fonfun
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株式会社fonfun(フォンファン、fonfun corporation)は東京都渋谷区に本社を置く企業。(旧社名:ネットビレッジ)。
ケータイでPC向けメールを閲覧できるリモートメールほか、主に携帯電話向けモバイルコンテンツを提供する会社。
概要
iモード(NTTドコモ)の登場から程なくして、他社に先駆けてiモード端末から自宅などのPC向けメールを閲覧できる公式サービスリモートメールを提供し、業績が拡大。2002年9月に大証ナスダック・ジャパン(現:ジャスダック)に株式上場を果たす。
その後M&Aなどの手法を用いて拡大路線を目指すが、先行投資を伴う事業拡大が失敗し業績は低迷。近年はGmailなど類似性が高くかつより高機能の無料サービスの台頭に伴い、同社にとってはコアサービスであるリモートメールの先行きも不安視する声がある。
沿革
- 1997年3月 - ネットビレッジ株式会社設立。
- 1997年6月 - 日本高速通信株式会社(テレウェイ、現:KDDI)と業務提携を締結。
- 1997年9月 - コナミと業務提携を締結[1]。
- 2002年9月 - 大証ナスダック・ジャパン(現:ジャスダック)に株式上場。
- 2005年6月 - 株式会社アリコシステムと業務提携を締結[2]。
- 2006年10月 - 株式会社fonfunに社名変更。
エピソード
- コナミとの提携
- 1997年9月コナミと業務提携を締結[1]。コナミエンターテイメントファンクラブが展開する会員冊子「コナミマガジン」のCD-ROM版「カタROM コネクション」の事業を展開。そのCD-ROMの先行品としてサンプル版を発行。当時、テレウェイとの提携関係によりインターネットプロバイダーサービス「テレウェイシリウス」(現:au one net)の事業展開をしていた。
- CD-ROMには、仮想空間「あちゃらビレッジ」開設記念としてインターネット接続キットが収録(その他、ときメモなどコナミ関連物も収録)された。「あちゃらビレッジ」とは、リクルートが発行していたインターネット情報誌『あちゃら』のウェブサイト版で音楽・スポーツ・ファッション情報のリンク集などが集約された仮想空間。
- 不適切な会計処理による資金流出
- 当時の経営陣(代表取締役:三浦浩之)によって不適切な会計が行われ、総額6億円以上が社外に流出していたことが判明した。第三者委員会の調査では2008年6月頃にfonfun社の大株主だった人物Aから借入金のあった役員達がAとの関係悪化、大株主から追い落とそうと株式の取得する為の資金を会社から引き出そうとしたことが動機とされた[4]。
主なサービス
脚注
- ↑ 1.0 1.1 コナミプレスリリース
- ↑ プレスリリース
- ↑ 登竜門
- ↑ 第三者調査委員会の調査結果に関するお知らせ (PDF) - (株)fonfun 2011年3月1日
- ↑ “iモードで一般のメールが読める! ネットビレッジが「リモートメール」を開始”. INTERNET Watch (1999年6月1日). . 2012閲覧.