「カルノシン」の版間の差分
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2018/9/30/ (日) 12:20時点における最新版
カルノシン (carnosine) はβ-アラニンとヒスチジンからなるジペプチドである。構成するヒスチジンの立体異性により、L-カルノシンとD-カルノシンが存在するが、天然のものはすべてL-カルノシンである。L-カルノシンのIUPAC組織名は N-β-アラニル-L-ヒスチジン N-β-alanyl-L-histidine である。
存在
カルノシンはヒトなどの哺乳類では、筋肉や神経組織に高濃度に存在している。鳩やアヒル、鯨などの一部の動物において N-メチルカルノシン (アンセリン)あるいはバレニンが多く見られる。
研究状況
- 生体内において酸化的ラジカル種のラジカルスカベンジャーとして働き、酸化的ストレスから保護しているといわれている。
- 2型糖尿病の予防薬としての可能性が示された。[1]
関連項目
- アセチルカルノシン - 白内障の治療に用いる化合物
- カルノシン血症 - 酵素異常・欠損に因るカルノシン過剰症
- アンセリン - 抗酸化作用を持つジペプチドの一つ(鳥類から発見された)
- カルノシン合成酵素 - カルノシンを合成する酵素
脚注
- ↑ “Effects of carnosine supplementation on glucose metabolism: Pilot clinical trial”. Obesity (Silver Spring, Md.) 24 (5). (2016). doi:10.1002/oby.21434. PMID 27040154.