サバナ気候
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サバナ気候(サバナきこう)
熱帯気候の一つで,年間のうち乾季と雨季が明瞭に区別され,気温の年較差が大きい気候。熱帯夏雨気候,熱帯原野気候,熱帯サバナ気候ともいう。ウラジーミル・P.ケッペンの気候区分では最乾月の降水量が 60mm以下の気候である。夏には熱帯収束帯の影響を受け雨季となり,冬には亜熱帯高気圧の影響で乾季となる。イネ科の草を主体とする草原が特徴で,肉牛の放牧が行なわれるが,乾季には疎林は落葉し草は枯れて褐色となる。赤道よりやや高緯度側にあたり,南アメリカのギアナ・ブラジル高地,コンゴ流域を除くアフリカの大部分がその代表的な地域である。
脚注
関連項目