堤千代
提供: miniwiki
2017/7/10/ (月) 10:00時点におけるja>ExeQutoRによる版 (→外部リンク)
堤 千代(つつみ ちよ、1917年9月20日 - 1955年11月10日)は、日本の小説家である。出生名堤 文子(つつみ ふみこ)、結婚後本名は福留 文子(ふくどめ ふみこ)。直木賞初の女性作家として知られる。
人物・来歴
1917年(大正6年)9月20日、東京に生まれる。1940年(昭和15年)、「小指」およびその他の作品で第11回直木賞受賞[1]、22歳10か月の受賞年齢は、現在でも直木賞の最年少記録である。幼時より心臓に重い疾患を抱えていたため、学校には通えず、家で寝たきりのような生活の中で多数の小説を執筆していた。1955年(昭和30年)11月10日、脳血栓を併発し満38歳で早逝した。
主な作品
- 小指(新潮社 1940、ゆまに書房 2000)
- 再会(新潮社 1941)
- 夕雀草(新潮社 1941)
- 柳の四季(新潮社 1942)
- 我が家の風(新潮社 1943) - 1943年映画化(監督田中重雄、大映)[2]
- 青い手袋(新星株式会社出版部 1946)
- 匂い刷毛(労働文化社 1946)
- ラヴ・レター(近代社 1947)
- 我が恋は世の早く(労働文化社 1947)
- 文鳥(東西社 1947)
- 白粉帖(世界社 1947)- 1947年映画化(監督野淵昶、大映)[2]
- 小鳥の接吻(華頂書房 1948)
- 光は露に宿りて永遠に(ロマンス社 1948)
- 花うばら(東方社 1953)
- 恋人(東方社 1953)
- ひなぎく物語(東方社 1954)
- 若い瞳(東方社 1954)
- かた想い(東方社 1954)
- れい子の道(東方社 1954)
- ねむの木さけども(東方社 1954)
- 清ら妻(山田書店 1955)
- 小紋鳥(東方社 1955)
- 朱い花々(東方社 1955)
- ひとすじの流れ(和同出版社 1956)主婦之友に連載された自伝
- 愛(東方社 1956)
- 花は散れども(東方社 1957)
少女小説
- みんなきた道(光文社 1950)
- どこかで星が(ポプラ社 1953)
- カナリヤの歌う日(集英社 1953)
- かえで鳥の歌(ポプラ社 1954) - 絵:江川みさお
- 遠い夢の日(ポプラ社 1954)
- 雀待てども(ポプラ社 1955)
- やや子物語(ポプラ社 1955)
脚注
- ↑ 堤千代(ツツミチヨ)とは - コトバンク
- ↑ 2.0 2.1 堤千代、日本映画データベース、2012年10月4日閲覧。
外部リンク
- 堤千代 - 直木賞のすべて
- 小指
- 堤千代 - 日本映画データベース
典拠レコード: