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上妻 精(こうづま ただし、1930年10月31日 - 1997年6月26日)は、日本の哲学研究者、東北大学名誉教授。
来歴
名古屋市生まれ。旧制水戸高等学校1年修了、1953年、東京大学倫理学科卒、指導教官は金子武蔵。学科の同期に評論家の俵孝太郎、思想の科学研究会会長代行の後藤宏行、山口大学教授の山田洸がいる。1960年、同大学院博士課程中退、東邦大学助教授。1965年、成蹊大学助教授。1970年、教授。1985年、東北大学文学部教授。1993年、東北大学を定年退官、共立女子大学教授。同在職中に死去。ヘーゲルを専門とした。
共著
- ヘーゲル法の哲学 1980.11 (有斐閣新書)
翻訳
- ニーチェ全集 第1巻 古典ギリシアの精神 戸塚七郎・泉治典共訳 理想社 1963 / ちくま学芸文庫 1994
- ヘーゲル 政治論文集 金子武蔵共訳 (岩波文庫 上下) 初版1967、復刊1996ほか、主に下巻を担当
- ヘーゲルの『精神現象学』 「序文」および「緒論」における『精神現象学』の理念の規定 W.マルクス 理想社 1981.2
- ヘーゲル読解入門 『精神現象学』を読む アレクサンドル・コジェーヴ 今野雅方共訳 国文社 1987.10
- ヘーゲル教育論集 国文社 (アウロラ叢書) 1988.1
- 信仰と知 G.W.F.ヘーゲル 岩波書店 1993.7
- カントとヘーゲル 形而上学と弁証法 ハンス・フリードリッヒ・フルダ 晃洋書房 1994.1
- 地上に尺度はあるか 非形而上学的倫理の根本諸規定 ウェルナー・マルクス 米田美智子共訳 未来社 (ポイエーシス叢書) 1994.10
- 人倫の体系 ヘーゲル 以文社 1996.6
- ヤスパース選集 34 真理について4 盛永審一郎共訳 理想社 1997.5
- ヘーゲル 法の哲学 自然法と国家学の要綱 佐藤康邦・山田忠彰共訳 、「全集 9」 岩波書店 2000-01
参考
- 上妻精先生年譜 (追悼 上妻精先生) 「創文」1997-8
典拠レコード: