三ノ輪橋停留場
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三ノ輪橋停留場(みのわばしていりゅうじょう)は、東京都荒川区南千住一丁目にある東京都交通局都電荒川線(東京さくらトラム)の始発停留場。駅番号はSA 01。
一部の車両の方向幕では、「三ノ輪 橋」のように等間隔に書かれた三輪橋の文字の間に「ノ」の字が小さく入るような表記になっている。これは、かつて方向幕で「三 輪 橋」と表記されていたものを、後年になって「ノ」を追加したためで、後に登場する7500形更新車や8500形の方向幕もこのスタイルとなった。LED表示では「三ノ輪橋」と表記される。
関東の駅百選認定駅の一つ。
停留場構造
降車ホームと乗車ホームが別々になっている。降車ホームで乗客を降ろした後、乗車ホームに電車が移動して乗客を乗せて発車する。
停留場周辺
路線バス
歴史
現在の停留場の歴史は以下の通りであるが、現在の停留場に先立って1911年(明治44年)に当時の東京鉄道によって日光街道(後に昭和通り)上に都電の三ノ輪橋停留場が設けられた。王子電気軌道が東京市(都)電に統合された後は、場所が離れた2つの乗降場が存在したが、昭和通りの路線が1969年(昭和44年)に廃止され、現在の停留場のみとなった。
- 1913年(大正2年)4月1日 - 王子電気軌道の停留場として開業。
- 1942年(昭和17年)2月1日 - 王子電気軌道が東京市に買収され、既存の東京市電三ノ輪橋停留場の一部になる。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 東京都制の施行に伴い、都電の停留場となる。
- 1978年(昭和53年) - ワンマン運転に伴う改修工事を実施。これにより、従来対向式ホーム2本だった構造が、1本の線路の両側に乗降を分離したホームを備える形となる。同時にホームのかさ上げを実施。
- 1997年(平成9年) - 関東の駅百選に認定。認定理由は「春には見事なバラが咲き揃う都内唯一の都電が走る停留場」。
- 2007年(平成19年)5月26日 - 9000形の営業運転開始に合わせて全面リニューアルを行い、レトロ風の外観になる。