「ヨドバシカメラ」の版間の差分

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ja>Hamasuka
(おサイフケータイ版ゴールドポイントカード: 今はヨドバシもローソンも違う機種ですね…)
 
(脚注)
 
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{{加筆|マルチメディア名古屋松坂屋店のテレビCMについて|date=2015年11月}}
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{{Redirect|ヨドバシ||淀橋}}
 
 
{{基礎情報 会社
 
{{基礎情報 会社
 
|社名 = 株式会社ヨドバシカメラ
 
|社名 = 株式会社ヨドバシカメラ
 
|英文社名 = Yodobashi Camera Company, Limited
 
|英文社名 = Yodobashi Camera Company, Limited
|ロゴ =[[File:Yodobashi-Camera logo.png|300px]]
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|画像 = [[ファイル:ヨドバシカメラ新宿西口本店 03.jpg|300px]]
 
|画像説明 = 新宿西口本店・マルチメディア館(東京)
 
 
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
 
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
 
|市場情報 = 非上場
 
|市場情報 = 非上場
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|SWIFTコード =
 
|SWIFTコード =
 
|事業内容 = パソコン・[[OA機器]]、AV機器、カメラ等の販売
 
|事業内容 = パソコン・[[OA機器]]、AV機器、カメラ等の販売
|代表者 = 代表取締役社長 [[藤沢昭和]]
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|資本金 = 3,000万円(2018年3月31日時点)<ref name="fy">第52期決算公告、2018年(平成30年)7月24日付「官報」(号外第162号)94頁。</ref>
 
|資本金 = 3,000万円(2018年3月31日時点)<ref name="fy">第52期決算公告、2018年(平成30年)7月24日付「官報」(号外第162号)94頁。</ref>
 
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|決算期 = 3月末日
 
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|外部リンク = [https://www.yodobashi.com/ www.yodobashi.com]
 
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|特記事項 = 創業は1960年4月
 
|特記事項 = 創業は1960年4月
 
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}}
'''株式会社ヨドバシカメラ'''は、[[家庭用電気機械器具|家電]]・[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]・[[カメラ]]・[[写真]]用品などを販売している量販店[[チェーンストア]]。
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'''株式会社ヨドバシカメラ'''
  
[[家電量販店]]で売上高は[[ヤマダ電機]][[ビックカメラ]][[エディオン]]グループに次ぐ日本国内4位。[[2017年]]7月現在、23店舗で営業中である。また、近年はネットショッピングにも力を入れており、現在アマゾンに次ぐ日本国内2位である。
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[[家庭用電気機械器具|家電]][[パーソナルコンピュータ|パソコン]][[カメラ]][[写真]]用品などを販売している量販店[[チェーンストア]]
  
== 概要 ==
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[[家電量販店]]で売上高は[[ヤマダ電機]][[ビックカメラ]]、[[エディオン]]グループに次ぐ日本国内4位。
[[ファイル:Yodobashi camera head office 2009.JPG|thumb|東京都新宿区北新宿のマンションの一画にあるヨドバシカメラ本社]]
 
[[1960年]]に、'''[[藤沢昭和]]'''によって創業。創業当初はカメラや写真用品が主力であった。当初の出店形態(新宿・上野・横浜)は、交通至便なターミナル前の一等地の比較的小規模なビルにおいて、エントランスを開放し、フロア全体に多数の商品を同時に陳列・大量廉価販売する手法を採り、耳に残りやすい簡単な替え歌をテレビCMで流した。当時の宣伝では店名に「新宿西口」を冠し、地理不案内な客にも気軽に行ける店としてPRした。当時のカメラは1台数十万円もする高級品が多く、多少の電車賃・時間をかけたとしても、市価より数万円も安ければ十分メリットがあり、加えて商品の比較検討ができる優位性が消費者に浸透した。
 
  
その後は[[家電]]・パソコン・AV製品・玩具・ブランド品・雑誌類など取り扱い品目を大幅に拡大。[[仙台駅]]前の[[国鉄清算事業団]]の貨物ヤード跡地を買収し、従来の仙台駅前店・仙台東口店を統合し新築移転した[[ヨドバシカメラマルチメディア仙台|マルチメディア仙台]](1997年3月)を皮切りに、従来よりも店舗面積を大幅に増床したマルチメディア館と呼ばれる形態に移行する。
+
また、近年はネットショッピングにも力を入れいる。
  
1998年からインターネットショッピングサイト「Yodobashi.com(当初はYodobashi.co.jp)」を開設し、2013年現在、送料は全て無料で指定地域では当日配送を実施している。インターネットショッピングでは、現在アマゾンに次ぐ日本国内2位である(ただし、1位アマゾンとの売上高の差は10倍以上ある)<ref>[http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1036656.html 物販系EC市場の売上高トップはAmazon.co.jp、2位ヨドバシ.comの10倍以上、出店数は楽天が最多]~インプレス調査</ref>。また、電話による通信販売「テレフォンショッピング(旧:もしもしヨドバシ)」も展開している。
+
== 脚注 ==
 
 
家電量販店として初めて[[ポイントサービス]]を導入したとして有名である。ヨドバシカメラではポイントサービスを「ゴールドポイント」という名称で行っている。
 
 
 
2016年3月期売上高が6796億円であり、他の大手量販店とは異なり、企業買収・合併による規模拡大を行なわない、株式を上場しない、売上高より利益を重視するなどの経営手法をとっている。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[1960年]](昭和35年){{0}}4月 - 東京・[[渋谷区]][[本町 (渋谷区)|本町]]にて藤沢写真商会を創業。
 
* [[1967年]](昭和42年){{0}}7月4日 - 東京・新宿区[[淀橋]](現:西新宿)にて株式会社淀橋写真商会を設立。
 
* [[1971年]](昭和46年){{0}}2月 - 小売部門を創設。本格的に小売販売開始。
 
* [[1974年]](昭和49年)10月 - (旧)株式会社ヨドバシカメラに商号変更。代表取締役社長に[[藤沢昭和]]が就任。
 
* [[1975年]](昭和50年)11月 - 新宿西口本店(現:マルチメディア東館)がオープン。
 
* [[1976年]](昭和51年)11月 - 新宿駅東口駅前店オープン。
 
* [[1982年]](昭和57年)11月 - 横浜店オープン(新宿地区外に初進出)。
 
* [[1983年]](昭和58年)10月 - 横浜駅前店オープン。
 
* [[1985年]](昭和60年){{0}}2月 - [[販売時点情報管理|POS]]の全店展開。
 
* [[1986年]](昭和61年){{0}}8月 - 上野店オープン。
 
* [[1987年]](昭和62年)10月 - 大ガード店オープン。
 
* [[1988年]](昭和63年){{0}}6月 - ヨドバシカメラ物流センター完成
 
* [[1989年]](平成元年){{0}}4月 - ヨドバシ[[ポイントカード]]を発行。
 
* [[1990年]](平成2年)
 
** {{0}}4月 - グッドギア東口店オープン
 
** 11月 - ヨドバシゴールドポイントカードを発行。
 
* [[1991年]](平成3年)
 
** {{0}}1月 - 八王子店オープン。
 
** {{0}}4月 - 仙台駅前店オープン(関東地区外に初進出)。
 
** 10月 - ザ・ポイントネットワーク誌を創刊。
 
** 12月 - 新宿西口店フォトスペースオープン、DPE の集中サービス開始。
 
* [[1992年]](平成4年)
 
** {{0}}6月 - 物流センターの24時間稼働体制スタート
 
** 10月 - 新宿西口店OA 総合館オープン。
 
** 11月 - 新宿西口店AV・家電総合館、仙台東口店オープン。
 
* [[1993年]](平成5年) 4月 - 郡山駅前店オープン。
 
* [[1995年]](平成7年)
 
** {{0}}2月 - 札幌店オープン(北海道に初進出)。
 
** {{0}}6月 - 新潟店オープン。
 
** 11月 - 千葉店オープン。
 
* [[1996年]](平成8年)
 
**2月1日 - (旧)株式会社フジサワが(新)株式会社ヨドバシカメラに商号変更し、旧会社は(新)株式会社フジサワに商号変更。
 
**4月17日 - 株式会社フジサワを合併。
 
* [[1997年]](平成9年) 3月 - 仙台駅前店と仙台東口店を閉店し、マルチメディア仙台店をオープン。
 
* [[1998年]](平成10年)
 
** {{0}}6月 - 京急川崎駅前店オープン。
 
** {{0}}7月 - [[インターネット]]通販を開始。
 
** 11月 - 町田駅前店オープン。
 
* [[1999年]](平成11年) 6月 - 京急上大岡店オープン
 
* [[2000年]](平成12年)
 
** {{0}}4月 - マルチメディア錦糸町オープン。
 
** {{0}}6月 - 札幌店を移転し、マルチメディア札幌をオープン。
 
* [[2001年]](平成13年)11月 - マルチメディア梅田オープン(西日本地域に初進出)。
 
* [[2002年]](平成14年)11月 - マルチメディア博多オープン(九州地域に初進出)。
 
* [[2004年]](平成16年)
 
** {{0}}3月 - マルチメディア京急川崎(現:[[ヨドバシアウトレット|アウトレットストア京急川崎]])を、閉鎖された[[西武百貨店]]跡である[[川崎ルフロン]]に移転し、マルチメディア川崎ルフロンとする。
 
** {{0}}9月 - マルチメディア新宿東口をオープン。
 
* [[2005年]](平成17年)
 
** {{0}}4月 - マルチメディア宇都宮をオープン。
 
** {{0}}9月 - マルチメディアAkibaをオープン。「ゴールドポイントカード IC eLIO」発行。
 
** 11月 - 横浜駅前店、AV・家電総合館を閉店し、[[三越]]横浜店(2005年5月閉鎖)跡にマルチメディア横浜をオープン。[[いすゞ自動車]]川崎工場跡地の一部を購入しYAC川崎(ヨドバシ アッセンブリーセンター:物流拠点)開設。
 
* [[2007年]](平成19年)
 
** {{0}}2月 - 西日本エリアをカバーする物流拠点として[[六甲アイランド]]にYAC六甲を開設。
 
** {{0}}6月 - マルチメディア吉祥寺オープン。
 
* [[2008年]](平成20年) 4月 - マルチメディア上野オープン。
 
* [[2010年]](平成22年)
 
** {{0}}3月 - 「株式会社[[ゴールドポイントマーケティング]]」(100%出資子会社)を設立。
 
** 11月 - マルチメディア京都をオープン。[[ソニーファイナンスインターナショナル]]発行の「ヨドバシゴールドポイントカードIC eLIO」事業をゴールドポイントマーケティングに継承させ、名称を「ゴールドポイントカード・プラス」に変更。
 
* [[2011年]](平成23年) 9月 - 郡山駅前店を移転し、マルチメディア郡山をオープン。
 
* [[2012年]](平成24年)
 
** {{0}}4月26日 - マルチメディア仙台をヨドバシ仙台第2ビル内に移転。従来の店舗は、同年4月24日をもって営業終了。
 
** 11月 - 以前、上野店のあった場所にマルチメディア上野2号店をオープン。携帯電話、ホビー、ゲーム売り場がマルチメディア上野から移転された。
 
* [[2015年]](平成27年)
 
** {{0}}7月 - マルチメディアさいたま新都心駅前店オープン。
 
** 10月 - マルチメディア名古屋松坂屋店をオープン(東海地方に初進出)。
 
* [[2016年]](平成28年)
 
** {{0}}3月 - 新潟店を移転し、マルチメディア新潟駅前店をオープン。新潟駅構内にあった店舗を、新潟駅万代口付近に新築した6階建てのビルへ移転。
 
 
 
== 店舗 ==
 
関東地方を拠点とし、それ以外の地方には[[北海道]]・[[東北地方]]・[[中部地方]]・[[近畿地方]]・[[九州地方]]に出店している。2015年に名古屋進出を果たしたことにより、[[三大都市圏]]すべてへの進出を達成した。
 
 
 
* 現行店舗の詳細については、公式サイト「[http://www.yodobashi.com/enjoy/more/store/index.html ヨドバシカメラ店舗のご案内]」を参照。
 
 
 
いずれの店舗も駅前に立地しており、[[レールサイド戦略]]をとっている。同業他社では[[ビックカメラ]]が同様の形態を取っており、[[ロードサイド店舗]]が主体の[[ヤマダ電機]]も「LABI」の店舗名で追随している。ヨドバシカメラはヨドバシ名古屋などを除き、自社で土地を取得してビルを建設するケース、もしくは建物の跡地や建物自体を買い取るケースが多いが、ビックカメラはグループ外の他社所有の建物に[[テナント]]として入居するケースが多く、出店条件には違いが見られる。2005年に川崎市殿町([[キングスカイフロント]])のYAC川崎を皮切りに大型流通倉庫「YAC(ヨドバシ アッセンブリーセンター)」を複数開設し、在庫と物流の最適化を図っている。
 
 
 
創業店舗の[[ヨドバシカメラ新宿西口本店|新宿西口本店]]は、マルチメディア館北館・南館・東館をはじめとする13館体制となっており、新宿西口一帯の広い範囲に店舗を展開している。ヨドバシカメラは新宿東口にも「マルチメディア新宿東口」を出店している。
 
 
 
[[1997年]]の「[[ヨドバシカメラマルチメディア仙台|マルチメディア仙台]]」開店以降は「'''マルチメディア'''」を冠する大型店業態での出店となった。既存店も大半がマルチメディア業態へ改装され、2016年3月現在「マルチメディア」を冠さない店舗は新宿西口本店、八王子店、千葉店のみとなっている。
 
 
 
マルチメディア上大岡([[京急百貨店]]内)など駅ビルへの出店や駅前立地を生かした店舗を続々と開店する中、1997年に[[大阪駅北地区]]の旧国鉄大阪[[鉄道管理局]]跡地の土地を[[国鉄清算事業団]]から1010億円(本社代表電話番号にちなむ)で競り落とし、2001年11月に総額1500億円を投資して[[ヨドバシ梅田]]を自社物件として竣工・開店した。ヨドバシ梅田はヨドバシカメラマルチメディア梅田を核店舗として専門店街や飲食店街も入居する大型[[ショッピングセンター]]となっている。核店舗のマルチメディア梅田は1000億円以上の年間売上を持ち<ref>{{Cite web|url=http://www.yodobashi.co.jp/recruit/fresh/about/history/index.html|title=ヨドバシカメラの歩み|author=株式会社ヨドバシカメラ |accessdate=2011年2月26日 }}</ref>、単独店舗の売上としては日本一である。
 
 
 
その後も博多駅新幹線口に自社ビルを建設し出店したマルチメディア博多([[ヨドバシ博多]])、秋葉原駅東側の貨物駅跡地を仙台・梅田同様に国鉄清算事業団から買い取り大規模な自社ビルを建設したマルチメディアAkiba([[ヨドバシAkiba]])、横浜[[三越]]跡の施設を半年かけて全面改装し西口五番街に分散していた売り場を集約したマルチメディア横浜([[ヨドバシ横浜]])、吉祥寺駅北側の吉祥寺三越(旧[[近鉄百貨店]]東京店)跡の施設を取得して改装したマルチメディア吉祥寺([[ヨドバシ吉祥寺]])など、百貨店跡や鉄道跡地を生かした駅前巨大店舗を続々と開店。2010年11月5日には、JR[[京都駅]]烏丸中央口前の[[近鉄百貨店]]京都店(プラッツ近鉄京都)跡地に自社ビルを建設し、マルチメディア京都([[京都ヨドバシ]])を出店した。ヨドバシAkiba、ヨドバシ吉祥寺、ヨドバシ横浜、京都ヨドバシ、ヨドバシ博多に関しては、ヨドバシ梅田同様に複数のテナントが入居する大型ショッピングセンターとなっている。
 
 
 
2015年[[10月29日]]<ref>[http://www.yodobashi.com/ec/support/news/1501016491243/index.html ヨドバシカメラ中部・東海エリア初出店! マルチメディア名古屋松坂屋店 2015年10月29日(木)開店!]、ヨドバシカメラ・2015年10月16日</ref>には[[松坂屋]]名古屋店の南館4 - 6階に<ref name="20151101nagoya">[http://www.j-front-retailing.com/_data/news/20150609nagoya.pdf お買い物がますます楽しくなる空間へ 「松坂屋名古屋店 2015秋 ヨドバシカメラオープン」]、大丸松坂屋百貨店・2015年6月9日</ref><ref>{{Cite news |title=ヨドバシ、松坂屋名古屋店に出店 11月開業 |newspaper=日本経済新聞 |date=2015-06-09 |author= |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ09H8G_Z00C15A6000000/ |accessdate=2015-06-09}}</ref><ref>{{Cite news |title=松坂屋名古屋店内にヨドバシが出店 中部初、11月開業へ |newspaper=フジサンケイビジネスアイ |date=2015-06-09 |author= |url=http://www.sankeibiz.jp/business/news/150609/bsd1506091639011-n1.htm |accessdate=2015-06-09}}</ref><ref>{{Cite news |title=ヨドバシカメラ、中部に初進出 松坂屋名古屋店に出店 |newspaper=朝日新聞デジタル |date=2015-06-10 |author= |url=http://www.asahi.com/articles/ASH695SBTH69OIPE029.html |accessdate=2015-06-10}}</ref>マルチメディア名古屋松坂屋店をオープンした<ref name="20151029chunichi">[http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015102990111435.html ヨドバシカメラが松坂屋名古屋店にオープン 中部初] - [[中日新聞]](2015年10月29日 11時14分)</ref><ref>[http://www.sankei.com/west/news/151029/wst1510290060-n1.html ヨドバシが名古屋進出 中部初、松坂屋に入居] - [[産経ニュース]](2015.10.29 13:56)</ref><ref name="20151030yomiuri">[http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20151030-OYTNT50033.html 名古屋ヨドバシオープン 悲願の東海進出] - [[読売新聞]](2015年[[10月30日]])</ref>(当初は[[11月1日]]開店と発表されていた<ref name="20151101nagoya"/>ものの、松坂屋側の意向や11月1日が日曜日にあたることもあり開店を3日前倒しして10月中にオープンすることになった<ref>{{Cite web|url=http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1510/31/news036_2.html|title=らしさをぎゅっと凝縮:ヨドバシカメラ“悲願”の名古屋出店 計画を早めた幾つかの理由(2ページ目)|author=[[ITmedia|アイティメディア株式会社]](ITmedia Mobile) |accessdate=2011年10月31日 }}</ref>)。それまで[[静岡県]]を含めて[[東海地方]]には出店していなかったため、同地方では初出店となる。松坂屋名古屋店のある[[栄 (名古屋市)|栄]]地区は大手の大型[[家電量販店]]がないため、地域活性化の起爆剤としても期待されている<ref name="20151029chunichi"/>。売場面積は約7200平方メートルと、ヨドバシとしては中規模の店舗となる<ref name="20151029chunichi"/>(ヨドバシは駅前に営業面積2万平方メートル以上の大型店舗を展開するのが特徴<ref name="20151030yomiuri"/>)。当初は[[名古屋駅]]前への出店計画があったが、入居を予定していた[[JRゲートタワー]]の完成が予定より遅れた関係で金銭的な問題が生じたとして2015年5月14日に出店を中止することが発表された(代わって[[ビックカメラ]]がJRゲートタワーに出店予定となっている<ref>{{Cite news |title=JR東海の名駅前新ビルにビックカメラ |newspaper=メ〜テレ |date=2015-05-14 |author= |url=http://www.nagoyatv.com/news/?id=106681&p=3 |accessdate=2015-06-09}}</ref><ref>{{Cite news |title=ビックカメラ、名古屋駅前JR高層ビルに出店 ヨドバシが断念 |newspaper=日本経済新聞 |date=2015-05-14 |author= |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14I4Y_U5A510C1TI0000/ |accessdate=2015-06-09}}</ref>)。開店に先立ち、[[10月10日]]には陳列できない商品をインターネット通販で取り扱うためにスピード配達に備え、[[愛知県]][[小牧市]]内に物流センターを設置した<ref name="20151030yomiuri"/>。
 
 
 
* [[ヨドバシカメラマルチメディア仙台|マルチメディア仙台]]、[[ヨドバシカメラ新宿西口本店]]、[[ヨドバシAkiba]]、[[ヨドバシ吉祥寺]]、[[ヨドバシ横浜]]、[[京都ヨドバシ]]、[[ヨドバシ梅田]]、[[ヨドバシ博多]]については各項目を参照。
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:Yodobashi-camera-machida.jpg|マルチメディア町田
 
ファイル:Yodobashi-Kichijoji-2.JPG|マルチメディア吉祥寺
 
ファイル:YodobashiCamera-Hachioji.JPG|八王子店
 
ファイル:Yodobashi-Akiba 2015.JPG|マルチメディアAkiba
 
ファイル:Yodobashi Yokohama.jpg|マルチメディア横浜
 
ファイル:KawasakiLeFront.jpg|マルチメディア川崎
 
ファイル:Yodobashi-Umeda at August 1st,2014.JPG|マルチメディア梅田
 
ファイル:Kyoto Yodobashi Bldg 20101106-001.jpg|マルチメディア京都
 
ファイル:ヨドバシカメラ博多店.jpg|マルチメディア博多
 
ファイル:Yodobashi-Camera.Multimedia-Sapporo01.JPG|マルチメディア札幌
 
ファイル:YodobashiCamera-Sendai.JPG|マルチメディア仙台(仮店舗)
 
ファイル:Yodobashi Camera Multimedia Saitama-Shintoshin.JPG|マルチメディアさいたま新都心駅前
 
File:Matsuzakaya-new-minamikan&yodobashicamera.JPG|マルチメディア名古屋松坂屋
 
</gallery>
 
 
 
=== 今後の出店計画 ===
 
; 原宿([[東京都]][[渋谷区]])
 
: JR[[原宿駅]]近くの旧[[コクド]]本社跡地を取得、2015年を目処に出店する。延べ床面積1万平方メートル台前半の中規模店となる予定。スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)とその関連商品などを充実させ、若者層を意識した店舗構成となる予定<ref>{{Cite news |title=ヨドバシ、15年メド原宿に出店 スマホ・美容家電に重点 |newspaper=日本経済新聞 |date=2013-08-28 |author= |url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280K1_Y3A820C1TJ1000/ |accessdate=2015-06-09}}</ref>。
 
; 仙台新店舗([[仙台市]][[宮城野区]])
 
: 従前のマルチメディア仙台敷地に建設される、ヨドバシ仙台第1ビルの核店舗として設置予定。オープン時期は当初[[2014年]]とされていたが、仙台駅東口の再開発などにより2018年10月となっている<ref>{{cite news |title=<ヨドバシ>仙台新ビル18年10月開業|author= |agency=|publisher=河北新報  |date=2016-4-13 |url=http://www.47news.jp/localnews/miyagi/2016/04/post_20160413071845.html}}</ref>。直営売場面積は2万5千平方メートル程度の見通し<ref>{{cite news |title=ヨドバシカメラ、仙台に国内最大級の家電店 14年めど|author= |agency=|publisher=日本経済新聞  |date=2011-6-2 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF0104Q_R00C11A6MM8000/}}</ref>。建設に先立ち、2012年4月24日を以って従前のマルチメディア仙台を閉鎖し、同年4月26日より仮店舗(ヨドバシ仙台第2ビルの1〜3階部分)に移転した<ref>{{cite news |title=「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」が移転増床-1.5倍の売り場に50万点|author= |agency=|publisher=仙台経済新聞|date=2012-4-26 |url=http://sendai.keizai.biz/headline/1157/|accessdate=2014-6-21}}</ref>。なお、仮店舗は売場面積が旧店舗の1.5倍規模に相当する。
 
; 新宿新店舗([[東京都]][[新宿区]])
 
: 新宿西口本店マルチメディア館の向かいにある「MY新宿第2ビル(旧・安田生命第2ビル)」を2010年7月に取得<ref>{{Cite news |title=【売買】ヨドバシカメラが新宿西口本店隣のMY新宿第2ビルを取得 |newspaper=日経BPネット |date=2010-11-04 |author= |url=http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20101025/543949/ |accessdate=2015-06-09}}</ref>、取り壊した後2017年までに高層ビルを新築し開業予定。更に、現在は複数の建物に分散している新宿西口本店を2020年までに再編して高層ビルに立て替え、MY新宿第2ビル跡地のビルと合わせた2棟構成で約4万平方メートルの店舗となる見込み<ref>{{Cite news |title=MY新宿第2と一体開発/ヨドバシカメラ新宿西口本店 |newspaper=建設通信新聞 |date=2014-11-11 |author= |url=http://www.kensetsunews.com/?p=39778 |accessdate=2015-06-09}}</ref>。
 
; 札幌新店舗([[札幌市]][[中央区 (札幌市)|中央区]])
 
: 2009年9月に閉店した[[西武百貨店|西武札幌店]]本館・ロフト館の土地と建物を2011年1月に取得、大型複合商業施設に建て替える。オープン時期は不明。直営売場面積は2万平方メートルを超す見通し。札幌駅北口にある現在のマルチメディア札幌を新店舗に移設させる方向で検討している。札幌市や周囲のビルの地権者と一体的な再開発も検討している<ref>{{Cite news |title=札幌西武跡のヨドバシ売却合意 85億円 2月下旬引き渡し |newspaper=北海道新聞 |date=2011-01-06 |author= |url=http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/267398.html |accessdate=2015-06-09}}</ref><ref>{{Cite news |title=旧西武の解体、4月にも着手 札幌・ヨドバシ 開業、14年以降の可能性 |newspaper=北海道新聞 |date=2011-02-10 |author= |url=http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/272443.html |accessdate=2015-06-09}}</ref>。
 
 
 
=== 閉店・移設または統合した店舗 ===
 
* マルチメディア新宿東口に統合
 
** 新宿西口大ガード店
 
** 東口駅前店
 
** グッドギア東口店
 
** 新宿東口マルチメディア館
 
* マルチメディア京急川崎(現在のヨドバシアウトレット京急川崎)
 
* マルチメディア横浜に統合
 
** 横浜AV家電総合館
 
** 横浜ゲームホビー館
 
* マルチメディア横浜駅前店(改装後は横浜駅前ケータイワンセグ館)
 
* マルチメディア上野に統合
 
** 上野駅前店(現 マルチメディア上野)
 
** 上野店(現 マルチメディア上野2号店)
 
* 郡山駅前店(マルチメディア郡山へ移設)
 
* マルチメディア仙台に統合
 
** 仙台西口店
 
** 仙台東口店
 
** YD STATION
 
* 札幌店(マルチメディア札幌へ移設)
 
* 新潟店(マルチメディア新潟駅前店へ移設)
 
 
 
== ネットショッピング ==
 
ヨドバシカメラでは、[[ECサイト]]による通信販売として、[http://www.yodobashi.com/ yodobashi.com]を開設している。もとは[[1998年]]に「パーソナルストア」として開設され、8000品目を扱っていた<ref>[http://www.kadenbiz.co.jp/itkb/special_feature_part/201407_sfp02/2 「オムニチャネル」を支えるヨドバシの物流インフラ] IT&家電ビジネス、2014年7月号(2015年8月24日閲覧)。</ref>が、[[2015年]]7月時点では370万品目となる<ref>[http://www.sankei.com/premium/news/150707/prm1507070002-n1.html ヨドバシ・ドット・コムが王者アマゾンを猛追 年商1000億円へ 驚異の成長力のヒミツは?(1ページ目)] [[産経新聞社]]、2015年7月7日(2015年8月24日閲覧)。</ref>など規模の拡大を進め、売上高も、2010年3月期が337億7800万円、2011年3月期が355億円<ref>[http://nethanbai.co.jp/blog/2011/07/%e3%83%a8%e3%83%89%e3%83%90%e3%82%b7%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%80%81%e9%80%81%e6%96%99%e7%84%a1%e6%96%99%e3%81%ab/ ヨドバシカメラ送料無料に]</ref>、2012年度は458億円<ref>[http://diamond.jp/articles/-/53609?page=4 「当日配送可」は物流だけの差なのか~ヨドバシ・ドット・コムで冷蔵庫を買ってみた(4ページ目)] [[ダイヤモンド社]]([[三谷宏治]])、2014年5月29日(2015年8月24日閲覧)。</ref>、2013年度は650億円<ref>[http://biz-journal.jp/2015/05/post_9959.html ヨドバシの通販がアマゾンを超える?「来店客にネットで買わせる」巧みな戦術で急成長] Business Journal([[サイゾー]])、寺尾淳、2015年5月18日(2015年8月24日閲覧)。</ref>、2015年度には1000億円を見込むなど、急成長を遂げている<ref>[http://www.sankei.com/premium/news/150707/prm1507070002-n2.html ヨドバシ・ドット・コムが王者アマゾンを猛追 年商1000億円へ 驚異の成長力のヒミツは?(2ページ目)] [[産経新聞社]]、2015年7月7日(2015年8月24日閲覧)。</ref>。
 
 
 
成長の背景には、取り扱い品目数の増加のみならず、電池1本から配送料原則無料であることや、独自の物流網が大きな役割を果たしている<ref>[http://www.sankei.com/premium/news/150707/prm1507070002-n3.html ヨドバシ・ドット・コムが王者アマゾンを猛追 年商1000億円へ 驚異の成長力のヒミツは?(3ページ目)] [[産経新聞社]]、2015年7月7日(2015年8月24日閲覧)。</ref>。もともと実店舗で[[レールサイド戦略]]を取っていたことから、持ち帰りの機会が少なく地価の高い駅前店に在庫させる意味の薄かった大型家電について、物流センターから各家庭へと直送する態勢を構築していたが、通販部門でもそのインフラを利用することで大型製品の当日配送を実現し、さらなる規模の拡充を進めている<ref>[http://diamond.jp/articles/-/53609?page=5 「当日配送可」は物流だけの差なのか~ヨドバシ・ドット・コムで冷蔵庫を買ってみた(5ページ目)] [[ダイヤモンド社]]([[三谷宏治]])、2014年5月29日(2015年8月24日閲覧)。</ref>。
 
 
 
ヨドバシカメラの店頭では専用アプリで読み取れる[[バーコード]]を設置し、yodobashi.comでの販売価格と他ECサイトとの販売価格を比較して容易に注文が可能な仕組みを構築しているほか、2015年にはヨドバシエクスプレスメール便と称し、自社物流網を活用し配送についても自社便とし、無料かつ発注から最速で6時間以内に届き、不在時でも郵便受けに投函するサービスを東京都の一部で試行的に開始。このサービスは2016年9月15日に'''ヨドバシエクストリームサービス便'''として正式にサービスインした <ref>[http://japanese.engadget.com/2016/09/15/2-30-23/ 『ヨドバシエクストリーム』即配サービス本日開始、通販購入品を最短2時間30分で無料配達。東京23区と一部の市から][[engaget日本語版]]、2016年9月15日(2017年7月31日閲覧)</ref>。サービス地域は東京都23区全域、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市の一部地域に拡大。このために13か所に専用サービス拠点を開設し、約300台の配達サービス車両と地域専任担当者が配送サービスを実施するほか、配送予定・完了をリアルタイムにメールで配信。小型の商品は受け取りサイン不要で、郵便受けに投函する。配送コストは効率化により吸収するという。
 
 
 
現在、ネット通販の利便性向上に伴って、店で調べてネットで注文する[[ショールーミング]]という購買行動も行われるようになっているが、ヨドバシカメラにおいてはフリーwi-fiの無料開放とともに、スマホでの店内撮影及びSNS投稿が公序良俗の範囲内で公式に認められている。ヨドバシカメラでの商品価格だけで見れば他のECサイトに及ばず不利であるものの、実際には商品は安くても配送料が別料金であったり、入金・発送・配達まで時間や手間がかかったり、悪質な業者に当たり商品が届かない・アフターサービスが悪いなどのトラブルに巻き込まれる恐れがあるなどの問題点がある。ヨドバシカメラとしての信用とスケールメリットを最大限生かし小規模ECサイトでは到底為し得ない配送部門の強化をすることで、迷惑でしかないとさえいわれたショールーミング客さえもヨドバシカメラの顧客として還流させる仕組みとなっている<ref>[http://biz-journal.jp/2015/07/post_10595_3.html アマゾンより速い!ヨドバシ.comがスゴすぎる?ヤマダと真逆、卓越した非常識経営(3ページ目)] [[Business Journal]]、2015年7月3日(2015年8月23日閲覧)。</ref>。さらには日用品・食品・書籍・医薬品等にまで扱い品目を拡大していることから、他大手ECサイト・ネットスーパー・ネット書店・ネットドラッグストア等のユーザー層への食い込みをも狙っている。
 
 
 
また、yodobashi.comでは、'''店頭お取り置きサービス'''を実施している。yodobashi.comサイト内の購入手続きで配送の代わりに希望の受取店舗を指定すると営業時間内で在庫があれば早くて30分以内に希望店舗の受取専用窓口に、在庫がない場合でも他店舗から取り寄せ、取り置きするサービスで、手数料無料で利用できる。なお、店頭とyodobashi.comサイト内の販売価格に相違がある場合は、安い方の価格が自動適用される。Akiba・梅田・博多では、営業時間外でも[[郵便局]]の[[ゆうゆう窓口]]の如く専用窓口にて24時間体制で店頭受け取りが可能である。
 
 
 
== CM・CMソング ==
 
=== ヨドバシカメラの歌 ===
 
テレビ[[コマーシャルメッセージ|CM]]・館内放送においては、「[[リパブリック讃歌]]」([[:en:The Battle Hymn of the Republic|The Battle Hymn of the Republic]]、日本では「権兵衛さんの赤ちゃん」や「ともだち讃歌」の替え歌で知られる)を各地仕様にアレンジされた替え歌を用いている。この替え歌を'''ヨドバシカメラの歌'''という。新宿西口本店用に、[[山手線]]と[[中央本線|中央線]]をフィーチャーした替え歌は、創業者・[[藤沢昭和]]自らの作詞である。
 
 
 
当初、男性のコーラス部隊がマーチ風のBGMにのせて歌っていたが、後に男女版や女性版(用途が多かった)、男性版、男女2人が歌う英語版も追加された後、[[1986年]]より女性歌手[[ポプラ (歌手)|ポプラ]]1名によるロック系の歌となった(この当時はまだ山手線を「やまてせん」、英語版でも「Yamate Line」と呼んでおり、1990年初期まで使用された)。1990年からは女性[[アニメソング|アニソン]]歌手の[[MIQ]]が歌うバージョンに変更されたが、まだ「やまてせん」のままであった。こちらは短命に終わっている。
 
 
 
客から「(1985年版の)歌詞が未だに'''やまてせん'''になっている<ref group="注">旧[[日本国有鉄道|国鉄]]が「やまてせん」から「やまのてせん」と読み方を変えたのは[[1971年]]である。</ref>」と指摘されたため、MIQ起用時の[[1991年]]頃よりインストゥルメンタル系'''やまのてせん'''バージョンを作り直し、同時に新たな英語版も作成された。<!--英語版については全国共通である。-->旧来のマーチ風を思わせるアップテンポ系の曲で、こども合唱隊が歌うバージョン(2015年から3代目に代わり、のちに店内放送でも使用されている)も合わせて作成され、インストゥルメンタル系の歌とともに使用されていた。
 
 
 
マルチメディアAkibaバージョンもMIQに依頼する予定だったがスケジュールの都合が付かず、他の女性歌手で収録したものを現在使用しているが、その後2008年頃に新宿西口本店バージョンが現状にあった歌詞に修正した際にも、Akibaと同じくこの女性歌手で収録し使用されている。なお、MIQは[[2006年]][[8月26日]]にマルチメディアAkibaに来館し「おたまじゃくしと権兵衛さんのすべて」発売記念イベントにて生歌を披露した。
 
 
 
*初代CMソング(新宿西口本店用の日本語版と英語版)を収録したソノシート「ヨドバシカメラCMソング」が存在する。ジャケットには山手線で使用されていたウグイス色の[[国鉄103系電車]]のイラストが描かれている。
 
*ヨドバシカメラ各店の電話保留音もこの歌になっている。
 
*携帯サイト「モバイルヨドバシ」では[[着信メロディ]]が無料でダウンロードできる。
 
*2008年頃から使用しているレジ袋には旋律の楽譜がプリントされている。
 
*初代の歌詞では「[[8ミリ映画|8ミリ]]」、1991年版では「[[ワープロ]]」「[[ラジカセ]]」など時代を感じさせる単語が使用されている。
 
*2009年にマルチメディア横浜を除く関東地区の店内放送(但しマルチメディア吉祥寺は2012年12月から)はこども合唱隊が歌うマーチ風のバージョンに変更された。関東地区のテレビCMでは1番(マルチメディアAkibaバージョンの歌詞の1番と同一)と5番(クリスマスセール時のみ)が使用されている。関西地区、北海道、福岡県のテレビCMでは5番の歌詞をアレンジしたものを使用している。
 
*2010年11月にオープンしたマルチメディア京都も店内放送にマーチ風のバージョンを使用しているが、関東地区とは異なり女性歌手1名とこども合唱隊の混成になっている。
 
*2015年11月にオープンしたマルチメディア名古屋松坂屋店については、最寄り駅である[[矢場町駅]]と[[栄駅 (愛知県)|栄駅]]に乗り入れている[[名古屋市営地下鉄名城線]]と[[名古屋市営地下鉄東山線]]をフィーチャーした歌詞となっている([[栄町駅 (愛知県)|栄町駅]]に乗り入れている[[名鉄瀬戸線]]については触れられていない)。
 
 
 
このCMソングは[[通信カラオケ]]([[UGA (カラオケ)|UGA]]、[[DAM (カラオケ)|DAM]]、[[JOYSOUND]])にも収録されている(歌詞は91年版)。なお、前記の通信カラオケ主要3機種全てにCMソングが収録されたのは、家電量販店ではヨドバシカメラが初である。また[[2004年]]11月には、家電量販店9社のCMソングを集めた[[コンピレーション]]アルバム『[[エレクトリックパーク]]』([[ポニーキャニオン]])も発売された。
 
 
 
以前には[[上新電機]]がヨドバシカメラと業務提携により大阪市内で営業していた「X'cit(エキサイト)」のCMソングとして、同じ曲の替え歌を用いていたことがあった(X'citは現在すべて閉鎖され、ヨドバシカメラとの業務提携も既に解消)。この替え歌も女性歌手のポプラが歌った。
 
 
 
コナミの『[[セクシーパロディウス]]』にはリパブリック讃歌をモチーフにしたBGMがあるが、スタッフによると「某電気店の曲で使われている曲」と紹介していた。
 
 
 
=== CM放送 ===
 
==== テレビCM ====
 
BGMにヨドバシカメラの歌を使用している。基本的に関東地区をはじめ店舗のある地域で放送されているが、民放[[衛星放送|BS]]・[[通信衛星|CS]]局では東京中心のスポンサーのため、関東向けバージョンを見ることができる(これはビックカメラでも同様)。CS放送の[[スカイ・エー|sky・A・sports+]]は大阪[[朝日放送]]の子会社であるため、マルチメディア梅田のCMを放送している。
 
 
 
初期のCMはヨドバシカメラ本店が山手線と中央線の交差する新宿駅の西口に立地しているアニメーションを放映して利便性をアピール、その後各メーカとタイアップして、個別売れ筋商品の紹介を行っていた。当初は価格・割引率も放映していたが、値動きが激しくCMの修正対応が難しいこととオープン価格の普及に伴い、現在では商品・店舗紹介にとどまっている。
 
 
 
関東地区のテレビCMはすべて番組提供枠(30秒)で放送されている。[[ステーションブレイク]]枠のスポットCM(15秒)は制作されていない(関東地区以外では15秒のスポットCMが制作されている)。西日本地域では1980年代末期に、例外的にテレフォンショッピングのCMが広島県内の民放テレビ局で放送されたことがあった。[[2011年]][[3月11日]]に[[東日本大震災]]が発生した直後は、ヨドバシカメラの歌がゆっくりめのインストゥルメンタルに差し替えられていた。
 
 
 
==== ラジオCM ====
 
BGMにヨドバシカメラの歌を使用している(インストゥルメンタルでテレビCMとは音源が異なる)。店舗のある地域での放送のほか、[[エフエム東京|TOKYO FM]]系全国ネット「[[SCHOOL OF LOCK!]]」では、火曜・水曜に店舗のない地域も含めてヨドバシカメラ[[インターネットショッピング]]のCMが放送されている。またかつてはラジオたんぱ(現・[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]])でもインストゥルメンタルのCMが流れており、関東地区外へ進出する以前に日本全国でCMが聴けた。現在のラジオCMは、ラジオNIKKEIの局アナウンサーが読んだものが、局を問わずに放送されている。
 
 
 
また、[[全国ラジオネットワーク|NRN]]系列6局で放送されているヨドバシカメラ一社提供番組『細川茂樹の家電ソムリエ』(2009年4月 - 2010年6月)→『[[キャイ〜ンの家電ソムリエ]]』(2010年7月 - )では、パーソナリティの[[細川茂樹]]→[[キャイ〜ン]]によるインフォマーシャルが流れており、各ネット局ごとに最寄りの店舗が紹介されている。
 
 
 
[[全国FM放送協議会|JFN]]時報にて、2009年4月から現在に至って、平日20時以降の偶数時に流れるようになっている。
 
 
 
== マスコットキャラクター ==
 
ヨドバシカメラにおいては、独自のマスコットキャラクターの類は存在しないが、駅前立地をアピールするため設立当初からCMに電車のアニメキャラクターを登場させていた。
 
 
 
登場車両は時代によって変更され、放映開始から1984年までは[[国鉄101系電車|101系電車]](中央線)と[[国鉄103系電車|103系電車]](山手線)、(過度期には103系電車(山手線)と[[国鉄201系電車|201系電車]](中央線)が出演するCMもあった)1985年から2005年までは201系電車(中央線)と[[国鉄205系電車|205系電車]](山手線)、2005年から2008年までは[[JR東日本E231系電車|E231系電車]](山手線)、201系電車であったが、現在はE231系電車(山手線)と[[JR東日本E233系電車|E233系電車]](中央線)になり、さらに2017年4月放送のCMでは[[JR東日本E235系電車|E235系電車]] (山手線) も登場している。
 
 
 
その流れで2000年代前半より各店舗においては、隣接している駅に乗り入れている鉄道会社の車両をイラストキャラクター化している(横浜店では1985年のCMに[[京急2000形電車]]、[[横浜市営地下鉄]](当時最新型の[[横浜市交通局2000形電車|2000形]])、[[東急8090系電車]]、[[相鉄6000系電車]]、103系電車([[京浜東北線]]・[[根岸線]])、[[国鉄113系電車|113系電車]]([[横須賀線]]、[[東海道線]])がCMの最後に横浜店を告知するCMもあった)。電車の[[方向幕]]の部分には愛称([[京浜急行電鉄|京急]]くん、[[湘南新宿ライン|湘南新宿]]くんなど)が記され、店内の広告や案内表示にも多用されている。
 
 
 
関東圏以外でも同様に電車のキャラクターが設定されている(例:梅田店での103系電車([[大阪環状線]])・[[大阪市交通局20系電車|大阪市交通局21系]]([[大阪市営地下鉄御堂筋線|御堂筋線]])、過去には[[阪急8000系電車]]や[[阪神9300系電車]]をモチーフとしたキャラクターも存在した)。なお、京都ヨドバシでは電車のキャラクター(京都では[[JR西日本321系電車|321系電車]])のほかに[[京都市営バス]]をモチーフにした「ヨドバスくん」も存在している。
 
 
 
ヨドバシAkibaでは2009年4月22日から独自のキャラクターを設定している。従来の電車の先頭車から手足が生えたものではなく、電車をモチーフにした服を来た2.5頭身に鉄道[[擬人化]]されたものである。設定当初は山手線のE231系500番台電車をモチーフにした女性キャラクター1種類であったが、その後女性キャラクターにはポイントカラーをピンクにしたものを始め、京浜東北線の水色や日比谷線の灰色、黄色、赤色などカラーバリエーションを増やしたほか、[[首都圏新都市鉄道TX-1000系電車]]/[[首都圏新都市鉄道TX-2000系電車|TX-2000系電車]]をモチーフにした男性キャラクターが加わっている。女性キャラクターには「ヨドちゃん」、男性キャラクターには「ヨドくん」という名前がつけられている。
 
 
 
== サービス ==
 
=== ゴールドポイントカード===
 
[[ファイル:ヨドバシゴールドポイントカード.png|thumb|ゴールドポイントカード]]
 
ヨドバシカメラが行っている[[ポイントサービス]]を受ける際に使用されるカード。
 
 
 
1989年4月、日本で初めて[[バーコード]]を用いたカードによってポイント[[カード]]の使用を始めた<ref>[http://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/58/01/hajimeni.htm 税務大学校 税大論叢58号]</ref>。開始当初はCD売場限定で、表面の地色は青緑色の紙製、有効期限は1年間(売場での手続による引継は可能)であった。[[1990年]]11月に全売場で利用可能なプラスチック製の「ゴールドポイントカード」に移行した。専用のポイントカードを発行し、ポイントを電磁的に管理する、今日のポイントカードシステムは、このヨドバシカメラが最初に考案したと言われる<ref>[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091151524553.html ポイントカード発祥はヨドバシカメラらしい]excite 2013年6月15日閲覧</ref>。
 
 
 
従来の大型店舗ではいわゆる「値引交渉」が一般的であったものの、店員とのやりとりが煩わしい、実勢価格が見えにくい、値引額が交渉次第という消費者間での不公平等の側面があった。これらの問題を解決し、さらに店舗側は値引き交渉に携わる時間・人員コストを削減し、かつ顧客(リピータ)を獲得する手段として考え出したとされる。その際、ポイントが通貨の代わりの様に使用される為、創業者の[[藤沢昭和]]が[[大蔵省]]に何度も掛け合って実現された経緯がある。
 
 
 
ポイントはポイントカードに記録されるのではなく、本部のコンピュータに記録されているため、万一紛失してもポイントが失われることがない。開始当初は紛失時の再発行制度がなかったが、後にバーコード番号が分かれば情報誌「The Point Network」などから有料で再発行が可能になり、現在は複数枚の同一名義カードを1枚に集約できるなど、利便性が向上した。なお、最後の利用から1年(後に2年)が経過するとポイントが失効する(カード本体はそのまま使用可能)。ヨドバシカメラでは[[ポイントサービス]]で顧客が得たポイントのことを「ゴールドポイント」と呼ぶ。
 
 
 
[[消費税]]の税率が3%だった時代には、当初は内税表示を行っていた。その後[[1992年]]から「消費税は頂きません」と方針を転換したが、[[1997年]]4月に税率が5%となり、利益が圧迫されるようになったため、1年後の[[1998年]][[4月1日]]から外税表示となった([[2004年]]4月1日からは法律の改正に伴い再度内税表示に)。この時、ポイント加算率が5%上乗せされ、現金、[[デビットカード#ジェイデビット|Jデビット]]、プリペイド式の[[電子マネー]]での支払いの場合5%→10%、クレジットカードとショッピングローンの場合3%→8%となった(後に登場する[[デビットカード#VISAデビット|VISAデビットカード]]も8%)。さらに特定商品、および期間限定で加算率が上乗せされることもある。2015年6月25日からは、「ヨドバシドットコム」とポイント情報を共通化させた利用者を対象に、クレジットカードでの加算率が現金同様の10%に改善された<ref>[http://www.yodobashi.com/ec/support/news/150625032675/index.html ヨドバシ・ドット・コム会員の登録でさらに店舗でのお買い物がお得で便利になりました] - ヨドバシカメラ 2015年6月25日</ref>。
 
 
 
1998年にスタートした[[インターネット]]通販では、購入時に発生したポイントをポイントカードに貯めることができ、ネットと店舗をリンクさせた先駆けであった。長らくポイント使用は店舗に限られていたが、[[2006年]][[7月5日]]よりヨドバシカメラのECサイト「ヨドバシドットコム」および携帯電話対応ECサイト「モバイルヨドバシ」でも、ポイントが使用可能になった。ただし、店頭でアクセスキー発行を受け、ヨドバシドットコムまたはモバイルヨドバシでアクセスキーを利用し'''ポイント共通化手続'''をすることが必要である(従来からの「ヨドバシドットコム」「モバイルヨドバシ」利用者も改めてポイント共通化手続きが必要)。
 
 
 
[[東京消防庁]]や[[東芝]]、[[京浜急行電鉄]]、[[東京都福利厚生事業団]](東京都職員)など、一部に団体契約のゴールドポイントカード(事業団カード)が存在し、現金・デビット支払時には通常カードよりも+2%ポイント還元率が上乗せされる。(最大で12%還元)
 
 
 
一部商品で還元率が異なるが、詳細は以下の通り。
 
{| class="wikitable"
 
! 商品
 
! 還元率
 
|-
 
| 下記の商品以外
 
| 10%
 
|-
 
| [[アップル (企業)|アップル]]製品(MacBook / Pro , Mac Pro , 純正周辺機器)<br/>家庭用ゲーム機本体(Nintendo Switch除く)
 
| 5%
 
|-
 
| 書籍
 
| 3%
 
|-
 
| アップル製品(iPad,iPad Pro)<br/>[[Microsoft Surface]]シリーズ本体<br/>[[Nintendo Switch]]
 
| 1%
 
|-
 
|}
 
 
 
=== ゴールドポイントカード・プラス ===
 
2005年より[[ソニーファイナンスインターナショナル]]との[[提携カード|提携クレジットカード]]である「ヨドバシゴールドポイントカードIC eLIO」が発行されていたが、2009年以降の同社の事業縮小に伴い、2010年11月1日より同カードに関わる全ての事業をヨドバシカメラが2010年春に設立した[[完全子会社]]'''[[ゴールドポイントマーケティング]](GPM)'''へ[[吸収分割]]方式で譲渡し、カード名称が「ゴールドポイントカード・プラス」へ変更された。クレジットのプロセシング(決済)業務については[[三井住友カード]]、入会審査業務については[[セディナ]]([[オーエムシーカード|旧OMC]])と[[丸井]]の合弁会社であるプロセントへ委託している。<br>
 
カード発行会社についてもGPMへ変更されているが、承継前に入会した会員について従来の「ヨドバシゴールドカード IC eLIOカード」のままで「ゴールドポイントカード・プラス」のサービスに移行された。
 
 
 
なお、2012年5月中旬以降発行のカードからEdyが廃止され、既存カードの更新または再発行に関してもEdyが付かないカードへ変更となる<ref>[http://www.goldpoint.co.jp/card/edy.html ゴールドポイントカード・プラス GOLD POINT CARD + | 株式会社ゴールドポイントマーケティング]</ref>。
 
 
 
==== 特徴 ====
 
* <!--クレジット機能付きカードにゴールドポイントカードの機能を付け加えたもの。-->入会費・年会費無料。クレジットカードの国際ブランド[[ビザ|VISA]]と、プリペイド式電子マネー[[Edy]]の決済手段を持つ。ゴールドポイントカードアプリを経由しない場合、他社クレジットカード決済によるゴールドポイント還元率は現金支払いの還元率より2%下がるが、このカードなら現金支払いと同様の還元率となる。
 
* 公共料金など月極めで支払うものや他店でのVISA決済合計金額の1%が翌月のクレジット代金引落時にゴールドポイントとして付与される(ただし、Edyチャージはポイント付与対象外)。つまりヨドバシカメラでの買い物なら、通常のポイント還元率は11%となる。
 
* クレジット支払いではなく、通常のゴールドポイントカードとして提示した上で現金やゴールドポイント等で支払いをする事も可能。
 
* Edyで支払った場合、ゴールドポイントが200円毎に1ポイント付与される([[おサイフケータイ]]による「Edyでヨドバシゴールドポイント」と同一サービス)。
 
* 通常のクレジットカードでは扱えない、24回超-60回の[[分割払い]]がヨドバシに限り利用できる(要分割払手数料)。
 
* 「ヨドバシゴールドポイントIC eLIO」に付帯されたサービスのうち、[[ソニーファイナンスインターナショナル|ソニーファイナンス]]提供の[[eLIO]]決済、ソニープロダクツセキュリティ(ソニー製品購入時の無料補償サービス)等は継承されず、2010年10月31日をもって終了した。代替サービスとして、プラス及びIC eLIOで購入した商品に盗難・破損・水没・火災等偶発的な事故が発生した際に購入から90日以内・一年間最大100万円までを保障する「お買い物プロテクションサービス」が2010年12月16日から開始された。(一部対象外商品有り・一回につき免責3,000円となる。)
 
** これとは別に、年会費(3,900円/年)が必要になる代わりに「お買い物プロテクションサービス」の適用範囲拡大(期間が一年に延長、ヨドバシで購入した[[ノートパソコン]]・VISA加盟店での買い物分も対象になる)等の付加サービスが付いたゴールドポイントカード・プラス会員専用アップグレードオプション「ヨドバシ・プレミアム」が開始された。
 
  
=== ゴールドポイントワランティ(延長保証) ===
 
'''店舗'''のみで実施されている延長保証制度。購入金額の5%分のポイントか現金等で、5年間の自然故障の修理代金を1回に限り負担する(メーカー保証期間中を除く)。負担金額は2年目が購入金額の80%、3年目が70%、4年目が60%、5年目が50%となる。出張修理の場合、いったん修理代を支払い、後日店頭にてポイントで返還される。
 
*一部商品を除き、税込10,000円以上の製品に適用される。
 
*エアコン・冷蔵庫・14V型以上のテレビ・洗濯機は、保証期間中何度でも全額負担。また出張修理可能。
 
*ゲーム機は、[[PlayStation 3]]、[[PlayStation 4]]([[ソニー・コンピュータエンタテインメント|SCE]])・[[Wii]]、[[Wii U]](任天堂)・[[ニンテンドーDS Lite|DSL]]、[[ニンテンドー3DS|3DS]]([[任天堂]])。
 
 
[[2007年]][[2月14日]]から、修理に使えるポイント、アフターサービスポイントサービスが開始された。ゴールドポイント会員がヨドバシ各店で買い物すると通常のポイントとは別に還元される。1ヶ月のポイント充当以外の総利用金額の1%が翌月10日頃に還元される。貯まったアフターサービスポイントは1ポイント=1円として、修理などの料金として使える。なおアフターサービスポイントの有効期限は5年間である。
 
[[2012年]][[3月31日]]購入分を以って新規加算は終了。
 
 
=== おサイフケータイ版ゴールドポイントカード ===
 
モバイルFelicaに対応する、「ゴールドポイントカードアプリ」を提供している。4キャリア([[NTTドコモ]]の[[iモードFelica]]、[[au (携帯電話)|au]]の[[EZ FeliCa]]、[[ソフトバンクモバイル]]の[[S!FeliCa]]、[[ウィルコム]]の[[ウィルコムICサービス]])対応である。利用時は、POSレジスタに接続されたICカードリーダライターに、アプリをインストールした携帯電話をかざすことで、会員の認証を行う。また、ポイント残高等アプリ上で確認ができる。
 
 
電子マネー類の処理は、2015年10月以降はTFペイメントサービスのクラウド型決済プラットフォーム“Thincacloud”が採用されている<ref>{{Cite web|url=http://www.toppan-f.co.jp/news/2015/1008.html|title=クラウド型決済プラットフォーム「シンカクラウド」全店に導入完了 ヨドバシカメラで交通系電子マネー、楽天Edy、iD、QUICPay決済サービス刷新 -1台の決済機で電子マネー決済とヨドバシゴールドポイントを共存-|accessdate=2018-07-30|website=|publisher=トッパン・フォームズ株式会社|language=ja}}</ref>が、それ以前は[[ローソン]]で採用されていた[[日本電気|NEC]]製の「[http://www.nec.co.jp/press/ja/0609/2702.html 複数の電子マネー・モバイルクレジット決済に対応するICリーダライタ]および、POSレジで[[Edy]]や[[iD (クレジット決済サービス)|iD]]などの処理を行っていた。そのため、かつては取り扱いレジが限定されていたEdy等の電子決済が多くのレジに対応しているほか、ポイント管理から決済までを、同一リーダライタで、携帯電話を別装置に置き換えることなく処理できるようになった。
 
 
なお、付与されるゴールドポイントの付与率は、Edyや[[Suica]]等のプリペイド式電子マネー決済は現金と同率、iDなどのポストペイ式電子マネー決済は、クレジットカードと同率になる。ただし、ヨドバシの{{要出典範囲|date=2011年10月|ハウスカード}}である「ゴールドポイントカードIC eLIO」は同節記述の取り扱いとなる。
 
 
また、[[2009年]][[11月26日]]からは、おサイフケータイでEdyをヨドバシカメラ及び他のEdy利用可能店舗で利用することでゴールドポイントが200円ごとに1ポイント加算される「Edyでヨドバシゴールドポイント」を開始している。
 
 
== 違法・問題行為 ==
 
=== 偽造カルティエ時計販売 ===
 
「ヨドバシカメラマルチメディア横浜店」で7年前に購入したカルティエのパシャCを直営店で修理依頼をした所、「他社製品のため修理できない」と断られた。ヨドバシカメラは、並行輸入品であり複数ルートからの仕入れのため「今回の品をどこから仕入れたのかが確認できなかった」と話している<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY201002230280.html ヨドバシのカルティエに偽物?直営店「偽造品」と判断 asahi.com] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100224080908/http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY201002230280.html |date=2010年2月24日 }}</ref>。
 
 
=== ヘルパー問題 ===
 
家電量販店マルチメディア梅田にて、契約関係がなく、人件費も負担していない各家電メーカーの販売員、通称「ヘルパー」を、閉店後の棚卸しや店内改装に従事させていた<ref>[http://web.archive.org/web/20070524034832/http://www.asahi.com/national/update/0522/OSK200705220061.html ヨドバシカメラ、職安法抵触の疑い ヘルパーが棚卸し asahi.com] オリジナルの2007年5月24日時点によるアーカイブ。</ref>。厚生労働省によると、棚卸しなどは本来、量販店の従業員が行うべき業務で、ヘルパーを従事させることは、職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)にあたる恐れがある。
 
 
=== ヨドバシカメラ違法派遣暴行事件 ===
 
ヨドバシカメラ携帯電話売り場に派遣され、「笑顔が足りない」などと言われて[[暴行]]された[[派遣労働者]]と母・[[下田治美]]が、ヨドバシカメラと派遣会社社員などに総額1800万円の[[損害賠償]]を求めた裁判で、[[東京地方裁判所]](加藤謙一裁判長)はヨドバシカメラ社員とヨドバシカメラ、[[派遣会社]]の社員と当該事業者に対し計約560万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
 
 
この派遣労働者は2002年10月から、2003年3月まで[[東京都]][[渋谷区]]の派遣会社に所属していた。派遣会社→DDIポケット(現[[ソフトバンクモバイル]])→ヨドバシカメラという違法な[[二重派遣]]構造によるもとで働いていた。派遣会社の社員やヨドバシカメラの社員から計4回にわたって暴行を受けた<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-01/15_01.html ヨドバシなど提訴27歳派遣社員と母親「笑顔足りない」50回殴打1,800万円賠償要求]しんぶん赤旗</ref>。
 
 
* 2002年11月29日 - 派遣会社内にてヨドバシカメラから「笑顔が足りない」との通告により、[[バインダー]]などで頭部を約50回殴打される
 
* 2002年12月7日、ヨドバシ上野店売り場にて仕事上のミスで、ヨドバシカメラ社員に[[膝蹴り]]を数回入れられる
 
* 2003年3月13日深夜 - 14日未明 - 派遣会社内にて早出[[サービス残業]]への「[[遅刻]]」がヨドバシから通告され、派遣会社員が[[社長]]の面前で3時間半にわたり暴行したうえ「ペナルティーでトイレを磨き、『便器をなめさせる』」と同氏へ[[恐喝]]を働いた
 
* 2003年3月14日夕 - 被害者宅に前夜の社員が押しかけ、母・治美の面前で暴行、[[肋骨骨折]]をするなど全治2カ月の重傷を負わせたうえ、DDIポケットに連行して「遅刻」への「謝罪」を強要する
 
* 暴行を面前で目撃した治美は、[[心的外傷後ストレス障害]]で長期間の執筆活動休止に追い込まれる
 
 
判決は、暴行の事実をほぼ[[原告]]の主張どおりに認定し、ヨドバシ社員の暴行について本人(ヨドバシ社員)とヨドバシに10万円の損害賠償を命令。また、派遣会社社員と派遣会社にあわせて約150万円の損害賠償を、派遣会社に対し精神的苦痛に対する慰謝料400万円を命じたがヨドバシカメラ、DDIポケットの[[使用者責任]]は却下された。社内で暴行をうけたにもかかわらず、使用者責任を認定しないこの判決について一部の司法関係者は、企業側により過ぎた不公正な判決と批判している<ref>[http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20040621.html ヨドバシカメラ違法派遣暴行事件]</ref>。
 
 
=== 高校生に強力なエアガンを販売 ===
 
2008年、マルチメディア梅田の23歳の男性従業員をはじめとした計3人の店員が、[[大阪府]]内の[[高等学校|高校]]生の少年に対し、大阪府条例により18歳未満への販売が禁止されている[[空気銃|エアガン・ガス銃]]計3丁を販売したとして、[[大阪府警察|大阪府警]]が、3人の店員を[[大阪区検察庁|大阪区検]]に[[書類送検]]。また、法人としてのヨドバシカメラについても書類送検した<ref>[http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080927k0000m040044000c.html ヨドバシカメラ:少年への有害玩具販売で書類送検 大阪] 毎日新聞 2008年9月26日</ref><ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080926/crm0809261806030-n1.htm ヨドバシカメラを書類送検 高校生に強力なエアガンを販売] 産経新聞 2008年9月26日</ref>。以降、各店舗にてエアガン・ガス銃類の販売を順次取りやめている。
 
 
== グループ会社 ==
 
* 株式会社ヨドバシホールディングス (旧 株式会社ヨドバシ開発) <ref name="yodobasi_privacy">{{Cite web|url=https://www.yodobashi.com/ec/sitepolicy/privacypolicy/001/index.html|title=ヨドバシ.com - 個人情報の利用目的と第三者提供について|accessdate=2018-04-17|website=www.yodobashi.com}}</ref>
 
* 株式会社ヨドバシ建物 <ref name="yodobasi_privacy" />
 
* 株式会社ヨドバシ物流 <ref name="yodobasi_privacy" />
 
* 株式会社[[ゴールドポイントマーケティング]] <ref name="yodobasi_privacy" />
 
* リテイル・リテラシー株式会社 <ref name="yodobasi_privacy" />
 
* 一般財団法人ヨドバシ藤沢カメラ財団
 
 
== 付記 ==
 
*「[[日経ビジネス]]」が行っている、アフターサービスランキングにおいて、同社は2010年版より家電量販店部門において4年連続3位を獲得している。(参考として、[[ケーズデンキ]]が4年連続1位。2位は2011年以降デオデオと[[上新電機]]が争っている状況)
 
[[ファイル:Sendaicitybus 6784.JPG|thumb|200px|ヨドバシカメラのラッピングバス(仙台市交通局)]]
 
* ヨドバシカメラ周辺を運行する路線バス各社局では、[[ラッピング車両]]が運行されている。タイヤ部分を一眼レフカメラのレンズに見立てており、各店舗共通(運行地域最寄りの店舗名を表記)のデザインである(MM京都はデザインが一部異なる)。ラッピング車運行事業者は[[都営バス]]、[[京王電鉄バス]]、[[東武バス]]、[[西武バス]]、[[川崎市交通局|川崎市バス]]、[[横浜市営バス]]、[[相鉄バス]]、[[関東バス]]、[[関東自動車 (栃木県)|関東自動車]]、[[仙台市営バス]]、[[京都市営バス]]、[[神奈川中央交通]]、[[京成バス]]、[[名鉄バス]]などである。
 
** 2014年に[[仙台市交通局]]が実施した、仙台市営バス・ラッピングバスの人気投票でゴールドグランプリに選出された<ref>[http://www.kotsu.city.sendai.jp/bus/wrappingbus/ ラッピングバス人気投票 結果発表] 仙台市交通局(2014年10月28日)</ref>。
 
* [[#沿革|前述]]のザ・ポイントネットワーク誌では、[[著作家|ライター]]・[[スタパ齋藤]]がコラムを掲載していたことがある。
 
* [[2007年]][[7月5日]] - [[2007年]][[8月31日]]、[[PlayStation 3|PLAYSTATION 3]]専用ソフト『[[ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原]]』用に、PLAYSTATION Storeにて「'''ヨドバシカメラ・ロゴ入りオリジナルT-シャツ'''」を無料配信。
 
* 2007年、[[パシフィック・リーグ]]上位3強トーナメント「[[クライマックスシリーズ]]」に特別協賛。「ヨドバシカメラ クライマックス・パ」として開催。
 
* [[福岡ドーム|福岡 ヤフオク!ドーム]]の外野席にマルチメディア博多の広告を掲出しているが、その看板にホームランが直撃した場合、そのホームランを打った打者とそのホームランボールを拾った観客にゴールドポイントとして1000万ポイントが進呈される。
 
 
== 脚注 ==
 
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=== 注 ===
 
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=== 出典 ===
 
 
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== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{Commons|Category:Yodobashi Camera}}
 
 
*{{Official|https://www.yodobashi.com/|ヨドバシカメラ}}
 
*{{Official|https://www.yodobashi.com/|ヨドバシカメラ}}
 
* [http://www.yodobashi.co.jp/ 株式会社ヨドバシカメラ]
 
* [http://www.yodobashi.co.jp/ 株式会社ヨドバシカメラ]
*{{Twitter|Yodobashi_X}}
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{{日本の家電量販店}}
 
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{{日本の写真店}}
 
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2018/8/14/ (火) 10:00時点における最新版


株式会社ヨドバシカメラ

家電パソコンカメラ写真用品などを販売している量販店チェーンストア

家電量販店で売上高はヤマダ電機ビックカメラエディオングループに次ぐ日本国内4位。

また、近年はネットショッピングにも力を入れいる。

脚注

外部リンク