内部細胞塊
提供: miniwiki
2016/10/31/ (月) 06:15時点におけるja>MomijiRoBotによる版 ([[内部細胞塊]] → '''内部細胞塊''' ∵Removed self-link: Check Wikipedia #48)
内部細胞塊(ないぶさいぼうかい、inner cell mass:ICM)とは、哺乳類の早期胚発生において、胚盤胞の内側に形成される細胞集団のことである。
組織の形成
桑実胚のうち、内側の細胞が内部細胞塊となる。外側の細胞の大部分は栄養芽細胞となり、栄養外胚葉を形成する。
内部細胞塊を取り囲んでいる栄養外胚葉の細胞は胎盤を形成する。内部細胞塊は胚盤葉上層と原始内胚葉 (primitive endoderm。ニワトリ胚における胚盤葉下層に相当)の2層に分離し、二層胚盤 (bilaminar germ disc) と呼ばれる構造を形成する。
胚盤葉上層からは胚体と羊膜が形成される。原始内胚葉は胚体外の層であり、胚体の細胞は作らず卵黄嚢を形成する[1]。
ES細胞
内部細胞塊の細胞を単離し、フィーダー細胞上で培養すると多能性を持ったES細胞が得られる。詳しくはES細胞を参照。
関連項目
参考文献
- ↑ Scott F. Gilbert 『ギルバート発生生物学』、阿形清和、高橋淑子 メディカル・サイエンス・インターナショナル、2015年。ISBN 978-4-89592-805-2。