ヴィヤーサ
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ヴィヤーサ(Vyāsa, デーヴァナーガリー表記:व्यास)は、インド神話の伝説的なリシ(聖仙)。「編者」の意。パラーシャラ仙とサティヤヴァティーの子。クル王ヴィチトラヴィーリヤの2人の寡婦のうちアムビカーとの間にドリタラーシュトラ、アムバーリカーとの間にパーンドゥを、またアムビカーの侍女との間に賢者ヴィドゥラをもうけた。
ヴィヤーサの本名ドヴァイパーヤナ(島で生まれた者)とは、サティヤヴァティーがヤムナー川の中にある島で彼を生んだことから名づけられた。叙事詩『マハーバーラタ』の著者とされ、またヴェーダやプラーナの編者ともいわれる。『バーガヴァタ・プラーナ』ではヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)の1つに数えられている。
ヴィヤーサは、一つのヴェーダを四つに配分(ヴィヤス)したためヴィヤーサと呼ばれる[1]。
脚注
- ↑ 上村勝彦訳(2002)「バラタ族の離間」『原典訳 マハーバーラタ 第1巻』241頁。
参考文献
訳書
- 『マハーバーラタ』 山際素男編訳、三一書房(全9巻)、1991-98年(英訳版からの重訳)
- 『原典訳 マハーバーラタ』 上村勝彦訳、筑摩書房[ちくま学芸文庫 (1-8)]、2002-05年
逐語的な原典完訳、一般読書人にも評価が高かったが、8巻目の中途(全11巻予定)で訳者急逝により未完。
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