準大手私鉄
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準大手私鉄(じゅんおおてしてつ)とは、日本の私鉄の分類の一つで中小私鉄の一種。準大手民鉄ともいう。
準大手私鉄の明確な定義はないが、日本民営鉄道協会に属する大手私鉄に対して、中小私鉄でありながら沿線地域の発展に伴って輸送規模が増大し、保有車両数や列車運転頻度などが大手私鉄に匹敵する鉄道会社のことを「準大手私鉄」と呼び慣わしてきた経緯がある。
趣味的な面だけでなく、公的な報道の場でも用いられており、国土交通省においても「準大手民鉄」の呼び名で分類を行っている。
準大手私鉄の一覧
現在の準大手私鉄
2015年現在、準大手私鉄とされているのは以下の5社である(5社の掲載順序は『鉄道要覧』に準ずる)。
No. | 会社ロゴ | 会社名 (略称) |
本社所在地 | 設立 | 資本金 (百万円) |
旅客営業 粁程 (km) |
駅数 (駅) |
備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新京成電鉄 (新京成) |
千葉県 鎌ケ谷市 |
1946年(昭和21年) 10月23日 |
5,935 | 26.5 | 24 | 東証一部上場 京成グループ・新京成電鉄グループ |
[1] | |
2 | 泉北高速鉄道 (泉北高速、泉鉄[2]) |
大阪府 和泉市 |
1965年(昭和40年) 12月24日 |
4,000 | 14.3 | 7 | 2014年6月30日までは大阪府などが出資する第三セクターであり、社名は「大阪府都市開発」であった 南海グループ・泉北高速鉄道グループ(旧・OTKグループ) |
[3] | |
3 | 北大阪急行電鉄 (北急) |
大阪府 豊中市 |
1967年(昭和42年) 12月11日 |
1,500 | 5.9 | 4 | 第三セクター 阪急阪神東宝グループ |
[4] | |
4 | 神戸高速鉄道 (神戸高速) |
兵庫県 神戸市中央区 |
1958年(昭和33年) 10月2日 |
100 | 7.6 | 6 | 第三セクター 阪急阪神東宝グループ |
[5] | |
5 | 山陽電気鉄道 (山陽、山電) |
兵庫県 神戸市長田区 |
1933年(昭和8年) 6月6日 |
10,090 | 63.2 | 46 | 東証一部上場[注釈 1] 山陽電鉄グループ |
[6] |
過去の準大手私鉄
相模鉄道は、かつて準大手私鉄とされていたが、1990年5月31日に日本民営鉄道協会で大手私鉄への昇格が承認され、大手私鉄となった。逆に神戸電鉄はかつては準大手私鉄とされていたが、2005年4月1日以降は中小私鉄に降格されている[注釈 2]。
現行 区分 |
会社ロゴ | 会社名 (略称) |
本社所在地 | 設立 | 資本金 (百万円) |
旅客営業 粁程 (km) |
駅数 (駅) |
備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大手 | 相模鉄道 (相鉄) |
神奈川県 横浜市西区 |
1964年(昭和39年) 11月24日 |
100 | 35.9 | 25 | 1990年5月30日まで準大手私鉄。翌日5月31日付で大手私鉄に昇格。 東証一部上場 相鉄グループ・相鉄HD完全子会社 |
[7] | |
中小 | 神戸電鉄 (神鉄) |
兵庫県 神戸市兵庫区 |
1926年(大正15年) 3月27日 |
11,710 | 69.6 | 47 | 2005年3月31日まで準大手私鉄。翌日4月1日付で中小私鉄に降格。 東証一部上場[注釈 1] 阪急阪神東宝グループ・神戸電鉄グループ |
[8] |
関連項目
脚注
注釈
出典
外部リンク
- みんてつWeb(社団法人 日本民営鉄道協会ホームページ)