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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=61.25.128.89&feedformat=atom miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-05-09T10:00:42Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 イシュトヴァーン1世 2018-07-23T08:11:50Z <p>61.25.128.89: </p> <hr /> <div>{{出典の明記|date=2016年10月}}<br /> {{基礎情報 君主<br /> | 人名 = イシュトヴァーン1世<br /> | 各国語表記 = I. István<br /> | 君主号 = ハンガリー王<br /> | 画像 = StefanIHongarije.jpeg<br /> | 画像サイズ = <br /> | 画像説明 = <br /> | 在位 = [[997年]] - [[1038年]]<br /> | 戴冠日 = [[1000年]][[12月25日]]または[[1001年]][[1月1日]]<br /> | 別号 = 聖王<br /> | 全名 = <br /> | 出生日 = [[969年]]または[[975年]]<br /> | 生地 = ハンガリー公国[[エステルゴム]]<br /> | 死亡日 = 1038年[[8月15日]]<br /> | 没地 = [[ハンガリー王国]]エステルゴムまたは[[セーケシュフェヘールヴァール]]<br /> | 埋葬日 =  <br /> | 埋葬地 = セーケシュフェヘールヴァール<br /> | 配偶者1 = [[ギーゼラ・フォン・バイエルン]]<br /> | 子女 = [[イムレ (聖人)|イムレ]]([[:hu:Szent Imre|hu]])ら3人の息子&lt;br /&gt;アガタら2人の娘<br /> | 王家 = [[アールパード家]]<br /> | 王朝 = [[アールパード朝]]<br /> | 王室歌 = <br /> | 父親 = [[ゲーザ (ハンガリー大公)]]<br /> | 母親 = サロルト ([[:en:Sarolt|Sarolt]])<br /> | 宗教 = ローマ・カトリック<br /> | サイン = King saint stephen signature.svg<br /> }}<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;イシュトヴァーン1世&#039;&#039;&#039;(I. István、[[969年]]または[[975年]] - [[1038年]][[8月15日]] [[エステルゴム]]、大首長・ハンガリー国王として[[997年]] - [[1038年]])は、[[ハンガリー王国]]の初代国王。幼名は&#039;&#039;&#039;ヴァイク&#039;&#039;&#039;(Vajk)。ハンガリーの[[キリスト教]]化に貢献し、[[カトリック教会]]では[[聖人]]として列聖されている。[[8月20日]]は、彼の記念日としてハンガリーの[[祝日]]に定められている。&#039;&#039;&#039;聖王&#039;&#039;&#039;とも呼ばれる。<br /> <br /> == 生涯 ==<br /> === 国王即位まで ===<br /> ヴァイク(のちのイシュトヴァーン1世)は、[[マジャル人]]の大首長でハンガリー大公{{仮リンク|ゲーザ (ハンガリー大公)|en|Géza, Grand Prince of the Hungarians|label=ゲーザ}}の息子として、[[969年]]または[[975年]]に生まれた。[[985年]]、[[プラハ]]の聖アダルバートから洗礼を受け、イシュトヴァーン(ドイツ語:シュテファン &#039;&#039;Stephan&#039;&#039; )の洗礼名を授けられた。[[995年]]、[[バイエルン大公|バイエルン公]]の娘[[ギーゼラ・フォン・バイエルン|ギーゼラ]]と結婚し、彼女との間に少なくとも{{仮リンク|イムレ (聖人)|label=イムレ|hu|Szent Imre}}ら3人の息子とアガタ([[イングランド王]][[エドワード・アシリング]]夫人)ら2人の娘(もう一人は[[第一次ブルガリア帝国|ブルガリア皇帝]][[ガヴリル・ラドミール]]夫人)がいたが、息子たちはいずれもイシュトヴァーンより先にこの世を去った。<br /> <br /> [[997年]]、父ゲーザの死を受けて大首長となったイシュトヴァーンは、各地へ軍事遠征を行ってハンガリーの統一を進め、[[1000年]][[12月25日]](1001年1月1日とする説もある。)にローマ教皇の[[シルウェステル2世_(ローマ教皇)|シルウェステル2世]]から授かった冠を用いて、[[エステルゴム]]で戴冠式を行った。こうして、正式に&#039;&#039;&#039;ハンガリー王国&#039;&#039;&#039;が成立した([[聖イシュトヴァーンの王冠]]を参照)。<br /> <br /> === 王国の統治政策 ===<br /> イシュトヴァーンは、父ゲーザ以来続いていたハンガリーのキリスト教化を進展させた。[[エステルゴム]]と[[カロチャ]](&#039;&#039;Kalocsa&#039;&#039;)に大司教座を設置し、その他にも8つの司教座を置いた。[[修道院]]付属の学校が創設され、[[ラテン語]]の普及など文化の振興が進んだ。こうしたハンガリーの教会組織は、[[オットー1世 (神聖ローマ皇帝)|オットー1世]]以来その勢力を強める[[神聖ローマ帝国|帝国]]から独立した地位にあった。また、彼は王国を県に分け、各県に地方長官(イシュパーン)を配置した。そして、王国統治の根幹となる法令をラテン語で制定、発布した。<br /> <br /> === 晩年 ===<br /> [[1031年]]、自らの後継者と考えていた息子のイムレ([[:en:Saint Emeric of Hungary|en]])が亡くなった。イシュトヴァーンはこのことで悲嘆に暮れ、自らの体調も崩した。やがて回復するものの、かつてのような勢いある王の姿はみられなかった。[[1038年]]、ハンガリー王国の礎を築いたイシュトヴァーンは他界し、その遺体はブダペストの西方にある[[セーケシュフェヘールヴァール]]の大聖堂に埋葬された。現在は、この都市にイシュトヴァーン博物館が置かれている。<br /> <br /> イシュトヴァーンの死後は、息子が既に皆なくなっていたため、王位継承をめぐって内乱に突入した。さらに、キリスト教化を拒む勢力の反乱も加わったため、王国は混乱を極めた。11世紀末、この反乱を収めた[[ラースロー1世]]によって、イシュトヴァーンは聖人として列聖された。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 参考文献 ==<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> *[[聖イシュトヴァーンの王冠]]<br /> * [[セント・イシュトヴァーン (戦艦)|セント・イシュトヴァーン]] - [[オーストリア=ハンガリー帝国海軍]]の[[テゲトフ級戦艦]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> {{commons|I. István}}<br /> * [http://www.szikm.hu/] - イシュトヴァーン博物館公式ページ([[ハンガリー語]])<br /> * [http://www.museum.hu/search/museum_en.asp?ID=306] - イシュトヴァーン博物館の解説([[英語]])<br /> * [http://www.szekesfehervar.hu/] - セーケシュフェヘールヴァール公式ページ([[ハンガリー語]]、[[英語]]、[[ドイツ語]])<br /> <br /> <br /> {{先代次代|[[ハンガリー国王一覧|ハンガリー王]]|997 - 1038|[[ゲーザ (ハンガリー大公)]]|[[ペーテル・オルセオロ]]}}<br /> {{ハンガリー王}}<br /> {{Normdaten}}<br /> {{DEFAULTSORT:いしゆとうああん1}}<br /> [[Category:ハンガリーの国王]]<br /> [[Category:アールパード家]]<br /> [[Category:カトリック教会の聖人]]<br /> [[Category:ハンガリーの紙幣の人物]]&lt;!--ハンガリー10000フォリント--&gt;<br /> [[Category:1038年没]]</div> 61.25.128.89 ザクセン公国 2017-09-25T03:51:21Z <p>61.25.128.89: /* 三十年戦争、ポーランド王位の争奪とザクセン王国の成立 */</p> <hr /> <div>{{基礎情報 過去の国<br /> |略名 =<br /> |日本語国名 =ザクセン公国<br /> |公式国名 =<br /> |建国時期 =[[804年]]<br /> |亡国時期 =[[1296年]]<br /> |先代1 =古ザクセン<br /> |先旗1 =<br /> |次代1 =ザクセン=ヴィッテンベルク<br /> |次旗1 =Armoiries Saxe.svg<br /> |次代2 =ザクセン=ラウエンブルク<br /> |次旗2 =COA family de Sachsen-Lauenburg.svg<br /> |次代3 =オルデンブルク伯領<br /> |次旗3 =BlasonChristian Ier (1143-1167), comte d&#039;Oldenbourg.svg<br /> |次代4 =ブレーメン司教領<br /> |次旗4 =Bremen-Erzbistum.PNG<br /> |国旗画像 =<br /> |国旗リンク =&lt;!--「&quot;略名&quot;の国旗」以外を指定--&gt;<br /> |国旗説明 =<br /> |国旗幅 =&lt;!--初期値125px--&gt;<br /> |国旗縁 =&lt;!--no と入力すると画像に縁が付かない--&gt;<br /> |国章画像 =Coat of arms of Lower Saxony.svg<br /> |国章リンク =<br /> |国章説明 =ザクセンの馬<br /> |国章幅 =&lt;!--初期値85px--&gt;<br /> |標語 =<br /> |国歌名 =<br /> |国歌追記 =<br /> |位置画像 =Saxony locator map (1000).svg<br /> |位置画像説明 =1000年頃のザクセン公国<br /> |公用語 =<br /> |首都 =<br /> |元首等肩書 =[[公爵]]<br /> |元首等年代始1 =[[973年]]<br /> |元首等年代終1 =[[1011年]]<br /> |元首等氏名1 =[[ベルンハルト1世 (ザクセン公)|ベルンハルト1世]]<br /> |元首等年代始2 =[[1138年]]<br /> |元首等年代終2 =[[1142年]]<br /> |元首等氏名2 =[[アルブレヒト1世 (ブランデンブルク辺境伯)|アルブレヒト熊公]]<br /> |元首等年代始3 =[[1142年]]<br /> |元首等年代終3 =[[1180年]]<br /> |元首等氏名3 =[[ハインリヒ3世 (ザクセン公)|ハインリヒ3世]]<br /> |元首等年代始4 =[[1212年]]<br /> |元首等年代終4 =[[1260年]]<br /> |元首等氏名4 =[[アルブレヒト1世 (ザクセン公)|アルブレヒト1世]]<br /> |面積測定時期1 =<br /> |面積値1 =<br /> |面積測定時期2 =<br /> |面積値2 =<br /> |面積測定時期3 =<br /> |面積値3 =<br /> |面積測定時期4 =<br /> |面積値4 =<br /> |面積測定時期5 =<br /> |面積値5 =<br /> |人口測定時期1 =<br /> |人口値1 =<br /> |人口測定時期2 =<br /> |人口値2 =<br /> |人口測定時期3 =<br /> |人口値3 =<br /> |人口測定時期4 =<br /> |人口値4 =<br /> |人口測定時期5 =<br /> |人口値5 =<br /> |変遷1 =カロリング朝による冊封<br /> |変遷年月日1 =[[804年]]<br /> |変遷2 =[[ヴェルフ家]]による支配<br /> |変遷年月日2 =[[1137年]]<br /> |変遷3 =ヴェルフ家の公領喪失、[[アスカーニエン家]]の公領獲得<br /> |変遷年月日3 =[[1180年]]<br /> |変遷4 =ヨハン1世とアルブレヒト2世の共同統治<br /> |変遷年月日4 =[[1260年]]<br /> |変遷5 =[[ザクセン=ラウエンブルク]]と[[ザクセン=ヴィッテンベルク]]に分裂<br /> |変遷年月日5 =[[1296年]]<br /> |変遷6 =ヴィッテンベルク公家断絶<br /> |変遷年月日6 =[[1422年]]<br /> |通貨 =<br /> |注記 =<br /> }}<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;ザクセン公国&#039;&#039;&#039;(ザクセンこうこく、{{lang-de-short|Herzogtum Sachsen}})は、[[中世]]から[[近世]]にかけて北部[[ドイツ]]地方一帯を支配した[[領邦]]。その版図は時代によって変遷があって一様ではないが、おおむね現在のドイツの[[ザクセン州]]、[[ニーダーザクセン州]]、[[ノルトライン=ヴェストファーレン州]]、[[シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州]]、[[ザクセン=アンハルト州]]にまたがる。何度かの分裂と統合を経て、その一系統が[[1806年]]の[[神聖ローマ帝国]]の解体によって[[ザクセン王国]]となった。<br /> <br /> == 歴史 ==<br /> === 前史 ===<br /> もともと[[エルベ川]]北岸の[[ホルシュタイン]]一帯に集落を営んでいた[[ザクセン人]]は、[[2世紀]]から[[4世紀]]にかけて徐々に生存圏を拡大していった。[[5世紀]]には一部のザクセン人([[サクソン人]])が[[ユトランド半島]]の[[アングル人]]・[[ジュート人]]と共にイギリスに上陸し、いわゆる[[アングロ・サクソン人]]の元となった。[[6世紀]]初頭にはザクセン人は[[ライン川]]一帯まで勢力を広げていた。[[8世紀]]から[[フランク王国]]が東方への侵攻を開始、ザクセンも抵抗の末にその版図の一部となった。フランク王[[カール大帝]]は、降伏したザクセン人のリーダーである[[ヴィドゥキント]]を改宗させ、ザクセン公とした。<br /> <br /> [[844年]]、[[リウドルフ (ザクセン公)|リウドルフ]]がザクセン公となり、[[リウドルフィング家]]の始祖となった。リウドルフィング家はフランク王国内でも力を持ち、[[ハインリヒ1世 (ドイツ王)|ハインリヒ1世]]は東フランク王となって[[ザクセン朝]]を開き、息子のオットー2世が[[962年]]に初代の[[神聖ローマ皇帝]][[オットー1世 (神聖ローマ皇帝)|オットー1世]]となった。オットー1世はザクセンを留守にすることが多かったため、[[ヘルマン・ビルング]]をザクセン辺境伯、後にザクセン副公とし、ザクセンの統治を任せた。ヘルマンの息子の[[ベルンハルト1世 (ザクセン公)|ベルンハルト1世]]の代には正式にザクセン公とされた。これによってリウドルフィング家から[[ビルング家]]へ系統が変わった。<br /> <br /> === 公位争奪戦 ===<br /> [[1106年]]にビルング家最後の当主[[マグヌス (ザクセン公)|マグヌス]]が死亡、後継者がいなかったため、[[ズップリンブルク家]]の[[ロタール3世 (神聖ローマ皇帝)|ロタール2世]]がザクセン公となった。[[1125年]]、ロタール2世は皇帝に即位し、ロタール3世となった。[[1137年]]、ロタール3世が亡くなり、彼もまた後継者を残していなかったため、婿で[[ヴェルフ家]]の[[バイエルン大公|バイエルン公]][[ハインリヒ10世 (バイエルン公)|ハインリヒ10世]](尊大公)が[[ザクセン公]][[ハインリヒ2世]]となった。<br /> <br /> ハインリヒ尊大公は帝位も狙っていたが、バイエルンとザクセンを支配する尊大公に力が集中するのを恐れた諸侯は、尊大公を支持せずに[[コンラート3世 (神聖ローマ皇帝)|コンラート3世]]を推戴した。コンラート3世もまた諸侯と同じ警戒心を持っていたため、尊大公をザクセン公と認めず、新たに[[アスカーニエン家]]の[[アルブレヒト1世 (ブランデンブルク辺境伯)|アルブレヒト1世]](熊公)をザクセン公とした。<br /> <br /> ハインリヒ10世の息子[[ハインリヒ3世 (ザクセン公)|ハインリヒ12世]](獅子公)は帝位とザクセン公の地位を狙って争い、[[1142年]]の和平条約でアルブレヒト熊公を退位させ、ザクセン公ハインリヒ3世となった。しかし、その後[[フリードリヒ1世 (神聖ローマ皇帝)|フリードリヒ1世]](赤髭王)が獅子公の行為を不法であるとしてザクセンを攻撃、[[1180年]]に獅子公は追放され、新たにアスカーニエン家出身でアルブレヒト熊公の息子[[ベルンハルト3世 (ザクセン公)|ベルンハルト3世]]がザクセン公となった。[[1260年]]、ベルンハルト3世の息子[[アルブレヒト1世 (ザクセン公)|アルブレヒト1世]]が死亡、遺領は[[ザクセン=ヴィッテンベルク]]と[[ザクセン=ラウエンブルク]]に分割された。<br /> <br /> === 選帝侯 ===<br /> {{see|ザクセン選帝侯領|アルベルティン家|エルネスティン家}}<br /> [[1356年]]、[[カール4世 (神聖ローマ皇帝)|カール4世]]の発布した[[金印勅書]]によって、ザクセン=ヴィッテンベルク公は[[選帝侯]]の資格を与えられた。[[1422年]]、[[アルブレヒト3世 (ザクセン選帝侯)|アルブレヒト3世]]の死によってアスカーニエン家は途絶え、ザクセン公位は[[ヴェッティン家]]の[[マイセン辺境伯]][[フリードリヒ1世 (ザクセン選帝侯)|フリードリヒ1世]](好戦公)がその地位を継承した。[[1464年]]に[[テューリンゲン辺境伯]]も兼ねた息子の[[フリードリヒ2世 (ザクセン選帝侯)|フリードリヒ2世]]が死亡すると、遺領は2人の息子に分割相続された。年長の[[エルンスト (ザクセン選帝侯)|エルンスト]]がザクセン選帝侯となり、北マイセン、南テューリンゲン、ヴィッテンブルクを継承した。もう1人の息子[[アルブレヒト3世 (ザクセン公)|アルブレヒト]]は南マイセン、北テューリンゲンを継承し、ザクセン公を称した。<br /> <br /> [[16世紀]]初頭から[[宗教改革]]運動の気運が高まると、[[エルネスティン家|エルンスト系]]の[[フリードリヒ3世 (ザクセン選帝侯)|フリードリヒ3世]](賢公)は[[マルティン・ルター]]を保護し、[[プロテスタント]]を承認した。これによってザクセンには多くのプロテスタントが流入した。一方、[[アルベルティン家|アルブレヒト系]]は[[カトリック教会|カトリック]]寄りで皇帝を支持していた。両者は対立するようになり、ザクセンは新旧両派の抗争の場ともなった。[[1547年]]、[[ミュールベルクの戦い]]で勝利した[[カール5世 (神聖ローマ皇帝)|カール5世]]は、自身に敵対した[[ヨハン・フリードリヒ (ザクセン選帝侯)|ヨハン・フリードリヒ]](エルンスト系)から選帝侯の資格を剥奪し、味方した[[モーリッツ (ザクセン選帝侯)|モーリッツ]](アルブレヒト系)に報奨としてこれを与えた。以降、選帝侯の資格はカトリック支持のアルブレヒト系が継承した。しかし、前述したようにザクセンには多くのプロテスタントが存在したため、しばしば争いの火種となった。また、後になるとザクセン選帝侯の中にもプロテスタントに改宗するものが出現した。一方、エルンスト系は分割相続を繰り返して弱小の[[領邦]]群に転落し、政治的重要性を失っていった。<br /> <br /> === 三十年戦争、ポーランド王位の争奪とザクセン王国の成立 ===<br /> [[1618年]]から始まった[[三十年戦争]]において、時のザクセン選帝侯[[ヨハン・ゲオルク1世 (ザクセン選帝侯)|ヨハン・ゲオルク1世]]は、皇帝とプロテスタントの板ばさみとなって曖昧な態度を取り続けた。そのため、ザクセンの国土は軍隊の侵攻と略奪によって荒廃した。[[1697年]]、[[アウグスト2世 (ポーランド王)|フリードリヒ・アウグスト1世]]は[[ポーランド君主一覧|ポーランド王]]に選出された。[[ポーランド王国|ポーランド]]は[[カトリック教会|カトリック]]が国教だったため、フリードリヒ・アウグストはルター派からカトリックに改宗して即位し、ポーランド王アウグスト2世となった。しかし、これによってザクセンは[[大北方戦争]]と[[ポーランド継承戦争]]に巻き込まれることとなった。フリードリヒ・アウグスト1世の息子[[アウグスト3世 (ポーランド王)|フリードリヒ・アウグスト2世]]もポーランド王とザクセン公を兼ね、ポーランド王アウグスト3世となった。<br /> <br /> [[1805年]]、[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン1世]]が[[神聖ローマ帝国]]へ侵攻、帝国は解体され、[[ライン同盟]]が結成された。これにともなってザクセン公国は[[ザクセン王国]]となった。時のザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト3世はザクセン王[[フリードリヒ・アウグスト1世 (ザクセン王)|フリードリヒ・アウグスト1世]]となった。<br /> <br /> 以降は[[ザクセン王国]]を参照。<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[ザクセン]]<br /> * [[サクソン人]]<br /> * [[ザクセン王国]]<br /> * [[ザクセン君主一覧]]<br /> * [[ポーランド君主一覧]]<br /> * [[選帝侯]]<br /> * [[ヴェッティン家]]<br /> ** [[アルベルティン家]]<br /> ** [[エルネスティン家]]<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:さくせんこうこく}}<br /> [[Category:ザクセンの歴史]]<br /> [[Category:ザクセン=アンハルトの歴史]]<br /> [[Category:ニーダーザクセンの歴史]]<br /> [[Category:ノルトライン=ヴェストファーレンの歴史]]<br /> [[Category:シュレースヴィヒ=ホルシュタインの歴史]]<br /> [[Category:ザクセン公|*]]<br /> [[Category:神聖ローマ帝国の領邦国家]]<br /> [[Category:ドイツの領邦]]<br /> [[Category:部族大公]]</div> 61.25.128.89
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