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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-04-25T11:53:06Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
化学グランプリ
2017-12-10T01:20:19Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''化学グランプリ'''(かがく-)は日本全国の[[高校生]]([[中学生]]以下でも参加可能)が[[化学]]の実力を競い合う大会である。[[1998年]]に試験的に第0回が開催され、翌年より正式に開催されている。参加費は無料である。また、科学オリンピックの国内予選の中では、最も多くの高校生が参加している。2011年までは「全国高校化学グランプリ」という名称で実施されていた。<br />
<br />
== 大会概要 ==<br />
毎年7月の海の日に一次選考として筆記試験を行っている。2007年までは成績優秀者60名程度が選ばれていたが、2008年からは参加者が大幅に増えたことから成績優秀者80名程度が選ばれるようになった。また、参加者には電卓が支給される。2010年の一次選考参加者は2879人であった。<br />
<br />
8月には二次選考として一泊二日の合宿形式で実験試験が行われ、二日目に一次選考の結果と合わせて、大賞(2006年以前は優秀賞)、金賞、銀賞、銅賞の受賞が決定する。なお、二次選考への進出者全員がいずれかの賞を受賞できる。<br />
<br />
また、この大会は翌年の[[国際化学オリンピック]]の代表候補選抜も兼ねており、高校1、2年生の中から、代表候補が20名ほど選出される。<br />
<br />
== 試験会場 ==<br />
=== 一次選考 ===<br />
全国主要都市で開催され、年々選考会場が増えており、参加しやすくなってきている。(約50会場)<br />
<br />
=== 二次選考 ===<br />
*[[1998年]]-[[1999年]]:私立[[開成中学校・高等学校|開成学園]]<br />
*[[2000年]]-[[2003年]]:[[東京大学駒場地区キャンパス|東京大学駒場キャンパス]]<br />
*[[2004年]]-[[2005年]]:[[東京農工大学]]小金井キャンパス<br />
*[[2006年]]-[[2008年]]:[[東京工業大学]]大岡山キャンパス<br />
*[[2009年]]-[[2010年]]:[[京都大学]]<br />
*[[2011年]]-[[2012年]]:[[慶應義塾大学]]日吉キャンパス<br />
*[[2013年]]-[[2014年]]:[[東北大学]]<br />
*[[2015年]]:[[名古屋大学]]東山キャンパス<br />
※ 二次選考参加者には交通費支給あり<br />
<br />
== 参加資格 ==<br />
参加資格は、「高校生または、[[高等学校|高校]]と同等の学校([[高等専門学校]]の場合は高校相当の学年)の生徒で、20歳未満の者」である。ただし、国際化学オリンピック代表候補生に選ばれるのは中学3年生から高校2年生までの生徒であり、約20名程度である。<br />
<br />
[[日本数学オリンピック]]と同様、2009年より中学生以下も参加することが出来るようになった。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
* 1998年 - 全国高校化学グランプリ1998(第0回)<br />
* 1999年 - 全国高校化学グランプリ1999(第1回)<br />
* 2002年 - この年より国際化学オリンピックの代表選抜を行うようになる。<br />
* 2009年 - 2010年に東京で開催される[[国際化学オリンピック]]の代表選抜を兼ねた大会に。<br />
* 2012年 - 名称を「化学グランプリ」に変更。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[国際化学オリンピック]]<br />
* [[学びんピック]]<br />
* [[全国物理コンテスト物理チャレンジ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://gp.csj.jp/ 化学グランプリ](公式サイト)<br />
* [http://chemquiry.kakurezato.com/GP.html 挑戦!化学グランプリ!]<br />
<br />
{{education-stub}}<br />
{{chem-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:せんこくこうこうかかくくらんふり}}<br />
[[Category:化学]]<br />
[[Category:学生大会]]</div>
220.109.81.111
中高一貫教育
2017-11-12T02:25:35Z
<p>220.109.81.111: /* 関連図書・関連文献 */</p>
<hr />
<div>'''中高一貫教育'''(ちゅうこういっかんきょういく)とは、前期[[中等教育]](一般の[[中学校]]で行われている教育)と後期中等教育(一般の[[高等学校]]で行われている教育)の課程を調整し、一貫性を持たせた体系的な教育方式のことである。また、これを行っている学校を'''中高一貫校'''(ちゅうこういっかんこう)という。<br />
<br />
無試験で上級学校に進学する中学校(や受け入れる上級学校)を俗に「'''[[エスカレーター]]式'''」「'''[[エレベーター]]式'''」と呼ぶこともあるため、[[中等教育学校]]や中高一貫校もこのように呼ばれることがある。<br />
<br />
国立・私立の中学校と高等学校の多くが戦後6年制一貫教育を行ってきた。最近では、公立においても中高一貫教育が可能になったため、児童の進路選択の多様性を増すために導入するのが増えている。<br />
<br />
== 日本 ==<br />
{{See also|日本の中高一貫校}}<br />
<br />
=== 分類・統計 ===<br />
実施校には以下の3種類がある。(出典「学校基本調査 - 平成22年度(確定値)結果」)<br />
* 同一学校型([[中等教育学校]])<br />
** 中学校の課程と高等学校の課程を統合した一体の学校。中学校に相当する前期課程と高等学校に相当する後期課程がある。前期課程を修了すると中学校を卒業したものと同じ資格を持つ。通常後期課程の募集は行われないが、発足当初は生徒を募集することがある。また、[[2013年]][[1月]]には[[海陽中等教育学校]]の後期課程で30名を募集する第4学年編入学試験が行われる<ref>[http://www.kaiyo.ac.jp/phpapp/pdf/kaiyo_hennyuB_2013.pdf 2013年度新4年生(現中学3年生)編入学試験①・②(帰国生を含む)募集要項(学校法人海陽学園海陽中等教育学校)]による。</ref>。<br />
** 全48校。国立4校。公立28校。私立16校。<br />
* 併設型(中学校・高校)<br />
** 同じ設置者(都道府県・市町村など)が中学校と高等学校を設置して接続するタイプ。中学校から高等学校へは無選抜で進学することができる。また高等学校は外部からの募集も行う。私立の場合は外部募集がないこともある。<br />
** 全273組。国立1組<ref>[[名古屋大学教育学部附属中学校・高等学校]]</ref>。公立69組。私立203組。<br />
** 比較的都市部に設置されることが多い。また交通の便のよい学校に設置されることが多い。都道府県立中学校が設置されることにより、地域の市区町村立中学校に影響が出る。広く広範囲から生徒を集めることができれば、地元中学校への影響が小さくなる利点がある。一方過疎地に設置された県立中学校では定員割れを起こすなどしたことが原因で廃止されるケースが出てきている([[新潟県]]など)。<br />
** 理数教育に重点を置く学校、グローバル教育を重視する学校、将来のリーダーの養成を目指す学校などそれぞれの学校が特色を作って教育活動を行っている。<br />
** 外進生と内進生はミックスしてホームルームを形成する場合と、3年間別のクラスを形成する場合([[京都市立西京高等学校・附属中学校]]など)がある。<br />
** 中学校においては、中学校の標準授業時間数よりも授業時間を増やして教育を行っているところが多い。また、高校受験がないことや教育課程の特例を生かし、高校内容の先取り学習を行う学校が多い。<br />
** 部活動は中学校・高等学校が連携して行っており、文化部を中心に中高合同で行っている。<br />
* 連携型(中学校・高校)<br />
** 設置者が異なる中学校と高等学校が連携して教育を行うタイプ。中学校の教師と高校の教師が[[チームティーチング]]を行ったり、教育課程をスムーズに接続したりする。連携中学校から高校へは簡便な試験で選抜する。また高校は、一般の試験で、他の中学校出身者を受け入れる。<br />
** 全177組。国立2組<ref>国立学校と公立学校との連携。具体的には[[横浜国立大学教育学部附属横浜中学校]]と[[神奈川県立光陵高等学校]]、[[和歌山大学教育学部附属中学校]]と[[和歌山県立星林高等学校]]</ref>。公立174組。私立1組([[水戸英宏中学校]]ならびに[[水戸葵陵高等学校]]および[[水戸啓明高等学校]])<ref>[http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/soumu/somu/private_school/outline/characteristics/index.html 本県の私立学校の特色-私学振興業務(茨城県総務部総務課私学振興室)]の「中高一貫教育」のうち「連携型中高一貫校」による。</ref>。<br />
** 過疎地域で採用されることが多い。その地域に根ざした教育が展開される。<br />
** あくまで連携であるため、中高一貫教育の効果は中等教育学校や併設型より小さい。特色的な教育課程を組むこともしにくい欠点がある。<br />
上記の数字は「学校基本調査」(文部科学省統計)で対象にしている中高一貫校のみであり、ある中学校からある高校に一般入試をせずに進学できる場合([[進学#内部進学|内部進学]])も両校を中高一貫校と呼び慣わしているため、実質的な一貫校はもっと多い(国立や私立の進学校など)。代表的な一貫校はいずれも上記の数字には含まれない。このように実際には私立中高の大部分が一貫校と考えられる。'''実質的な私立中高一貫校の数は、[[2012年]][[5月1日]]現在732校([[中等教育学校]]に転換しない私立中高一貫校は715校)に上る'''<ref>『全国学校総覧2013年度版』([[原書房]]、[[2012年]][[12月10日]]発行)によれば、'''私立中等教育学校は17校'''(2012年[[3月26日]]に[[滋賀県]][[私立学校審議会]]から設置認可が適当である旨の答申を受け、同年[[4月1日]]に開校した[[MIHO美学院中等教育学校]]を含み、[[2011年]][[12月20日]]に[[群馬県]]私立学校審議会から廃止認可が適当である旨の答申を受けた[[創世中等教育学校]]を除く。)、'''私立中学校は766校'''('''活動中の私立中学校733校のうち705校は私立高等学校と併置し、中高一貫教育を提供する私立中学校'''(中高一貫教育という意識があまり強いとは言い難い[[岐阜聖徳学園大学附属中学校]]・[[岐阜聖徳学園高等学校]]([[岐阜聖徳学園大学附属高等学校]]は[[2012年]][[3月31日]]に廃止された)、[[天理中学校]]・[[天理高等学校]]および[[今治明徳中学校・高等学校矢田分校|今治明徳中学校]]・[[今治明徳高等学校]](今治明徳中学校と[[今治明徳中学校・高等学校矢田分校|今治明徳高等学校矢田分校]]との間のみ併設型中高一貫教育を行っている。)を含む。)、'''私立高等学校を併置しない私立中学校のうち5校は高等学校との一貫教育を行う中学校'''([[水戸英宏中学校]]、[[北浦三育中学校]]、[[沖縄三育中学校]]、[[慶應義塾普通部]]および[[慶應義塾中等部]])、'''私立中学校を併置しないが私立中学校との一貫教育を行う私立高等学校は5校'''([[水戸葵陵高等学校]]、[[水戸啓明高等学校]]、[[慶應義塾志木高等学校]]、[[慶應義塾女子高等学校]]および[[慶應義塾高等学校]])となっている。この数値には、南山中学校・高等学校男子部と南山中学校・高等学校女子部については制度上は[[南山中学校・高等学校]]の1校としてカウントされるが、[[学校法人自由学園|自由学園]]については制度上は自由学園男子部中等科・自由学園女子部中等科・自由学園高等科であり、自由学園男子部と自由学園女子部と公式サイトが分かれているので、自由学園男子部中等科・高等科と自由学園女子部中等科・高等科の2校としてカウントした。なお、この文献では、2012年[[3月31日]]に閉校した[[湘南ライナス学園中学部・高等部]](制度上は休校中)を含めてカウントしている。ちなみに'''[[小中一貫教育]]を行っている私立中学校は19校'''([[聖ウルスラ学院英智小学校・中学校・高等学校]]については小中一貫教育および中高一貫教育の双方を提供している([http://www.st-ursula.ac.jp/ad/ 聖ウルスラ学院英智の中学課程-ウルスラ学院英智の中高一貫教育]による)ため[[小中一貫教育|小中一貫校]]と[[日本の中高一貫校|中高一貫校]]の両方に含めた)、'''私立小学校も私立高等学校も併設しない私立中学校は5校'''([[東京シューレ葛飾中学校]]、[[西濃学園中学校]]、[[星槎名古屋中学校]]、[[小倉日新館中学校]]および[[飯塚日新館中学校]]([[飯塚日新館中学校]]とともに中高一貫教育を提供した[[日新館高等学校 (福岡県)|日新館高等学校]]は[[2008年]][[7月31日]]に[[福岡県]][[私立学校審議会]]により廃止認可答申))、'''休校中の私立中学校は33校'''(休校中の私立中学校のうち30校は活動中の私立高等学校を併置、私立中学校も私立高等学校も休校中であるのは2校([[叡明館中学校・高等学校]]および2012年[[3月31日]]に閉校した[[湘南ライナス学園中学部・高等部]])、[[大分県]][[中津市]]の[[中津ドン・ボスコ学園中学校]]1校のみが私立高等学校も私立小学校も併置しない休校中の私立中学校)である。</ref>。傾向としては、[[国立学校|国立]]・[[私立学校|私立]]には中等教育学校(完全中高一貫校)や併設型(別クラス型と混合型に大別される)が多く、[[公立学校|公立]]には連携型が多い。<br />
<br />
=== 高校募集 ===<br />
外部からの生徒を受け入れることによって、生徒に一定の緊張感を持たせて一貫校特有の中だるみを防ぐことを目的としている学校もある。中高一貫校の高校入学組の中には、中学受験失敗の巻き返しを目指した生徒も少なくない。近年、中学受験の普及と少子化の影響により優秀な外部進学者が減少しているため、多くの学校が高校入学を廃止して完全中高一貫校へ移行している。また、高校入学組の進学実績が内部進学組に比べて著しく低いのも要因となっている。<br />
<br />
それに対して、高校募集をしない学校を'''完全中高一貫校'''という。完全中高一貫校は中等教育学校とは制度上は別物である<ref>[http://www.edu-network.jp/user_data/packages/en/download/dl01_pdf/jst01109.pdf 公立中高一貫校入選(入試)状況(速報中学入試データ2012)]の「中高一貫校の種類について」による。</ref>。高校募集を停止して完全中高一貫校になる学校が徐々に増えつつある。その背景として、外部生(高校入学組)は入学時の学力は高いものの、中高一貫したカリキュラムを受けた内進生に比べて進度が遅いことがある。高校募集を継続していても、高校から入学した生徒への未履修分野の補講が必要となったり、中には、高校から入学した生徒を中学からの内進生のクラスに組み込まず、別クラスにする学校もある。中等教育学校も基本的に後期課程募集はしない。{{要出典範囲|date=2013年10月12日|なお、他地方からの転入や帰国子女に限り高校・後期課程からの転入を認めている完全中高一貫校・中等教育学校もある}}。<br />
<br />
ただし、完全中高一貫校の場合、高校受験で入ることができないため、入学するには中学受験からでなければならず、一方で中学受験は多くの学校で年齢制限が厳しいため、高校受験が可能な年齢の受験生が応募できないケースも多い。つまり、完全中高一貫校になると、その学校に魅力を感じて高校に入学したいと思っても、年齢的な理由で中学・高校とも入学できなくなるケースが多いという実態がある。{{独自研究範囲|date=2015年3月|これは日本の中等教育が[[年齢主義と課程主義|年齢主義]]の強い影響を受けているためである。}}<br />
<br />
なお、中高一貫校と銘打ちながら、中学卒業段階で県立の高等学校に生徒の多くが流出し、系列高校への進学が少ないため、中学は評価が高いものの、高校は中学と比較して評価が著しく低く、中高一貫校としての評価が全く得られていないという、[[南関東]]、[[畿内]]等の中高一貫校(中高一貫教育を提供する6年制コースと高校受験準備教育を提供する3年制コースがある[[履正社学園豊中中学校・履正社高等学校]]を除く)では見られない特異な現象が起きている学校もある([[愛知県]][[東三河]]地方の[[桜丘中学校・高等学校 (愛知県)|桜丘中学校・高等学校]]・[[愛知産業大学三河中学校・高等学校]]など)。<br />
<br />
私立の中高一貫校では同じ学校法人によって、「高等学校のみ」の学校を別に設置している所もある。学校により、中高一貫校で「○○中学高等学校」、高等学校では「○○高等学校」と名称するところや中高一貫校を6年制、高等学校を3年制とコースづけしていたりする。<br />
<br />
この場合、{{要出典範囲|date=2015年3月|高等学校のみの学校が中高一貫校より学力が低くなる傾向があり、高校受験において公立高等学校に対する「[[併願受験#滑り止め|滑り止め]]」と位置づけられることがある。}}その結果、同じ名を冠する学校でありながらそれぞれ「進学校」「教育困難校」という二極分化が起きることがある。<br />
<br />
また、[[制服]]についても一見似ているが、中高一貫校の方が高価な素材を使ったり、{{要出典範囲|date=2015年3月|校舎や卒業式挙行を別々に行ったりするなど、学校法人側でも差別化・序列化を図っていることがある。}}<br />
<br />
=== 制度変更 ===<br />
[[中学校|中学]]・[[高等学校|高校]]併設の[[私立学校|私立校]]や[[国立学校|国立校]]では従来から行われてきた教育方式<ref>[[井上修]]{{要曖昧さ回避|date=2017年10月}}著『私立中高一貫校しかない!』([[宝島社]]新書、[[2001年]][[6月]]発行)の「第2章 データが語る"私立中高一貫校ひとり勝ち"の現実」(pp.57-82)の「一人勝ちした私立中高一貫校の指導内容とは?」のうち「①先取り授業」(pp.67-68)による。</ref>だが、[[公立学校|公立校]]では、[[東京都立世田谷工業高等学校]]が[[1959年]]から[[1973年]]にかけて付属中学校を設置したくらいしか例が無く、[[1998年]]の[[学校教育法]]改正により正式に認められ、積極的に一貫教育ができるようになった。<br />
<br />
法的に中高一貫校の形をとっている学校としては、[[1999年]]度に公立中等教育学校の[[宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校]]、公立併設型の[[岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校]]、公立連携型の松阪市立飯南中学校・松阪市立飯高中学校・[[三重県立飯南高等学校]]、私立併設型の[[横浜共立学園中学校・高等学校]]の4組が設置されたのが最初である。[[文部科学省]]は日本に500校の中高一貫校を設置する予定である<ref name="mext-ikkan-2-4">[http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/2/gaiyou.htm 中高一貫教育の概要:文部科学省]→(4) 今後の整備目標 </ref>。<br />
<br />
=== 中高一貫教育のメリット・デメリット ===<br />
{{See also|日本の中高一貫校#問題点|格差社会#教育による階層化}}<br />
中高一貫校では高校・後期課程進学時に[[高校受験]]が不要または簡単な試験で済むため、6年間のうち大部分を試験勉強に追われずに過ごせるという点が人気の一因となっている。これは従来、一定以上の学力成績を達成していれば、確実に地元の公立普通科高校に進学できるようにした[[総合選抜]]制度などで実現されていたことでもある(その後総合選抜は、[[少子化]]の影響や、進路選択の余地が少ないなどの拘束性が嫌気されて、徐々に衰退していった)。<br />
<br />
高校受験などの負担が少ないことは大きなメリットの一つであるが、{{要出典範囲|date=2015年3月|主に生徒自身の学習態度の違いによって、学年が上がるにつれて、学校内での生徒間の学力差が顕著になる傾向がある。この傾向は、ほぼ確実にそのまま大学に進学できる、私立大学の附属校でより顕著に見られるが、}}{{要出典範囲|date=2015年3月|国立大学の附属校では母体大学への進学枠は基本的に存在しないため、それほど多くは見られない。}}<br />
<br />
中高一貫校の中には高校段階で募集をしていない学校も多いため、学校の校風が自分に合わなくても別な学校に進学しにくいという問題もある。それでも高校募集をしている高校に受かれば転校は可能だが、{{要出典範囲|date=2015年3月|中学校によっては、外部の高校を受験すると、落ちた場合でも附設の高校に内部進学する資格を失ってしまうという[[ペナルティ]]規定がある場合もある。}}なお、私立大学の附属校は一般入試を受けなくても大学に内部進学できる場合が多く、そのため、難関大学の附属校は人気が高くなっている。<br />
<br />
中学校の選択は親の関心が優先しがちなため、公立中高一貫校も「選ばれた生徒だけの特別の学校」になるのは構造的な必然であるという指摘がある<ref>{{Cite book|和書|author=藤田英典|authorlink=藤田英典|title=教育改革…共生時代の学校づくり|origyear=1997|publisher=[[岩波書店]]|series=[[岩波新書]]|isbn=400430511X|pages=79-86}}</ref>。<br />
<br />
しかし、一般の地元公立中学校には[[ゆとり教育]]や[[いじめ]]問題や[[学級崩壊]]などの諸問題が発生する場合が比較的多いため、公立中学校に入学することへの不安も強い。{{独自研究範囲|date=2015年3月|しかし、中高一貫校だからいじめ問題がないと言い切れるわけではない。}}<br />
<br />
典型的な中高一貫校の[[教育課程]]は高校2年(中等教育学校第5学年)までに中高の内容を終わらせ、最後の1年で[[大学受験]]に特化した学習をするというものである。現在の学習指導要領では中学校の内容がゆとり教育のため薄く、その代わり高校の内容が濃い。それを5年間で均等に引き延ばしているわけなので、必ずしもこの方法が詰め込み型の教育とはいえない。ただ、2002年の学習指導要領において、中学段階で削除されて高校に移された内容(理科のイオンなど)については、2002年以降も引き続き中学段階で学習している学校が多い。<br />
<br />
===その他===<br />
中高一貫校は高い進学実績を残すのに有利とされている。例えば{{要出典範囲|date=2015年3月|[[東京大学]]合格上位校の大部分を私立・国立一貫校が占めているとされる}}。なお、一部の中高一貫校による一部の学部の大学合格者の[[寡占]]状態が問題視されることも多いが、地方では地元の公立高校から大量合格者が出るケースも散見される<ref name="katu-kobayashi-07">[http://homepage3.nifty.com/katu-kobayashi/hiroshima/igakubu_07.htm 平成19年度 医学部合格実績と評価] (2007年、教育改革かわら版(小林勝広))</ref>。 <br />
<br />
近年では公立改革が進み、名門公立校が進学実績を持ち直してきている。また、「'''公立中高一貫校'''」の設置も全国で進んでおり、[[東京都立小石川中等教育学校]]や[[千葉県立千葉中学校・高等学校]]といった名門公立進学校でも設置が相次いでいる。<br />
<br />
一貫教育のメリットは中高にとどまらず、公立学校を中心として[[小中一貫教育|小中一貫校]]を設立するところも現れている。[[埼玉県]][[さいたま市]][[岩槻区]](旧[[岩槻市]])に所在する[[開智中学校・高等学校 (埼玉県)|開智中学校・高等学校]]では、[[小学校]]も設置して[[小中高一貫教育|小中高一貫校]]にする予定である。[[幼稚園]]から[[短期大学]]、[[大学]]まで擁している学校法人もある。ちなみに{{要検証範囲|date=2010年8月|大部分}}の[[特別支援学校]]は小中高一貫校である(幼も入る場合がある)。<br />
<br />
また、[[トヨタ自動車]]・[[中部電力]]・[[東海旅客鉄道|JR東海]]の中部財界3社は、[[2006年]][[4月]]に中高一貫校「[[海陽中等教育学校]]」を[[愛知県]][[蒲郡市]]の[[ラグーナ蒲郡]]内に開校した。[[イギリス]]の名門[[イートン校]]をモデルにしており、同時に設立された学校法人[[海陽学園]](理事長: [[豊田章一郎]])が運営する。<br />
<br />
特異なケースとしては、[[学校法人叡明館|叡明館中等部・高等部]]という中高一貫教育の全寮制校が[[石川県]]に[[1984年]]に開校したが、[[1995年]]に休校となっている<ref>『全国学校総覧2013年版』([[原書房]]、[[2012年]][[12月10日]]発行)によれば叡明館中等部および叡明館高等部が休校中として掲載されている。</ref>。<br />
<br />
=== 地域総合中等学校構想 ===<br />
[[日本教職員組合]]の第2次教育制度検討委員会が、1983年に『現代日本の教育改革』で報告した地域総合中等学校は、次のような構想である。この構想の具体的な内容は、[[吉田昇]]・[[長尾十三二]]・[[柴田義松]]編『中等教育原理〔新版〕』([[有斐閣]]双書、1986年5月初版発行)の「4章 中等教育の社会的性格」([[小川利夫]]執筆)の「4 現代の教育改革と青年期教育の創造」の「高校入試改革と中等教育改革の構想-「6年制中等学校」そのふたつの道」(pp.123-132) の126ページの表に明記されている。この項目ではこの表に基づいて記載する。<br />
#接続の前提:現行の中学校、高等学校を接続した6年間の地域総合中等学校とする。前期を中学校、後期を高等学校とし、進学に際しての選抜試験は行わない。男女共学で小学区制とする。<br />
#教育課程:国民的教養としての普通教育と専門教育を提供し、教育課程の編成は学校や地域の実情や生徒の選択に対応して柔軟に編成される。<br />
#行財政:地域総合中等学校への就学は、すべての青年の権利として保障される。ただし、前期中学校までは、就学義務を伴う。地域総合中等学校は無償制とする。市町村ないし都道府県は、地域総合中等学校を設置する義務をもつとともに、就学援助義務を負う。<br />
<br />
=== 中高一貫教育推進法案 ===<br />
[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]は、1998年4月28日に、[[中学校]]と[[高等学校]]を[[中等教育学校]]に全面的に転換する形で、中高一貫教育を全部導入するために『中高一貫教育の推進に関する法律案』(1424国会衆議院・法14号)を発表した。この法案の概要は次の通りである<ref>[http://archive.dpj.or.jp/news/?num=11231 中高一貫教育の推進に関する法律案概要]から引用した。</ref>。中高一貫教育推進法案は、10年以内に中学校と高等学校を公立の中高一貫の中等教育学校に統一することによって、全ての子どもに中高一貫教育を提供し高校入試を全廃、高校は無償化するものであった<ref>[[山本由美]]・[[藤本文朗]]・[[佐貫浩]]編『これでいいのか [[小中一貫校]]-その理論と実態』([[新日本出版社]]、2011年9月初版発行)の「第1部 小中一貫校問題とは何か」の「第1章 なぜこの問題が出てきたのか」([[山本由美]]執筆)のうち「2 学校制度と経済界」(pp.20-21) による。</ref>。<br />
{{Quotation|(目的)<br />
<br />
中高一貫教育を専ら中等教育学校において実施することを明らかにするとともに、その設置の促進に関し必要などの措置を定め、もって中高一貫教育の促進を図ることを目的とする。<br />
<br />
(定義)<br />
この法律において「中高一貫教育」とは小学校における教育の基礎の上に心身の発達に応じて中等普通教育並びに専門教育を一貫して施すことをいう。<br />
<br />
1 中高一貫教育の実施<br />
<br />
中高一貫教育(中等教育に係るものに限る。)は中等教育が次世代を担う青少年の人間形成の基盤を要請する極めて重要なものであることに鑑み、学校教育法に掲げる目標のほか、ゆとりある学校の生活の中で、多方面にわたる交流及び体験を通じた教育並びに個性に応じた多様性のある教育を実施することにより、自助、自立及び共生の精神を養うことを目標として、専ら中等教育学校において実施されるものとする。<br />
<br />
2 中学校及び高等学校の廃止等<br />
<br />
中学校及び高等学校は遅くともこの法律の施行後10年以内に廃止され、中等教育は専ら中等教育学校において実施されるものとする。中等教育が中等教育学校において実施されることとなった後は、国立、公立の中等教育学校の後期課程において授業料を徴収しない。<br />
<br />
3 公立中等教育学校整備計画<br />
<br />
都道府県は、その区域内の公立の中等教育学校の整備に関する基本的な計画(以下「公立中等教育学校整備計画」という。)を定める。<br />
<br />
4 中高一貫教育推進審議会<br />
<br />
都道府県に条例の定めるところにより、中高一貫推進審議会(以下「審議会」という。)を置くことができる。<br />
<br />
5 法制上措置<br />
<br />
国は中等教育学校の設置の促進に関する施策を実施するため必要な法制上、財政上又は金融上の措置その他の措置を講ずるものとする。}}<br />
<br />
== ヨーロッパ ==<br />
* イギリス - [[パブリックスクール]]<br />
* ドイツ - [[ギムナジウム]]<br />
* オーストリア - [[ギムナジウム]]<br />
* スイス - [[ギムナジウム]]<br />
* オランダ - 大学準備中等教育 (VWO)<br />
<br />
== 脚注および参照 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[中学校]] - [[高等学校]] - [[中等教育学校]]<br />
* [[中学受験]] - [[高校受験]]<br />
* [[中高一貫校]]<br />
* [[幼小中高一貫教育]] - [[幼小中高一貫校]] - [[小中高一貫教育]] - [[中高大一貫教育]] - [[小中高大一貫教育]]<br />
* [[中学校教員]] - [[高等学校教員]]<br />
* [[旧制高等学校]] - [[旧制中学校]] - [[高等女学校]]<br />
* [[特別科学学級]] - [[スーパーサイエンスハイスクール]]<br />
* [[日本の公立中高一貫校の一覧]]<br />
<br />
== 関連図書・関連文献 ==<br />
* 中高一貫教育総論<br />
** 月刊高校教育編集部編『中高一貫教育推進の手引』([[学事出版]]、[[2000年]][[7月21日]]発行)<br />
** [[東京大学教育学部附属中等教育学校|東京大学教育学部附属中・高等学校]]著『中高一貫教育1/2世紀-学校の可能性への直線』([[東京書籍]]、[[1998年]][[4月27日]]発行)<br />
** [[山住正己]]・[[中島平三]]・[[山崎憲治]]・[[越田年彦]]著「中高一貫教育試論」(『世界』[[1997年]][[4月]]号所蔵、pp.257-267)<br />
** 「中高一貫教育のゆくえ-多様化する中等教育-」(『教育評論』通巻631号所蔵([[1999年]][[11月1日]]発行)、pp.10-41)<br />
** [[太田敏正|おおたとしまさ]]著『中学受験 名門中学の子どもたちは何を学んでいるのか 東西難関12校の教育力』([[ダイヤモンド社]]、[[2012年]][[11月1日]]発行)<br />
** [[鈴木隆祐]]著『「授業」で選ぶ中高一貫校』([[学研マーケティング]]、[[2008年]][[4月11日]]発行)<br />
** [[鈴木隆祐]]著『名門中学・最高の授業』([[学研パブリッシング]]、[[2008年]][[2月1日]]発行)<br />
* 中高一貫校各論<br />
** 東京大学教育学部附属中・高等学校著『中高一貫教育1/2世紀-学校の可能性への挑戦』([[東京書籍]]、[[1998年]][[4月27日]]発行)<br />
** [[東京大学教育学部附属中等教育学校]]編著『新版 学び合いで育つ未来への学力-中高一貫教育のチャレンジ』([[明石書店]]、[[2010年]][[6月10日]]初版発行)<br />
** [[鈴木隆祐]]著『海陽学園が変える日本の教育』([[日本実業出版社]]、2013年8月24日発行)<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/main5_a2.htm 文部科学省 中高一貫教育]<br />
<br />
{{教育}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ちゆうこういつかんきよういく}}<br />
[[Category:中等教育]]</div>
220.109.81.111
佐賀県小学校一覧
2017-08-12T06:03:36Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''佐賀県小学校一覧'''(さがけんしょうがっこういちらん)は、[[佐賀県]]の[[小学校]]および[[義務教育学校]](前期課程)の一覧。<br />
<br />
== 国立小学校 ==<br />
* [[佐賀大学教育学部附属小学校]](佐賀市)<br />
<br />
== 公立小学校 ==<br />
=== 佐賀市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[佐賀市立勧興小学校]]<br />
* [[佐賀市立循誘小学校]]<br />
* [[佐賀市立日新小学校]]<br />
* [[佐賀市立赤松小学校]]<br />
* [[佐賀市立神野小学校]]<br />
* [[佐賀市立西与賀小学校]]<br />
* [[佐賀市立嘉瀬小学校]]<br />
* [[佐賀市立巨勢小学校]]<br />
* [[佐賀市立兵庫小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[佐賀市立高木瀬小学校]]<br />
* [[佐賀市立北川副小学校]]<br />
* [[佐賀市立本庄小学校]]<br />
* [[佐賀市立鍋島小学校]]<br />
* [[佐賀市立金立小学校]]<br />
* [[佐賀市立久保泉小学校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校芙蓉校]]<br />
* [[佐賀市立新栄小学校]]<br />
* [[佐賀市立若楠小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[佐賀市立開成小学校]]<br />
* [[佐賀市立諸富北小学校]]<br />
* [[佐賀市立諸富南小学校]]<br />
* [[佐賀市立春日小学校]]<br />
* [[佐賀市立川上小学校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校松梅校]]<br />
* [[佐賀市立春日北小学校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校富士校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校北山校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[佐賀市立北山東部小学校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校三瀬校]]<br />
* [[佐賀市立南川副小学校]]<br />
* [[佐賀市立西川副小学校]]<br />
* [[佐賀市立中川副小学校]]<br />
* [[佐賀市立大詫間小学校]]<br />
* [[佐賀市立東与賀小学校]]<br />
* [[佐賀市立小中一貫校思斉館]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 唐津市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[唐津市立大志小学校]]<br />
*[[唐津市立東唐津小学校]]<br />
*[[唐津市立外町小学校]]<br />
*[[唐津市立長松小学校]]<br />
*[[唐津市立西唐津小学校]]<br />
*[[唐津市立竹木場小学校]]<br />
*[[唐津市立高島小学校]]<br />
*[[唐津市立佐志小学校]]<br />
*[[唐津市立鏡山小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[唐津市立久里小学校]]<br />
*[[唐津市立鬼塚小学校]]<br />
*[[唐津市立大良小学校]]<br />
*[[唐津市立湊小学校]]<br />
*[[唐津市立小川小中学校]]<br />
*[[唐津市立成和小学校]]<br />
*[[唐津市立浜崎小学校]]<br />
*[[唐津市立玉島小学校]]<br />
*[[唐津市立平原小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[唐津市立厳木小学校]]<br />
*[[唐津市立箞木小学校]]<br />
*[[唐津市立相知小学校]]<br />
*[[唐津市立伊岐佐小学校]]<br />
*[[唐津市立北波多小学校]]<br />
*[[唐津市立切木小学校]]<br />
*[[唐津市立入野小学校]]<br />
*[[唐津市立納所小学校]]<br />
*[[唐津市立田野小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[唐津市立名護屋小学校]]<br />
*[[唐津市立馬渡小学校]]<br />
*[[唐津市立加唐小学校]]<br />
*[[唐津市立打上小学校]]<br />
*[[唐津市立呼子小学校]]<br />
*[[唐津市立七山小中学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 鳥栖市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[鳥栖市立鳥栖小学校]]<br />
* [[鳥栖市立鳥栖北小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[鳥栖市立田代小学校]]<br />
* [[鳥栖市立基里小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[鳥栖市立麓小学校]]<br />
* [[鳥栖市立旭小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[鳥栖市立若葉小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 多久市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[多久市立中央小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[多久市立東部小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[多久市立西渓小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 伊万里市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[伊万里市立伊万里小学校]]<br />
* [[伊万里市立牧島小学校]]<br />
* [[伊万里市立大坪小学校]]<br />
* [[伊万里市立大川内小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[伊万里市立黒川小学校]]<br />
* [[伊万里市立波多津東小学校]]<br />
* [[伊万里市立波多津小学校]]<br />
* [[伊万里市立南波多小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[伊万里市立大川小学校]]<br />
* [[伊万里市立松浦小学校]]<br />
* [[伊万里市立二里小学校]]<br />
* [[伊万里市立東山代小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[伊万里市立滝野小学校]]<br />
* [[伊万里市立山代東小学校]]<br />
* [[伊万里市立山代西小学校]]<br />
* [[伊万里市立立花小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 武雄市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[武雄市立北方小学校]]<br />
*[[武雄市立武雄小学校]]<br />
*[[武雄市立朝日小学校]]<br />
*[[武雄市立若木小学校]]<br />
*[[武雄市立武内小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[武雄市立西川登小学校]]<br />
*[[武雄市立東川登小学校]]<br />
*[[武雄市立橘小学校]]<br />
*[[武雄市立御船が丘小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[武雄市立山内東小学校]]<br />
**武雄市立山内東小学校舟原分校<br />
**武雄市立山内東小学校犬走分校<br />
*[[武雄市立山内西小学校]]<br />
**武雄市立山内西小学校立野川内分校<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 鹿島市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[鹿島市立鹿島小学校]]<br />
*[[鹿島市立能古見小学校]]<br />
**鹿島市立能古見小学校浅浦分校<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[鹿島市立古枝小学校]]<br />
*[[鹿島市立浜小学校]]<br />
*[[鹿島市立北鹿島小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[鹿島市立七浦小学校]]<br />
**鹿島市立七浦小学校音成分校<br />
*[[鹿島市立明倫小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 小城市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[小城市立桜岡小学校]]<br />
* [[小城市立三里小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[小城市立晴田小学校]]<br />
* [[小城市立岩松小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[小城市立三日月小学校]]<br />
* [[小城市立牛津小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[小城市立砥川小学校]]<br />
* [[小城市立芦刈小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 嬉野市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[嬉野市立五町田小学校]]<br />
**嬉野市立五町田小学校谷所分校<br />
*[[嬉野市立久間小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[嬉野市立塩田小学校]]<br />
*[[嬉野市立嬉野小学校]]<br />
*[[嬉野市立大野原小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[嬉野市立吉田小学校]]<br />
*[[嬉野市立轟小学校]]<br />
*[[嬉野市立大草野小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 神埼市 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[神埼市立神埼小学校]]<br />
* [[神埼市立西郷小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[神埼市立仁比山小学校]]<br />
* [[神埼市立千代田東部小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[神埼市立千代田中部小学校]]<br />
* [[神埼市立千代田西部小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[神埼市立脊振小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 神埼郡 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[吉野ヶ里町立三田川小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[吉野ヶ里町立東脊振小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 三養基郡 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[基山町立基山小学校]]<br />
* [[基山町立若基小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[みやき町立中原小学校]]<br />
* [[みやき町立北茂安小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[みやき町立三根東小学校]]<br />
* [[みやき町立三根西小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[上峰町立上峰小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 東松浦郡 ===<br />
* 玄海町立玄海小学校([[玄海町立玄海みらい学園]])<br />
<br />
=== 西松浦郡 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[有田町立有田小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[有田町立有田中部小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[有田町立曲川小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[有田町立大山小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 杵島郡 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[大町町立大町ひじり学園]](義務教育学校)<br />
* [[江北町立江北小学校]]<br />
* [[白石町立須古小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[白石町立六角小学校]]<br />
* [[白石町立白石小学校]]<br />
* [[白石町立北明小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[白石町立福富小学校]]<br />
* [[白石町立有明東小学校]]<br />
* [[白石町立有明西小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
* [[白石町立有明南小学校]]<br />
</div>{{clear}}<br />
<br />
=== 藤津郡 ===<br />
<div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[太良町立多良小学校]]<br />
</div><div style="float:left;vertical-align:top;white-space:nowrap;margin-right:1em"><br />
*[[太良町立大浦小学校]]<br />
</div>{{clear}}<!--<br />
<br />
== 私立小学校 ==--><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[学校記事一覧]]<br />
* [[佐賀県高等学校一覧]]<br />
* [[佐賀県中学校一覧]]<br />
* [[佐賀県幼稚園一覧]]<br />
* [[佐賀県小学校の廃校一覧]]<br />
<br />
{{School-stub|pref=佐賀県}}<br />
{{小学校一覧}}<br />
{{DEFAULTSORT:さかけんしようかつこういちらん}}<br />
[[Category:佐賀県の小学校|*いちらん]]<br />
[[Category:日本の小学校一覧|さかけん]]<br />
[[Category:佐賀県の一覧|しようかつこう]]</div>
220.109.81.111
鶴見区
2017-08-12T01:37:42Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''鶴見区'''(つるみく)<br />
* [[鶴見区 (横浜市)]] - [[横浜市]]の[[行政区]]の一つ。<br />
* [[鶴見区 (大阪市)]] - [[大阪市]]の行政区の一つ。<br />
<br />
{{地名の曖昧さ回避}}<br />
{{DEFAULTSORT:つるみく}}</div>
220.109.81.111
小中一貫教育
2017-08-06T03:50:43Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''小中一貫教育'''(しょうちゅういっかんきょういく)とは、[[初等教育]](一般の[[小学校]]で行われている教育)と前期中等教育(一般の[[中学校]]で行われている教育)の課程を調整し、一貫性を持たせた体系的な[[学校制度]]のことである。また、これを行っている学校を'''小中一貫校'''(しょうちゅういっかんこう)という。<br />
<br />
無試験で上級学校に進学する学校を俗に「'''エスカレーター式'''」「'''エレベーター式'''」と呼ぶこともあるため、小中一貫校もこのように呼ばれることがある。<br />
<br />
上記記載されていることとは別に、過疎地などでは小学校と中学校で校舎・敷地を共用する[[小中学校|小中併設校(小中併置校)]]が存在する。このような形態の学校では一部の行事などを小・中学校合同で実施することがある。校長も小学校・中学校で兼任の場合も多い。<br />
<br />
特に、小学校と中学校が一つの学校に統合されたものは、[[義務教育学校]]とされ、改正法施行により、[[2016年]]以降、一部で設置されている地域もある。<br />
<br />
== 日本の小中一貫教育 ==<br />
{{See also|日本の小中一貫校}}<br />
[[日本の教育]]制度では、次に掲げる設置形態がある<ref>この小項目においては[http://www.schoolnet-sano.ed.jp/kyoiku-c/?action=common_download_main&upload_id=163 小中一貫教育の展望と課題-小中学校の円滑な接続を目指して-]のpp3-4に基づいて記載する。</ref>。<br />
* '''施設一体型'''<br />
** 同一の校舎内に小学校および中学校の全学年(9学年)があり、組織・運営ともに一体的に小中一貫教育を行う<br />
** 学校施設は、新規に施設を建設し、または既存の施設を改築する必要がある<br />
** 組織運営は、小中学校の教育職員が一体となって教育活動を実施<br />
* '''施設隣接型'''<br />
** 隣接する小学校及び中学校で、教育課程および教育目標に一貫性をもたせる<br />
** 学校行事を小学校および中学校で合同実施<br />
** 一体感のある教育活動を実施<br />
* '''施設分離型'''<br />
** 離れた場所にある小学校及び中学校で、教育課程および教育目標に一貫性をもたせる<br />
** 小中学校で互いに連携を図りながら教育活動を実施<br />
* [[義務教育学校]]<br />
** 2016年4月から制度化され、9年間課程の学校が設置可能となる<ref>{{Cite news<br />
|newspaper = 日経<br />
|title = 「義務教育学校」に 小中一貫制度化を閣議決定<br />
|date = 2015-03-17<br />
|url = http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H15_X10C15A3000000/<br />
}}</ref>。<br />
<br />
=== 小中連携 ===<br />
小中連携とは、小学校および中学校が各々別個である「[[6・3制]]」を前提に、教育課程および制度をそのままにして、教育課程及び教育目標の共通部分に関し、協同する取り組みを行い、小学校と中学校の教職員の交流や連携を密にしていくことをいう。具体的には以下の通りである<ref>[http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/045/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/27/1316510_2.pdf 小中連携、一貫教育に関するこれまでの主な御意見について]のp.2による。</ref>。<br />
<br />
=== 小中一貫の教員免許資格取得方法 ===<br />
[[教育職員免許法]] の規定により、小学校教諭一種免許状および中学校教諭一種免許状の両方を併せ取得する方法は、次の通りである<ref>[[教育職員免許法]]第5条第1項別表第1並びに教育職員免許法施行規則の第3条、第4条及び第6条による。</ref>。<br />
* 教科に関する科目についての単位修得方法<br />
** 小学校の全教科([[国語 (教科)|国語]]、[[社会 (教科)|社会科]]、[[算数]]、[[理科]]、[[生活 (教科)|生活]]、[[音楽 (教科)|音楽]]、[[図画工作]]、[[体育]]及び[[家庭 (教科)|家庭]])の9教科に関する科目のうち、1以上の科目区分について8単位以上を修得(標準的には、1教科に相当する科目区分あたり2単位の4教科以上の履修となる場合が多いが、そのうち1教科区分については、音楽、図画工作、体育から選択必修とされている)<br />
** 受けようとする中学校の免許教科について1免許教科ごとに20単位以上を修得<br />
* 教職に関する科目についての単位修得方法は、小学校教諭一種免許状の41単位及び中学校教諭一種免許状の31単位であり、小学校教諭一種免許状と中学校教諭一種免許状との間での教職に関する専門科目の単位の修得方法の相違点は次の通りである。<br />
** 教育の理念並びに教育に関する歴史及び思想のうち教育原理については、幼稚園・小学校の教育を中心とする初等教育原理と、中学校・高等学校の教育を中心とする中等教育原理の両方の単位修得を必要とする。ただし、1科目の中に、初等教育に関するものと中等教育に関するものの双方が含まれている事が課程認定されれば、この限りではない。<br />
** 幼児・児童・生徒の発達及び学習の過程のうち発達心理学の単位修得については、幼稚園・小学校用の児童心理学と中学校・高等学校用の青年心理学については、小中間でダブルカウントできない。児童心理学及び青年心理学に関わる内容の双方を包括し、なおかつ'''心身に障害のある児童・生徒に関する'''内容([[特別支援教育]]における、児童生徒の心理、生理・病理に関する内容を包括すること)を含めることで、課程認定されれば、同一の科目で対応は可能。<br />
** 各教科の指導法(教科教育法)の単位修得方法は、小学校教諭一種免許状を取得する場合は小学校9教科の指導について各2単位以上、中学校教諭一種免許状を取得する場合は取得しようとする免許教科ごとに8単位以上修得する。<br />
** 教育実習については、'''幼稚園又は小学校での教育実習'''と、'''中学校又は高等学校での教育実習'''の'''両方'''が必要となる。<br />
*** 教育に関する社会的、制度的又は経営的事項(教育法・教育行財政学・教育社会学・学校経営学)について{{要出典範囲|6単位以上|date=2017年3月8日}}<!-- 思想に関する科目、心理に関する科目、制度に関する科目の3区分を2単位づつ修得して6単位以上では?思想と制度の部分は、双方を包括した4単位の「教育原理」等の科目による修得でも、カバーできるはずだが、そこも含めて、制度だけで6単位以上と言うには要検証。 --><br />
<br />
教員養成を目的とする大学・学部の学生は小学校および中学校の両方の教諭の一種免許状を取得できるが、年間履修単位数がはなはだしく膨れあがる一方、教員養成を目的としない一般大学では、中学校および高等学校の両方の教諭の一種免許状、あるいは幼稚園および小学校の両方の教諭の一種免許状のいずれかしか取得できない<ref>[http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/daigaku/index.htm 現在、教員免許資格を取得することのできる大学等は?-文部科学省]を介して教員免許資格を取得できる大学の一覧を閲覧できる。なお、教育職員免許法の認定課程規定により免許を取得できる大学・学部・学科は決まっている。</ref>。よって'''教育職員免許法での認定課程制度および単位修得方法により、大学(特に一般大学)で小学校および中学校の両方の教諭の普通免許状を同時に取得するのは、とても厳しいか、または全くできない'''。できたとしても、[[大学設置基準]]により、近年では、[[コンプライアンス]]の観点からも、1年度の間に履修が可能な単位数に上限を設けているケースが多いため、1年間に50単位まで履修登録が可能と仮定しても、4年間で200単位までしか履修登録はできない(単位を落とした場合は、その分がロスになるため、結果的には4年間で200単位の履修も難しくなる場合もある)ため、4年で卒業できない可能性が出てくる場合もある。<br />
<br />
[[大学通信教育]]の場合は、[[大学通信教育設置基準]]についても、年間の学習時間数等の設定方法(1単位を修得するのにかけるべき時間数)は、上述した大学設置基準の内容にほぼ準ずるが、レポート提出や科目修了試験の受験ができなかった等の理由により、履修した科目の単位の取りこぼしがあったとしても、翌年度に繰越して、規定の単位数に取りこぼした科目に関する単位数であれば、履修することができる場合もある。<br />
<br />
=== 歴史 ===<br />
かつての日本では、ドイツのフォルクスシューレをモデルにして、[[1941年]]に'''[[尋常高等小学校]]を[[国民学校]]に'''校種名を変更し、'''尋常小学校を国民学校初等科に、高等小学校を国民学校高等科に'''それぞれ改めた。<br />
<br />
==== 小中一貫教育校無免許授業担当事件 ====<br />
[[2013年]]8月に、[[長野県]][[松本市]]の私立'''小中一貫教育校'''{{small|[[才教学園小学校・中学校]]}}で、中学校教諭の普通免許状しか所持し、小学校教諭特別免許状を有しない者が小学校の学級を担任したり、小学校教諭の普通免許状しか所持しない者が中学校の授業を担任するなどの事件が起きた<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY201308200112.html 免許なしで授業、常態化 長野の小中一貫校、開校時から-朝日新聞2013年8月20日]による。</ref>。<br />
<br />
== 各国の小中一貫教育 ==<br />
=== オランダ ===<br />
[[オランダの教育]]はK-12制であり、basisschool は4-12歳まで8段階の義務教育レベルの学校である。<br />
<br />
=== デンマーク ===<br />
[[デンマークの教育]]制度では'''[[フォルケスコーレ]]''' (Folkeskole) が存在し、6-15歳までの義務教育レベルの学校である。<br />
<br />
=== スウェーデン ===<br />
[[スウェーデンの教育]]制度では、Grundskolaが存在し、6-15歳までの義務教育レベルの学校である。<br />
<br />
=== ドイツ ===<br />
[[File:German School system.svg|thumb|right|ドイツの教育制度。灰色が基礎学校、緑がギムナジウム、赤が実科学校、黄が基幹学校]]<br />
[[ドイツの教育]]制度では、初等教育レベル[[基礎学校]](グルンドシューレ, 4年制)修了後のキャリアは、5年制の[[基幹学校]](ハウプトシューレ、高等小学校相当)、6年制の[[実科学校]](レアルシューレ、中学校相当)又は中高一貫の[[ギムナジウム]](中等教育学校相当)に分かれる。<br />
<br />
そのうち基幹学校は基礎学校と併せて、かつては[[:de:Volksschule|フォルクスシューレ]](国民学校, Volksschule)を構成し、[[1964年]][[10月28日]]の[[:de:Hamburger Abkommen|ハンブルク協定]]による校種名変更後<ref>[http://www.geocities.co.jp/NeverLand-Mirai/2988/genri2.html 西洋教育史]による。このときに併せて[[:de:Mittelschule|中間学校]](ミッテルシューレ)は[[:de:Realschule|実科学校]]に改称された。</ref>は、フォルクスシューレは[[基礎学校]]と[[基幹学校]]を併せた通称とされ、9年制小中一貫教育校である。<br />
<br />
[[1919年]]の[[ヴァイマル憲法]] ([[:de:Weimarer Verfassung|Weimarer Verfassung]]) 第145条では、義務教育履行のため8年制のフォルクスシューレ(小中一貫制)と、満18歳に達するまでの職業学校を設けることが明記された<ref>[[樋口陽一]]・[[吉田善明]]編『解説世界憲法集 第3版』のp.232に条文が記載されている。</ref>。<br />
<br />
ドイツのフォルクスシューレの修業年限は、従前は8年間(Unterstufe(下級段階、現在の基礎学校)4年間、Oberstufe(上級段階、現在の基幹学校)4年間)であるが、現在は9年間である。この9年間のうち、前期4年間が基礎学校(小学校の第1学年から第4学年まで)に、後期5年間が基幹学校(小学校第5学年から中学校第3学年まで)に該当し、基幹学校の学年は「[[4・3・2制]]」の中期3年間及び後期2年間と一致する。<br />
<br />
== 脚注および参照 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[学校制度]]<br />
*[[義務教育]]<br />
*[[小学校受験]] - [[中学受験]] - [[高校受験]]<br />
*[[幼小一貫教育]] - [[幼小一貫校]]<br />
*[[幼小中一貫教育]]<br />
*[[義務教育学校]]<br />
*[[日本の義務教育学校一覧]]<br />
*[[中高一貫教育]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/main5_a2.htm 文部科学省 中高一貫教育]<br />
* [http://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000046408.html 京都市 小中一貫教育校]<br />
* [http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000006300/hpg000006212.htm 小中一貫教育-品川区]<br />
* [http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/045/siryo/__icsFiles/afieldfile/2011/11/17/1313137_5.pdf 呉市の小中一貫教育]([[呉市]][[教育委員会]])<br />
<br />
{{デフォルトソート:しようちゆういつかんきよういく}}<br />
[[Category:初等教育]]<br />
[[Category:中等教育]]</div>
220.109.81.111
国際標準教育分類
2017-07-27T13:04:24Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''国際標準教育分類'''(こくさいひょうじゅんきょういくぶんるい、International Standard Classification of Education<br />
、ISCED)とは、[[国際連合教育科学文化機関]] (UNESCO) が策定している統計フレームワーク。[[国際連合]]の社会経済国際分類 (the international family of economic and social classifications) の一つである<ref>[http://unstats.un.org/unsd/class/ United Nations Statistics Division: ''UN Classifications Registry''], retrieved 30-03-2011.</ref>。<br />
<br />
== 分類 ==<br />
{|class="wikitable" style="font-size:95%"<br />
|+ISCED 1997版{{Sfn|OECD|2014|pp=22-23}}<br />
!レベル!!style="min-width:26em"|説明!!特徴、およびサブカテゴリ<br />
|-<br />
|0<br />
|Pre-primary education<br>([[就学前教育]])<br />
|初等教育を受ける前、3歳から開始される。幼児に対して学校環境を紹介し、また認知的、身体的、社会的、感情的スキルを開発する。<br />
|-<br />
|1<br />
|Primary education or first stage of basic education<br>([[初等教育]]または[[基礎教育]]ステージ1)<br />
|通常5-7歳から開始される。音声による読み書き、数学、および他教科の基本的な理解をする。<br />
|-<br />
|2<br />
|Lower secondary education or second stage of basic education<br>(前期[[中等教育]]もしくは基礎教育ステージ2)<br />
|基礎教育ステージを修了するための教育であり、たいていは客観的パターン志向となる。初等教育(ISCED レベル1)の学習結果を基に構築され、それは生涯にわたっての学習・人間開発の基礎となることを目的とする。<br />
|-<br />
|3<br />
|Upper secondary education<br>(後期中等教育)<br />
|15-16歳もしくは中等教育を修了した者を対象とする、より専門的な教育であり、[[第3期の教育]]の準備や、雇用に関連するスキル、もしくはその両方に関連する。<br />
* 3A:大学(レベル5A)への進学準備過程<br />
* 3B:職業志向教育(レベル5B)への進学準備過程<br />
* 3C:就職準備、またはレベル4への進学準備<br />
|-<br />
|4<br />
|Post-secondary non-tertiary education<br>(中等以降高等以前教育)<br />
|国際的視点に基づいて、中等教育と高等教育の境界をまたぐプログラム。ISCEDレベル4のプログラムについては、内容を考慮し、第3期の教育プログラムとみなすことはできない。<br />
* 4A:第3期の教育への進学準備<br />
* 4B:就職準備<br />
|-<br />
|5<br />
|First stage of tertiary education <br>(第3期の教育ステージ1)<br />
|ISCED レベル3,4よりも高度である第3期の教育。学術的、もしくは実務的・職業的固有のプログラムである。このプログラムに就くためには、通常はISCED レベル3Aまたは3B、もしくは4Aと同等のプログラムを修了していることが求められる。<br />
* 5A:研究および職業技能資格(たとえば医学、歯学、建築学)プログラム。最低3年以上。<br />
* 5B:労働市場に直接結びつく技術的・職業的スキルのプログラムで、5Aよりも短期間。最低2年以上。<br />
|-<br />
|6<br />
|Second stage of tertiary education<br>(第3期の教育ステージ2)<br />
|高度な研究者としての認証を得るための第3期の教育(たとえば[[Doctor of Philosophy|Ph.D.]])。このプログラムはコースカリキュラムに基づくものではなく、高度な独自の研究がなされる。典型的には、独自の研究と知識への重要な貢献が含まれた出版品質の[[論文]]の提出が必要となる。<br />
|}<br />
{|class="wikitable" style="font-size:95%"<br />
|+ISCED 2011版とISCED 1997版との比較<br />
!レベル!!style="min-width:26em"|説明!!特徴、およびサブカテゴリ!!ISCED 1997に対応したレベル<br />
|-<br />
|0<br />
|Early childhood Education (01 Early childhood educational development)<br>(就学前教育)<br />
|学校や社会への参加のための早期準備。 3歳未満の子供のためのプログラムである。<br />
|なし<br />
|-<br />
|0<br />
|Early childhood Education (02 Pre-primary education)<br>(就学前教育)<br />
|学校や社会への参加のための早期準備。3歳以上の子供のための初等教育の開始前のプログラムである。<br />
|レベル0:Pre-primary education<br>(就学前教育)<br />
|-<br />
|1<br />
|Primary education or first stage of basic education<br>(初等教育または基礎教育ステージ1)<br />
|読み書き、読書および数学などの基礎的なスキルを提供するプログラムである。<br />
|レベル1:Primary education or first stage of basic education<br>(初等教育または基礎教育ステージ1)<br />
|-<br />
|2<br />
|Lower secondary education or second stage of basic education<br>(前期中等教育もしくは基礎教育ステージ2)<br />
|初等教育や一般教科を基にしている中等教育の第一段階である。<br />
|レベル2:Lower secondary education or second stage of basic education<br>(前期中等教育もしくは基礎教育ステージ2)<br />
|-<br />
|3<br />
|Upper secondary education<br>(後期中等教育)<br />
|第3期の教育の準備または仕事に関連する技術、もしくはその両方に提供している。中等教育の第二段階である。<br />
|レベル3:Upper secondary education<br>(後期中等教育)<br />
|-<br />
|4<br />
|Post-secondary non-tertiary education<br>(中等以降高等以前教育)<br />
|中等教育を基にし、第3期の教育や雇用の準備、もしくは両方の準備をするプログラム。教育内容は広く高等教育ほど複雑ではない。<br />
|レベル4:Post-secondary non-tertiary education<br>(中等以降高等以前教育)<br />
|-<br />
|5<br />
|Short-cycle tertiary education <br>(短期高等教育)<br />
|労働市場に直接結びつく技術的・職業的スキルを学ぶ最初の短期の第3期の教育。上位の第3期の教育へ進む道もある。<br />
|レベル5B:First stage of tertiary education <br>(第3期の教育ステージ1)<br>労働市場に直接結びつく技術的・職業的スキルのプログラム<br />
|-<br />
|6<br />
|Bachelor’s or equivalent level<br>(学士)<br />
|中間的な専門の知識、技術と能力を提供する。最初の第3期の教育である。<br />
|レベル5A: First stage of tertiary education <br>(第3期の教育ステージ1)<br>研究および職業技能資格プログラム<br />
|-<br />
|7<br />
|Master’s or equivalent level<br>(修士)<br />
|中間的な専門の知識、技術と能力を提供する。2番目の第3期の教育である。<br />
|レベル5A:First stage of tertiary education <br>(第3期の教育ステージ1)<br>研究および職業技能資格プログラム<br />
|-<br />
|8<br />
|Doctoral or equivalent level<br>(博士)<br />
|先端研究に結びつくことを目指したプログラムである。独自の研究と知識への重要な貢献が含まれた出版品質の論文の提出が必要となる。<br />
|レベル6:Second stage of tertiary education <br>(第3期の教育ステージ2)<br />
|}<br />
<br />
== 統計 ==<br />
{|class="wikitable" style="font-size:85%;text-align:right"<br />
|+各国の25-64歳人口における教育達成段階(2012年){{Sfn|OECD|2014|pp=42}}<br />
!rowspan=2|<br />
!rowspan=2|[[就学前教育]]<br>および[[初等教育]] <br />
!rowspan=2|前期[[中等教育]]<br />
!rowspan=2|ISCED <br>3C(短期) <br />
!colspan=2|後期中等教育<br />
!rowspan=2|中等以降<br>高等以前教育<br />
!colspan=3|[[第3期の教育]]<br />
!rowspan=2|総計<br />
|-<br />
!ISCED <br>3C(長期)/3B!!ISCED<br>3A!!Type B!!Type A!!高度研究<br>プログラム<br />
|-<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{AUS}}||6||18||{{n/a}}||14||16||5||11||29||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{AUT}}||colspan=2|16||1||47||6||10||7||colspan=2|13||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{BEL}}||12||16||{{n/a}}||10||24||3||17||18||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{CAN}}||3||8||{{n/a}}||colspan=2|25||12||25|| colspan=2|28||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{CHL}}||18||25||{{n/a}}||colspan=2|40||{{n/a}}||6||11||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{CZE}}||0||7||{{n/a}}||38||colspan=2|35||colspan=3|19||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{DNK}}||1||20||1||37||6||{{n/a}}||6||28||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{EST}}||1||10||{{n/a}}||14||32||7||13||24||0||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{FIN}}||6||10||{{n/a}}||{{n/a}}||44||1||13||25||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{FRA}}||10||18||{{n/a}}||30||11||0||12||18||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{DEU}}||3||10||{{n/a}}||47||3||8||11||16||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{GRC}}||21||11||colspan=2|7||27||8||9||17||0||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{HUN}}||1||17||{{n/a}}||29||29||2||1||21||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{ISL}}||21||7||2||19||10||6||4||30||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{IRL}}||10||14||1||colspan=2|21||13||15||24||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{ISR}}||10||6||{{n/a}}||7||31||{{n/a}}||14||31||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{ITA}}||10||32||1||8||33||1||0||15||0||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{JPN}}||colspan=5|53||{{n/a}}||20||colspan=2|26||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{KOR}}||8||10||{{n/a}}||colspan=2|41||{{n/a}}||13 ||colspan=2|28||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{LUX}}||8||9||5||16 ||20||4||13||25||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{MEX}}||39||23||{{n/a}}||5||14||{{n/a}}||1||colspan=2|17||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{NLD}}||8||19||colspan=2|14||22||3||3||31||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{NZL}}||colspan=2|19||7||14||9||11||15||colspan=2|25||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{NOR}}||0||18||{{n/a}}||27||13||4||2||36||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{POL}}||colspan=2|10||{{n/a}}||31||31||4||colspan=3|25||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{PRT}}||42||21|| colspan=3|19||0|| colspan=2|16||3||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{SVK}}||0||8||colspan=2|35||colspan=2|38||1||17|| 0||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{SVN}}||1||14||{{n/a}}||27||32||{{n/a}}||12||12||2||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{ESP}}||17||29||{{n/a}}||9||14||0||10||22||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{SWE}}||4||9||{{n/a}}||colspan=2|45||7||9||25||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{SUI}}||3||9||2||39||5||6||11||23||3||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{TUR}}||55||12||{{n/a}}||9||10||{{n/a}}||colspan=3|15||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{GBR}}||0||9||13||30||7||{{n/a}}||10||30||1||100<br />
|-<br />
|{{rh}}|{{USA}}||4||7||colspan=4|46||10||31||1||100<br />
|-style="text-align:center;background:#eeeeee;font-weight:bold"<br />
|{{rh}} rowspan=2|[[画像:OECD logo.svg|25px]] [[経済協力開発機構|OECD]]平均 <br />
|colspan=3|後期中等教育未満 <br />
|colspan=3|後期[[中等教育]]<br />
|colspan=3|[[第3期の教育]]<br />
|<br />
|-<br />
|colspan=3|24<br />
|colspan=3|44 <br />
|colspan=3|33<br />
|<br />
|}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*{{Cite report|author=OECD |title=Education at a Glance 2014 |date=2014 |doi=10.1787/eag-2014-en |ref=harv}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[教育]]<br />
* [[欧州資格フレームワーク]] (EQF)<br />
* [[国家資格フレームワーク]] (NQF)<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.uis.unesco.org/ISCED ISCED classification in six languages] - UNESCO<br />
* [http://www.uis.unesco.org/publications/ISCEDmaps Roadmap to compare education systems] - 各国におけるマッピング<br />
* [http://www.apply.eu/directives/Directive-2009-50-EC.pdf EU Council Directive 2009/50/EC]: ISCED 1997 education levels required for EU Blue Card Visa.<br />
<br />
{{教育}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こくさいひようしゆんきよういきくふんるい}}<br />
[[Category:教育段階|*]]<br />
[[Category:国際連合教育科学文化機関]]<br />
[[Category:分類システム]]<br />
[[Category:教育統計]]</div>
220.109.81.111
家庭
2017-07-27T12:31:38Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses||学校の教科|家庭 (教科)}}<br />
{{出典の明記|date=2013年1月}}<br />
'''家庭'''(かてい)とは、生活をともにする[[家族]]によって営まれる集まり、および[[家族]]が[[生活]]する[[場所]]を指す。<br />
<br />
家庭は、「家族が生活を共有する場」であり、[[社会]]の最小単位である家族と、家族が生活する場を内包する概念である。[[家]]([[住宅]]・[[家屋]])と不可分ともいえるが、単に一緒に住むだけでは不十分であり、また住宅に居住しない、あるいは住宅以外のものに居住し、家庭を営む家族もある。人間は[[社会的動物]]であり、社会に依存したり働きかけて存在しているが、家庭はこういった人間の性質によって形成される。<br />
<br />
{{要出典範囲|[[井上ひさし]]の『[[吉里吉里人]]』の中では、そこで生まれてきた子供にとって、家庭は「第二の[[子宮]]である」と語られる。[[檀一雄]]は、家庭は常に[[火宅]]であるといっている。[[オットー・フリードリッヒ・ボルノウ]]は、人がそこに戻り、くつろぐことができ、「家にいる」と感じることのできる安らぎをもった「庇護された空間」であると定義している。|date=2015-3-16}}<br />
<br />
家族の[[ライフサイクル]]において、家庭はしばしば[[子育て]]の場であり、また[[家事]]、[[食事]]、[[掃除]]、[[洗濯]]、[[買い物]]、[[家計]]、団欒、庭仕事、[[介護]]、地域との付き合いなど、様々な活動の場となる。家庭は、各々の家族に関する事柄のマネジメント機能をもつ。<br />
<br />
[[文部科学省]]の「平成15年版青少年白書」では、子育てにおける家庭の機能の重要性や、[[家庭教育]]のあり方、親の役割についての知識の普及に努めるとともに、子育て支援ネットワークの構築などの施策を進めていくという指針を示している<ref>{{Cite web |url=http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h15zenbun/html/ref/rf031303.htm |title=平成15年版青少年白書 第3家庭への支援の充実 |publisher=[[文部科学省]] |accessdate=2015-3-16}}</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{wikiquote|家庭}}<br />
*[[家族]]<br />
*[[世帯]]<br />
*[[一人親家庭]]<br />
*[[家庭料理]]<br />
*[[家庭教育]]<br />
*[[家庭の電化]]<br />
*{{Catlink|家族を題材とした作品}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:かてい}}<br />
[[Category:家庭|*]]</div>
220.109.81.111
哲学者
2017-06-11T10:53:46Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>{{哲学のサイドバー}}<br />
[[File:The School of Athens.jpg|thumb|upright=1.35|''[[アテナイの学堂]]''、[[ラファエロ]]画。中央の[[プラトン]]、[[アリストテレス]]他、古代の哲学者たちが描かれている]]<br />
'''哲学者'''とは、広義に、[[哲学]]を研究する者のことである。「哲学者(フィロソファー)」という語は、「知恵を愛する者」を意味する[[古代ギリシャ語]]の{{lang|grc|φιλόσοφος}}(''フィロソフォス'')に由来する。ギリシャの思想家[[ピタゴラス]]によって導入された<ref>[http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus:text:1999.04.0057:entry=filo/sofos φιλόσοφος.](Liddell, Henry George; Scott, Robert; ''A Greek–English Lexicon'' at the [[ペルセウス電子図書館|Perseus Project]])</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[哲学]]<br />
<br />
{{Philos-stub}}<br />
{{哲学}}<br />
{{Normdaten}}<br />
{{デフォルトソート:てつかくしや}}<br />
[[Category:哲学者|*]]</div>
220.109.81.111
開平法
2017-05-25T16:11:39Z
<p>220.109.81.111: /* 漸化式の簡略化 */</p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2016年7月}}<br />
'''開平法'''(かいへいほう、''extraction of square root'')とは、[[正の数と負の数|正]]の[[数]]の[[平方根]]の[[小数]]表示を求めていく[[アルゴリズム]]である。'''開平'''や'''開平算'''、'''開平計算'''とも。平方根を求めることを'''開平する'''という。[[冪根|開法]]の一種。<br />
<br />
== 開平法の原理 ==<br />
与えられた正の数の正の[[平方根]]の小数表示を求めるために、ここではまず[[漸化式]]を立てて、一般的な求値法を求める。そして、求値の明確化のために、開平法と呼ばれる[[筆算]]の原理を導出する。以下は[[十進法]]表示の場合だが、他の[[位取り記数法]]でも同様な計算で求められる。ここで述べるのと基本的には同じ方法で、[[立方根]]を求める[[開立法]]や、もっと一般に {{mvar|n}} 乗根を求めることも可能である。<br />
{{main2|手続きを簡略化した筆算による方法|#筆算による求値}}<br />
<br />
=== 問題の定式化 ===<br />
与えられた {{math|{{sqrt|''x''}} (''x'' > 0)}} に対し、{{math|10{{sup|''k''}}}} の位 {{math|''a{{sub|k}}'' (''k'' ≤ ''n'')}} を求める:<br />
:<math>\begin{align}<br />
\sqrt{x} &=\sum_{k\le n} 10^k a_k \\<br />
&=10^n a_n +10^{n-1} a_{n-1} +\cdots +10^2 a_2 +10a_1 +a_0 +10^{-1} a_{-1} +10^{-2} a_{-2} +\cdots<br />
\end{align}</math><br />
{{mvar|x}} の首位を {{mvar|a{{sub|n}}}} とする。つまり、{{mvar|n}} は {{math|{{sqrt|''x''}} < 10{{sup|''k''+1}}}} を満たす最小の {{mvar|k}} とする。また便宜上 {{math|''a{{sub|k}}'' {{=}} 0}} {{math|(''k'' > ''n'')}} とする。<br />
<br />
{{math|{{sqrt|''x''}}}} の {{math|10{{sup|''m''}}}} の位より上(かみ)の位 {{mvar|p{{sub|m}}}} は分かっているとし、{{math|10{{sup|''m''}}}} の位 {{mvar|a{{sub|m}}}} を求めるとする。すなわち<br />
:<math>p_m =\sum_{k=m+1}^n 10^{k-m-1} a_k =10^{n-m-1} a_n +10^{n-m-2} a_{n-1} +\cdots +10a_{m+2} +a_{m+1}</math><br />
とおく。<br />
[[画像:Kaiheihou 1.png|thumb|250px|正方形ABCD の面積は {{math|10{{sup|&minus;2''m''}}''x''}}, 青い正方形の面積は {{math|100''p{{sub|m}}''{{sup|2}}}} で、橙色と桃色の部分の面積の和が {{math|(20''p{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}'' {{=}} ''r{{sub|m}}''}} である。{{mvar|p{{sub|m}}}} の値はすでに決まっていて、{{mvar|a{{sub|m}}}} をどこまで大きく取れるのかが問題である。]]<br />
{{mvar|a{{sub|m}}}} は {{math|10{{sup|''m''+1}}''p{{sub|m}}'' + 10{{sup|''m''}}''a{{sub|m}}'' ≤ {{sqrt|''x''}}}}<br />
を満たす最大の {{mvar|a{{sub|m}}}}、すなわち<br />
:{{math|(20''p{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}'' ≤ 10{{sup|&minus;2''m''}}''x'' &minus; 100''p{{sub|m}}''{{sup|2}}}} … (1)<br />
を満たす最大の {{mvar|a{{sub|m}}}} である。これを見つける。<br />
:{{mvar|a{{sub|m}}}} の値は {{math|0}} から {{math|9}} までの 10 通りなので、順に試していけば {{mvar|a{{sub|m}}}} は求まる。<br />
:{{math|''m'' {{=}} ''n''}} のとき、{{math|''p{{sub|n}}'' {{=}} 0}} より<br />
::{{math|''a{{sub|n}}''{{sup|2}} ≤ 10{{sup|&minus;2''n''}}''x''}}<br />
:{{math|''m'' < ''n''}} のとき、<br />
::{{math|20''p{{sub|m}}a{{sub|m}}'' ≤ (20''p{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}'' ≤ 10{{sup|&minus;2''m''}}''x'' &minus; 100''p{{sub|m}}''{{sup|2}}}}<br />
{{math|''p{{sub|m}}'' ≠ 0}} より<br />
::<math>a_m \le \frac{10^{-2m} x-100{p_m}^2}{20p_m}</math> <br />
:右辺の計算値により、{{mvar|a{{sub|m}}}} の値の見当を付けることができる。<br />
これにより {{mvar|a{{sub|m}}}} が求まれば、<br />
:{{math|''p''{{sub|''m''&minus;1}} {{=}} 10''p{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}}}<br />
の値が分かるから、<br />
:{{math|(20''p''{{sub|m&minus;1}} + ''a''{{sub|''m''&minus;1}})''a''{{sub|''m''&minus;1}} ≤ 10{{sup|&minus;2(''m''&minus;1)}}''x'' &minus; 100''p''{{sub|''m''&minus;1}}{{sup|2}}}}<br />
を満たす最大の {{math|''a''{{sub|''m''&minus;1}}}} を見つければよい。<br />
<br />
このようにして、帰納的に {{mvar|a{{sub|k}}}} {{math|(''k'' ≤ ''n'')}} の値が求まる。<br />
<br />
=== 漸化式の簡略化 ===<br />
不等式(1) を簡略化する。「{{math|20}}」を基数 {{math|10}} と合わせるため {{math|10 × 2}} とする。そのため<br />
:{{math|''q{{sub|m}}'' {{=}} 2''p{{sub|m}}''}}<br />
:{{math|''y{{sub|m}}'' {{=}} 10{{sup|&minus;2''m''}}''x'' &minus; 100''p{{sub|m}}''{{sup|2}}}}<br />
とおくと、不等式(1) は<br />
:{{math|(10''q{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}'' ≤ ''y{{sub|m}}''}} … (1')<br />
である。<br />
:{{math|''q{{sub|m}}'' {{=}} 2''p{{sub|m}}''}}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 2(10''p''{{sub|''m''+1}} + ''a''{{sub|''m''+1}})}}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 10''q''{{sub|''m''+1}} + 2''a''{{sub|''m''+1}}}} … (2)<br />
(1') を満たす最大の {{mvar|a{{sub|m}}}} を求めるために、{{mvar|y{{sub|m}}}} の整数部分 {{mvar|z{{sub|m}}}} を、{{math|''z''{{sub|''m''+1}}}} から求める。<br />
<br />
{{math|''r{{sub|m}}'' {{=}} (10''q{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}''}} とおくと、<br />
:{{math|''y{{sub|m}}'' {{=}} 10{{sup|&minus;2''m''}}''x'' &minus; 100''p{{sub|m}}''{{sup|2}}}}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 100{10{{sup|&minus;2(''m''+1)}}''x'' &minus; (10''p''{{sub|''m''+1}} + ''a''{{sub|''m''+1}}){{sup|2}}} }}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 100{10{{sup|&minus;2(''m''+1)}}''x'' &minus; 100''p''{{sub|''m''+1}}{{sup|2}}} &minus; 100(20''p''{{sub|''m''+1}} + ''a''{{sub|''m''+1}})''a''{{sub|''m''+1}}}}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 100''y''{{sub|''m''+1}} &minus; 100''r''{{sub|''m''+1}}}}<br />
{{math|100''y''{{sub|''m''+1}} {{=}} 10{{sup|&minus;2''m''}}''x'' &minus; 10000''p''{{sub|''m''+1}}{{sup|2}}}} の整数部分は、{{mvar|x}} の {{math|10{{sup|''i''}}}} の位を {{mvar|x{{sub|i}}}} とすると、{{math|100''z''{{sub|''m''+1}} + 10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}}} に等しい。したがって、<br />
:{{math|''z{{sub|m}}'' {{=}} (100''z''{{sub|''m''+1}} + 10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}) &minus; 100''r''{{sub|''m''+1}}}}<br />
:&nbsp; &nbsp; {{math|{{=}} 100(''z''{{sub|''m''+1}} &minus; ''r''{{sub|''m''+1}}) + 10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}}} … (3)<br />
(2), (3) から、(1') を満たす最大の {{mvar|a{{sub|m}}}} を求めていく。<br />
<br />
=== 筆算による効率化 ===<br />
{{mvar|p{{sub|m}}}} から不等式(1') を満たす最大の {{mvar|a{{sub|m}}}} を求めていくには、筆算による帰納的計算が明確である。<br />
{|border="0" style="background:#ffdead"<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{mvar|a{{sub|m}}}}<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|{{sqrt|&nbsp; &nbsp; … &nbsp; … &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;''x''{{sub|2''m''+1}} &nbsp;''x''{{sub|2''m''}} &nbsp;}}}}||<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|''z''{{sub|''m''+1}}}}<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{underline|&nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|''r''{{sub|''m''+1}}}} &nbsp; &nbsp; }} &nbsp; &nbsp; ↓ &nbsp; &nbsp;↓<br />
|-<br />
| ||{{mvar|q{{sub|m}}}} &nbsp;{{mvar|a{{sub|m}}}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|''z''{{sub|''m''+1}} &minus; ''r''{{sub|''m''+1}} &nbsp; ''x''{{sub|2''m''+1}} &nbsp;''x''{{sub|2''m''}} &nbsp;}}||<br />
|-<br />
| ||{{underline|&nbsp; &nbsp; &nbsp;{{mvar|a{{sub|m}}}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|(10''q{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}''}} &nbsp;}}||<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; {{math|''q''{{sub|''m''&minus;1}}}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|''z{{sub|m}}'' &minus; ''r{{sub|m}}''}} &nbsp;<br />
|}<br />
#{{math|''z{{sub|m}}'' {{=}} 100(''z''{{sub|''m''+1}} &minus; ''r''{{sub|''m''+1}}) + 10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}}} から {{math|''r{{sub|m}}'' {{=}} (10''q{{sub|m}}'' + ''a{{sub|m}}'')''a{{sub|m}}''}} を引き、負とならない最大の {{mvar|a{{sub|m}}}} を求める。(主算)<br />
#次の {{math|''a''{{sub|''m''&minus;1}}}} を求めるために、{{math|''q''{{sub|''m''&minus;1}} {{=}} (10''q{{sub|m}}'' + {{mvar|a{{sub|m}}}}) + {{mvar|a{{sub|m}}}}}} を求めておく。(副算)<br />
<br />
== 具体的な計算方法 ==<br />
例として、ここでは {{math|''x'' {{=}} 5630738.132}} の正の平方根 {{math|{{sqrt|''x''}}}} の小数表示を求める。初期値は、<br />
*{{math|''x''{{sub|6}} {{=}} 5}}, {{math|''x''{{sub|5}} {{=}} 6}}, {{math|''x''{{sub|4}} {{=}} 3}}, {{math|''x''{{sub|3}} {{=}} 0}}, {{math|''x''{{sub|2}} {{=}} 7}}, {{math|''x''{{sub|1}} {{=}} 3}}, {{math|''x''{{sub|0}} {{=}} 8}}, {{math|''x''{{sub|&minus;1}} {{=}} 1}}, {{math|''x''{{sub|&minus;2}} {{=}} 3}}, {{math|''x''{{sub|&minus;3}} {{=}} 2}}, {{math|''x{{sub|i}}'' {{=}} 0}} {{math|(''i'' < &minus;3)}}<br />
<br />
=== 漸化式による求値 ===<br />
*{{math|10{{sup|6}} ≤ ''x'' < 10{{sup|8}}}} より、{{math|''n'' {{=}} 3}}<br />
まずは {{math|''a''{{sub|3}}}} を求める。<br />
*{{math|''z''{{sub|4}} {{=}} 0}}<br />
*{{math|''r''{{sub|4}} {{=}} 0}}<br />
*{{math|''p''{{sub|3}} {{=}} 0}} より {{math|''q''{{sub|3}} {{=}} 0}}<br />
::{{math|''z''{{sub|3}} {{=}} 100(''z''{{sub|4}} &minus; ''r''{{sub|4}}) + 10''x''{{sub|7}} + ''x''{{sub|6}} {{=}} 100 × (0 &minus; 0) + 5 {{=}} 5}}<br />
::{{math|''r''{{sub|3}} {{=}} (10''q''{{sub|3}} + {{math|''a''{{sub|3}}}}){{math|''a''{{sub|3}}}} {{=}} {{math|''a''{{sub|3}}}}{{sup|2}}}}<br />
::{{math|''a''{{sub|3}}{{sup|2}} ≤ 5}} を満たす最大の {{math|''a''{{sub|3}}}} は、{{math|''a''{{sub|3}} {{=}} 2}} である。<br />
次に、{{math|''a''{{sub|2}}}} を求める。<br />
*{{math|''q''{{sub|2}} {{=}} (10''q''{{sub|3}} + ''a''{{sub|3}}) + ''a''{{sub|3}} {{=}} 2 + 2 {{=}} 4}}<br />
::{{math|''z''{{sub|2}} {{=}} 100(''z''{{sub|3}} &minus; ''r''{{sub|3}}) + 10''x''{{sub|5}} + ''x''{{sub|4}} {{=}} 100 × (5 &minus; 4) + 63 {{=}} 163}}<br />
::{{math|''r''{{sub|2}} {{=}} (10''q''{{sub|2}} + {{math|''a''{{sub|2}}}}){{math|''a''{{sub|2}}}} {{=}} (40 + {{math|''a''{{sub|2}}}}){{math|''a''{{sub|2}}}}}}<br />
::{{math|(40 + ''a''{{sub|2}})''a''{{sub|2}} ≤ 163}} を満たす最大の {{math|''a''{{sub|2}}}} は、{{math|''a''{{sub|2}} {{=}} 3}} である。<br />
{{math|''a''{{sub|1}}}} を求める。<br />
*{{math|''q''{{sub|1}} {{=}} (10''q''{{sub|2}} + ''a''{{sub|2}}) + ''a''{{sub|2}} {{=}} 43 + 3 {{=}} 46}}<br />
::{{math|''z''{{sub|1}} {{=}} 100(''z''{{sub|2}} &minus; ''r''{{sub|2}}) + 10''x''{{sub|3}} + ''x''{{sub|2}} {{=}} 100 × (163 &minus; 129) + 7 {{=}} 3407}}<br />
::{{math|''r''{{sub|1}} {{=}} (10''q''{{sub|1}} + {{math|''a''{{sub|1}}}}){{math|''a''{{sub|1}}}} {{=}} (460 + {{math|''a''{{sub|1}}}}){{math|''a''{{sub|1}}}}}}<br />
::{{math|(460 + ''a''{{sub|1}})''a''{{sub|1}} ≤ 3407}} を満たす最大の {{math|''a''{{sub|1}}}} は、{{math|''a''{{sub|1}} {{=}} 7}} である。<br />
同様の計算を繰り返すと、各項の値は次の表のようになる。<br />
{|border="1" <br />
!{{mvar|m}}!!{{math|10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}}}!!{{mvar|z{{sub|m}}}}!!{{mvar|q{{sub|m}}}}!!{{mvar|r{{sub|m}}}}!!{{mvar|a{{sub|m}}}}<br />
|-<br />
|style="text-align:right"|3||05||5||0||4||2<br />
|-<br />
|style="text-align:right"|2||63||163||4||4||3<br />
|-<br />
|style="text-align:right"|1||07||3407||46||129||7<br />
|-<br />
|style="text-align:right"|0||38||13838||474||3269||2<br />
|-<br />
|style="text-align:right"|&minus;1||13||435413||4744||9484||9<br />
|-<br />
|&minus;2||20||837220||47458||427041||1<br />
|-<br />
|&minus;3||00||36263900||474582||474581||7<br />
|-<br />
|&minus;4||00||304311100||4745834||284750076||6<br />
|-<br />
|&minus;5||00||1956102400||47458352||1898334096||4<br />
|-<br />
|︙||︙||︙||︙||︙||︙<br />
|}<br />
{{mvar|a{{sub|m}}}} の値から<br />
:{{math|{{sqrt|5630738.132}} {{=}} 2372.91764…}}<br />
である。<br />
<br />
=== 筆算による求値 ===<br />
{{mvar|a{{sub|m}}}} の値は、先述の筆算による方法(開平法)によりさらに簡単に計算できる。<br />
:''本節は、これまでに登場した漸化式の原理により筆算の手順を説明するが、筆算の手順だけを知りたいのであれば、漸化式による説明の箇所を読み飛ばしても差し支えない''<br />
{{math|''x'' {{=}} 5630738.132}} の正の平方根 {{math|{{sqrt|''x''}}}} の小数表示を求める。<br />
<br />
まず、{{mvar|x}} の値を、[[小数点]]から2桁ずつ「ブロック」に分けて書く。<br />
{|border="0" style="background:#ffdead"<br />
| ||{{math|{{sqrt|5 &nbsp;63 &nbsp;07 &nbsp;38. 13 &nbsp;2}}}}||<br />
|}<br />
*各ブロックは、{{math|''z{{sub|m}}'' {{=}} 100(''z''{{sub|''m''+1}} &minus; ''r''{{sub|''m''+1}}) {{underline|+ 10''x''{{sub|2''m''+1}} + ''x''{{sub|2''m''}}}}}} の下線部に該当する。<br />
左側に縦2つ等しい値を書き、積が左端のブロック (5) を超えない最大の値 (2) を見つける。ブロック (5) の上に見つけた値 (2) を書く。左の筆算を立て、下に和の計算結果 (4) を書く。ブロック (5) の下に、左の筆算の、和でなく積の計算結果(この場合は和と同じ {{math|4}})を書く。筆算を立て、差の計算結果 (1) をその下に書く。<br />
{|border="0" style="background:#ffdead"<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|2}}<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|2}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|{{sqrt|5 &nbsp;63 &nbsp;07 &nbsp;38. 13 &nbsp;2}}}}||<br />
|-<br />
| ||積が{{math|5}}以下の最大値→{{underline|{{math|2}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|4}}}}←左の筆算の積<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;和→{{math|4}}&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|1}}←差<br />
|}<br />
*{{math|''z''{{sub|4}} {{=}} ''r''{{sub|4}} {{=}} 0}} より {{math|''z''{{sub|3}} {{=}} 10''x''{{sub|8}} + ''x''{{sub|7}} {{=}} 5}}。{{math|''q''{{sub|3}} {{=}} 0}} より、{{math|(0 + ''a''{{sub|3}})''a''{{sub|3}} ≤ 5}} を満たす最大の {{math|''a''{{sub|3}}}} は {{math|''a''{{sub|3}} {{=}} 2}}。この時 {{math|''r''{{sub|3}} {{=}} 2 × 2 {{=}} 4}}。次の計算のために、{{math|''z''{{sub|3}} &minus; ''r''{{sub|3}} {{=}} 5 &minus; 4 {{=}} 1}}, {{math|''q''{{sub|2}} {{=}} 2 + 2 {{=}} 4}} を計算しておく。<br />
差の計算結果 (1) の右隣りに、上のブロック (63) を下ろす。左の筆算の末位に縦2つ等しい値を書き、積が下ろしてできた数 (163) を超えない最大の値 (3) を見つける。ブロック (63) の上に見つけた値 (3) を書く。左の筆算を立て、下に和の計算結果 (46) を書く。下ろしてできた数 (163) の下に、左の筆算の積の計算結果 (129) を書く。筆算を立て、差の計算結果 (34) をその下に書く。<br />
{|border="0" style="background:#ffdead"<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|2}} &nbsp; {{math|3}}<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|2}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|{{sqrt|5 &nbsp;63 &nbsp;07 &nbsp;38. 13 &nbsp;2}}}}<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{underline|{{math|2}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|4}} &nbsp;↓&nbsp;}}ブロックを下ろす<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|43}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|1}} &nbsp;{{math|63}}<br />
|-<br />
| ||積が{{math|163}}以下の最大値→{{underline|&nbsp; {{math|3}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|1}} &nbsp;{{math|29}}}}←左の筆算の積||<br />
|-<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 和→{{math|46}} &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{math|34}}←差 <br />
|}<br />
:{{math|''z''{{sub|2}} {{=}} 100(''z''{{sub|3}} &minus; ''r''{{sub|3}}) + 10''x''{{sub|5}} + ''x''{{sub|4}} {{=}} 163}}。{{math|(40 + ''a''{{sub|2}})''a''{{sub|2}} ≤ 163}} を満たす最大の {{math|''a''{{sub|2}}}} は {{math|''a''{{sub|2}} {{=}} 3}}。この時 {{math|''r''{{sub|2}} {{=}} 43 × 3 {{=}} 129}}。次の計算のために、{{math|''z''{{sub|2}} &minus; ''r''{{sub|2}} {{=}} 163 &minus; 129 {{=}} 34}}, {{math|''q''{{sub|1}} {{=}} 43 + 3 {{=}} 46}} を計算しておく。<br />
同様の計算を({{math|''m'' {{=}} &minus;5}} まで)行うと、次のようになる。<br />
{|border="0" style="background:#ffdead"<br />
| ||&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; {{math|2 &nbsp; &nbsp;3 &nbsp; &nbsp;7 &nbsp; &nbsp;2. &nbsp; 9 &nbsp; &nbsp;1 &nbsp; &nbsp;7 &nbsp; &nbsp;6 &nbsp; &nbsp;4}}||<br />
|-<br />
| ||{{math|2 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;{{sqrt|5 &nbsp;63 &nbsp;07 &nbsp;38. 13 &nbsp;20 &nbsp;00 &nbsp;00 &nbsp;00}}}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|2 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;4 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|43 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;1 &nbsp;63}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; 3 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;1 &nbsp;29 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|467 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;34 &nbsp;07}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; 7 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;32 &nbsp;69 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|4742 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;1 &nbsp;38 &nbsp;38}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; 2 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;94 &nbsp;84 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|47449 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;43 &nbsp;54 &nbsp;13}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 9 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;42 &nbsp;70 &nbsp;41 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|474581 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;83 &nbsp;72 &nbsp;20}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 1 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;47 &nbsp;45 &nbsp;81 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|4745827 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;36 &nbsp;26 &nbsp;39 &nbsp;00}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 7 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;33 &nbsp;22 &nbsp;07 &nbsp;89 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|47458346 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;3 &nbsp;04 &nbsp;31 &nbsp;11 &nbsp;00}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 6 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;2 &nbsp;84 &nbsp;75 &nbsp;00 &nbsp;76 &nbsp; &nbsp; &nbsp;}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|474583524 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;19 &nbsp;56 &nbsp;10 &nbsp;24 &nbsp;00}}<br />
|-<br />
| ||{{underline|{{math|&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 4 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;18 &nbsp;98 &nbsp;33 &nbsp;40 &nbsp;96}}}}<br />
|-<br />
| ||{{math|474583528 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;57 &nbsp;76 &nbsp;83 &nbsp;04}}<br />
|}<br />
これより<br />
:{{math|{{sqrt|5630738.132}} {{=}} 2372.91764…}}<br />
である。<br />
<br />
検算してみると、<br />
:{{math|2372.91764{{sup|2}} {{=}} 5630738.1262231696}}<br />
:{{math|2372.91765{{sup|2}} {{=}} 5630738.1736815225}}<br />
となり<br />
:{{math|2372.91764 < {{sqrt|5630738.132}} < 2372.91765}}<br />
が確かに成り立つ。<br />
<br />
== 珠算による開平法 ==<br />
珠算による開平法として次の方法がある。<br />
*倍根法<br />
*半九九法<br />
<br />
=== 根の定位 ===<br />
根の定位の仕方は次のようになる。<br />
*平方が整数のとき:平方の一の位から左へ2桁ずつ区分して、その区分できた回数が、根の桁数となる。<br />
*平方が帯小数のとき:平方の一の位から左へ2桁ずつ区分して、その区分できた回数が、根の整数の桁数となる。<br />
*平方が小数のとき:平方の {{math|0}} を2桁ずつ区分して、その区分できた回数が、根の小数点以下の {{math|0}} の桁数となる。<br />
<br />
=== 倍根法 ===<br />
例:{{math|{{sqrt|4225}} {{=}} 65}}<br />
{|style="text-align:center;border-style:hidden"<br />
|{{そろばん|0000004225}}<br />
|平方の一の位から左へ2桁ずつ区分して、根の桁数が2桁であることを調べる。(根の定位による)<br />
|-<br />
|{{そろばん|0000604225}}<br />
|最後の区分された数 {{math|42}} に含まれている平方根 {{math|6}} を求めて、初根 {{math|6}} を置き、初根 {{math|6}} の {{math|2}} 乗 ({{math|6{{sup|2}} {{=}} 36}}) を {{math|42}} から引く。<br />
|-<br />
|{{そろばん|1200600625}}<br />
|初根 {{math|6}} の {{math|2}} 倍の {{math|12}} を、左に置き、その {{math|12}} で残りの平方を割って、次根 {{math|5}} を初根の隣りに置く。<br />
|-<br />
|{{そろばん|1200650025}}<br />
|次根 {{math|5}} の {{math|2}} 乗 ({{math|5{{sup|2}} {{=}} 25}}) を引く。<br />
|-<br />
|{{そろばん|0000650000}}<br />
|平方根は {{math|65}} である。<br />
|}<br />
<br />
=== 半九九法 ===<br />
例:{{math|{{sqrt|4225}} {{=}} 65}}<br />
{|style="text-align:center;border-style:hidden"<br />
|{{そろばん|4225}}<br />
|平方の一の位から左へ2桁ずつ区分して、根の桁数が2桁であることを調べる。(根の定位による)<br />
|-<br />
|{{そろばん|6004225}}<br />
|最後の区分された数 {{math|42}} に含まれている平方根 {{math|6}} を求めて、初根 {{math|6}} を置き、初根 {{math|6}} の {{math|2}} 乗 ({{math|6{{sup|2}} {{=}} 36}}) を {{math|42}} から引く。<br />
|-<br />
|{{そろばん|6000625}}<br />
|残りの平方 {{math|625}} を {{math|2}} で割る。(初根の {{math|2}} 乗を引いたあと、いつも残りの平方を {{math|2}} で割る)<br />
|-<br />
|{{そろばん|603125}}<br />
|{{math|2}} で割った平方の残りを、初根 {{math|6}} で割って次根 {{math|5}} を求める。<br />
|-<br />
|{{そろばん|650125}}<br />
|次根 {{math|5}} の半九九 {{math|12.5}} を引く。<br />
|-<br />
|{{そろばん|65}}<br />
|平方根は {{math|65}} である。<br />
|}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[ネイピアの骨]] - ネイピアの骨を使った場合の開平法<br />
*[[開立法]]<br />
<br />
{{デフォルトソート:かいへいほう}}<br />
[[Category:算術]]<br />
[[Category:初等数学]]<br />
[[Category:数学に関する記事]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/root.htm 平方根・立方根を筆算で求める方法]</div>
220.109.81.111
調和数
2017-05-21T23:19:21Z
<p>220.109.81.111: /* その他調和数に関連すること */</p>
<hr />
<div>{{Otheruses|オアの調和数|[[調和級数]]の部分和|調和数 (発散列)}}<br />
'''調和数'''(ちょうわすう、{{lang-en-short|harmonic divisor number}})とは、[[自然数]]のうち、全ての正の[[約数]]の[[調和平均]]が[[整数]]値になる数のことである。最小は {{math|[[1]]}} で、その次は {{math|[[6]]}} である。実際、{{math|6}} の正の約数の調和平均は<br />
<math>\frac{4}{\frac{1}{1} +\frac{1}{2} +\frac{1}{3} +\frac{1}{6}} =2</math> で整数値となるので {{math|6}} は調和数である。<br />
<br />
調和数が無数に存在するかどうかは分かっていない。また、{{math|1}} 以外の[[奇数]]の調和数は発見されていなく、存在するかどうかも分かっていない。<br />
<br />
[[完全数]]は、正の約数の個数が偶数、正の約数の逆数和が必ず {{math|2}} なので調和数である。<br />
<br />
調和数の列は、<br />
:{{math|[[1]], '''[[6]]''', '''[[28]]''', [[140]], [[270]], '''[[496]]''', [[672]], 1638, 2970, 6200, '''[[8128]]''', 8190, …}}({{OEIS|id=A001599}})<br />
調和数の正の約数の調和平均は<br />
:{{math|1, 2, 3, 5, 6, 5, 8, 9, 11, 10, 7, 15, …}}({{OEIS|A001600}})<br />
である。<br />
<br />
== その他調和数に関連すること ==<br />
{{mvar|n}} までの自然数の逆数和を調和数と呼ぶこともある。この調和数は {{math|''n'' ≥ 2}} では整数値にならないことが知られている。区別のため完全数が含まれるほう(本項目)の調和数を[[w:Ore's harmonic number|オアの調和数]]と呼ぶこともある。[[w:Øystein Ore|オア]]は[[1948年]]に調和数の概念を考案した[[数学者]]の名前である。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[完全数]]<br />
* [[調和数列]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ちようわすう}}<br />
[[Category:数論]]<br />
[[Category:整数の類]]<br />
[[Category:数学に関する記事]]</div>
220.109.81.111
調和数列
2017-05-02T06:33:41Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''調和数列'''(ちょうわすうれつ、harmonic sequence または harmonic progression)とは、各項の逆数を取ると[[等差数列]]となる[[数列]]である。[[ピタゴラス音律]]では、ドの弦の長さを {{math|1}} とすると、ソは {{sfrac|2|3}}、1オクターブ高いドは {{sfrac|1|2}} の長さになる。各項の逆数はそれぞれ {{math|1}}, {{sfrac|3|2}}, {{math|2}} となり、公差が {{sfrac|1|2}} の等差数列となる。よって、{{math|1, {{sfrac|2|3}}, {{sfrac|1|2}}}} は調和数列である。<br />
<br />
== 一般項と漸化式 ==<br />
調和数列とは、一般項 {{mvar|h{{sub|n}}}} が {{mvar|a}} を初項とし定数 {{mvar|d}} を用いて<br />
:<math>h_n =\frac{a}{1+(n-1)d}</math><br />
と表せる数列 {{math|{''h{{sub|n}}''} }} のことである。ここで {{math|&minus;{{sfrac|1|''d''}}}} は自然数でないとする。このとき、{{mvar|a}} は初項である。各項は隣接する2項の[[調和平均]]になっている(調和中項)。調和数列の極限は {{math|0}} である。例としては、<br />
:<math>12,\, 6,\, 4,\, 3,\, \frac{12}{5},\, 2, \dots , \frac{12}{n}, \dots</math> <br />
:<math>10,\, 30,\, -30,\, -10,\, -6,\, -\frac{30}{7}, \dots , \frac{30}{5-2n}, \dots </math> <br />
などが挙げられる。<br />
<br />
{{mvar|n}} 番目の項と {{mvar|m}} 番目の項の関係を表す[[漸化式]]は<br />
:<math>h_n =\frac{h_m}{1+(n-m)d}</math><br />
である。<br />
<br />
この数列の隣接2項間漸化式は<br />
:<math>\frac{1}{h_{n+1}} =\frac{1}{h_n} +\frac{d}{h_1} \quad (n\ge 1)</math><br />
である。<br />
<br />
== 調和数列の項の積 ==<br />
一般項 <math>h_n =\frac{a}{1+(n-1)d}</math>, 項数 {{mvar|n}} の調和数列 {{math|{''h{{sub|n}}''} }} の[[総乗]]は<br />
:<math>h_1 h_2 \cdots h_n =\frac{\left(\frac{a}{d}\right)^n }{\left(\frac{1}{d}\right)^{\overline{n}}} = \left(\frac{a}{d}\right)^n \frac{\Gamma \left( \frac{1}{d} \right) }{\Gamma \left(\frac{1}{d} + n\right) }</math><br />
<br />
で表される。ここで、 <math>x^{\overline{n}}</math> は上昇[[階乗冪]]({{mvar|x}} から {{math|1}} ずつ増やしながら {{math|''x'' + ''n'' &minus; 1}} までの {{mvar|n}} 個の総乗([[階乗]]の類似物)、{{math|Γ}} は [[ガンマ関数]]を表す。<br />
<br />
== 調和数列の逆数和 ==<br />
調和数列は各項の逆数を取ると等差数列になることから、等差数列の関係から調和数列の関係を得ることができる。<br />
<br />
一般項 <math>h_n=\frac{a}{1+(n-1)d}</math>, 項数 {{mvar|n}} の調和数列 {{math|{''h{{sub|n}}''} }} の全ての項の逆数和は、次の式で表される。<br />
:<math>\frac{1}{h_1} +\frac{1}{h_2} +\cdots +\frac{1}{h_n} =\frac{n}{2} \left( \frac{1}{h_1} + \frac{1}{h_n} \right) =\frac{n\{2+(n-1)d \}}{2a}</math><br />
<br />
== 調和数列の級数 ==<br />
調和数列の[[級数]]は一般[[調和級数]]<br />
:<math>\sum_{n=1}^{\infty} \frac{a}{1+(n-1)d} =\frac{a}{d} \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{n-1+\frac{1}{d}}</math><br />
になる。これは発散級数である。<br />
<br />
{{Math-stub}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ちようわすうれつ}}<br />
[[Category:数列]]<br />
[[Category:初等数学]]<br />
[[Category:数学に関する記事]]</div>
220.109.81.111
テンプレート:KSA
2017-04-09T04:19:22Z
<p>220.109.81.111: ←Template:SAUへのリダイレクト</p>
<hr />
<div>#REDIRECT [[Template:SAU]]</div>
220.109.81.111
テンプレート:SAU
2017-04-09T04:18:57Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>{{Flagicon|SAU}} [[サウジアラビア]]<noinclude><br />
[[Category:各国の国旗と国名テンプレート|SAU]]<br />
</noinclude></div>
220.109.81.111
真胎生
2017-03-24T23:45:49Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2011年12月}}<br />
'''真胎生'''(しんたいせい)とは、[[魚類]]の[[胎生]]を指す呼称で、特に[[卵胎生]]と区別するための表現である。主に[[観賞魚]]業界や[[軟骨魚綱]]の研究者間で使われている比較的新しい言葉である。'''狭義の胎生'''といった呼び方もされる。<br />
<br />
[[イタチザメ]]等の[[サメ]]や[[エイ]]の一部・{{仮リンク|ハイランドカープ|en|Redtail splitfin}}等が、母体からの[[栄養]]供給が知られており、[[胎盤]]や[[臍の緒]]等の[[器官]]がある。<br />
<br />
また、近年の観賞魚業界や軟骨魚綱業界では、卵胎生と真胎生を合わせたものを胎生と呼ぶ動きがある。<br />
<br />
== 栄養供給の仕組み ==<br />
=== グーデア科胎生魚 ===<br />
ハイランドカープなど[[カダヤシ目#グーデア科|グーデア科]]胎生魚の母胎内の子供は、子供の腹から伸びた数本の「栄養リボン」(trophotaenial placenta) と呼ばれる器官を通じて、母親から栄養を受け取る<ref name="栄養リボン">ハイランドカープの母胎内の子供が母胎内で栄養を得る仕組みを京都大学再生医科学研究所 飯田敦夫助教(発生生物学)らが解明した事を告げる記事。{{cite news<br />
|url = http://www.sankei.com/west/news/150119/wst1501190070-n1.html<br />
|title = 魚に“へその緒”? 京大が仕組み解明<br />
|newspaper = 産経WEST<br />
|publisher = 産経新聞社<br />
|date = 2015.1.19 22:00<br />
|accessdate = 2015-10-04<br />
}}</ref>。栄養リボンは腸が肛門から体外まで伸びたような構造で、表面から栄養を吸収するとみられる<ref name="栄養リボン"/>。出産までに栄養リボンは消失([[退縮]])するが、これはオタマジャクシの尾が消えるのと同じような仕組み([[アポトーシス]])で一部の細胞が自ら死滅することによる<ref name="栄養リボン"/><ref name="飯田敦夫">研究成果および論文:{{cite web<br />
|url = http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2014/150119_1.html<br />
|title = 魚類が「胎生」になるために獲得した仕組みの一端を解明<br />
|author = [[京都大学ウイルス・再生医科学研究所|京都大学再生医科学研究所]]助教 飯田敦夫<br />
|publisher = 京都大学<br />
|date = 2015-01-20<br />
|accessdate = 2015-10-07<br />
}}</ref>。<br />
<br />
== 参照資料等 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[真胎生メダカ]] - 真胎生である[[メダカ類]]の[[種 (分類学)|種]]のグループを指す言葉。ハイランドカープ等。<br />
* [[卵生]]<br />
* [[卵胎生]]<br />
* [[胎生]]<br />
<br />
{{Biosci-stub}}<br />
{{Fish-stub}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しんたいせい}}<br />
[[Category:動物学]]<br />
[[Category:魚類学]]</div>
220.109.81.111
胚性幹細胞
2017-03-24T22:52:04Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>[[画像:Mouse_embryonic_stem_cells.jpg|thumb|350px|right|マウスES細胞:緑の部分が小型のES細胞の塊であり、周りの細胞はフィーダー細胞]]<br />
'''胚性幹細胞'''(はいせいかんさいぼう、{{lang-en-short|embryonic stem cells}})とは、[[動物]]の[[発生]]初期段階である[[胚盤胞]]期の胚の一部に属する[[内部細胞塊]]より作られる[[幹細胞]][[細胞株]]のこと。英語の頭文字をとって、'''ES細胞'''(イーエスさいぼう、ES cells)と呼ばれる。体細胞より作られる[[人工多能性幹細胞]]('''iPS細胞''')とは異なる。<br />
<br />
生体外にて、理論上すべての[[組織 (生物学)|組織]]に[[分化]]する分化多能性を保ちつつ、ほぼ無限に[[増殖]]させることができるため、有力な[[万能細胞]]の一つとして[[再生医学|再生医療]]への応用が期待されている。また[[ハツカネズミ|マウス]]などの動物由来のES細胞は、体外培養後、胚に戻し、発生させることで、[[生殖細胞]]を含む個体中の様々な組織に分化することができる。また、その高い増殖能から[[遺伝子]]に様々な操作を加えることが可能である。このことを利用して、相同組換えにより個体レベルで特定遺伝子を意図的に破壊したり([[ノックアウトマウス]])、[[マーカー遺伝子]]を自在に導入したりすることができるので、[[医学|基礎医学]]研究では既に広く利用されている。<br />
<br />
== 作製法と性質 ==<br />
その製法は[[受精卵]]が[[胚盤胞]]と呼ばれる段階にまで発生したところで取り出して、[[フィーダー細胞]] ({{lang-en-short|feeder cell}}、一般にはマウス胚線維芽細胞 (MEF) が使われる) という下敷きとなる[[細胞]]と一緒に培養をすると、[[内部細胞塊]]が増殖を始める。この内部細胞塊は、胎盤などの胚体外組織以外の、全ての身体の組織に分化してゆく細胞集団である。増殖した内部細胞塊由来の細胞をばらばらにしてフィーダー細胞に植え継ぐ操作を繰り返し、最終的に「ES細胞株」を樹立する。マウスの場合には[[LIF]] (leukemia inhibitory factor) という[[分化]]抑制因子を加える。一方、ヒトES細胞株の場合にはLIFは必要ないが、[[bFGF]] (basic fibroblast growth factor) が必要になる。いずれにしても、自発的に分化しやすい細胞であり、分化多能性の状態を保ったままの継代には非常に注意を要する。ES細胞であることを示すマーカーには、Oct3/4, STAT3, Nanogなどの遺伝子の発現がある。<br />
<br />
==歴史==<br />
1964年、研究者らは現在は[[生殖細胞]]由来であることが知られている腫瘍である[[胚細胞腫瘍|テラトカルシノーマ]]から単一の種類の細胞を単離した。テラトカルシノーマから単離されたこれらの細胞は、幹細胞として培地中で複製、成長し、現在は胚性腫瘍 (EC; embryonic carcinoma) 細胞として知られている<ref>{{cite journal<br />
|author = Andrews P, Matin M, Bahrami A, Damjanov I, Gokhale P, Draper J<br />
|title = Embryonic stem (ES) cells and embryonal carcinoma (EC) cells: opposite sides of the same coin<br />
|journal = Biochem. Soc. Trans.<br />
|volume = 33<br />
|issue = Pt 6<br />
|pages = 1526–30<br />
|year = 2005<br />
|pmid = 16246161<br />
|url = http://cdn.intechopen.com/pdfs/15456/InTech-Embryonic_and_cancer_stem_cells_two_views_of_the_same_landscape.pdf<br />
|doi = 10.1042/BST20051526<br />
}}</ref>。形態学的ならびに分化能([[多能性]])の類似から、EC細胞は初期マウス発生の''[[in vitro]]''モデルとして使われるようになったが<ref>{{cite journal<br />
|author = Martin GR<br />
|title = Teratocarcinomas and mammalian embryogenesis<br />
|journal = Science<br />
|volume = 209<br />
|issue = 4458<br />
|pages = 768–76<br />
|year = 1980<br />
|pmid = 6250214<br />
|doi = 10.1126/science.6250214<br />
}}</ref>、EC細胞は遺伝子変異やテラトカルシノーマの発達の間に蓄積する異常な[[核型]]をしばしば有している。これらの遺伝的異常は、[[内部細胞塊]]から直接的に多能性細胞を培養できるようになる必要性をさらに強調した。<br />
[[画像:Martin Evans Nobel Prize.jpg|thumb|140px|[[マーティン・エヴァンズ]]]]<br />
1981年、胚性幹細胞(ES細胞)が、マウスの胚から2つの研究グループによって独立に樹立された。[[ケンブリッジ大学]]遺伝学部門の[[マーティン・エヴァンズ]]および[[マシュー・カウフマン]]が7月に初めて報告し、子宮内のマウス胚を培養し、ES細胞を樹立する新たな技術を明らかにした<ref name="Evans M, Kaufman M 1981 154–6">{{cite journal<br />
|author = Evans M, Kaufman M<br />
|title = Establishment in culture of pluripotent cells from mouse embryos<br />
|journal = Nature<br />
|volume = 292<br />
|issue = 5819<br />
|pages = 154–6<br />
|year = 1981<br />
|pmid = 7242681<br />
|doi = 10.1038/292154a0<br />
}}</ref>。[[カリフォルニア大学サンフランシスコ校]]解剖学部門の[[ゲイル・R・マーティン]]は12月に論文を発表し、「胚性幹細胞」という用語を作った<ref name="Martin G 1981 7634–8">{{cite journal<br />
|author = Martin G<br />
|title = Isolation of a pluripotent cell line from early mouse embryos cultured in medium conditioned by teratocarcinoma stem cells<br />
|journal = Proc Natl Acad Sci USA<br />
|volume = 78<br />
|issue = 12<br />
|pages = 7634–8<br />
|year = 1981<br />
|pmid = 6950406<br />
|doi = 10.1073/pnas.78.12.7634<br />
|pmc = 349323<br />
}}</ref>。彼女は、胚が''in vitro''で培養できること、これらの胚からES細胞を樹立できることを示した。1998年、[[ウィスコンシン大学マディソン校]]の{{仮リンク|ジェームズ・トムソン (生物学者)|en|James Thomson (cell biologist)|label=ジェームズ・トムソン}}によって率いられた研究者らが、ヒト胚性幹細胞を単離・培養する技術を初めて開発した<ref>{{cite journal<br />
|author = Thomson J, Itskovitz-Eldor J, Shapiro S, Waknitz M, Swiergiel J, Marshall V, Jones J<br />
|title = Embryonic stem cell lines derived from human blastocysts<br />
|journal = Science<br />
|volume = 282<br />
|issue = 5391<br />
|pages = 1145–7<br />
|year = 1998<br />
|pmid = 9804556<br />
|doi = 10.1126/science.282.5391.1145<br />
}}</ref>。<br />
<br />
== ヒトES細胞の倫理的問題 ==<br />
ES細胞を樹立するには、[[受精卵]]ないし受精卵より発生が進んだ[[胚盤胞]]までの段階の初期胚が必要となる<ref>2004年12月、シカゴ生殖遺伝学研究所のユーリー・バーリンスキーらのグループが胚盤胞 (blastocyst) 以前の受精卵である桑実胚 (morula) の段階からES細胞を樹立することに世界で初めて成功している。{{cite journal<br />
|author = Strelchenko N, Verlinsky O, Kukharenko V, Verlinsky Y. |title = Morula-derived human embryonic stem cells.<br />
|journal= Reprod Biomed Online.<br />
|volume = 9<br />
|pages = 623-629<br />
|year = 2004<br />
|id =<br />
}}</ref>。[[ヒト]]の場合には、受精卵を材料として用いることで、生命の萌芽を滅失してしまうために[[倫理]]的な論議を呼んでいる(一般的に、[[卵子]]が受精して[[発生]]を開始した受精卵以降を生命の萌芽として倫理問題の対象となるとみなしている。神経系が発達した以降の胚を生命の萌芽とみなす考え方もある。)。[[先進国]]においては、例えば[[アメリカ合衆国|米国]][[ジョージ・W・ブッシュ|ブッシュ]]政権が[[2001年]]8月に公的研究費による新たなヒトES細胞の樹立を禁止しているように、いずれヒトになりうる受精卵を破壊することに対する倫理的問題から現段階でのヒトES細胞の作製を認めない国がある。一方、[[パーキンソン病]]などの[[神経変性疾患]]、[[脊髄損傷]]、[[脳梗塞]]、[[糖尿病]]、[[肝硬変]]、[[心筋症]]など根治の無かった疾患を将来的に治療できる可能性から、その研究を認める国などに対応が分かれている。[[日本]]においては[[体外受精]]による[[不妊治療]]において母体に戻されなかった[[凍結保存]]されている胚の内、破棄されることが決定した余剰胚の利用に限って、ヒトES細胞の作成が認められている。米国においても、公的研究費を用いない形での研究が[[ハーバード大学]][[幹細胞]]研究所などで行われているほか、[[カリフォルニア州]]においては、[[アーノルド・シュワルツェネッガー]][[知事]]が認める方向を打ち出すなど大きな社会的議論になっている。また、受精卵を用いるES細胞の新たな作製に伴う倫理的問題を回避するために、次の項に述べるような方法も開発されている。<br />
<br />
2006年にAdvanced Cell Technology社のRobert Lanzaらのグループは、マウス<ref>{{cite journal<br />
|author = Chung Y, Klimanskaya I, Becker S, Marh J, Lu SJ, Johnson J, Meisner L, Lanza R.<br />
|title = Embryonic and extraembryonic stem cell lines derived from single mouse blastomeres.<br />
|journal = Nature<br />
|volume = 439<br />
|pages = 216-219<br />
|year = 2006<br />
|id =<br />
}}</ref>およびヒト<ref>{{cite journal<br />
|author = Klimanskaya I, Chung Y, Becker S, Lu SJ, Lanza R.<br />
|title = Human embryonic stem cell lines derived from single blastomeres.<br />
|journal = Nature<br />
|volume = 444<br />
|pages = 481-485<br />
|year = 2006<br />
|id =<br />
}}</ref><ref>{{cite journal<br />
|author = Chung Y, Klimanskaya I, Becker S, Li T, Maserati M, Lu SJ, Zdravkovic T, Ilic D, Genbacev O, Fisher S, Krtolica A, Lanza R. |title = Human embryonic stem cell lines generated without embryo destruction.<br />
|journal = Cell Stem Cell<br />
|volume = 2<br />
|pages = 113-117<br />
|year = 2008<br />
|id =<br />
}}</ref>において、胚盤胞期以前の卵割期の胚の単一割球のみを用いて、胚の発生能を損なうことなく、ES細胞を樹立することに成功した。この技術開発により受精卵を破壊せずにES細胞の樹立を行うことが可能になった。同年、ニューキャッスル大学のMiodrag Stojkovicらのグループが、発生停止したヒトの胚からES細胞を樹立することに成功した<ref>{{cite journal<br />
|author = Zhang X, Stojkovic P, Przyborski S, Cooke M, Armstrong L, Lako M, Stojkovic M.<br />
|title = Derivation of human embryonic stem cells from developing and arrested embryos.<br />
|journal = Stem Cells<br />
|volume = 24<br />
|pages = 2669-2676<br />
|year = 2006<br />
|id =<br />
}}</ref>。これにより、[[不妊]]治療において廃棄されていた過剰な卵を用いることが可能になった。<br />
<br />
== ES細胞を用いた再生医療 ==<br />
ヒトES細胞を用いた再生医療は、現時点ではまだ開発中であり実現はされていない。<br />
<br />
ES細胞を再生医療に応用するためには、まずES細胞をある特定の[[細胞]]に[[分化]]させなくてはならない。これについては、[[神経細胞]]や[[心筋細胞]]、[[膵臓]][[ベータ細胞]]などに効率的に分化させる方法が盛んに開発されている。その上で、分化した細胞を選択後、移植することになる。例えば、[[糖尿病]]患者に対しては、ES細胞の分化によって得た[[インスリン]]を分泌する膵臓[[ランゲルハンス島]](膵島)ベータ細胞に相当する細胞を、患者に移植するという操作が必要となるが、[[主要組織適合遺伝子複合体|主要組織適合抗原]] (MHC) が患者とES細胞の材料となった[[受精卵]]とで異なることが大半であるために、移植しても拒絶されるという問題点がある。<br />
<br />
これを克服するため、患者由来の[[遺伝子]]を有するES細胞を樹立することができれば、拒絶されることはなく幅広い応用が可能になる。近年[[動物]]においては、[[体細胞]]核移植の技術により、卵の核を体細胞の核と置換して[[クローン胚]]を得、そこから生体外にて[[胚盤胞]]にまで発生させた後にES細胞を樹立することが可能になっている([[ntES細胞|体細胞由来ES細胞]])。[[ヒト]]においても技術的には動物と同様にこの技術を用いて[[クローン]]ES細胞を得ることは可能であると思われている。だが、成功率が低いため多量の卵を必要とすること、さらにその中途段階にて得られるクローン胚を母体の子宮に戻せばクローン人間を作製することが可能であるために、先進国各国の大多数において現段階ではヒトクローンES細胞の作製は禁止されている(現在ではクローン個体を作製しないという限定条件下にて、難病治療目的でのクローンES細胞の作製は認められる方向である)。なお、この倫理的問題を解決するために、既に樹立されたES細胞と体細胞を融合させ、多分化能を持つ細胞を作製する手法が開発されている<ref>{{cite journal<br />
|author = Tada M, Takahama Y, Abe K, Nakatsuji N, Tada T.<br />
|title = Nuclear reprogramming of somatic cells by in vitro hybridization with ES cells.<br />
|journal = Curr Biol.<br />
|volume = 11<br />
|pages = 1553-1558<br />
|year = 2001<br />
|id =<br />
}}</ref><ref>{{cite journal<br />
|author = Cowan CA, Atienza J, Melton DA, Eggan K.<br />
|title = Nuclear reprogramming of somatic cells after fusion with human embryonic stem cells.<br />
|journal = Science<br />
|volume = 309<br />
|pages = 1369-1373<br />
|year = 2005<br />
|id =<br />
}}</ref>。この場合、拒絶反応を回避するにはES細胞由来の染色体を除去する必要があり、その技術開発が進められている。<br />
<br />
また、ES細胞を生体外にて増殖させ続けると、[[染色体]]変異、[[遺伝子]]異常が生じて次第に蓄積していくことが明らかとなっており、医療への応用は樹立後間もない株に限られるであろう。こうした遺伝子異常の結果、癌(がん)化する可能性も指摘されている。以前は、ES細胞は、ウシ胎仔[[血清]]など動物由来の成分を含んだ培地で培養することが一般的であったが、現在は、これらの問題は既に解決されており、先進国のES細胞研究所では、既に、動物由来成分を含まない培地を用いてヒトES細胞を増殖・分化させることが常識となっている。<br />
<br />
[[2010年]][[10月]]アメリカのジェロン社が脊髄損傷の患者4人に対しES細胞を使用した[[臨床試験]]を開始したが、[[2011年]][[11月]]に撤退を発表した<ref name="afp20111116">{{cite news<br />
|title = 米ジェロン、ES細胞由来の治療薬の臨床試験を打ち切り<br />
|url =http://www.afpbb.com/articles/-/2840970?pid=8090263<br />
|publisher = [[フランス通信社]]<br />
|date = 2011-11-16<br />
| accessdate = 2014-02-20}}</ref>。<br />
<br />
== ES細胞を使った研究 ==<br />
[[遺伝子疾患]]の患者の核を移植した[[体細胞由来ES細胞|ntES細胞]]を用いると、この[[細胞]]を適切に[[分化]]させることで、[[生体組織診断|生検]]せずとも、患者と同じ表現[[形質]]を持った[[体細胞]]を多量に得ることができるようになる。このような[[体細胞]]は、病因の研究や薬剤のスクリーニング(選別)など治療法の開発に有用である。<br />
<br />
[[2004年]]にシカゴ生殖遺伝学研究所のユーリー・バーリンスキーらのグループは、遺伝病を持つヒトの胚から20のES細胞株を樹立することに成功した。これらは深刻な遺伝病の治療研究に使用可能な初のES細胞である。ユーリー・バーリンスキーは現在、他に遺伝子の異なる200株以上のES細胞を保有しており、これらは医薬品のスクリーニング(選別)などへの使用が可能である。<br />
<br />
[[2013年]][[6月]]、アメリカの研究グループがES細胞のヒトクローン胚作製に成功したと報告、研究はアメリカの科学雑誌「[[セル (雑誌)|Cell]]」に掲載された<ref name="cell201306">[http://www.cell.com/abstract/S0092-8674%2813%2900571-0 Human Embryonic Stem Cells Derived by Somatic Cell Nuclear Transfer]</ref>。<br />
<br />
[[2014年]][[12月24日]]、英[[ケンブリッジ大学]]などのグループが、ヒトのES細胞、[[人工多能性幹細胞|iPS細胞]]を使って精子や卵子の基になる「始原生殖細胞」を安定的に作ることに成功したと発表し、米科学誌[[セル (雑誌)|セル]]電子版に掲載された<ref name="asahi20141225">{{cite news<br />
|title = ヒト万能細胞から精子・卵子のもとを作製 英大学など<br />
|url = http://www.asahi.com/articles/ASGDT3FGWGDTULBJ003.html<br />
|publisher = [[朝日新聞]]<br />
|date = 2014-12-25<br />
|accessdate = 2015-02-14<br />
}}</ref><ref name="nishinihon20141225">{{cite news<br />
|title = 精子や卵子の元作製、英大学など ES、iPS細胞から<br />
|url = http://www.nishinippon.co.jp/nnp/science/article/135904<br />
|publisher = [[西日本新聞]]<br />
|date = 2014-12-25<br />
|accessdate = 2015-02-14<br />
}}</ref>。マウスでは既に京都大学のチームが作製し、正常な精子や卵子を作ることにも成功している<ref name="asahi20141225" /><ref name="nishinihon20141225" />。ヒトの始原生殖細胞を作ったとする報告は既にあったが、形成過程は十分に解明されておらず、ヒトでは安定して作ることが難しかった<ref name="asahi20141225" /><ref name="nishinihon20141225" />。ケンブリッジ大学のグループは、ヒトの場合マウスと違って「SOX17」という遺伝子が重要な役割を果たすことを突き止め、安定的に製作することに成功した<ref name="asahi20141225" /><ref name="nishinihon20141225" />。将来的に[[不妊]]の原因解明にも役立つ可能性があるとしている<ref name="asahi20141225" /><ref name="nishinihon20141225" />。<br />
<br />
[[2015年]][[1月29日]]、ES細胞から[[小脳]]組織を作ることに化学研究所多細胞システム形成研究センターなどのチームが成功し、米科学誌「セルリポーツ」電子版に発表された<ref name=kobe20150129>{{cite news<br />
|title = 人のES細胞から小脳組織作製 神戸・理研多細胞研<br />
|url = http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201501/0007700080.shtml<br />
|publisher = [[神戸新聞]]<br />
|date = 2015-01-29<br />
|accessdate = 2015-02-14<br />
}}</ref>。<br />
<br />
== 体細胞からの人工多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立==<br />
[[2006年]][[8月10日]]、[[京都大学ウイルス・再生医科学研究所|京都大学再生医科学研究所]]の[[山中伸弥]]らは、[[ハツカネズミ|マウス]]の胚性線維芽[[細胞]]に4つの因子 (Oct3/4 ,Sox2, c-Myc, Klf4) を導入することでES細胞のように分化多能性を持つ[[人工多能性幹細胞]](iPS細胞; induced pluripotent stem cells)が樹立できることを科学雑誌[[セル (雑誌)|セル]]で発表した<ref>{{cite journal<br />
|author = Takahashi K, Yamanaka S.<br />
|title = Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors.<br />
|journal = Cell<br />
|volume = 126<br />
|pages = 663-676<br />
|year = 2006<br />
|id =<br />
}}</ref>。<br />
<br />
[[2007年]][[11月20日]]、山中らのチームはさらに研究を進め、ヒトの大人の細胞に4種類の遺伝子 (OCT3/4, SOX2, C-MYC, KLF4) を導入することで、ES細胞に似た[[人工多能性幹細胞|人工多能性幹(iPS)細胞]]を作製する技術を開発、論文としてセル誌で発表し、世界的な注目を集めた<ref>{{cite journal<br />
|author = Takahashi K, Tanabe K, Ohnuki M, Narita M, Ichisaka T, Tomoda K, Yamanaka S.<br />
|title = Induction of Pluripotent Stem Cells from Adult Human Fibroblasts by Defined Factors.<br />
|journal = Cell<br />
|volume = 131<br />
|pages = 861-872<br />
|year = 2007<br />
|id =<br />
}}</ref><ref name="産経新聞 2007年11月21日付">{{cite web<br />
|url = http://sankei.jp.msn.com/life/body/071121/bdy0711210154000-n1.htm<br />
|title = ヒトの皮膚から万能細胞、再生医療に画期的成果 京大チームが成功<br />
|publisher = [[産経新聞]]<br />
|accessdate = 2007-11-21 <br />
}}</ref>。また同日、世界で初めてES細胞を作製したことで知られる[[ウィスコンシン大学]]の{{仮リンク|ジェームズ・トムソン (生物学者)|en|James Thomson (cell biologist)|label=ジェームズ・トムソン}}らのグループもヒトの胎児の細胞に4種類の遺伝子 (OCT3/4, SOX2, NANOG, LIN28) を導入する方法でiPS細胞を作製する論文を発表した<ref>{{cite journal<br />
|author = Yu J, Vodyanik MA, Smuga-Otto K, Antosiewicz-Bourget J, Frane JL, Tian S, Nie J, Jonsdottir GA, Ruotti V, Stewart R, Slukvin II, Thomson JA.<br />
|title = Induced Pluripotent Stem Cell Lines Derived from Human Somatic Cells<br />
|journal = Science<br />
|volume = 318<br />
|pages = 1917-1920<br />
|year = 2007<br />
|id =<br />
}}</ref><ref name="産経新聞 2007年11月21日付" />。<br />
<br />
この2チームはそれぞれ個別に研究していたが、奇しくも同様の研究成果を同じ日に発表するに至った。この2チームの研究成果は、大まかな細胞の作製方法こそ似ているが、導入した遺伝子が一部異なっている。<br />
<br />
ES細胞の作製時における倫理的問題や拒絶反応の問題を一挙に解決できるため、ES細胞に代わる細胞として大きな注目と期待を集めているが、iPS細胞の研究はES細胞の研究と密接に関連しており、ES細胞との比較研究が必須であるため、今後もES細胞の研究は必要であると考えられる。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<div style="font-size:small">{{Reflist|2}}</div><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[胚]]<br />
* [[培養細胞]]<br />
* [[万能細胞]]<br />
* [[生命倫理学]]<br />
* [[クローン]]<br />
* [[成体幹細胞]]<br />
* [[テラトーマ]]<br />
* [[EG細胞]]<br />
* [[人工多能性幹細胞|人多能性幹細胞]](iPS細胞)<br />
* [[エピジェネティクス]]<br />
* [[黄禹錫]]<br />
* [[ヒトES細胞を使った臨床試験|ヒトES細胞を使った臨床試験]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2007/070528/detail.html ヒトES細胞の画期的培養法開発 大量培養や大脳神経細胞産生が可能に 2007/5/28] 独立行政法人 [[理化学研究所]]<br />
<br />
{{biosci-stub}}<br />
{{medical-stub}}<br />
{{幹細胞}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:はいせいかんさいほう}}<br />
[[Category:細胞生物学]]<br />
[[Category:幹細胞]]<br />
[[Category:発生生物学]]<br />
[[Category:組織学]]<br />
[[Category:先端医療]]<br />
[[Category:バイオテクノロジー]]<br />
[[Category:再生医学]]<br />
[[Category:医療倫理]]</div>
220.109.81.111
細胞融合
2017-03-24T22:11:40Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>'''細胞融合''' (cell fusion) は、二つ以上の[[細胞]]が融合して一つの[[雑種細胞]]となる現象である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
細胞融合は、二つ以上の細胞から一つの雑種細胞が形成される現象である<ref>[http://web.archive.org/web/20040203095834/http://www.ncbiotech.org/biotech101/glossary.cfm Glossary of Biotech Terms(2004年2月3日アーカイブ)]</ref><ref>[http://www.fao.org/docrep/003/X3910E/X3910E06.htm Glossary of biotechnology and genetic engineering]</ref>。同種細胞どうしはうまく融合しやすいが、異種の細胞融合も起こる。<br />
<br />
細胞融合は、[[筋肉]]、[[骨]]および[[w:trophoblast|栄養膜]]細胞の[[w:Cellular differentiation|分化]]、[[胚発生]]および[[形態形成]]の期間に起こる重要な[[w:cellular process|細胞過程]]である<ref>http://herkules.oulu.fi/isbn9514269306/html/x1210.html</ref>。これは、生体の[[細胞周期|成長]]において、細胞の機能を維持するために必須である<ref>[http://www.mesothelioma-settlement-information.org/Mesothelioma_Legal_Glossary.php Mesothelioma Settlement - lawyer, attorney, law, lawsuit - Legal Glossary<!-- Bot generated title -->]</ref>。また、[[受精]]時の[[生殖細胞]]や溶解[[ウイルス感染]]においてよく観察される。これには形態変化、[[液胞]]形成、および[[合胞体]]形成のための細胞融合も含む。<br />
<br />
細胞融合現象は、1957年に[[岡田善雄]]によって発見された。この時、[[センダイウイルス]] (HVJ) に細胞を融合させる作用があることを見出した。現在までに人工細胞融合が可能となり、[[品種改良]]や[[モノクローナル抗体]]の生産などに利用されている。ウイルスを介するだけでなく、[[プロトプラスト-PEG法]]や電気刺激によっても細胞融合を起こし目的の細胞を作ることができる。<br />
<br />
== 糖尿病治療への応用 ==<br />
2013年5月29日、[[京都大学ウイルス・再生医科学研究所|京都大学再生医科学研究所]]の角昭一郎らが、「[[膵臓]]内で[[インスリン]]を分泌する[[ランゲルハンス島]]の細胞を、[[骨髄]]から取り出した[[幹細胞]]と融合させ、生体内で効率的に働かせる[[動物実験]]に世界で初めて成功した」と発表した。角昭らのグループは、細胞増殖などの能力に優れた大腿骨の骨髄由来の幹細胞と膵島細胞とを並べて電気刺激を与えて融合させ、インスリンを分泌できない[[ラット]]に[[移植]]した。その結果、通常の膵島移植<ref>重い糖尿病患者には、膵臓移植が最も有効な治療法とされており、[[ドナー|提供者]]の膵臓が移植に適さない場合は、膵臓内に点在する膵島を分離し、[[点滴]]で移植する方法がある。しかし、一つの膵臓から分離できる膵島は少量で、患者1人分に満たないこともある。また、移植後も効果が持続せず、再び膵島移植が必要になる患者が多い。</ref>の半分の量の融合細胞を移植しただけで、[[血糖値]]が低下する効果が出ることが確認され、移植後3カ月間、血糖値が徐々に低下したことから、融合細胞が生体内で増殖したと考えられるという。角昭は「膵島から融合細胞を作製し、それを移植するという新たな手法につながる可能性がある」と話している<ref>『[[毎日新聞]]』(2013年5月29日)「[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130529-00000042-mai-soci <糖尿病治療>融合細胞使う動物実験成功 膵島移植に効果]」</ref>。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[分化]]<br />
* [[脂質二重層]]<br />
* [[細胞分裂]]<br />
* [[ハイブリドーマ]]<br />
* [[ポマト]]<br />
* [[細胞外マトリックス]]<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* H. Harris: ''Cell fusion'', 1970, Harvard University Press, Mass.<br />
* R. Borgens et al.: ''Cell Fusion and some subcellular Properties of heterokaryons and hybrids'', Journal of Cell Biology, VOLUME 67, 1975, pages 257-280<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
{{Biosci-stub}}<br />
{{デフォルトソート:さいほうゆうこう}}<br />
[[Category:細胞生物学]]</div>
220.109.81.111
藤原正彦
2017-03-19T04:22:21Z
<p>220.109.81.111: </p>
<hr />
<div>{{Infobox 作家<br />
|name = 藤原 正彦<br />(ふじわら まさひこ)<br />
|image =<br />
|caption =<br />
|birth_date = {{生年月日と年齢|1943|07|09}}<br />
|birth_place = {{MCK}}[[新京]]<br>(現在の{{CHN}}[[吉林省]][[長春市]])<br />
|death_date =<br />
|death_place =<br />
|resting_place =<br />
|occupation = [[数学者]]、[[随筆家|エッセイスト]]<br />
|alma_mater = [[東京大学大学院理学系研究科・理学部|東京大学大学院理学系研究科]]<br>[[修士課程]]数学専攻修了<br />
|period = 昭和52年([[1977年]]) - <br />
|genre = [[エッセイ]]、評論、伝記<br />
|movement = <br />
|notable_works = 『[[#CITEREF藤原1977|若き数学者のアメリカ]]』(1977年)<br>『[[国家の品格]]』(2005年)<br />
|spouse = [[藤原美子]]<br />
|partner = <!--結婚していない仕事のパートナー(親族など)--><br />
|children = <!--子供の人数を記入。子供の中に著名な人物がいればその名前を記入する--><br />
|relations = [[新田次郎]](父)<br>[[藤原てい]](母)<br>[[藤原咲平]](大伯父)<br>[[メイ牛山]](大叔母)<br />
|debut_works = 『[[#CITEREF藤原1977|若き数学者のアメリカ]]』(1977年)<br />
|awards = [[日本エッセイスト・クラブ賞]](1978年)<br>[[新語・流行語大賞]](2006年)<br />
|influences = [[岡潔]]<br />
|influenced =<br />
}}<br />
'''藤原 正彦'''(ふじわら まさひこ、昭和18年([[1943年]])[[7月9日]] - )は、[[日本]]の[[数学者]]。[[お茶の水女子大学]][[名誉教授]]。専門は[[数論]]で、特に[[ディオファントス方程式|不定方程式]]論。[[随筆家|エッセイスト]]しても知られる。<br />
<br />
妻は、お茶の水女子大学で[[発達心理学]]を専攻し、[[カウンセラー]]、心理学講師そして[[翻訳家]]として活動する[[藤原美子]]。[[気象学者]]の[[藤原咲平]]は大伯父、[[美容家]]の[[メイ牛山]]は大叔母に当たる。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
戦後いずれも[[作家]]となった[[新田次郎]]、[[藤原てい]]夫妻の次男として、[[満州国]]の首都[[新京]]に生まれる。[[ソ連対日参戦|ソ連軍の満州国侵攻]]に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮半島北部で汽車が停車したため、日本への帰還の[[北朝鮮]]から[[福岡市]]までの残り区間は母と子3人(兄、本人、妹)による1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。母・藤原ていのベストセラー『[[流れる星は生きている]]』の中でも活写されたこの経験は、本人の[[エッセイ]]の中でも様々な形で繰り返し言及されており、老いた母を伴っての満州再訪記が『[[#CITEREF藤原2003a|祖国とは国語]]』(2003年)に収録されている。<br />
<br />
小学生の一時期、[[長野県]][[諏訪市]]にある祖母宅に1人移り住む。このときの自然体験は、後に自身の美意識の土台となっている。このころ図工の先生であった[[安野光雅]]から絵と、数学の面白さも教わる。<br />
<br />
アメリカ留学記『[[#CITEREF藤原1977|若き数学者のアメリカ]]』(1977年)が話題となり、[[日本エッセイスト・クラブ賞]]を受賞。以後エッセイストとして活動。身辺雑記からイギリス滞在記や科学エッセイ、数学者の評伝に至るまで対象は広い。『[[#CITEREF藤原1987|父の旅 私の旅]]』(1987年)は、亡父・新田次郎の絶筆となった未完の小説『孤愁 サウダーデ』の主人公[[ヴェンセスラウ・デ・モラエス|モラエス]]の故郷である[[ポルトガル]]を、一人レンタカーを駆って一周する紀行文である。これは、先年亡くなった亡父が、その取材旅行で訪れた時に残した詳細なメモ等を元に、同じコースを辿り、同じ人に会おうとしたものである。その中で、ポルトガル人にとっての「[[サウダージ|サウダーデ]]」の意味を問い続け、自らにとっての「サウダーデ(郷愁)」を求めようとするものでもある。2012年には正彦が執筆した『[[CITEREF藤原2012|孤愁 サウダーデ]]』の続編を併せた小説が出版された。<br />
<br />
エッセイではしばしば「[[武士道]]」や「祖国愛([[ナショナリズム]]ではなく[[パトリオティズム]])」、「情緒」の大切さを諧謔を交えて説いてきたが、口述を編集者がまとめた『[[国家の品格]]』(2005年11月、新潮新書)は200万部を超えるベストセラーとなり、翌2006年の[[新語・流行語大賞]]に「品格」が選ばれるなど大きな話題となった。同書では数学者の立場から、「論理より情緒」・「英語より国語」・「民主主義より武士道」と説いている。<br />
<br />
[[2009年]]に上映された映画「[[劔岳 点の記]]」は父・新田次郎の原作である。著作権を持っていた正彦と実兄の正広は[[木村大作]]監督の山岳映画に対するこだわりから二つ返事で了承したという<ref>{{cite news<br />
|title = 息子から見た「劔岳 点の記」 命がけの下見、感じた気迫<br />
|author = 戸津井康之<br />
|newspaper = 産経新聞<br />
|publisher = 産経新聞社<br />
|date = 2009-07-06<br />
|url = http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/movie/274676/<br />
|accessdate = 2013-11-09<br />
|archiveurl = https://web.archive.org/web/20090728165137/http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/movie/274676<br />
|archivedate = 2009-07-28<br />
|ref = {{Harvid|戸津井|2013}}<br />
}}</ref>。<br />
<br />
2009年(平成21年)3月をもってお茶の水女子大学教授を[[定年退職]]。講演活動を行いつつ数本の連載を抱える。『[[週刊新潮]]』に「管見妄語」を連載、2010年(平成22年)9月に『[[#CITEREF藤原2010b|大いなる暗愚]]』(新潮社)として出版した。<br />
<br />
== 人物 ==<br />
[[小学校]]からの[[英語教育]]必修化に批判的で「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」であると述べ、[[国語教育]]の充実を推奨。「読書をもっと強制的にでもさせなければならない」「教育の目的は自ら本に手を伸ばす子を育てること」と主張している。[[教育学者]]の[[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]][[明治大学]][[教授]]は『[[#CITEREF藤原2006a|祖国とは国語]]』の解説で「ああ、この人(藤原)に[[文部科学大臣]]になってもらいたい」と記している。なお、この齋藤の言葉は『祖国とは国語』の帯の惹句にもなっている。<br />
<br />
また、[[飛び級]]制度にも批判的であり、「[[自然科学]]で最も重要なのは美しいものに感動する「情緒力」で、数学的なテクニックじゃない。幼いころの砂場遊び、野山を走り回る、[[小説]]に涙する、[[失恋]]するなど、あらゆる経験がそれを培う。国は効率的に育てようというが、スキップして数学だけ学んでもうまくいかない。」、「もし東京大、京都大など主要大学が飛び入学を導入すると、逆に新たな競争を生み、情緒力を養成する初等中等教育がズタズタになる。」、「高校三年の受験勉強は確かに情緒力養成には役に立たないが、だから摩耗しないよう飛び入学で救うというのは[[論理]]のすり替えだ。重要なのは高校三年の教育の改善。必要性のある[[受験勉強]]をする[[大学入試]]改革が必要で、責任は大学にある。才能ある一部を救って、多くが犠牲では済まない。」などと述べている<ref>{{cite news<br />
|title = 飛び入学導入広がらず 大学に負担重く、学生は支持するが<br />
|newspaper = 日本経済新聞夕刊<br />
|publisher = 日本経済新聞社<br />
|date = 2004-05-21<br />
|url = http://university.main.jp/blog/archives/001026.html<br />
|accessdate = 2013-11-09<br />
}}</ref>。<br />
<br />
『[[#CITEREF藤原1977|若き数学者のアメリカ]]』には、当時の[[ストリーキング]]の熱に煽られ、一人で[[アパート]]の陰から全裸で路上に飛び出したこと、『[[#CITEREF藤原1991|遥かなるケンブリッジ]]』には大学で数学の研究に没頭して家庭を顧みないでいる間、次男が学校で[[いじめ]]を受けたことを知り「Stand up and fight」・「[[武士道]]精神で闘え」と、殴られたら殴り返すよう次男を叱責したが、夫人から「非現実的な解決手段だ」とたしなめられ、最終的には藤原自身が学校に乗り込み、校長に直談判したこと、などのエピソードが綴られている。<br />
<br />
[[NHK教育テレビジョン]]で2001年(平成13年)8月-9月期に放送された[[NHK人間講座]]の「天才の栄光と挫折」という講座に出演した。その中で、8回にわたって、8人の数学者[[アイザック・ニュートン]]、[[関孝和]]、[[エヴァリスト・ガロア]]、[[ウィリアム・ローワン・ハミルトン]]、[[ソフィア・コワレフスカヤ]]、[[シュリニヴァーサ・ラマヌジャン]]、[[アラン・チューリング]]、[[アンドリュー・ワイルズ]]の伝記を解説した。この番組用のテキストは[[ヘルマン・ワイル]]の伝記を追加し大幅に加筆して、2002年(平成14年)に新潮選書に収録され、2008年(平成20年)に文春文庫に収録された。<br />
<br />
歌手の[[奈良光枝]]、また[[なでしこジャパン]](サッカー日本女子代表)主将の[[宮間あや]]と[[田中陽子 (サッカー選手)|田中陽子]]の熱烈なファンであり、特に宮間あやに関しては、「卓越した技術、なでしこサッカー主将としての理論的および精神的支柱ばかりでなく、日本の良き文化の伝道者でもある」 <ref>「管見妄語」『週刊新潮』(10月4日号)</ref>と称賛している。<br />
<br />
== 年表 ==<br />
*1959年(昭和34年) - [[東京学芸大学附属小金井中学校]]卒業。<br />
*1962年(昭和37年) - [[東京都立西高等学校]]卒業。<br />
*1966年(昭和41年) - [[東京大学大学院理学系研究科・理学部|東京大学理学部]][[数学|数学科]]卒業。<br />
*1968年(昭和43年)<br />
**[[東京大学大学院理学系研究科・理学部|同大学院理学系研究科]][[修士課程]]数学専攻修了。<br />
**[[東京都立大学]]理学部助手。<br />
*1972年(昭和47年) - [[ミシガン大学]]研究員。<br />
*1973年(昭和48年)<br />
**東大に学位請求論文を提出して理学博士号取得。博士論文:「不定方程式における局所大局原理及解の有限性」。<br />
**[[コロラド大学ボルダー校]]助教授。<br />
*1976年(昭和51年) - お茶の水女子大学理学部数学科助教授。<br />
*1988年(昭和63年) - 同教授。<br />
*2000年(平成12年) - 同付属図書館館長兼任。<br />
*2009年(平成21年) - 同退任、名誉教授。<br />
<br />
== 著書 ==<br />
=== 単著 ===<br />
*{{Cite book|和書|year=1977|month=11|title=若き数学者のアメリカ|publisher=[[新潮社]]|isbn=978-4-10-327401-8|ref={{Harvid|藤原|1977}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1981-06-25|title=若き数学者のアメリカ|series=[[新潮文庫]]|publisher=新潮社|isbn=4-10-124801-X|ref={{Harvid|藤原|1981b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2003-06|title=若き数学者のアメリカ|series=[[新潮文庫]]|edition=改版|publisher=新潮社|isbn=4-10-124801-X|ref={{Harvid|藤原|2003}}}}<br />
*{{Cite book|和書|year=1981|month=5|title=数学者の言葉では|publisher=新潮社|ref={{Harvid|藤原|1981a}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1984-06-27|title=数学者の言葉では|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124802-8|ref={{Harvid|藤原|1984}}}}<br />
*{{Cite book|和書|year=1987|month=7|title=父の旅 私の旅|publisher=新潮社|isbn=4-10-327403-4|ref={{Harvid|藤原|1987}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1993-03-02|title=数学者の休憩時間|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124803-6|ref={{Harvid|藤原|1993}}}} - {{Harvnb|藤原|1987}}の改題改訂<br />
*{{Cite book|和書|year=1991|month=10|title=遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス|publisher=新潮社|isbn=4-10-327404-2|ref={{Harvid|藤原|1991}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1994-07-01|title=遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124804-4|ref={{Harvid|藤原|1994b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|year=2001|month=1|title=遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス|series=大活字本シリーズ|publisher=埼玉福祉会|isbn=4-88419-050-5|ref={{Harvid|藤原|2001b}}}}<br />
*{{Cite book|和書|year=1994|month=6|title=父の威厳|publisher=講談社|isbn=4-06-205873-1|ref={{Harvid|藤原|1994a}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1997-06-30|title=父の威厳 数学者の意地|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124805-2|ref={{Harvid|藤原|1997a}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=1999-09|title=父の威厳 数学者の意地|publisher=日本障害者リハビリテーション協会|ref={{Harvid|藤原|1999}}}} - 内容:録音データ、形態:CD-ROM1枚、収録時間:8時間25分。<br />
*{{Cite book|和書|year=1997|month=10|title=心は孤独な数学者|publisher=新潮社|isbn=4-10-327405-0|ref={{Harvid|藤原|1997b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2001-01-01|title=心は孤独な数学者|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124806-0|ref={{Harvid|藤原|2001a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2000-06-15|title=古風堂々数学者|publisher=講談社|isbn=4-06-210186-6|ref={{Harvid|藤原|2000}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2003-05-01|title=古風堂々数学者|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124807-9|ref={{Harvid|藤原|2003b}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2001-07|title=天才の栄光と挫折|series=[[NHK人間講座]] 2001年8月~9月期|publisher=NHK出版|isbn=978-4-14-189052-2|ref={{Harvid|藤原|2001c}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2002-05-17|title=天才の栄光と挫折 数学者列伝|series=[[新潮選書]]|publisher=新潮社|isbn=4-10-603511-1|ref={{Harvid|藤原|2002}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2008-09-03|title=天才の栄光と挫折 数学者列伝|series=文春文庫|publisher=文藝春秋|isbn=978-4-16-774902-6|ref={{Harvid|藤原|2008}}}} - [[アイザック・ニュートン]]、[[関孝和]]、[[エヴァリスト・ガロア]]、[[ウィリアム・ローワン・ハミルトン]]、[[ソフィア・コワレフスカヤ]]、[[シュリニヴァーサ・ラマヌジャン]]、[[アラン・チューリング]]、[[ヘルマン・ワイル]]、[[アンドリュー・ワイルズ]]の伝記。<br />
*{{Cite book|和書|date=2003-04-25|title=祖国とは国語|publisher=講談社|isbn=4-06-211712-6|ref={{Harvid|藤原|2003a}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2006-01-01|title=祖国とは国語|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-124808-7|ref={{Harvid|藤原|2006a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2005-11-20|title=国家の品格|series=[[新潮新書]]|publisher=新潮社|isbn=4-10-610141-6|ref={{Harvid|藤原|2005}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2006-04-14|title=この国のけじめ|publisher=文藝春秋|isbn=4-16-367800-X|ref={{Harvid|藤原|2006b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2008-04-10|title=この国のけじめ|edition=決定版|series=[[文春文庫]]|publisher=[[文藝春秋]]|isbn=978-4-16-774901-9|ref={{Harvid|藤原|2008}}}}<br />
*{{Cite book|和書|year=2006|month=11|title=藤原正彦の人生案内|publisher=[[中央公論新社]]|isbn=4-12-003787-8|ref={{Harvid|藤原|2006c}}}}<br />
**{{Cite book|和書|author=[[読売新聞]]東京本社生活情報部 編|date=2009-02-01|title=人生に関する72章|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-124809-7|ref={{Harvid|藤原|2009a}}}} - 『[[#CITEREF藤原2006c|藤原正彦の人生案内]]』を改題。<br />
*{{Cite book|和書|year=2007|month=4|title=心に太陽を唇に歌を 未来に生きる君たちへ|publisher=[[世界文化社]]|isbn=978-4-418-07506-5|ref={{Harvid|藤原|2007}}}} - 児童向けの自伝物語、小冊子。<br />
*{{Cite book|和書|date=2009-12-10|title=名著講義|publisher=文藝春秋|isbn=978-4-16-372020-3|ref={{Harvid|藤原|2009b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2012-05-10|title=名著講義|series=文春文庫 ふ26-3|publisher=文藝春秋|isbn=<br />
978-4-16-774903-3|ref={{Harvid|藤原|2012b}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2010-07-29|title=ヒコベエ|publisher=講談社|isbn=978-4-06-216375-0|ref={{Harvid|藤原|2010a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2010-09-17|title=管見妄語 大いなる暗愚|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-327407-0|ref={{Harvid|藤原|2010b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2012-06-01|title=管見妄語 大いなる暗愚|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-124811-0|ref={{Harvid|藤原|2012a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2011-04-10|title=日本人の誇り|series=[[文春新書]]|publisher=文藝春秋|isbn=978-4-16-660804-1|ref={{Harvid|藤原|2011a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2011-10-18|title=管見妄語 始末に困る人|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-327408-7|ref={{Harvid|藤原|2011b}}}}<br />
**{{Cite book|和書|date=2013-11-01|title=管見妄語 始末に困る人|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-124812-7|ref={{Harvid|藤原|2013a}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2012-11-16|title=管見妄語 卑怯を映す鏡|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-327409-4|ref={{Harvid|藤原|2012c}}}}<br />
*{{Cite book|和書|date=2013-11-18|title=管見妄語 グローバル化の憂鬱|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-327410-0|ref={{Harvid|藤原|2013b}}}}<br />
<br />
=== 共著 ===<br />
*{{Cite book|和書|editor=[[日本数学会]] 編|date=1985-12-10|title=岩波 数学辞典|edition=第3版|publisher=[[岩波書店]]|isbn=4-00-080016-7|ref={{Harvid|日本数学会|1985}}}}<br />
**{{Cite book|和書|editor=日本数学会 編|date=2007-03-15|title=岩波 数学辞典|edition=第4版|publisher=岩波書店|isbn=978-4-00-080309-0|ref={{Harvid|日本数学会|2007}}}}<br />
*{{Cite book|和書|author=[[小川洋子]]|date=2005-04-06|title=世にも美しい数学入門|series=ちくまプリマー新書|publisher=[[筑摩書房]]|isbn=4-480-68711-4|ref={{Harvid|藤原|小川|2005}}}}<br />
*{{Cite book|和書|author=[[安野光雅]]|date=2006-01-06|title=世にも美しい日本語入門|series=ちくまプリマー新書|publisher=筑摩書房|isbn=4-480-68727-0|ref={{Harvid|安野|藤原|2006}}}}<br />
*{{Cite book|和書|others=[[ジャイルズ・マリー]] 訳|year=2007|month=6|title=国家の品格 対訳ニッポン/The Dignity of the Nation|publisher=IBCパブリッシング|isbn=978-4-89684-568-6|ref={{Harvid|藤原|マリー|2007}}}}<br />
*{{Cite book|和書|year=2007|month=7|title=日本人の矜持 九人との対話|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-327406-3|ref={{Harvid|藤原ほか|2007}}}} - [[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]]・[[中西輝政]]・[[曾野綾子]]・[[山田太一 (脚本家)|山田太一]]・[[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]・[[五木寛之]]・[[ビートたけし]]・[[佐藤愛子 (作家)|佐藤愛子]]・[[阿川弘之]]との対話集。<br />
**{{Cite book|和書|date=2010-01-01|title=日本人の矜持 九人との対話|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=978-4-10-124810-3|ref={{Harvid|藤原ほか|2010}}}}<br />
*{{Cite book|和書|author=[[半藤一利]]|coauthors=[[中西輝政]]・[[柳田邦男]]・[[福田和也]]・[[保阪正康]] ほか|date=2009-08-20|title=父が子に教える昭和史 あの戦争36のなぜ?|series=文春新書|publisher=文藝春秋|isbn=978-4-16-660711-2|url=http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166607112|ref={{Harvid|藤原ほか|2009}}}}<br />
*{{Cite book|和書|author=[[新田次郎]]|date=2012-11-29|title=孤愁 = SAUDADE サウダーデ|publisher=文藝春秋|isbn=978-4-16-381740-8|ref={{Harvid|新田|藤原|2012}}}}<br />
<br />
=== 編著 ===<br />
*{{Cite book|和書|author=[[山本夏彦]]|year=2004|month=3|title=「夏彦の写真コラム」傑作選|volume=1(1979-1991)|series=新潮文庫|publisher=新潮社|isbn=4-10-135017-5|ref={{Harvid|藤原|2004}}}}<br />
<br />
=== 訳書 ===<br />
*{{Cite book|和書|author=[[アーノルド・L・リーバー]]|others=[[藤原美子]] 共訳|year=1984|month=7|title=月の魔力 バイオタイドと人間の感情|publisher=東京書籍|ref={{Harvid|リーバー|藤原|1984}}}} - 原題''How The Moon Affects You''。<br />
**{{Cite book|和書|author=アーノルド・L・リーバー|others=[[藤原美子]] 共訳|year=1996|month=10|title=月の魔力|edition=増補|publisher=[[東京書籍]]|isbn=4-487-76167-0|ref={{Harvid|リーバー|藤原|1996}}}}<br />
*{{Cite book|和書|author=[[ジョン・L・キャスティ]]|others=[[藤原美子]] 共訳|year=1998|month=9|title=ケンブリッジ・クインテット|series=Crest books|publisher=新潮社|isbn=4-10-590005-6|ref={{Harvid|キャスティ|藤原|1998}}}} - 原題''The Cambridge Quintet''。<br />
*{{Cite book|和書|author=[[オイゲン・ヘリゲル]]|others=藤原美子 訳、藤原正彦 監訳|year=2006|month=11|title=無我と無私 禅の考え方に学ぶ|publisher=[[ランダムハウス講談社]]|isbn=4-270-00164-X|ref={{Harvid|ヘリゲル|藤原|2006}}}} - 原題''Zen in the art of archery''。<br />
<br />
=== 監修 ===<br />
*{{Cite book|和書|author=[[ドゥニ・ゲージ]]|others=[[南條郁子]] 訳|date=1998-04-10|title=数の歴史|series=[[「知の再発見」双書]] 74|publisher=[[創元社]]|isbn=4-422-21134-X|ref={{Harvid|ゲージ|南條|1998}}}}<br />
<br />
== 受賞歴 ==<br />
*1978年(昭和53年) - 第26回[[日本エッセイスト・クラブ賞]](『[[#CITEREF藤原1977|若き数学者のアメリカ]]』)。<br />
*2004年(平成16年) - 第4回[[正論大賞|正論新風賞]](全言論活動)。<br />
*2006年(平成18年) - 第23回[[新語・流行語大賞]](『[[品格]]』)。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<!--項目の50音順--><br />
{{col-begin}}<br />
{{col-4}}<br />
*[[岡潔]]<br />
*[[田中陽子 (サッカー選手)]]<br />
{{col-4}}<br />
*[[奈良光枝]]<br />
*[[新田次郎]]<br />
{{col-4}}<br />
*[[藤原てい]]<br />
*[[藤原美子]]<br />
{{col-4}}<br />
*[[宮間あや]]<br />
*[[メイ牛山]]<br />
*[[名著講義]]<br />
{{col-end}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.shinchosha.co.jp/writer/2709/ 藤原正彦] - 新潮社<br />
*[http://www.ft.com/cms/s/ee7f11fc-cc75-11db-9339-000b5df10621.html 英フィナンシャル・タイムズ紙によるインタビュー記事]{{en icon}}<br />
<br />
{{歴代の新語・流行語大賞の受賞者 (年間大賞選定以後・1991-2010)}}<br />
{{Normdaten}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ふしわら まさひこ}}<br />
[[Category:日本の随筆家]]<br />
[[Category:日本の哲学者]]<br />
[[Category:日本の数学者]]<br />
[[Category:数論学者]]<br />
[[Category:20世紀の数学者|430709]]<br />
[[Category:21世紀の数学者|-430709]]<br />
[[Category:数学に関する記事]]<br />
[[Category:新田次郎]]<br />
[[Category:お茶の水女子大学の教員]]<br />
[[Category:コロラド大学ボルダー校の教員]]<br />
[[Category:東京大学出身の人物]]<br />
[[Category:日本の引揚者]]<br />
[[Category:満州国出身の人物]]<br />
[[Category:長春出身の人物]]<br />
[[Category:1943年生]]<br />
[[Category:存命人物]]</div>
220.109.81.111
内田和彦
2017-03-11T09:36:48Z
<p>220.109.81.111: /* 人物・来歴 */</p>
<hr />
<div>'''内田 和彦'''(うちだ かずひこ、[[1947年]][[2月18日]] - )は、[[日本]]の[[福音派]][[牧師]]、[[新約聖書]]学者、[[神学校]]教師、哲学博士 ([[Doctor of Philosophy|Ph.D.]])、[[新改訳聖書刊行会]]編集委員。2008年4月より[[前橋キリスト教会]]牧師。<br />
<br />
== 人物・来歴 ==<br />
[[埼玉県]][[浦和市]](現[[さいたま市]])生まれ。[[埼玉県立浦和高等学校|埼玉県立浦和高校]]、[[浦和福音自由教会]]で洗礼を受ける。[[東京大学大学院人文社会系研究科・文学部|東京大学文学部]]、聖書神学舎(現[[聖書宣教会]])を卒業。埼玉県[[大宮市]](現さいたま市)の片柳福音自由教会で牧師をした後、1975年から1980年まで[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[トリニティ神学校]]と[[イギリス]]に留学する。[[福音書]]の研究で、[[スコットランド]]の[[アバディーン大学]]より[[Doctor of Philosophy|Ph.D.]]を取得した。<br />
<br />
帰国後、埼玉県[[草加市]]で牧師を10年間務めた後、聖書宣教会の教師会議長(校長)を2005年3月まで務める。2008年より、[[前橋キリスト教会]]の牧師を務める。<br />
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== 著書 ==<br />
*神の言葉である聖書(近代文芸社)<br />
*キリストの神性と三位一体(いのちのことば社)<br />
*聖書が教える「霊の戦い」(1994年)<br />
*「キリスト教は初めて」という人のための本<br />
*「聖書は初めて」という人のための本<br />
*「教会は初めて」という人のための本<br />
*「祈りは初めて」という人のための本<br />
*キリスト教は信じられるか<br />
*山上の説教にみる幸いなクリスチャン生活<br />
*イエスの生涯 〈エゴー・エイミ〉<br />
<br />
=== 訳書 ===<br />
*伝道と神の主権([[ジェームズ・パッカー]]著 [[いのちのことば社]] 1977年)<br />
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{{Christ-stub}}<br />
{{Academic-bio-stub}}<br />
{{先代次代|[[前橋キリスト教会]]主任牧師|第3代:2008年 - |[[舟喜拓生]]|-}}<br />
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{{DEFAULTSORT:うちた かすひこ}}<br />
[[Category:日本の神学者]]<br />
[[Category:福音派の神学者]]<br />
[[Category:日本の聖書学者]]<br />
[[Category:戦後日本の牧師]]<br />
[[Category:福音派の牧師]]<br />
[[Category:聖書宣教会の教師]]<br />
[[Category:聖書宣教会出身の人物]]<br />
[[Category:日本の著作家]]<br />
[[Category:キリスト教書籍の著作家]]<br />
[[Category:トリニティ神学校出身の人物]]<br />
[[Category:アバディーン大学出身の人物]]<br />
[[Category:埼玉県立浦和高等学校出身の人物]]<br />
[[Category:東京大学出身の人物]]<br />
[[Category:さいたま市出身の人物]]<br />
[[Category:1947年生]]<br />
[[Category:存命人物]]</div>
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