名古屋市営地下鉄東山線

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東山線(ひがしやません)は、愛知県名古屋市中川区高畑駅から同市名東区藤が丘駅までを結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線。正式名称は名古屋市高速度鉄道第1号線ラインカラー黄色(菜種色、ウィンザーイエロー )で、杉本健吉の提案による旧車両(黄電)の車体色に由来する。

すべての駅でmanaca(2011年2月11日に導入)などの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

概要

名古屋市で最初に開業した地下鉄路線であり、同市内を東西に横断し、都心部の名駅地区(地下鉄のほかJR東海新幹線・在来線・名鉄線近鉄線名古屋臨海高速鉄道名古屋駅周辺)とを通って市東部を結んでいる。一社駅 - 上社駅間から藤が丘駅までは地上区間で高架線となり、本郷駅 - 藤が丘駅間で東名高速道路を跨ぐ。東端の藤が丘駅では愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)に接続し、名古屋市営地下鉄の路線で唯一、名東区を通っている。全体的に浅い場所を走っているが、1980年代に開業した高畑駅 - 中村公園駅間には15mを超える深さのホームを有する駅もある。

名古屋市営地下鉄の中で最も利用者が多い路線であり、純利益額は日本の公営地下鉄では長らく大阪市営地下鉄御堂筋線に次ぐ第2位だったが、2018年4月1日を以って御堂筋線が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に移管され民営化されたため、公営地下鉄では第1位となった(参照:日本の地下鉄)。

名古屋市街の中でも主要部を走るため利用者は非常に多く、朝ラッシュ時には約2分間隔、夕方ラッシュ時は約3分間隔で列車が走り、日本国内でも有数の高頻度運行路線である。中でも、名古屋駅 - 栄駅間を中心に車内は終日混雑しており、また同市東部(星ヶ丘駅 - 藤が丘駅間)も住宅密集地のため、終日にわたって比較的混雑している。一方、名古屋駅以西はJR関西本線近鉄名古屋線も八田駅・近鉄八田駅に停車すること、また都心からの直通バスが多く走っていることなどから、比較的空いている。

特に、1980年代には、最混雑区間である名古屋駅→伏見駅間の混雑率が250%を超えていたが、1989年に今池駅までバイパス路線の役割を担う桜通線が開業した後は180%程度まで落ち着いた。その後も名城線の環状化、桜通線の延伸など他路線の利便性の向上に伴って輸送量の減少が続き、2010年度以降は混雑率が140%程度で推移している。

建設当時の名古屋市の財政事情により建設費を抑制するために、トンネル断面を小さくして、小型車両が用いられている[1]。また、一社駅 - 上社駅間から藤が丘駅までは地下トンネルではなく高架線を建設して建設費を抑制している。名古屋市営地下鉄で最初に開業した路線であるため、駅の雰囲気は全体的に古く、桜通線などの新規建設路線と比べると島式ホームが少ない。

車両基地は、両端の藤が丘駅と高畑駅に存在する。当初は栄駅の東側[2]や池下駅の北側[3]にあった。

2005年に開催された愛知万博を契機に、日本語のほか、在住者の多い英語標準中国語ポルトガル語ブラジルポルトガル語)・朝鮮語の計5か国語による車内放送が、名古屋駅発車時(藤が丘行)と到着時(高畑行)、藤が丘駅到着時、そして藤が丘駅停車中(高畑行)に流れるようになり、万博閉幕後の現在も継続されている。このことは、名古屋市内で地下鉄、名鉄などの主要駅や幹線道路沿いに5か国語表示の案内の設置を進める先駆けとなった。

使用されている接近メロディは、藤が丘方面が「ドリーム」、高畑方面が「イエローライン」である。

2015年9月から2016年2月にかけて、高畑駅から順次各駅に可動式ホーム柵(ホームドア)が設置され[4][5]、藤が丘駅を最後に全駅に設置が完了した。これに伴い2015年9月1日のダイヤ変更から運転システムのATO化が行われたが、これとほぼ同時に高畑駅 - 藤が丘駅間の所要時間が37分から40分と少し延びている。そして2016年7月1日から高畑駅 - 亀島駅間と池下駅 - 藤が丘駅間の各区間でワンマン運転が開始された[6]。亀島駅 - 池下駅間は従来通り車掌が乗務していた。2017年7月1日からは全線区間でワンマン運転が開始されている[7]

ホームドアは、女性専用車両が停車する位置のものは薄い黄色で、他は白色となっているが、一部、駅の雰囲気に合わせ、女性専用車以外は異なった色で塗られていることも多い。また、線路側に掲出されている駅名標には、各駅ごとに駅カラーを定めている。

路線データ

停車場・施設・接続路線
tKBHFa
0.0 H01 高畑駅
KDSTCCaq tABZgr
高畑車庫
0.9 H02 八田駅
STRq
JR東海関西本線
STRq
近鉄名古屋線近鉄八田駅
tBHF
2.0 H03 岩塚駅
tBHF
3.1 H04 中村公園駅
tBHF
3.9 H05 中村日赤駅
tBHF
4.6 H06 本陣駅
tBHF
5.5 H07 亀島駅
STR+l STRq STRq STRq tKRZ STRq
東海道新幹線 JR東海:東海道新幹線
STR STR+l STRq STRq tKRZ STRq
JR東海:東海道本線
STR STR STR+l tKRZ STRq
名鉄名古屋本線
STR STR tSTRa tSTR
14px 桜通線
tSTRq tKRZt tSTRq
6.6 H08 名古屋駅
STR
近鉄名古屋駅名鉄名古屋駅
KRZt KRZt tSTRr tSTR tSTR
近鉄:名古屋線
KRZo ABZgr tSTR tSTR
名臨高あおなみ線
KRZo ABZgr tSTRc2 tSTR3 tSTR
JR東海:関西本線
STRr STR tSTR+1 tSTRc4 tSTR
JR東海:東海道新幹線
STRq ABZgr tSTR tSTR
JR東海:中央本線
STRq STRr tSTR tSTR
JR東海:東海道本線
STRq tSTRaq tSTRr tSTR
名鉄:名古屋本線
etBHF
柳橋駅 未成駅
tKRZW
堀川
tSTR
14px 鶴舞線
tSTRq tTBHFt tSTRq
8.0 H09 伏見駅
tSTR
14px 名城線
tSTRq tSTRq
9.0 H10 栄駅
栄町駅 名鉄瀬戸線
tBHF
10.1 H11 新栄町駅
STR+r tSTR
JR東海:中央本線
11.0 H12 千種駅
STRl tKRZ STRq
tSTR
14px 桜通線
tSTRq tTBHFt tSTRq
11.7 H13 今池駅
etABZg+l exKDSTCCeq
旧池下車庫
tBHF
12.6 H14 池下駅
tBHF
13.2 H15 覚王山駅
tSTR
14px 名城線
tSTRq tTBHFt tSTRq
14.2 H16 本山駅
tBHF
15.1 H17 東山公園駅
tBHF
16.2 H18 星ヶ丘駅
tBHF
17.5 H19 一社駅
tSTRe
SKRZ-Au
名古屋第二環状自動車道
BHF
18.6 H20 上社駅
BHF
19.3 H21 本郷駅
SKRZ-Ao
東名高速道路
20.6 H22 藤が丘駅
utSTR STRl KDSTeq
藤が丘車庫・藤が丘工場
utSTR
愛知高速交通東部丘陵線
  • 路線距離(営業キロ):20.6km
  • 軌間:1435mm
  • 駅数:22駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流600V・第三軌条方式
  • 地上区間:一社 - 藤が丘間
  • 閉塞方式ATO
  • 最小曲線半径:125m(名古屋 - 伏見間)
  • 最高速度:65km/h

運行形態

原則として全線通しの運転であるが、始終発は以下の通り区間運転となる(2016年現在)。

  • 藤が丘方面
    • 始発:岩塚駅発
    • 終発:星ヶ丘駅止まり
  • 高畑方面
    • 始発:池下駅発
    • 始発の次:星ヶ丘駅発
    • 終発:岩塚駅止まり

ダイヤは、平日が朝ラッシュ時2分間隔、昼間時4 - 5分間隔、夕ラッシュ時3分間隔、早朝・夜間約8分間隔、土曜・休日が朝夕4分間隔、昼間時4 - 5分間隔である。ただし、休日の昼から夕方までは平日より早く4分間隔になる。2004年の名城線環状化と同時に東山線の列車も若干減便されたものの、昼間の運転間隔は最大でも5分間隔を維持している。また、平日でも学校の夏休みや冬休みなど長期休暇の場合は「休校日ダイヤ」として通学時間帯に若干減便される(お盆・年末年始期間中に実施される平日を含めた土・休日ダイヤとは異なる)。なお、終電(終電延長時に増発される2往復の列車を含む)に限り栄駅で停車時間を長くとる。

早朝および深夜帯は、車内アナウンスの広告や乗換案内は省略され、代わりに出口の閉鎖案内が流れるようになる。また、終電は発車の際の自動放送も「○○行き、最終電車」と、終電であることを強調するものになる。

毎年の大晦日から正月三が日(1月1日 - 3日)には昼間時5分間隔の「年末年始ダイヤ」[8]で運行され、大晦日から元旦までは終夜運転が行われる(30分間隔の全線通し[9]

1969年に藤ヶ丘駅(現・藤が丘駅)まで延伸開業してから、1982年に高畑駅まで開業するまでの間は、星ヶ丘駅折り返しの列車も多く運転されていた(1975年までは同駅折り返し列車の方が多かった)が、それ以降、星ヶ丘駅行は終電のみの運行となっている。なお、現在でも台風などによる地上区間の運転休止の場合、星ヶ丘駅で折り返しをしている。その際、同駅から藤が丘駅までは市バスによる代行運転が行われる。

岩塚駅始発の電車は、線路工事等の都合上、2番ホーム(高畑駅方面乗り場)から発車する場合もある。

現在のダイヤでは池下駅止まりの定期営業列車は存在しない[10]が、夜間には同駅からの始発列車へ送り込むため、藤が丘駅から池下駅へ毎日1本定期回送列車が運行されており、同駅到着後、今池寄りの引上線にて夜間滞泊する。

金曜日および休日の前日(お盆・年末年始、土曜日、日曜日、休日を除く)に限り終電を繰り下げている[11]。この列車の運転は、2013年12月20日と27日の両金曜日に試行し[12]、2014年7月4日より本格実施に至った[13]。なお、この増便が行われる日は、名古屋市営バスの深夜1号系統のうち1本が運休となる。

車両

ファイル:Nagoya-Municipal-Subway-5000-and-5050.jpg
東山線で使用される5050形電車(左)と使用されていた5000形電車(右)

東山線は建築限界の関係で、使用されている車両の大きさが小さいのが特徴である。車体長は15.5m級、車体幅は2.5m級であり、東京メトロ銀座線の車両の大きさに近い寸法となっている。

また、小断面化と軽量化のための工夫が随所に見られ、小径弾性車輪直角カルダン駆動モノコック構造の車体、床下機器のボディーマウントなど、市電時代からのアイディアも取り入れた新機軸が多数盛り込まれた。5000形登場前までの車両は、天井の低い室内での蛍光灯の隅配置(天井と幕板の接合部に配置)や、網棚の非設置など、日本では他にあまり見られない特徴を持っている。また、2015年8月30日限りで5000形が営業運転を終了したことにより、名古屋市営地下鉄の路線の中で、鶴舞線を除いてVVVFインバータ制御を搭載した車両に統一され、上飯田線に次いで2番目に車椅子スペース設置率100%を達成した。

東海地区で初めて、女性専用車両が設定された路線でもある。東山線での設定は、藤が丘方面行車両の先頭から4両目(高畑方面行では先頭から3両目)である。2002年9月30日から痴漢行為等迷惑行為防止を目的として平日始発から9時までの時間帯1両を女性専用とし、翌2003年から本格的に実施された。その後、2008年6月2日からは17時 - 21時の時間帯にも設定、2015年4月からは終日設定となった。なお、女性専用車両であることを示す黄色いステッカーを車体側面に貼付し、駅では2008年6月2日の時間帯拡大時より接近放送の最後に「只今の時間、女性専用ステッカーのある車両は、女性専用となっています。」の放送がなされる。女性専用車両は、ホームドアとホーム上にもステッカーが貼られており、女性専用車両のホームドアは薄い黄色に設定されている。

2015年9月1日のダイヤ変更からATOによる自動運転、2016年7月1日から、ワンマン運転(一部区間はツーマン)が開始された。なお、ATOによる自動運転は1960年 - 1962年に名古屋駅 - 栄町駅(現・栄駅)間で本格テストを行ったことがある。

現用車両

過去の使用車両

歴史

  • 1950年(昭和25年)1月19日 建設省告示第9号で計画決定[14]
  • 1954年(昭和29年)8月 名古屋 - 栄町間を着工[14]
  • 1957年昭和32年)11月15日 1号線として名古屋駅 - 栄町駅(現在の栄駅)間 (2.4km) が開業[15]。100形電車営業運転開始。
  • 1960年(昭和35年)
    • 6月15日 栄町駅 - 池下駅間 (3.6km) が開業。
    • 10月21日 名古屋駅 - 栄町駅間でATOの本格的テスト開始(1962年8月終了)[16]
  • 1963年(昭和38年)4月1日 池下駅 - 東山公園駅間 (2.5km) が開業[15]
  • 1964年(昭和39年) 200形電車登場。
  • 1966年(昭和41年)6月1日 栄町駅を栄駅、伏見町駅を伏見駅にそれぞれ改称。
  • 1967年(昭和42年)3月30日 東山公園駅 - 星ヶ丘駅間 (1.1km) が開業[15]。300形電車営業運転開始。
  • 1969年(昭和44年)
    • 4月1日 中村公園駅 - 名古屋駅間 (3.5km)、星ヶ丘駅 - 藤ヶ丘駅間 (4.4km) が開業[15]
    • 4月25日 1号線の愛称を東山線と決定、同年5月1日から使用開始[17]
  • 1970年(昭和45年)12月10日 一社駅 - 本郷駅間に上社駅が開業[15]
  • 1980年(昭和55年)6月2日 5000形電車営業運転開始。
  • 1982年(昭和57年)9月21日 高畑駅 - 中村公園駅間 (3.1km) が開業[15]
  • 1983年(昭和58年) 700形改造の250形電車登場。
  • 1988年(昭和63年) 100形全車廃車。
  • 1990年平成2年) 200形全車廃車。
  • 1992年(平成4年)5月17日 5050形電車営業運転開始。
  • 1999年(平成11年) 250形・700形全車廃車。
  • 2000年(平成12年)4月11日 300形電車営業運転終了。
  • 2002年(平成14年)9月30日 女性専用車両を試行導入(2003年から本格実施)。
  • 2004年(平成16年)
  • 2007年(平成19年)3月19日 全駅で列車到着前の接近チャイムに代わり接近メロディを導入。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月26日 N1000形電車営業運転開始。
    • 5月1日 地上区間(上社駅 - 藤が丘駅間)で車内灯消灯実施。
  • 2014年(平成26年)7月4日 金曜日および祝休日前日の最終列車の延長運転開始[13]
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日 女性専用車両の実施時間帯を平日の全時間帯に拡大。
    • 8月30日 5000形電車営業運転終了[19][20]
    • 9月1日 可動式ホーム柵を考慮したダイヤ改正の実施と全列車ATO運転化。
    • 9月7日 高畑駅から順次可動式ホーム柵使用開始[5]
  • 2016年(平成28年)
    • 2月29日 藤が丘駅の可動式ホーム柵運用開始。この日をもって東山線全駅に可動式ホーム柵整備完了。
    • 7月1日 高畑駅 - 亀島駅間と池下駅 - 藤が丘駅間の各区間でワンマン運転開始[6]
  • 2017年(平成29年)7月1日 全線でワンマン運転開始[7]

利用状況

名古屋市営地下鉄東山線の輸送実績を下記に表す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

東山線輸送実績
年度 年間
輸送人員
(千人)
一日平均
輸送人員
(人)
輸送人キロ
(千人キロ)
輸送密度
(人/日)(%)
特記事項
1957年(昭和32年)          
1970年(昭和45年) 342,093
1975年(昭和50年) 520,408
1980年(昭和55年) 560,255
1985年(昭和60年) 593,282
1990年(平成2年) 197,339 540,654 976,952 129,931
1991年(平成3年) 206,189 1,020,303 135,697
1992年(平成4年) 198,041 984,292 130,907
1993年(平成5年) 198,494 543,819 988,865 131,515
1994年(平成6年) 192,323 526,912 960,816 127,785
1995年(平成7年) 193,224 527,934 970,226 129,037
1996年(平成8年) 190,685 522,425 963,762 128,177
1997年(平成9年) 188,029 515,148 956,006 127,145
1998年(平成10年) 186,577 511,170 949,541 126,286
1999年(平成11年) 183,023 501,433 944,258 125,583
2000年(平成12年) 182,243 499,299 940,699 125,110
2001年(平成13年) 176,643 483,953 909,302 120,934  
2002年(平成14年) 178,709 489,614 924,794 122,944
2003年(平成15年) 199,730 547,206 1,029,188 136,878  
2004年(平成16年) 195,275 535,000 976,966 129,933  
2005年(平成17年) 198,706 544,400 1,048,139 139,399 愛知万博開催
2006年(平成18年) 198,873 544,858 1,004,003 133,529
2007年(平成19年) 199,942 547,786 1,020,203 135,683
2008年(平成20年) 200,334 548,860 1,020,079 135,667
2009年(平成21年) 196,979 539,668 1,010,079 134,337
2010年(平成22年) 196,736 539,002 1,025,452 136,381
2011年(平成23年) 198,278 543,227 989,539 131,605
2012年(平成24年)
2013年(平成25年)
年度 最混雑区間(名古屋 → 伏見間)輸送実績[21] 特記事項
運転本数:本 輸送力:人 輸送量:人 混雑率:%
1960年(昭和35年) 20 6,900 3,718 54 1960年6月15日、栄町駅 - 池下駅間開業
1963年(昭和38年) 26 7,332 16,584 226 1963年4月1日、池下駅 - 東山公園駅間開業
1965年(昭和40年) 30 8,550 20,070 235
1966年(昭和41年) 30 10,165 24,291 239 1967年3月30日、東山公園駅 - 星ヶ丘駅間開業
1969年(昭和44年) 30 12,784 27,393 214 1969年4月1日、中村公園駅 - 名古屋駅間、星ヶ丘駅 - 藤ヶ丘駅間開業
1970年(昭和45年) 30 12,878 30,734 239
1973年(昭和48年) 30 17,028 37,506 220
1975年(昭和50年) 30 17,100 40,392 236
1979年(昭和54年) 30 17,100 46,724 273
1980年(昭和55年) 30 17,100 45,221 265
1982年(昭和57年) 30 17,100 45,654 267 1982年9月21日、高畑駅 - 中村公園駅間開業
1985年(昭和60年) 30 17,100 42,867 251
1986年(昭和61年) 30 17,100 43,210 253
1987年(昭和62年) 30 17,100 43,896 257
1988年(昭和63年) 30 17,100 42,777 250
1989年(平成元年) 30 17,100 35,910 210 1989年9月10日、桜通線中村区役所駅 - 今池駅間開業
1990年(平成02年) 30 17,100 40,366 236
1991年(平成03年) 30 17,100 40,654 238
1992年(平成04年) 30 17,100 40,729 238
1993年(平成05年) 30 17,100 36,870 216 1994年3月30日、桜通線今池駅 - 野並駅間開業
1994年(平成06年) 30 16,920 36,446 215
1995年(平成07年) 30 16,920 36,068 213
1996年(平成08年) 30 16,920 35,347 209
1997年(平成09年) 30 16,920 33,692 199
1998年(平成10年) 30 16,920 33,205 196
1999年(平成11年) 30 16,920 32,007 189
2000年(平成12年) 30 16,920 31,215 184
2001年(平成13年) 30 16,920 31,272 185
2002年(平成14年) 30 16,920 30,752 182
2003年(平成15年) 30 16,920 28,898 177
2004年(平成16年) 30 16,920 30,796 182
2005年(平成17年) 30 16,920 29,794 176
2006年(平成18年) 30 16,920 29,398 174
2007年(平成19年) 30 16,920 29,383 174
2008年(平成20年) 30 19,314 29,056 150
2009年(平成21年) 30 19,278 28,512 148
2010年(平成22年) 30 19,278 28,262 147
2011年(平成23年) 30 19,242 24,558 128
2012年(平成24年) 29 18,461 25,291 137
2013年(平成25年) 29 18,212 25,224 139
2014年(平成26年) 29 18,102 24,792 137
2015年(平成27年) 29 17,954 25,128 140

駅一覧

BYR color wheel.svg この節ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
  • 全駅名古屋市に所在。
  • 亀島駅 - 名古屋駅間で西区を通るが、駅はない。


駅番号 駅名 駅カラー[22] 駅間
キロ
営業
キロ
接続路線 地上/地下 所在地
H01 高畑駅
(中川区役所)
10YR7.5/14 - 0.0 地下区間 中川区
H02 八田駅 7.5GY8/6 0.9 0.9 東海旅客鉄道CJ 関西本線
近畿日本鉄道E 名古屋線近鉄八田駅:E05)
H03 岩塚駅 10R5/10 1.1 2.0   中村区
H04 中村公園駅 7.5YR7/6 1.1 3.1  
H05 中村日赤駅 5P8/4 0.8 3.9  
H06 本陣駅 5R5/12 0.7 4.6  
H07 亀島駅 10BG6/4 0.9 5.5  
H08 名古屋駅 DIC165 1.1 6.6 名古屋市営地下鉄:20px 桜通線(S02)
東海旅客鉄道:■ 東海道新幹線CA 東海道本線CF 中央本線CJ 関西本線
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線(AN01)
名古屋鉄道NH 名古屋本線名鉄名古屋駅:NH36)
近畿日本鉄道:E 名古屋線(近鉄名古屋駅:E01)
H09 伏見駅 5PB2/6 1.4 8.0 名古屋市営地下鉄:20px 鶴舞線(T07) 中区
H10 栄駅 5YR7/12 1.0 9.0 名古屋市営地下鉄:20px 名城線(M05)
名古屋鉄道:ST 瀬戸線栄町駅:ST01)
H11 新栄町駅 5G7/8 1.1 10.1   東区
H12 千種駅 5P6/2 0.9 11.0 東海旅客鉄道:CF 中央本線
H13 今池駅 5PB4/10 0.7 11.7 名古屋市営地下鉄:20px 桜通線(S08) 千種区
H14 池下駅 N6.5 0.9 12.6  
H15 覚王山駅 2.5YR7/6 0.6 13.2  
H16 本山駅 7.5RP7/8 1.0 14.2 名古屋市営地下鉄:20px 名城線(M17)
H17 東山公園駅 5GY8/10 0.9 15.1  
H18 星ヶ丘駅 10R5/14 1.1 16.2  
H19 一社駅 10B7/6 1.3 17.5   名東区
H20 上社駅 7.5YR5/3 1.1 18.6   地上区間
H21 本郷駅 5B7/2 0.7 19.3  
H22 藤が丘駅 5RP7/4 1.3 20.6 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)(L01)
  • 名古屋駅と本郷駅では、駅名標は漢字表記だが、切符は「なごや」「ほんごう」と平仮名で表記される。また中村公園駅は切符には「なかむら公園」と表記されている[23]

新駅計画

名古屋駅 - 伏見駅間に「柳橋駅(仮称)」を設置する検討がされており、2027年リニア中央新幹線開業に合わせて新駅を開業させたいとしている[24][25]

なお、「柳橋駅」は東山線建設計画時から設置計画のあった未成駅であり、駅設置予定箇所の線路部分については実際に「柳橋構造物」として工事も行われた。名古屋駅を起点に東へ0K645M地点から0K795M地点までの区間が「柳橋構造物」とされ、前後の区間が砕石道床であるのに対し、この区間は駅と同様にコンクリート道床で建設されたほか、柱の太さや間隔が前後のトンネル部とは異なるなど、準備工事の跡が見られる[25][26]。図面には駅のおおよその形状や出入口となる階段の位置、駅構造体の函体断面図等が記載されているが、柳橋構造物としてどこまでの工事が行われたのか、つまり駅として使用できる空間が地下にすでに確保されているのかなどについては、公表されていない。

柳橋駅設置予定場所にあたる錦通西柳公園付近[27]は、直上に名古屋高速都心環状線名駅入口が設置されたり、名古屋市交通局の柳橋変電所が西柳公園地下に建設されたり、鉄道建設用地として確保されていた錦通自体、交通の激しい幹線道路の一つに成長するなど、東山線建設時と比較すると周囲の状況は大きく様変わりしている。

脚注

  1. 仙台市地下鉄東西線都営地下鉄大江戸線横浜市営地下鉄グリーンライン大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線同 今里筋線神戸市営地下鉄海岸線福岡市営地下鉄七隈線も同様であるが、これらの路線はリニアモーター式の車両が用いられている。
  2. 今の路線の新栄町駅寄り。「栄町車庫」と呼ばれていたが、正式には車庫ではなく桜通線中村区役所駅で見られた本線を使用した暫定的な検車区であり、池下延伸まで使われた。現在もその名残りでトンネルの幅がやや広くなっている。
  3. 「池下車庫」と呼ばれ、愛知淑徳中学校・高等学校の旧敷地を活用したものであった。車庫の藤が丘移転後、敷地は旧愛知厚生年金会館として活用された。
  4. 市営交通事業経営健全化計画・素案 (PDF) 」23頁、24頁
  5. 5.0 5.1 地下鉄東山線に可動式ホーム柵を設置します (PDF) - 名古屋市交通局、2015年6月12日
  6. 6.0 6.1 東山線のワンマン運転開始について - 名古屋市交通局、2016年6月17日
  7. 7.0 7.1 東山線における全線ワンマン運転の開始について - 名古屋市交通局、2017年6月1日
  8. 2014年度までは大晦日は「大晦日ダイヤ」、正月三が日は「正月ダイヤ」と分かれていた
  9. 1975年大晦日から2003年大晦日までは20分間隔、2008年大晦日までは25分間隔だった。
  10. 東山線が午前0時までに運行を終了していた1976年までは、中村公園駅発の最終電車は池下駅行であった。また、名古屋駅での夜間滞泊もあり、藤ヶ丘駅(現・藤が丘駅)行の初発電車および星ヶ丘駅発の最終電車は名古屋駅始発・終着であった。 - 『市バス・地下鉄ご案内』、名古屋市交通局発行のリーフレット、1974年7月
  11. 東山線終電延長 名古屋市交通局
  12. この時は全線通しの列車1往復の運行であった。地下鉄東山線における最終電車延長の試行実施について (PDF) 、名古屋市交通局報道発表資料(インターネット・アーカイブ)、2013年11月28日、2017年1月9日閲覧
  13. 13.0 13.1 “地下鉄東山線における最終電車の時刻延長等の実施について” (PDF) (プレスリリース), 名古屋市交通局, (2014年6月24日), オリジナル2015年11月17日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151117014959/http://www.kotsu.city.nagoya.jp/dbps_data/_material_/localhost/_res/about/press_release/20140624.pdf . 2018閲覧. 
  14. 14.0 14.1 建設省十五年小史, 建設広報協議会, (1963年10月1日) 
  15. 15.0 15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「new-nagoya-history-7-1998-3-31」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  16. 「市営交通70年のあゆみ」1992年、114頁
  17. 愛称決定までは、2号線(現・名城線)の南北線に対して「東西線」と呼称する場合もあった。
  18. 「鉄道記録帳」、『RAIL FAN』第52巻第1号、鉄道友の会、2005年1月号、 24頁。
  19. 東山線5000形に引退記念装飾 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース、2015年7月15日
  20. 名古屋市交通局で5000形車両引退記念イベント - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース、2015年8月31日
  21. 「都市交通年報」各年度版
  22. 名古屋市交通局 入札仕様書「東山線可動式ホーム柵の整備(運輸関係分)その1」で可動式ホーム柵の軌道側(電車側)の面に掲示される駅名表示板の色指定。可動式ホーム柵の戸袋上部色とは異なる。対応するRGB値は日本塗料工業会のペイントカラー検索システムによる。
  23. 自動改札導入以前に駅員が目視で切符を判別しやすくするために導入された方式の名残りで、それぞれ名古屋港駅・本陣駅・中村日赤駅との判別を容易にしている。なお星ヶ丘駅と藤が丘駅の切符では、星ヶ丘は「丘」、藤が丘は「藤」をそれぞれ大きな文字にすることで判別を容易にしている。なお、manacaではこの表記ではなく、普通に表記される。
  24. 地下鉄東山線に新駅検討へ”. NHK (2014年3月6日). 2014年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
  25. 25.0 25.1 “名古屋市、幻の「柳橋駅」設置検討 地下鉄・東山線”. 中日新聞. (2014年3月7日). オリジナル2014年3月7日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140307160323/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014030790014521.html . 2014閲覧. 
  26. 都市伝説「柳橋駅」は本当だった... - 名古屋市会議員 横井利明オフィシャルブログ、2012年8月15日、2014年3月6日閲覧。
  27. 名古屋市会議員である横井利明のブログ(前記)に掲載されている、当時の名古屋市高速度鉄道の図面では、江川線の西側、西柳町二丁目と書かれた場所に柳橋構造物の記載があり、現在の名駅4丁目、西柳公園付近にあたる

関連項目

テンプレート:名古屋市営地下鉄の路線