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http:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=219.100.86.52&feedformat=atom miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-05-02T03:41:05Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 宝塚ファミリーランド 2018-08-02T10:05:37Z <p>219.100.86.52: /* 跡地 */箇条書き</p> <hr /> <div>[[ファイル:Takarazuka Family Land.JPG|thumb|300px|宝塚ファミリーランドメインゲート(2002年6月21日撮影)]]<br /> [[ファイル:TakarazukaFA.JPG|thumb|200px|宝塚ファミリーランドの正面看板(2003年3月22日撮影)]]<br /> [[ファイル:Ningyokan.jpg|thumb|200px|宝塚大人形館内部(2003年4月5日撮影)]]<br /> [[ファイル:Whitetiger02.jpg|thumb|200px|ホワイトタイガー(2003年4月5日撮影)]]<br /> &#039;&#039;&#039;宝塚ファミリーランド&#039;&#039;&#039;(たからづかファミリーランド)は、かつて[[兵庫県]][[宝塚市]]にあった[[遊園地]]兼[[動物園]]。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[阪急電鉄]]が経営していた遊園地で、[[阪急宝塚本線]]の終点である宝塚駅の東側にあった。駅から続く「花のみち」の南側に[[宝塚歌劇団|宝塚歌劇]]で有名な「[[宝塚大劇場]]」と、大浴場を備えた「宝塚大温泉」があり、北側に動植物園と遊園地があった。<br /> <br /> 園内西側には戦前から続く動植物園があり、[[象]]の飼育舎&lt;ref&gt;元は50m級の屋外プールがあった場所に設置されており、飼育舎の裏側には、観客スタンドの一部がそのまま残されていた。&lt;/ref&gt;やサル山、[[アシカ]]の泳ぐプール、[[キリン]]の飼育舎などの[[動物園]]施設と、熱帯の[[植物]]とともに動物を飼育展示していた立体動物園があった。<br /> <br /> 園内中央部から東側にかけては、[[ローラーコースター|ジェットコースター]]や[[メリーゴーラウンド|メリーゴーランド]]、[[観覧車]]などの遊戯施設や、[[昆虫]]の標本を展示していた「宝塚昆虫館」や創業者[[小林一三]]の生家、世界各国の民族衣装を着た[[人形]]を展示していた「宝塚大人形館」&lt;ref&gt;サブタイトルは「世界はひとつ」で後年「ファンタジーワールド」に変更、館内には世界各国の衣装を着た可愛い人形達が多数並べられ、来館者はゴンドラ風の乗り物で館内を巡る。出口では人形が[[宝塚歌劇団|宝塚]]お馴染みのフィナーレのように雛壇に並び来館者を送ってくれるという華やかな展示だった。基本は[[ディズニーランド]]の「[[イッツ・ア・スモールワールド]]」と同じアトラクション企画。1997年3月14日、リニューアル工事完成。&lt;/ref&gt;、阪急電鉄の車輌の実物や模型などを展示する「電車館」、日本庭園などが設置されていたエリアがあった。<br /> <br /> 園内を一周する[[モノレール]]や、東西を往復する[[ロープウェー]]などもあった。<br /> <br /> == 歴史 ==<br /> 宝塚ファミリーランドの前身である「宝塚新温泉」は、箕面有馬電気鉄道の終点となった宝塚への旅客誘致を目的として、[[1911年]](明治44年)[[5月1日]]に開業した。宝塚には、武庫川右岸に[[宝塚温泉]]があり賑わっていたが、左岸に新たに温泉施設を設置した。さらに翌年、宝塚新温泉の隣に食堂や演舞場、国内初の室内プール(暖房設備は無く男女共泳も禁止だったという&lt;ref name=&quot;hochi&quot;&gt;スポーツ報知 2013年1月12日、22面「おゝ宝塚100周年」&lt;/ref&gt;)などのレジャー施設を設置して、「宝塚新温泉パラダイス」となった。<br /> <br /> [[1913年]](大正2年)には、不人気の為に閉鎖された室内プールを改装した劇場(脱衣場が舞台でプールが客席&lt;ref name=&quot;hochi&quot;/&gt;)でのアトラクションの為、「宝塚唱歌隊」を結成、やがて「宝塚少女歌劇養成会」と改称し、のちの[[宝塚歌劇団]]として発展する。<br /> <br /> [[1924年]](大正13年)、前年に焼失した劇場の再建にあわせ、4000人収容の[[宝塚大劇場]]と、遊戯施設を設置した遊園地「ルナパーク」が完成、さらに[[1928年]](昭和3年)には「大植物園」が完成、さらに図書館や屋外プールなどが完成し、温泉・歌劇・動植物園に遊戯施設が揃った。<br /> <br /> [[太平洋戦争]]中は、歌劇の公演休止や温泉施設が軍に徴用されるなどして施設は閉鎖を余儀なくされた。飼育動物の一部は、空襲下での脱走予防のため、[[1944年]](昭和19年)[[3月5日]]に殺処分された([[戦時猛獣処分]])。敗戦後の米軍による施設接収を経て、[[1946年]](昭和21年)には大劇場が再開されて宝塚歌劇が公演を再開、また園内の遊戯施設も順次整備され、ジェットコースターやロープウェーの設置、「宝塚交通館」(のちの電車館)も設置された。<br /> <br /> [[1960年]](昭和35年)、宝塚新温泉の開園50周年を記念して、動植物園や遊戯施設を含めた名称を一般から公募し、その結果「&#039;&#039;&#039;宝塚ファミリーランド&#039;&#039;&#039;」が選ばれ、以後はこの名称で呼ばれる様になった。同年には、武庫川左岸の温泉設備を拡張・整備して、「宝塚ヘルスセンター」(のち「宝塚大温泉」に改称)も開業、折からのレジャーブームとともに入園者数は増加し、関西地区屈指のレジャーゾーンとして活況を呈する様になった。<br /> <br /> [[1967年]](昭和42年)には、園内東側の敷地に「宝塚大人形館 世界はひとつ」が開館、さらに二重大観覧車の設置や急流すべり、お化け屋敷や屋外プールの設置も行われ、施設は充実した。<br /> <br /> [[1980年]](昭和55年)には、隣接する「宝塚映画」(後の[[宝塚映像]])の敷地を利用して、完全屋内設置のジェットコースターである「スペースコースター」の設置や、「大人形館」の改築が実施された。さらに急流すべりが移築され&lt;ref&gt;日本最大級の急流すべりが動物園内(ズーガーデン)を横切るコースで設けられ、本物の動物に遭遇できるようになっていた。&lt;/ref&gt;、跡地には、屋外プール(冬にはアイススケート場としても使用された)が拡張された。<br /> <br /> 一方動物園では、新たに[[トラ|ホワイトタイガー]]&lt;ref&gt;アメリカから有名マジシャンを招へいした長期イベントの折に、マジシャンが飼う白い仔トラを遊園地に友好の証しとして寄贈された。&lt;/ref&gt;が飼育され、繁殖にも成功し、宝塚ファミリーランドのシンボルとして人気を博した。<br /> <br /> [[1980年]]代末には、「宝塚大温泉」は役割を終えて閉鎖され、跡地は[[宝塚大劇場]]の改築に備えて駐車場などに転用された。また宝塚映画のスタジオを改装したイベントホールが設置され、様々なイベントや展示会が開催された。<br /> <br /> しかし、[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]を始めとした大型アミューズメントパークの開園や、レジャーの多様化、[[少子化]]などの影響もあって、次第に入園者数は減少し始め、阪急電鉄では[[2003年]](平成15年)[[4月7日]]&lt;ref&gt;奇しくも『[[鉄腕アトム]]』の主人公アトムの原作設定での誕生日だった。原作者の[[手塚治虫]]も来園経験があり、[[宝塚市立手塚治虫記念館]]はここの隣接地にある。&lt;/ref&gt;をもって宝塚ファミリーランドの閉園を決定した&lt;ref&gt;隣接する[[西宮市]]にある[[阪神電気鉄道|阪神]]系の[[甲子園阪神パーク]]も直前の2003年3月30日を以て閉園した。&lt;/ref&gt;。このニュースは大きく取り上げられ、閉園を惜しむ声が多数寄せられた事から、同年4月29日からガーデンゾーンを「宝塚ファンタジーガーデン」として期間延長して営業再開した。<br /> <br /> そして、同年8月31日をもって完全に営業を終了し、宝塚新温泉から数えて90年以上の歴史に幕を閉じた。<br /> <br /> == 跡地 ==<br /> 閉園後の跡地は、整地の上でガーデン、住宅系、商業系、歌劇の4つのゾーンに分けて再開発されることとなり、このうち、ファミリーランド時代に遊戯施設などが設置されていた園内中央部のエリアが、ガーデンゾーンとして2003年[[9月26日]]に[[イングリッシュガーデン]]風の有料公園「[[宝塚ガーデンフィールズ]]」として生まれ変わった。<br /> <br /> 園内西側のエリアは商業系ゾーンとして使用され、[[2005年]](平成17年)4月にイタリアンレストラン「イゾラベッラ・オペレッタ・ア・タカラヅカ」が開業したほか、同年6月中旬から7月上旬には大型ベビー用品専門店「[[ベビーザらス]]」と、[[スポーツクラブ|フィットネスクラブ]]「[[ティップネス]]」が開業した。また、住宅展示場「宝塚ハウジングガーデン」としても利用されている。<br /> <br /> 園内東側のエリアは住宅系ゾーンとして利用される事となり、2005年秋にも住宅地の造成を着工の予定としていたが、後一部エリアを[[関西学院]]が学校用地として取得し、[[2008年]](平成20年)4月に[[関西学院初等部]]が開校した。また住宅地には大型[[マンション]]が2棟建設された。<br /> <br /> 集客のメインである歌劇ゾーンは、大劇場・バウホールや駐車場を中心に再開発されるとしているが、現在のところは未定である。<br /> <br /> 数々の施設が開業したため、ファミリーランドがあった頃の面影は殆どなくなってしまったが、かつての遊戯施設として唯一[[メリーゴーラウンド|メリーゴーランド]]が残されて営業していた。これも[[2011年]](平成23年)3月に解体され、駐車場に整備された。<br /> <br /> なお、前述の「宝塚ガーデンフィールズ」も、[[2013年]](平成25年)[[12月24日]]をもって閉園されており現存していない&lt;ref&gt;{{Cite web |url=http://www.gardenfields.jp/info/20120927_2553/ |title=【重要なお知らせ】宝塚ガーデンフィールズの営業終了について |publisher=株式会社阪急アミューズメントサービス |accessdate=2015-06-15 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20131108130734/http://www.gardenfields.jp/info/20120927_2553/ |archivedate=2013-11-08 |deadlinkdate= 2015年6月 }}&lt;/ref&gt;。<br /> 今後の宝塚ファミリーランドの跡地は、<br /> <br /> *宝塚市が購入し、活用策を検討した上で2019年に再オープンの計画<br /> *旧宝塚歌劇記念館跡地は宝塚音楽学校や宝塚歌劇団の生徒寮「すみれ寮」を移転新築<br /> *その他の部分は阪急電鉄による再開発<br /> <br /> などが予定されている。<br /> <br /> == 入園料 ==<br /> 入園料は、大温泉・動植物園・遊戯施設共通であり、一度入園料を支払って場内に入場すると、いずれの施設ともに利用出来た。<br /> <br /> また園内では、遊戯施設を利用するための「のりもの券」が発売されており、予めそれを購入する事で、遊戯施設で現金を支払う手間を省いていた。<br /> <br /> 一方、歌劇を見る場合、初代大劇場([[宝塚バウホール]]を含む)で公演されていた頃は歌劇のチケットにファミリーランド入園料は含まれていなかった為、現地で改めて入園券を購入しなければならなかったが、2代目大劇場の開業時にファミリーランド入園料を含むように変更された。<br /> <br /> == テーマソング ==<br /> * 「世界はひとつ」<br /> ** 「宝塚大人形館 世界はひとつ」のテーマ曲。作詞:[[内海重典]]、作曲:[[寺田瀧雄]]<br /> ** [[1968年]]に[[日本コロムビア]]からシングルレコード(ASS-374)として発売(歌:[[上月晃]]、[[眞帆志ぶき|真帆志ぶき]]、[[麻鳥千穂]]、[[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]])。<br /> * 「宝塚ファミリーランドマーチ」<br /> ** [[東宝レコード]]からシングルレコード(AT-4073)として発売。<br /> * 「『大人形館 ファンタジーワールド』 テーマソング」<br /> ** かつて、ファミリーランドの大人気アトラクション「宝塚大人形館 世界はひとつ」がリニューアルし、名前と楽曲を変えてオープンした。<br /> <br /> == その他 ==<br /> * お笑いコンビ[[DonDokoDon]]の[[山口智充]]と[[平畠啓史]]はかつてここに勤めており、出会う事となる。ここで山口はイベントの司会業を、平畠はイベントの音響を担当していた。<br /> *元宝塚女優の音花ゆりの妹、女優の相武紗季は高校生時代、ここでアルバイトをしていた。<br /> * ホワイトタイガーは閉園後、[[東武動物公園]]・[[秋吉台サファリランド]]・[[姫路セントラルパーク]]・[[大牟田市動物園]]に移された。<br /> * [[連続テレビ小説|NHK朝の連続テレビ小説]]『[[ぴあの]]』ではヒロインら4姉妹が同ランドに行くシーンが幾度か登場した。<br /> * 宝塚映画が製作した映画やテレビ番組には、園内の施設が頻繁に登場していた。<br /> * [[日本テレビ放送網|NTV]]系ドラマ『[[大都会 闘いの日々]]』の第14回「もう一人の女」で、動物園・植物園エリアにて撮影が行われており、[[1976年]]当時園内にあった猿山やオットセイ池が登場する。<br /> * 園内を周回していた[[モノレール]]は、スポンサーが[[東芝]]だったこともあり、ラッピングにアニメの[[サザエさん]]一家が施されていた時期もあった。<br /> * 1982年8月22日に「[[仮面ライダーZX|仮面ライダー10号]]ネーミング発表会」が開催された。<br /> * 大人形館のテーマソング「世界はひとつ」の替え歌が、阪急の後身球団である[[オリックス・バファローズ|オリックス・ブルーウェーブ]]に所属した外国人選手の応援歌(前半のメロディーのものが[[タイゲイニー]]、後半のものが[[フランシスコ・カブレラ]]、[[ジェームス・ボニチ]])に使われた。<br /> * 園内では頻繁にイベントが開催された。[[恐竜]]を題材にした「恐竜展」や、「ロボット博」などは人気を博した。また「[[ゲゲゲの鬼太郎]]」を題材としたイベントも頻繁に行われていた。当時あった「阪急ブレーブスこども会」の特典としてイベント付入場券または割引券が配布された。<br /> * 園内にあった電車館は、建物の老朽化と園内東側地区の改装の為に[[1993年]]に閉鎖され、展示物は新たに設置された宝塚のりもの館(旧・電車館)に移設されたが、阪急電鉄の車両([[箕面有馬電気軌道1形電車|1]]・[[新京阪鉄道P-4形電車|10]])は[[阪急電鉄正雀工場]]に移送の上保管されている。さらにファミリーランドの閉鎖により宝塚のりもの館が閉鎖されると、展示されていた展示物の多くも正雀工場に移され、春・秋のレールウェイフェスタで展示されている。<br /> ** [[能勢電鉄|能勢電気軌道]]経由で保存されていた旧[[大阪市電]](二階建て電車)の台車は、大阪市の市営交通100周年を記念して、[[大阪市交通局]]に寄贈された。現在、緑木検車場内に保存されている。<br /> ** [[蒸気機関車]]・[[東レ|東洋レーヨン]][[国鉄1045形蒸気機関車|103号機]]並びに[[京都市電]]N電は、[[加悦SL広場]]へ譲渡され&lt;ref&gt;{{Cite journal|和書 |title = 鉄道記録帳2003年9月 |journal = RAIL FAN |date = 2003-12-01 |issue = 12 |volume = 50 |publisher = 鉄道友の会 |page = 22}}&lt;/ref&gt;現役当時に近い姿に修復されて静態保存展示されている。<br /> * [[1975年]]に園内の電車館横に移設された小林一三の生家は、園の閉鎖により解体の上、保管されている。<br /> * 宝塚大温泉には、男女大浴場の他、舞台付き宴会場、レストランおよびゲームセンターがあり、大温泉だけの利用も可能だった。閉鎖後は駐車場となった。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> &lt;references/&gt;<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [{{NDLDC|1234531/800}} 『全国乗合自動車総覧』](国立国会図書館デジタルコレクション)宝塚新温泉の空撮<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:たからつかふあみりいらんと}}<br /> [[Category:日本の遊園地 (閉園)]]<br /> [[Category:日本の動物園|廃たからつかふあみりいらんと]]<br /> [[Category:廃止された動物園]]<br /> [[Category:兵庫県の観光地|廃たからつかふあみりいらんと]]<br /> [[Category:宝塚市の歴史]]<br /> [[Category:阪神間モダニズム]]<br /> [[Category:阪急阪神東宝グループの歴史]]<br /> [[Category:1911年開業の施設]]<br /> [[Category:2003年廃止]]</div> 219.100.86.52
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