出雲市駅

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出雲市駅(いずもしえき)は、島根県出雲市駅北町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線

隣接する一畑電車北松江線電鉄出雲市駅(でんてついずもしえき)についてもここで記述する。

概要

JR山陰本線の主な列車が発着する拠点駅であり、岡山方面から伯備線を経由する特急はこの駅で折り返す。また、当駅から米子駅までの間は「通勤ライナー」以外の全快速列車が各駅に停車する。2009年3月14日の「はやぶさ」・「富士」の廃止により、定期運転の寝台特急(「サンライズ出雲」)が発着する日本最西端の駅となった。

直営駅でかつては構内に出雲鉄道部が置かれ、かつ管理駅でもあったが2008年6月の組織変更による解体により松江駅傘下の地区駅(駅長配置)となり、松江駅から管理業務の一部を委任される形となった。

なお、JR・一畑電車の当駅は松江駅・半高架の出雲科学館パークタウン前駅と並び島根県では数少ない高架駅でもある。

2012年3月17日ダイヤ改正から2014年3月15日ダイヤ改正まで平日に当駅を9時08分に発車する赤穂線播州赤穂駅止まりの長距離普通列車が設定されていた(播州赤穂着16時05分)。運転距離は275㎞であった。逆は設定されていなかった。

JR出雲市駅の事務管コードは▲640741を使用している[1]

歴史

国鉄・JR西日本

ファイル:Izumoshi Station 19880731.jpg
地上駅時代の出雲市駅(1988年7月31日)

一畑電車

ファイル:一畑電鉄デハ23.jpg
地上駅時代の電鉄出雲市駅(1996年8月13日)
  • 1914年(大正3年)4月29日 - 一畑軽便鉄道(現在の一畑電車)の出雲今市駅が開業。当時は国鉄駅との共同駅。
  • 1957年(昭和32年)4月1日 - 国鉄駅の改称に合わせ出雲市駅に改称。
  • 1964年(昭和39年)4月1日 - 出雲市ターミナルビルに移転し国鉄駅から分離、電鉄出雲市駅に改称。
  • 2000年(平成12年)12月9日 - 高架駅化[5]。これに伴い一畑百貨店出雲店(閉店→改築後、規模を縮小して再開)と分離。
  • 2006年(平成18年)4月1日 - 一畑電気鉄道の持株会社移行に伴い、新設の一畑電車株式会社が鉄道事業を承継。

駅構造

JR西日本

出雲市駅の位置
出雲市駅の位置
出雲市駅の
位置
出雲市駅の位置


島式ホーム2面4線を有する高架駅で、駅舎は出雲大社をイメージしている。みどりの窓口みどりの券売機が設置されている。駅構内(特に東側)に駅そばや土産物屋、観光案内所、衣料品店、100円ショップなどが入居した「アトネスいずも」があり、中央部分にはセブン-イレブン ハートイン JR出雲市駅店(2016年10月7日オープン)がある[広報 2]

のりば

のりば 路線 方向 行先 備考
1 D 山陰本線 上り 松江米子鳥取方面 当駅始発を含む
下り 大田市浜田方面 当駅始発の一部
2 上り 松江・米子・鳥取・岡山方面  
3 下り 大田市・浜田・益田新山口方面  
4 下り 大田市・浜田方面 当駅始発を含む
上り 松江・米子方面 当駅始発を含む

内側2線(2・3番のりば)が本線、外側2線(1・4番のりば)が待避線である。なお、地上駅時代には0番乗り場もあり、大社線用のホームとして利用されていた。

両サイドの待避線(1・4番のりば)は上下双方の入線・発車・折り返しに対応している。松江駅もほぼ同様の構造であるが、当駅の場合は上り本線(2番のりば)が米子方面からの折り返しにも対応しており、当駅始発・終着となる特急「やくも」は2番のりばに直接入線して折り返す[注釈 1]。快速・普通列車の折り返しは、上下線を問わず1番のりばか4番のりばで行われる。

浜田方面から直通してくる上り特急も原則として2番のりばに停車するが、2番のりばが「やくも」の折り返しで塞がっている場合は1番のりばに停車する。逆に浜田方面行きの下り特急はすべて3番のりばに停車する。

米子支社管内では列車入線の際に接近メロディが流されるが、当駅では接近放送の冒頭に独自のメロディ[注釈 2]が使われている。高架化と合わせて使用を開始した。また、電光掲示板は該当の電車が停車中の時は点滅する。


一畑電車 (電鉄出雲市駅)

変形の島式ホーム1面2線を有する高架駅[5]有人駅である。定期列車は基本的に2番のりばを使用する。当駅は西日本旅客鉄道の出雲市駅より東に100m離れた場所に位置しており、両駅間の乗り換えには一旦改札を出なければならない。

電鉄出雲市駅の位置
電鉄出雲市駅の位置
電鉄出雲市駅の
位置
電鉄出雲市駅の位置

のりば

のりば 路線 行先
1・2 北松江線 川跡出雲大社前松江しんじ湖温泉方面


駅弁

JR出雲市駅で販売されている、主な駅弁は下記の通り[6]

  • かに寿し
  • 出雲そば弁当

駅周辺

北口

北口の西側には楽団を模した古代衣装を着たからくり時計のモニュメントがあり、定刻に自動演奏する他、ボタンでそれぞれの楽器の音色を手動で奏でられる。また、柱から水が流れるモニュメントがある。

北口を出て徒歩2分のところに居酒屋、スナック、パブなどが集まる飲食街(代官町・末広町・塚根町)があり、さらにそこから徒歩2~3分のところにはかつてのアーケード街(西方向に扇町、東方向に中町の各商店街だった通り)がある。

北口からは北方向に島根県道27号出雲市停車場線(中央通り)が伸びており、高瀬川を渡って出雲市役所や国道184号まで達する。

南口

地上駅時代は工場などが建ち並んでいた。現在ある多くの建物や施設は、高架駅となってから建てられたものがほとんどである。

バスのりば

出雲大社へは一畑バスで27分~36分程度。3番のりばの前にあるツインリーブスホテル出雲(一畑百貨店出雲店併設)1階のアトリウムを高速バス・空港リムジンバスの待合所(6:00 - 22:30)として利用できる。

北口1番のりば

北口2番のりば

北口3番のりば

南口(ビッグハート前)

利用状況

  • JR西日本 - 2015年度の1日平均乗車人員2,587人である。
  • 一畑電車 - 2015年度の1日平均乗車人員は672人である。

各年度の1日平均の利用者数は以下の通り[統計 1]

年度 JR西日本 一畑電車
1日平均
乗車人員
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1999年 2,299 583 1,177
2000年 2,278 569 1,176
2001年 2,292 575 1,139
2002年 2,285 507 951
2003年 2,289 590 1,145
2004年 2,285 541 1,080
2005年 2,331 614 1,204
2006年 2,306 573 1,146
2007年 2,418 586 1,180
2008年 2,482 600 1,184
2009年 2,298 615 1,202
2010年 2,283 617 1,210
2011年 2,317 591 1,191
2012年 2,393 609 1,216
2013年 2,803 750 1,473
2014年 2,587 794 1,414
2015年 2,587 672 1,328

隣の駅

西日本旅客鉄道
D 山陰本線
快速「通勤ライナー」・快速「とっとりライナー」(「とっとりライナー」は米子駅まで各駅に停車)
直江駅 - 出雲市駅
快速「アクアライナー
※列車ごとに停車駅が異なるため、列車記事を参照のこと。当駅と米子駅の間はすべて各駅停車。
普通
直江駅 - 出雲市駅 - 西出雲駅
一畑電車
北松江線
特急「スーパーライナー」(平日下り1本のみ)・特急(土休日のみ)
電鉄出雲市駅 - 大津町駅
急行(平日上り1本のみ)・普通
電鉄出雲市駅 - 出雲科学館パークタウン前駅

かつて存在した路線

西日本旅客鉄道
大社線
出雲市駅 - 出雲高松駅

脚注

注釈

出典

  1. 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  2. 杉山匡史 (2016年11月5日). “米子など3駅に自動改札機導入 きょうからJR山陰線”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 鳥取全県版 
  3. 奥平真也 (2016年12月18日). “イコカ使って改札通り初め 松江・米子駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 島根版 
  4. 井潟克弘、礒部修作 (2017年6月20日). “瑞風、県内に初停車 園児らが出迎え 出雲市駅”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 島根版 
  5. 5.0 5.1 「RAILWAY TOPICS」、『鉄道ジャーナル』第35巻第4号、鉄道ジャーナル社、2001年4月1日、 94-95頁。
  6. 『JR時刻表』2017年3月号、交通新聞社2017年、 345頁。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

統計資料

関連項目

外部リンク


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