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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=240A%3A0%3A24A%3A40A3%3A5D30%3A803F%3A5927%3A8078&feedformat=atom 2024-05-28T14:46:12Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 2018-08-07T13:20:15Z

<p>240A:0:24A:40A3:5D30:803F:5927:8078: /* 航空 */</p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;燃油サーチャージ&#039;&#039;&#039;（ねんゆサーチャージ）とは、[[燃料]]とする[[石油]]（[[ケロシン]]、[[軽油]]、[[重油]]など）の[[価格]]に[[追随]]する、[[運賃]]とは別建てで徴収される[[料金]]のこと。名称としては、燃油特別付加運賃、燃料油価格変動調整金、燃料加算金、燃料課徴金、燃料サーチャージ、フューエルサーチャージ（{{lang-en|Fuel Surcharge}}）&lt;ref&gt;[http://www.ncljpn.jp/sc/topics/index.html#080508a ［重要・至急］フューエルサーチャージ、金額改定のお知らせ] スタークルーズ日本オフィス、2008年5月8日付発表。&lt;/ref&gt;などとも呼ばれる。<br /> <br /> 燃料価格の急激な変動により契約、または料金表設定時の運賃では、運航する燃料代が賄えない事態に対応する措置として[[海運]]業界が[[1970年代]]から導入し、[[2000年代]]には[[航空]]、[[陸運]]業界にも広まった。<br /> <br /> 料金表を設定し、運行時点での燃料価格に応じた価格を[[サーチャージ]]として追加徴収する形式が一般的で、燃料価格が一定以下に下落した場合は徴収しない料金表とする場合もある。<br /> <br /> == 航空 ==<br /> [[湾岸戦争]]以降の[[原油]]価格高騰に対する措置として、[[1997年]]（[[平成]]9年）に[[国際航空運送協会]]が、制度を認可した。[[2001年]]（[[平成]]13年）から導入されている。<br /> <br /> ただし、国際航空運送協会の協定料金ではなく、適用の有無やタリフについては基本的に各航空会社の判断により、航空当局に申請して審査された後に認可される。<br /> <br /> 一般な指標は、[[ケロシン]]タイプ[[ジェット燃料]]の市場[[現物取引|スポット]]価格で、[[北アメリカ|北米]]地域では[[:en:Gulf Coast of the United States|ガルフコースト]]（[[メキシコ湾]]岸地域）、[[アジア]]地域では[[シンガポール]]、[[ヨーロッパ]]では[[ロッテルダム]]の[[市場価格]]が利用されている。<br /> <br /> 通常は航空会社が荷主、[[フォワーダー]]、または[[旅客|搭乗客]]に請求するが、航空便を利用した小口貨物（[[宅配便]]など）について運送会社が顧客に設定する場合もある。<br /> <br /> [[航空路|国際便]]では、航空運賃は二国間の協定により定められることが一般的なため、燃油サーチャージ料金については、通常双方の航空会社間で調整した後、政府に対して申請して、認可される。<br /> <br /> [[日本]]では「燃油特別付加運賃」の名目で届出されており、[[貨物機]]については[[2001年]]（[[平成]]13年）、[[旅客]]については[[2005年]]（[[平成]]17年）から導入された。国内線でも[[フジドリームエアラインズ]]（FDA）が[[2011年]]（平成23年）[[9月1日]]搭乗分より導入している&lt;ref&gt;{{PDFlink|[http://www.fujidream.co.jp/company/press/doc/110629_fsc.pdf 燃油特別付加運賃の設定について]}} - [[フジドリームエアラインズ]]（FDA） お知らせ・プレスリリース [[2011年]][[6月29日]]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[日本航空]]や[[全日本空輸]]では、シンガポール[[ケロシン]]市場の過去2ヶ月の平均価格が、60[[アメリカ合衆国ドル|米ドル]]で廃止するとしていたが、2015年（平成27年）4月1日から[[日本円]]建てとなり、米ドルとの[[為替レート]]変動サーチャージを加味して、1[[バレル]]6,000[[円 (通貨)|円]]を下回った場合に、廃止される事になっている。この急な変更について、[[旅行代理店]]や利用者から「為替レート変動リスクを利用者ばかりが負担するのは、おかしい」と、不満が出ており、[[大韓民国]]の[[大韓航空]]や[[アシアナ航空]]では、この時点で燃油サーチャージ費用を撤廃していたため、利用客が不満の声を挙げていた&lt;ref&gt;{{cite news | author = 柳澤里佳 | url = http://diamond.jp/articles/-/78017 | title = 燃油サーチャージの円建て化で旅行会社は困惑 | newspaper = [[週刊ダイヤモンド]] | publisher = [[ダイヤモンド社]] | date = 2015-09-08 | accessdate = 2016-07-17 }}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 一部の[[格安航空会社]]や[[旅行代理店]]では、燃油サーチャージ自体を徴収していないか、若しくはパッケージツアー代金に組み込んでいる。<br /> <br /> 2016年（平成28年）[[4月1日]]発券分から、JALとANAは原油価格の大幅な下落により、日本発の国際線にて燃油サーチャージを6年半ぶりにゼロにする事になったが、対米ドル円安の進行により、航空会社の業績が絶好調にも関わらず、10ヶ月後の[[2017年]]（平成29年）[[2月1日]]発券分より、燃油サーチャージの徴収が復活した&lt;ref&gt;{{cite news | author = 須賀彩子 | url = http://diamond.jp/articles/-/115908 | title = 燃油サーチャージ、航空会社は好業績なのに復活した理由 | newspaper = [[週刊ダイヤモンド]] | publisher = [[ダイヤモンド社]] | date = 2017-01-31 | accessdate = 2017-09-23 }}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> ==海運==<br /> 第一次[[オイルショック]]に伴う原油高騰に対する措置として[[1975年]]（[[昭和]]50年）頃から導入が始まった。<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;BAF&#039;&#039;&#039;(Bunker Adjustment Factor)、&#039;&#039;&#039;BS&#039;&#039;&#039;(Bunker Surcharge)、あるいは重油サーチャージと呼ばれる。外航海運では海運同盟が指標価格を定めていることが多いが、拘束力はなく、最終的には[[船主]]と荷主との交渉で決定する。[[太平洋]]航路安定化協定では、[[A重油]]と[[C重油]]の加重平均、欧州同盟ではC重油を価格指標として採用している。<br /> <br /> 日本では認可運賃である一般旅客運賃（[[フェリー]]等）について、&#039;&#039;&#039;燃料油価格変動調整金&#039;&#039;&#039;の名目で届出がされている。<br /> <br /> 国内では従来、[[内航燃料油研究懇話会]]の答申価格（内燃研価格）を基準としていたが、[[2008年]]（[[平成]]20年）からは、[[紙]][[パルプ]]価格（[[新日本石油]]と[[王子製紙]]の取引価格）を基準とする会社が多くなっている。<br /> <br /> [[クルーズ客船|クルーズ]]については、[[スター・クリッパーズ]]、[[スタークルーズ]]、[[ロイヤル・カリビアン・インターナショナル]]、[[カーニバルクルーズライン]]など多くのクルーズ会社において、[[ニューヨーク]]マーカンタイル取引所のWTIアメリカ標準油種（[[ウェスト・テキサス・インターミディエイト]]）を指標としている。燃油価格の下落により、大半のクルーズ会社で[[2010年]]（[[平成]]22年）以降は廃止されている。<br /> <br /> == 陸運 ==<br /> [[湾岸戦争]]以降の原油価格高騰に伴う措置として貨物運送分野で導入が始まった。設定の有無や金額については基本的に各運送会社の判断による。<br /> <br /> [[カナダ]]の[[カナダポスト]]では[[2003年]]（[[平成]]15年）からfuel surchargeとして[[レギュラーガソリン|レギュラー]][[無鉛ガソリン]]の価格を指標とした割増料金を設定した。<br /> <br /> [[米国]]の[[ユナイテッド・パーセル・サービス]]と[[フェデックス]]では、[[2008年]]（[[平成]]20年）からGround fuel surchargeとして[[高速道路]][[ガソリンスタンド|スタンド]]での[[ディーゼル燃料]]を指標とした割増料金を設定。<br /> <br /> 日本では[[2008年]]（[[平成]]20年）[[3月14日]]に[[国土交通省]]が[[中小企業|中小]][[運送業|運送業者]]向けに「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」を策定。以後、[[軽油]]価格を指標とした燃料サーチャージの運賃届出が行われているが、小口貨物輸送（[[宅配便]]）には適用されていない。<br /> <br /> == 燃油サーチャージの問題 ==<br /> === 燃油サーチャージ表示 ===<br /> [[国土交通省]]は旅行業界に対し、燃油サーチャージを含んだ総額の表示を指示する通達を[[2008年]]6月30日に出した。&lt;ref&gt;[http://www.mlit.go.jp/report/press/kanko06_hh_000009.html 航空会社が賦課する燃油サーチャージの旅行取引における取扱いに関する通達の改定について] [[国土交通省]]&lt;/ref&gt;<br /> <br /> === 航空会社の苦境 ===<br /> 日本においては、[[2001年]]（[[平成]]13年）に航空貨物で導入し、[[2005年]]（[[平成]]17年）から航空旅客でも導入しているが、原油価格高騰に伴い値上げが続き、その金額は2008年には世界最高レベルに達したため、日系航空会社の乗客数の低迷を招いている&lt;ref name=sugiura&gt;杉浦一機、「[http://waga.nikkei.co.jp/travel/travel.aspx?i=MMWAc1000011112008&amp;page=3 サーチャージでもうけたのは誰だ？]」、日経WagaMaga、2008年11月12日付、同日閲覧。&lt;/ref&gt;。原油価格は2008年末には30～40ドルとサーチャージ導入以前の価格になっているが、サーチャージは撤廃ではなく、ようやく最高額の半額程度と下落幅はかなり小さくとどまる見通しである。なお、同一路線でも航空会社によってサーチャージの額は異なるほか、[[コードシェア便]]の場合は、同一フライトでも購入する便名によって異なることがある&lt;ref name=sugiura /&gt;。<br /> <br /> 燃油サーチャージ導入の背景にある燃油価格の高騰は、航空会社や海運会社の収益を相当悪化させており、例えば、[[2005年]]（[[平成]]17年）[[9月]]には[[デルタ航空]]や[[ノースウエスト航空]]が[[連邦倒産法第11章]]の適用を受けている。<br /> <br /> === トラック業界の苦境 ===<br /> [[原油価格]]の高騰により日本国内の[[貨物自動車|トラック]]運送でも[[燃料]]コスト上昇を生じたが、十分な価格転嫁が行われず、陸運業者に深刻な負担増を強いている。[[全日本トラック協会]]の調査によれば一部でも価格転嫁できたのは4割ほどであった&lt;ref&gt;[http://www.jta.or.jp/chosa/keiyukakaku/kakaku0805/200805.pdf 軽油価格の影響と運賃転嫁に関する調査結果(2008年5月)]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[2008年]]（[[平成]]20年）[[3月14日]]、[[国土交通省]]は軽油価格上昇分の運賃への転嫁を進める為に、「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」を発表した&lt;ref&gt;[http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/09/090314_2_.html トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 同年5月には、日本での陸運最大手の[[日本通運]]が燃料サーチャージ導入を決め、[[ヤマト運輸]]、[[佐川急便]]も導入に前向きである。しかし、トラック運送の9割以上を占める中小・零細企業では交渉力が弱いためにガイドライン通りに実施できるかは不透明である。<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[原油価格]]<br /> * [[サーチャージ (運賃)]]<br /> * [[海上運賃一覧]]<br /> * [[カルテル]]<br /> * [[運賃学説]]<br /> * [[運賃制度]]<br /> <br /> == 参照 ==<br /> &lt;references /&gt;<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~consumer/page041.html 燃油サーチャージの表示問題]<br /> <br /> {{economy-stub}}<br /> {{DEFAULTSORT:ねんゆさあちやあし}}<br /> [[Category:交通]]<br /> [[Category:料金システム]]<br /> [[Category:チケット]]<br /> [[Category:民間航空]]<br /> [[Category:航空のサービス]]<br /> [[Category:航空機の運航]]<br /> [[Category:水運]]<br /> [[Category:フェリー]]<br /> [[Category:旅行]]</div>

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