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| − | '''ジャコモ・カリーリ'''（''Giacomo Caliri'' 、[[1940年]][[10月5日]] - ）は、[[イタリア]]出身のカーレースエンジニアであり、[[フォーミュラ1|F1]]にかつて存在した[[ミナルディ]]チームの初代テクニカルディレクター（技術監督）である。
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| − | == 1970年代までの経歴 ==
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| − | トリノ工科大学（''Politecnico di Torino'' ）で[[流体力学|空力学]]を学び、1966年に卒業した。[[フェラーリ]]で、[[カナディアン-アメリカン・チャレンジカップ|CanAM]]向けのスポーツカー開発に加わり、1969年に[[マウロ・フォルギエリ]]が離脱したのに伴い、[[ヒルクライム]]用のスポーツカー、[[フェラーリ・312]]シリーズの開発を手がけ、この分野で大きな成功を収めた。
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| − | 同時期にフェラーリのF1チームである[[スクーデリア・フェラーリ]]にも関わったが、特筆すべき成績は残せなかった。
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| − | 1970年代の中盤には[[プロトタイプカー]]のチーフエンジニアとなり、[[ルイジ・マルミローリ]]とともに自身のデザイン会社カリーニ・フライ・スタジオ（''Caliri's FLY Studio'' ）を設立し、1976年には[[フェラーリ・365GT]]のボディワークのデザインを手がけた。
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| − | 1978年に[[エマーソン・フィッティパルディ]]に請われ、F1の[[フィッティパルディ]]チームの前年のシャシーF5をグランドエフェクトカーに改修し、F5Aとするアップデート作業を行った。
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| − | 1979年には、これも請われて、F1の[[ATS (F1・ドイツ)|ATS]]チームのATS D2シャシーをデザインした。
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| − | == ミナルディ時代 ==
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| − | 1980年、[[ジャンカルロ・ミナルディ]]からの要請により、ミナルディチームの最初の[[フォーミュラ2|F2]]の設計をてがけ、以後、株主としても同チームに関わるようになる。
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| − | 1981年には[[ミサノ・サーキット|ミサノ]]で行われたレースにおいて、[[ミケーレ・アルボレート]]が同チームにとってのF2初勝利を遂げた。
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| − | 1985年にミナルディがF1にステップアップすると、カリーリは同チームにとって初のF1シャシーである'''[[ミナルディ・M185|M185]]'''を設計するとともにテクニカルディレクターの職につき、この間、参戦当初は[[モトーリ・モデルニ]]の[[V型6気筒|V6]]ターボエンジンをチューンする作業も行った。
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| − | 1988年をもって引退し[[アルド・コスタ]]にその座を譲るまで、ミナルディチームの技術部門を統括し続け、引退の数ヵ月後、1989年に保有していたミナルディ株も売却し、レースの世界から一時去った。
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| − | その後、彼は技術部長として[[マセラッティ]]に加わり1997年に、彼は新しい部門の代表としてフェラーリに戻った。 彼は2002年にフェラーリを去って、ATRグループのためにコンサルタントを始めた。
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| − | 2004年、彼はExpotecnicaの社長である<ref>http://www.expotecnica.it/paginenglish/index.htm</ref>。
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| − | == 脚注 ==
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| − | {{デフォルトソート:かりいり しやこも}} | |
| − | [[Category:F1関係者]]
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| − | [[Category:イタリアの自動車技術者]]
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| − | [[Category:フェラーリの人物]]
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| − | [[Category:1940年生]]
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| − | [[Category:存命人物]]
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