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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=219.164.105.55&feedformat=atom 2024-05-22T16:02:01Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 2018-06-26T09:33:03Z

<p>219.164.105.55: /* スパルタ亡命 */</p> <hr /> <div>[[画像:Bust Alcibiades Musei Capitolini MC1160.jpg|150px|thumb|right|アルキビアデスの像]]<br /> &#039;&#039;&#039;アルキビアデス&#039;&#039;&#039;（{{lang-grc|&#039;&#039;&#039;Αλκιβιάδης&#039;&#039;&#039;}} / {{lang|grc-Latn|Alkibiádēs}}、[[紀元前450年]]頃 - [[紀元前404年]]）は、[[アテナイ]]の政治家、軍人。[[ソクラテス]]の弟子であり、アテナイ[[衆愚政治]]を代表する[[デマゴーグ]]。アテナイの政敵により一時追放されたため敵国[[スパルタ]]に味方し、結果的に[[ペロポネソス戦争]]でアテナイを敗戦に導いた。<br /> <br /> == 生涯 ==<br /> === シケリア遠征 ===<br /> {{main|シケリア遠征}}<br /> アルキビアデスは[[クレイニアス]]と[[ディノマケー]]の子供として生まれた。<br /> <br /> アルキビアデスが活躍した時代は、ペロポネソス戦争である。ペロポネソス戦争では、[[ペリクレス]]の提唱した籠城作戦が通用しなくなり（スパルタが遠征するようになり、補給路が絶たれるおそれがあった）、新たな局面を迎えていた。ペリクレスは疫病で死亡してしまったので、彼以外の有力な政治家たちが次の手を考えねばならなかった。<br /> <br /> アルキビアデスの政敵でもある[[ニキアス]]が停戦を提唱し、[[紀元前421年]]の[[ニキアスの和約]]によってアテナイ率いる[[デロス同盟]]と[[スパルタ]]率いる[[ペロポネソス同盟]]は講和することになった。しかし、主戦論を唱えるアルキビアデスはそれを破って再び戦争を再開させ、同盟国を助けに行くとの名目で[[シチリア|シケリア]]全土を支配下に置くべく[[シケリア遠征]]を提案し、{{仮リンク|ニーキアス|en|Nicias|label=ニキアス}}と共に二人の司令官の一人として参加した。<br /> <br /> === スパルタ亡命 ===<br /> アルキビアデスは傲慢な性格であったが故に、政敵が多かった。到着後すぐに前に起こった[[ヘルメース]]像破壊事件の容疑者にされてしまい、政敵たちによってアテナイへの帰国命令が出たため、彼はスパルタに亡命した。アルキビアデスはアテナイの内部情報を流し、シチリア島防衛をスパルタ側に主張した。その結果、スパルタはシチリア島に[[ギュリッポス]]率いる軍隊を派遣し、徹底抗戦をすることにした。<br /> <br /> スパルタ軍によってシチリア軍は鍛え上げられ、アテナイは膨大な戦力を投入したにもかかわらず、アテナイのシチリア遠征は散々たる結果に終わった（[[紀元前413年]]）。遠征軍は降伏し、司令官のニキアスと[[デモステネス (将軍)|デモステネス]]は降伏したものの、[[シラクサ|シュラクサイ]]によって処刑された。さらにこの事件はシュラクサイのペロポネソス戦争参戦と言う結果をも招いた。<br /> <br /> === ペルシア亡命 ===<br /> アルキビアデスはスパルタでは顧問のような位置でアテナイへの穀物輸送の要地[[デケレア]]への砦建築を提案したり、[[アケメネス朝]]ペルシアにスパルタへの援助の交渉のために向かったりした。しかし、スパルタの王妃を寝取ったことでスパルタとの関係は悪化し、ペルシア帝国のサトラップであったティッサフェルネスのもとへと亡命した。<br /> <br /> === 暗殺 ===<br /> [[紀元前411年]]にアテナイで寡頭政権が樹立されるとアルキビアデスは帰国を許され、返り咲いた。その後、[[サモス島]]アテナイ駐留軍の指揮官になり、[[紀元前410年]]にスパルタ軍を破る。しかし、[[紀元前406年]]艦隊副将の独断による敗戦の責任を咎められ[[トラキア]]に亡命する。亡命先の[[フリュギア]]で[[サトラップ|太守]][[ファルナバゾス (ファルナケスの子)|ファルナバゾス]]の厚遇を受けるも、スパルタからの要請によって[[暗殺]]された。もしくは、女性関係のこじれで殺された。<br /> <br /> == 人物 ==<br /> 彼は才能、容姿、家柄、人望全てにおいて卓越した人物であったようであり、[[徳]]にせよ悪徳にせよ彼に勝る者はいないとまで言われた。彼の美貌は男性・女性ともに愛され、愛人が絶えなかったようである。また、弁舌の才にも恵まれており、他者を言い負かしたり、民衆を扇動することに優れていた。<br /> <br /> 幼い頃から傲慢・横暴で、自らの優れた才能を愛し、凡人である他者を見下していた。それに反し、自らよりも優れていると判断した人物に対しては並々ならぬ尊敬の念と情熱を注いだ。師匠であるソクラテスにおいては、ソクラテスが他者を見ただけで嫉妬心を覚えるほど心酔しており、その美貌で何度も彼を誘惑していた。（自制心の強靭なソクラテスには全て無意味であったが）<br /> <br /> ==参考文献==<br /> *[[グナエウス・ポンペイウス・トログス]]／ユスティヌス『地中海世界史』(2004年、合阪學・訳、西洋古典叢書：[[京都大学学術出版会]]）<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> *[[アルブレヒト・アルキビアデス]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> {{Commonscat|Alcibiades|アルキビアデス}}<br /> * [http://bcs.fltr.ucl.ac.be/fe/06/AlcIntro.html La Vie d&#039;Alcibiade de Plutarque. L&#039;auteur, l&#039;œuvre, le sujet, par M.-P. Loicq-Berger].<br /> * [http://bcs.fltr.ucl.ac.be/fe/10/Lion/Lion1.html Survie d&#039;un lion : Alcibiade, par M.-P. Loicq-Berger].<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:あるきひあてす}}<br /> [[Category:古代アテナイの人物]]<br /> [[Category:古代ギリシアの将軍]]<br /> [[Category:ギリシャの亡命者]]<br /> [[Category:暗殺された政治家]]<br /> [[Category:紀元前450年生]]<br /> [[Category:紀元前404年没]]<br /> {{History-stub}}</div>

219.164.105.55 2018-06-26T09:29:30Z

<p>219.164.105.55: /* 生涯 */</p> <hr /> <div>{{Otheruseslist|[[サラミスの海戦]]で知られる紀元前の[[アテナイ]]の[[政治家]]・[[軍人]]|[[3世紀]]の[[正教会]]の[[聖人]]|聖テミストクレス|[[アメリカ合衆国]]の男性[[フィギュアスケート]]選手|テミストクレス・レフテリス}}<br /> [[File:Beeld, Themistocles - Unknown - 20408396 - RCE.jpg|250px|thumb|テミストクレスの胸像]]<br /> &#039;&#039;&#039;テミストクレス&#039;&#039;&#039;（[[ギリシャ語|希語]]：&#039;&#039;&#039;{{lang|el|Θεμιστοκλής}}&#039;&#039;&#039;、[[英語]]：Themistocles 、[[紀元前524年]]から[[紀元前520年|520年]]頃 - [[紀元前459年]]から[[紀元前455年|455年]]頃）は、 [[アテナイ]]の[[政治家]]・[[軍人]]。[[紀元前493年]]から[[紀元前492年]]まで（諸説あり）、アテナイのエポニュモス・ アルコン（執政官）を務め、アテナイをギリシア随一の海軍国に成長させ、[[ペルシア戦争]]の勝利を導いた。<br /> <br /> [[1955年]]から[[ギリシャ]]で発行されていた旧100[[ドラクマ]]紙幣に肖像が使用されていた。<br /> <br /> ==生涯==<br /> [[プルタルコス]]によれば、テミストクレスはレオンティス部族の[[フレアリオイ]]・デーモス（[[アッティカ]]南東部、[[スニオン岬]]付近）出身である。父ネオクレス（Neokles）はアテナイ人の中小貴族であるが、母は諸説あってはっきりしていないが非アテナイ人らしく、混血児とされる。勤勉で聡明であったが、独善的で名誉欲が強く、アテナイの有力者たちを糾弾した。特に{{仮リンク|アリステイデス (将軍)|label=アリステイデス|en|Aristides}}とは生涯対立したが、プルタルコスは哲学者[[アリストン]]の伝聞として、彼らが敵対するに至った理由は双方がステシラオス（Stesilaos）という[[美少年]]を愛したためと述べている。アリステイデスとテミストクレスは様々な面で対照的であり、前者の家柄は良かったのに対し、後者は卑しい家柄であったし、前者が清廉潔白で謀を好まなかったのに対し、後者は賄賂をも厭わない天才的な策略家であった。<br /> <br /> [[マラトンの戦い]]以降、皆が戦いの勝利を喜ぶ中ただ一人テミストクレスは大規模なペルシア軍の再来を予見した。[[紀元前483年]]頃には、[[ラウレイオン鉱山]]の銀を使って[[三段櫂船]]100隻（[[ヘロドトス]]によれば200隻）の建造を決議した。この銀収入は、本来市民に分配されるものであったが、テミストクレスは[[アイギナ]]との紛争に用いる船を建造すると騙って市民を説得した。彼は、陸戦での戦闘の限界を見極め、海戦を制すればペルシアの大軍をも敗退させることができると考えたのだが、マラトンの戦いで指揮を執り、陸軍に自信を持っていた[[ミルティアデス]]らはこの決定を非難した。<br /> <br /> テミストクレスの予想は的中し、ペルシア王[[クセルクセス1世]]率いる大軍が来寇した（第二次ペルシア戦争）。その際、アテナイにおいて[[将軍職 (アテナイ)|将軍（ストラテゴス）]]の選挙が行われたが、民衆煽動家の[[エピキュデス]]が選出されそうになったため、テミストクレスは金銭で彼を買収し、辞退させた。ペルシアとの戦いでは将軍として主導的役割を果たし、[[紀元前480年]]の[[アルテミシオンの海戦]]では一進一退の攻防を行い、[[サラミスの海戦]]においてはペルシア海軍を撃破した。サラミスの海戦直後に彼はクセルクセスに密かに使者を送り、ペルシア艦隊への手加減とペルシア王への好意をほのめかし、恩を売った。また、ペルシア軍の再来に備えて、[[ピレウス|ペイライエウス]]を建設し、これとアテナイまでの間に防壁を築き、[[トゥキュディデス]]の記述によれば、籠城の際には、ペイライエウスに避難するよう説いた。アテナイの増長を警戒したスパルタはこれに抗議したが、スパルタに使節として赴いたテミストクレスは会議への出頭を延期し続けて長城完成のための時間を稼いだ。<br /> <br /> [[ファイル:AGMA Ostrakon Thémistocle 3.jpg|thumb|陶片追放に用いられた[[オストラコン]]。「ネオクレスの子テミストクレス」と刻まれている]]<br /> しかし、ペルシア戦争での功労を以って、必要以上に名誉と権力を欲したことから信用を失い、[[陶片追放]]によってアテナイを追われた。その後[[アルゴス (ギリシャ)|アルゴス]]に赴いたが、政敵によって反逆罪の罪に問われたのと、[[スパルタ]]の将軍[[パウサニアス (将軍)|パウサニアス]]の反乱に加担したとの嫌疑をかけられたため、[[ケルキュラ]]に落ち延び、エピロス、マケドニアを経由して最終的にペルシアに亡命した。ここで国王に謁見するが、会ったのはクセルクセス1世とするものと[[アルタクセルクセス1世]]とするものがある。その際、テミストクレスはサラミスの海戦直後に恩を売ったことを持ち出し、ペルシア王から友好的に迎えられた。その後彼は一年間の暇乞いをしてペルシアの言葉と慣習を学び、その後あらためて[[小アジア]]の[[マグネシア]]を与えられた。彼はペルシア王からアテナイ遠征のための艦隊を率いるよう命じられたが、祖国に弓を引くのを良しとせず毒を飲んで自殺した。<br /> <br /> ==関連項目==<br /> * [[古代ギリシア]]<br /> <br /> ==参考文献==<br /> *ヘロドトス著　松平千秋訳『歴史』（上）（中）（下）（岩波文庫）<br /> *プルタルコス著　河野与一訳『プルターク英雄伝（二）』（岩波文庫）<br /> *馬場恵二著『ペルシア戦争　自由のための戦い』（教育社）<br /> *de Souza,Philip『The Greek and Persian Wars 499-386BC』Osprey Publishing<br /> *仲手川良雄著『テミストクレス』（中公叢書）<br /> <br /> ==外部リンク==<br /> {{commonscat|Themistocles|テミストクレス}}<br /> * [http://agora.qc.ca/reftext.nsf/Documents/Themistocle--La_vie_de_Themistocle_-_1e_partie_par_Plutarque La vie de Thémistocle par Plutarque]（プルタルコスによるテミストクレスの伝記）<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:てみくれとす}}<br /> [[Category:古代アテナイの人物]]<br /> [[Category:古代ギリシアの将軍]]<br /> [[Category:自殺した人物]]<br /> [[Category:ギリシャ・ドラクマ紙幣の人物]]<br /> [[Category:紀元前520年代生]]<br /> [[Category:紀元前450年代没]]</div>

219.164.105.55
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