「悪球打ち」の版間の差分
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悪球打ち(あっきゅううち)は、ストライクゾーンから外れたボール球を振りにいくために、結果四球による出塁が少ない、という打者の特性をあらわす野球の俗語。
概説
日本にメジャーリーグの巧打者が紹介された際、「バッドボール・ヒッター」と呼ばれていたものを直訳したものと思われる。
バッティングに対して「好球必打」のセオリーを強く意識する日本野球において、「悪球打ち」という言葉はいい意味に解釈されないことが多い。
英語表現
「悪球打ち」に相当する英語の表現には「フリー・スウィンガー」「バッドボール・ヒッター」という2種類があり、それぞれのあらわす意味は次のように異なる。
- フリー・スウィンガー
- 文字通り「どんな球でも振る」、選球眼に欠けているという意味を込めた表現。
- 日本語の「悪球打ち」は、こちらの意味に取られることが多い。
- バッドボール・ヒッター
- ボール球にも積極的に手を出し、結果安打にする能力を持っている打者を指す表現。
- 打者のヒットゾーンがストライクゾーンより広い、という意味が込められる。
参考文献
- 芝山幹郎「大リーグ二階席」 2005 晶文社
関連項目
- 岩鬼正美 - 漫画『ドカベン』の登場人物。悪球打ちで有名。