として移籍してきたDE10 1535
- C12-66 mooka tetudou.jpg
主に土曜・日曜を中心に運転される「SLもおか」(C12 66+50系客車)
- Moka Railway C11-325.jpg
主に土曜・日曜を中心に運転される「SLもおか」(C11 325+50系客車)
- Moka Railway 50 PC..jpg
SLもおか用50系客車(リニューアル前)
- Moka tmc300a.jpg
軌道モータカーTMC300
過去の在籍車両
- 気動車
- ディーゼル機関車
- Moka Railway Moka63.JPG
モオカ63形
- Moka Railway DD13 55.JPG
DD13 55
- DD1355lr.jpg
さよなら運転時のDD13 55
脚注
参考文献
- 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011-08-07。