毎日放送高石ラジオ送信所

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毎日放送高石ラジオ送信所(まいにちほうそう たかいしラジオそうしんじょ)は、大阪府高石市西取石にある毎日放送MBSラジオ)の中波放送送信所1961年6月1日に運用を開始した。

1992年3月15日から2010年2月28日までは、AMステレオ放送を実施。2013年10月1日からは、送信所の敷地内で毎日放送高石太陽光発電所(まいにちほうそう たかいしたいようこうはつでんしょ)を運営している。

概要

MBSラジオ(開局当時は新日本放送)の開局当初は、大阪市住吉区苅田町四丁目にあった苅田ラジオ送信所から送信を行っていたが、電波の伝播上不十分な面があったため、当時の泉北郡高石町(現在の高石市)へ移転することとなった。送信所の工事は1960年9月から行われ、翌年1月に送信所建屋の上棟式が挙行され、6月1日から同送信所からの送信を開始した。因みに、苅田ラジオ送信所の送信所建屋は、送信所閉鎖後に同社千里丘スタジオ敷地内に移築され、集会所として使用され、送信所跡地には大阪府立大和川高等学校(現・大阪府教育センター附属高等学校)が建てられた。

ちなみに局舎には「毎日放送ラジオ送信所」という大きなネオンが取り付けられている。

2016年3月のワイドFM開始から、オープニング・クロージングの局名告知で「大阪高石送信所」とアナウンスされている。

高石市には朝日放送ラジオ(ABCラジオ)のラジオ送信所も所在する。こちらも一足早く1960年に堺市から現在地に移転している。

送信施設

周波数 放送局名 呼出符号 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
備考
1179kHz MBS
毎日放送
JOOR 50kW 近畿広域圏 839万3000世帯 アンテナタイプ:140m 円管柱
  • 2018年7月29日(28日深夜)午前3時半頃〜午前6時10分まで、台風12号の影響で高石送信所に落雷があり送信塔の真下にある絶縁パネルがショートしたため、約2時間半AM放送が停止した。落雷による放送停止は同社が1951年にラジオ放送を開始して以来初めて。記録に残る放送停止は、2010年3月の人為的なミスによる約1分9秒のみだという。茶屋町の本社にある予備送信所を使用して代替放送したが、出力が1kWなため電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったと見られる。放送エリアである近畿地方の大半で「聞こえていなかったと思われる」とMBSは説明した。MBSは落雷を放電する仕組みが機能しなかった原因を調べて対処する予定[2]。なおFM補完中継局やradikoでの放送に異常は無かった。

毎日放送高石太陽光発電所

地球環境保護、電力供給不安の解消、社会への貢献を目的に、2013年10月1日から20年間の予定で運営。毎日放送では、この発電所の完成を機に、在阪の放送局では初めて太陽光発電事業に乗り出した。

送信所敷地(約4万3000平方メートル)のうち、公園・店舗などの敷地を除く送信アンテナの基部(半径70メートル、約1万5000平方メートル)に、電気興業の施工でパナソニック製の太陽光パネル2884枚を設置した。

実効出力は600kwで、年間発電量は約70万kwh。一般家庭約190世帯分の年間使用量に相当する電力を生み出せることから、売電方式で発電全量を関西電力に販売する。

アクセス

周辺施設

送信所工事に伴う、放送への影響

  • 2007年1月8日から2月11日にかけて、送信所の大幅な工事があったため、夜間の大半の番組が休止された。

脚注

関連項目

外部リンク