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{{Otheruses}}
 
'''アイドル'''とは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を意味する[[英語]]({{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}})に由来し<ref name="">{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB-10564|title=アイドル(あいどる)とは|accessdate=2015-6-7 |work=デジタル大辞泉の解説|publisher=[[コトバンク]]}}</ref>、文化に応じて様々に定義される語である。
 
  
日本の芸能界における「アイドル」とは、'''成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物'''を指す<ref name="アイドルとは">{{Cite web | url=http://ironna.jp/article/2439?p=1| title=アイドルとは何か | publisher= 産経デジタル| accessdate= 2016-1-26}}<br/>{{Cite web | url=http://ddnavi.com/news/232986/a/| title=アイドル特集【総論】改めての素朴な疑問「アイドルとは何か?」| work=ダヴィンチニュース | accessdate= 2016-1-26}}</ref>。
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'''アイドル'''(idol)
 
 
== 概説 ==
 
キャラクター性を全面に打ち出し、[[歌]]・[[ダンス]]・[[演技]]・[[お笑い]]など幅広いジャンルで活動を展開しやすいのが特色である<ref name="アイドルとは"/>。外見が最も重要視される[[モデル (職業)|モデル]]とは異なり、[[容姿]]が圧倒的である必要はなく'''親しみやすい存在'''であることが多い<ref name="アイドルとは"/>。
 
 
 
一方で、はっきりと目には見えない“華”や“人間的魅力”が強く求められるため、一流のアイドルは'''手が届きそうで届かない存在'''となる<ref name="アイドルとは"/>。
 
 
 
“存在そのものの魅力”よりも“音楽的スキル”が主たる職業能力である場合には、「アイドル」には分類されず「[[アーティスト]]」や「[[ミュージシャン]]」などと呼ばれる。ただし本人や所属事務所などの意向により、どちらの立場をとるか決めることもでき、線引きはあいまいである。そのため本人が「アーティスト」と名乗っていても、「アイドル」に分類されることがある<ref>{{Cite web | url=http://news.livedoor.com/lite/article_detail/10152370/| title=本人やファンは否定するけど「アイドルじゃん」と思うアーティストランキング| work=ライブドアニュース | accessdate= 2016-1-16}}</ref>。
 
 
 
かつての主流は20代でアイドルを休止し、アーティストや俳優(女優)などに転向することであったが、2000年代以降は様相が変わってきている。本人が30代以降になっても新たなチャレンジなどをし続ければ、“成長過程”や“存在そのものの魅力”が問われるアイドルという職業を継続することが可能であり、世間からもそれが認められるようになった<ref>{{Cite web | url=http://npn.co.jp/sp/article/detail/00812006/| title=さんま、たけし、タモリらがSMAPへ賞賛のメッセージ「前代未聞のアイドルグループ」| work=リアルライブ | accessdate= 2016-1-26}}</ref>。
 
 
 
=== 「アイドル」の起源 ===
 
アイドル({{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}})の本来の意味は、[[偶像]]、すなわち[[神]]や[[仏]]などの[[宗教]]的存在をかたどって造られた像で、かつ崇拝の対象となっているもののことである<ref>つまり、神や仏というのは、本来は不可視で触れることもできないはずで、物体的な像などでは表現したり代用できるわけもないのに、像が作られて(不適切にも)崇拝されるようになってしまったもののことである。もともとは、そうしたことを若干ほのめかしている面、[[風刺]]する意味もこめられていたからこそ、この用語が選ばれていたのではあるが。</ref>。この用語が転用され、20世紀前半のアメリカで「若い人気者」としての意味で使われ始めた。
 
 
 
アメリカでは、戦前の[[1927年]]に「マイ・ブルーヘブン」をヒットさせた歌手のジーン・オースティン<ref>http://www.discogs.com/.../Gene-Austin-My-Blue-Heaven/.../...</ref>や、[[1940年代]]に「女学生のアイドル(bobby-soxer's idol)」と呼ばれて熱狂的な人気を生んだ[[フランク・シナトラ]]らが{{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}}と呼ばれ始めた<ref>[[ザ・ビートルズ1962年〜1966年]]、[[ザ・ビートルズ1967年〜1970年]](東芝EMIアナログ盤)付録:[[石坂敬一]]による論文より</ref>。その後、アネットやファビアン、ボビー・ライデル<ref>http://www.laughingplace.com/.../teen-idol-bobby-rydell-recalls-dis...</ref>らのアイドルが人気となり、[[マイケル・ジャクソン]]や[[バックストリート・ボーイズ]]などもアメリカを代表するアイドルである。デビュー時の[[エルヴィス・プレスリー]]([[1950年代]])や[[ビートルズ]](イギリス・[[1960年代]])らは、日本でも「アイドル」として認知されていた<ref>ビートルズ日本公演プログラムより。</ref>。イギリスでは、クリフ・リチャード、[[ベイ・シティ・ローラーズ]]、[[スパイス・ガールズ]]らのアイドルが存在した。その後「若い人気者」という意味における{{lang|en|[[:en:Idol|''idol'']]}}という言葉は死語となり、{{lang|en|''icon''}}や{{lang|en|''pop star''}}などの言葉で置き換えられるようになっていった<ref>[https://eikaiwa.weblio.jp/column/knowledge/unnatural_english/idol-is-japlish 【通じる英語】「アイドル」は使い方に要注意でも使われる英語]</ref>。
 
 
 
=== 日本型「アイドル」の誕生 ===
 
日本においては当初「アイドル」という言葉は、主に日本国外の芸能人を対象にした呼称として用いられ<ref>『YOUNGヤング』・1964年4月号より。</ref><ref>映画の中のみでなら、[[1938年]]の[[松竹映画]]・『[[愛染かつら]]』で使用された例がある。また[[フランス映画]]の『[[アイドルを探せ (1963年の映画)|アイドルを探せ]]』が[[1964年]]に日本でも公開された。</ref>、日本の人気芸能人は一般的に「スター」と呼ばれていた。
 
<!--記事内の別箇所の説明と重複するためコメントアウト:アイドルの始まりは日本ではなく、フランスでありその後、北米や南米などに広がっていき、アジアでは一番最初に日本がフランスやアメリカのアイドル文化に影響を受けた。本来は、海外歌手・グループ対して使われる言葉であったが、日本では「年齢が若い歌手=アイドル」として定義された。以降、[[松田聖子]]のような清純派歌手や[[AKB48]]のような若い歌手グループがアイドルのイメージとして定着し、成長型アイドルが主流となった。しかし、これは本来のアイドルの概念ではなく、アメリカやイギリスなどの海外のアイドルの定義とは大きく異なる。-->
 
 
 
日本で最初のアイドルは、[[明日待子]]である<ref>{{Cite web|url=http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171208-OHT1T50242.html|title=日本初のアイドルがファンと72年ぶりの再会「生きていてよかった」|accessdate=2018-01-24|publisher=スポーツ報知}}</ref><ref>[http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-7014-0.html 『幻の近代アイドル史』](2014年刊・[[笹山敬輔]]/著、ISBN 4779170141)</ref>。
 
 
 
テレビが普及していない時代における主力産業が映画だったことから、スターの大半は映画俳優であり、特に[[加山雄三]]、[[吉永小百合]]、[[浜田光夫]]らは「青春スター」と呼ばれた([[東映ニューフェイス]]も参照)。女性においては[[美空ひばり]]や[[吉永小百合]]らの時代であり、そのひばりに[[江利チエミ]]、[[雪村いづみ]]を加えた「[[三人娘 (1955-)|三人娘]]」、あるいは、[[中尾ミエ]]、[[伊東ゆかり]]、[[園まり]]から成る「[[スパーク3人娘]]」らが人気を博した。
 
 
 
しかし、[[1960年代]]には、産業としての映画の衰退、本格的なテレビ時代の到来、[[グループ・サウンズ]]のブーム<ref>絶頂期のビートルズの来日([[1966年]])などを受けた[[ザ・スパイダース]]、[[ザ・タイガース]]、[[ザ・テンプターズ]]など。</ref>が巻き起こる過程で、徐々に「スター」と並行して「アイドル」の呼称が用いられるようになった<ref>『別冊[[キネマ旬報]]』・1968年10月号より。</ref>。
 
 
 
[[1970年代]]に至り、未成熟な可愛らしさ・身近な親しみやすさなどに愛着を示す日本的な美意識を取り入れた独自の「アイドル」像が創造された<ref>特定の歌手に対して本格的に「アイドル」の呼称を使用し出したのは[[南沙織]]や[[天地真理]]辺りからである。1970年代後半に入ると、[[竹内まりや]]、[[中島みゆき]]、[[松任谷由実]]どの[[ニューミュージック]]歌手がヒットするようになり、デビュー当初の竹内まりやは、アイドル的な売出し方をされたこともあった。</ref>。また1968年に設立されたCBSソニー(現・[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|ソニー・ミュージックエンタテインメント]])が、それまで[[レコード会社]]が楽曲制作を自社の専属作家に任せていたのを、無所属の作家に開放したことが切っ掛けで、「[[アイドル歌謡]]」が隆盛するようになった<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130715/wlf13071512010009-n1.htm 「J-POPを殺したのはソニー」 知られざる音楽業界のタブー(1/2ページ) - MSN産経west] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20160304211616/http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130715/wlf13071512010009-n1.htm |date=2016年3月4日 }}</ref>。
 
 
 
その後、現在に至るまで女性アイドル産業が特に盛んな背景として、「元来女性は、男性にはない『感動しやすい習性』『精緻なる感受性』をもつがゆえに、巫女的な[[妹の力]](いものちから)を得て、生きる力、幸福への道を伝えることができる」とする、民族学者・[[柳田國男]]の評論が持ち出されるケースがある<ref>{{Cite book | 和書 |author = 安西信一|date=2013-04-13|title = ももクロの美学 〈わけのわからなさ〉の秘密 |publisher = [[廣済堂出版]]}}</ref>。なお、日本におけるアイドルの隆盛時期は、[[不況]]の期間とほぼ完全に一致している、という分析もある<ref>{{cite web|url=http://charger440.jp/200512/contents02/theme02.php|title=アイドルと景気の意外な相関関係を徹底検証 Webマガジン 月刊チャージャー 2005年12月号|publisher=[[月刊チャージャー]]|date=|accessdate=2013-05-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130309051916/http://charger440.jp/200512/contents02/theme02.php|archivedate=2013年3月9日|deadlinkdate=2018年3月}}</ref>。
 
 
 
== 女性アイドル史 ==
 
{{独自研究|section=1|date=2015年6月6日 (土) 19:33 (UTC)}}
 
 
 
=== アイドル黎明期 ===
 
1971年デビューの[[新三人娘]]([[小柳ルミ子]]・[[南沙織]]・[[天地真理]])らがアイドル歌手の源流とされるが、それ以前にも[[西野皓三#西野バレエ団|西野バレエ団]]から派生したガールズユニット「[[レ・ガールズ]]」([[金井克子]]、[[原田糸子]]、[[由美かおる]]、[[奈美悦子]]、[[江美早苗]]が所属)が1967年に結成され、若者を中心に熱狂的な人気を博すといった事例もあった。
 
 
 
[[1970年代]]には『[[スター誕生!]]』や「[[Seventeen (日本の雑誌)#旧オーディション|ミスセブンティーンコンテスト]]」、「[[ホリプロタレントスカウトキャラバン]]」などの大規模な[[オーディション]]が相次いで開催されるようになり、[[森昌子]]、[[桜田淳子]]、[[山口百恵]]から成る「[[花の中三トリオ]]」や[[ピンク・レディー]](『スター誕生!』)、[[松田聖子]]や[[国生さゆり]]、[[工藤静香]](「ミスセブンティーンコンテスト」)ら、後の人気アイドルを輩出した。但馬オサムによると、当時はまだアイドルという単語自体が定着しておらず(「新人歌手」「新人女優」「新人モデル」といった肩書が付けられていた)、この時代に量産される女性タレントを多少の揶揄の意味を込めて「可愛い子ちゃん歌手」と呼ぶ風潮があったとのことである<ref>『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p40</ref>。小学館の学年別学習雑誌の表紙は、それ以前に子供の写真か子供を描いた[[水彩]]画が用いられていたのに対し、1970年代後半からアイドルの[[写真]]、いわゆる表紙[[グラビアページ|グラビア]]になりはじめ、1975年には[[グラビアアイドル]]の先駆者と称される[[アグネス・ラム]]がデビューを果たした(ただし当時の彼女の肩書は「CMモデル」)。
 
 
 
=== アイドル全盛期 ===
 
{{main2|楽曲の特徴|アイドル歌謡}}
 
[[1980年代]]に入り、松田聖子・[[小泉今日子]]・[[中森明菜]]<ref>80年代の初頭にデビューしたアイドル歌手のうち、シングル売上において他の者にダブル・スコア以上の差をつけた3名([[2012年]]6月29日に放送された『[[ミュージックステーション]]』より)。</ref>ら若年層に向けた[[ポップ・ミュージック|ポップス]]を主とする歌手が活躍を始め、「アイドル」の呼称が市民権を得るようになった<ref>『アイドル工学』・P.69より。</ref><ref name="TV guide1">「アイドル考現学」『[[TVガイド]]』2月6日号、[[東京ニュース通信社]]、1981年、20-21頁</ref>。1980年の時点では松田のレコード売上は新人部門4位で、[[ニューミュージック]]勢が優勢であったが<ref name="TV guide1"/>、1982年に小泉と中森がデビューし、女性アイドルの黄金時代となった<ref>{{cite news|url=http://www.japantimes.co.jp/news/2009/08/25/news/pop-idol-phenomenon-fades-into-dispersion/|title=Pop 'idol' phenomenon fades into dispersion - The Japan Times|newspaper=[[ジャパンタイムズ]]|publisher=ジャパンタイムズ|date=2009-08-25|accessdate=2013-05-13}}</ref>。1980年代の後半には、「女性アイドル[[四天王 (曖昧さ回避)|四天王]]」と呼ばれていた、[[工藤静香]]、[[中山美穂]]、[[南野陽子]]、[[浅香唯]]の4人の他、高い歌唱力を持つ[[本田美奈子.|本田美奈子]]や[[森川美穂]]などの実力派アイドルも登場した。そのような中、[[ライジングプロダクション]]が擁する[[荻野目洋子]]は歌唱力だけでなくダンスにも力を入れたスタイルで人気を博した。これは、1990年代後半以降に台頭するダンスボーカルアーティストのスタイルを先取りする形であった。
 
 
 
彼女らは、レコードリリースと歌番組を軸として活動しており、バラエティー番組出演や女優業などは、いわゆる「副業」という位置づけであった。シングルレコードは、おおよそ3か月程度で一枚を出すのが常で、とりわけデビュー前後においては、レコード会社及びプロダクションが最も力を注ぎ<ref>キャッチフレーズ(例:中森明菜「ちょっとエッチな ミルキーっ子」「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」等)を用いる等した。</ref>、多大な宣伝効果を期待していた<ref>[[少女隊]]、[[セイントフォー]]らは、数億円とも呼ばれる巨額をデビューに費やしていた</ref>。年度始めのデビューが多く、「豊作の82年組・85年組」「不作の83年組」など、年度単位でアイドルがカテゴライズされることもあった。
 
 
 
[[日本レコード大賞]]を筆頭に数々の賞を賭けた歌番組が80年代に勃興し、各賞を獲得することが当時のアイドルにとってのステータスであり、その激しさから「賞レース」などとも呼ばれた<ref>当時は、レコード売り上げの指標となるオリコンチャートも重要視されつつ、アイドル歌手にとって、歌番組に出演することは必須であり、テレビ媒体を通して宣伝するという事が当然視されていた</ref>。また、『[[ザ・ベストテン]]』『[[歌のトップテン]]』等のランキング番組は、その宣伝効果から、[[オリコンチャート]]に匹敵、むしろそれを上回る重要性さえ持っていた。
 
 
 
80年代アイドルは、基本はまず「歌うこと」が仕事のメインという前提があったが、「角川三姉妹」と呼ばれた[[薬師丸ひろ子]]、[[原田知世]]、[[渡辺典子]]のように女優業をメインとして、歌手業が副業的な場合もあった。歌番組出演は当時のアイドルの生命線でもあったが、このようなタイプのアイドルはむしろ乱発的に出演せず、最小限のテレビ出演に留め、映画公開と併せたプロモーション効果としてシングル曲を巧く利用していた。
 
 
 
コンサートやイベントなどでは、「[[親衛隊 (アイドル)|親衛隊]]」と呼ばれる、事務所側から公認・支援を受けた全国的応援組織が複数存在した。
 
 
 
=== 本来の「アイドル」の消滅 ===
 
1980年代後半から、レコードの売り上げが頭打ちになる。『ベストテン』『トップテン』『[[夜のヒットスタジオ]]』などの生放送歌番組が相次いで打ち切りになり、日本レコード大賞などの権威も失墜。アイドルがアピールできる媒体が消滅していった。
 
 
 
一方で、フジテレビ『[[夕やけニャンニャン]]』から生まれた[[おニャン子クラブ]]や、[[井森美幸]]、[[島崎和歌子]]、[[松本明子]]、[[森口博子]]、[[山瀬まみ]]ら、主にテレビの[[バラエティ番組]]で活動する[[バラエティーアイドル]](略して「バラドル」)と呼ばれる存在が派生し、同時期に[[かとうれいこ]]、[[細川ふみえ]]、[[C.C.ガールズ]]といった、雑誌の[[グラビアページ|グラビア]]を中心に活動する「[[グラビアアイドル]]」と呼ばれる存在もデビューしはじめ、他方で[[後藤久美子]]、[[小川範子]]、[[坂上香織]]、[[喜多嶋舞]]、[[宮沢りえ]]らローティーンの子役やモデルらが[[全日本国民的美少女コンテスト|美少女ブーム]]<ref>[https://middle-edge.jp/articles/Dh3QD 1980年代後半の「美少女ブーム」を牽引した美少女たち 10選:後藤久美子・小川範子・坂上香織・宮沢りえ・観月ありさ・桜井幸子・一色紗英ほか] ミドルエッジ、2016年4月3日</ref>の中クローズアップされて歌手デビューするなど、以降アイドルという存在が急速に多様化していった。また、[[アダルトビデオ]]の普及に伴い、[[黒木香]]、[[桜木ルイ]]、[[飯島愛]]などのアイドル的な人気を誇る[[AV女優]]が登場するようになり、それらの中にはAV女優引退後にタレントに転身して活動する者も現れ始めた。
 
 
 
それまでのアイドルは一般的に[[歌手]]や[[俳優]]、[[グラビアページ|グラビア写真モデル]]など1人で様々な分野で活動し、“成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物”を目指していた。しかし、素人同然の「バラエティーアイドル」やビジュアル重視の「グラビアアイドル」の出現により、人間的魅力と成長過程を追い求める「アイドル」という概念が崩壊。女性アイドルはそのファンも含めて、あまりいいイメージで捉えられなくなっていく。90年代初頭において、[[高橋由美子]]が「最後のアイドル」と呼ばれたのが象徴的事象であったように、アイドルそのものは存続していたが、本来の「アイドル」は、この時期に終焉を迎えたと言える<ref>1990年代中盤、歌手活動を中心としたアイドルは、スーパーモンキーズ、[[中谷美紀]]、[[菅野美穂]]、[[加藤紀子]]らを輩出した桜っ子クラブさくら組、酒井美紀、Melodyらが健闘していたものの、テレビ歌番組は減少の一途を辿っており活動の場は限定された。同時期、ドラマ出演をきっかけに注目された[[内田有紀]]、水着グラビアで中高生男子の圧倒的な支持を得た[[雛形あきこ]]がブレイク。両者とも、後にCDデビューを果たしている。1991年には、テレビ[[コマーシャルメッセージ|CM]]から人気を博した[[牧瀬里穂]]、[[観月ありさ]]がCDデビューを果たし、宮沢りえを含めた3人が「3M」と呼ばれ若年層の絶大なる人気を獲得する。</ref>。
 
 
 
またこの時期、[[声優#第3次声優ブーム|第3次声優ブーム]]が起こり、[[櫻井智|桜井智]]、[[岩男潤子]]といった本来アイドルとして活動していたタレントが[[声優]]に転身する、あるいは[[國府田マリ子]]、[[椎名へきる]]といったアイドル的な活動を行う声優が現れるといった事例も増え始める。
 
 
 
=== アイドル冬の時代 ===
 
[[1990年代]]に入ると、歌手活動を中心とするアイドルは[[Wink]]、[[CoCo (アイドルグループ)|CoCo]]、[[高橋由美子]]、[[ribbon]]、[[東京パフォーマンスドール]]らの活動が見られたものの、テレビ歌番組の減少と共に「アイドル冬の時代」「アイドル氷河期」<ref>この時代にアイドルだった世代は、「[[就職氷河期#氷河期世代|氷河期世代]]」([[団塊ジュニア]]・[[ポスト団塊ジュニア]])とも重なる。</ref>と呼ばれる時代を迎えた。一方で[[森高千里]]、[[渡瀬マキ]]、[[森川美穂]]、[[松田樹利亜]]、[[山口由子]]など[[GiRLPOP]]やバンドなどアーティスト路線へ移行しヒットした者もいた。
 
 
 
1990年代終盤、[[小室哲哉]]のプロデュースによる[[華原朋美]]や[[篠原涼子]]などのアイドル出身者(いわゆる[[小室ファミリー]])、[[安室奈美恵]]や[[SPEED]]などの[[沖縄アクターズスクール]]出身者などがミリオンセラーを連発。アイドル的な存在が再びスポットを浴びたが、彼女らはアーティスト的要素を強く打ち出していたので、アイドルとはみなされない場合もある。
 
 
 
2000年代前半にかけて、テレビ東京『[[ASAYAN]]』の企画でデビューした[[モーニング娘。]]や[[鈴木亜美|鈴木あみ]]、[[松浦亜弥]]らが台頭した。これにより本来の「アイドル」が再興する予感をうかがわせたが、あくまで[[つんく♂]]プロデュースによる[[ハロー!プロジェクト]]の一人勝ち状態で、邦楽界全体に波及しなかった点では、80年代の状況とは異なる。
 
 
 
=== グループアイドルの勃興 ===
 
[[2000年代]]に入ると、ハロー!プロジェクトに[[℃-ute]]、[[Berryz工房]]らが加わり規模が拡大するとともに、メンバーがグループから「卒業」することが一般化<ref>「卒業」という用語は[[おニャン子クラブ]]の時代に存在した。</ref>。これにより各アイドルグループは、メンバーを入れ替えながら存続を計ることが選択肢の一つとなった。
 
 
 
[[2005年]]には[[AKB48]]が結成され、2007年の紅白歌合戦に[[中川翔子]]、[[リア・ディゾン]]と共に「[[アキバ系アイドル]]」枠で出場した<ref>{{cite news|url=http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20071125-287476.html|title=紅白にアキバ枠しょこたんら出場 - 芸能ニュース  nikkansports.com|newspaper=[[日刊スポーツ]]|publisher=[[日刊スポーツ新聞社]]|date=2007-11-25|accessdate=2013-05-13}}</ref><ref>{{cite news|url=http://contents.oricon.co.jp/news/movie/50813/full/|title=紅白曲順が決定 注目の“アキバ枠”は米米CLUBと激突! ニュース-ORICON STYLE-|newspaper=[[オリコン]]ニュース|publisher=オリコン|date=2007-12-27|accessdate=2013-05-13}}</ref>。
 
 
 
この時期には、フジテレビ『[[アイドリング!!!]]』から誕生した[[アイドリング!!! (グループ)|アイドリング!!!]](2006年)や、[[スターダストプロモーション]]所属の[[ももいろクローバーZ]](ももいろクローバーとして2008年)、[[ディアステージ (企業)|ディアステージ]]の[[でんぱ組.inc]](でんぱ組として2008年)、[[ハロー!プロジェクト]]の[[アンジュルム]](S/mileageとして2009年)、[[PASSPO☆]](ぱすぽ☆として2009年)らが始動した。
 
 
 
アイドルはソロよりもグループの形態が主流となり、前述の中川翔子や[[小倉優子]]、[[木下優樹菜]]、[[里田まい]]、[[スザンヌ (タレント)|スザンヌ]]らは、「アイドル」としてではなく「[[バラエティタレント]]」というスタンスでテレビ出演しており、これ以降も同様の傾向が続く。
 
 
 
また、[[2000年]]にアイドルとして活動をスタートした[[Perfume]]は、[[2007年]]に[[テクノポップ]]ユニットとして音楽面から人気を獲得し海外へも進出。一方、[[KARA]]や[[少女時代 (音楽グループ)|少女時代]]ら[[K-POP]]勢も来日して活動を展開した。
 
 
 
=== アイドル戦国時代 ===
 
[[2010年代]]に入ると、「アイドルを名乗るタレントの数が日本の芸能史上最大」<ref name="yomiuri20121009">{{cite news|url=http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnculture/20121009-OYT8T00206.htm|title=ポストAKBはどうなる? アイドル戦国時代の行方  今を読む:文化  Biz活  ジョブサーチ  YOMIURI ONLINE(読売新聞)|newspaper=[[YOMIURI ONLINE]]|publisher=[[読売新聞]]|date=2012-10-09|accessdate=2013-04-23}}{{リンク切れ|date=February 2018}}</ref>という状況になり、「アイドル戦国時代」と呼ばれるようになった<ref name="oricon20121209">{{cite news|url=http://www.oricon.co.jp/news/music/2019492/full/|title=【12年ヒット分析】新旧グループから地方アイドルまで~“アイドル戦国時代”さらに激化 (AKB48) ニュース-ORICON STYLE-|newspaper=[[オリコン]]|publisher=オリコン|date=2012-12-09|accessdate=2013-04-23}}</ref><ref name="television">{{cite web|url=http://blog.television.co.jp/magazine/gravure/editor/2010/05/24.html|title=Gザテレビジョン編集部ブログ Gザテレビジョンは来週月曜日、24日発売です!|publisher=[[ザテレビジョン]]|date=2010-05-19|accessdate=2013-04-23|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130312204104/http://blog.television.co.jp/magazine/gravure/editor/2010/05/24.html|archivedate=2013年3月12日|deadlinkdate=2018年3月}}</ref>。
 
 
 
[[エイベックス・グループ]]所属の[[SUPER☆GiRLS]]や[[東京女子流]]のデビュー、[[さくら学院]]から派生した[[BABYMETAL]]の世界進出、[[ももいろクローバーZ]]の女性グループ初となる[[国立霞ヶ丘陸上競技場|国立競技場]]ライブ開催<ref>{{Cite web | url= http://natalie.mu/music/news/112182| title=ももクロ、国立で宣言「笑顔を届けることにゴールはない」| work= ナタリー| accessdate=2014-3-17}}</ref>など、多数のグループが次々と活躍した(同時期にブレイクした[[E-girls]]はアイドルグループではなくダンス&ボーカルグループに分類されることが多い)。[[AKB48グループ]]の拡大に付随して「[[坂道シリーズ]]」が誕生。[[ももいろクローバーZ]]とその姉妹グループによるプロジェクト「[[STARDUST PLANET]]」(通称スタプラ)も始動した。
 
 
 
2010年から始まった、女性アイドルの大規模フェス[[TOKYO IDOL FESTIVAL]](TIF)の規模も、200組以上もの出演者が参加するまでになっている<ref>{{Cite web | url=https://www.oricon.co.jp/news/2095326/full/|title=アイドル223組1480人が参加 『TIF』史上最多8万1378人動員|work=オリコン|accessdate=2018-01-06}}</ref>。
 
 
 
さらには、新潟の[[Negicco]]、宮城の[[Dorothy Little Happy]]、愛媛の[[ひめキュンフルーツ缶]]、福岡の[[LinQ]]など、[[ローカルアイドル]](ロコドル)と呼ばれる、地域に密着したアイドルも相次いで全国デビュー<ref name="yomiuri20121009" /><ref name="oricon20121209" />。中には福岡の[[Rev. from DVL]]に所属する[[橋本環奈]]のように、個人で全国区の人気を集めたケースもある。日本ご当地アイドル活性協会代表の金子正男<ref>元[[テレビ東京]]番組製作スタッフ、元[[角川映画]]プロデューサー、現在は一般社団法人[[ストリートダンス協会]]広報委員長も兼任{{cite web|author=鈴木敦子|url=http://mainichi.jp/articles/20151026/dde/007/070/035000c|title=人模様:地方アイドルで地域活性化 金子正男さん|work=毎日新聞のニュース・情報サイト|publisher=毎日新聞社|date=2015-10-26|accessdate=2016-04-26|archiveurl=https://archive.is/20160426134309/http://mainichi.jp/articles/20151026/dde/007/070/035000c|archivedate=2016年4月26日|deadlinkdate=2018年3月}}</ref><ref>[http://www.streetdancekyoukai.com/about.html 一般社団法人ストリートダンス協会団体概要] 2016年5月1日閲覧</ref>によると東京拠点のアイドル500組を除いた全国46道府県のアイドルは、[[2017年]][[6月17日]]現在で942組存在する<ref>[https://thepage.jp/detail/20170626-00000011-wordleaf ご当地アイドル、なんと1000組 LCCなどでブーム再燃 仕掛け人の仕事とは?]THE PAGE、2017年6月26日</ref><ref>{{cite web|title=HITS ONE powered by Billboard JAPAN 1月11日番組後記|url=https://www.tokyosmart.jp/hitsone/magazine-detail/1002|publisher=HITS ONE powered by Billboard JAPAN 番組の放送後記ブログ|date=2017-01-11|accessdate=2017-01-16}}</ref>
 
<ref>{{cite web|title=薬局・農業・書道…2016年注目ご当地アイドルは個性派 | 日本経済新聞|url=http://style.nikkei.com/article/DGXMZO95656700Z21C15A2I00000?channel=DF130120166059&style=1|publisher=日本経済新聞|accessdate=2016-01-01}}</ref><ref name="toukei20150201-4">{{cite web|title=ご当地アイドル」疾走、発信力に行政も注目 | 週刊東洋経済(ビジネス)|url=http://toyokeizai.net/articles/-/59367?page=2|page=4|publisher=東洋経済オンライン|accessdate=2015-09-25}}</ref><ref>{{cite web|url=http://mainichi.jp/shimen/news/20151026dde007070035000c.html|title=地方創生の鍵を握るのは地方アイドル|work=夕刊|publisher=毎日新聞|accessdate=2015-10-26}}{{リンク切れ|date=February 2018}}</ref>。
 
 
 
=== 主な女性アイドル ===
 
====1940年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1946年]]…[[明日待子]]<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2914364 楽しき明日] 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>
 
* [[1949年]]…[[美空ひばり]]
 
 
 
====1950年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1952年]]…[[江利チエミ]]
 
* [[1953年]]…[[雪村いづみ]]
 
* [[1958年]]…[[伊東ゆかり]]
 
* [[1959年]]…[[ザ・ピーナッツ]]
 
 
 
====1960年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1962年]]…[[吉永小百合]]、[[中尾ミエ]]、[[園まり]]、[[木の実ナナ]]、[[梅木マリ]]
 
* [[1963年]]…[[九重佑三子]]
 
* [[1964年]]…[[いしだあゆみ]]、[[水前寺清子]]
 
* [[1965年]]…[[奥村チヨ]]、[[中村晃子]]、[[森本和子]]
 
* [[1966年]]…[[山本リンダ]]
 
* [[1967年]]…[[黛ジュン]]、[[佐良直美]]、[[今陽子]]、[[泉アキ]]
 
* [[1968年]]…[[小川知子]]、[[和田アキ子]]、[[ピンキーとキラーズ]]、[[小山ルミ]]、[[はつみかんな]]
 
* [[1969年]]…[[由紀さおり]]、[[辺見マリ]]、[[ベッツィ&クリス]]
 
 
 
====1970年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1970年]]…[[岡崎友紀]]、[[吉沢京子]]、[[ゴールデン・ハーフ]]、[[津々井まり]]、[[藍美代子|純エリ子]]、[[渥美マリ]]、[[平山みき]] ら。
 
* [[1971年]]…[[天地真理]]、[[小柳ルミ子]]、[[南沙織]]、[[アン・ルイス]]、[[五十嵐淳子|五十嵐じゅん]]、[[牧葉ユミ]]、[[フラワー・メグ]] ら。
 
* [[1972年]]…[[森昌子]]、[[麻丘めぐみ]]、[[アグネス・チャン]]、[[坂口良子]]、[[山口いづみ (女優)|山口いづみ]]、[[小林麻美]]、[[岩渕リリ]]、[[ニュー・キラーズ]] ら。
 
* [[1973年]]…[[山口百恵]]、[[桜田淳子]]、[[キャンディーズ]]、[[浅田美代子]]、[[夏木マリ]]、[[安西マリア]]、[[石川さゆり]]、[[朝倉理恵]]、[[栗田ひろみ]]、[[杉田かおる]] ら。
 
* [[1974年]]…[[太田裕美]]、[[伊藤咲子]]、[[浅野ゆう子]]、[[林寛子 (タレント)|林寛子]]、[[木之内みどり]]、[[松本ちえこ]]、[[相本久美子]]、[[小林美樹 (アナウンサー)|小林美樹]]、[[篠塚満由美|しのづかまゆみ]]、[[シェリー (タレント)|シェリー]]、[[優雅 (台湾の歌手)|優雅]]、[[石江理世]]、[[池上季実子]]、[[風吹ジュン]]、[[リンリン・ランラン]] ら。
 
* [[1975年]]…[[岩崎宏美]]、[[片平なぎさ]]、[[岡田奈々]]、[[黒木真由美]]、[[目黒ひとみ]]、[[山本ゆか里|山本由香利]]、[[池田ひろ子]]、[[青木美冴]]、[[浅野真弓]]、[[小川順子]]、[[讃岐裕子]]、[[竹田かほり]]、[[三東ルシア]]、[[マッハ文朱]]、[[ザ・リリーズ (女性アイドル)|ザ・リリーズ]] ら。
 
* [[1976年]]…[[ピンク・レディー]]、[[三木聖子]]、[[大竹しのぶ]]、[[早乙女愛]]、[[手塚理美|手塚さとみ]]、[[東てる美]]、[[多岐川裕美]]、[[神保美喜]]、[[秋野暢子]]、[[森田つぐみ]]、[[吉田真梨]]、[[浦部雅美]]、[[三谷晃代]]、[[桜たまこ]]、[[北村優子]]、[[秋本圭子]]、[[芦川よしみ]]、[[榊みちこ]]、[[中山圭以子]]、[[山本百合子]]、[[ビューティ・ペア]]、[[ゴールデン・ハーフ#ゴールデン・ハーフ・スペシャル|ゴールデンハーフスペシャル]] ら。
 
* [[1977年]]…[[榊原郁恵]]、[[大場久美子]]、[[高田みづえ]]、[[清水由貴子]]、[[荒木由美子]]、[[香坂みゆき]]、[[五十嵐夕紀]]、[[神田広美]]、[[岸本加世子]]、[[夏目雅子]]、[[谷ちえ子]]、[[久木田美弥]]、[[北原由紀]]、[[梓真由美]]、[[木原光知子]]、[[ナンシー久美]]、[[アグネス・ラム]]、[[アパッチ (音楽グループ)|アパッチ]]、[[キャッツ★アイ]]、[[ギャル (アイドルグループ)|ギャル]] ら。
 
* [[1978年]]…[[石野真子]]、[[石川ひとみ]]、[[畑中葉子]]、[[金井夕子]]、[[高見知佳]]、[[秋ひとみ]]、[[天馬ルミ子]]、[[久我直子]]、[[中野知子]]、[[大橋恵里子]]、[[岩城徳栄]]、[[森まどか (歌手)|森まどか]]、[[桂木文]]、[[加山麗子]]、[[堀川まゆみ]]、[[引田天功 (2代目)|朝風まり]]、[[トライアングル (音楽グループ)|トライアングル]]、[[スリーヤンキース]] ら。
 
* [[1979年]]…[[坪田まり子|倉田まり子]]、[[能瀬慶子]]、[[比企理恵]]、[[川島なお美]]、[[桑江知子]]、[[沢田聖子]]、[[井上望]]、[[大滝裕子]]、[[朝比奈マリア]]、[[藤真利子]]、[[横山みゆき]]、[[斉藤とも子]]、[[さとうあき子]]、[[壺井むつ美]]、BIBI([[早坂あきよ]]・小西直子) ら。
 
 
 
==== 1980年代 ====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1980年]]…[[松田聖子]]、[[河合奈保子]]、[[柏原芳恵|柏原よしえ]]、[[岩崎良美 (歌手)|岩崎良美]]、[[三原じゅん子|三原順子]]、[[浜田朱里]]、[[甲斐智枝美]]、[[石坂智子]]、[[鹿取洋子]]、[[パティ (歌手)|パティ]]、[[日高のり子]]、[[佐藤恵利]]、[[中川みどり]]、[[兵藤まこ]]、[[舟倉由佑子|舟倉たまき]]、[[原めぐみ]]、[[熊谷美由紀]] ら。
 
* [[1981年]]…[[薬師丸ひろ子]](1978年から女優として活動しているが歌手として1981年デビュー)、[[松本伊代]]、[[伊藤つかさ]]、[[川上麻衣子]]、[[島田歌穂]]、[[沢田富美子]]、[[沢村美奈子]]、[[中島めぐみ]]、[[林紀恵]]、[[寺島まゆみ]]、[[矢野良子 (歌手)|矢野良子]]、[[石毛礼子]]、[[壇まゆみ]]、[[中島はるみ (女優)|中島はるみ]]、[[横須賀よしみ]]、[[ヘレン笹野]]、[[春やすこ・けいこ]]、[[野宮真貴]]、[[宮崎美子]]、[[真行寺君枝]]、[[Sugar (日本のコーラスグループ)|Sugar]] ら。
 
* [[1982年]]…[[中森明菜]]、[[小泉今日子]]、[[早見優]]、[[堀ちえみ]]、[[石川秀美]]、[[原田知世]]、[[三田寛子]]、[[伊藤かずえ]] (神奈かずえ名義で1978年に歌手デビューしており、再デビューとなる) 、[[新井薫子]]、[[松居直美 (タレント)|松居直美]]、[[白石まるみ]]、[[つちやかおり]]、[[斉藤慶子]]、[[坂上とし恵]]、[[川田あつ子]]、[[中野美紀]]、[[川島恵 (アイドル)|川島恵]]、[[伊藤さやか]]、[[水谷絵津子]]、[[渡辺めぐみ]]、[[水野きみこ]]、[[大竹かおる]]、[[百瀬まなみ]]、[[山田由紀子]]、[[市川かおり|吉成香]]、[[熊谷真実]]、[[美保純]]、[[スターボー]]、[[Lady oh!]]、[[シャワー (アイドルグループ)|シャワー]]、[[パンジー (アイドルグループ)|パンジー]]からソロで[[北原佐和子]]、[[真鍋ちえみ]]、[[三井比佐子]]、[[佐東由梨]]ら。
 
* [[1983年]]…[[わらべ]]、[[岩井小百合]]、[[富田靖子]]、[[いとうまい子|伊藤麻衣子]]、[[武田久美子]]、[[松本明子]]、[[飯島真理]]、[[大沢逸美]]、[[森尾由美]]、[[桑田靖子]]、[[徳丸純子]]、[[小林千絵]]、[[横田早苗]]、[[原真祐美]]、[[高橋美枝]]、[[木元ゆうこ]]、[[小出広美]]、[[吹田明日香]]、[[河上幸恵]]、[[松尾久美子]]、[[太田貴子]]、[[小久保尚美]]、[[山口由佳乃]]、[[トライアングル (音楽グループ)|トライアングル]]からソロで[[小森みちこ]] ら。
 
* [[1984年]]…[[菊池桃子]]、[[荻野目洋子]]、[[岡田有希子]]、[[安田成美]]、[[長山洋子]]、[[工藤夕貴]]、[[渡辺典子]]、[[渡辺桂子 (歌手)|渡辺桂子]]、[[宇沙美ゆかり]]、[[山本ゆかり]]、[[田中久美]]、[[辻沢杏子]]、[[渡辺千秋 (歌手)|渡辺千秋]]、[[加藤香子]]、[[青田浩子]]、[[長谷川真弓 (女優)|長谷川真弓]]、[[少女隊]]、[[セイントフォー]]、[[キャプテン (音楽グループ)|麻生真美子&キャプテン]]、[[おかわりシスターズ]]、わらべからソロで[[倉沢淳美]] ら。
 
* [[1985年]]…[[おニャン子クラブ]]、[[中山美穂]]、[[森川美穂]]、[[本田美奈子]]、[[斉藤由貴]]、[[南野陽子]]、[[浅香唯]]、[[芳本美代子]]、[[森口博子]]、[[井森美幸]]、[[いしのようこ]]、[[松本典子]]、[[大西結花]]、[[宮崎ますみ]]、[[佐野量子]]、[[YOU (タレント)|江原由希子]]、[[森田まゆみ]]、[[橋本美加子]]、[[岡本舞子]]、[[山本理沙]]、[[奥田圭子]]、[[森下恵理]]、[[志村香]]、[[村田恵里]]、[[高橋里奈]]、[[網浜直子]]、[[藤原理恵]]、おニャン子クラブからソロで[[河合その子]]、[[吉沢秋絵]]、シャワーからソロで[[矢野有美]] ら。
 
* [[1986年]]…[[西村知美]]、[[島田奈美]]、[[杉浦幸]]、[[山瀬まみ]]、[[相原勇]](本名の小原靖子としてデビュー)、[[水谷麻里]]、[[藤井一子]]、[[勇直子]]、[[真璃子]]、[[森恵 (歌手)|森恵]]、[[浅倉亜季]]、[[佐藤恵美 (俳優)|佐藤恵美]]、[[芹沢直美 (アイドル)|芹沢直美]]、[[八木さおり]]、[[清水香織]]、[[中沢初絵]]、[[中野みゆき]]、[[川島みき]]、おニャン子クラブからソロで[[国生さゆり]]、[[新田恵利]]、[[渡辺美奈代]]、[[渡辺満里奈]] ら。
 
* [[1987年]]…[[森高千里]]、[[酒井法子]]、[[立花理佐]]、[[渡瀬マキ]]、[[石田ひかり]]、[[中村由真]]、[[後藤久美子]]、[[小川範子]]、[[仁藤優子]]、[[真弓倫子]]、[[つみきみほ]]、[[畠田理恵]]、[[牧野アンナ]]、[[小沢なつき]]、[[伊藤美紀 (女優)|伊藤美紀]]、[[伊藤智恵理]]、[[白田あゆみ]]、[[五十嵐いづみ]]、[[守谷香]]、[[金子美香]]、[[佐倉しおり]]、[[BaBe]]、おニャン子クラブからソロで[[工藤静香]]、[[岩井由紀子|ゆうゆ]](『[[夕やけニャンニャン]]』終了と同時期)ら。
 
* [[1988年]]…[[Wink]]、[[西田ひかる]]、[[高岡早紀]]、[[田中律子]]、[[深津絵里]]、[[中山忍]]、[[藤谷美紀]]、[[喜多嶋舞]]、[[杉本彩]]、[[本田理沙]]、[[坂上香織]]、[[小高恵美]]、[[国実百合]]、[[仲村知夏]]、[[相川恵里]]、[[北岡夢子]]、[[吉田真里子]]、[[姫乃樹リカ]]、[[安永亜衣]]、[[円谷優子]]、[[麻田華子]]、[[川越美和]]、[[小林彩子]]、[[山口由子]]、[[島崎路子]]、[[レモンエンジェル (アイドルグループ)|レモンエンジェル]]、おニャン子クラブからソロで[[生稲晃子]]、[[山崎真由美]](『夕やけニャンニャン』終了後)ら。
 
* [[1989年]]…[[宮沢りえ]](1985年にモデルデビュー)、[[田村英里子]]、[[CoCo (アイドルグループ)|CoCo]]、[[ribbon]]、[[島崎和歌子]]、[[田中美奈子]]、[[細川直美]]、[[千葉美加]]、[[里中茶美]]、[[増田未亜]]、[[山中すみか]]、[[河田純子]]、[[山口弘美]]、[[星野由妃]]、[[佐藤忍]]、[[咲浜小百合]]、[[田山真美子]]、[[日原麻貴]] ら。
 
 
 
==== 1990年代 ====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1990年]]…[[高橋由美子]]、[[桜井幸子]]、[[裕木奈江]]、[[かとうれいこ]]、[[岡本夏生]]、[[宍戸留美]]、[[和久井映見]]、[[千堂あきほ]]、[[田中陽子 (タレント)|田中陽子]]、[[寺尾友美]]、[[西野妙子]]、[[早坂好恵]]、[[駒村多恵]](当時は佐月亜衣の名前で活動)、[[中野理恵]]、[[杉本理恵]]、[[薬師寺容子]]、[[中嶋朋子]]、[[武田雅子]]、[[東京パフォーマンスドール]]、[[BABY'S]]、[[Lip's]]([[加藤貴子 (女優)|加藤貴子]]が所属)、[[Cotton (アイドルグループ)|Cotton]]、[[乙女塾]]からソロで[[花島優子]] ら。
 
* [[1991年]]…[[観月ありさ]]、[[牧瀬里穂]]、[[C.C.ガールズ]]、[[Mi-Ke]]、[[中江有里]]、[[横山知枝]]、[[諸岡なほ子]]、[[江崎まり]]、[[KEY WEST CLUB]]([[中谷美紀]]が所属)、乙女塾からソロで[[三浦理恵子]]、[[瀬能あづさ]]、[[はねだえりか|羽田惠理香]]、[[中嶋美智代]]、[[堀川早苗]]、乙女塾からグループで[[Qlair]]、東京パフォーマンスドールからソロで[[篠原涼子]]、[[穴井夕子]]、[[市井由理]]、桜っ子クラブからソロで[[井上晴美]]、[[中條かな子]]、[[胡桃沢ひろ子]] ら。
 
* [[1992年]]…[[SUPER MONKEY'S]]、[[小田茜]]、[[水野美紀]]、[[細川ふみえ]]、[[飯島愛]]、[[新島弥生]]、[[貴島サリオ]]、[[遠野舞子]]、[[鈴木ユカリ]]、[[MANISH]]、[[W-NAO]]、[[桜っ子クラブさくら組]]、[[乙女塾]]からソロで[[宮前真樹]]、[[大野幹代]]、桜っ子クラブからソロで[[加藤紀子]] ら。
 
* [[1993年]]…[[持田香織]]、[[坂井真紀]]、[[酒井美紀]]、[[安達祐実]]、[[梨花]]、[[柳原愛子]]、[[藤原久美]]、[[木内美歩]]、[[電波子]]、[[山崎亜弥子]]、[[山口リエ]]、[[KaNNa]]、[[ブカブカ]]([[はしのえみ]]が所属)、[[Melody (アイドルグループ)|Melody]]、[[黒BUTAオールスターズ]]、[[乙女塾]]からソロで[[永作博美]]、桜っ子クラブからソロで[[持田真樹]]、桜っ子クラブさくら組/KEY WEST CLUBからソロで[[中谷美紀]]、BABY'S解散後ソロで[[松田樹利亜]] ら。
 
* [[1994年]]…[[内田有紀]]、[[hitomi]]、[[辺見えみり]]、[[葉月里緒菜]]、[[宝生舞]]、[[千葉麗子]]、[[笹峯愛]]、[[大橋利恵]]、[[水野あおい]]、[[神田うの]] ら。
 
* [[1995年]]…[[SUPER MONKEY'S]]からソロで[[安室奈美恵]]、[[MAX (音楽グループ)|MAX]]、[[華原朋美]]、[[相川七瀬]]、[[篠原ともえ]]、[[雛形あきこ]]、[[奥菜恵]]、[[菅野美穂]]、[[鈴木蘭々]]、[[瀬戸朝香]]、[[松雪泰子]]、[[村田和美]] ら。
 
* [[1996年]]…[[SPEED]]、[[PUFFY]]、[[知念里奈]]、[[ともさかりえ]]、[[仲間由紀恵]]、[[上原さくら]]、[[矢部美穂]]、[[中山エミリ]]、[[D&D (音楽ユニット)|D&D]] ら。
 
* [[1997年]]…[[モーニング娘。]]、[[広末涼子]]、[[鈴木紗理奈]]、[[Folder (音楽グループ)|Folder]]、[[吉川ひなの]]、[[平家みちよ]]、[[松田純]]、[[山田まりや]]、[[吹石一恵#シングル|吹石一恵]]、[[野村佑香]]、[[浜丘麻矢]]、[[小林優美 (歌手)|ABYSS]] ら。
 
* [[1998年]]…[[浜崎あゆみ]]、[[鈴木亜美|鈴木あみ]]、[[八反安未果]]、[[tohko]]、[[遠藤久美子]]、[[山口紗弥加]]、[[木村由姫]]、[[未来玲可]]、[[吉野紗香]]、[[柳明日香]]、[[大森玲子]]、[[小畑由香里]]、[[パイレーツ (タレント)|パイレーツ]]、[[チェキッ娘]]、モーニング娘。からソロで[[中澤裕子|中澤ゆうこ]] ら。
 
* [[1999年]]…[[倉木麻衣]]、[[小柳ゆき]]、[[島谷ひとみ]]、[[深田恭子]]、[[前田亜季]]、[[釈由美子]]、[[須藤温子]]、[[希良梨]]、[[shela]]、[[三佳千夏]]、[[y'z factory]]、[[太陽とシスコムーン]]、SPEEDからソロで[[島袋寛子|hiro]]、[[新垣仁絵|HITOE]]、[[上原多香子]]、チェキッ娘からソロで[[下川みくに]] ら。
 
 
 
==== 2000年代以降のソロアイドル ====
 
=====2000年代=====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[2000年]]...[[倖田來未]]、[[愛内里菜]]、[[水樹奈々]]、[[桃井はるこ]]、[[安めぐみ]]、[[山本麻里安]]、[[平愛梨]]、SPEED解散後ソロで[[今井絵理子]] ら。
 
* [[2001年]]...[[BoA]]、[[松浦亜弥]]、[[星野真里]]、[[あびる優]]、[[安藤希]]、[[椛田早紀]]、[[上原あずみ]]、[[松橋未樹]]、モーニング娘。からソロで[[後藤真希]]、[[Ace File]]からソロで[[奈良沙緒理]] ら。
 
* [[2002年]]...[[柴咲コウ]]、[[上戸彩]]、[[藤本美貴]]、[[小倉優子]]、[[神田沙也加|SAYAKA]]、[[片瀬那奈]]、[[榎本加奈子]]、[[高島彩]]、[[菅崎茜]]、[[北原愛子]]、Folder5からソロで[[AKINA (歌手)|AKINA]]、EE JUMP解散後ソロで[[ソニン]] ら。
 
* [[2003年]]...[[玉置成実#略歴|玉置成実]]、[[林明日香]]、[[北出菜奈]]、[[樋井明日香]]、[[上木彩矢]]、[[滴草由実]]、[[岸本早未]]、[[MEGUMI]]、[[優木まおみ]]、[[加藤夏希]]、[[和希沙也]]、[[安倍麻美]]、モーニング娘。からソロで[[安倍なつみ]] ら。
 
* [[2004年]]...[[木村カエラ]]、[[BENI]]、[[小野真弓]]、[[竹井詩織里]]、[[喜多村英梨]]、[[みひろ]]、モーニング娘。からソロで[[飯田圭織]] ら。
 
* [[2005年]]...[[福田沙紀]]、[[磯山さやか]]、[[ほしのあき]]、[[佐藤寛子]]、[[ゴールデン小雪]]、[[茅原実里]]、[[工藤舞|舞]]ら。
 
* [[2006年]]...[[沢尻エリカ]]、[[中川翔子]]、[[平野綾]]、[[土屋アンナ]]、[[misono]]、[[熊田曜子]]、[[蒼井そら]]、y'z factory解散後ソロで[[山田優]] ら。
 
* [[2007年]]...[[リア・ディゾン]]、[[谷村奈南]]、[[高畑充希]]、[[Aira Mitsuki]]、[[飯田里穂]]、[[光岡昌美]] ら。
 
* [[2008年]]...[[西野カナ]]、[[新垣結衣]]、[[岡本玲]]、[[戸松遥]]、[[MiChi]]、[[吉木りさ]]、[[麻美ゆま]] ら。
 
* [[2009年]]...[[黒木メイサ]]、[[真野恵里菜]]、[[豊崎愛生]]、[[ICONIQ]]、[[西野名菜]]、[[阪井あゆみ]] ら。
 
 
 
=====2010年代=====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[2010年]]...[[栗山千明]]、[[北乃きい]]、[[IMALU]]、[[Kylee]]、[[佐咲紗花]]、[[高垣彩陽]]、[[寿美菜子]]、[[石田未来]] ら。
 
* [[2011年]]...[[きゃりーぱみゅぱみゅ]]、[[芦田愛菜]]、[[吉川友]]、[[藍井エイル]]、[[AKB48]]からソロで[[板野友美]]、[[前田敦子]] ら。
 
* [[2012年]]...[[シシド・カフカ]]、[[春奈るな]]、[[竹達彩奈]]、[[花澤香菜]]、[[明日花キララ]]、[[丸山夏鈴]]、AKB48からソロで[[指原莉乃]]、[[渡辺麻友]]、[[岩佐美咲]]、AKB48を卒業後ソロで[[小野恵令奈]] ら。
 
* [[2013年]]...[[剛力彩芽]]、[[武井咲]]、[[武藤彩未]]、[[西恵利香]]、[[塩ノ谷早耶香]]、[[安田レイ]]、[[日笠陽子]]、[[アイドリング!!!]]からソロで[[横山ルリカ]] ら。
 
* [[2014年]]...[[西内まりや]]、[[大原櫻子]]、[[新田恵海]]、[[山崎エリイ]]、[[ぱいぱいでか美]]、[[寺嶋由芙]]、[[フェアリーズ]]からソロで[[伊藤萌々香]] ら。
 
* [[2015年]]...[[MICHI]]、[[花岡なつみ]]、[[E-girls]]からソロで[[Dream Ami]] ら。
 
* [[2016年]]...[[橋本環奈]]、[[上白石萌音]]、[[脇田もなり]]、[[小林麻耶]]、[[NMB48]]からソロで[[山本彩]] ら。
 
* [[2017年]]...[[ももいろクローバーZ]]からソロで[[有安杏果]]・[[佐々木彩夏]] ら。
 
* [[2018年]]...[[AAA (音楽グループ)|AAA]]からソロで[[宇野実彩子]] ら。
 
 
 
==== 2000年代以降のグループアイドル ====
 
{{see|日本の女性アイドルグループの一覧}}
 
 
 
== 男性アイドル史 ==
 
=== 「アイドル」以前 ===
 
[[1950年代]]の映画の全盛期には、[[日活]]映画や歌で活躍した[[石原裕次郎]]ら[[東宝]]や日活などのニューフェイス、[[1960年代]]に「[[御三家]]」と呼ばれた[[橋幸夫]]、[[舟木一夫]]、[[西郷輝彦]]ら、中盤には[[三田明]]が台頭し、御三家に三田を加えて「四天王」と呼ばれた。他に[[スリーファンキーズ]]、或いは、[[日劇ウエスタンカーニバル]]に代表される[[ロカビリー]]歌手、[[グループ・サウンズ]]、[[1970年代]]の[[新御三家]]ら、そして、初代[[ジャニーズ]]の[[あおい輝彦]]ら、折々の時代に即した多くのスターが登場した。
 
 
 
=== 1970年代 ===
 
[[郷ひろみ]]、[[西城秀樹]]、[[野口五郎]]から成る「[[新御三家]]」は、3人とも主に歌手として活動した。更に、[[ザ・タイガース]]の後もソロないしバンドとして活動を続けた沢田研二も『[[ザ・ベストテン]]』など歌番組の常連として人気を保った。[[ザ・スパイダース]]の[[堺正章]]、[[井上順]]はソロとなった後、ヒット曲を数曲出したが、俳優、司会やバラエティ番組出演に軸足を移した。[[ザ・テンプターズ]]の[[萩原健一]]、[[オックス]]の田浦幸こと[[夏夕介]]は俳優に転身し人気となった。
 
 
 
新御三家の他には[[フォーリーブス]]([[ジャニーズ事務所]]所属)や[[フィンガー5]]、[[にしきのあきら]]、[[野村将希]]、[[伊丹幸雄]]、[[荒川務]]らが登場した。アイドル百花繚乱時代であった。
 
 
 
この時代の男性アイドルのレコードジャケットやブロマイド、アイドル雑誌のグラビアではヨーロッパの城のような建物をバックに撮られた「白馬に乗った王子様」というような非現実的なイメージのものも多く、女性アイドル同様、手の届かない別世界のスターとして記号化される事例も見られた<ref>[http://nendai-ryuukou.com/1970/idol2.html 1970年代 人気男性アイドル/年代流行]</ref>。一例として、ギリシャ神話の彫像のような恰好をした郷ひろみの「[[裸のビーナス]]」のジャケットやメルヘンチックなタイトルの「イルカにのった少年」の大ヒットで知られる[[城みちる]]が挙げられる。また、[[豊川誕]](ジャニーズ事務所所属)や[[三善英史]]のように「不幸な生い立ち」が売り出しの際に喧伝されたものもいた。これらどこかおとぎ話の中の人物のような人々とは一線を画し、テレビが社会に広く浸透したことから、『[[笑点]]』の「[[ちびっ子大喜利]]」出身のグループ[[ずうとるび]]や情報番組『[[ぎんざNOW!]]』出身の[[清水健太郎]]や、オーディション番組『[[スター誕生!]]』出身の城みちる、[[藤正樹]]、[[新沼謙治]]や、『[[スター・オン・ステージ あなたならOK!]]』出身の[[あいざき進也]]、『[[レッツゴーヤング]]』の「サンデーズ」出身の[[太川陽介]]、[[渋谷哲平]]、[[川崎麻世]](ジャニーズ事務所所属)らのように素人、あるいは素人同様のタレントとしてテレビ番組に出演し、その成長とともに視聴者のアイドルとなっていく者たちもいた。
 
 
 
一方、若手俳優の中からも山口百恵とのコンビで一世を風靡した[[三浦友和]]、[[石橋正次]]、[[桜木健一]]、[[近藤正臣]]、[[星正人]]、[[草川祐馬]]、[[国広富之]]、[[広岡瞬]]などテレビドラマからブレイクし、アイドル的人気を博す者も多く現れた。石橋は紅白歌合戦にも出場するほどの大ヒット曲「夜明けの停車場」(1972年度年間ランキング第11位)に恵まれている。[[沖雅也]]は[[日活]]ニューフェイス出身だが、映画の斜陽化により、テレビドラマに進出してからアイドル的人気を得た。[[森田健作]]と[[仲雅美]]や[[井上純一 (俳優)|井上純一]]は元々は歌手として売り出されたが、テレビドラマでの活躍によってアイドルとなった。井上はヒット曲に恵まれなかったが、森田、仲はそれぞれ大ヒット曲を持つ。
 
 
 
この時代はまだロック・ミュージックが一般化していなかったため、のちに本格的なロックギタリストとして名声を博す[[Char]]やシンガーソングライターの[[原田真二]]もアイドルとして売り出された。
 
 
 
アイドルの多様化の中、この時期から[[高校野球]]の選手がアイドル視される現象も起こった。[[太田幸司]]、[[原辰徳]]、[[荒木大輔]]らである。
 
 
 
1970年代初頭には西欧の古代や中世の格好をする日本人アイドルやGSグループには飽き足らず、本物の欧米人の歌手や俳優が招かれ、テレビコマーシャルに出演し、そのタイアップとして、日本語でレコードをリリースしヒットさせた例もある<ref>[http://rocks.studio-web.net/japan/chart/70/70-08-31.html 1970/08/27 歌謡チャート]</ref>。イタリア映画『ガラスの部屋』で人気となったイタリア人俳優[[レイ・ラブロック|レイモンド・ラブロック]]やイタリア映画『[[ベニスに死す]]』の美少年俳優[[ビョルン・アンドレセン]]<ref>[http://www5a.biglobe.ne.jp/~wo-house/bjorn-andresen.htm ビョルン・アンドレセン]</ref><ref>[http://www2s.biglobe.ne.jp/~sdate/cm/cm1.html 70年代CMソングコレクション]</ref>らが該当する。また、アメリカの人気ファミリーグループ「オズモンズ」のジミー・オズモンドが他の兄弟とともに出演し<ref>[http://donny.web.fc2.com/07-jimmy/07-j-calpis.htm カルピスCM ジミー]</ref>、テレビコマーシャルの影響は大きく、日本語で歌った[[カルピス]]のCMソング「ちっちゃな恋人」は1970年の年間28位の大ヒットとなった。[[レイフ・ギャレット]]は日本でのコマーシャル出演がきっかけで曲を日本でも大ヒットさせた<ref>[https://middle-edge.jp/articles/3Mqnj 「ダンスに夢中」の大ヒットから徐々に転落したアイドル歌手レイフ・ギャレットの現在] ミドルエッジ、2016年10月1日</ref>。
 
他には1970年代当時[[TBSテレビ|TBS]]で放送され、高視聴率を得ていた『[[東京音楽祭]]』で1974年にグランプリを受賞した当時13歳のカナダ人歌手[[ルネ・シマール]]は日本で大人気となり、[[トンボ学生服]]や[[旺文社]]の学習参考書の広告に出演した<ref>スーパーアイドルルネ/ニューソングブック臨時増刊号、啓文社、昭和49年9月1日発行</ref><ref>[http://green.ap.teacup.com/rene_simard/525.html 「ルネの「トンボ学生服」」]</ref>。世界的に人気のあったイギリスのアイドルグループ、[[ベイ・シティ・ローラーズ]]は日本では本国に1年遅れで1975年に火が付き、翌年にはアルバムがチャート1位となる成功を収め、1970年代後半に欧米での人気が低調になった後も高い人気を保ち、個々のメンバーが単独で日本のアイドル雑誌の表紙を飾ったり<ref>パット・マッグリンが月刊平凡 1977年12月号の表紙</ref>、イアン・ミッチェル、パット・マッグリンら脱退した主要メンバーがシングルやアルバムをリリースし、日本でヒットさせた<ref>[http://www10.plala.or.jp/Pops70s/POPS_92.htm なつかしの70年代ポップス]</ref><ref>[http://yougaku-data.com/res/art-info.php?AFOL=A010600&AFILE=10504 パット・マッグリン] 洋楽データベース</ref>。
 
 
 
=== 1980年代 ===
 
[[1979年]]の『[[3年B組金八先生]]』で生徒を演じた[[田原俊彦]]、[[近藤真彦]]、[[野村義男]]から成る[[たのきんトリオ]]([[ジャニーズ事務所]])がソロ歌手デビューし、次々とヒットを飛ばした。
 
 
 
ジャニーズ事務所は、その後も、[[本木雅弘]]、[[薬丸裕英]]、[[布川敏和]]から成る[[シブがき隊]]や、[[少年隊]]、[[光GENJI]]、[[男闘呼組]]、[[忍者 (グループ)|忍者]]といった人気あグループを次々と輩出した。ソロでは[[ひかる一平]]、[[中村繁之]]がデビューした。また、『金八シリーズ』からは他に[[竹の子族]]出身の[[沖田浩之]]が人気アイドルとなった。
 
 
 
ソロ歌手としては他に[[竹本孝之]]、『[[レッツゴー・ヤング]]』のサンデーズ出身者からは[[堤大二郎]]、[[新田純一]]、映画やテレビドラマで活躍した[[山本陽一]]が挙げられる。
 
 
 
アイドルの多様化の中で、[[横浜銀蝿]]の弟分としてデビューした[[嶋大輔]]、[[紅麗威甦]](グリース)が人気アイドルとなり、[[原宿]]の歩行者天国の路上ダンスパフォーマーだった[[風見慎吾]]は[[萩本欽一]]の番組でブレイクする。風見のように萩本の番組からアイドルとなった者も多い。[[イモ欽トリオ]]、[[CHA-CHA]]([[勝俣州和]]がメンバーだったことで知られるが、他にメンバー数名が当時ジャニーズ事務所所属)など。他のバラエティ番組からは『[[森田一義アワー 笑っていいとも!|笑っていいとも!]]』の[[いいとも青年隊]]([[羽賀研二]]、[[野々村真]]ら)、[[ABブラザーズ]]([[中山秀征]]ら)、[[とんねるず]]がアイドル的な人気を得た。
 
 
 
また、ロック志向の[[チェッカーズ]]、[[吉川晃司]]、[[本田恭章]]もアイドルとしてデビューさせる時代だった。チェッカーズは70年代に日本でも大人気だったイギリスのアイドルグループ・[[ベイ・シティ・ローラーズ]]風に、本田は[[デヴィッド・ボウイ]]や80年代前半に特にイギリスと日本で人気を博した[[デュラン・デュラン]]のような[[ニューロマンティック]]風にそれぞれビジュアルを強調して売り出された。ジャニーズ事務所からも野村義男がロックバンド[[THE GOOD-BYE]]の一員としてレコードデビューした。1970年代同様に「日本でのみデビューする洋楽アイドル」も存在し、イギリス人のロックバンド[[G.I.オレンジ]]が成功を収めている。[[ボン・ジョヴィ]]も本国よりも日本で先に人気が出たバンドで、当初はアイドル的に<ref>[http://www.bonjovi-friendship.com/history/history1980.html 80年代のBON JOVIヒストリーをご紹介] BON JOVI FRIENDSHIP - ボンジョヴィファンサイト</ref>、80年代後半には高い人気と知名度を獲得し、[[ハードロック]]/[[ヘヴィメタル]]ブームの中心となった。時流に乗る形で、ジャニーズ事務所からはテレビドラマでも活躍した[[岡本健一]]、[[前田耕陽]]、[[高橋和也]]、[[成田昭次]]ら[[男闘呼組]]がボン・ジョヴィなどに影響を受けたスタイルのハードロックバンドとしてデビューした。
 
 
 
この頃はまだ[[俳優]]もアイドル風に売り出されるものがいた。[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAC]]出身の[[真田広之]]、[[中井貴一]]、[[石黒賢]]、[[角川映画]]の[[野村宏伸]]、『金八シリーズ』出身の[[鶴見辰吾]]、映画『[[ビー・バップ・ハイスクール (1985年の映画)|ビー・バップ・ハイスクール]]』でブレイクした[[清水宏次朗]]、[[仲村トオル]]、[[西川きよし]]の息子[[西川弘志]]、モデル出身の[[阿部寛]]、子役出身の[[坂上忍]]、[[菊池健一郎]]らである。歌うアイドル俳優として特筆すべきなのは『[[太陽にほえろ!]]』の「ラガー刑事」役で人気を博した[[渡辺徹 (俳優)|渡辺徹]]で、シングル「[[約束 (渡辺徹の曲)|約束]]」が自身も出演したグリコ「アーモンドチョコレート」のCMのタイアップソングとなり、[[1982年]]の年間ランキングでは33位にランクインする大ヒットとなっている<ref>別冊ザテレビジョン『ザ・ベストテン ~蘇る!80’sポップスHITヒストリー~』(角川インタラクティブ・メディア)p.92 - 93</ref>。他にヒット曲を出した俳優としては、[[湯江健幸]]、[[横山やすし]]の息子の[[木村一八]]、子役アイドルとして人気を博した[[高橋良明]]がいる。特に複数のヒット曲に恵まれた木村と高橋はジャニーズ事務所所属者に席巻された80年代後期の男性アイドルシーンにおいて健闘を見せた。しかし、木村は[[1988年]]に自身の起こした傷害事件で少年院送致となり、アイドルとしての前途が断たれた。高橋は[[交通事故]]で[[1989年]]1月に16歳で夭折、と共に不幸な結果に終わってしまった。
 
 
 
=== 1990年代 ===
 
主に[[ジャニーズ事務所]]が送り出したグループの時代であり、当初は[[光GENJI]]が他を圧倒する人気を見せたが、バンドブームの到来や元ジャニーズ事務所所属のタレントの暴露が続くなどのあおりで失速。女性アイドル同様に冬の時代を迎えていたが、中盤からは、デビュー当初からバラエティー分野での活躍が目立った[[SMAP]]が現在に至る人気を確立し、更に、[[KinKi Kids]]、[[TOKIO]]、[[V6 (グループ)|V6]]など後続者も人気を得て自身が冠バラエティ番組も持つようになった。また、[[木村拓哉]]は俳優として、[[中居正広]]はバラエティー番組の司会のみならず、[[NHK紅白歌合戦]]等の司会を務めるなど、従来のアイドルには無かった地位を確立し、その他のメンバー個人も個々の活動で成功した。また、SMAPがテレビの第一線で長期で活躍する影響もあり、30代、40代でもアイドルとして活躍でき、男性アイドルの寿命が伸びた。一方でジャニーズの寡占状態で、アイドルの多様性は失われた。
 
 
 
そういった[[1990年代|90年代]]のジャニーズ全盛期に対抗して、[[ライジングプロダクション]]から結成された[[DA PUMP]]や[[w-inds.]]なども、グループの構成や音楽スタイルで差別化を図り、大衆から人気を集めた。しかし徐々にメディア露出が減り人気が低迷した。これにおいて他の事務所からの外圧が入ったとの見方があるが、実際にそのような現象があるといっても、それが積極的な圧力を通じた結果なのかは証明できない。また若手俳優からは[[織田裕二]]、[[福山雅治]]、1980年代後半にジャニーズ事務所所属の経歴を持つ[[反町隆史]]、[[いしだ壱成]]、「[[ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト]]」出身の[[武田真治]]、[[柏原崇]]は歌手としても一定の成功を収めた。
 
 
 
=== 2000年代 ===
 
女性アイドルと同じく『[[クイズ!ヘキサゴンII]]』などのクイズ番組から無知を逆手に売りにする[[羞恥心 (ユニット)|羞恥心]]のメンバーや、あくまでも「俳優集団」を称する[[D-BOYS]]のメンバー、或いは、「[[ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト]]」でグランプリを獲得してデビューした[[小池徹平]]や[[溝端淳平]]ら、また、[[ウルトラシリーズ]]出身の[[杉浦太陽]]、[[仮面ライダーシリーズ]]出身の[[オダギリジョー]]や[[要潤]]、[[水嶋ヒロ]]や[[佐藤健 (俳優)|佐藤健]]、[[スーパー戦隊シリーズ]]出身の[[松坂桃李]]がブレイクする。かつて1990年代に一世を風靡した[[ZOO (ダンス&ボーカルユニット)|ZOO]]のメンバーだった[[五十嵐広行|HIRO]]を中心に結成された[[EXILE]]、或いは女性アイドルと同じく[[K-POP]]組など、バラエティーからでなく音楽の方面から人気を博す事例も再び見られた。また、男女混合グループではavexから[[AAA (音楽グループ)|AAA]]も活躍する。ジャニーズは、2000年代半ばから後半に入って活力が低下した。
 
一方で、[[2000年]]前後の頃から「アイドルのファン、追っかけイコール中高生」というイメージは変わり、年配女性の追っかけ行為が盛んに報道されるようになった。先んじて1990年代にアイドルの先駆けであった舟木一夫の復活<ref>[https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:LrOcuu10aGYJ:https://tvtopic.goo.ne.jp/program/cx/4299/580790/+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp ザ・ノンフィクション 舟木一夫はタイムマシン〜いつまでも「高校三年生」〜]</ref>、2002年にはフォーリーブスが再結成した。とりわけ2000年デビューの[[氷川きよし]]は久々に演歌界に大ヒットをもたらしたのみならず、熱心な年配女性のファンを生み、「きよ友」と称したファン仲間たちの交流はマスメディアに紹介されるのみならず<ref>[https://www.nishinippon.co.jp/feature/hakatayokatoko/article/322995/ 博多どんたく 前夜祭整理券を配布 観光桟敷席4年ぶり復活] [[西日本新聞]]、2017年04月20日</ref>、年配の視聴者をターゲットにしたテレビドラマの題材にもなった<ref>[http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-36891 『女三人乱れ咲き!氷川きよし追っかけツアー殺人事件』]テレビドラマデータベース</ref>。更に[[2004年]]頃からの[[韓流]]ブームは中高年女性によって牽引された<ref>[[朝日新聞]]、2013年04月16日朝刊</ref>。
 
 
 
=== 2010年代 ===
 
2010年代現在、ジャニーズの中で大衆的な人気を得ているのは[[嵐 (グループ)|嵐]]が事実上最後であり、それ以後デビューさせた[[NEWS]]、[[KAT-TUN]]、[[Hey! Say! JUMP]]などは、脱退メンバーも出始めるなど、大きな成果を出せずにいる。[[LDH (芸能プロダクション)|LDH]]のEXILE系列グループは、もともとはアイドルではなかったが、若年メンバーが数多く登場してきてアイドル性が強化されている。これらのグループは、ジャニーズに比べて男性的なイメージと大衆の志向に合致する楽曲で好評を得た。
 
 
 
さらに、[[2012年]]に入って日韓の政治的関係が冷却され、これにより[[K-POP]][[男性アイドルグループ|男性アイドル]]が日本のテレビ番組などに出演することが困難となった。その代わりにLDH系列[[男性アイドルグループ|グループ]]が従来の韓流アイドルの需要を吸収し、その代替材として置き換えられたとされている。しかし、韓流固定ファン層と市場を確保しているため、[[SEVENTEEN (音楽グループ)|SEVENTEEN]]、[[SHINee]]、[[EXO]]、[[IKON]]、[[防弾少年団]]などをはじめとする、さまざまなグループが安定的に活動している。一方、[[ライジングプロダクション]]の男性アイドルも活動が多く減り、[[スターダストプロモーション]]などから[[男性アイドルグループ]]が多数デビューしているが、まだ明確な成果はない。現在の男性アイドルは、[[嵐 (グループ)|嵐]]、[[J Soul Brothers|三代目 J Soul Brothers]]を筆頭に[[関ジャニ∞]]、[[Hey! Say! JUMP]]、[[Kis-My-Ft2]]、[[Sexy Zone]]、[[A.B.C-Z]]、[[ジャニーズWEST]]、[[King & Prince]]、[[超特急 (音楽グループ)|超特急]]や[[DISH//]]、[[BOYS AND MEN]]などが活動している。韓流アイドルでは、[[東方神起]]と[[BIG BANG|BIGBANG]]が人気を保持しており、[[宮野真守]]や[[神谷浩史]]、[[Kiramune]]といった声優アイドルも人気を獲得している。年配女性をターゲットとした演歌アイドルとしては[[山内惠介]]や[[純烈]]が挙げられる。
 
 
 
=== 主な男性アイドル ===
 
====1960年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
*[[1960年]]…[[橋幸夫]]
 
*[[1961年]]…[[坂本九]]
 
*[[1962年]]…[[北島三郎]]
 
*[[1963年]]…[[舟木一夫]]
 
*[[1964年]]…[[ジャニーズ]]、[[西郷輝彦]]
 
* [[1965年]]…[[ザ・スパイダース]]
 
*[[1966年]]…[[加山雄三]]
 
* [[1967年]]…[[ザ・タイガース]]、[[ザ・テンプターズ]]
 
* [[1968年]]…[[千昌夫]]、[[森進一]]、[[フォーリーブス]]、ジャニーズ解散後ソロで[[あおい輝彦]]
 
* [[1969年]]…[[森田健作]]、[[永田英二]]、[[池畑慎之介|ピーター]]
 
 
 
====1970年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1970年]]…[[にしきのあきら]]、[[仲雅美]]、[[野村将希]]、[[石橋正次]]、[[桜木健一]]
 
* [[1971年]]…[[尾崎紀世彦|尾崎紀世彥]] [[野口五郎]]、ザ・タイガース解散後ソロで[[沢田研二]]、ザ・スパイダース解散後ソロで[[堺正章]]、[[井上順]] ら。
 
* [[1972年]]…[[西城秀樹]]、[[郷ひろみ]]、[[フィンガー5]]、[[伊丹幸雄]]、[[三善英史]]、[[近藤正臣]]、[[沖雅也]]、ザ・テンプターズ解散後ソロで[[萩原健一]]
 
* [[1973年]]…[[城みちる]]、[[藤正樹]]、[[葵てるよし|葵テルヨシ]]、[[黒沢浩]]
 
* [[1974年]]…[[あいざき進也]]、[[ずうとるび]]、[[荒川務]]、[[永田英二|八田英士]](永田英二が改名して再デビュー)
 
* [[1975年]]…[[草川祐馬]]、[[加納竜]]、[[井上純一 (俳優)|井上純一]]、[[JOHNNYS' ジュニア・スペシャル]]、[[豊川誕]]、[[リトル・ギャング]] ら。
 
* [[1976年]]…[[新沼謙治]]、[[三浦友和]]、[[清水健太郎]]、[[太川陽介]]、[[ギャングス]] ら。
 
* [[1977年]]…[[狩人]]、[[レイジー]]、[[川﨑麻世]]、フォーリーブスからソロで[[青山孝]]
 
* [[1978年]]…[[渋谷哲平]]、[[川崎龍介]] ら。
 
* [[1979年]]…[[国広富之]] ら。
 
 
 
====1980年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
 
 
* [[1980年]]…[[田原俊彦]]、[[近藤真彦]]、[[横浜銀蝿]]、[[真田広之]]、[[ANKH]]
 
* [[1981年]]…[[沖田浩之]]、[[竹本孝之]]、[[ひかる一平]]、[[堤大二郎]]、[[松村雄基]]、[[時任三郎]]、[[清水宏次朗]]、[[広岡瞬]]、[[美木良介]]、[[斉藤康彦]]、[[水谷大輔]]、[[直江喜一]]、[[イモ欽トリオ]]
 
* [[1982年]]…[[シブがき隊]]、[[新田純一]]、[[本田恭章]]、[[嶋大輔]]、[[渡辺徹 (俳優)|渡辺徹]]、[[宮田恭男]]、[[紅麗威甦]]、紅麗威甦からソロで[[杉本哲太]]、初代[[いいとも青年隊]]からソロで[[羽賀研二|羽賀健二]]
 
* [[1983年]]…[[チェッカーズ]]、[[C-C-B]]、[[風見慎吾]]、[[永瀬正敏]]、[[麻見和也]]、[[矢吹薫]]、[[北川剛]]、[[THE GOOD-BYE]]([[野村義男]]のバンド)、イモ欽トリオからソロで[[長江健次]]
 
* [[1984年]]…[[吉川晃司]]、[[一世風靡セピア]]、[[中井貴一]]、[[山本陽一]]
 
* [[1985年]]…[[少年隊]]、[[中村繁之]]、[[石黒賢]]、[[野村宏伸]]、[[鶴見辰吾]]、[[長島ナオト]]、[[井浦秀知]]、初代いいとも青年隊からソロで[[野々村真|野々村誠]]
 
* [[1986年]]…[[中山秀征]]、[[湯江健幸]]、[[池田政典]]、[[木村一八]]、[[息っ子クラブ]]
 
* [[1987年]]…[[光GENJI]]、[[織田裕二]]、[[仲村トオル]]、[[高橋良明]]、[[斉藤隆治]]、息っ子クラブからソロで[[澤向要進|沢向要士]]
 
* [[1988年]]…[[男闘呼組]]、[[CHA-CHA]]、[[西川弘志]]、[[宮下直紀]]、[[阿部寛]]、[[江口洋介]]
 
* [[1989年]]…[[吉田栄作]]、[[幕末塾]]
 
 
 
====1990年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[1990年]]…[[忍者 (グループ)|忍者]]、[[菊池健一郎]]、[[福山雅治]]
 
* [[1991年]]…[[SMAP]]
 
* [[1992年]]…[[音松くん]](SMAPの別名義)、[[葛山信吾]]
 
* [[1993年]]…[[高橋克典]]、[[原田龍二]]、[[保阪尚希]]
 
* [[1994年]]…[[TOKIO]]、[[いしだ壱成]]、[[藤重政孝]]、[[オナペッツ]]、[[B☆KOOL]]、[[E.M.U]]
 
* [[1995年]]…[[V6 (グループ)|V6]]、[[武田真治]](サックスプレイヤーとしてデビュー)、[[グレートチキンパワーズ]]、[[LAZY KNACK]]
 
* [[1996年]]…[[T.M.Revolution]]、[[Iceman]]
 
* [[1997年]]…[[KinKi Kids]]、[[DA PUMP]]、[[反町隆史]]、[[pool bit boys]]
 
* [[1998年]]…[[柏原崇]]、LAZY KNACKからソロで[[松雪陽|RED]]
 
* [[1999年]]…[[嵐 (グループ)|嵐]]、[[藤木直人]]、初代[[J Soul Brothers]]
 
 
 
====2000年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[2000年]]…[[氷川きよし]]、[[藤井隆]]、[[コタニキンヤ.]]、[[DOGGY BAG]]、[[オダギリジョー]]
 
* [[2001年]]…[[EXILE]]、[[CHEMISTRY]]、[[w-inds.]]、[[INSPi]]、[[FLAME]]、[[RUN&GUN]]、[[The Seeker]]、[[WEST SIDE]]、[[山内惠介]]
 
* [[2002年]]…[[タッキー&翼]]、[[押尾学]]、[[RAG FAIR]]、[[Lead]]、[[松田悟志]]、KinKi Kidsからソロで[[堂本剛]]
 
* [[2003年]]…[[NEWS (グループ)|NEWS]]、[[ORANGE RANGE]]、[[DAIGO☆STARDUST|DAIGO]]
 
* [[2004年]]…[[関ジャニ∞]]、[[玉木宏]]、[[松浦ゴリエ|ゴリエ]]
 
* [[2005年]]…[[修二と彰]] ([[山下智久]]と[[亀梨和也]]) 、[[トラジ・ハイジ]]、[[WaT]]、[[AAA (音楽グループ)|AAA]]、[[GRANRODEO]]([[谷山紀章]])、[[永井大]]、[[Folder5]]からソロで[[三浦大知]]
 
* [[2006年]]…[[KAT-TUN]]、NEWSからソロで[[山下智久]]、NEWSからの派生ユニットで[[テゴマス]]、w-inds.からソロで[[橘慶太]]
 
* [[2007年]]…[[Hey! Say! JUMP]]、[[宮野真守]]、[[Club Prince]]、[[HotchPotchi]]、[[PureBoys]]、WaTからソロで[[ウエンツ瑛士]]、[[小池徹平]]
 
* [[2008年]]…[[ゴールデンボンバー]]、[[羞恥心 (ユニット)|羞恥心]]、[[悲愴感]]、[[矢島美容室]]、[[小野大輔]]、二代目[[J Soul Brothers]]
 
* [[2009年]]…[[新選組リアン]]、[[入野自由]]、[[神谷浩史]]、[[スノープリンス合唱団]]、羞恥心からソロで[[つるの剛士]]、[[上地雄輔|遊助]] ([[上地雄輔]]の別名)
 
 
 
====2010年代====
 
'''歌手デビュー年'''
 
* [[2010年]]…[[J Soul Brothers|三代目J Soul Brothers]]、[[純烈]]、[[サーターアンダギー (ユニット)|サーターアンダギー]]、[[50TA]]
 
* [[2011年]]…[[Kis-My-Ft2]]、[[Sexy Zone]]、[[斎藤工]]、KAT-TUNからソロで[[赤西仁]]
 
* [[2012年]]…[[GENERATIONS from EXILE TRIBE|GENERATIONS]]、[[中山優馬]]、[[鈴木福]]、[[BOYS AND MEN]]、[[DISH//]]、[[はやぶさ (コーラスグループ)|はやぶさ]]、[[星屑スキャット]]
 
* [[2013年]]…[[桐谷健太]]、[[ディーン・フジオカ]]、[[PrizmaX]]、Hey! Say! JUMPからソロで[[山田涼介]]、Kis-My-Ft2からの派生ユニットで[[舞祭組]]
 
* [[2014年]]…[[ジャニーズWEST]]、[[A.B.C-Z]]、[[ブレイク☆スルー]]、[[Da-iCE]]、[[SOLIDEMO]]、AAAからソロで[[西島隆弘|Nissy]]
 
* [[2015年]]…[[アルスマグナ (音楽ユニット)|アルスマグナ]]、[[さくらしめじ]]、[[MAG!C☆PRINCE]]、[[M!LK]]、[[RADIO FISH]]、[[X4 (音楽グループ)|X4]]
 
* [[2017年]]…[[菅田将暉]]、[[THE RAMPAGE from EXILE TRIBE|THE RAMPAGE]]
 
* [[2018年]]…[[King & Prince]]
 
 
 
== 女性アイドルを取り扱うメディア ==
 
=== テレビ番組 ===
 
*[[アイドルお宝くじ]]([[テレビ朝日]]、2014年10月4日 - 2017年9月23日)
 
*アイドリアル〜アイドルの今を切り取る〜([[フジテレビ]]、2017年3月31日放送終了)
 
*[[楽遊 #楽遊の高層アイドル!!|楽遊の高層アイドル!!]]([[東京MXテレビ]]、2017年4月7日 - )
 
*[[この指と〜まれ!]]([[フジテレビ]]、2017年5月6日 - 9月16日)
 
*[[東京アイドル戦線]]([[テレビ東京]]、2017年7月6日 - )
 
*[[ラストアイドル]]([[テレビ朝日]]、2017年8月13日-)
 
 
 
== 文献情報 ==
 
* 青木一郎<ref>MBSラジオ「ヤングタウン」を担当した放送作家でアイドル評論家。1952年生まれ、2003年10月死去</ref>「絶対アイドル主義」(プラザ、[[1990年]]3月)ISBN 9784915333675、「炎のアイドルファン ―絶対アイドル主義2―」(青心社、[[1990年]]12月)ISBN 9784915333859
 
* [[稲増龍夫]] 「アイドル工学」 ([[ちくま文庫]]、[[1993年]])
 
* {{Cite journal|和書|author=稲増龍夫 |title=「ネットワーク組織としてのSMAP-現代アイドル工学'96」(評価問題研究会第11回研究会) |date=1996-10-15 |publisher=日本知能情報ファジィ学会 |journal=日本ファジィ学会誌 |volume=8 |number=5 |naid=110002940787 |ref=harv}}
 
* {{Cite journal|和書|author=青柳寛 |authorlink=青柳寛 |title=アイドル・パフォーマンスとアジア太平洋共同体の意識形成(環太平洋経済圏における産業・経営・会計の諸問題) |date=1996-03-30 |publisher=日本大学 |journal=産業経営研究 |volume=18 |naid=110006159892 |pages=43-58 |ref=harv}}
 
* 濱本和彦「1/f ゆらぎを用いた松浦亜弥の「国民的アイドル度」の客観的評価に関する研究」(東海大学情報理工学部情報メディア学科)<ref>[http://www.ji.u-tokai.ac.jp/hamalab/hama/paper_aya_matsuura.pdf]</ref>
 
* [[竹中夏海]] 「IDOL DANCE!!! ―歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい―」ポット出版、ISBN 9784780801927
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
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== 関連項目 ==
 
* [[日本の女性アイドルグループの一覧]]
 
* [[日本の男性アイドルグループの一覧]]
 
* [[ソロアイドル]]
 
* [[グラビアアイドル]]
 
* [[アイドル声優]]
 
* [[ライブアイドル]]
 
* [[ローカルアイドル]]
 
* [[アイドルレスラー]]
 
* [[アキバ系アイドル]]
 
* [[癒し系アイドル]]
 
* [[エンドル]]
 
* [[バンドル (アイドル)|バンドル]]
 
* [[ネットアイドル]]
 
* [[お菓子系アイドル]]
 
* [[ジュニアアイドル]]
 
* [[ナマドル]]
 
* [[バーチャルアイドル]]
 
* [[フードル]]
 
* [[歴ドル]]
 
* [[AVアイドル]]
 
* [[韓国のアイドル]]
 
  
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偶像。木や石や金属などを素材に礼拝の対象として作られた像のこと。ギリシア語の語源はイコンとほぼ同意語。宗教的意味をもつアイドルの礼拝は偶像崇拝 idolatryといい,その破壊であるイコノクラスム (聖画像破壊) と相対し,キリスト教美術史上,偶像破壊論争は8~9世紀および 16世紀に活発となった。現代的な用語では,強い愛着の対象をもいう ([[イドラ]] ) 。
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[[Category:アイドル|*]]
 
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[[Category:戦後日本の文化]]
 
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2018/10/29/ (月) 23:40時点における最新版

アイドル(idol)

偶像。木や石や金属などを素材に礼拝の対象として作られた像のこと。ギリシア語の語源はイコンとほぼ同意語。宗教的意味をもつアイドルの礼拝は偶像崇拝 idolatryといい,その破壊であるイコノクラスム (聖画像破壊) と相対し,キリスト教美術史上,偶像破壊論争は8~9世紀および 16世紀に活発となった。現代的な用語では,強い愛着の対象をもいう (イドラ ) 。



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