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尼崎交通事業振興株式会社(あまがさきこうつうじぎょうしんこう)は、尼崎市の外郭団体。通称ATS。阪神バス尼崎市内線(旧尼崎市交通局バス路線、以下尼崎市内線)の一部路線を受託運行するなどの事業を行っている。
沿革
尼崎市交通局(2016年3月19日まで存在、以下交通局)および尼崎交通労働組合の出資による間接経営方式で設立された[1]。
当初は旧交通局車両の洗車・清掃・給油、定期券・回数券の発売、遺失物の取扱い、案内など、運行以外のサポート業務を担当していたが、交通局の経営悪化に伴い、2002年より同局の観光バス事業を引き継いだほか、2004年4月より同路線バスの一部を受託運行していた。
交通局に代わる、将来のバス事業者としても検討されたが、尼崎市公営企業審議会より提出された答申[1]後、交通局は完全民営化することが決定しバス事業を阪神バスへ移譲、同社はその後もバス路線の受託運行等を継続することとなった。
同社は今後も社員の雇用確保を意思として事業を継続、将来的には民営化を目標として市が支援を行っていく方針である[2]。
年表
- 1988年4月1日 - 設立。
- 2002年 - 尼崎市交通局の観光バス事業を継承。
- 2004年4月1日 - 市営バス70番の交通局との共同運行開始、21番、22番、23番、24番の受託運行開始。
- 2005年4月1日 - 11番、20番の追加受託運行開始。
- 2006年8月1日 - 30番、31番、52番、80番、85番、90番の追加受託運行開始(その後52番、80番、85番、90番は再び交通局運行の路線となる)。
- 2015年7月1日 - 13-2番(兵庫県立尼崎総合医療センター開設による市バス13番:阪急塚口 - 阪神尼崎の一部を同センター正門前へ乗り入れ)を開設。交通局は運行せず自社便のみとなる。
- 2016年
路線
尼崎市内線のうち、11番、13番、13‐2番および70番を受託運行(管理の受委託)している(現在までの受託路線は#年表を参照、各路線の詳細は尼崎市交通局#路線一覧および阪神バス#尼崎市内線を参照)。
運賃
詳細や最新の情報は、阪神バス公式ホームページの尼崎市内線に該当する項目等を参照頂きたい。
尼崎市内線と同様、全路線均一運賃で、乗車時に車内の運賃箱へ支払う(前乗り後降り)。支払いには現金の他、回数カード、スルッとKANSAI対応カード、またPiTaPa・ICOCA・hanicaなど交通系ICカードの全国相互利用サービスにも対応している[3]。
- 普通旅客運賃
- 大人210円・小児110円
- 全線1日乗車券
- 大人500円・小児250円。発売当日限り何回でも乗降可能。尼崎市内線も利用できる。車内にて発行。
- 磁気回数カード
- 尼崎市内線も利用可能(同線以外の阪神バスは利用不可)。大人4種・小児4種の金額が発行されている。昼間時間帯特別割引(ひまわり)の回数カードもある。
- 定期券
- ICカード(hanica)にて発行される。阪神バス(尼崎市内線含む)も利用可能なものに加え、阪急バスの一部区間も利用可能なものなど、複数種が発行されている。
その他、乗継割引や特別乗車証などの諸制度が旧交通局より継承されている。
車両
自社所有車はしばらくの間交通局からの移籍車のみであったが、2011年(2010年度末)には新車(三菱ふそう・エアロスター)が初めて誕生している。車体塗装は交通局と同一であるが、前面の社章や側面の社名表記で見分けることができる。社番は交通局の付番に準じるが、2011年以降の新車は交通局の三菱ふそう車に与えられる(ハイフン後の数字が)100番台に対し、200番台が与えられるようになった。また、当社に運行を委託している阪神バスの車両(塚口営業所所属)は、車両前面の局番号部分に赤い丸囲みで「A」の表示が旧交通局時代になされている。
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脚注
- ↑ 1.0 1.1 尼崎市営バスのこれからのあり方についての市民提言 ―バスネットワークを維持・発展させるために― - 全国自治団体労働組合
- ↑ 市営バス事業の民営化に向けた取組方針(別紙4)尼崎交通事業振興株式会社のあり方について - 尼崎市
- ↑ 3.0 3.1 交通系 IC カードの全国相互利用サービスを開始します - 阪急阪神ホールディングス 2016年2月25日 (PDF)
外部リンク
- エーティーサービス 尼崎交通事業振興株式会社 - 公式サイト
- 阪神バス株式会社 - 尼崎市内線の一部を委託。
- 阪神バス 尼崎市内線バス接近情報 - 市交通局運営のあまっこガイドを継承。