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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-03T18:33:47Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
盆栽
2018-07-17T15:45:27Z
<p>180.39.13.135: /* 歴史 */</p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2010年7月}}<br />
[[ファイル:Japanese Black Pine, 1936-2007.jpg|thumb|マツの盆栽]]<br />
'''盆栽'''(ぼんさい)とは、草木を[[鉢]](盆栽鉢、盆器)に植えて、枝ぶり、葉姿、幹の肌、根及び鉢、もしくはその姿全体を鑑賞する[[趣味]]。自然の風景を模して造形するのが特徴である。<br />
<br />
==特徴==<br />
[[植物]]を観賞する方法として、[[植木鉢]]に栽培するのは広く行われるもので、鉢物などと呼ばれる。盆栽は広義にはこれに含まれるが、盆栽はその中で独自の位置を持つ。その目的は自然の風景を、植木鉢の中に切り取って作り出すところにある。その[[植物]]の、野外で見られる大木の姿を、鉢の上に縮小して再現することを目指すものである<ref>[[#西|西(1971)]]、26–29ページ。</ref>。そのために[[剪定]]を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定し時に屈曲させ、あるいは岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも楽しみの一つとされる。<br />
<br />
施肥、剪定、針金掛け、水やりなど手間と時間をかけて作る。生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力の一つである。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
[[中国]]で[[唐]]の時代に行われていた「[[盆景]]」([[:en:Penjing|en]])が[[平安時代]]に[[日本]]へ入ってきて始まった。古くは、「盆山」、「鉢木」、「作りの松」などとも呼ばれた<ref>依田(2014)、7ページ</ref>。能には「[[鉢木]]」の演目があり、鎌倉時代には武士階級の趣味として広く普及していた。[[江戸時代]]になると盆栽の栽培が盛んになり、盆栽や園芸は興隆する。[[明治|明治時代]]以降も盆栽は[[粋]]な趣味であったが、培養管理・育成には水やりなどの手間や数年がかりの長い時間が必要なために、生活環境の推移によって次第に愛好者は時間的余裕のある熟年層が多くなった。そのため、戦後から[[1980年代]]ぐらいまでの間は、年寄り臭い趣味とされたこともあった。しかし、[[1990年代]]以降盆栽が海外でも注目を集め、英語でもBONSAIと呼ばれることもある。<br />
<br />
== 樹齢 ==<br />
名品と評される盆栽においては樹齢100年〜300年以上のものが知られるが、近時は盆栽の促成栽培の技術が向上し、短期間でも(例えば10年未満)相応のものに仕上げられることがある。樹齢が明記されることも少なくないが、実際には樹齢の正確な把握は容易でないことに注意を要する。<br />
<br />
== 種類 ==<br />
[[ファイル:Bonsai_Osaka-tenmangu01-r.jpg|thumb|盆梅]]<br />
* 木を中心としたもの<br />
** 松柏類 - [[マツ|松]]、[[シンパク|真柏]]、[[ネズ|杜松]]、[[スギ|杉]]など<br />
** 実物 - 実を鑑賞するもの。[[ウメモドキ]]、[[カキノキ|柿]]、[[カリン (バラ科)|花梨]]、[[ヒメリンゴ]]など<br />
** 花物 - 花を鑑賞するもの。[[ウメ]]、[[ボケ (植物)|ボケ]]、[[サクラ]]、[[サツキ]]など<br />
** 葉物 - 葉姿を鑑賞するもの。[[カエデ]]、[[ケヤキ]]、[[ハゼノキ]]、[[タケ]]など<br />
** 松柏類以外のものを総称して「雑木」ともいう<br />
* 草を中心としたもの<br />
* 異種の植物や造形物を組み合わせたもの(寄せ植え、彩花盆栽など)<br />
<br />
=== 品種もの ===<br />
数ある松の品種の中でも、葉の短く、節間が短い「八房(やつぶさ)」という種類が盆栽においては小さい鉢の中で大木を表現するのに適するため珍重される。黒松(寿、寸梢など)や五葉松(銀八房五葉=略して銀八、瑞祥、九重、明星など)に多い。<br />
<br />
過去において八房ブームの時代があり、特に八房五葉松は投機の対象となって広がるとともに値段が高騰し粗製乱造されるにいたって評価を落とした時期もあった。しかし近年、樹齢50年足らずの瑞祥が盆栽展の中でも最高峰ともいわれる「[[国風展]]」でグランプリをとり、再び評価されるようになってきている。<br />
<br />
また石化性と言って葉や幹の一部が刷毛状になるものもその形の面白さから珍重される。石化ヒノキや石化黒松、石化スギがこれに当たる。<br />
<br />
=== ドライ盆栽 ===<br />
'''ドライ盆栽'''(ドライぼんさい)は、[[盆栽]]の一種。「枯れ盆栽」とも呼ばれる。盆栽業者の藤田茂男と、キュレーションジャパンの西園寺薫によって開発された<ref name="mdn">{{Cite news|url=https://www.mdn.co.jp/di/newstopics/46372/|title=管理に手がかからないドライ盆栽などが展示される「NEW BONSAI ART展」が開催|newspaper=MdNニュース|date=2016-08-16|accessdate=2017-08-18}}</ref>。通常、盆栽は生きている樹木を剪定や水やりなどの手入れによって維持する必要があるのに対し、「枯れた状態」であるためそうしたメンテナンスが不要である<ref name="mdn"/><ref name="NHK">{{cite news| url=http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2016/06/0626.html | title=“BONSAI”で人気復活に挑む | publisher=NHK | date=2016-06-26 | accessdate=2017-08-17 }}</ref>。<br />
<br />
== 樹形 ==<br />
{{独自研究|section=1|date=2010年7月}}<br />
; 直幹(ちょっかん)<br />
: 幹が上に向けて垂直に一直線に伸びている形を直幹と呼ぶ。幹が根元から樹芯へ徐々に細くなっていくのが理想である。これを「こけ順がよい」と言う。枝も前後左右に順序よく出ており、枝と枝の間隔も上に行くに従って、狭くなっていくような状態を「枝順がよい」と言う。そして根も四方八方に伸びた根張りが理想的である。<br />
; 模様木(もようぎ)<br />
: 幹が左右に曲線を描くように曲がっている木を模様木と呼ぶ。こけ順が素直で、模様が前後左右にバランス良く曲がっていることが重要である。枝の出し方には注意が必要であり、自然樹のように枝は曲の外側に残して、内側の枝は剪定をする。根元からの垂直線上に樹芯があると、観る者に安定感を与える。<br />
; 斜幹(しゃかん)<br />
: 一方向からの風に晒されていたり、障害物などがあるために根元から斜めに立ち上がり、樹芯にかけて一方向に傾いた樹形を斜幹と呼ぶ。枝は一方になびかないで、前後左右に伸び出しているのが特徴である。<br />
; 吹流し(ふきながし)<br />
: 斜幹よりも、さらに過酷な環境に曝されて、幹も枝も一方向になびき、樹高よりも長く枝が伸びたものを、吹き流しと呼ぶ。これは、枝先の位置以外は半懸崖と似ている。<br />
; 懸崖(けんがい)<br />
: 海岸や渓谷の断崖絶壁に生えて、幹が下垂して生育を続ける樹木の姿を表現したものを懸崖と呼ぶ。ちなみに、幹や枝が鉢の上縁よりも下に垂れ下がっているものを懸崖、鉢の上縁ぐらいのものを半懸崖、と呼ぶ。<br />
; 蟠幹(ばんかん)<br />
: 幹が著しく捩れているもの、または捩れて成長する性質のものを捩幹と呼び、幹が更にネジれた状態、あたかも蛇がとぐろを巻いた様な樹形を蟠幹と呼ぶ。<br />
; 箒立ち(ほうきだち)<br />
: 幹の途中から、放射状に細かく分かれてどれが主幹なのか、区別のつかなくなった樹形で、それがあたかも竹箒に似ているので箒立ちと呼ぶ。枝の素直な分岐と、分岐点と樹高などとのバランスが鑑賞のポイントになる。<br />
; 根上り(ねあがり)<br />
: 厳しい生育環境により、地中で分岐した根元の部分が、風雨に晒されて表土から浮き出して露出している状態を根上りと呼ぶ。<br />
; 多幹(たかん)<br />
: 根元から複数の幹が立ち上がったもの。幹が2本のものを双幹、3本のものを三幹、5本以上のものを株立ちと呼ぶ。幹数は奇数が好まれており、2本以外の偶数は嫌われるので避ける。<br />
; 根連なり(ねつらなり)<br />
: 3本以上の複数の同樹種の根が癒着して1つに繋がっているもの、または立木が地面に倒れて地中に埋まり、元は枝であったものが幹として育ち、その枝元からも根を出して、根が一つに繋がっている様な多幹樹形である。これと似たものに、'''筏吹き'''がある。これも、立木が地面に倒れて、元は枝であったものが、幹として育ち多幹樹形となったもので、根連なりと違う点は、根が1ヶ所にある。多幹樹形と同様に、幹数は偶数を避ける。<br />
; 寄せ植え(よせうえ)<br />
: 複数の木を一つの鉢や石に植え付けたものを寄せ植えと呼ぶ。同樹種だけの物や、異種の植物を組み合わせた物、または造形物などと組み合わせてより創作性を高めた作品もある。<br />
; 文人木(ぶんじんぎ)<br />
: 中国の南画に見られる様な樹形が発端。明治時代の文人達に好まれたのでこの様に呼ぶ。現在では、細幹で枝数少なく枝嵩も小さいものも文人木と呼ぶ。<br />
; 石付(いしつき)<br />
: 石に根を這わせるなどして植え付けたもの。より自然な風景を想像させること、石の持つ情景との組合せが多彩なことといった理由から人気が高い。<br />
;変わり木<br />
: 上記の範疇に入りきらないものもあり、そういうものは多くの場合変わり木といわれる。<br />
<gallery><br />
ファイル:Bonsai streng aufrechte Form.svg|直幹<br />
ファイル:Bonsai locker aufrechte Form.svg|模様木<br />
ファイル:Bonsai windgepeitschte Form.svg|吹流し<br />
ファイル:Bonsai Kaskaden-Form.svg|懸崖<br />
ファイル:Bonsai Halbkaskaden-Form.svg|半懸崖<br />
ファイル:Bonsai Bankan-Form.svg|蟠幹<br />
ファイル:Bonsai Besen-Form.svg|箒立ち<br />
ファイル:Bonsai Doppelstamm-Form.svg|双幹<br />
ファイル:Bonsai Literaten-Form.svg|文人木<br />
</gallery><br />
=== 神と舎利 ===<br />
[[ファイル:Juniperus rigida-Bonsai.jpg|thumb|幹に舎利をもつネズの盆栽]]<br />
枝や幹の一部分が枯れることによって、樹皮が剥がれ白色の木質部分が剥き出しになることがある。こうなった部分を、枝で起こったものを神(ジン)、幹で起こったものを舎利(シャリ)と呼ぶ。自然に起こるものだが、盆栽では[[彫刻刀]]などで削り人為的に作り出すという技法がある。主に真柏などの松柏に行うが、梅などにも施すことがある。<br />
<br />
== 主な産地 ==<br />
[[香川県]][[鬼無|鬼無地方]]は松盆栽のシェア8割を占める。<br />
<br />
その他にも盆栽育成の盛んな地域があり、[[埼玉県]][[川口市]][[安行村|安行地区]]や[[さいたま市]]の[[大宮盆栽村]]が挙げられる。<br />
<br />
== 日本から世界へ ==<br />
[[ファイル:Liberdade, São Paulo, Bonsai.jpg|thumb|[[ブラジル]]・[[サンパウロ]]の[[リベルダージ]](東洋人街)の露店で販売中の盆栽(2014年10月)]]<br />
<br />
日本の盆栽は[[ヨーロッパ]]では[[1970年]]頃から「Bonsai」として根強い人気がある。盆栽は日本から盛んに輸出されるほか、ヨーロッパ産の木を盆栽に仕立てることも一般化している。<br />
<br />
1970年代にはすでに[[米国]]や[[ヨーロッパ]]において盆栽協会がある。ヨーロッパにおいて最も盆栽文化が普及した国は[[イタリア]]とされ、[[1964年]]に[[村田憲司]]「盆栽入門書」が初めてイタリア語に翻訳されたのを皮切りに、盆栽の愛好家が少しずつ増えていった。1970年代後半から日本からの盆栽輸入が始まり、1980年初頭に盆栽愛好会などが誕生しはじめた。愛好家や盆栽専門家による盆栽展なども各地で開催されるようになり、イタリアには日本にもない盆栽のための[[専門学校]]まである。<br />
<br />
[[1989年]][[4月6日]]〜[[4月9日|9日]]に第1回世界盆栽大会が[[大宮市]](現[[さいたま市]])にて開催され、参加国は32ヵ国、参加者は1200人に達した。それにあわせて、世界盆栽友好連盟(WBFF)が発足。また、第1回世界盆栽大会を訪れて影響を受けたイタリア人によって、[[1990年]]にはイタリアで第1回「ヨーロッパ盆栽大会」が開催された。1989年以降、4年ごとに世界各地で世界盆栽大会が開かれるようになり、これまで[[米国]]の[[ニューオーリンズ]](第2回)、[[大韓民国|韓国]]の[[ソウル特別市|ソウル]](第3回)、[[ドイツ]]の[[ミュンヘン]](第4回)、[[ワシントンD.C.]](第5回)、[[プエルトリコ]]の[[サンフアン (プエルトリコ)|サンフアン]](第6回)、[[中華人民共和国|中国]]の[[金壇市]](第7回)で開催された。[[2017年]]の第8回世界盆栽大会は初回開催地のさいたま市で4月27日〜4月30日の4日間で開かれ、[[2021年]]の第9回大会を[[オーストラリア]]の[[パース (西オーストラリア州)|パース]]で開催すると発表された。<br />
<br />
[[2008年]][[10月15日]]、[[オランダ]]輸出向けの庭木より[[ゴマダラカミキリ]]が寄生されたものが見つかったことにより輸入規制強化の緊急措置が施行された。ゴマダラカミキリが侵入しない施設で2年間生育されたもの以外は輸入を認めないとする内容であり、[[2009年|2009]]、[[2010年]]度の輸出が事実上不可能となった<ref>{{Cite news|url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090409-OYT1T00600.htm|title= 「BONSAI」輸出ピンチ EU、突然の規制強化|newspaper=[[朝日新聞]]|date=2009-04-12}}{{リンク切れ|date=2012-07-16}}</ref>。<br />
<br />
[[JETRO]]によると、盆栽と[[庭木]]を合わせた日本の輸出額は、[[2001年]]時点で6億4000万円だったが、[[2011年]]には過去最高の67億円に達した。<br />
<br />
なお、基本的に植物であるため、海外に発送するときには[[検疫]]が必要となる。[[インターネットオークション]]などが発達し、国境を超えた個人間の売買が簡単になった近年では、[[検疫]]を行わずに盆栽を日本国外に輸出しようとする事件が時折発生している<ref>{{cite news |title=人気の盆栽“違法輸出”「検疫は時間と手間かかる」 |newspaper=[[テレビ朝日]] |date=2014-05-13 |url=http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000026790.html |accessdate=2014-05-17}}</ref>。<br />
<br />
2016年2月、日本人クリエーター[[今吉将之]](Masanori Imayoshi)が磁力の力で浮かせる[[空中盆栽]](Air Bonsai/The floating Bonsai)を発明、米国のクラウドファンディングで発表。米国誌「TIME」で紹介されたことにより、Bonsaiの名前が世界中に広まる。<br />
<br />
[[2017年]]4月27日〜4月30日、史上最大規模の盆栽イベント「世界盆栽大会inさいたま」が28年ぶりに日本で盛大に開催され大成功をおさめた。<br />
参加国は40ヵ国、参加者は1200人にのぼった。<br />
<br />
== 団体 ==<br />
[[1965年]]、盆栽愛好家の団体「[[日本盆栽協会]]」が設立される。盆栽師、盆栽コレクターだけでなく、盆栽を楽しみたいという初心者でも入会ができる。海外の会員も多い。<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* {{Cite book|和書|author=西良祐|title=盆栽入門 鉢物から盆栽へ|publisher=文研出版|year=1971|ref=西}}<br />
* {{Cite journal|和書|journal=|title=欧州地域(イタリア、ベルギー)における盆栽輸出可能性調査(平成21年度)|volume=|issue=|pages=|author=[[日本貿易振興機構]]、農林水産部・農林水産調査課|publisher=|date=2010-03|id=|url=https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000186/bonsai.pdf}}<br />
* 米国誌「TIME」2016-02-04 「[http://time.com/4207602/the-floating-bonsai/ The Floating Bonsai]」<br />
*依田徹『盆栽の誕生』大修館書店、2014年。<br />
<br />
== 出典・脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[園芸]]<br />
* [[ガーデニング]]<br />
* [[造園]]<br />
* [[植木鉢]]<br />
* [[大宮盆栽村]]<br />
* [[フェリペ・ゴンサレス]]<br />
* [[水石]]<br />
* [[寄せ植え]]<br />
* [[ホンノンボ]]([[:en:Hòn Non Bộ|en]]、[[:vi:Hòn Non Bộ|越]]) - ベトナムの園芸。盆栽と同じく盆景から派生した。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commons&cat|Bonsai|Bonsai}}<br />
* [http://www.bonsai-kyokai.or.jp/index.htm 一般社団法人 日本盆栽協会]<br />
* [http://shohin-bonsai.or.jp/ 公益社団法人 全日本小品盆栽協会]<br />
* [http://www.shohin-bonsai.ne.jp/index.html 日本小品盆栽組合]<br />
* [http://bonsai.correiadasilva.net Bonsai care]<br />
* [http://world-bonsai-saitama.jp/ 第8回世界盆栽大会]<br />
<br />
{{Japan-culture-stub}}<br />
{{Normdaten}}<br />
{{DEFAULTSORT:ほんさい}}<br />
[[Category:盆栽|*]]<br />
[[Category:日本の文化]]<br />
[[Category:園芸]]</div>
180.39.13.135
道南
2018-07-08T12:50:16Z
<p>180.39.13.135: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|日本|北海道|frame=1}}<br />
<br />
'''道南'''(どうなん)とは、[[北海道]]の[[日本の地域|地域区分]]の1つであり、同[[道 (行政区画)|道]]の[[南|南西部]]、[[渡島半島]]とその周辺を指す。<br />
<br />
== 範囲 ==<br />
[[画像:Hokkaido subprefecture s.png|right|thumb|300px|旧[[支庁]]の管轄区分。]]<br />
明確な[[定義]]づけはないが、以下の[[地域]]を指すことが多い。<br />
* [[渡島総合振興局]](図の4番)<br />
* [[檜山振興局]](図の5番)<br />
例えば、[[北海道庁]]による「[[北海道#地域区分|地域生活経済圏]]」では、渡島・檜山の両管内を「道南圏」としており<ref>[http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssk/grp/h19aramashi_3_6.pdf 平成19年度政策]</ref>、多くの場合は「道南=[[渡島・檜山地方]]」と定義される。<br />
<br />
しかしより広い範囲を「道南」とする場合がある。例えば[[函館地方裁判所]]の管轄区域は渡島総合振興局・檜山振興局に加えて[[後志総合振興局]]の[[寿都郡]][[寿都町]]・[[黒松内町]]・[[島牧郡]][[島牧村]]を含む。また、[[農林水産省]]の地方組織である[[北海道農政事務所]]では後志全域を道南に含めている<ref>[http://www.maff.go.jp/hokkaido/network/index.html 北海道農政事務所]</ref>。<br />
更に[[国土交通省]]「川の防災情報」は渡島・檜山、後志のほか[[胆振総合振興局]]・[[日高振興局]]の範囲も道南として扱っている<ref>[http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=81&wtAreaCode=1610&itemKindCode=901&timeAxis=60 後志][http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=81&wtAreaCode=2120&itemKindCode=901&timeAxis=60 胆振](国土交通省 【川の防災情報】 観測所選択。後志・胆振・日高を道南に加えている)</ref>。<br />
[[観光]][[業種|業界]]では、渡島・檜山・後志・胆振・日高のほか[[石狩振興局|石狩]]まで道南に含める道外[[企業]]もある<ref>[http://meito.knt.co.jp/1/ca/101/ 近畿日本ツーリスト 北海道旅行(ツアー)] 2011年11月14日閲覧。</ref>。<br />
その他、胆振管内の[[室蘭市]]に[[本社]]を置く[[道南バス]]の主な[[営業]]地域は胆振・日高管内である<ref>[http://www.donanbus.co.jp/ 道南バスのホームページ(本社、胆振管内室蘭市)]</ref>。また、[[緊急地震速報]]では、渡島・檜山・胆振・日高が道南として扱われている。<br />
<br />
なお、道南のほかに[[道央]]、[[道北]]、[[道東]]という地域区分はあるが、'''道西'''という区分は存在しない。<br />
北海道の地形上の特性から、北海道西部を総称したい場合は「道南」が代わりに用いられる。<br />
<br />
== 人口・面積 ==<br />
道南の[[人口]]・[[面積]]は北海道全体の1割足らずである。<br />
: ※数値は2010年国勢調査確定値、2010年全国都道府県市区町村別面積調<br />
<br />
* 渡島・檜山の合計<br />
:: 人口:469,865人<br />
:: 面積:6,566.43 km<sup>2</sup><br />
:: [[人口密度]]:71.56人/km<sup>2</sup><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[渡島半島]]<br />
* [[渡党]]<br />
* [[和人地]]<br />
* [[道南十二館]]<br />
* [[松前藩]]<br />
* [[北前船]]<br />
* [[渡島国]]<br />
* [[後志国]]<br />
* [[胆振国]]<br />
* [[青森県#近代以降の年表|館県]]<br />
* [[道央]]<br />
* [[道北]]<br />
* [[道東]]<br />
* [[道南いさりび鉄道]]<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://donan.org/ 遊ぶべ!道南探検隊](道南地方の歴史が記載されている)<br />
<br />
{{日本の地域}}<br />
[[Category:道南|*]]</div>
180.39.13.135
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