奈良学園大学奈良文化女子短期大学部
奈良学園大学奈良文化女子短期大学部 | |
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大学設置/創立 | 1965年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人奈良学園 |
本部所在地 | 奈良県奈良市中登美ヶ丘3-15-1 |
キャンパス | 登美ヶ丘キャンパス |
学部 | 幼児教育学科 |
ウェブサイト | 奈良学園大学奈良文化女子短期大学部公式サイト |
奈良学園大学奈良文化女子短期大学部(ならがくえんだいがくならぶんかじょしたんきだいがくぶ、英語: Narabunka Women's College)
奈良県奈良市中登美ヶ丘3-15-1に本部を置く日本の私立大学。
Contents
概観
大学全体
学校法人中和学園(現・学校法人奈良学園)により1965年(昭和40年)4月、奈良県大和高田市東中127に「奈良文化女子短期大学」として開学(同時に付属高校も開校している)。2014年(平成26年)に現校名に名称変更する。2018年(平成30年)度以降は学生募集を停止し、短期大学自体は閉学へと向かうことになっている。なお、短期大学を構成する資源と人材は奈良学園大学人間教育学部の幼児教育分野に昇格させることとなっている。
以下の学科が設置されている。(西暦は年度)
- 教養科(1965年)→教養学科(1970年)→環境教養学科(2004年-2007年)
- 保育科(1966年)→初等教育学科(1969年)→幼児教育学科(2000年-)
- 食物栄養科(1967年)→食物栄養学科(1970年-2002年)
- 教養科第三部(1968年-1996年)
- 保育科第三部(1968年)→幼児教育学科第三部(1969年-2008年)
- 衛生看護学科(1971年-2007年)
- 音楽学科
- 器楽専攻、声楽専攻(1973年-2002年)
- 音楽専攻(1975年-2002年)
- 福祉学科(1998年-2007年)
学科体制は、最大で7学科と全国的にも学科数や学生数の多さを誇っていた。しかし、近年学生数の減少やその他諸々の事情などもあって現在は、幼児教育学科のみの単科短大に大幅縮小されている。
2008年(平成20年) 奈良市登美ヶ丘に移転。 2014年(平成26年) 奈良学園大学奈良文化女子短期大学部に改称。 2017年(平成29年)2月 2018年(平成30年)度以降の学生募集を停止することを発表。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 奈良学園大学奈良文化女子短期大学部における建学の精神。
- 清楚の美
- 健康の輝き
教育および研究
奈良学園大学奈良文化女子短期大学部は現在、幼児教育学科が設置されており奈良文化幼稚園での教育実習が取り入れられている。過去には、一般教育科目として「奈良文化論」や県内の文化財を建学する「臨地講義」もあった。
学風および特色
奈良学園大学奈良文化女子短期大学部に設置されている幼児教育学科では、「心の教育」が重視されている。
2011年3月24日、財団法人短期大学基準協会の第三者評価より適格認定を受ける。
沿革
- 1965年 大和高田市に奈良文化女子短期大学開学(現・奈良文化高等学校の所在地)。設置学科は教養科第一部のみ。学生数:女102[1][2]
- 1966年 保育科を増設(学生数:女140[1][3])。
- 1967年 食物栄養科を設置(学生数:女105[1][4])。
- 1968年 教養科・保育科にそれぞれ三部を設置[注 1]。
- 1969年 保育科一部を初等教育学科に改組。
- 1970年 保育科三部を幼児教育学科に名称変更。ほか、教養・食物栄養の各科をそれぞれ学科とする。
- 1971年 衛生看護学科を設置(学生数:女60[1][5])
- 1973年 音楽学科を設置(学生数:女50[1][6])。
- 1975年 専攻科音楽専攻を設置。
- 1986年 教養学科第三部の学生数が初公表される(女50[1][7])。
- 1998年 福祉学科を新設する(学生数:女55[1][8])。
- 2000年 初等教育学科を幼児教育学科に名称変更。
- 2008年 奈良市の登美ヶ丘にキャンパスを移転。
- 2014年 奈良学園大学奈良文化女子短期大学部に改称。
- 2017年 学生の募集を本年度最終募集とする。
基礎データ
所在地
象徴
教育および研究
組織
学科
- 幼児教育学科
学科の変遷
- 教養科→教養学科[注 3]
(「教養」・「経営情報」の2コースが設置されていた。カリキュラムは日本史・国文学・民俗学など人文系の科目が設置されており、文字通り教養系の科目を広く学ぶという意味合いが強いものとなっていた。)
- 保育科→初等教育学科→幼児教育学科I部:現行の幼児教育学科に当たる
- 幼児教育学科第三部[注 6][注 2][注 7]
- 食物栄養科[注 8][注 9]
- 衛生看護学科[注 6][注 4]
- 音楽学科[注 8][注 9][注 10]
- 福祉学科[注 6][注 4]
過去にあった専攻科
- 音楽専攻がおかれていた。
取得資格について
- 幼稚園教諭二種免許状と保育士、認定ベビーシッター資格が幼児教育学科にて取得できる。
- かつては、中学校教諭二種免許状の課程が設けられていた。
- 司書:環境教養学科の前身である教養学科にて設けられていた。
- 栄養士:過去にあった食物栄養学科にて設けられていた[注 13]。
- 衛生看護学科では、看護師受験資格に合せたカリキュラムとなっていた。
附属機関
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 現在、奈良学園大学奈良文化女子短期大学部にて活動しているクラブ活動。
学園祭
- 学園祭は毎年10月に行われる。
施設
登美ヶ丘キャンパス
出身者
- 五十嵐サキ:お笑い芸人
対外関係
姉妹校
- 奈良市中登美ヶ丘
進路
就職
- 教養学科(環境教養学科含む):一般企業への就職者が多く、南都銀行・三井住友銀行・枚方信用金庫・ジャスコ・オンワード樫山などがある。
- 幼児教育学科:第一部・第三部とも奈良文化女子短期大学付属幼稚園をはじめ様々な幼稚園、その他保育所などに就職している。
- 食物栄養学科:資格を活かした職としては、日清医療食品・富士産業・南部浪速給食・ナニワフード・伊賀越・丸玉食品・第一食品などの企業のほか各種病院や保育園・学校など活躍の場は多岐にわたる。
- 衛生看護学科:専門職として医療機関への就職者が多いものとなっていた。
- 音楽学科器楽専攻・声楽専攻:ヤマハ・カワイ音楽教室ほか音楽関連がある。
- 福祉学科:介護職が大半となっていた。
編入学・進学実績
- 教養学科第一部・第三部:京都橘女子大学・奈良産業大学・大阪産業大学・追手門学院大学・大阪樟蔭女子大学・梅花女子大学・京都精華大学・園田学園女子大学・摂南大学・大阪大谷大学ほか
- 幼児教育学科第一部・第三部:帝塚山学院大学・日本福祉大学ほか
- 食物栄養学科:
- 衛生看護学科:佐賀医科大学・北海道教育大学ほか
- 音楽学科器楽専攻・声楽専攻:同志社女子大学・大阪芸術大学・相愛大学・甲子園大学ほか
- 福祉学科:皇學館大学・天理大学・ほか
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『奈良文化女子短期大学』:入学案内小冊子
関連項目
出典
注釈
- ↑ 聖徳学園女子短期大学、兵庫女子短期大学と共に、日本で初めて昼間定時制の三部が設置された。
- ↑ 2.0 2.1 2009年3月31日廃止。
- ↑ 3.0 3.1 学生募集は2003年度入学生まで。2005年3月31日廃止。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 2008年3月31日廃止。
- ↑ 1996年11月19日正式廃止。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 学生募集は2006年度入学生まで。
- ↑ 大和高田市内にある工場で勤務する傍らで学ぶ女子学生が多かったともいわれる。近畿地方では珍しい存在だった。
- ↑ 8.0 8.1 学生募集は2001年度入学生まで。
- ↑ 9.0 9.1 2003年3月31日廃止。
- ↑ 募集最終年度において40人の定員に対し入学者は僅か16人だったことから、経営が危ぶまれやむを得ず廃止されたものと考えられる。
- ↑ 11.0 11.1 学生募集は1999年度入学生まで。
- ↑ 食物課程に在籍する必要があった。2000年度入学生まで設けられていた。ほか、同課程には教科「保健」も設置されていた
- ↑ 栄養課程に在籍する必要があった
公式サイト
座標: 北緯34度43分13.7秒 東経135度44分45.6秒
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