捩率

提供: miniwiki
2018/8/19/ (日) 17:33時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

捩率(れいりつ)または捩れ率(ねじれりつ)とは、空間内の曲線の、平面曲線からの離れ具合を表す量である。これは平面曲線の曲率の空間版であり、空間内の曲線は曲率と捩率が与えられれば、向きを保つ合同変換を除いて一意に定まる。

定義

R3上の空間曲線を、弧長パラメータsで表示したものをr(s)とする。捩率[math]\tau[/math](s)は

[math]\tau\left(s\right) = - b'\left(s\right) \cdot n\left(s\right)[/math]

で与えられる。ここで、b(s) は従法線ベクトル

[math]b\left(s\right) = r'\left(s\right) \times n\left(s\right),[/math]

n(s)は主法線ベクトル

[math]n\left(s\right) = {{r''(s) \over |r''(s)|}}[/math]

である。'はsによる微分、[math]\times[/math]外積を意味する。

参考資料

  • 梅原雅顕・山田光太郎 『曲線と曲面』 裳華房、2002年、ISBN 4785315318 

関連項目

テンプレート:Curvature

ru:Дифференциальная геометрия кривых#Кручение